2009年7月24日金曜日

*Magazine (July 24th)

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   09年 7月 24日
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選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(5)

●知識と「考えること(思考)」は別

 たいていの親は、知識と思考を混同している。「よく知っている」ことを、「頭のよい子」
イコール、「よくできる子」と考える。しかしこれは誤解。まったくの誤解。たとえば幼稚
園児でも、掛け算の九九をペラペラと言う子どもがいる。しかしそういう子どもを、「頭の
よい子」とは言わない。「算数がよくできる子」とも言わない。

中には、全国の列車の時刻表を暗記している子どももいる。音楽の最初の一章節を聞い
ただけで、曲名を当てたり、車の一部を見ただけで、メーカーと車種をあてる子どもも
いる。しかし教育の世界では、そういうのは能力とは言わない。「こだわり」とみる。た
とえば自閉症の子どもがいる。このタイプの子どもは、ある特定のことがらに、つよい
こだわりをもつことが知られている。

 考えるということには、ある種の苦痛がともなう。そのためたいていの人は、考えるこ
と自体を避けようとする。あるいは考えること自体から逃げようとする。一つの例だが、
夜のテレビをにぎわすバラエティ番組がある。ああいった番組の中では、見るからに軽薄
そうなタレントが、思いついたままをベラベラというより、ギャーギャーと騒いでいる。
彼らはほとんど、自分では何も考えていない。脳の、表層部分に飛来する情報を、そのつ
ど適当に加工して言葉にしているだけ。つまり頭の中はカラッポ。

 パスカルは「パンセ」の中で、『人間は考えるアシである』と書いている。この文を読ん
で、「あら、私もアシ?」と言った女子高校生がいた。しかし先にも書いたように、「考え
る」ということは、もっと別のこと。たとえば私はこうして文章を書いているが、数時間
も書いて、その中に、「思考」らしきものを見つけるのは、本当にマレなことだ。(これは
多分に私の能力の限界かもしれないが……。)

つまり考えるということは、それほどたいへんなことで、決して簡単なことではない。
そんなわけで残念だが、その女子高校生は、そのアシですら、ない。彼女もまた、ただ
思いついたことをペラペラと口にしているだけ。

 多くの親は、「ほら、英語教室」「ほら、算数教室」と子どもに知識をつけさせることを、
教育と思い込んでいる。しかし教育とはもっと別のこと。むしろこういう教育観(?)は
子どもから「考える」という習慣をうばってしまう。私はそれを心配する。
 

Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(6)

●いつも前向きの暗示を

 「あなたはどんどんよくなる」「あなたはさらにすばらしい子になる」という、前向きの
暗示が、子どもを伸ばす。前向きに伸びている子どもは、ものごとに積極的で攻撃的。何
か新しいことをしようかと提案すると、「やる」「やりたい」とか言って、くいついてくる。
これは家庭教育の常識だが、しかし問題は、子どもにというより、親にある。

 親自身がまず子どもを信ずること。「うちの子はすばらしい子だ」という思いが、子ども
を伸ばす。心というのはそういうもので、長い時間をかけて、相手に伝わる。言葉ではな
い。そこでテスト。

 あなたが子どもを連れて街の中を歩いていたとする。すると向こうから高校時代の同級
生が歩いてきた。そしてあなたの子どもを一度しげしげと見たあと、「(年齢は)いくつ?」
と聞いたとする。そのときあなたはどのように感ずるだろうか。

 自分の子どもに自身のある親はこういうとき、「まだ」という言葉を無意識のうちに使う。
「まだ5歳ですけど……」と。「うちの子はまだ5歳だけど、すばらしい子どもに見えるで
しょ」という気持ちからそう言う。しかし自分の子どもに自信のない親は、どこか顔をし
かめながら、「もう」という言葉を使う。「もう5歳なんですけどねえ」と。「もう5歳にな
るが、その年齢にふさわしくない」という気持ちからそう言う。

もちろんその中間ということもあるが、もしあなたが後者のようななら、あなたの心をつ
くりかえたほうがよい。でないと、あなたの子どもから明るさがますます消えていく。そ
うなればなったで、子育ては大失敗。ではどうするか。

 子どもというのは、一度うしろ向きになると、どこまでもうしろ向きになる。そして自
ら伸びる芽をつんでしまう。こんな子ども(中学女子)がいた。ここ一番というところに
なると、いつも、「どうせ私はダメだから」と。そこでどうしてそういうことを言うのかと、
ある日聞いてみた。すると彼女はこう言った。

「どうせ、○○小学校の入試で落ちたもんね」と。その子どもは、もうとっくの昔に忘れ
てよいはずの、しかも10年近くも前のことを気にしていた。こういうことは子どもの世
界ではあってはならない。

 そこでどうだろう。今日からでも遅くないから、あなたもあなたの子どもに向かって、「あ
なたはすばらしい子」を言うようにしてみたら……。最初はウソでもよい。しかしあなた
がこの言葉を自然な形で言えるようになったとき、あなたの心は今とは変わっているはず
である。当然、あなたの子どもの表情も明るくなっているはずである。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(7)

●子どもの横を歩く

 親意識の強い人は、「子どものことは私が一番よく知っている」と、何でもかんでも親が
決めてしまう。子どもの意思など、まったくの無視。たとえばおけいこごとを始めるとき
も、またやめるときもそうだ。「来月から、○○音楽教室へ行きますからね」「来月から、
今の教室をやめて、△△教室へ行きますからね」と。子どもは親の意向に振りまわされる
だけ。

 こうした子育てのリズムは、親が子どもを妊娠したときから始まる。ある母親は胎教と
称して、毎日おなかの子どもに、クラッシックや英会話のテープを聞かせていた。また別
の母親は、時計とにらめっこをしながら、その時刻になると赤ちゃんがほしがらなくても、
ミルクを赤ちゃんの口につっこんでいた。さらにこんな会話をしたこともある。ある日一
人の母親が私のところにきて、こう言った。

 「先生、うちの子(小3男児)を、夏休みの間、サマーキャンプに入れようと思うので
すが、どうでしょうか?」と。その子は、ハキのない子どもだった。母親はそれを気にし
ていた。そこで私が「お子さんは行きたがっているのですか?」と聞くと、「それが行きた
がらないので、困っているのです」と。こうしたリズムは、一事が万事。そこでこんなテ
スト。

 あなたの子どもがまだヨチヨチ歩きをしていたころ、(1)あなたは子どもの前を、子ど
もの手を引きながら、ぐいぐいと歩いていただろうか。それとも(2)子どものうしろや
横に回りながら、子どものリズムで歩いていただろうか。(2)のようであれば、よし。し
かしもし(1)のようであれば、そのときから、あなたとあなたの子どものリズムは乱れ
ていたとみる。今も乱れている。そしてやがてあなたは子どもとこんな会話をするように
なる。

 母「あんたは、だれのおかげでピアノを弾けるようになったか、それがわかっているの。
お母さんが毎週、高い月謝を払って、あなたを音楽教室へ連れていってあげたからよ」、子
「いつ、だれが、お前にそんなことをしてくれと頼んだア!」と。

 そうならないためにも、子どもとリズムを合わせる。(子どもはあなたにリズムを合わせ
ることはできないので。)今日からでも遅くないから、子どもの横かうしろを歩く。たった
それだけのことだが、あなたはすばらしい親子関係を築くことができる。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

ホップ・ステップ・子育てジャンプbyはやし浩司(8)

●方向性は図書館で

 子どもの方向性を知るためには、子どもを図書館へ連れていけばよい。そして数時間な
ら数時間、自由に遊ばせてみる。そしてそのあと、子どもがどんな本を読んでいるかを、
静かに観察する。そのときその子どもが読んでいる本が、その子どもの方向性である。た
とえばサッカーの好きな子どもは、サッカーの本を読む。乗り物や機械的なものが好きな
子どもは、そういう類の本を読む。この方向性をうまく利用すれば、子どもは伸びるし、
それにさからえば、子どもは伸びない。こんな例がある。

 子どもに「好きな本を1冊買ってあげるから、選びなさい」と言っておきながら、子ど
もが何か本を選んでくると、「こんな本ではダメ。もっとおもしろいのにしなさい」と。こ
ういう親の身勝手さは、子どもの方向性をつぶす。

それがたとえ親の意向に反したものであっても、「おもしろそうね。ママも読んでみたいわ」
と言ってあげる。そして子どもの方向性を前向きに伸ばしてあげる。たとえば本は嫌いで
も、ゲームの攻略本は読むという子どもはいくらでもいる。そういうときは、ゲームの攻
略本を利用して、本のおもしろさを子どもに教えればよい。

 要するに子育てで押しつけは禁物。イギリスの格言にも、「楽しく学ぶ子どもはよく学ぶ」
(Happy learners  learn  best.)というのがある。子どもに何かをさせたかったら、
まず楽しいということを教える。あとは子どもに任せればよい。子どもは自分で伸びる。
また多くの親は、「うちの子はやればできるはず」と言う。それはそうだが、しかしやる、
やらないも、「力」のうち。そういうときは「やってここまで」とあきらめる。このあきら
めが子どもを伸ばす。

 話はそれたが、これからはプロが伸びる時代。そのためには、子どもの一芸を大切にす
る。この一芸が子どもを側面から支え、ばあいによっては、子どもの職業となることもあ
る。そういう意味でも、子どもの方向性は大切にする。


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【思考回路】(Thinking Process)

●思考回路

人間の行動の99%以上は、脳の中に
できあがった思考回路に沿ってなされる。

たとえばテーブルの上のリンゴをつかむとき、
それをどうつかむか、いちいち考えてする人はいない。
自然に手は動き、指はリンゴをつかむ。

同じように、今度はまったく新しいものを
つかむときも、それがはじめてのものであっても、
どうつかむか、それをいちいち考えてする人はいない。

脳の中に、すでに(つかむ)という動作について、
思考回路ができあがっているからである。

これは行動、動作に関する思考回路ということになるが、
同じように、思考、感情に関する思考回路もある。

たとえば何かのことで不愉快に思ったとする。
するとそれが何であれ、その人は自分の思考回路に
したがって、その問題を解決しようとする。
たとえば暴力団の人なら、(不愉快)→(暴力で
解決)というふうに、思考を肥大化するかもしれない。

が、ここで誤解してはいけないのは、思考がそのまま
行動につながるというわけではない。
(思考)→(感情の肥大化)と進み、それが臨界点を
超えたとき、(暴力)という行為につながっていく。

具体的に考えてみよう。

●感情の思考回路

たとえば、何かのことで不愉快になったとしよう。
近隣の人が、このところ何かとあなたの様子をうかがって
いる(?)。
あなたはそういう疑惑をもったとする。

するとそれまでにそういう思考回路ができている人は、
(疑惑)→(妄想)→(怒り)というように、感情を発展させていく。

そのとき、そういう思考回路のない人は、(疑惑)そのものを
もたない。
疑惑をもつということは、すでにそれ以前に、そうした思考回路
を作ってしまったということになる。
似たような経験があったというように考えてもよい。

たとえば子どものころ、仲間に意地悪をされたとか、など。
(筆箱がなくなった)→(だれかが隠した)→(いじめられた)と。

あとはその思考回路に従って、(怒り)を増大させる。
(暴力)という結果につながるかどうかは、あくまでも、
その結果、ということになる。

ただ暴力団の人は、(多分?)、暴力の使い方をよく知っているから、
即、「ぶん殴ってやれ!」というように考えるかもしれない。
私のばあいは、何か問題が起きるとすぐ、「文章を書いて解決
しよう」と考える。
それが思考回路ということになる。

●善玉思考回路vs悪玉思考回路

が、思考回路が悪いというのではない。
先に書いた、テーブルの上のリンゴをつかむときにしても、
思考回路ができあがっているため、それをスムーズにつかむことができる。
何も考えないで、つかむことができる。

思考にしても、そうだ。

大切なのは、どういう思考回路に沿って、ものごとを
考えるかということ。
そういう意味で、私は思考回路を、(1)善玉思考回路と、(2)悪玉思考回路
の2つに分けて考える。

(1)善玉思考回路

たとえば目の前に大きな問題が立ちふさがったとする。
たとえば義父の介護問題が起きたとする。
要介護度は3だが、勝手に台所へ入ってきて、いろいろなものを
散らかしてしまう。
ときに居間で、おむつの間から、便を漏らしてしまうこともある。

そういう状況になったとき、介護者であるあなたは、
いろいろな対策を考える。
義父が部屋から出られないようにする。
が、それはかわいそうだから、床からジュータンを取り除く。
台所には、ものを置かない。
おむつは大きなものにする。
簡単な囲いを作って、大切なものにはさわらせないようにするという
方法もある。

こうしてあなたは自分の思考回路に従って行動する。
それを妄想として、肥大化させない。
こういうふうに、前向きにものごとを考えていく思考回路。
それが善玉思考回路ということになる。

(2)悪玉思考回路

これに対して、妄想をどんどんとふくらませていくケースもある。
「こんなことでは、この先、どうなるかわからない」
「床が便で汚れる」
「部屋に閉じ込めておくと、暴れるかもしれない」
「義兄や義姉がそれを見たら、義父を虐待していると騒ぐかもしれない」と。

こうした悪玉思考回路は、ある人には、ある。
ない人には、ない。
以前、同じような経験をして、いやな思いをした人ほど、そういう
悪玉思考回路はできやすい。
心の病気がからんでいるケースもある。
そこでその人は、(いやだ)→(妄想)→(怒り)と、
自分の感情を肥大化させてしまう。

わかりやすく言えば、そういう悪玉思考回路のある人は、
その思考回路に従って、妄想をもちやすく、またそれを肥大化
させやすいということ。

極端なケースかもしれないが、一度、そういったケースを、
暴力を使って解決したことがある人は、即、「暴力で……」と
いうように考えるかもしれない。

が、そうでない人は、そうでない。
「暴力」そのものを思いつかない。

●体罰

よく親の体罰は、子どもに世代連鎖しやすいと言われる。
それも、この悪玉思考回路によって、説明できる。
子どもは、親に体罰を受けることによって、(何か不満がある)
→(怒り)→(体罰)という思考回路を、自分の脳の中に
作ってしまう。

そのため、自分がおとなになり、結婚し、子どもをもうけたとき、
その思考回路に従って、子どもに体罰を加えるようになる。
(心理学の世界では、「学習」という言葉を使って、それを説明する。)

もっとわかりやすい例では、体育系の教師による体罰がある。
体育系の教師自身も、自分が子どものころ、そういう教育を受けた。
その教育を、無意識のまま、繰り返している(?)。
さらにそれ以前はいえば、戦前の軍国主義教育があったかもしれない。
日本軍の指導の仕方は、体罰一辺倒であった。
何があっても、体罰。
何を失敗しても、体罰。
それが体育系の教師の思考回路として、代々、引き継がれた(?)。

●善玉思考回路

大切なことは、悪玉思考回路はつくらないということ。
教育について言うなら、子どもには、もたせないということ。
一度、作られた思考回路は、消すことができない。
できなくはないかもしれないが、改めるのはたいへん。

そこで善玉思考回路について、説明してみる。

ある女の子(幼稚園・年長児)が、「私はおとなになったら、お花屋さんに
なりたい」と言ったとする。
そのとき親は、すかさず、こう言う。

「すてきだね。
だったら、今度の日曜日に、○○ガーデン・パークへ行ってみよう」
「図書館で、お花の図鑑を借りてこよう」
「庭に、花の種をまいてみよう」
「野菜もいいかもね」と。

こうして子どもの(思い)を、どう育てていくか、子どもにそのレールを
示してやる。
それがその子どもの思考回路となる。

ただ、思考回路に何が乗るかは、それは年代によって異なる。
幼稚園児のときは、お花屋さんであっても、小学生に
なると、パン屋さんになるかもしれない。
中学生になるころには、ファッションデザイナーになるかもしれない。
しかしそれが何であれ、つまり思考回路に乗るものが何であれ、
子どもは、その思考回路に従って、自分を前向きに
伸ばしていく。
それができるようになる。

まず、図書館へ行く。
そういう仲間に入る。
自分で、パンを作ってみる、など。
大切なのは、その上に何が乗るかではなく、善玉思考回路を
どう作るか、である。

●思考回路の転換

私たちの行動、思考は、そのほとんどが、自らの思考回路に
沿ってなされる。
一見複雑に見える、人間の行動や思考だが、それぞれの人は
自分の思考回路に従って、行動し、思考しているだけ。
冒頭に書いた「99%以上」というのは、そういう意味である。

そこで、こんなことも重要である。

先にも書いたように、思考回路というのは、一度できあがると、
それを改めるのは、たいへん。
たいへんというより、よほど何かのことがないと、改めるのは
不可能。

たとえば若いとき、親絶対教の信者になった人は、死ぬまで
親絶対教の信者のまま。
その思考回路に従って、ものを考え、行動する。
権威主義でもって、親風をビュービューと吹かす。
自分で、自分の親を絶対と思うのは、その人の勝手。
しかしその返す刀で、子どもに向かって、
「親に向かって、何てこと言う!」と怒鳴り散らす。
子どもにも、それを強要する。

が、これでは親子の断絶は、時間の問題。
……というより、子どもも、親絶対教の信者にならないかぎり、
まちがいなく親子の関係は、断絶する。

そこで自分の思考回路を、ときに疑い、ときに別の思考回路を
応用してみる。
これは日々の努力のみによって可能である。
しかも脳みそが硬直化し始めたら、遅い。
若ければ若いほど、よい。

……そこでためしに、今度テーブルの上にあるリンゴを手でつかむとき、
いつものやり方、つまり無意識のままつかむという方法ではなく、
別の方法でつかんでみたらどうだろう。

たとえば両手の人さし指だけで、つかんでみるとか、
口と片手を使って、つかんでみるとか、
さらに箸で、刺してそれをもちあげてみるとか、などなど。
いろいろな方法がある。

いろいろな方法で、自分の中の思考回路を、一度破壊してみる。
思考、感情の思考回路も、また同じ。
まずいのは、同じ思考回路に沿って、毎日同じ行動、同じ思考を繰り返すこと。
そういうことをすること自体が、すでにボケの始まりとみてよい。

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【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●ターミネーター4(Terminator 4)(vs.「真夏のオリオン」)

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今夜、街へ行ったついでに、深夜劇場を観てきた。
『ターミネーター4』。
文句なしの、星5つ、★★★★★。
観終わったと、「娯楽映画はこうでなくちゃア」と
ワイフと言いあった。

で、先週観た、『真夏のオリオン』(邦画)が、
ガクンと色あせてしまった。
星を2つ、つけたが、『ターミネーター4』と比べたら、
星1つも、難しい。

「俺たちは、死ぬために戦っているのではない。
生きるために戦っているのだ」(「真夏のオリオン」)
というセリフひとつにしても、安っぽい!
そんな程度の哲学なら、目と表情で表現できるはず。
戦争をなめている。
まるで子どもの学芸会。
楽譜一枚で、戦争が動くはずもない。
『一杯のかけそば』風の、お涙ちょうだい映画。
(だからといって、戦争を肯定しているわけではない。
誤解のないように!)
それがわからなければ、ターミネーター4を観たらよい。

その(ちがい)がわかるはず。
私が言っていることが、辛辣でないことがわかるはず。

で、その『ターミネーター4』。
それを観ているとき、外では、はげしい雷をともなった
ドシャ降りがあった。
しかし映画の音と重なって、それがわからなかった。
つまりそれくらい迫力があった。

久々に、スカッとした!
つぎは『トランスフォーマー』。
観るぞ!

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【6月17日】

●流水は腐らず

 (やるべきこと)を見失うと、とたんに精神が腐り始める。
たまたま今の私が、そうだ。
土日からスタートして、連続4日の休暇をもらった。
言うなれば有給休暇。

 が、たった4日にもかかわらず、わずかだが日々に精神が腐っていくのがわかる。
緊張感が消える。
東洋医学では、『流水は腐らず』と教える。
生き生きと体を動かしている人は、病気になりにくいということを言ったものだが、
それはそのまま精神についても、言える。
脳みその中の血流がよどんだとたん、ものの考え方が、腐ってくる。
グチが多くなる。
うらみ、つらみが、増大する。
「休暇を楽しむ」というよりは、悶々とした気分になる。

 もちろんそれなりに楽しんだつもり。
遠方まで、2度ほど、足を運んだ。
映画も見た。
山で、穴掘りもした。
「穴掘り」というのは、粗大ごみを埋める穴である。
が、充実感がない。
なぜだろう?

●K国のミサイル

 これはあくまでも私のケースだが、育児論にしても、子どもたちの顔を見ていないと、
書けない。
顔を見ているから、書ける。
が、たった4日なのだが、子どもたちから遠ざかったとたん、育児論が書けなくなって
しまった。

 もともと、法科の学生だったということもある。
ネットで読むものといえば、国際政治がらみの記事ばかり。
今朝もまっ先に読んだのが、K国のミサイル発射実験の記事。
またまたあのK国は、ミサイル発射実験の準備を始めたらしい。
しかも今度は、テポドン2発のほか、ノドン数発の発射準備をしているという。
(どこまで、おバカなのだろう?)

 どれも液体燃料を使っているため、準備には時間がかかる。
が、一度、準備を始めたら、途中で、それを止(や)めるわけにはいかない。
つまり一度、ミサイル本体に注入したら、抜くことができない。
液体燃料というのは、そういうものらしい。
現在、どういう状態かはわからないが、もし報道されている記事の通りとするなら、
近く、K国は、ミサイルを日本に向けて発射するはず。

 「いくらなんでも、そこまではしないだろう」と、もしあなたが考えているとしたら、
それは甘い。
現在、K国がテポドンにせよ、ノドンにせよ、それを使って攻撃できる国は、この
日本をおいて、ほかにない。
「日本にミサイルを撃ち込んで、あいつらを脅かしてやろうではないか」くらいは、
考えているはず。

 が、これに対して、「アメリカが報復してくれるはず」と、あなたは思うかもしれない。
しかし弾頭に核兵器や生物兵器でも積んでいれば話は別だが、そうでなければ、アメリカ
は、何もしない。
そんな程度のことで、アメリカはK国とは、開戦しない。
開戦したとたん、朝鮮半島は、それこそ火の海となってしまう。
K国の独裁者たちも、それをよく知っている。

●空虚感

 ……しかし、私がこんなことを書いても、意味はない。
(読み物)として読んでくれる人はいるだろう。
しかし、そこまで。
言うなれば、情報のゴミ。
いくら書いても、ただのゴミ。

 だから書いていても、そのつど空虚感が、私を襲う。
「書きたい」という思いと、「書いてもムダ」という思いが、交互に胸の中を行きかう。
ワイフもときどき、こう言って笑う。

「あなたって、世界中をひとりで背負っているみたい」と。
つまり、「バカみたい」と。

 そこで話題を身近なものに絞ってみる。

(1)静岡空港はやはり、ムダだった

 I知事はがんばった。
中央から補助金を引き出すことはできた。
建設業者は、それで潤った。
が、そこまで。
あれほどまでに立派な空港など、必要ない。
だれが見ても、必要ない。
田舎のバスターミナルを、5階建てのビルにしたようなもの。
これから先、静岡県民は、空港を維持するだけでもたいへん。
へたをすれば、毎年、数百億円以上の負担になるはず。

(2)リニア迂回 

 東京―名古屋間を走るリニアのルートをどうするかで、もめている。
「長野市寄りに迂回せよ」と主張する、長野県側。
しかしもし迂回ルートを採用すると、その建設費用だけで、プラス1兆円。
東京―名古屋の所要時間も、10分、長くなるという。

 あの新幹線のルートを決めるときも、そうだった。
結局、岐阜県寄りの迂回ルートを採用してしまった。
どこのバカが迂回させたかは、岐阜羽島駅の前に立って見るとわかる。
立派な銅像が立っている。

 で、その「10分」。
今後100年間、リニアが走ると計算し、そのロスを積算していくと、1兆円や
10兆円ではすまない。
それを考えたら、ルートは、東京から名古屋までの、一直線にすべきである。
「すべき」である。
長野県の地域エゴ(=有力政治家)の言いなりになってはいけない。

 ……しかしやはり、虚しい。
こんなことを書いても、やはりゴミ。
情報のゴミ。

 では、こういうときは、どうするか?
まず、久しぶりに、近くの書店をのぞいてみる。
つぎにパソコンショップをのぞいてみる。
何人かの友人に電話を入れてみる。
新しい情報を手に入れる。
それに今夜は、義兄を訪ねてみよう。

 このまま家の中に閉じこもっていたら、精神はますます腐ってしまう。
……ということで、今日も始まった。
6月17日、早朝。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

●K国のミサイル・迎撃反対!(We just ignore the Missiles from North Korea)

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K国のミサイルに対して、迎撃反対を主張した。
それに対して、Goo-Blogだけでも、
何十ものコメントが寄せられた。

それらの中からいくつかを、そのまま紹介する。

++++++++++++++++++++++

●はじめに……

 またまたK国は、ミサイルの発射準備をしているという。
しかも今度は、ICBM(大陸間弾道弾)を2発、そのほか、日本を射程に収めた
ノドンを、わかっているだけでも、3発以上も準備しているという。

 が、今度は、実験ではない。
アメリカの軍事専門家は、「標的は日本!」と、ズバリ、言い切っている。

+++++++++++++++++++++++

時事通信・6月18日は、つぎのように伝えている。

『【ワシントン17日時事】米シンクタンク「国際政策センター」のセリグ・ハリソン・ア
ジア研究部長は17日、下院外交委小委員会で証言し、「北朝鮮との戦争があるとすれば、
北朝鮮が攻撃するのは韓国ではなく日本だ」との見方を示した。ハリソン氏は今年1月に
訪朝し、北朝鮮の政府や軍部高官と会談している。

 同氏は「金正日総書記が病気で日常の公務を減らしてから、海外経験のない国粋主義的
な若手将校たちが指導部で強い立場にある」と指摘。これらの将校は、金総書記が2002年、
訪朝した小泉純一郎首相(当時)に日本人拉致問題を認め、謝罪したことに憤激していた
と述べた。

 さらに、国連安保理制裁によってこれらの若手将校が一層立場を強め、「日本との戦争に
なった場合の北朝鮮の軍事力について、非現実的な分析を行っている」と警告した』と。

++++++++++++++++++++++++++

つまり、今、この日本は、たいへん危機的な状況に置かれている。
仮に弾道だけでも東京、大阪へ撃ち込まれるようなことにでもなれば、それこそ
日本は、ハチの巣をつついたような大騒ぎになる。
日本経済はその直後から、マヒ。
株価は暴落、債権、円も大暴落!
K国は、それをねらっている。

 が、もし、弾頭に核兵器などの大量破壊兵器が積み込まれていたとしたら……。
たった1発で、20万人以上もの死傷者が出ると予想されている。
そんなことにでもなれば、大惨事以上の大惨事。
日本はそのまま奈落の底に、たたき落とされる。
それには理由がある。

 とても残念なことだが、日本は、丸裸以上の丸裸。
こうした攻撃に対して、まったくの無防備。
あのシンガポールでは、どんなマンションにも、地下シェルターが用意されている。
韓国にしても、高速道路はすべて、そのまま戦闘機の滑走路して、使えるようになって
いる。
防毒マスクを、子どもたち全員に配っている。
一方、この日本は、どうか?
みなさん、ご存知の通り!

●危険な迎撃

 こんな状態で、日本がK国のミサイルを迎撃すれば、日本は、どうなるか?
恐らく最初の1発は、オトリで撃ってくるだろう。
が、それを迎撃したとたん、K国は、「報復!」と叫んで、20~30発もの
ノドンを日本に撃ち込んでくるはず(韓国の軍事専門家)。
しかもそのときは、弾頭が、ただのカラ弾頭であると考えるのは、無理。
爆弾、もしくは生物、化学兵器、もしくは核兵器を搭載してくるはず。

 「迎撃!」と威勢のよいことを言うのは簡単。
しかし向うは、(数)で日本を襲ってくる。
ノドンだけでも、すでに200~300基が、実戦配備についているという。
800基という説もある。
そうなったとき、日本は、どう対処するのか。
その対策は、できているのか。

 ゆいいつの防御方法は、最初の1発を撃ち込んできた直後に、K国のミサイル基地を
攻撃すること。
(これは間髪を入れず、その直後にする必要がある。)
しかしこれは日本の憲法が制約しているように、できない。
またその武器すら、日本は、もっていない。
その緊張感もない。

 つまりものごとは現実的に考える。
それを積み重ねていく。

迎撃は可能か……NO!
日本はK国を相手に、戦闘能力があるか……NO!
日本は、ミサイル攻撃に対して、防御能力は整っているか……NO!

 そして出てくる答は、ただひとつ。
『ミサイルを迎撃してはいけない』である。

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●コメントより

★「あんたの頭上には来ないからな」(あきれた様より)

☆「私もミサイル迎撃には反対です。K国を調子に乗せてはいけないし、日本に犠牲が出
たとしとも、我慢しなければ。戦争になるとしても国際社会を味方につけて、K国を金〇
〇を徹底的に潰さなくては。K国の国民にも犠牲者は出るでしょう、しかし戦争にならな
くてもK国の国民は何万という人々が餓死し犠牲になっています。早く民主化しないと未
来は無いでしょう。日本もいつまでもビクビクしているわけにはいかない。戦争は本当に
馬鹿なものです。殺し合いで国同士の問題を解決しようとする、この近代にあり得ない愚
かな事。でもK国のような国があり、武器を売っている国がある現実。悲しいですが受け
止めなくては。私は運よくこの局面を回避出来たとしても、日本が国際社会の中で活躍し
たり、国の危機管理をしっかりしてくれる政府になれるとは思いません。ですから10歳に
なる息子には、英語と新聞を読ませ、もう少ししたら、もう一カ国語を習わすつもりです。
これからは子供には日本以外で生活出来る能力を付けさせてあげなければ。日本人として
の誇りなんていりません。国際社会で生き抜く力が必要では?」(みずほ様より)

★「一発数百億ドルのミサイルって何ですか?そんな天文学的価格のミサイルは世界中探
してもありませんし、そもそも自衛隊の年間防衛費では購入不可能でしょう。そもそも、
一回使いっきりの兵器で何を撃墜するのか、という事になりますけど、最新鋭ステルス戦
闘機のFA22ラプターでも約235億“円”です。因みに自衛隊の迎撃ミサイル“パトリオット”
は一発約2億円」(1415様より)

★「ガラクタに近いロケットでも日本に落ちてきたら大惨事だろ」(Unknown様より)

☆「激しく同意。この国の人は戦争が始まろうとしているのになんでこんなに呑気なんで
すかね」(Persons1様より)

★「>人工衛星なら、北極、もしくは南極に向けて発射するのが、
>常識!
>どうしてそれを、東に向けるのか?

そんな常識ありませんよ。
人工衛星は地球の自転に後押ししてもらうために東に打つのが普通です」(愛国者A様よ
り)

★「はじめまして、いつもこちらのブログを拝見させていただいております。
経験に裏付けされた鋭い分析に、いつもなるほどと感銘を受けております。

ですが、今回のエントリーに関しては少しだけ引っかかったことがあり、思わずコメント
させていただいた次第です。

仰るとおり、加害者被害者の件において、「加害国家の都合だけで、史実上本当に一方的な
蹂躙を行った」というのであれば、その事実に対して「歴史を美化するなんてとんでもな
い、やられた方の気持ちを考えてみろ」というのはとても納得できる話です。

しかしながら、その史観に基づく史実は本当に事実なのでしょうか?その前提が間違って
いる可能性はないのでしょうか?
戦後60年私たちはそのように学校でも教育をうけましたし、それが当たり前とされてき
ていました。現に韓国、中国からは謝罪せよと要求されています。
我々日本人同士では相手を信頼することが前提となりますので、まさかそういった要求を
不当にするはずがない、そう言っているのだからきっとそのような非道なことを過去の日
本は行ったに違いない。
そういった思考に陥っていないでしょうか?

インターネットが発達した現在、情報を調べる手段は沢山あります。また、多数の人が見
るネットだからこそソースのはっきりしない事は淘汰されていきます。

また、アジアの孤児と仰っていますが、アジアとは中国、韓国、北朝鮮の3国しかないの
でしょうか?それ以外のアジア諸国、欧米が日本に対してどのような印象を抱いているか
を御存知ですか」(Haru様より)

★「あなたみたいな、直ぐに騙される日本人を眺めて、アメリカの「戦争屋」は腹を抱え
て笑っているでしょうね。

金正日の後継者は、CIAのエージェントみたいですよ。
北朝鮮という「脅威」を作り出してカネを絞り取ろうというのは、他でもなく、アメリカ。
詳しくしりたければ、リンク記事を読まれたし」(SAMU様より)

★「あんた何者?教育学者?ダカラって、ほとんどの人が使っていると思うけど。皆、思
考力なしってこと?」(Unknown様より)

☆「低劣な人間が 権力を持っている日本の政治ですね。

麻生太郎にしろ、あの人達は日本を戦前の軍国主義社会に逆戻りさせようとする危険な集
団です。
子供達を、ああいう連中の企みから守らなければいけないと思いますね!」(SAMU様よ
り)

★「朝鮮民主主義人民共和国朝鮮労働党総書記であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人民
軍国防委員会委員長であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人民軍最高司令官である敬愛し
尊重する金正日総書記(将軍)閣下は、朝鮮民主主義人民共和国に正義と秩序を持って国
家と国民の安寧を望まれて統治されている偉大なるお方である。
私は、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮労働党総書記であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人
民軍国防委員会委員長であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人民軍最高司令官である敬愛
し尊重する金正日総書記(将軍)閣下に慶びを表す。
金正日総書記万歳・金正日将軍万歳・金正日国父万歳であります。
朝鮮人民軍は、神軍であり無敵艦隊であり天軍であるのです。
朝鮮民主主義人民共和国朝鮮労働党総書記であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人民軍国
防委員会委員長であり、朝鮮民主主義人民共和国朝鮮人民軍最高司令官である敬愛し尊重
する金正日総書記(将軍)閣下万歳・万歳・万歳…」(新海和明様より)

++++++++++++++++++++++

【はやし浩司より、みなさんへ】

 迎撃ミサイルの値段については、実際、よくわからない。
ミサイル1発だけで、170億円という説もある。
関連装備一式で、1兆円という説もある。
ほかに周辺装置も含めると、この金額は、さらにはねあがる。

 「一発数百億ドル」というのは、私の記述ミス。
「一発数百億円」が正しい。
ただし、一発、約2億円ということは、絶対にありえない!
たとえばライフル銃と弾丸の関係を考えてみればわかる。
弾丸一発は、数百円単位かもしれないが、ライフル銃は、10万円単位。
さらにライフル銃を設置する装甲車、さらには夜間暗視装置の購入などなど。
弾丸一発の値段だけを見て、「安い」と思う人はいないはず。

 ここに紹介した最後のコメントは、どういうスジの人が書いたかは、すぐ察しがつく。
しかし私たちは、肩書きだけで、その人を判断しない。
いくら肩書きを並べても、金xxは、金xx。
拉致問題に抗議の念をこめて、私はそうしている。

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日本よ、日本人よ、
あんな国を本気で相手にしてはいけない。
また、その価値もない。
あんな訳のわからない国を相手に、正義を説いて、どうなる?
どうする?
ものごとは、そこを原点にして考えよう。

私たち日本人は、戦争をしてはいけない。
「臆病者」と言われても、戦争をしてはいけない。

もちろん彼らが日本の領土を侵してくれば、話は別。
そのときは戦う。
しかし今は、ただひたすら無視。
「戦う」とか「戦わない」とかいうレベルの話ではない。
何もできない。
それが現実。

何かをしたら、即、国際世論に訴えていく。
国際世論で、K国を締めあげていく。
自己崩壊にもっていく。

戦争を開くのは簡単。
しかし終えるのは難しい。
それを考えたら、日本は、戦争に手を出してはいけない。

繰り返す。
日本は丸裸以上の丸裸。
その事実を忘れて、勇ましい好戦論に操られてはいけない。

だからここはぐっと我慢。
ひたすら我慢。
プラス、無視。
それが今、日本が取りうる、ゆいいつの方法である。


Hiroshi Hayashi++++++++June.09+++++++++はやし浩司

●私のBLOGへのコメント

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私のBLOGへ、毎日多くの人がコメントを
寄せてくれる。
もちろん、みながみな、好意的というわけではない。
コメントを書いてくる人は、たいてい批判的。

で、そういうコメントを読んでいると、いろいろな
ことに気づく。

たとえば(G-Blog)へのコメントを並べてみる。
これらは去る4月、私が書いた、「K国のミサイル迎撃反対」という記事に対する
コメントである。

★「あんたの頭上には来ないからな」(あきれた様より)

★「ガラクタに近いロケットでも日本に落ちてきたら大惨事だろ」(Unknown様より)

★「あなたみたいな、直ぐに騙される日本人を眺めて、アメリカの「戦争屋」は腹を抱え
て笑っているでしょうね」(SAMU様より)。

★「あんた何者?教育学者?ダカラって、ほとんどの人が使っていると思うけど。皆、思
考力なしってこと?」(Unknown様より)

+++++++++++++++++++++

●捨てゼリフ

 日本語には、「捨てゼリフ」という言葉がある。
相手の心臓をえぐるような鋭い言葉を、短く発して、その場を去る。
それが捨てゼリフ。

 ここにあげたコメントは、どれも捨てゼリフと考えてよい。
(それとも長い文章を書く時間がないのかもしれない。)
捨てゼリフであるだけに、論理性がない。
感情的。
文章の中のささいな記述ミスをおおげさにとらえて、全文、さらには私の全人格まで
否定する。
 
 で、こうした捨てゼリフには、反論のしようがない。
さらに言えば、その向うにあるのは、(撃ち落としてしまえ)式の感情論。
感情論には感情論で答えるしかない。
しかしそれを繰り返していたら、喧嘩になる。

 コメントを書いてくれた人たちの気持ちもよくわかる。
わかるが、私としては、どう答えてよいのか。

 ひとつSAMU様の意見には、「?」をつけたい。
SAMU様は、「アメリカは極東でわざと緊張感を演出し、武器で儲けようとしている」
という趣旨のことを書いている。

 同じような意見を、K国の中枢部の人たちも言っている。
「日本は、朝鮮半島への再侵略を試みている」と。

 アメリカはともかくも、日本にそんな意思がないことは、日本人なら、みな知っている。
同じようにアメリカ人にも、そんな意思は毛頭、ない。
(一部の軍事産業に関わっている人たちは、内心でそう考えることはあるかもしれないが
……。)
その余裕もない。

 たしかにアメリカは軍需産業国家である。
武器を売ることで、国を支えている。
戦争が起これば起こるほど、武器は売れ、ついでにドルの価値は高くなる。

 しかし私たちは、今、現実を見なければならない。
それがどういう理由であるにせよ、K国は、核兵器を作り、ミサイルを作っている。
K国の高官自身が暴露しているように、これらは「日本向け」である。
そういう現実を前にして、日本は、何ができる?
外交能力にしても、たいへんおぼつかない。
拉致問題ひとつ解決できずにいる。
ここはアメリカにすがるしかない。
そういう現実を前にして、「アメリカの戦争屋は腹を抱えて笑っているでしょうね」
は、ない。

 身近な殺人事件にしても、あるいは国家的な戦争にしても、そのほとんどは、
感情論が肥大化し、その臨界点を超えたときに起こる。
私たちがもっとも警戒すべきことは、実は戦争ではなく、こうした感情論である。
論理ではない。
感情論である。
感情論こそが、私たちの大敵ということになる。

 そういう視点から、読者のみなさんも、もう一度、これらのコメントを読み直して
みてほしい。
(090619記)


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