2011年11月20日日曜日

*E-Magazine (Nov. 3oth 2011)by Hiroshi Hayashi

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 11月 30日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【11月3日】

++++++++++++++++++++

昨日、映画『三銃士』を観てきた。
内容はともかくも、映像技術に驚く。
「ここまで進歩したか!」と驚くこと、
しばしば。
映像技術に感動し、星は文句なしの
5つ星の★★★★★。

++++++++++++++++++++

●三島市での講演会

 三島市での講演会の感想が届いた。
うれしかった。
協議会のみなさん、ありがとうございます。
当日は市長ならびに、教育長もおいでになるということで、
かなり緊張していました。
(講演は聞いてもらえませんでしたが……。)

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●ラジオ相談(広島県のみなさんへ)

 これから広島のラジオ局で、子育てQ&Aに出演することになっています。
電話での相談です。
「IDOBATA」という番組です。
広島県の方で、まにあうようでしたら、どうか、お聞きください。
午後1時~(11月3日)です。

Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●緊張する世界経済

++++++++++++++++++

世界経済が、極度に緊張している。
キーンと張り詰めた糸のよう。
目を凝らし、記事を読む。
息を詰める。
私のようなまったくの部外者でも、
経済ニュースを拾い読みしているだけで、
体がこわばってくる。

まさに今は、世界大戦前夜。
世界中が、今、ひっくり返るか返らないか。
その瀬戸際に立たされている。

+++++++++++++++++

●ヨーロッパ製はどこにある?

 ざっと家の中を見回してみる。
私の家も、そうだ。
あなたの家も、そうだ。
どこにヨーロッパ製のモノがある?

 何かないかとさがしてみるが、やはり、ない。
あるとすれば、ワインだが、最近は南米産のワインを飲むことが多くなった。
が、それでもさがしてみる。
食料品は、どうか?
飲料水は、どうか?

 私には縁がないが、あるとすれば、ドイツの高級車。
それだけは、今でも健在。
が、それを除くと、ヨーロッパ製のモノは、何もない。
本当に、何もない。

●アメリカでも

 7~8年ほど前のこと。
アメリカに行った。
そのときのこと。
リトルロック(クリントン大統領の出身地)にある、ホテルに泊まった。
リトルロックの中でも、一流ホテルと呼ばれるホテルだった。
そこでのこと。
私は部屋の中のモノを見て、驚いた。

アメリカにありながら、アメリカ製のモノは、何もなかった。
テレビも、電灯も、時計も、すべて外国製。
洗面具もに至るまで、外国製。
かろうじてひとつだけあったのが、クロゼット。
見栄えだけは立派だったが、扉を開けて、これまたびっくり!
内側からはベニア板が、無造作に打ちつけられていた。
(あのクロゼットにしても、たとえばメキシコ製ではなかったか?)

 それを見て、私はワイフにこう言った。
「これじゃあ、日本では売れないよ」と。

●日本でも

 それから7、8年。
アメリカで見たのと同じ現象が、私の家でも起こりつつある。
あなたの家でも、起こりつつある。

 どれもこれも、みな、Made in China。
日本のブランド名をつけてはいるが、よくよく見てみると、Made in China。
が、まだ日本製がないわけではない。
あのときのアメリカほどひどくはないが、今、それに近い状況になりつつある。

●モノ

 私の経済学は、こんなところから始まる。
つまりヨーロッパには、もうその「力」はない。
アメリカにも、ない。
この日本にも、ない。

 で、アメリカがアメリカなのは、アメリカには軍事力があるから。
日本が日本なのは、日本が世界のサラ金国家になっているから。
産業の空洞化がよく問題になるが、貿易収支(モノの売買で稼ぐマネー)は、11%しか
ない。

 ……で、そうした視点で、ギリシアやイタリアをながめてみる。
「ギリシアやイタリアのものはあるか?」と。
フランスのモノでもよい。
が、ご存知のように、ギリシアやイタリアのものなど、どこをさがしても、ない。
フランスのモノといえば、装飾品や香水などということになる。
しかし必需品ではない。

●サラ金国家

 欧米先進国とは言うが、今ではそれが有名無実化している。
何をもって、「欧米先進国」というのか?

ヨーロッパだけではない。
アメリカにしても、衰退の一途をたどっている。
世界に君臨した軍事国家も、イラクから撤退。
アフガニスタンすら、制圧できないでいる。

 一方、この日本についても、ここ半年、銀行や証券会社は、軒並み大幅に株価を下げて
いる。
あちらで大損失、こちらで大損失。
サラ金国家も、いまや、風前の灯火。

 つまり今、世界中で、大シャッフルが起きつつある。
新旧交代?
わかりやすく言えば、「富の再配分」が始まりつつある。
今まで、欧米先進国と呼ばれる国々が、世界の富をあまりにも独占しすぎていた。
それほど働かなくても、楽な生活ができる欧米先進国。
働いても働いても、貧しいままのそれ以外の国々。
日本も、一応欧米先進国の一員だったが、戦後は懸命に働いた。
金(マネー)をためた。
その金(マネー)を世界中に投資することで、今の地位を築いた。

●自衛

 あくまでも私の経済学によれば、大恐慌は、もう避けようがない。
どういう形であれ、ギリシアは破綻する。
イタリアとフランスが、それにつづく。

 アメリカと日本も、その嵐に巻き込まれる。
日本でも、メガバンクの1つや2つは、つぶれるだろうと言われている。
大手の証券会社も、あぶない。

 ……ということで、私たち庶民は、自衛するしかない。
「あぶない」とささやかれている銀行や証券会社とは縁を切る。
こんな時期に、株や債権を買って儲けようなどというのは、まさに自滅行為。
正気の沙汰ではない。

 数日前も昼食時に、ある証券会社の前を歩いてみた。
株価も300円を切った、某証券会社である。
店頭には、「~~債」という大きな広告が張ってあった。
で、中を見ると、それらしき客が、若い女子店員の説明を受けていた。
知らぬが仏というか、私にはその客が、証券会社のカモに見えた(失礼!)。
ネギを背負ったカモ。

 少なくとも、証券会社の幹部には、そう見えるにちがいない。
……というのは、書き過ぎ。
それはよくわかっているが、今がどんなときぐらいかは、ほんの少しネットをのぞいてみ
れば、わかるはず。

●11月4日

 先のところまで書いて、私はYOUTUBEをのぞいてみた。
昨夜、11時ごろのことだった。

まず飛び込んできたのが、「3号機は核爆発していた」という映像。
1号機の爆発との比較映像が収録されていたが、たしかに3号機の爆発はすごい。
茶色のキノコ雲が、目測で500メートル近くまで昇っている。
これに比較して、1号機のほうは、水平に爆発。
煙も白い。

 で、そのあとが悪かった。
ついでに……ということで、YOUTUBEの映像をつぎつぎと見た。
その中には、あの3・11大震災で、津波に呑み込まれる人々の映像もあった。
泣き叫ぶ人……。
「逃げろ」と大声を出し、走り回る人。
そういう人たちが、路上で、つぎつぎと津波に呑み込まれていく……。

 30分ほど、見ただろうか。
とたん、眠気が吹き飛んでしまった。
そうした映像が、脳に焼きついてしまった。

 一度床の中に入ったが、1時間以上も、眠れなかった。
で、起きて書斎へ。
やっと眠気を感じたのが、午前3時ごろ。
で、今朝は、午前9時半起き。
ワイフが心配そうに、「だいじょうぶ?」と聞いた。
私は「あまり気分がよくない」と答えた。

●電子マガジン

 書斎でパソコンを開くと、マガジン(11月4日号)が配信されていた。
それを読む。

 自分で自分の書いた原稿を読みなおす。

 みなさん、おはようございます!


Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司
●11月5日朝(2011)
++++++++++++++++++

昨夜は、午後9時前に就寝。
その前夜、安眠に失敗。
寝る前に、大震災のYOUTUBEを見たのが
悪かった。
津波に呑み込まれていく人たちの、
生々しい映像がつづいた。
それを見て、ショックを受けた。
それがよくなかった。
あれこれ努力をしてみたが、午前3時過ぎまで、
眠れなかった。

で、昨夜は、睡眠時間は、3~4時間。
それもあって、昨日は、最悪のコンディション。
1日中、夢うつつというか、フラフラの状態。

で、昨夜は、仕事から帰ると、風呂にも入らず、
そのまま就寝。
起きたのが、先ほど、午前5時。
スッキリというわけではないが、気分は悪くない。

+++++++++++++++++++

●御殿場

 近く、伊豆半島にある伊東市で、講演をすることになっている。
その帰り道、私とワイフは、御殿場にあるホテルに一泊する。
その予約を、昨日、すました。
ロッジの一軒家で、貸し切りの露天風呂がついているという。
楽しみ。
昨夜寝る前、ワイフがこう言った。
「x日は、晴れみたいよ」と。

●LibreOffice

 ワープロといえば、マイクロソフト社の「ワード(word)」が定番。
私も、すべてのパソコンにワードをインストールし、それを使っている。
が、このワード、値段が高い。
パソコンでも、それが組み込んであると、プラス2万円ほどUPになる。

 が、最近、メキメキと頭角を現してきたのが、「LibreOffice」。
「OpenOffice」の後継版だが、機能も進化し、動作も安定してきた。
もちろんワードの文章も、そのまま開き、編集もできる。
将来的には、LibreOfficeが主流になり、現在のワードに置き換わると予想さ
れている。

……ということで、この11月から、ワードからLibreOfficeへの移行を始め
た。
まだ本格的に使っているわけではない。
どこか恐る恐るというか、おっかなびっくり。

 ……というのも、ワード2003以前のバージョンであれば、問題なく使える。
が、ワード2007とか、2010で作成した文書のばあい、そのままでは使えないとき
がある。
そういうときはワード2007とか2010で作成した文書を、一度、ワード2003に
変換しなおさなければならない。
変換した後、LibreOfficeで読み出し、編集する。

 が、何よりもすばらしいのは、無料ということ。
使っていると、「どうして無料?」と思うことが、しばしばある。
(だからおっかなびっくり?)
さらにLibreOfficeのすぐれている点は、そのソフトを補強するための、プラ
グイン(ソフト)が、いろいろと用意されていること。
それをインストールすると、自分の好きなように、LibreOfficewoカスタマ
イズできる。
たとえば……、

日本語環境改善拡張機能……ワードのIMEに相当するフリーソフト
writer2epub……文書を電子書籍形式に変換するフリーソフト、などなど。

 現在、そのLibreOfficeを使って、この文書を編集している。
ワード2010→LibreOffice→ワード2010を繰り返しているが、今のと
ころ、まったく問題なし。

フ~~ン、それにしても、どうしてこんなソフトが無料なのだろう?

●次期、ノートパソコン(ウルトラブック)

 11月中旬に、TOSHIBAから、最薄、最軽量のパソコンが発売になる。
すぐ買うというわけではない。
1~2か月もすると、値段がさがるはず。
それを待って、買う。

 ほかにもいろいろな機種を考えてみた。
AppleのMac・Airも、そのひとつ。
魅力的な機種だが、Mac・Airにすると、今までのソフトがすべて無駄になる。
周辺機器も、買いそろえなければならない。
……ということで、TOSHIBA。

●ついでにIP電話

 Skypeを利用すれば、テレビ電話が、無料で使える。
私もよく利用させてもらう。
それがさらに進化したのが、Skype5・5だそうだ。
まだ私は利用していないが、これを使えば、いわゆるIP電話が、使い放題、無料で利用
できるようになるという。

 Skype社は、先般、マイクロソフト社に買収された。
つまりより安全、より使い勝手がよくなった……ということらしい。
近く、それを使ってみる。
つまり固定電話の時代は、終わりつつある(?)。

●YOUTUBE

 先ほど、YOUTUBEに動画を3本、UPLOADした。

【年長児・植物】






【仲間に入れない子ども】




Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●日進月歩

 この世界も、まさに日進月歩。
何度も書くが、ついていくだけで、たいへん!
そこで私のばあい、(人生も短いこともあるが……)、手を出す分野とそうでない分野を、
はっきりと区別するようになった。
すべてに手を出していたら、それこそいくら時間があっても、足りなくなってしまう。
現在の私は、モノ書きに徹したい。
パソコン用語を使うなら、モノ書きに特化したい。

 あとはこの道、一筋。
おかしなたとえだが、夫婦生活に似ている。
結婚は、1回でこりごり。
妻は1人で、たくさん。
ついでに人生は、1回で、じゅうぶん。
その日が来てもうろたえないよう、日々を完全燃焼させる。
願わくは、ピンコロ。
それあるのみ。

 では、みなさん、おはようございます!
2011/11/05


Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●野村證券研究(はやし浩司 2011-11-05)

++++++++++++++++++++

おととい、市内の地下街を歩いてみた。
その一角に、特設販売をしているコーナーがあった。
見ると、「福島産の野菜市」と書いてあった。
それを目ざとく見つけ、ワイフがこう言った。
「安いわ」と。

たとえばキュウリが2本で、50円など。
ほかにもいろいろあったが、値段は忘れた。

が、そのときのこと。
私の心が複雑に揺れ動いた。
「買うべきか、買わないでおこうか」と。
しかし目の前に立ちはだかる現実という壁を、
どうしても乗り越えることができなかった。
たとえその野菜は、規制値以下であっても、
放射性物質は蓄積される。
すでに産地偽造問題も発覚している。
大手のスーパーなどでも、約50%の魚が、
すでに放射性物質に汚染されているという。
キュウリだけですむ話ではない。

だから私はこう言った。
「やっぱり、やめとこう」と。

福島県の人たちが聞いたら、がっかりするだろうと思う。
その心情は痛いほど、よくわかる。
しかし買えないものは、買えない。

そこを去るとき、振り返り、特設販売会を見た。
通りを7、8人の人が歩いていたが、だれも立ち止まらなかった。
それを見て、私はもう一度前を向きなおした。
足早にその場を立ち去った。

++++++++++++++++++++

●CDS値

 週刊文春誌、最新号(10・20日号)によれば、日本の金融機関にも影響が及び始め
たという。

 名指しで経営危機が危ぶまれているのが、(1)「三菱UFJ」銀行(P24)。
(2)「野村ホールディングズ」(P25)。
ともにEU経済に、深く入りこんでいる。

 で、ここではじめて聞いた言葉が出てきた。
「CDS値」という言葉である。
週刊文春誌によれば、「経営破綻の危険度」を示す指標だそうだ。
(CDS……クレジット・デフォルト・スワップ)

 それによれば、モルガン・スタンレー銀行は、529ベーシスポイント。
この値は、リーマンショック時の値を超えているという。

(CDS値がどの程度なら危険かということは、よくわからない。
しかしモルガン・スタンレー銀行が、三菱UFJに買収されたときの値よりも、現在、モ
ルガン・スタンレー銀行は、さらに高い値になっているという。
529ベーシスポイントというのは、そういう数字らしい。)

 ほかにバンク・オブ・アメリカが、458ベーシスポイント。
野村ホールディングズが、340ベーシスポイント。
三菱UFJは、モルガン・スタンレー銀行を、リーマンショックのあと、1兆円で買収し
ている。
なおイタリアでは、主要金融機関のCDS値が、軒並み400~600ベーシスポイント
に上昇しているという。

●大本営発表

 私が韓国というより、野村證券に疑問をいだいたのは、つぎのような記事を読んだとき
である。
その記事は、韓国の東亞日報に、紹介されていた。
(日本の新聞にでなく、韓国の新聞にだぞ!)
いわく、『野村證券の首席エコノミスト、クォン・ヨンソン氏は27日の記者懇談会で、「フ
ァンダメンタルの側面から見たとき、韓国はアジアで通貨危機発生の可能性が最も低い」
と主張した』(東亞日報・9月27日)と。

 そんはずはない。
 実はギリシャより危ないのが、韓国。
韓国政府は、「韓国経済は盤石である」というような大本営発表を繰り返している。
が、だれもそんな話は信用しない。

 『韓国の対外債務、4000億ドルに迫り、過去最高額を相次いで更新している』(中央
日報・11年09月)と。
一般家庭債務も、「63兆円を越えた」(朝鮮日報)と。
4000億ドルだぞ!
63兆円だぞ!

 これに対して、韓国政府は、「各家庭の純資産も、その程度あるから心配ない」と、繰り
返し、応戦している。
が、その中身といえば、住宅バブル。
バブル資産。
そこへ来て、今回の大恐慌。
世界の新興国からの資金引きあげ。
韓国もそのひとつ。

 モノを売りたくても、売り先の国々の経済が収縮してしまった。
韓国政府は、「外貨準備もじゅうぶん」と豪語しているが、大半は現金ではなく、有価証券。
(外国からの借金)ですら、(投資)に組み入れてしまう国である。
数字のインチキは、し放題。

 が、それを救済したのが、日韓スワップ協定。
それについては、すでに何度も書いてきた。
ここでは野村證券に焦点をあて、考えてみたい。

 つまりIMFですら、「韓国は数か月以内にデフォルトする可能性がある」と発表した。
これに対して、野村證券は、「韓国はアジアで通貨危機発生の可能性が最も低い」と。
まったく正反対の意見を並べた。
この意見の乖離(かいり)こそが、私が野村證券に疑問をいだいた、突破口だった。

●大きくてつぶせない!

 ところでロイターは、つぎのように伝える。

++++++++++以下、ロイター+++++++++

 ……フランスのカンヌで開かれていた20カ国・地域(G20)首脳会議は4日、国際
金融システム上重要な金融機関(GーSIFIs)として世界の大手金融機関29行を指
定した。
金融安定理事会(FSB)が公表したリストによると、内訳は欧州が17行、米国が8行、
日本が3行、中国が1行となっている。

これらの金融機関には、2016年から段階的に自己資本の1~2.5%上積みが求めら
れる。

 邦銀でG-SIFIsに指定されたのは、三菱UFJ、みずほ、三井住友の3行。
中国は中国銀行が指定された。
米銀ではシティグループゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどが含まれ
る。

++++++++++以上、ロイター+++++++++

 要するに、「大きくて、つぶせない」ということらしい。
が、ここに野村證券が含まれないのは、どうしたことか。
ロイター伝も、わざわざそう書いている。
「野村證券もうわさされていたが、今回のリストには含まれなかった」(同)と。

●株価

 そこで残るは、株価ということになる。
つまり経営状況はどうなのか。

 今年の最高値は、557円(2月17日)
最安値は、261円(10月4日)
昨日(11月4日)は、290円で今週の取り引きを終えている。
ヨーロッパの動向に敏感に反応しているところから、今は、ヨーロッパ次第というところ
か。

 ただ銀行と証券会社は、ちがう。
銀行はつぶれると、大きな波紋を広げる。
融資という形で、それぞれの地域の産業と深くかかわっている。
が、証券会社は、つぶれても、困らない。
あの山一証券の倒産劇のときのことを、思い出してみれば、それがわかるはず。
いくら「ガリバー」の異名をもつ野村證券であっても、つぶれるときは、つぶれる。
そのヒントは、「290円」という数字にある。

●なぜ?

 なぜ、野村證券は、韓国の経済を「安全」というのか。
「340ベーシスポイント」を、どう読んだらよいのか。
三菱UFJは、モルガン・スタンレー銀行を、リーマンショックのあと、1兆円で買収し
ている。
つまり経営危機がささやかれているモルガン・スタンレー銀行と三菱UFJは、深く関わ
り合っている。
その三菱UFJと野村證券も、これまたたがいに深く関わり合っている。

 本当に野村證券は、安全なのか。
だいじょうぶなのか。
これ以上のことは私には、わからない。
わからないから、私は来週中には、すべての縁を切ることにした。

 三菱UFJとは、東海銀行時代からのつきあいを含めると、40年以上になる。
野村證券とのつきあいは、25年以上になる。
いくら「安全です」「心配ない」と言われても、客である私たちは、別の考え方をする。
その心情は、福島産のキュウリを見たときに感じた、あれと同じ。

●後記

 ところで福島県の人たちは、今、どうしているのか。
地元産の野菜を食べているのか。
それとも他県産の野菜を、選んで食べているのか。

 が、率直に言えば、私はこんなことを心配している。
たとえばこのあたりでも、良心的な店は、「うちでは、メキシコ産の牛肉を使っている」(「ス
キヤ」ほか)とか、「うちの肉は、アメリカ産です」(「吉野屋」ほか)とか言って、ちゃん
と説明してくれる。
「オーストラリア産牛肉使用」とか、メニューに表示している店も多い(「サイゼリア」ほ
か)。

 が、その一方で、まったく説明してくれない店もある。
昨夜立ち寄った「N食堂」にしても、そうだ。
自分でおかずを選んで買うのだが、そこには、サンマ、サバなどの魚類、野菜類が50~
70種類並んでいる。
もちろん「ご飯」もある。
そういった食品の産地は、どこなのか。
いくら規制値以下であっても、できるだけ汚染された食品は、避けたい。
あとになって「汚染されていました」では、困る。

 私の印象では、むしろ浜松市のような、どこかのんびりした市で、汚染食品が多く出回
っているような気がする。
今のところガイガーカウンターなどで、調べ回っている人もいない。
が、警戒するにこしたことはない。

Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司


●11月 5日夜記(映画『フェア・ゲーム』)

++++++++++++++++++++++++

今日、映画『フェア・ゲーム』を観てきた。
イラク戦争の内幕を暴いた映画だった。
おもしろいというより、たいへん興味深かった。
星は3つの、★★★。
公式サイトの説明文には、こうある。

「アメリカ合衆国史上最大のスキャンダル。
イラク戦争を巡る巨大な謀略。
権力に立ち向かった、CIAエージェントの孤高なる戦い」と。

ただ一方的にブッシュ政権を「悪」という前提で描いていた
点については、ついていけなかった。
(「悪」は「悪」だが・・・。)

当時の状況を思い出してみると、フセイン大統領にも、
責任がなかったわけではない。
核兵器などもっていないのに、もっているというフリをしてみせた。
「(アメリカが)攻めてきたら、核兵器を使うぞ」と。
周辺の国々も、それが理由で、イラクを恐れた。

映画は、1人のCIA女性局員を中心に、描かれていた。
またそういう視点からだけで、描かれていた。
あの映画だけを観て、「ああ、そうだったのか」と思うのは、少し危険。
別にブッシュ大統領を擁護するつもりはない。
だれがみても、あの戦争は、無謀だった。
やるべきではなかった。

が、当時のアメリカのあのエネルギーを止める力は、だれにもなかった。
9・11のあの事件のあと、アメリカ人の怒りは、頂点に達していた。
仮にその女性局員の主張が通っていたとしても、あの戦争を止めることは、
だれにもできなかっただろう。

+++++++++++++++++++++++

●予定ミス

 数日前の上映時刻表をもとに、映画館へ足を運んだ。
その上映時刻表によれば、午後2時30分からの上映時間のはずだった。
が、行ってみると、午後4時35分に変更されていた。
しかたないので、街の中で2時間、つぶすことにした。

 コースは決まっている。
駅前まで行き、ビッグエイトでパソコンをながめる。
そのあと近くのレストランで、夕食。
・・・ということで、駅のほうに歩いた。
が、駅前で、どこかのブラスバンドが、生演奏をしていた。
ちょうど坂本九の『♪上を向いて歩こう』を演奏していた。
胸にジンと響いた。
で、そのまま椅子がちょうど2つ空いていたので、そこへ座った。
最前列の中央席だった。

 で、そこで50分ほど、時間をつぶした。
・・・「つぶした」という言い方は、失礼。
久しぶりに、本物の演奏を楽しませてもらった。
2~30分もすると、脳の中に、甘い陶酔感が漂うのを感じた。
美しいというよりは、気持よかった。

 そのあと、その勢いを借り、私が「うな丼を食べようか?」とワイフに言うと、「いいわ
ね」と。
久々のうな丼である。
ビッグエイトでパソコンをながめたあと、その裏手にある、うな丼屋に向かった。
が、ここで予定ミス。
うな丼がテーブルに運ばれてくるまでに、20分もかかってしまった。
映画の上映まで、15分。

 やっと並んだうな丼を、(せっかくのうな丼だったが)、胃にかき込むようにして食べた。
「ゆっくり食べたかったね」と言うと、ワイフも、「そうね」と。
そのあと小走りで、劇場へと向かった。

●ASUSのZENBOOK

 ビッグエイトで、ASUS社のZENBOOK(新型パソコン)を見た。
台湾製である。
「ZEN」とは、「禅」のことか?
私は台湾の人たちの、こういうフレンドリーな姿勢が好き。
「台湾製」と聞いても、違和感(=反感)なく、手で触って楽しむことができる。

 そのZENBOOKは、今度発売になる、TOSHIBAのR631の競合品。
しかし名前で、TOSHIBAは、すでに負け。
どうして「R631」なのか?
名前がつまらない。
(昔からTOSHIBAは、パソコンを事務機器としか考えていない。
そういう姿勢が、今でも残っている。)
値段もZENBOOKのほうが、5万円ほど、安い。
(R631は、オフィスソフトを付属しているが・・・。)

 近くR631が発売になる。
そのとき、それほど性能に差がないということであれば、私はZENBOOKを買う。
(SPECで比較するかぎり、ZENBOOKのほうが、上のよう。
画面解像度も高い。
あとは手で触ってみた感じ。
それで決める。
私には、キーボードの感触が重要。)

買うことについては、すでにワイフの了解も、取りつけてある。

●山荘へ

 夜遅く、山荘に向かった。
(今、その山荘で、この文章を書いている。
時刻は午後11時40分。)
途中、コンビニでチューハイとか菓子とか、いつもの定番品を買う。
が、今夜はビデオなし。
横に座っているワイフが、「眠くなってきた」と言った。
「寝るかア」と声をかけると、「うん」と。

 ・・・ということで、今夜はここまで。
このつづきは、また明日。
たぶん、明日も、午前3~4時に目が覚めるはず。
静かな時間に、静かな文章を書きたい。

 今日の成果は、とくになし。
変哲のない、1日だった。
明日こそは、充実した1日を送りたい。
がんばろう!

●午前7時(11月6日)

 静かな朝だった。
窓の外を見ると、小雨が煙っていた。
山の朝は、いつもそうだ。
雨の時は、雨というより、雲の中に、すっぽりと入ってしまう。
あたり一面、霧模様。

 昨夜、寝る前に庭に出てみた。
そのときのこと。
周囲をぐるっと見回してみた。
見えたのは、谷の向こうの1灯だけ。
4~5キロ離れたところにある、たぶん、電柱の電灯だと思うが、それだけ。
この20年で、あたりの様子は、大きく変わった。
農家の人たちは、つぎつぎとミカン栽培から、離れていった。
減反につづく、減反。
そのかわり、そこに大きな雑木が茂るようになった。

 私の山荘の周辺にしても、そうだ。
今では、10メートルを超える木々にすっぽりと覆われている。

●『♪ダニーボーイ』

 昨日聴いたブラスバンドのメロディーが、まだ耳の中に残っていた。
数曲を除いて、私の知らない曲ばかりだった。
それもあって、アイルランド民謡の『♪ダニーボーイ』が、強く印象に残った。

 ダニーボーイ・・・アイルランドでは、日本の『♪故郷』のように、親しく歌われてい
る。
それぞれの国が、似たような曲をもっている。
たとえば韓国の『♪アリラン』、アメリカの『♪シェナンドー』、オーストラリアの『♪ウ
ォルチング・マチルダ』など。
アイルランドでは、『♪ダニーボーイ』。

 家に帰ってから、YOUTUBEでさがして、ダニーボーイを何度か聴いた。
しばらくすると、ワイフがそれを聞きつけて、やってきた。
2人で、聴いた。

●インターネット

 雨戸は、まだ閉めたまま。
ワイフはまだ、ふとんの中。
音もなく過ぎ去る時間。
廊下にロッキング・チェアーがあり、そこに衣服が無造作にかけられている。
その衣服を、どこかうらめしそうに、しばらくながめる。
ワイフが起きるまで、雨戸を開けられない。
今は、じっとがまんのとき。

 つまり雨戸を開けないと、ネットがつながらない。
ここは山の中。
電波状況が、あまりよくない。

 ・・・そう言えば、少し前、心にこう決めた。
「土曜日は、ネット無しディーにしよう」と。
土曜日だけは、インターネットを無しですまそう、と。
しかしその翌週には、インターネットをもう使っていた。
今では、インターネット無しの生活は、考えられない。
携帯端末を買ってからは、この山荘でも使うようになった。

●ネット中毒

 私のような人間も、「ネット中毒」というのか。
雑誌などによれば、1日、20回以上、ネットをのぞく人は、ネット中毒というのだそう
だ。
しかし私のばあい、20回以上。
数えたことはないが、こうしてパソコンを開いているときは、同時に、いつもインターネ
ットにつなげている。
ニュースを見たり、情報を手に入れたり・・・。
メールそのものは、10~20回程度かもしれないが、インターネットの使い方は、もち
ろんそれだけではない。

 今は、経済ニュースから目が離せない。
Bloomberg、ロイター、ヤフー、MSI、それにNIKKEIなどなど。
TBS-iなどは、動画でニュースを配信してくれる。
それを一通り見るだけで、30分以上はかかる。
そのこともあって、ニュースの見方が、このところ大きく変わってきた。

 たとえばひとつの記事を読むと、「ほかではどんなふうに書いているのだろう」と比較す
るようになった。
あるいは「ヨーロッパやアメリカでは、どんなふうに報道されているのだろう」と、直接
向こうの記事を読むようになった。
以前なら、東京でしか手に入らなかった情報が、東京を素通りして、直接手に入る。
それもあって、インターネットのない時代と比べると、情報量が、格段と多くなった。
その分だけ、ニュースを読む時間が、長くなった。
 
 そういう私でも、やはりネット中毒ということになるのか。

●ネットの世界

 言うなれば、ネットはすでに脳みその一部になっている。
しかもその脳みそが、有機的に、他者とつながっている。
TwitterやFacebookが、それを可能にした。

 だれかの(つぶやき)が集合されると、それがそのまま「革命」につながることもある。
エジプトもリビアも、それでひっくり返った。
言い換えると、脳みそにネットワークができてしまった。
たとえば今、私がこうして書いている文章にしても、ふだんならBLOGとして発表した
とたん、世界中の人が、そのまま読むことができる。
(今朝は、それができないが・・・。)
それを「すばらしい」ととらえるか、「恐ろしい」ととらえるか。
とらえ方は、さまざまだろうが、私は「すばらしい」と、とらえる。

 たとえば以前は、図書館通いが日課になっていた。
が、今は、もうそんな必要はない。
座右に、超巨大な図書館を置いたような状態。
調べたいことは、即座に、その場で調べることができる。

 もちろん情報量もちがう。
ときにアメリカの大統領になったような気分になるときがある。
必要な情報を、直接外国から、手に入れることができる。
つまり私は、CIAのような情報局すら、自分のものにすることができるようになった。

●エネルギー

 そこで重要なことは、すでに何度も書いてきたことだが、「情報の洪水の中で溺れないこ
と」。
それにはいくつかの方法が、ある。

(1)選択・・・つねに情報は、選択する。
(2)吟味、考察・・・自分の考えを加える。

 この2つを怠ると、それこそ本当に、溺れてしまう。
何がなんだか、訳が分からなくなってしまう。
つまり1人の人間がもつ情報消化能力には、限界がある。
能力的な限界というより、時間的な限界。

 だからたとえば今の私には、スポーツ記事に目を通す余裕は、まったくない。
ニュースにしても、海外ニュースがほとんど。
国内ニュースには、ほとんど興味がない。
大半は、読み捨て、それでおしまい。

 で、ニュースを読んだら、それについて「私はどうなのか?」と、自分で考える。
が、これについては、脳みそのほうが、勝手に反応してくれるから、問題ない。
ときにバチバチと火花が飛ぶのを感ずることがある。

文章というのは、基本的には、(怒り)を覚えないと、書けない。
その(怒り)が、(書きたい)というエネルギーに変わる。
「バチバチと火花が飛ぶ」という状態は、それをいう。

●ワイフの起床
 
 たった今、ワイフが寝床から起きてきた。
時刻は、午前8時15分。
「雨戸を開けて・・・」と頼むと、ワイフが雨戸を開けてくれた。
とたん、森の景色が飛び込んできた。

 手前から栗の木、杉の木・・・。
少し離れたところに、コナラの木と椎の木・・・。
その向こうに谷がつづき、薄い紙のように、山々が連なる。
その間を白い雲が筋を引いて流れている。
その雲が見えるということは、天気が快方に向かっていることを示す。

 今日は浜松市内で、サンバの祭りがある。
どこかスケベったらしい祭りだが、11月にサンバ・・・というのも、どうか。
リオデジャネイロとは、季節が逆。
裸に近いかっこうで街中を歩くには、11月は寒すぎる。
若いころなら、私も、望遠レンズつきのカメラをもってでかけたかもしれないが、今はそ
んな元気もない。

●ネット

 ネットにつなげるためには、雨戸を開けなければならない。
……ということで、今、そのネットにつながった。
メールを読んで、あちこちのニュースサイトに目を通す。

 Szさんから、メールが届いていた。
「昨日、近くのイタリアンレストランで、七五三の祝いをしました」と。

 「2人の娘のために、祖父母+両親、計7人で祝いました」と、それにはあった。
「私たちの老後を支えるためには、増税しかないですね」とも。
が、それよりも重要なのは、70歳を過ぎても働けるような社会的環境の整備と、個人の
健康。
この2つを本気で考えないと、日本は、本当に沈没してしまう。

 ところで、私の近所には、この30年以上、まったく仕事をしないまま、年金生活をし
ている老人が、何人か、いる。
社会への貢献度も、ゼロ。
毎日、好き勝手なことをして、遊んでいる。

 若いころはそんなことは考えなかったが、このところ、そういう老人を見ると、腹が立
ってくる。
もちろんその老人個人に、責任があるわけではない。
しかし30年以上も遊ばせておく制度に、腹が立ってくる。
年金額を、月30万円で計算しても、30万x12か月x30年=1億円以上!

 1人、1億円だぞ!
実際には、妻の年金分もあるから、みな、その倍近い。

 が、そういう老人にかぎって、近所でも、威張っている。
いかにもエリート老人といった顔をして、威張っている。
草刈りひとつしない。
ゴミ拾いひとつしない。
そのつど、市や自治会に苦情の電話をかけている。
だから腹が立つ。

 ・・・というような老人になってはいけない。
反面教師というか、この先、私たち老人を見る目は、ますますきびしくなる。
そういうことも考え、これからの私たちの老後を考える。

●ニュース

 ニュースサイトには、当然のことながら、よいニュースは、あまり載っていない。
今度はイタリア経済がおかしくなったとか、タイの洪水がさらにひどくなったとか、そん
な話ばかり。

ついでに昨日のニュースによれば、北朝鮮が、日本側の報道陣の数はもちろん、サポータ
ーの数まで制限してきたという。
サッカーのアジアリーグ戦についてである。

 「だったら、そんな試合、日本側がボイコットすればいい」と考えたが、あんな国、ま
ともに相手にしてはいけない。
その価値もない。
「ああそうですか」と言って、試合だけして帰ってくればよい。
日本には、「シカト」という、すぐれた(?)問題回避方法がある。
つまりここはシカト。
無視。

●雑談

 ワイフとの雑談がつづく。
ワイフがこう言った。
「スプレーを買って帰る」と。

 このところスズメバチが、庭の周辺を飛び交うようになった。
3~5匹、まとまって見かけたら、近くにかなり大きな巣があるとみてよい。
が、どこにあるか、わからない。
昨日も朝、それをさがしてみたが、見えるところにはなかった。

スプレーというのは、殺虫剤のスプレーをいう。
5~6メートル先まで届くスプレーもある。
「それを買って帰る」と。

 ハチも毒をもたねば、殺されはしまい・・・ということか。

 その「毒」といえば、中国。
今回の通貨安競争の元凶といえば、中国だった。
世界中が中国の安売り攻勢に音をあげ、それぞれが通貨安競争に突入した。
その結果が今。
世界経済は、メチャメチャ。

 G20の会議を通して、オバマ大統領と胡中国国家主席と話し合ったが、成果ゼロ。
むしろ反対に中国は、EUに対し、こう言って脅した。
「欧州基金へ投資を検討してやる。そのかわり、見返りをよこせ」(日本経済新聞・11・
5))と。

 ワイフはこう言った。
「ああいう独裁国家は、いやね。民主主義がないから、こわいわ」と。

私「日本だって、独裁国家のようなものだよ。官僚主義という独裁国家。中国と、どこも
ちがわない」
ワ「だって日本はまだ政治家を、選挙で選んでいるわ」
私「形だけはね・・・」
ワ「そういえば、先日家に来た、D君(オーストラリア人)も、そう言っていたわよ。オ
ーストラリアでは、一言でも政治家に楯突(たてつ)いたら、その役人は、即座に左遷さ
れるそうよ」
私「それが民主主義だよ。この日本では、その逆。役人に楯突いたら、生きていくことす
らできない。政治家だって、吹き飛ばされてしまう」と。

 日本が民主主義国家と思っているのは、日本人だけ。
日本は奈良時代の昔から、官僚主義国家。
今の今も、そうだ。

 ・・・話は脱線したが、民主主義という点では、韓国や台湾、それにフィリッピンのほ
うが、日本より完成している。
民意がダイナミックに反映されるという点で、より完成している。
が、中国には、それがない。
どこかに毒針を隠している。
それが不気味。

 日本の官僚制度も、それに近い。
「伏魔殿」と評した政治家もいた。

●国債

 日本経済新聞(11月5日朝刊)に、こうある。
「国の借金、1000兆円、突破!」と。
09年に地方自治体の借金も含め、すでに1000兆円を超えていたはず。
現在は、もっと多い。

 その記事の末尾にこうある。
「国債が信認を失えば、国家財政はそのまま危機に瀕する」と。

 国債というのは、つまりは借金。
国は国債を発行しながら、国の内外から借金を重ねる。
今はまだ、大手の銀行を中心に国債を引き受けているからよい。
しかしその引き受けてがいなくなったら・・・?
それが「信認を失う」という意味になる。

 ただその大手銀行にしても、10年ものの長期国債から、1年の短期国債への移動を進
めているという。
イタリアやフランスが財政危機に陥れば、つぎはこの日本。

 ・・・このことはすでにあの3・11大震災の前に、うわさされていた。
経済誌はこぞって、「日本の国家破綻は、可能性の問題ではなく、時間の問題」と。
が、そこへあの3・11大震災。
アメリカの赤字上限問題、EUの金融危機……、それにつづいた。

が、日本の経済危機が、それで去ったわけではない。
こんな私でも、老人たちと温泉に入ると、若造に見える。
それと同じ。
相対的に、日本のほうがまだ安全・・・ということで、円が買われている。

 現在の円高は、その結果。

●帰り支度

 ア~ア、またまた暗い話になってしまった。
イヤダナ~・・・ということで、こういう話は、ここまで。
横でワイフが帰り支度を始めた。
ガサゴソ、ガサゴソ・・・。

 今朝の日記はここまで。
つづきは、自宅の書斎で。
では、みなさん、おはようございます。
今日も1日、がんばりましょう。
がんばるしかないのです。

(ここまでLibreOfficeを使って、文章を書いた。
文字が読みにくいので、やはりLibreoffice専用の、Baidu IMEをイ
ンストールしたほうがよい。
現在、MS社のIMEを使っているが、文字間が窮屈そうに詰まってしまう。
それに英数字への変換が不安定。
家に帰ったら、このパソコンにも、LibreOffice専用のIMEをインストール
するつもり。)

Hiroshi Hayashi++++++++++++林浩司・はやし浩司

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