2011年10月2日日曜日

*E-Magazine Sample (Oct 12th)

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 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司     10月 12日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【指導6か月目の年中児(4~5歳児)】

●今年度も、私のねらいどおりの指導ができました。
 活発に意見を言いあう。
 その伸びやかさこそが大切ですね。
 子どもは伸ばすのは、たいへん。
 しかし抑えつけるのは、簡単。
 ですからこの時期は、伸ばすことだけを考え、指導します。
 年長(6歳)の後半になったら、少しずつ、抑えにかかります。
 それまでは、思う存分、羽を伸ばさせる。
 そういった指導+子どもの様子を、このビデオの中に見てくだされば、うれしいです。

(1)



(2)



(3)




(4)




【小3児に、方程式の概念を教えてみました】

●小2児用に使っている教材を、小3クラスで使ってみました。
 小3児には、やや簡単すぎたようです。
 で、次回、年長児(6歳児)クラスでも、実験的にこの教材を使い、指導してみようと  
思っています。
どんな反応を示すか、楽しみです。

(1)



(2)




Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【OBたちに支えられて……】(Mさん、連絡、ありがとう!)

●BW教室

 BW教室……始めて、もう40年になる。
当初は、「林才能教室」と呼んでいた。
これといった教材もなく、仕事で香港へ行ったような折、イギリスの教材を買い集め、そ
れを翻訳して使っていた。

 「BW教室」という名前にしたのは、はじめて私の教材が、ある雑誌で紹介されること
になったときのこと。
『主婦と生活』という雑誌だった。
そこに井上清という編集長がいて、「林じゃあ、おもしろくねエ。何か、別の名前にしろ」
と。
それでBW、つまり「ブレイン・ワーク」という名前にした。
「頭を使う教室」という意味で、そうした。

 以来、40年。
早いものだが、最近では、教え子の子どもたちが多くなった。
……というか、ほとんどが、過去の生徒と関わりのある生徒ばかり。
この不況下。
生徒集めもたいへん。
しかし今、私は、そういうOBたちに支えられて仕事をしている。

●ハーバード大学

 20~30年前のこと。
私の夢は、「いつかは、生徒を東大に」だった。
「いつかは、うちの生徒を東大に送ってやろう」と。

 が、皮肉なもので、そうしてがんばっている間は、東大へ入る生徒は、1人もいなかっ
た。
で、そのうち、そういうことを口にしなくなった。
が、これまた皮肉なもので、口にしなくなったとたん、東大や京大へ入る生徒が、当たり
前のように多くなった。
名古屋大学や大阪大学となると、もっと多い。

 で、今は、そういう話をしない。
たまたま昨夜も、中学生たちがそんな話をし始めたので、私はこう言った。
「そんなことを売り物にする塾や予備校へ、行ってはだめだよ」と。

 しかし、である。
昨日、OBのMさんから、電話があった。
Mさんには2人の娘さんがいた。
娘さんは、2人とも、女医さんになった。
姉のほうは、現在、父親の医院を引き継いでいる。
妹のほうは、現在、何と、あのハーバード大学で研究室をもっているという。

 東大までは考えたが、ハーバード大学までは考えなかった。
ガツンとハンマーで叩かれたような衝撃を受けた。
驚きは、すぐ喜びに変わった。

 妹さんのほうは、よく覚えている。
みなで、キャンプに行ったときのこと。
道の途中でお漏らしをしてしまい、Mさん(母親)に、道ばたで下着を替えてもらってい
た。
あの女の子が、ハーバード大学!

●アメリカの大学

 アメリカでは、大学といっても、それこそピンからキリまである。
町のビルを借りて運営している大学もあれば、IU(インディアナ大学)のように、端か
ら端まで、車で1時間以上という大学まである。
私の息子夫婦は、現在、そのIUに在籍している。

 ハーバード大学については知らないが、規模はともかく、現在、世界の最高峰にある大
学であることには、ちがいない。
私は、自分の夢がそのとき、かなったうように感じた。
幼児教室をつづけて、40年。

 Mさんは、こう言った。
「でね、先生、こんどうちの孫が、その年齢になりました。
ついては先生のところで教えてもらえないでしょうか」と。

 もちろん、大歓迎!
若いころは、「生徒というのは、去っていくもの」とばかり、思っていた。
当時の私は、幼稚園の年中児から高校3年生まで教えていた。
多くは、14年間、私の教室に通ってくれた。
それでもみな、去っていく。

 が、ここ10年は、その雰囲気が変わった。
OBたちが、自分の子どもを連れて、戻ってきた。
30~40年という年月を経て、戻ってきた。
が、うれしいというより、本当のところ、さみしい。

 この仕事ができるのも、あと10年?
5年?
今の生徒がおとなになるころには、私は確実に、もうこの世にはいない。
生徒の子どもを教えるということは、もう、ない。
それを思うと、さみしい。

●教え方

 私ができることと言えば、ともかく、毎日、懸命に教えること。
「頭を使うということは、こういうことだよ」と教えること。
たまたま今週は、小学1~2年生に、方程式を教えている。
来週は、正負の数。
一見、とんでもないレッスンに思う人もいるかもしれないが、教え方さえ工夫すれば、い
くらでも教えられる。
生徒たちも笑っている間に、覚えてしまう。

で、今週は、同じ教材を使って、幼児を指導してみる。
子どもたちがどんな反応を示すか、楽しみ。
「幼児だから、幼稚ぽいことを教える」というのは、まちがっている。
またそんなことをしてはいけない。
幼児の頭脳は、私たちおとなが考えるより、はるかに広く、柔軟性に富んでいる。
ウソだと思うなら、一度、「BW公開教室」をのぞいてみてほしい。
子どもたちの笑い声に、その答がある。

 ……ということで、今朝は、久々に気分は最高!
Mさん、来週、待っています。
楽しみにしています。
ぜひ、おいでください。

(注:「BW公開教室」へは、「はやし浩司のメインHP」より。
「はやし浩司」で検索をかけてくだされば、たいていTOPに、HPが並んでいます。)

●さて10月

 9月も残り数日。
10月は、講演の季節。
あちこちで講演が待っている。
が、本当の楽しみは、講演を利用して、ワイフと旅をすること。
講演先で、旅館やホテルに泊まること。

 それと自動車工業界の雑誌に、6Pの巻頭言を書かせてもらうことになった。
全国誌である。
2012年中は、たぶんみなさんが、自動車の販売会社へ行ったら、その雑誌が目にとま
るはず。

 また11月からは、中日ショッパー紙で連載が始まる。
タイトルは、『子どもの世界・こんな問題』。
小さなコラムだが、これもOBのようなもの。
10年ほど前、新聞本紙のほうで、原稿を書かせてもらっていた。
そのときのタイトルも、『子どもの世界・こんな問題』だった。

 ……ということで、人は、それがどんなに小さいものであれ、前に希望をかかげて生き
ていくもの。
希望があれば、生きていかれる。
希望が道を示してくれる。
とくに私の年齢になると、そうだ。

 道なき道に迷いこみ、立ち往生したとたん、孤独という悪魔が襲ってくる。
何としても、それだけは避けなければならない。
……とういうような暗い話は、やめ。

 がんばって、残りの数日を、有意義に過ごしたい。
2011/09/27朝記


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●愛と憎しみ(人間のもつ愛憎劇)

++++++++++++++++++++++++

昔から、「愛と憎しみは、紙一重」という。
深い愛が、ある日突然、深い憎しみに変化する。
そういうことはよくある。

「愛憎劇」という言葉もある。
人間が織りなすドラマの中でも、愛憎劇ほど、
すさまじいものはない。

愛にせよ、憎しみにせよ、その根底には
ものすごいエネルギーがある。
言うなれば精神のマグマ。
そのマグマが、時として、愛に向かい、
時として、憎しみに向かう。

++++++++++++++++++++++

●同じもの

 「愛するが故に、殺したいほど憎い」と。
一見、相反する感情だが、それほど強烈でなくても、似たような感情的動揺は、日常生活
の中でも、よく経験する。
が、「愛」と「憎」を、2つに分けて考えてはいけない。
たとえば「愛は良性感情」、「憎は悪性感情」というように、別のものとして分けて考えて
はいけない。
(フロイトは、「憎」を、「陰性感情」と位置づけたが……。)
両者は、その原点は同じ。
言うなればその地下にあるマグマと、直接、結びついている。
つまり根は同じ。

 わかりやすく言えば、時と状況に応じて、マグマは、愛にもなり、憎しみにもなる。
こんなことがあった。

 もう20年近くも前のこと。
1人の女子高校生が、いた。
私をたいへん嫌っていた。
態度にもそれがよく現れた。
何かにつけ、私に向かって暴言を吐いたり、反抗したりした。
で、私はある日、その女子高校生にこう言った。
「あのね、そんなに先生(=私)のことが嫌いなら、この教室をやめてもいいよ」と。

 その日を境に、その女子高校生は別人のように、静かでおとなしくなった。
が、「?」と思ったのは、そのあとのことだった。
やがて進学大学も決まった。
ふつうなら、そこでみな、私の教室を去っていく。
が、その女子高校生は、3月の終わりまで、私の教室に来てくれた。
理由を聞くと、「習慣になっているから……」と。

 で、その女子高校生には、弟(中3)がいた。
その弟も、私の教室に来ていた。
が、その弟が、私にこう言った。
「ぼくの姉ちゃんねエ、先生の写真を机の前に飾っているよ」と。

 これには驚いた。
いつだったか、みなでプリクラへ行き、3~4人の生徒といっしょに、写真を撮った。
その写真を、自分の部屋に飾っているという。
私はその女子高生には、すっかり嫌われていると思っていた。
が、事実は、どうやら逆だったようだ。

●正反対の感情

 同じエネルギーなのに、そのエネルギーがまったく別方向に向かうということは、よく
ある。
よく知られているのが、無神論と有神論。
徹底した無神論者が、ある日突然、熱心な有神論者になるということは、よくある。
(本物の有神論者は、静かで穏やか。)

 私も、スピリチュアルとか、オカルトという言葉は、それを聞いただけで、即座に拒絶
反応を示す。
そういう話になると、その入り口で、私は逃げてしまう。

そういう私だが、ビデオショップへ行くと、反対の反応を示す。
そういう映画を、好んで、よく借りる。
またそういうビデオのほうが、おもしろい。

映画「シクス・センス」にしても、「ミラーズ」にしても、私にはたいへんおもしろかった。
現実の世界では嫌いながら、映画の世界では、それを求める?
これはどういう心理的反応によるものなのか?

●フリップ・フロップ理論

 心理学の世界に、「フリップ・フロップ理論」というのがある。
(日本では、ほとんど紹介されていないが……。)
私は「フラフラ理論」とか、「コロリ理論」とか呼んでいる。
フラフラしていると、突然コロリと変化する。

つまり人間というのは、中途半端な精神状態には、たいへんもろい。
たとえば有神論者が無神論者になったり、反対に無神論者が有神論者になったりするよう
なときが、それ。
どっちつかずの状態のときというのは、その人は精神の状態がたいへん不安定になる。
またそういう状態は、長つづきしない。
精神の消耗もたいへんはげしい。

 そこでどちらか一方に、転んでしまおうとする。
転んでしまえば、気が楽になる。
安定する。
精神の状態も落ち着く。

 だから一般論として、有神論者であるにせよ、無神論者であるにせよ、ワーワーと騒い
でいる人は、それだけどっちつかずの人とみる。
先にも書いたように、本物の有神論者は、静かで穏やか。
どっしりとしている。

 反対に本物の無神論者は、静かで穏やか。
どっしりとしている。

●たとえば離婚劇

 愛と憎しみについても、このフリップ・フロップ理論を当てはめることができる。
「私はあなたを愛している」「私を信じて」と言う人ほど、本当は、相手を愛していない。
本当に愛していたら、どっしりとしている。
 
 反対に、「私はあなたを憎んでいる」「嫌いだ」と言う人ほど、本当は、相手を憎んでい
ない。
本当に憎んでいたら、どっしりとしている。

 愛にせよ、憎にせよ、中途半端な状態のとき、その人ははげしく動き回る。
ワーワーと騒ぐ。
このことは離婚劇を見れば、よくわかる。

 本当に離婚する夫婦は、静か。
会話もしない。
喧嘩もしない。
冷めきった状態で、どっしりとしている。

 が、たがいに相手をののしり、非難しあう夫婦のばあいは、離婚などしない。
離婚したくないから、相手をののしり、非難する。
「お前はなあ……」「あなただって……」と。
憎しみあっているということは、裏を返せば、愛しあっているということ。
だから昔からこう言う。
『夫婦喧嘩は犬も食わぬ』と。 

●愛と憎しみ

 話が脱線したが、マグマがあれば、……残っていれば、愛は憎しみにもなり、憎しみは
愛にもなる。
表面的な様子にだまされてはいけない。
言い換えると、愛にせよ、憎しみにせよ、表面的に静かになってしまったら、おしまい。
人間関係は、すでに終焉している。
夫婦でも、親子でも、友人でも……。

 ……ということで、もしあなたがその相手に、強い愛を感じていたら、それはいつでも
強い憎しみに変化する可能性があるということ。
反対に、もしあなたがその相手に、強い憎しみを感じていたら、それはいつでも強い愛に
変化する可能性があるということ。
愛にせよ、憎しみにせよ、そのときの心の状態を、そのまま絶対視してはいけない。
ちょっとしたことで、たとえば憎しみを、愛に変えることもできる。

 『愛と憎しみは、紙一重』というときには、そういう意味も含まれる。
2011/09/26記

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Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●Black Monday+山内賢さんの訃報

++++++++++++++++++

今朝は、9時起き。
しばらく居間でお茶を飲んだ。
そのあと、おもむろに書斎へ。

パソコンを立ち上げる。
メールに目を通す。
そのあとニュース・サイトへ。

先ほどまで、日本の株価の値動きを見ていた。
現在、10:12で、169円安の8391円(日経平均)。
ジワジワとさがってはいるが、その一方で、予想したより、下げ幅が小さい(?)。
けっしてそれを望んでいるわけではないが、それもおかしい。
アメリカ、EUの流れを見ていると、もっと下げてよいはず。
何があるのだろう。
何が動いているのだろう。

さらにここへきて、中国の動きも、おかしくなってきた。
日経新聞は、つぎのように伝える。

『……欧米に加え、今後の新たな火種となりそうなのが中国だ。
英系金融大手HSBCが22日に発表した中国の9月の製造業購買担当者景気指数(PM
I)速報値が悪化し、中国景気の減速懸念も強まってきた。
欧米だけでなく中国、そしてアジアにも景気減速が波及すれば、世界景気のけん引役はも
はや見当たらなくなる』(9/26)と。

世界経済もここまでくると、おかしなことに、中国が頼もしく見えた。
が、その中国も、内部では、大きな異変が起きている?
今は、そんな感じ。

たった今(10:19)、172円安の8287円。

私ごときが心配しても、どうしようもない。
が、気になる。

++++++++++++++++++

●暗い話は、やめよう

 こういうときは、経済の話は、やめ!
先にも書いたように、「私ごときが心配しても、どうしようもない」。

 そこでニュース・サイト。
が、真っ先に飛び込んできたのは、日活スターだった山内賢さんの訃報。
2003年に肺ガンがみつかり、以後、闘病生活。
享年67歳。
私も、若いころ、山内賢さんのファンだった。
和泉雅子さんも、私のファンだった。
よく共演していた。
(……というか、もともと私は和泉雅子さんのファンだった。
で、そのうち山内賢さんも、好きになった。)

 私の年齢になると、訃報は訃報と割り切ることができる。
他人の死を、客観的に見つめることができる。
「つぎは私」という思いがあるからではないか。
それ以上に、山内賢さんという名前を呼んで、あの時代の思い出がいろいろとよみがえっ
てきた。

 当時、ゆいいつの楽しみといえば、映画館に足を運ぶこと。
歩いて数分のところに、その映画館があった。
高校時代も、また大学生になっても、郷里に帰省すると、毎週のようにそこへ足を運んだ。

 が、いちばん好きだったのは、酒井和歌子さん。
今でも、美しい人だ。
少し前、あるファーストフードの店に入ったら、酒井和歌子さんの写真が飾ってあった。
そのとき私は、しばし、その写真に見とれた。

 で、たった今、台所に行くと、ワイフがそこに立っていた。
美容院から帰ってきたところだった。
そのワイフが私のほうを振り向いたとき、私ははじめて気がついた。
「そう言えば、どこか酒井和歌子に似ている……」と。
(あくまでも雰囲気だけだが……。
酒井和歌子さんとワイフとでは、まさに月とスッポン。)

 私がワイフに一目惚れしたのも、そのせいかもしれない。
自分では、気がつかなかったが……。

 しかしそういうこともあるのかもしれない。
強く印象に残った人がいたとする。
その人に好意を抱いたとする。
が、その人とは別れた。
(あるいはその人は、手が届かないところにいる人だった。)
が、どこかでその人に似た人に出会った。
とたん、その人が好きになる……、と。

 その反対にあるのが、『坊主憎ければ、袈裟まで憎い』ということになる。
これをもじると、『坊様が好きになると、袈裟までいとおしい』となる?
心理学の世界では、すでに認知された心理反応だが、自分で経験してみると、おもしろさ
がちがう。

 で、先ほどワイフにこう言ってみた。
「今まで気がつかなかったけれど、お前って、酒井和歌子に似ているって、若いころ言わ
れなかったか?」と。

 するとあのワイフが、こう言った。
「うん、よく言われた。でも、中村晃子のほうによく似ているって……」と。
うちのワイフは、本当に、オメデタイ!
バカ臭くなって、それ以上、話をするのはやめた!


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●ラジウム温泉とピロリ菌

 最近気になっていることが、2つある。
ひとつは、「ラジウム温泉」。
もうひとつは、「ピロリ菌」。

 ラジウム温泉というのは、簡単に言えば、放射線風呂。
WHOはたびたび日本に向け、その危険性を警告している。
が、この日本では、堂々というか、逆に放射線の高さを宣伝に使い、営業している温泉が、
50近くもある。
たとえば……。

 「ラジウム温泉やラドン温泉には通常の200倍以上の放射線を含んでおり、日本では
島根県の池田、山梨県の増富、鳥取県の三朝、兵庫県の有馬などでは、40000倍以上
の放射線が含まれています。

 ほかにも、放射線を含んだ温泉は日本各地に多数あり、特に花崗岩のある所には多いよ
うです。放射線を含んだ温泉は人体に悪影響を与えるほど強くはありませんので、安心し
て温泉を楽しんで下さい」(某・温泉郷パンフ)と。

 先日入った温泉のパンフには、こうあった。
「当、温泉郷は、N県でも有数の高い放射線量を誇っています」と。
読むと、「源泉近くで、1~15マイクロ・シーベルト」とか!
ゾーッ!

 いいのか?

 また「ピロリ菌」というのは、ピロリ菌。
どんなものかはよく知らないが、先月検査してもらったら、私の体には、そのピロリ菌が
居座っているという。
胃潰瘍や胃ガンの原因にもなるらしい。
医師は、退治したほうがいいと言う。
が、抗生物質を1週間ものまねばならない。

 いいのか?

●ユニバーサル・スタジオ

 10月の楽しみ。
ワイフとユニバーサル・スタジオに行くこと。
若いころ、一度、行ったことがある。
今度行くと、2度目。

 新幹線で行き、オフィシャルホテルに一泊するというコースがある。
団体バスで行くという方法もあるが、団体バスは、もうこりごり。
どこか別の惑星からやってきたような、オジチャン、オバチャンたちばかり。
……というのは、書き過ぎ。
それはわかっているが、しかし私たちの恨みも、大きい。
料金が2倍ほどの、プレミア何とかというコースでも、このザマ。

 自分たちは、大声でギャーギャー、ゲラゲラと騒ぎながら、私が使うパソコンの音がう
るさい、と。
「もう少し小さな声で話していただけませんか?」と、ていねいに頼んでも、こう言い返
される。
「私らア、おしゃべりが楽しみで旅行に来ているんだわサア」とか。

飛行機の中でも、電車の中でも、今ではパソコンは必携品。
どこの空港へ行っても、みな、パソコンを叩いている。
それがうるさい?
だから先月、私とワイフは、こう宣言した。

「2度と、死ぬまで、乗らない!」と。

 私たち夫婦にとっては、バスというより、拷問室。
静かに読書もできない。
だから、もう乗らない!

●放射線

 あのね、ラジウムであろうが、セシウムであろうが、問題はそこから発せられる放射線。
X線、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線など。
セシウムだから危険、ラジウムだから安全ということは、ない。
こんな基本的なことも知らないで、「ラジウム温泉は安全」は、ない。

 たとえばこれらの放射線の中でも、アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子、
中性子線は中性子を、それぞれ放出する。
これに対してX線やガンマ線は、電磁波の仲間。
が、これらすべては、共通して、物質を電離させる能力をもっている。
わかりやすく言えば、原子をバラバラにする。
これが人体に、深刻な影響を与える。
人体というより、細胞のDNAに、深刻な影響を与える。

 が、ある旅館のパンフには、こうある。
「GT温泉郷の温泉はラドンを含むラジウム温泉(放射能泉)です。
温泉中のラドンから放出される微量の放射線を吸収することで、身体の細胞を刺激し、免
疫力向上、血流の改善の効果があるといわれています」と。

 こういうのを、「ホルミシス効果」というらしい。
そこでホルミシス効果なるものを調べてみる。

●放射線ホルメシス効果

 ウィキペディア百科事典には、つぎのようにある。

『……放射線ホルミシス効果とは、1978年、ミズーリ大学の
トーマス・D・ラッキー生化学教授が、自らは実験や研究を行っていないが、20世紀初頭
から知られていた低線量の放射線による生物の各種刺激効果を、改めて他の多くの研究者
の研究原著論文を総説(レビュー)の中で紹介、整理することによって使用した言葉であ
り、アメリカ保健物理学会誌1982年12月号に掲載された総説によって提唱された学
説である。

この仮説では、低線量の放射線照射は、体のさまざまな活動を活性化するとされる。
ラッキー教授は小論文『原爆の健康効用』を発表し、原爆は健康を促進した面があるとし
ている。
ただし、WHOは低線量であっても天然ラドンの放射線の危険性を指摘しており、また米国
もそれに倣うなど、主流の学説ではない』(以上、ウィキペディア百科事典)と。

 が、同じくウィキペディア百科事典はこんな記事も載せている。

『……2006年、世界保健機構(WHO)は、ラドンの放射線が肺がんの重要な原因であ
ることを警告した。
アメリカもWHOに準じており、環境保護庁(EPA)は、ラドンに安全な量というものは存在
せず、少しの被曝でも癌になる危険性をもたらすものとしている。
また、米国科学アカデミーは、毎年15,000から22,000人のアメリカ人が屋内の
ラドンによる肺がんによって命を落としていると推計する。
日本政府は2011年現在、特に警告は発していない』(ウィキペディア百科事典)と。

 あとの判断は、みなさん、それぞれ。
ただし一言。

 先日、私たちが泊まった旅館は、何10室もあるような大きな旅館だったが、客は私た
ちだけ。
いくら「安全」と言われても、そう簡単には泊まれない。
しかもその根拠が、1978年の論文?
今から33年前。
「日本政府は2011年現在、特に警告は発していない」(ウィキペディア百科事典)とい
うのも気になる。

●ピロリ菌

 ピロリ菌についても、いろいろ調べてみた。
抗生物質を服用したからといって、100%、除菌できるというものでもないらしい。
それに40歳以上の人では、70%が保菌者とか(ウィキペディア百科事典)。

 で、こういう記述も見つけた。
こちらのほうが、私にとっては、わかりやすい。

いわく、

『近年、食品によるピロリ菌の抑制効果が確認されている。
発芽3日目のブロッコリーの新芽(スプラウト)を2ヶ月間継続して食べた感染者におい
て、胃の中に住むピロリ菌が減少したとの報告がされている。
ブロッコリーの新芽に含まれるスルフォラファンが有効成分の1つと考えられている。ま
た、梅に含まれるシリンガレシノールというリグナンの一種もピロリ菌の増殖抑制や胃粘
膜への感染防御に有効であることが発見された。
このほか、緑茶、緑茶カテキンやココア、ヨーグルト、コーヒー、わさび、ショウガ、
ニンニク、キムチ などでも抑制が報告されている。
さらに、ニュージーランド特産の蜂蜜であるマヌカハニーも、ピロリ菌駆除力を持つこと
が報告されている。

ただし、これら多くの食品による抑制効果は限られた調査対象や動物実験を基にしたもの
がほとんどである。また、特定の食品だけを過剰に摂取することは(たとえピロリ菌に対
しては効果があったとしても)、全身の健康にとって良くないことは容易に想像できる。

ヘリコバクター・ピロリ関連疾患の現実的かつ実践的な予防対策として、広範囲な疫学調
査に基づき広く受け入れられているのは野菜と果物の摂取、および減塩である』(以上、ウ
ィキペディア百科事典)と。

 ピロリの除菌については、もうしばらく様子をみてから、考えてみたい。


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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