2011年12月3日土曜日

*Happy and Active Children (Age 5&6)

●12月03日(土曜日)『幼児の自己主張』

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今朝は、6時に起きた。
左足の小指の爪の端が割れ、それが一晩中、痛かった。
ときどき足をふとんの外に出す。
が、そうすれば、今度は足が冷えてしまう。
つまり一晩中、それを繰り返した。

で、6時に起きた。
爪切りで、割れた爪を切った。

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【幼児期後期の子どもたち】(自立期の子どもたち)

●自立期(伸びやかな子どもたち)(Active Children, Age 5&6)

 自立期の幼児(=幼児期後期)がどういうものかは、つぎの動画を見てもらえばわかる。
この時期、幼児は、つぎの児童期をめざし、はげしくも自己主張を繰り返す。
世の中には、おとなしく、従順で、シャイな子どもほど、「できのいい子」と考える親も多い。
またそういう子どもにするため、子どもを頭から抑えつける親もいる。
しかしこれはとんでもない誤解。
偏見。
誤解や偏見であることは、この動画を見てもらえばわかるはず。
子どもというのは、抑えつけるのは簡単。
伸ばすのはむずかしい。
なお2~3月期(小学校の入学前)になったら、少しずつ、抑えにかかる。
この動画を通して、子どもを伸ばすということがどういうことか、それがわかってもらえばうれしい。
テーマは、少し早いが、「1年のまとめ」。

(1)



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Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●EUの金融危機

 実に奇妙で、不可解なことが起きている。
金(マネー)を借りたほうは、どこかのんびりムード。
金(マネー)を貸したほうが、あわてまくっている。

わかりやすく説明しよう。

 あなたの町内に、深刻な借金をかかえている家族が、3軒ある。
ギリ氏、イタ氏、スペ氏。
が、この3氏、いたってのんき。
いつもどおり、ワインを飲み、夕暮れ時になれば、裏通りでバックギャモンを並べて遊んでいる。
「借金はどうするのオ?」と聞くと、3氏とも、平気な顔をして、こう言った。
「返せなくなったら、自己破産するよオ」と。
そこで「自己破産したあとは、どうするのオ?」と聞くと、さらにこう言った。
「食い物には困らないし、あとは生活保護でも受けるわさア」と。

 困ったのは、ドイ氏とフラ氏。
街の高利貸し。
自己破産されたら、たまらない。
元も子もなくなってしまう。

 そこでドイ氏とフラ氏が話し合った。
「どうしよう」「どうしましょう」と。

 フラ氏は、「とりあえず銀行から金を借りてきて、あいつらを助けるしかない」と主張。
ドイ氏は、「そんなことをすれば、ますますあいつら、図に乗るだけ。ためにならない」と反対。 
が、このままでは、ドイ氏もフラ氏も、共倒れ。

●本当に困っているのは、だれ?

 が、ドイ氏もフラ氏も、互いに疑心暗鬼になっている。
本来なら金(マネー)を融通しあい、協力しあわなければならない。
が、手の内を見せない。
いくら貸しつけ、いくら金(マネー)をもっているか、それも明かさない。
つまり資金の流れが止まってしまった。

 「さあ、どうするか?」ということで、その上の銀行に泣きついた。
が、銀行とて、困った。
ギリ氏、イタ氏、スペ氏が自己破産するのはかまわない。
が、ドイ氏とフラ氏は、お得意様。
ドイ氏とフラ氏が倒れたら、銀行の屋台骨すら折れかねない。
そこで銀行は、ドイ氏、フラ氏にこう約束した。
「いざとなったら、金(マネー)、いくらでも貸すよ」(IMF)と。

 これにドイ氏とフラ氏が喜んだ。
「ワーイ、これでひと安心!」と。

●金融危機

 つまり困っているのは、高利貸しのほう。
「金融危機」といっても、ギリシャやイタリア、それにスペインではない。
ドイツやフランスの銀行が、困っている。
……困り切っている。

この視点を踏み外すと、今回の一連の金融危機がどういうものか、わけがわからなくなってしまう。
本来なら、助けるべきは、ギリシャやイタリア、それにスペインということになる。
が、先にも書いたように、これらの国は、何も困っていない。
ユーロ圏に入ったことで、かえって豊かな生活ができるようになった。
受けた恩恵は大きい。

 冒頭で私が、「実に奇妙で、不可解なことが起きている」と書いたのは、そういう意味。

●資本主義

 「銀行だって、企業なのだから、つぶれることもあるし、つぶれても仕方ない」と。
ふつうの人なら、そう考える。
が、そうはいかないところに、特別の事情がある。
「資本主義」という事情である。
平たく言えば、金(マネー)の力。

 たとえばアメリカ・ドルなら、世界中で通用する。
世界のどこへもっていっても、そのまま使える。
だからアメリカ政府は、いくらでもドルを印刷することができる。
いくら貿易赤字がつづいても、構わない。
北朝鮮ですら、闇市では、ドルを使っている。
つまり金(マネー)も、需要と供給のバランスの上に成り立っている。

 が、たとえば韓国ウォンは、そうではない。
使うにしても、一度アメリカ・ドルに交換してもらわねばならない。
へたに増刷すれば、国内でインフレを引き起こす。

 日本の円にしても、そうだ。
今でこそ、国際通貨として通用する。
が、昔は、そうではなかった。
学生時代、オーストラリア国内で日本円を使おうとしたことがある。
1970年当時のことだったが、日本の1万円を銀行で両替しようとしたら、チェック(検査)するだけで、10分以上も待たされた。
もっと時間がかかったかもしれない。
よく覚えていない。
当時の日本の円は、そんなものだった。

 資本主義の世界には、強い通貨と弱い通貨がある。
当然、自国の通貨は、強ければ強いほど、よい。
得!
みなが、ほしがる。
みなが、ためこんでくれる。
だからEUは連合し、共通通貨であるユーロを創設した。

 わかりやすく言えば、絵画と同じ。
ピカソの絵は、ちょっとした走り描きでも、何十万円。
ラマ(インド)の絵は、絵描きが1年かかって描いた絵でも、1万円。

●EUの将来

 EUは、崩壊しない。
ギリシャにしても、イタリアにしても、スペインにしても、EUにくっついていたほうが、得。
いくら貧乏になっても、ユーロなら世界中で通用する。
自国通貨にしたとたん、紙くずになってしまう。

 一方、ドイツやフランスにしても、そうだ。
マルク(ドイツ)やフラン(フランス)だけでは、力不足。
世界の基軸通貨には、ならない。……なりえない。
仲間は多ければ多いほど、よい。
EUが崩壊したら、EU全体で、17~20%の工業生産力を失うという説もある(Bloomberg)。

 となると、ここは一致団結するしかない。

●日本の国益

 が、日本の国益を考えるなら、EUは、バラバラになったほうがよい。
EUが弱体化すれば、相対的に、日本の地位は浮上する。
日本の円は、アメリカ・ドル、EUのユーロ、中国の元の圧は力を受け、今や風前の灯(ともしび)。
ユーロの台頭とともに、ちょうどそれに反比例する形で、日本の円は弱体化した。
だから私がもし日本の宰相なら、表向きはともかくも、裏ではユーロの解体をもくろむ。
……というか、アメリカはそれをねらっている。

 ユーロの台頭は、アメリカにとっても、おもしろくない。
ユーロが力をつければつけるほど、相対的にドルの地位は下がる。
ついでに言えば、日本の円も、中国の元の台頭もおもしろくない。
そこでアメリカの逆襲が始まった!

●結局は、アメリカのひとり勝ち

 最終的には、結局はアメリカのひとり勝ち。
10年後、20年後のことはわからない。
しかし今回のEUの金融危機の結果は、そうなる。
(これは、はやし浩司の大予言。)
アメリカは、IMFを利用し、EUの大銀行を、つぎつぎと自分の傘下に収める。
ついでにめぼしい企業も、自分の傘下に収める。

 「金(マネー)のなる木を、自分の庭に植えかえる」(某経済学者)ことによって、EUを支配する。
が、これは即、日本の未来像でもある。
アメリカの戦略は、火を見るより明らか。

 EUのつぎは、この日本。

1. 急激な円安に誘導する。(=円売りを開始する。)
2. 日本国債を暴落させる。
3. 日本をIMFの指導下に置く。
4. 日本の銀行、企業をつぎつぎと買収する。

 実はこの方法の有効性は、1997年の、韓国のあの金融危機で、実証済み。
以後、韓国の名だたる銀行はすべて、アメリカ資本のもとに組み込まれた。
ヒュンダイにせよ、サムスンにせよ、形は韓国の企業だが、中身はアメリカの企業。
このままでは、日本も、やがてそうなる。
(すでにそうなりつつあるが……。)
(これも、はやし浩司の大予言。)

●警戒主義者

 私は少し前まで、親米主義者だった。
しかしこのところ、少し風向きが変わってきた。
親米主義者から警戒主義者。
反米主義者まではいかないが、この先、アメリカの動きには、じゅうぶん警戒したらよい。
またすべきかと思う。

 現在の野田政権のように、何でもハイハイと言うことを聞いていたら、この日本はたいへんなことになる。
そんな危惧感をもっている。
今回のIMFの動きにしてもそうだ。

 まずドイツとフランスに自腹を切らせる。
つぎに南欧諸国(ギリシャ、イタリア、スペインほか)に対してはドイツと歩調を合わせ、内政に干渉していく。
IMFにジャパン・マネーを使わせるのは、そのあと。

お人よしは禁物。
この際、大国意識を捨て、日本もなりふり構わず、自国防衛に専念すべき。
日本という国の国益を第一に考え、行動する。
現に中国は、そうしている。
「自国の外貨をEUの救済のためには使わない」、
「アメリカ国内のインフラに投資する」※(12月2日)と。

 「どうして中国人より10倍も所得があるEUを、中国が救済しなければならないのか」とも。
さらに中国がアメリカに投資すると言い出したのは、当然のことながら、アメリカを自分の支配下に置くためである。

……などなど、と私は考える。
……少し過激な意見で、ごめん!
……それにしても、ドイツのあのメルケル首相という人は、ものすごい女性だね。
日本の野田首相など、メルケル首相とくらべたら、まるでボンボン。
「これだけのことをしてやったから、相手は感謝してくれるはず」という『ハズ論』だけで、国際政治を考えている。
が、国際社会は、そんなに甘くない。
甘くないことは、先の3・11大震災を見ればわかる。
どこの国が、(民間支援ではなく)、国として日本を支援してくれたか?
みな、日本から一方的に金(マネー)を受け取るだけ。

 韓国などは、日韓スワップ協定を結んだことをよいことに、手持ちの外貨で、せっこらせっこらと金(ゴールド)を買いつづけている(2011年12月3日現在)。

 以上、はやし浩司という、素人の国際経済論。
あまり本気にしなように!

(はやし浩司 2011-12-03朝記)

(注※)
『中国の陳徳銘商務相は2日、中国が外貨準備の一部を米国のインフラ投資に振り向ける可能性があることを明らかにした。
同商務相は米国のロック駐中国大使、および米財界人との会合で、「中国は米国債を過度に保有することは望んでいない。その資金を投資に変えることを望んでいる」と述べた。
そのうえで「電力供給網、鉄道、交通網など、米国のインフラには再建が必要な分野もある」とし「こうした種類の投資は、米国の失業問題解決の一助となる可能性もある」と述べた』(ロイター・2011年12月2日)

『中国の傅瑩外務次官は2日、欧州諸国を「救済」するために中国は3兆2000億ドル(約249兆円)の外貨準備を使うことはできないと言明した上で、金融危機をめぐる欧州支援で中国は「自らの役割を果たしてきた」との認識を示した』(Bloomberg・12月2日)と。

(補記)
 どうして日本の首相以下、政府は、こうした主張をしないのか?
もっと自分の意見を、堂々と披露すればよい。
よく言えば、「おとなしい」。
悪く言えば、「八方美人」。


Hiroshi Hayashi+++++++Dec.2011++++++はやし浩司・林浩司

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