2009年5月11日月曜日

*Jealousy

●嫉妬(ねたみ)(Jealousy)

+++++++++++++++++

嫉妬深い人には、ひとつの特徴がある。
嫉妬深い人は、当然のことながら、他人の幸福や成功を喜ばない。
喜ばない分だけ、その反射的反応として、人の悪口や中傷を好む。

言いかえると、日常の会話の中に、人の悪口や中傷が多い人は、
それだけ嫉妬深い人とみてよい。

+++++++++++++++++

概して人は、つぎの2つのタイプに分けられる。

(1) 他人のよいところだけを見ながら、それを前向きに評価していくタイプ。
(2) 他人の欠点だけを問題にし、それを批判したり、悪口や中傷につなげていくタイプ。

後者のタイプの人は、それだけ嫉妬深い人ということになる。
つまりそれだけ心の部屋が、狭い。
見かけの様子にだまされてはいけない。
多くの人は、自分の欠点に気づくと、その反対側の自分を演ずることがある。
明るく、朗らかな人が、実はその裏で、うつ病で、通院治療を受けていたりするなど。
そういうケースは、たいへん多い。

嫉妬深い人もそうで、表面的には、寛大な様子を、ことさら演じてみたりすることが多い。
「私は世界中の人がみな、幸福になればいいと思っています、ハハハ」と。
表面的な様子だけでは、判断できない。
だからこれは他人の問題というよりは、私やあなたの問題ということになる。

あなたはだれかと会話をするとき、上の(1)のタイプだろうか。
もし、そうなら、それでよし。
もし(2)のようなら、あなたは、心のかなりゆがんだ人とみてよい(失礼!)。
原因や理由はいろいろ考えられるが、嫉妬深い人は、それだけ自らの人生を
重く、暗いものにする。
長い時間をかけて、そうなる。

とくに(2)のタイプの人は、教師には向かない。
そういう教師に当たったら、生徒がかわいそう!
……と考えて、一度、自分を深~~ク、反省してみる必要がある。

嫉妬は、原始的な感情の一つであるだけに、扱い方もむずかしい。
扱い方をまちがえると、それこそ、相手を殺す……というところまでしてしまう。
つまり嫉妬がからむと、人間が人間でなくなってしまう。
行動そのものが、動物的になる。

嫉妬を感じたら、じゅうぶん、注意したらよい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
嫉妬 ねたみ 嫉妬論)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。