2009年12月24日木曜日

*The Fourth Kind *AVATAR

●『THE FOURTH KIND』(映画)

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今日は北区の劇場まで行って、『フォース・カインド』という
映画を観てきた。
久々のUFO映画。
「信ずるか信じないかは、あなた次第」という映画。
だから・・・というわけでもないが、映画は訳のわからないまま始まり、
訳がわからないまま終わってしまった。
「何とも中途半端な映画」というのが、私の感想。
星は2つか3つの、★★。

UFOファン(?)には、星4つかな。

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●シュメール文明

 「シュメール」については、若いころから興味があった。
東洋医学の本を書いているころからだった。
そのいきさつについては、『目で見る漢方診断』(飛鳥新社・はやし浩司著)にも書いた。
映画『フォース・カインド』の中で、そのシュメールの古代シュメール語(?)が出てくる。
シュメール語自体は楔形文字だが、ロゼッタ石の発見で、発音とか意味が、解読されている。
シュメール文明というのは、不思議な文明で、周囲の文明とはかけ離れて高度な文明を築いていた。
一説によれば、乾電池やメッキ技術ももっていたという。
中国の黄河文明が生まれるのと同時期、紀元前3500年ごろ。
今から5500年前のことである。
そのころ、伝説どおりとするなら、東洋医学のバイブルとも言われる『黄帝内経(こうていだいけい)素問(そもん)』が、生まれた。
「黄帝」というのは、司馬遷の『史記』の大1頁目を飾る帝王である。

●シュメール語?

 『フォース・カイド』の中に出てくる宇宙人(?)は、そのシュメール語を話す。

古代メソポタミア文明を築いたという、あのシュメール人のシュメール語。
もう少し補足すると。紀元前3500年ごろ、今から5500年前ごろに栄えた文明である。
テープレコーダーの中に、それがたまたま録音されていた。
しかしここが、おかしい。
シュメール語は、かなりの部分まで、発音、意味が解読されている。
たとえば「神」は、「dingir」と発音する。
「ディンギル」と発音する。

(詳しくは、はやし浩司著『漢方のロマン』へ。
http://shizuoka.cool.ne.jp/bwhayashi/page055.html)

しかし実際の発音は、それに近いというだけで、5500年も経た現在、正しく発音できる人はいない。
また正しい発音を聞いたとき、発音だけで、それがシュメール語とわかる人はいない。

 たとえば私も学生時代、アメリカ人が、「golf」と言ったのを、聞き取れなかった。
「グォールフ」と発音したからだ。
つまりいくら「ゴルフ」と口で発音していても、実際の英語の発音は、まったくちがう。
日本語で「ゴルフ」と言うのと、英語で「golf」と言うのとは、まったくちがう。
反対に、アメリカ人に、日本語で「ゴルフ」と言ってみたらよい。
彼らは、ぜったいに、それがわからない。

 だから……。
宇宙人らしき生物が、シュメール語(映画の中では、「古代シュメール語」と言っていた)を話したというのは、ウソと考えてよい。

●宇宙人「グレイ」

 ただ「フクロウ」というのは、気になる。
被害者たち(?)は、みな、一様に、「窓の外にフクロウを見た」と証言している。
小型のグレイ型宇宙人なら、目も大きく、見方によっては、フクロウに見えるかもしれない。
「グレイ」というのは、アーモンド型の大きな目をした、灰色(グレイ)の宇宙人である。
そのグレイ型宇宙人が、窓の外から見ていた……。

 ただこの事件、つまりアラスカのノームで起きた一連の事件については、UFO研究家の間で、以前から議論されている。
否定的な意見としては、あの地方には大酒飲みが多く、酒による幻覚を見たのではないかというのがある。
そのあたりのことは、あちこちのサイトに書いてあるので、興味のある人は、そちらを読んだらよい。
私はその映画を見ながら、映画『ロズウェル』を思い浮かべていた。
実によくできた映画で、最初に観たときには、実録なのか、映画なのか、観終わったあとでも判断できなかった。
結果的に、映画だったということはわかったが……。

 それと比べると、今度の『フォース・カインド』は、さらに本物ぽい?
宇宙人による(?)拉致の仕方も、あちこちで報告されている方法と同じ。
退行催眠によって、その「時」になると、被験者がパニック状態になる話も、よく聞く。
となると、またここで疑問。

 どうして宇宙人は、麻酔薬を使わないのか?
人間が野生動物をつかまえるときは、麻酔銃などを使ったりする。
映画のとおりだとするなら、宇宙人は強烈な恐怖心を与えながら、人間を拉致していることになる。
私なら、人間を眠らせた状態で、何かの手を加える。
それが何であれ、それくらいの思いやりはある。
が、宇宙人には、それがない(?)。

 よく言われるが、グレイというのは、爬虫類を遺伝子操作によって、ロボットに仕立てた生物と言われている。
つまり感情がない。
冷酷。
残忍。
だからそういうことが、平気でできる(?)。

 ワイフは、久々にUFO映画を観ることができたと喜んでいた。


Hiroshi Hayashi+++++林 浩司+++++はやし浩司

●映画『アバター(AVATAR・3D)』

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昨夜、仕事の帰りに、『アバター』を観てきた。
文句なしの、星は5つ。
★★★★★+。
今年観た映画の中で、最高の映画。

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●ジェームズ・キャメロン

 観終わってからわかった。
あの映画の中には、強烈な反戦メッセージが隠されている。
ジェームズ・キャメロンのメッセージである。

利権を確保するために、強力な機械軍団を送り込む、地球軍。
それと戦う、原住民。
その原住民の中に、遺伝子操作でできた、アバター数体が送り込まれる。
言うなれば、スパイ。
工作活動部員。
物語は、ここから始まる……。

 あとは映画を観てからのお楽しみ。
また観るなら、劇場の3D画面で観たほうがよい。
迫力がちがう。
(我が家にも、42インチのフルHDテレビはあるが……。)

 何というか、その映画を観て、2つのことを感じた。
「とうとう映画も、ここまで来たか!」という驚き。
もうひとつは、「これでまた日本映画は、さらに後れた!」という悔しさ。
マラソンにたとえるなら、ダントツのトップを走るアメリカ映画。
この映画で、アメリカはさらに数百メートル、先にぬき出た。
そのトップをはるか前方に見ながら、あえぎながら走る2番集団。
そのあとにつづく3番集団。
その3番集団から日本映画は、さらに後れて、4番集団に入った。

 「まあ、すごい!」の一言。
どうすごいかは、『アバター』を観ればわかる。
娯楽映画のもつすべてを盛り込んだような超大作。
3時間という上映時間は、あっという間に過ぎた。
 

Hiroshi Hayashi++++++++Dec.09+++++++++はやし浩司

●クリスマス+正月

 最近、いろいろな従兄弟(いとこ)たちと、電話でよく話す。
「いろいろ」というのは、私には、60数人もの従兄弟がいる。
みんな、それぞれに年を取った。
話しながら、しみじみとそれを感ずる。
みんあ、がんばっているなあ、と。

 そういう従兄弟たちを思いやりながら、また1歳、年を取るのかと、ため息をつく。
新しい年を迎えるたびに、「1年、無事に生きられてよかった」という思い。
「また、1年、過ぎてしまった」という思い。
新年を迎えるたびに、いつもこの2つが、複雑に心の中で交錯する。
私としては、「今年は、さらに充実した年にしたい」と思いたいが、自信が半分。
不安が半分。

 で、今日は12月24日。
クリスマス・イブ。
ワイフはケーキを作るとはりきっている。
私は朝から、新パソコンの設定にかかりっきり。
のどかな朝。
庭では、スズメたちが餌をついばんでいる。

 ワイフへのプレゼントは何にしよう……?
まだ考えてなかった。

 ……私もがんばろう。
どこまでできるか、わからないが、やるしかない。

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