2011年9月11日日曜日

●Diary (Sep 11th 2011)

【9月10日(土曜日)】2011

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太陽熱温水器のパイプに穴があいた。
ビニールテープでしばらく塞いでいたが、やがて役に立たなくなった。
再び水が漏れ出した。
それで工事……ということになった。

私が駐車場の屋根に上ろうと準備をしていたら、先に息子が上ってくれた。
こういうとき息子の助けはうれしい。
要領を知っているのか、手際よく、穴のあいた個所を、のこぎりで切り取った。
パイプのネジを、大きなレンチで緩めた。
そこまでは楽だった。

が、パイプをはずしてみると、熱でパイプが溶けていた。
その間から水が漏れていた。
解けたパイプを金具からはずすのに、苦労した。
カッターで少しずつ切り取り、小さなドライバーでほじる。
それを繰り返した。

作業は40分ほどで終了。
「OK」という合図で、水を流した。
どうやらうまくいったらしい。

工具は、義兄に借りた。
それを返しに義兄の家に行くと、ちょうど夕食時に重なってしまった。
私たちはその足で、山荘に向かった。
ほかにすることがなかった。
時刻は午後8時を回っていた。

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●電子製品

 私は電子製品が好き。
だから山荘へ来るときはいつも、かご一杯の電子製品をもってくる。
パソコンやカメラのほか、DVD再生機、時計、ゲーム機器などなど。
コード類もあるから、それだけでもかなりの重さになる。

 今日は、20インチのモニターも、もってきた。
ノートパソコンにつなげば、デスクトップのようにして使える。
が、使い勝手がイマイチ、よくない。
モニターの前にノートを置くと、ノートの画面がじゃまになる。
次回はキーボードも、もってくる。
そうすればそのままデスクトップになる。

●忙しかった

 今日は何かと忙しかった。
山荘を2往復。
義兄の家のある市内を2往復。
DVDショップは2軒、回った。

 昼は、カレーショップ。
夜は、ラーメン屋。
ワイフが車を運転をしながら、「私、主婦業をぜんぜん、していない」と言った。
私は「主夫業をぜんぜん、していない」と言った。

 そうそう、ラーメン屋へ行くときは、私たちはいつもニンイク入りのチューブをもって行く。
店員さんの目を盗んで、それをラーメンに入れて食べる。
土曜日の夜だからこそ、それができる。

●ニンニク

 ニンニクには、興奮剤と鎮静剤が同居して含まれているという。
40年ほど前、恩師の田丸謙二先生が、そう教えてくれた。
つまりマッチ・ポンプ。
興奮させて、沈静させる。
沈静させて、興奮させる。
体こそ、えらい、迷惑。
興奮と沈静が、交互に体を襲う。
睡眠剤と目覚まし剤(カフェインドリンクのようなもの)を、同時にのむようなもの。
体のほうが、迷ってしまう。

 が、私には効く。
ニンニクをたっぷりと食べると、体が軽くなる。
強壮剤にもなる。
バイアグラがどんなものであるかは知らないが、似たような効果があるのではないか。

●性

 私は「性」を否定しない。
単なる排泄行為とは思わない。が、それには条件がある。
愛情と厳粛さ。
そこに至るドラマと、そこから生まれるドラマ。
これらが重なりあったとき、「性」は、人間と人間をつなぐ「絆(きずな)」となる。

(BLOGによって、使用が禁止になっている用語がある。
ここでは、以下、性的な営み行為を、SXXと表記する。)

 快楽としてのSXXもある。
性的な刺激は、脳内にモルヒネ系のホルモンを分泌させる。
それが脳内ストレスの解消につながる。
昔から『英雄、色を好む』という。
つまり、英雄と言われる人は、それだけ大きなストレスにさらされている。
そのストレス解消には、SXXが、効果的。

 そのためにはSXXは、長く、時間をかけてするのがよい。
1時間とか、2時間。
雑談をしたり、本を読んだり……。
最終的な排泄行為は、必ずしも必要ではない。
が、それについても、ベースに「愛」がなければならない。

●用なし

 60歳を過ぎると、性欲そのものが、急速に衰えてくる。
持続力がなくなる。
想像力も貧弱になる。
何よりも、「女性」を「女」と見なくなる。
豊満な肉体を見ても、脂肪の塊のように思うこともある。
が、実際には、本能よりも、それを理性でコントロールする力のほうが強くなる。
結果として、本能が理性で押さえ込まれてしまう。

 そのため心の通わないSXXが、味気なくつまらないものに思えてくる。
が、同時に、肉体的な元気も弱くなる。
(回りくどい言い方をして、ごめん。)
そういうとき私はこう思う。
「ああ、これで私も男として、用なし」と。

●散歩

 ワイフが入浴している間、私は散歩に出た。
こういう夜は、マムシに注意しなければならない。
マムシだけは、どこにいるかわからない。
周りの景色に見とれていると、いつパクッとかみつかれるか、わからない。

 それはそれとして、今夜の月は、ほぼ満月。
やや右が欠けているかな……?、という月。
ということは、上弦の月。
明日か明後日には、満月。

 それにしても、澄んだ空だ。
窓越しに、「きれいな空だ」と言うと、風呂の中からワイフがこう言った。
「UFOはいない?」と。

 下から見上げれば広い空だが、宇宙から見れば、私が見ている空は点のようなもの。
そんな「点」の中に、UFOが現れる確率は、かぎりなくゼロに近い。

「見えないよ」と言うと、何か、残念そうなことを言った。
私はそのまま山荘の周辺を一周した。

●「死の町」発言

 少しまじめな話。

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IZAニュースは、つぎのように伝える。

『……呂吉雄経済産業相は9日の記者会見で、8日に視察した福島県の東京電力福島第1原発事故周辺市町村の感想を「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに死の町という形だった」と述べた』と

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●失言

 呂吉雄経済産業相は、ほかでも何か失言をしている。
それはさておき、この部分だけを注意深く吟味してみたい。
野党(自民党)は、鬼の首でも取ったかのように騒いでいる。
「内閣失格」発言まで、飛び出している。
しかし……?

 呂吉雄経済産業相は、こう述べている。
いわく「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに死の町という形だった」と。
英語で言うなら、「ゴーストタウン」ということになる。
彼は比喩として、「死の町という形だった」と言っている。
「死の町だった」とか、「死の町」とか、言ったのではない。

 言葉としては、もう少し適切な言い方はなかったかとは思う。
しかしもしこれが失言なら、反対に、「今、ただちに健康に害が及ぶということはありません」という、あの発言は、どうなるのか。

●事実

 事実を、見たまま、率直に表現してみせた。
「死の町という形だった」というのは、それをいう。
一方、事実をねじまげて表現してみせることもある。
「今、ただちに……」というのは、それをいう。

 どちらであるにせよ、私たちが知りたいのは、(事実)。
被災者の方たちの気持ちを考えるが故に、「死の町」発言は、不適切という。
それはわかる。
しかし同時に、被災者の方たちの気持ちを考えるが故に、「いまただちに……」と発言するのは、どうか?
不適切ではないのか。
私には、どちらも不適切にしか思えない。

●作文練習

 どうであれ、日本の政治家たちは、レベルが低い。
失言が多すぎる。
そのたびに国会が混乱する。

 あえていうなら、政治家たちよ、毎朝、1~2時間は、作文練習をしたらよい。
そうすればもう少し言葉の使い方が、ていねいになるはず。
失言が減るはず。
要するに思考力の問題ということになる。
その思考力をみがいたらよい。

●失言

 失言にもいろいろある。
人の心にグサリと突き刺さる失言もあるだろう。
しかし全体としてみると、日本人も、ヤワになった。
「死の町」発言は別として、ささいな失言をとらえては、そのつど大騒ぎする。
大臣であれば、首が飛ぶ。

 こんなことを繰り返していたら、政治が前に進まなくなる。
多少の失言であれば、笑ってすませばよい。
そういう政治家を選んだ、私たちにも責任がある。

 私の感覚がズレているのか。
それとも世間の感覚がズレているのか。
大臣は、それで辞任することになったが、どうもスッキリしない。
2011/09/11記


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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