2010年5月11日火曜日

*JAL *Ozawa Ichiro

●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司

●BW子どもクラブ(BW公開教室)

【5月10日・年長児(5歳児クラス)「文字の学習」「文字は楽しい」byはやし浩司、BW教室、浜松、Japan】
















【5月11日・離婚問題・小沢一郎・やめろコール】+時事問題

●離婚問題

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私たち夫婦も、よく離婚を考える。
考えるが、考えるだけで、いつもそのままどこかへ
消えてしまう。
理由がある。

頭の中でいろいろとシュミレーションしてみる。
が、「結婚」とちがって、「離婚」には、
さまざまな問題が、そこに立ちはだかる。
家族の問題、財産(生活費)の問題、人間関係の問題などなど。
心の問題もある。
いままでに積み重ねてきた(思い出)の問題もある。
さらにこれから先の、老後の問題もある。
「はい、さようなら!」というわけにはいかない。
2÷2は1ではなく、0・5になったり、それ以下になったりする。
夫婦であるというだけで、1+1が、3になったり、4になったりする。
で、それを考えているうちに、ゆううつになる。
「離婚はやめよう!」となる。

男と女。
出会うのは簡単。
結婚するのも簡単。
しかし「別れる」のは、むずかしい。
たいへんむずかしい。
(思い出)にしても、パソコンの電源を落として、
画面上の画像を消すようなわけには、いかない。

が、最大の問題は、離婚によって、それまでの
私たちの人生が、無駄だったと思い知らされること。
もちろんそうでない離婚もあるだろう。
しかし私のばあい、そうなる可能性は高い。
「家族のためにがんばってきた」という思いが、
心のどこかにある。
「犠牲になった」という部分も、ないわけではない。
離婚によって、そうした努力が、一気に吹き飛んでしまう。

さらに……。
こうした憂鬱な問題を、数日も考えていると、
まず頭が重くなり、つづいて偏頭痛が始まる。
心がふさぐ。
健康にもよくない。

……ということで、「離婚の話はやめよう」となる。
そしてそのままいつもの生活にもどる。
つまりいろいろ不都合な面はあるが、妥協する。
妥協しながら、生きる。
どうあがいたところで、あと10年。
よくて20年。
今さらジタバタしたところで、どうしようもない。
それよりも大切なことは、「今」を常に「原点」として、
前に向かって生きていく。
「今」、そこにあるものを大切にしながら、前に向かって
生きていく。

健康であることに感謝し、生きていることに感謝し、
「今」があることに感謝しながら……。

5月8日(月)は、こうして始まった。
今週もがんばろう。

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●鳩山内閣支持率(小沢いちろう、やめろコール)

 読売新聞は、つぎのように報道する(2010-5-10)。

『…… 民主党の支持率は、内閣発足直後の緊急調査では過去最高の51%だったが、今回は22%となった。鳩山内閣は、すっかり目減りした民主支持層からも見放され始めているようだ。

 この間、支持政党のない無党派層の内閣支持率は60%から12%に下落した。無党派層の割合は20%から50%に増えており、鳩山内閣に失望した民主支持層が無党派層に移行したと見られる』と。

 とくに後半部に注目してほしい。

『……支持政党のない無党派層の内閣支持率は60%から12%に下落した』という部分と、『無党派層の割合は20%から50%に増えており、鳩山内閣に失望した民主支持層が無党派層に移行したと見られる』という部分。

 ここでいう「無党派層」というのは、我ら、浮動票層のことをいう。
が、こんな結果は、小沢幹事長が「続投」「続投」と叫んだときから、わかっていたこと。
その小沢幹事長についてだが、「やめろコール」が、90%近くにも達している。
当の小沢幹事長自身は、まだがんばると言っている。
「私は国民を信じている」とか何とか。
まことにもって、トンチンカン。
このままでは、民主党の支持率は、さらにさがる。
「民主党の支持者が、まだ22%もいるの?」と、むしろそちらのほうの数字に驚く。

 ……しかし党の小沢一郎幹事長は、やめない?
やめたら最後、政治的威光が消え、「ウミ」が、どっと出てくる。
悪事の数々が、日の下(もと)にさらされる。
小沢一郎は、それを恐れている。
(10年5月10日記)


Hiroshi Hayashi+教育評論++May.2010++幼児教育+はやし浩司

●経済問題

 たった今(10年5月10日、午前10時20分)、今日の為替相場が、画面に出てきた。
それによれば、

アメリカ1ドル=92・68円
EU1ユーロ=118・85円

 先週のギリシャ・ショックで肝を冷やした人も多いかと思う。
(私も肝を冷やした。)

 しかしこの為替相場をみるかぎり、為替市場は、それほど動揺していないようだ(?)。
で、今朝の株価の動きを見てみる。

日本経済新聞の速報によれば、「上げ幅が100円を超えた」とある。
「よかった!」と書きたいが、そのツケはやがて、私たち庶民が背負うことになる。
「ユーロ防衛のために、最大7500億ユーロの緊急支援を……」とある。
つまり印刷機を回して、マネーを市中にバラまくということ。
それで「上げ幅が100円を超えた」。
が、その分だけ、金(マネー)の価値がさがるということ。

 そこで今度は、金(ゴールド)の動きを見る。
ニューヨーク金は、ジワジワと上昇傾向がつづいたまま。
田中貴金属工業の今朝の売値は、グラム、3765円!
ここ数年でも、最高値に近い!
メチャメチャな額といってよい。
その一方で、ニッケル、アルミ、銅は5月に入ってから、大急落している。
これらの数字を総合して読むと、こうなる。

 世界は、今、大不況。
部分的には明るい日差しが見えるが、厚い雲の切れ端からもれるこぼれ陽(び)のようなもの。
そこで世界の各国中央銀行は、印刷機を回して、金(マネー)を市中にばらまいている。
アメリカも日本も、そしてEUも。
が、問題は、その金(マネー)の行き先。
本来なら「投資」ということになるが、投資先そのものがない。
だから「金(ゴールド)」ということになる。

 金(ゴールド)は、ほかの金属や資源とちがい、いくら値段があがっても、困る人はいない。
だから天井知らず、となる。

 が、こんなバカげた経済運営が、いつまでもつづくはずがない。
言うなれば、世界中が、バブル経済で踊っている。
薄い氷の上で、踊っている。

 とくに注目すべきは、中国。
現在、上海万博が進行中。
が、もしこれが低調に終わるようなことにでもなれば、中国は「赤信号」!
理由がある。

 中国人というのは、日本人とは、ものの考え方が、かなりちがう。
国を信じていない。
組織を信じていない。
信じられるのは、金(マネー)だけ。
そこで現在、中国人の貯蓄率は、70%前後もあると言われている。
日本人が、最盛期でも、20~30%だったから、これはとんでもない数字と言ってよい。
つまり中国人は、お金を使わず、せっこらせっこらと、内へ内へと溜めている。
溜めたお金を、これまたせっこらせっこらと、株に投資している。

 そこで中国政府は、入場者1億人を見込んで、上海万博を開いた。
溜め込んだお金を、外へはき出させようという魂胆である。
が、そうはうまくいかない?
上海万博がうまくいかなければ、つまり予定入場者数を、大きく下回るようなことにでもなれば、そのとき中国のバブル経済は、崩壊する。
その危険性が、ぐんと高まる。

 こういうときの鉄則は、ただひとつ。
「私のようなド素人は、こういう世界から早く、逃げた方がよい」。


Hiroshi Hayashi+教育評論++May.2010++幼児教育+はやし浩司

●JAL問題

JALが再び、経営危機に陥り始めている。
先日、経営再建中に倒産したばかり。
借金を帳消しにした上、1兆円という国税を
投入した。
にもかかわらず、経営は一向に改善していない。
むしろ悪化している。

JALの問題を考えるとき、「国内」という「下」
から見てはいけない。
「国外」というグローバルな視点から見なければ
ならない。

たとえば世界から、日本の各都市へ外国人がやって
くるようなばあいを考えてみよう。
彼らはJALを利用しない。
不便だからだ。

たとえばヨーロッパから福岡へ来るときは、
韓国の仁川(インチョン)へ、やってくる。
大韓航空を使ってやってくる。
そこから同じ、大韓航空に乗り換えて、福岡へ。
大韓航空は、日本国内へ60路線あまりを投入している。

一方、日本からヨーロッパの各都市へ行くときも、
そうだ。
JALでフランクフルト(ドイツ)までは行くことが
できる。
しかしその先は、それぞれのEUの飛行機に乗り換えねば
ならない。
だったら、最初から、たとえばルフトハンザ機に乗って、
フランクフルトまで行ったほうがよい。
そのほうが、便利で、楽。

加えて、JALは、何かにつけて割高。
つまりJALを利用するのは、金持ちの日本人だけ。
国際競争力という観点からは、JALは、完全に、
その競争力を失っている。

事情はANAも同じ。
JALとANAの合併も、よくうわさされるが、こと
航空業界では、それはありえない。
ANAの社長自身が、そのつど明確に「NO!」と明言している。
へたにJALをかかえこんだら、ANAの経営そのものまで、おかしくなる。

となるとJALにしても、ANAにしても、生き残る
道は、ただひとつ。
鎖国主義を貫き、国内専用便に徹すること。

が、そうなると、日本という島国は、マーケットとしては、あまりにも狭い。
小さい。
それにあと10年もすれば、日本はアジアにおいてですら、中小国になる。
本来なら、いまごろは、JALは、(ANAでもよいが)、中国国内を、
ビュンビュンと飛び回っていなければならない。
アメリカ国内を、ビュンビュンと飛び回っていなければならない。
が、その元気は、もうない。
余力もない。
それを支える、日本の経済力もない。

否定的なことばかり書いたが、調べれば調べるほど、JALには、未来がない。

(補記)
羽田のハブ空港化には、大賛成だが、しかし遅すぎた!
今ごろハブ空港をめざしたところで、どうにもならない。
20年は後れた。
「成田だの、羽田だの」と、政治家たちがバカな利権争いをしているうちに、こう
なってしまった。
見かけの航空路線はともかくも、JALにしても、単独で飛ばしている国際線は、
すでに1桁もないのではないか?
しかもそのほとんどは、アジア路線。
チャンギ(シンガポール)、香港、仁川(韓国)は、そうした日本の衰退を尻目に、さらにそのつぎの段階へと、戦略を進めつつある。

JAL問題を考えるときは、こういう現実を知った上で、考えなければならない。

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Hiroshi Hayashi+教育評論++May.2010++幼児教育+はやし浩司

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