2012年7月16日月曜日

Korean Industry Spies in Japan




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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 7月 25日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


(私とワイフが見たUFO&雄踏町(浜松市)に現れたUFO)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【和をもって、貴しとなす】

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

昨夜は12時ごろまで、ワイフと私、息子と
3人で、いろいろと雑談。
床に就いたのは、そのあと。

昨日の昼ごろ知人が来て、浜名湖のアサリを届けてくれた。
このあたりでは、アサリをフライパンの上で炒め、
ネギと日本酒をかけて食べる。
超・簡単料理。
それがたまらなくおいしい。

今朝は、これからそれを食べるつもり。
先ほど、2~3個、つまんで食べてみたが、おいしかった!

……ということで、今朝は、午前8時起き。
ほどよい冷気。
乾いた初夏の風。
畑の野菜に水をまいたあと、ぼたんインコに餌をやった。
よき日、よき朝で始まる。
2012/05/28朝

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●日本人の運転

 先週来たオーストラリアの友人が、こう言った。
「日本人の運転は、乱暴」と。
その友人にかぎらず、みなそう言う。
で、理由を聞くと、その友人は、こう話してくれた。

 たとえば追い越しをかけるとき、平気で車線を変更する、と。
(日本人の私たちには、何でもない行為だが……。)
「オーストラリアではどうなのか?」と聞くと、「必要なときには車線を変更する。が、追い越すときは車線を変更しない」と。

 オーストラリアでは、郊外の幹線道路を走るときも、みな表示スピードをきちんと守る。
それが日本人の私たちには、おかしいと思えるほど、きちんと守る。
(50)という表示が見られたら、50キロ。
(80)という表示が見られたら、80キロ。
私の見た感じでは、プラスマイナス2~5キロの範囲で、速度を守る。
守らないと、すかさずパトカーが追いかけてくる。

 幹線道路でも、2車線しかないところが多い。
そういうときは、どちらか一方の車線のみが、追い越しをかけられるように、道路に表示してある。
(中央分離線の左右に、破線で表示。)
それがなければ、いくら道路が空いていても、追い越しをかけることはできない。
つまり、きびしさが、徹底している。

 そう言えば、別の友人もこう言っていた。
「日本人は、停止線での車の止め方がメチャメチャ」と。

 たとえば横断歩道の前で車を止める。
そのとき、停止線を越えて車を止める人もいれば、数メートル手前で車を止める人もいる。
中には、横断歩道の中央で車を止める人もいる。
それを見て、メチャメチャ、と。

 一方オーストラリアでは、たいていどの角にも、カメラがしかけてある。
ルールを破ると、自動的に、違反キップが送られてくる。
そういうしくみが、できあがっている。
だから彼らは、これも日本人の私たちには、おかしいと思えるほど、ルールを守る。
停止線では、私が見た感じでは、プラスマイナス30センチ前後の幅で、車を止める。
(ほとんどは、停止線で、ピタリと止める。)

 ……日本人の私たちには何でもなく見える運転でも、別の国の人が見ると、そうではないということ。
(もちろん、その逆もあるが……。)

●民主主義とルール

 概して言えば、欧米の学校では、ルールにきびしい。
日本の学校は、甘い。
民主主義の完成度の高い国ほど、ルールにきびしい。
つまり民主主義というのは、その一方で、ルールに支えられている。

 ほかにたとえば、「ウソ」がある。
欧米人は、ウソには、きわめてきびしい。
日本人の私たちには、想像もつかないほど、きびしい。
ついでに言えば、「約束」にも、きびしい。
わかりやすく言えば、「YES・NO」が、きわめてはっきりしている。
「YES」と言ったら、YESしかない。
「NO」と言ったら、NOしかない。
あいまいな返事や約束を、嫌う。
もちろんウソを言ったら、その時点で、10年の友情も、どこかへ吹き飛んでしまう。
私にも、苦い経験が、いくつかある。
原稿を探してみる。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

日付は2011年の2月になっている。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●おかしな外来語、「マニフェスト」

++++++++++++++++++

「マニフェスト」とは、何か?
その意味を知っている人は少ない。
この日本では「選挙公約」のことを、
「マニフェスト」と言う。
だったら、「選挙公約」と言えばよい。
どうしてわざわざ「マニフェスト」と言うのか?

で、ウィキペディア百科事典で調べてみたら、
こうあった。

マニフェスト(manifesto) とは、「宣言書・
声明文の意味」と。

だったら、「選挙宣言書」と言えばよい。
「選挙声明文」でもよい。
「選挙宣誓書」なら、さらによい。
「選挙公約」と言うよりは、重みがぐんとます。

「マニフェスト」と「選挙公約」。
「選挙公約」と「マニフェスト」。

どう考えても、「マニフェスト」のほうが、軽い。
横文字であるだけに、意味がわからない。
わからない分だけ、ピンとこない。
やはり「選挙宣誓書」という言葉を使った
ほうがよい。
そのほうが、わかりやすい。

そうでなくても日本人は、ウソに甘い。
「ウソも方便」という言葉もある。
平気でウソをつく。
ウソをつかれても、怒らない。
公約など、腸から出るガスのようなもの。
私たちもそう考えているし、政治家たちも
そう考えている。

+++++++++++++++++

●飛騨の昼茶漬け

 またまた経験した。
が、だからといって、その知人の妻を批判しているのではない。
久しぶりに、あの言い方を聞いた。
こんな言い方……。

 先日、知人が亡くなった。
通夜には行けなかったので、その前日、知人宅を訪れた。
そのときのこと。
知人の妻は、知人の横に座っていた。
私が知人に別れを告げているとき、その妻が、こう言った。
「林さん、昼ご飯を食べていってください」と。

 が、その地方では、それがあいさつ言葉になっている。
朝、遅く起きても、「おはよう(=早いですね)」と言うのと同じ。
ウソではないが、ウソ。
そんなとき、「じゃあ、いただきます」などと言おうものなら、さあ、たいへん。
家中、大騒ぎになる。
昼ご飯など、どこにも、用意されていない。

 もう10年も前に、こんな原稿を書いた。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【表と裏】

++++++++++++++++++

みながみなというわけではないが、
私が生まれ育った郷里のM町では、
ときどき、何が本当で、何がウソ
かわからなくなる。

ウソをウソと意識しないまま、平気
でウソをつく。それがその地方の
習慣にもなっている。その場、その場で、
適当なことを言って、とりつくろう。

が、何よりも不思議なのは、そういう
ウソをつかれながらも、つかれた
ほうも平気、ということ。
それなりに、みな、うまく、やっている。

その郷里を離れて、40年。
以前、「飛騨の昼茶漬け」について
書いたことがある。4年前の原稿
である。(2007年6月記)

++++++++++++++++++

●飛騨の昼茶漬け

 日本人は、本当にウソがうまい。日常的にウソをつく。
たとえば岐阜県の飛騨地方には、『飛騨の昼茶漬け』という言葉がある。
あのあたりでは、昼食を軽くすますという風習がある。
しかし道でだれかと行きかうと、こんなあいさつをする。

 「こんにちは! うちで昼飯(ひるめし)でも食べていきませんか?」
 「いえ、結構です。今、食べてきたところですから」
 「ああ、そうですか。では、失礼します」と。

 このとき昼飯に誘ったほうは、本気で誘ったのではない。
相手が断るのを承知の上で、誘う。
そして断るほうも、これまたウソを言う。
おなかがすいていても、「食べてきたところです」と答える。

この段階で、「そうですか、では、昼飯をごちそうになりましょうか」などと言おうものな
ら、さあ、大変!
何といっても、茶漬けしか食べない地方である。
まさか昼飯に茶漬けを出すわけにもいかない。

 こうした会話は、いろいろな場面に残っている。
ひょっとしたら、あなたも日常的に使っているかもしれない。
日本では、正直に自分を表現するよりも、その場、その場を、うまくごまかして先へ逃げるほうが、美徳とされる。
ことを荒だてたり、角をたてるのを嫌う。
何といっても、聖徳太子の時代から、『和を以(も)って、貴(とうと)しと為(な)す』というお国がらである。

 こうした傾向は、子どもの世界にもしっかりと入りこんでいる。
そしてそれが日本人の国民性をつくりあげている。
私にも、こんな苦い経験がある。

 ある日、大学で、一人の友人が私を昼食に誘ってくれた。
オーストラリアのメルボルン大学にいたときのことである。
私はそのときとっさに、相手の気分を悪くしてはいけないと思い、断るつもりで、「先ほど、食べたばかりだ」と言ってしまった。
で、そのあと、別の友人たちといっしょに、昼食を食べた。
そこを、先の友人に見つかってしまった。

 日本でも、そういう場面はよくあるが、そのときその友人は、日本人の私には考えられないほど、激怒した。
「どうして、君は、ぼくにウソをついたのか!」と。
私はそう怒鳴られながら、ウソについて、日本人とオーストラリア人とでは、ウソに対する寛容度がまったく違うということを思い知らされた。

 本来なら、どんな場面でも、不正を見たら、「それはダメだ」と言わなければならない。
しかし日本人は、それをしない。
しないばかりか、先にも書いたように、「あわよくば自分も」と考える。
そしてこういうズルさが、積もりに積もって、日本人の国民性をつくる。
それがよいことなのか、悪いことなのかと言えば、悪いに決まっている。

●私はウソつきだった

 実のところ、私は子どものころ、ウソつきだった。
ほかの子どもたちよりもウソつきだったかもしれない。
とにかく、ウソがうまかった。
ペラペラとその場を、ごまかして、逃げてばかりいた。
私の頭の中には、「正直」という言葉はなかったと思う。

その理由のひとつは、大阪商人の流れをくんだ、自転車屋の息子ということもあった。
商売では、ウソが当たり前。
このウソを、いかにじょうずつくかで、商売のじょうずへたが決まる。
私は毎日、そういうウソを見て育った。

 だからあるときから、私はウソをつくのをやめた。
自分を偽るのをやめた。
だからといって、それですぐ、正直な人間になったわけではない。
今でもふと油断をすると、私は平気でウソを言う。
とくにものの売買では、ウソを言う。
自分の体にしみこんだ性質というのは、そうは簡単には変えられない。

 そこであなたはどうかということを考えてみてほしい。
あなたは自分の子どもに、どのように接しているかを考えてみてほしい。
あるいはあなたは日ごろ、あなたの子どもに何と言っているかを考えてみてほしい。

もしあなたが「正直に生きなさい」「誠実に生きなさい」「ウソはついてはいけません」と、日常的に言っているなら、あなたはすばらしい親だ。
人間は、そうでなくてはいけない。
……とまあ、大上段に構えたようなことを書いてしまったが、実のところ、それがまた、日本人の子育てで、一番欠けている部分でもある。そこでテスト。

 もしあなたが中央官僚で、地方のある大きな都市へ、出張か何かで出かけた。
そして帰りぎわ、10万円のタクシー券を渡されたとする。
そのとき、あなたはそれを断る勇気はあるだろうか。

さらに渡した相手に、「こういうことをしてはいけないです」と、諭(さと)す勇気はあるだろうか。
私のばあい、何度頭の中でシミュレーションしても、それをもらってしまうだろうと思う。
正直に言えば、そういうことになる。

つまり私は、子どもときから、そういう教育しか受けていない。
つまりそれは私自身の欠陥というより、私が受けた教育の欠陥といってもよい。
さてさて、あなたは、子どものころ、学校で、そして家庭で、どのような教育を受けただろうか。

【補記】

日本人のこうした国民性は、話せば長くなるが、長くつづいた封建制度の結果と考えてよい。
今のK国のような時代が、300年以上もつづいたのだから、当然といえば当然。
「自分に正直に生きる」ということそのものが、不可能だった。

それについては、もう何度も書いてきたので、ここでは省略する。
ただここで言えることは、決して、あの封建時代を美化してはいけないということ。
もちろん歴史は歴史だから、それなりの評価はしなくてはいけない。
しかし美化すればするほど、日本人の精神構造は、後退する。

(はやし浩司 日本人の精神構造 封建時代の遺物 はやし浩司 家庭教育 育児 教育
評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 飛騨の昼茶漬け 
ウソも方便 嘘も方便)

++++++++++++++++

●表と裏

 私の知人の中にも、こんな人がいる。
裏で、私の悪口を言いながら、表では、平気でつきあってくる人である。
私はそういう人を見ながら、「この人の精神構造は、いったいどうなっているのだろう?」と思う。

 が、私は私で、そういう人とはつきあわない。
一度でも、そういう事実を知ったら、つ
きあわない。交際をやめる。
年賀状の交換もやめる。
が、そういう人にかぎって、騒ぎたてる。

 「あの林は、年賀状の返事もよこさない」とか、何とか。

 あるいは私の動向をさぐってくる。
何だかんだと口実をつくっては、近づいてくる。よ
ほど私のことが気になるらしい。
もちろん、私に好意的だから、そうするのではない。
私が失敗したり、不幸になったりするのが、楽しみだから、そうする。
それが私にもよくわかる。

 どうせそのレベルの人たちだから、そういう人は、無視する。
相手にしない。

 ……ということで、私は若いころ、こんな鉄則を自分につくった。
『つきあうなら悪口を言わない。悪口を言ったら、つきあわない』と。

 ついでに同じころ、こんな原稿を書いたこともある。

Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司

●電話の口

++++++++++++++++++

あなたは受話器の話し口を手で押さえて、
近くの人と、話をすることはありませんか?

しかし、それはたいへん、危険なこと。
一度でも、それをすると、それが理由で、
相手との人間関係を破壊することになるかも?

++++++++++++++++++

 あなたは今、電話で、だれかと話をしている。
だれでもいい。
だれかだ。
そのとき、あなたは、近くにいる、子どもか、夫か、あるいは妻と、何か相談しなければならないことができた。
受話器はもったまま、だ。

 そのとき、あなたなら、どうするだろうか。

 一番、安全な方法は、電話機の「保留ボタン」を押すことだ。
それを押せば、何らかの音楽が流れ、会話は、それで完全に、途切れる。

 しかしそこまでは、したくない。
その必要は、ない。
そういうとき、あなたならどうするだろうか。
……あなたは、多分、電話の話し口(聞き口ではなく、話し口)の方を、手で押さえる。
そして小さな声で、近くにいる人に、顔をしかめながら、こう言うにちがいない。

 「この電話、あの林からよ。いやねエ~。どうるす?」と。

 あなたは話し口を手でしっかりと押さえている。
だから小声で話したことは、相手には、聞こえないと思っている。

 だからそう言い終わると、また手を離して、「そうですねえ、わかりました、林さん」と、明るい声で話す。

 しかし……だ。
最近の電話機は、性能がよい。
話し口を手で押さえたくらいでは、会話をさえぎることはできない。
あなたの話した言葉は、実は、耳にあてた聞き口からも、相手に伝わる。
話し口も、聞き口も、原理的には、構造は、同じ!

 だから、電話機の口を手で押さえたくらいで、安心してはいけない。
最近だが、こんなことがあった。

 私は、B氏に電話をした。少しこみいった話なので、内容は、省略する。
しかしB氏は、留守だった。(実際には、居留守を使っていた。)
かわりにB氏の妻が電話に出た。

私「……では、いつお帰りですか?」
妻「もうすぐ帰ってくると思いますが……」と。

 そのとき、B氏の妻は、受話器の話し口を手で押さえた。
その感触というか、手で押さえた感じが音でわかった。
ポンと耳がつまったような感じがした。
B氏の妻は、近くにいるB氏に、小声で、こう言った。「あの林からよ。いやねエ……。
この電話、どうする?」と。

 それに答えて、そばにいたB氏は、多分、首を横に振ったのだろう。
B氏の妻は、夫の様子を見て、再び、明るい声で、「ごめんなさいねエ。また帰ってきましたら、林さんから電話があったことを、主人に伝えておきますから……」と。

 ……という、この話は、実は、フィクションである。
最近、別のところで聞いた話を、私の話にからめて、作ってみた。

 しかし、現実に、こんなことが私に起きたとしたら、私なら、そのB氏とは、絶交する。
つきあう必要は、ない。
つきあいたくもない。

 ……ということで、今日は、電話の話。
今でも、受話器の話し口を手で押さえて内密な話をする人は、少なくない。
しかし、それはたいへん危険なこと。
あまりにも無防備なこと。
それをみなさんにお伝えしたくて、このエッセーを書いた。

 ……なおこの話が、ウソだと思うなら、だれかに協力してもらって、自分で確かめてみたらよい。
私の言っていることがウソでないことが、わかってもらえるはず。
どうか、くれぐれも、ご用心!


++++++++++++++

 この中で、私は、「この話は、フィクションである」と書いた。
しかし詳しくは書けないが、似たような経験をしたから、私は、この話を書いた。

 ここでいうB氏も、表と裏のある人ということになる。
それまではかなり親しくつきあっていた人だったが、私は、この電話のあと、B氏とは、縁を切った。
ワイフは、「適当につきあっておけばいいのよ」と言ったが、私には、そういう芸当ができない。
若いころならできたかもしれないが、今は、もうできない。
めんどうというか、そういう人が近くにいるだけで、神経がすり減ってしまう。

 が、B氏にはそれがわからない。わからないというか、私がなぜ怒っているかさえ、わ
かっていない。
だからそのあとも、何ごともなかったかのように、何度も電話をかけてきたりした。

 適当にものを言って、その場をやりすごす。
そういう人は、少なくない。
好きか嫌いかということになれば、私は、そういう人が、大嫌い! 
そういう人と、愚劣な交際をつづけて、無駄にする時間は、私には、もうない!

【補記】

 私は、そういう意味でも、この浜松が、大好き! 
私のワイフの兄弟にしても、みな、正直。
本当に正直。表も、裏もない。
そのわかりやすさが、たがい人間関係を、さわやかなものにしている。

 たとえばこの浜松では、ものの売買をするときでも、(掛け値)ということをしない。
(値切る)ということもしない。
そういうやりとりをしているところを、見たことさえない。

 人間関係もそうで、少なくとも私のワイフの兄弟たちは、ありのままの姿で、ありのま
まに生きている。
飾ることもない。虚栄を張ることもない。
見栄や世間体とは、みな、無縁の世界で生きている。
すばらしいことだと思う。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 日本人の嘘 はやし浩司 日本人のウソ ウソも方便論)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●再び、マニフェスト

 ウソをつくのが商売。
それが政治家。
そんな政治家に、誠実さを求めても、意味はない。
悲しいことだが、この日本では、だれもが、そう思っている。
私もそう思っているし、あなたもそう思っている。
私もごく最近まで、「公約」などというものは、選挙に勝つための「方便」と思っていた。
言うなれば、「選挙目標」。
だから公約が破られたからといって、それほど腹を立てなかった。

 が、しだいにウソに対して、国民の目がきびしくなってきた。
日本人の意識が、少しずつだが、変化してきた。
「公約違反」という言葉も、よく聞かれるようになった。
そこで登場したのが、「マニフェスト」?
「軍隊」を「自衛隊」と言い換えたようなもの。
つまり国民をだますための煙幕?

 私には、そう思われてならない。
だったら、やはり「選挙宣誓書」と言えばよい。
どうしてそういう言葉を使わないのか?
そのほうがわかりやすいし、国民も、注視する。
もちろん重みも、ぐんとます。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 マニフェスト 選挙宣誓書 選挙声明文 公約論)


Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【流出する頭脳】

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

全国津々浦々、市町村の「村」レベルにまで、
韓国の産業スパイは、入り込んでいた。
「日本人にできることが、ワレワレにできないはずがない」という、
逆差別意識が、「日本から盗めるものは、すべて盗め」が、合言葉につながっていった。

昨日、今日の話ではない。
私が商社マンだった、1970年代の話である。
その結果が、まさに現在。
それを象徴するかのような事件が、新日本製鉄を舞台にして起きた。
MSN(産経ニュース)から転載させてもらう。

この事件が、日本人が、もう一度、「日本人とは何か」「愛国心とは何か」、
それを考えなおすきっかけになればよい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●盗まれた技術

++++++++以下、MSN(産経ニュース)2012-05-27++++++++

 付加価値の高い鋼材の生産技術が盗まれたとして、新日本製鉄が韓国の鉄鋼大手、ポスコと同社日本法人、新日鉄元社員などを提訴した。
昭和40年代に開発し、門外不出としてきた技術だけに、新日鉄の怒りは強い。
ポスコに対し、1千億円の損害賠償などを求めている。
ポスコは争う構えだが、敗訴すれば高収益な同事業分野からの撤退は避けられない。
産業スパイの代償の大きさを知らしめる裁判となるか。

 「やはりそうだったのか」

 韓国内でポスコが起こした裁判での証言の一つから、ある新日鉄幹部は、それまでのポスコへの疑念が、明確な不正だと確信。
昨年末、証拠保全手続きを申し立て、裁判所が元社員の保有していた“動かぬ証拠”を押さえた。

 新日鉄は、「時効の懸念もあり、早期に提訴が必要」(幹部)と判断。
4月に不正競争防止法(営業秘密の不正取得行為)違反で、ポスコなどを東京地裁に提訴した。
日本企業が、不正な技術流出で外国企業を訴える事例としては最大規模だ。

 訴訟対象の「方向性電磁鋼板」は、新日鉄の八幡と広畑の両製鉄所だけで製造されている。
工場勤務の長かった幹部でも、「生産工程は見たことがない」という秘中の秘の技術だ。

 変圧器などに用いられる特殊な鋼板で、電圧変更時のロスなど従来製品の課題をことごとく解消。
鉄の結晶がきれいに整列する様子から、業界では「鉄の芸術品」とも呼ばれている。

(3分の1ほど省略)

 新日鉄はポスコ側に真偽を問い合わせたが、独自技術と言い張るばかり。
「何十年もかけ、数百億円を投じてきた技術が、なぜこんなに早く追いつかれたのか」(宗岡正二社長)。
疑念は募っていった。

 平成19年、ポスコが韓国で起こした裁判をきっかけに事態は急転した。
ポスコは、同社の元社員が方向性電磁鋼板の技術を中国の鉄鋼メーカーに売り渡したとして提訴。
しかし、裁判で元社員は「渡したのは(ポスコの技術でなく)新日鉄の技術」と証言した。
これを受け、新日鉄が調査を開始。
同社元社員の証拠差し押さえを経て今回の提訴に至った。

 事情を知る業界関係者は、「ポスコ側に情報を漏らしたのは1人ではなく、グループだ」と指摘する。
1990年代に新日鉄を退社した開発担当者を含む数人が関与したらしい。
新日鉄が提訴したのはグループのリーダー格とみられる。

(4分の1ほど、省略)

 元社員はどのように取り込まれたのか。
ポスコに限らず、日本企業の退職者を積極的に雇用する外資は多い。
多額の報酬が提示されることもある。
「エージェントを通じて慎重に接触し、籠(ろう)絡(らく)する」(事情通)ケースもある。

 技術を流した側と受け取った側の関係を立証するのは難しい。
裁判は長期化が予想されるが、新日鉄側は「明らかな形で情報が流出した証拠をつかんでいる」として勝訴に自信を見せる。

 元社員はなぜ技術を漏らしたのか。
「結局は金だろう」。
新日鉄幹部らはそう吐き捨てる。

(以下省略)

++++++++以上、MSN(産経ニュース)2012-05-27++++++++

●売国奴

 「金で、日本の技術を売った?」……まさに売国奴。
が、言い換えると、今、日本人がもつ民族意識、さらに言えば愛国心は、そこまで希薄になっている。
ここにこうして載っている、MSNの記事は、その結果……というより、まさに氷山の一角。
それを疑う人は、韓国の現在の産業構造を見てみればよい。
鉄鋼産業はもちろん、自動車、コンピューター、家電、造船など、まさにひとつの卵子から分かれた、双生児。
あのヒュンダイにしても、当初は、「前から見ればトヨタ、後ろから見れば日産」という自動車を、平気で作っていた。

 その韓国が、中国を訴えた。
が、それに対して、当の韓国の技術者は、裁判所でこう証言した。

「渡したのは(ポスコの技術でなく)新日鉄の技術」と。

 厚顔無恥というのは、まさにこれを言う。
中国の企業が、韓国車を模倣したときも、ヒュンダイは、中国を訴えている。
思考回路は、まったく同じ。
何も変わっていない。

●韓流ブーム

 一時、(そして今も)、韓流ブームが日本を沸かした。
よい年齢をしたオバちゃんたちが、それも夫や子どももいるような、オバちゃんたちが、韓国の映画俳優の尻を追いかけた。
整形を繰り返し、化粧を塗りたくったような、若い俳優である。

 私はあれを最初に見たとき、「日本人は、どうしてああまでバカなのか」と思った。
本当に、バカ!
当の韓国では、日本文化の流入は、きびしく制限されていた。
日本映画が全面解禁になったのは、2004年の1月1日のことである。

 韓流ブームと産業スパイとの関係は、ない。
しかしその底流では、太くつながっている。
民族意識の喪失と愛国心の希薄化。

 が、誤解しないでほしい。
私は行き過ぎた民族主義、愛国心には、反対である。
たとえば「日本民族はすばらしい」と思うのは、民族意識。
その返す刀で、「多民族は劣っている」と思うのは、行き過ぎた民族意識。

 また「日本を愛する」というのは、愛国心。
その返す刀で、「他の国を犠牲にしてもよい」と考えるのは、行き過ぎた愛国心。

 が、この日本では、それ以下。
国を売るような行為を平気でしながら、みじんも恥じない。
そういう意味で、売国奴と、韓流ブームに踊らされるオバちゃんたちは、底流で太くつながっている。
少しは恥を知れ!

●高額な報酬

 まず人材を、高額な報酬をちらつかせ、引き抜く。
引き抜かれた人材は、その期待に応えようと、もてる技術を最大限、提供する。
こうして日本の技術は、外国へ流出する。

 それを守るのが、「守秘義務」ということになるが、民族意識や愛国心の希薄な人にとって、守秘義務など、絵に描いた餅。
で、自分のこととして考える。

 もしだれかが私のところへやってきて、こう言ったとする。
「林さん(=私)、あなたの教育技術を、1億円で売ってくれませんか」と。
(私の教室は、YOUTUBEで公開しているので、そういうことはありえないが……。)
そのとき、私は、どのような反応を示すだろうか。

 もっとも私のもっている教育技術など、その価値もない。
それに他人の技術を流用したり、盗用したりしたものでないから、売るのは、私の自由。
だから即座に、「YES」と答えるだろう。

 が、それが外国であったら……?
とくに日本のライバルとなっている国であったら……?

 ……これはかなり迷う。
日本の未来を考えたら、おいそれと「YES」とは、言えない。
この世界には、「ブーメラン効果」という言葉がある。
へたに技術を手放せば、やがてその被害は、ブーメランのように自分のところに戻ってくる。
だから「ブーメラン効果」。
つまりその精神的支柱となるのが、民族意識であり、愛国心ということになる。
 
 それがあるか、ないか?

 そこで教育ということになるが、しかし教育にも限度がある。
となると、法律による厳罰主義しかないということになる。
だいたい産業スパイが野放しになっている国は、この日本をおいて、そうはない。
韓国にしても、産業スパイは、スパイ。
政治スパイと同じ。
区別しない。
きわめてきびしい罪が科せられる。
当然、取り締まりも、きびしい。

 10年ほど前、大学の同級生が、アメリカで逮捕された。
H社の工場の責任者(副工場長)だった。
その同級生は、即、逮捕、投獄。
2年間の懲役刑を宣告された。
(しばらくして、保釈されたが……。)

 ともあれ、日韓経済戦争は、終わったわけではない。
今の今も、水面下でつづいている。
頼みの綱は、日本政府だが、あの体たらく。
与党の元代表が、「無罪になった」と、はしゃいでいる。
が、最後の最後まで、4億円の出所は、わからずじまい。
そういうことを、日本を指導する指導者が、平気でしている。
どうして新日本製鉄の技術を韓国に売った技師を、売国奴と非難することができるか……ということになってしまう。

 残念な事件である。
と、同時に、今一度、韓国という国がもつ異常性に、みなが気がつくべきときでもある。


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【今日、国際ニュースより】日本の国益を第一に!

●日本よ、ギリシャを助けるな!

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

日本よ、ギリシャに、手を出すな。
助けるな。
まず自国の利益を第一に考えろ。
「冷たい」「卑怯」と言われても、構わない。
今の日本に、そんな余裕はないぞ。

いい子ぶるな。
お人好しになるな。

ギリシャは、すでに破綻している。
そんな国に5兆円(IMF)も注いでどうなる。
どうする。
最後にババを引くのは、この日本だぞ!

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●100兆円!
 
 まずブルームバーグの記事。
こうある。

 『世界の銀行業界を代表する国際金融協会(IIF)のダラーラ専務理事は、ギリシャのユーロ圏離脱のコストが手に負えないほど膨らみ、協会がこれまで予想していた1兆ユーロ(約100兆円)を上回る公算が大きいと警告した』(2012ー05-25)と。

 ぞっとするような金額である。
そういう数字を示しながら、「ギリシャを離脱させてはいけない」と。

 その上で、『6月にメキシコのロス・カボスで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合を前に欧州首脳は、(5月)26日、世界経済の回復に向け欧州と日米中3カ国は、責任を共有するとして、日米に財政再建を求めるとともに、中国には改革を断行するよう促した』(ロイター)と。

 すでにアメリカは、イチ逃げた!
IMFへの拠出金額、ゼロ。

 が、これですむとは、だれも思っていない。
『スペインのカタルーニャ州政府のアルトゥール・マス知事は25日、中央政府に対して支援を重ねて要請した』(ブルームバーグ)と。

 つづいて『スペイン政府が今月初めに国有化した同国銀行3位のバンキア・グループは、不動産融資とそれ以外の融資の引当金を準備するため、190億ユーロ(約1兆9000億円)の公的資金による追加支援を申請する』(ブルームバーグ)と発表した。
これについて、大和キャピタル・マーケッツのエコノミスト、トビアス・ブラットナー氏(ロンドン在勤)は、25日の電話取材に対し、「われわれが最初からずっと指摘してきたようにバンキアは氷山の一角にすぎない」(ブルームバーグ)と答えている。

 氷山の一角!

●資本主義社会のリシャッフル

 トランプ(ゲーム)では、ときどきカードをリシャッフルする。
こうしてゲームの公平性を保つ。
同じように今、世界で、富のリシャッフルが起きている。

 それほど働かなくても、優雅な生活ができる人たちがいる。
その一方で、働いても働いても、貧しい生活を強いられる人たちがいる。
今のところこの日本は、前者の「優雅な生活ができる国」に属している。
貿易収支(モノ)が赤字でも、資本収支(金貸し)で、何とかカバーしている。
が、こんな状態がいつまでもつづくとは、だれも思っていない。

 その先陣を切ったのが、(「先陣」というのも、おかしいが)、EUということになる。
もともとアメリカのドルに対抗し、EUが生まれ、ユーロが生まれた。
当初、ユーロはドルを凌駕(りょうが)するほどの勢いを見せた。
相対的に、アメリカドルの地位は衰退した。
日本が橋本政権だったころの話である。

 その結果、今のEUが生まれた。
ギリシャを含む南欧世界が生まれた。
みな、それほど働かなくても、優雅な生活ができるようになった。

 が、ここにきて、EUの国家経済が、つぎつぎとおかしくなってきた。
まさに「リシャッフル」が、始まった。

●映画『ファミリー・ツリー』

 ところで私とワイフは、おとといの夜、ジョージ・クルーニー主演の映画『ファミリー・ツリー』を見てきた。
内容はまさに、アメリカのハリウッド映画。

 仕事中心主義の夫。
その夫で、さみしい思いをしていた、(=ヒマをもてあましていた)妻。
それを理由に、妻は不倫。
(セックス第一主義の、実にアメリカ人らしい、発想!)
その最中、妻はボート事故で、植物人間に。
事故のあと、夫は、妻が不倫を重ねていたことを知る。

 私はあの映画が始まると同時に、即座にこう思った。
「何だ、このド・ぜいたくな生活は!」と。

 うそだと思うなら、そういう視点で、あの映画を見てみたらよい。
映画は一応、(家族の絆の大切さ)をテーマにしている。
しかしそんなことは、ド・ぜいたくは、アメリカだからこそ、言えること。
少なくとも、世界の標準ではない。
今の今も、世界の人口の3分の1の人たちは、じゅうぶんな食料もなく、飢餓状態であえいでいる。

 「何が、家族だ!」
 「何が、不倫だ!」
 「何が、子どもの教育だ!」と。

 まさに飽食映画。
ド・ぜいたく映画。
それが『ファミリー・ツリー』。
そしてそれがさもあるべき、人間の生活であるかのように、私たちに見せつける。
「これがあるべき本来の生活だ」と。

 あのね、どうしてアメリカ人だけが、ああした、ド・ぜいたくな生活ができるか、それを一度、考えてみたらどう?

 言うまでもなく、強大な軍事力に支えられた、強いドルが、それを可能にしている。
いくら印刷に印刷を重ねても、世界の人たちは、ドル紙幣をほしがる。
言うなれば有名画家の絵画と同じ。
サラサラと描いても、数万ドル、数10万ドルで売れる。

●自業自得

 私もあるとき、息子の1人にこう言われたことがある。
(だからといって、その息子を責めているのではない。誤解のないように!)
「パパは、仕事ばかりしていて、家庭を顧みなかった」と。

 事実、そうだったから、反論のしようがない。
私は仕事ばかりしていた。
が、私たちが生きた時代は、そういう時代だった。
多かれ、少なかれ、みな似たような生活を送っていた。
孤立無援。
その中で、家族にだけは、ひもじい思いをさせたくないとがんばった。
学費だけは、惜しみなく出してやろうと願った。

 が、最近の若い人たちは、私たちが経験したような時代を知らない。
ボットン便所すら知らない。
知らないばかりか、アメリカの生活を基準に、こう言う。
「戦争を起こしたのは、パパたちの世代だ。自業自得」と。
(戦争を起こしたのは、私たちではないのだが……。)

 不幸なことに、本当に不幸なことに、豊かな生活は、天から降ってくるものと思っている。
映画『ファミリー・ツリー』の中で見るような生活が、世界の標準と思っている。

●アメリカの尻馬

 が、豊かであることは、悪いことではない。
ショッピングセンターに行けば、モノや食料品が山のように積んである。
電気やガスも、今のところ無事、使うことができる。
「水資源」が豊かなのは、本当に、ありがたい。

 が、その豊かな生活に、このところ陰りが見え始めた。
簡単な計算だが、あなたの現在の生活から、1000万円x(家族数)の現金を引いてみればよい。
(3人家族なら、3000万円を引く。)
それが日本人の、現実の(力)ということになる。
(国の借金を、1人=1000万円で計算した。)

 そのとき、あなたの周囲に、何が残るか?
ふつうは、何も残らないばかりか、借金が残るはず。
が、それでも、何とか今は、豊かな生活ができる。
なぜか?

 理由は簡単。
アメリカの尻馬に乗り、かろうじて(円)の力を維持しているからにほかならない。
辛らつな言い方に聞こえるかもしれないが、事実は事実。

●日本の国益

 が、日本人の私たちは、それでも日本の国益を最優先する。
理由がある。

 日本を一歩外に出れば、そこは野獣うごめく、無法地帯。
弱肉強食の論理だけが通用する、野蛮世界。
食うか、食われるか。
見た目はともかくも、資本主義経済というのは、原罪的にそういった宿命を負っている。
そういう中、もしここで日本が気を緩めれば、日本はあっという間に、野獣の餌食になってしまう。
(すでになってしまっているが……。)

 スポーツと同じとまでは言わないが、はじめから「負けてもいいや」では、勝負にならない。
勝つことはできない。
懸命に戦っても、現状維持が精一杯。
そんな中、冒頭の結論に戻る。

いい子ぶるな。
お人好しになるな。

●ちまちました人間

 たまたま昨日(5月25日)、石原東京都知事は、20年夏季五輪招致に対する国内支持率を批判し、こう言った。

「一体、日本人は何を望んで、何を実現したら胸がときめくのか。
ちまちました自分の我欲の充実で、非常にやせた民族になった」(定例記者会見)と。

 国際オリンピック委員会(IOC)の調査で、国民の支持率が47%と低かったことについて、である。

 私はまったく同感である。
が、それに対して、若い人たちの反応には、驚くべきものがある。
2チャンネルへの書き込みを、上から選択しないで、10個だけ、転載させてもらう。

★お前がオリンピックやろうとしてることが我欲の充実なんじゃねえかw

★国民が望んで無い事を都知事が勝手に突っ走って何を考えているのか?

★オリンピックをなぜ欲しがるのかさっぱりわからん

★我欲の塊のジジイがなんか言ってら

★オリンピックよりも先にやらなきゃならんことが山積みだから反対してんだろ。
バカかこのジジイは

★そもそもなんで運動のできる人に金払って、遊ばせておくのか意味がわからん

★栄えるのは東京だけ

★五輪は欧米でやるからこそ有難味があんだろ

★オリンピックなんかやらなくていいよワールドカップだけ誘致すればいい

 敗戦後の混乱期。
その中からはい上がった日本人。
その日本人は、あの東京オリンピックに、「光」を見た。
未来につづく「希望」を見た。
精神だけではない。
もちろん東京オリンピックが日本にもたらした経済的利益には、計り知れないものがある。

 今の若い人たちに、それを理解せよと言っても、無理なのかもしれない。

●負け戦

 今日も、こんなニュース。
 
 リコーがデジタル複合機の国内主力工場である御殿場事業所(静岡県御殿場市)を、2013年3月末までに閉鎖するという(26日)。

昨日(25日)、半導体大手のルネサスエレクトロニクスが、従業員約4万2000人のうち、1万~1万2000人をリストラすると発表したばかり。
これによって、『この2月に経営破綻し、経営再建中のエルピーダメモリにつづき、国内電機大手の共同出資による「日の丸半導体」メーカーは、さらに苦境に立たされることになる』(以上、時事通信)と。

 つまりこの先、こんなニュースが毎日つづくようになる。
日本という国家は、少しずつ終焉を迎える。
これを私の世界では、「負け戦」という。
が、この負け戦ほど、神経を消耗し、腐らせるものはない。

 だからここは、なりふり構わず、ふんばる。
繰り返す。

いい子ぶるな。
お人好しになるな。

 今の日本に、そんな余裕は、ないぞ!
2012/05/27夕方記


Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司


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