2012年7月3日火曜日

The Burden of the Family

************2012年7月3日より*************

●年長児(英語の勉強)byはやし浩司
 English lesson for Age 5&6 Children by Hiroshi Hayashi Hamamatsu, Japan 2012



Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司

【家族への思い】(「家族」の重圧感で苦しむ、1人の女性)

 A県M町に住んでいるEさんからのメール。
それを読んだとき、胸が詰まった。
「家族とは何か」と。

 「家族」という言葉に、幻想をいだいてはいけない。
ほんの少し、どこかで歯車が狂うと、まさに三界の足かせ。
切るに切られない、腐れ縁。
「家族」という呪縛の中で、もがき、苦しむ。
逃れようと思えば思うほど、家族は、キバをむいて、襲いかかってくる。
「何とかしてほしい」と。

その重圧感には相当なものがある。
1日とて心の晴れぬ日はない。
心の壁にぺったりと張りつく。
めくっても、めくっても、張りつく。
Eさんも、その1人。

【Eさんより、はやし浩司へ】

はじめまして、A県M町に住むEといいます。
失礼ながら今日偶然に、先生のサイト(幼児教育ぽーたるさいとQ&A「家庭内暴力」)を見つけ、拝見させていただきました。
先生のご解答に、小さな希望を感じ、どうしても相談に乗っていただきたくメールしました。
長くて、文章も読みにくいと思いますが、どうぞよろしくお願いします。


私自身も現在子育てに奮闘しているところですが、今回、ご相談させていただきたいのは、私の実家の兄弟についてです。

今年で30歳になる弟は、新卒で新潟市に本店を置く銀行に勤め、就職して2か月ほどたったときに仕事を失いました。
職場恋愛でできた彼女に対し、仕事中に暴力、(弟いわく、強く腕をつかんだ程度だったということです)をふるい、そのことで上司に無理矢理退職届けを書かされたのです。

弟は、別れを切り出された彼女に対して、何度もメールしたが無視された。
仕事中に話そうと思ったがまた無視された。
それで怒って「なんで無視するんだ」と、腕をつかんだそうです。
彼女は泣きながら上司に相談し、次の日に、上司が弟を呼び出し退職届を書かせたという成り行きです。

その後、A県M町の実家に帰ったのですが、母への暴力や兄とのケンカで、警察沙汰が絶えず、現在はA市内で、私が結婚する前に一人暮らししていたマンションで、一人暮らしをしています。
仕事はせず、家賃、生活費はすべて親の仕送りです。

私は彼が仕事を失ったとき、「相手も悪いが、女の子に暴力したことはいけなかった」と言いました。
3年ほど前までは「謝れ」「訂正しろ」「お前が悪い」と、私の間で、毎日のように電話やメールがありましたが、私が意見を変えないままでいると、連絡が途絶えました。
今はこちらが連絡しても無視です。
唯一、父とだけは月に一回程度、会ったり電話することがあるようです。

私は、期限をきめて、一度仕送りを辞めた方がいいのではと言うのですが、親は、彼が実家に戻りまた暴力をふるうことを恐れ、そのままの状態が続いています。

また、今年34歳になる兄も、5年前から実家に引きこもっています。
実家に帰っても、目を合わせるどころか、私を避けて部屋に、そのままこもってしまいます。

兄と弟を社会復帰に導くためには、どうしたらいいのでしょうか。

今回、先生にご相談したいのは上に書いたとおりですが、家族のことをもう少し詳しく知っていただきたいので、時間があれば読んでいただけますか。

私の実家はA県M町にあります。
家族構成は、父、母、兄、私、弟、10年前に他界した祖父も含む6人家族でした。
父はA県の職員、母は実家で小さな美容室を経営、祖父はいつも家にいました。
外から見ると、大人しい父と明るい母、優しそうな祖父、何も問題のないような家族だったと思います。
でも私は幼いころから原因のわからない寂しさ、息苦しさ、温かい家庭へのあこがれを強く感じていました。

今思うと、コミュニケーション不足と、甘え不足だったと思います。
母はいつも忙しそうにしていましたし、父は子どもに対して全くの無関心。
祖父も家にいましたが、自己中心的で話をきいてくれるタイプではありませんでした。
私はずっと父親嫌いで、家庭崩壊の原因は父にあると思っていました。

しかし、母も実際は人一倍プライドが高く世間体を気にしますし、子どもの意見を聞いてくれませんでした。
それどころか、一見しただけではわからないのですが、母は極端に否定的な考え方をし、私たちに対して、束縛意識も強かったようです。
「家族のために犠牲になっている」という被害者意識も、ありました。
それに私が気づいたのは大人になってからで、かなりの時間がかかりました。

幼いときの3兄弟はというと、兄はオレ様タイプで、弟は人懐っこい甘えん坊、私は外では仮面をかぶり、明るく、友達にも恵まれていました。
どこにでもいそうな子どもたちでしたが、思春期になると親子間、兄弟間で会話することもほとんどなくなり、思春期を過ぎたころにはそれぞれがどうにもできない問題を抱えはじめました。

兄は他人と会話できず変人と言われ孤立、弟は高校時代に不登校児になり、浪人時代から母に暴力をふるうようになりました。
そして、私は大学卒業あたりから、過食嘔吐をくりかえすようになりました。

私は娘の存在のおかげで、去年、ようやく過食嘔吐を卒業しました。
子育ては大変なときもありますが、子どもを抱くことで、過去の傷が癒されていくのを実感しています。
そして、今は実家の家族の関係を少しでも修復したいと考えるようになりました。

私とは会話をしたがらない兄と弟ですが、どのような接し方をすればいいのでしょうか。
そして、兄と弟がこれから社会に出るきっかけを作るにはどうしたらいいのでしょうか。
お忙しいと思いますが、アドバイスをいただけたらとてもとてもうれしいです。

【はやし浩司より、Eさんへ】

 つらい気持ちは、よくわかります。
私も同じような問題をかかえ、40年以上も苦しみました。
で、数年前、実兄、実母が他界し、実家を売り払いました。
どれも悲しいことでしたが、しかし私は生まれてはじめて、解放感を味わいました。
「家族というより(家)から解放された」という、解放感です。

 で、こういうケースで、いちばん苦しんでいるのは、実は、あなたの両親です。
そしてこういうケースで、いちばんのキーパーソンは、実は、あなた自身なのです。
と書いても、どうか負担に思わないでください。
あなたが良き理解者として、両親の話し相手になってやる。
それだけで、あなたの両親は救われます。

(1)良き聞き役に徹すること。
(2)両親を批判したり、両親に責任を追及しないこと。
(3)あなたの両親は、あなた以上に、苦しみ、悩んでいます。
大切なことは、家族同士が、傷つけあわないこと。
傷つけあっても、問題は何も解決しません。

 「お父さんも、たいへんね」「お母さんも、たいへんね」と。
あなたのやさしさだけが、あなたの家族の中では、光であり、希望なのです。
で、両親がそれによって救われ、前向きに生きる希望と勇気をもったとき、あなたがた家族のかかえる問題は、解決します。
約束します。

 そのときどきは遅々として進まない時間。
変わらない生活。
何かと苛(いら)立つことも多いことでしょう。
家族がもつ閉塞感には、相当なものがあります。
私も、40歳の始めころは、実家へ帰るとき、実家が近づくにつれ、仏教の経典を唱えずしてはおれませんでした。
それくらい苦しかったです。
恐らく、今のあなたも、そうでしょう。
が、この問題だけは、どうにもなりません。
「運命」だからです。

 つまりね、Eさん、人には無数の糸がからんでいます。
過去の糸、性格の糸、社会の糸、そして家族の糸。
そういった糸が、無数にからんで、あなたの行く道を決めてしまいます。
が、この運命という魔物は、それから逃げようと思えば思うほど、あなたにキバをむいて、襲いかかってきます。
が、ひとたび、受け入れてしまえば、今度は、向こうからシッポを巻いて退散していきます。
卑怯で、小心者です。

 ですからあなたも、「こうでなくてはいけない」という(形)を捨て、運命をそのまま受け入れなさい。
あなたはそういう家庭で生まれ育った、1人の人間です。
引きこもりの兄。
無職でスネかじりの弟。
原因は、いろいろありますが、今さら、原因を追及しても、あなた自身が悲しくなるだけです。
方法は、簡単。
(現状)をそのまま受け入れ、「まあ、人生、こんなもの」と、受け入れてしまうことです。
たとえばあなたの弟が、「謝れ」「訂正しろ」「お前が悪い」と言ってきたことについても、「そうね」と言ってあげればよいのです。
「ごめんなさい」と言ってあげればよいのです。
「あなたが悪い」という前提で、話をしてはいけません。
(恐らく弟は、あなたを母の代理として、攻撃していると思われます。)

 弟は弟で、思うようにならない人生の中で、もっと言えば、自我の確立ができない状態の中で、もがき苦しんでいます。
(親を責め、親からお金を取ることについては、「復讐」と考えているかもしれません。)
自分勝手で視野が狭いということはありますが、しかし弟の心を救うのも、あなたです。
あなたのやさしさです。

 あとは勇気を出して、足を一歩、前へ踏み出せばよいのです。
体はあとからついてきます。

 あなたにとっては、きびしい時期かもしれませんが、この時期を乗り越えれば、あなたはすばらしい女性=母親になれます。
そのための試練と考えてください。
やり方をまちがえると、あなたもグチ人間になり、低劣な人間になってしまいます。
最悪のばあいは、あなたも、そのままたとえば、うつ病という暗い迷い道に入ってしまいます。
今、あなたはその瀬戸際にいます。
苦しいでしょうが、私はこうした試練を、「第二の産道」と呼んでいます。
ごくふつうのありきたりの人間になるか、それとも苦しさを乗り越え、すばらしい人間になるかの、その分かれ道です。

 まわりをご覧なさい。
夏風のさわやかさを、肌で感じてごらんなさい。
その状態で、あなたの兄や弟を見てごらんなさい。
ちっぽけで、つまらない人間に見えてきますよ。
そんな人間に、引きずられ、悶々と悩んでいたら、あなた自身も、同レベルの人間になってしまいます。

 「私とは会話をしたがらない兄と弟ですが、どのような接し方をすればいいのでしょうか。
そして、兄と弟がこれから社会に出るきっかけを作るにはどうしたらいいのでしょうか」という部分についてですが、(接し方)については、すでに答は出ています。
運命を受け入れる、です。

「ああなってほしい」「こうなってほしい」とは、思わないこと。
ただひたすら、相手の立場に立ち、「兄さんも苦しいのね」「弟も苦しいのね」と。
ねぎらいの言葉をかけてあげます。
もちろん両親に対しても、です。

 幸いにも、現在は、両親も健在で、現状維持ができる状態にあります。
両親は両親で、勝手に(?)仕送りをしているのですから、両親に任せておきなさい。
(私もそうでしたが、そういう息子をもつと、親は、「がんばらなくちゃ」と思うものです。)

 で、「兄と弟がこれから社会に出るきっかけを作る」という部分ですが、あきらめなさい。
この先、10年はつづきます。
しかし10年もつづくと、彼らもだんだんと気がついてきます。
それまで待つしかありません。
(そんころになると、いろいろな会に顔を出したりするようになります。)
それに今、ここであなたがジタバタしても、どうにもなりません。
こうした問題は、5年単位でみます。

私の周囲にもそういう人は多いですが、(多いですよ)、この問題だけは、両親が死ななければ解決しません。
他人から見ると、ずいぶんと身勝手な兄と弟に見えるかもしれませんが、兄も弟も、結局は両親(家族)のもつ重圧感で苦しんでいるのです。

 直接的な方法としては、一度、心療内科のドクターに相談するという方法もあります。
今は、よく効く薬もあります。
またアメリカでは、脳を直接刺激し、このタイプの引きこもりやうつ病を、簡単に治してしまうという方法も、治療法として、使われています。
1週間ほどで、完治してしまうというから、驚きです。
(日本でも、数年後には、当たり前の治療法になると思われます。)
だから希望を失わないこと!

 ……今どきという言い方は、たいへん失礼な言い方になるかもしれません。
しかし私はあなたの基本的にもつ7(やさしさ)に、深い感銘を覚えました。
今では、若い人たちは、平気で両親を捨て、家族を捨てて都会へと出て行きます。
「自分たちだけが幸福になればいい」とです。
そして私が「親のことはどうするのか」と聞くと、「親には年金がある」とか、「息子や娘をそういう形で縛りつけるのは、親のすべきことではない」などと答えたりします。

 さらに「親への恩はどうするのか」と聞くと、「その分は自分の子どもに返していく」と。
「私はそういう形で、自分の子どもを束縛したくない。それこそ家族崩壊だ」と言った、30歳くらいの男性もいました。

 「返す」という意味そのもが、理解できないようです。
つまり今は、そういう時代です。
そういう時代ですから、あなたの(やさしさ)が、余計に光ります。
あなたは自分がもつ(やさしさ)を信じ、それをみがいていけばいい。
それが今、あなたの家族にとっては、何よりも大きな救いとなるでしょう。
つまりね、あなたの家族の運命を変える力を、あなたはもっている。
あとは、それを実行するだけです。

 たまたま今朝、別の方から、こんな相談が届いていました。
一部重複しますので、そのまま紹介させてもらいます。
2012/07/03

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【Tさんより、はやし浩司へ】

 ご返信ありがとうございました。
先生のおっしゃる通り、登校拒否が問題なのではなく、その根本にあるものをもう一度見つめなおしてみようと思うことができました。

今はあせらず、とにかく娘のペースに合わせてできるだけ希望に添えるように頑張ってみます。

 もうひとつだけ相談させてください。
単身赴任中の主人にしばらく帰省しないよう話すのはよくないでしょうか?

先生にアドバイスをいただいたように、私自身の欲求をおさえ、娘のための時間を・・・という決意はできました。
やれるだけやってみようという想いです。

 ただ、「ダイエットで肉絶ちしているわたしの前で焼き肉をほおばれるようなタイプ」の主人を目の当たりにしながら、その自由さをみせつけられながら我慢をしていると頭がおかしくなりそうです。

娘の登校拒否についても関心がないのか、この話題に口をはさむこともなく、たった2日しかいない帰省した週末も昼間からお酒を飲み、昼寝しています。

娘はパパが大好きです。
帰省も月に1~2度はあり、帰省した日は大喜び。
行っちゃう日の前日は、挙動不審なんだかちょっとおかしい・・・精神的に病んでるように泣いたりします。

 毎月毎月こんな風に生活が乱れながらも、いままで通り帰省をしてもらったほうがい
いのでしょうか?

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【はやし浩司より、Tさんへ】

 おはようございます。

 残念ながら、夫婦の問題は、夫婦しかわからない複雑で微妙なものです。
いろいろご事情もあるかと思います。
思い出も、いきさつもあるかと思います。
あなたが感じている不平不満も、満たされない愛への欲求不満だけかもしれません。
(もちろんそうでないこともありますが……。)

 こういうときは、自然の成り行きに任せなさい。
水が低いところを求めて、流れていくように、
雲が風に乗って流れていくように、やがて行き着くところへ、行き着きます。

 大切なことは、けっして出口のない部屋に自分を追い込まないこと。
反対に、出口のない人生はありません。
気を楽にし、「こうでなければ」と考えないこと。

 夫婦についても、「許して、忘れる」。
カリカリしないで、夫をおおらかに包んであげてみてはどうでしょうか。
あなたの出方ひとつで、夫も大きく変わるはずです。
愛人がいれば別ですが、そうでなければ、夫もさみしい思いをしているはずです。

 できれば、今の「谷」を乗り越えてほしいと思います。
それがいつか、すばらしい思い出になるからです。
人生というのはそういうものです。

 あなたも勇気を出し、「許して忘れて」みなさい。
あなたのほうが、一歩、夫を抜き出るのです。
相手は幼い子どもと思えばいいのです。
そしてあなたの心をとりまき、がんじがらめにしているクサリを解き放つ。

「許して忘れる」については、たくさん書いていますので、
「はやし浩司 許して忘れる」を一度、検索してみてください。

 危機を乗り越える方法はいくつかありますが、逃げるのではなく、受け入れるのです。

逃げれば逃げるほど、あとを追いかけて来ますよ。
キバをむいてね。

 つぎに夫が帰ってきたら、いっしょに焼き肉を食べにいきなさい。
この世界、「負けるが勝ち」です。
それでも足りなければ、さらに負けるが勝ち。
負けて、負けて、負けまくるのです。
あなたのほうが、心を溶かせば、夫も、心を溶かします。
それができたとき、あなたは、夫婦でも、つぎのステージにあがることができます。
それまでの自分が小さく見えます。

 あとは自然体で。
それでも夫婦のままの人もいれば、それで夫婦せあることをやめる人もいます。
あとはそのときの成り行きで決めなさい。

 今、あなたは生きている。
目が見える。
音が聞こえる。
そこにうるさいけれども、家族がいる。
そこに原点を置きなさい。

 それですべての問題は解決しますよ!
どこの夫婦も、表面的にはうまくいっているように見えますが、あくまでも表面的。
みんな同じような苦しみや悲しみ、不満や不平をかかえています。

 賢人は、その価値を失う前に気づき、愚人は、その価値を失ってから気づきます。
どうか、賢人であってください。
私はあなたがうらやましい。
人生のドラマの、まさに真っ最中にいる。
若くて、健康で、家族がいて、娘がいる。
今、そこにないものを嘆くのではなく、そこにあるものを喜び、感謝します。

では。
また!

はやし浩司
2012/07/03記

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Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司


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