2009年11月6日金曜日

*TV Games and Children

☆☆☆この電子マガジンは、購読を登録した方のみに、配信しています☆☆☆
.  mQQQm            
. Q ⌒ ⌒ Q  ♪♪♪……  
.QQ ∩ ∩ QQ         
. m\ ▽ /m 彡彡ミミ    
.  /~~~\  ⌒ ⌒     
. みなさん、   o o β       
.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○  
.        =∞=  // 
□■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 
子育て最前線の育児論byはやし浩司   09年 11月 6日
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================
★★★HTML版★★★
HTML(カラー・写真版)を用意しました。
どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。)
************************

http://bwhayashi2.fc2web.com/page005.html

メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

************************************

【もうすぐ、(10月28日)、私の誕生日です。満62歳になります。
特集として、過去、その前後に発行したマガジンを、そのまま転載して送ります。】

(特集)2005年10月28日前後(満58歳の誕生日のマガジンより)

************************************


.  mQQQm
. Q ⌒ ⌒ Q  ♪♪♪……
.QQ ∩ ∩ QQ
. m\ ▽ /m 彡彡ミミ
.  /~~~\  ⌒ ⌒        いつも購読、ありがとうございます!
. みなさん、   o o β      
.こんにちは!  (″ ▽ ゛)○    
.        =∞=  // (偶数月用)
□■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 
子育て最前線の育児論byはやし浩司   05年 10月 28日(No.642)
□■□□□□□□□□□□□□□■□ =================
★★★HTML版★★★(少しだけ、マガジンを読みやすくしました)

http://bwhayashi2.fc2web.com/page027.html

+++++++++++++++++++++++++++++++++UPTO525

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【思いついたまま、子育てワンポイント】

●できないことを嘆くより、できることを喜ぶ

 AさんとBさんは、まったく同じ生活をしている。家の大きさも、夫の給料も、同じ。
子どもの年齢も、できも同じ。年齢も、学歴も同じ。

しかしAさんは、いつも、「うちの子はあれができない」「これができない」と、不平や
不満ばかりを並べている。一方Bさんは、いつも、「うちの子は、あれもできる」「これ
もできる」と、自分の子どもに満足しながら生きている。

その結果、一つだけ、ちがう点が、出てきた。Aさんの子どもは、いつも暗く沈んでい
る。Bさんの子どもは、いつも、はつらつとして、表情も明るい。


●いつも自分の子どもだけを見る

 Aさんの息子は、その町でも、ナンバーワンと言われる、S中学校に入学した。ウキウ
キとした気分だった。が、そこへBさんが、やってきた。そしてBさんが、Aさんにこう
言った。

「うちの子、今度、T大学に合格しました」と。日本で第一の大学である。それを聞い
て、Aさんは、「上には上がいるものだ」と、がく然としてしまった。喜びも、半減して
しまった。いつも世間の目を気にしている人は、いつもその世間に振りまわされる。喜
びも、悲しみも、相対的なものでしかない。

 だから……というわけでもないが、子育てをするときは、いつも自分の子どもだけをみ
てする。とくに世間の目を気にするようになったら、お・し・ま・い。


++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●世間体

 世間体というのは、結局は、その人の心の裏を写す、カガミのようなもの。世間体を気
にする人は、よく「世間が笑う」「世間が許さない」「世間体が悪い」とか言う。しかし
それとて、本当に世間が、そう思っているから、そう言うのではない。

 自分が、他人に対して、そう思っているから、そう言う。

 だからもう少し正確に言えば、その人が口にする「世間体」というのは、その人の心の
奥に潜む邪悪性を、裏がえしたものと考えてよい。

 たとえば、A氏(60歳)は、たいへん世間体を気にする人である。何かにつけて、「世
間」「世間体」という言葉を使う。で、あるとき、私にこう言った。

 「法事だけは、きちんとしなければ、いかんよなあ。世間の笑いものになるだけだよ」
と。

 そのときは、そういうものかなあと思っていたが、また別の日、A氏は、私にこう言っ
た。

 「あんなケチな法事など、見たことがない。あれじゃあ、死んだオヤジさんも、浮かば
れないだろ」と。

 死んだ父親の息子が、内々で父親の法事をしたらしい。その法事の中身が、質素だった
らしい。それでA氏は、そう批判した。

 なぜ、A氏は、こういうとき、「世間」という言葉を使うのか。理由は、簡単である。
A氏はそう言いながら、間接的に、自分の息子や娘たちに、「オレの法事はきちんとやれ
よ」と言っているのである。事実、A氏の息子は、こう言う。

 「うちのオヤジは、ことあるごとに、先祖様、先祖様とうるさくてしかたない」「よく
先祖を大切にしろと、私に言うが、私には、『オレを大事にしろ』と言っているようにし
か聞こえない」と。

 まさか「オレを大事にしろ」とは、言えない。だから「先祖」という言葉をもちだして、
そう言う。

 A氏の気持ちも、理解できないわけではない。しかしだったら、すなおに、「私を大事
にしてほしい」と言えばよい。何も、「世間」とか、「先祖」とかいう言葉を、もちだす
ことはない。

 そして本当に大事にしてもらいたかったら、それにふさわしい人物になればよい。その
努力もしないで、親風ばかり吹かしているから、息子や娘に、そっぽを向かれる。そこで
「世間」とか、「先祖」とかいう言葉をもちだして、息子や娘たちをしばろうとする。

 つまりは、世間体を口にする人ほど、それだけ、自分のない人とみてよい。自分がない
から、世間という尺度の中で、自分のあり方を決める。

 その証拠に、世間体を気にする人には、こう聞いてみるとよい。

 「では、あなた自身は、いったい、どう考えているのか。あなた自身の意見を聞きたい」
と。

 答は、何も、かえってこないはずである。

 で、最初の話にもどる。

 たとえば、「そんなことをすれば、世間が笑う」とだれかが言ったとする。しかし世間
は笑っていない。笑っているのは、その人自身ということになる。たとえば「貧乏になれ
ば、世間に笑われる」と言う。しかし貧しい人を笑っているのは、その人自身ということ
になる。

【補記】

 ユングが説く「シャドウ論」と、日本人がよく使う「世間体論」の中に、私は、一つの
符号性を発見した!

 表面(おもてづら)をよくして、仮面ばかりかぶっている人がいる。こういう人は、そ
の裏で、別の人格(シャドウ)をつくりやすい。牧師や僧侶、それに教職者のような人た
ちである。つまりは、そういうシャドウの中に、自分の中の邪悪な部分を押しこめてしま
う。押しこめることによって、自分は、人前では、さも私は、悪とは関係ありませんとい
うような顔をして、善人ぶることができる。

 同じように、世間体を口にする人は、「世間」という観念的世界に、自分の邪悪な部分
を押しこめることによって、自分では、善人ぶろうとする。「私はいいのですが、世間が
何と言いますかねえ」という言い方に、その典型を見る。あるいは「渡る世間は、鬼ばか
り」という言い方は、そういうところから生まれたのかもしれない。

 わかりやすく言えば、ありもしない「世間」、あるいは「世間の目」の中に、自分の心
の奥底に潜む邪悪性を押しこめて、自分では、善人ぶる。それがユングの説く「シャドウ
論」と似ている。それがここでいう「符号性」ということになる。
(はやし浩司 世間体 シャドウ 仮面 世間体論)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【ゲーム脳】

++++++++++++++++++++++

ゲームばかりしていると、脳ミソがおかしくなるぞ!

+++++++++++++++++++++++

最近、急に脚光を浴びてきた話題に、「ゲーム脳」がある。ゲームづけになった脳ミソを
「ゲーム脳」いう。このタイプの脳ミソには、特異的な特徴がみられるという。しかし、
「ゲーム脳」とは、何か。NEWS WEB JAPANは、つぎのように報道してい
る(05年8月11日)。

『脳の中で、約35%をしめる前頭葉の中に、前頭前野(人間の拳程の大きさで、記憶、
感情、集団でのコミュニケーション、創造性、学習、そして感情の制御や、犯罪の抑制
をも司る部分)という、さまざまな命令を身体全体に出す司令塔がある。

この司令塔が、ゲームや携帯メール、過激な映画やビデオ、テレビなどに熱中しすぎる
と働かなくなり、いわゆる「ゲーム脳」と呼ばれる状態になるという。それを科学的に
証明したのが、日大大学院の森教授である』(以上、NEWS WEB JAPAN※)。

 つまりゲーム脳になると、管理能力全般にわたって、影響が出てくるというわけである。
このゲーム脳については、すでに、さまざまな分野で話題になっているから、ここでは、
省略する。要するに、子どもは、ゲームづけにしてはいけないということ。

 が、私がここで書きたいのは、そのことではない。

 この日本では、(世界でもそうかもしれないが)、ゲームを批判したり、批評したりす
ると、ものすごい抗議が殺到するということ。上記のK教授のもとにも、「多くのいやが
らせが、殺到している」(同)という。

 考えてみれば、これは、おかしなことではないか。たかがゲームではないか(失礼!)。
どうしてそのゲームのもつ問題性を指摘しただけで、抗議の嵐が、わき起こるのか?

 K教授らは、「ゲームばかりしていると、脳に悪い影響を与えますよ」と、むしろ親切
心から、そう警告している。それに対して、(いやがらせ)とは!

 実は、同じことを私も経験している。5、6年前に、私は「ポケモンカルト」(三一書
房)という本を書いた。そのときも、私のところのみならず、出版社にも、抗議の嵐が殺
到した。名古屋市にあるCラジオ局では、1週間にわたって、私の書いた本をネタに、賛
否両論の討論会をつづけたという。が、私が驚いたのは、抗議そのものではない。そうし
た抗議をしてきた人のほとんどが、子どもや親ではなく、20代前後の若者、それも男性
たちであったということ。

 どうして、20代前後の若者たちが、子どものゲームを批評しただけで、抗議をしてく
るのか? 出版社の編集部に届いた抗議文の中には、日本を代表する、パソコン雑誌の編
集部の男性からのもあった。

 「子どもたちの夢を奪うのか!」
 「幼児教育をしながら、子どもの夢が理解できないのか!」
 「ゲームを楽しむのは、子どもの権利だ!」とか何とか。

 私の本の中の、ささいな誤字や脱字、どうでもよいような誤記を指摘してきたのも多か
った。「貴様は、こんな文字も書けないのに、偉そうなことを言うな」とか、「もっと、
ポケモンを勉強してからものを書け」とか、など。

 (誤字、脱字については、いくら推敲しても、残るもの。100%、誤字、脱字のない
本などない。その本の原稿も、一度、プロの推敲家の目を経ていたのだが……。)

 反論しようにも、どう反論したらよいかわからない。そんな低レベルの抗議である。で、
そのときは、「そういうふうに考える人もいるんだなあ」という程度で、私はすませた。

 で、今回も、森教授らのもとに、「いやがらせが、殺到している」(同)という。

 これはいったい、どういう現象なのか? どう考えたらよいのか?

 一つ考えられることは、ゲームに夢中になっている、ゲーマーたちが、横のつながりを
もちつつ、カルト化しているのではないかということ。ゲームを批判されるということは、
ゲームに夢中になっている自分たちが批判されるのと同じ……と、彼らは、とらえるらし
い(?)。おかしな論理だが、そう考えると、彼らの心理状態が理解できる。

 実は、カルト教団の信者たちも、同じような症状を示す。自分たちが属する教団が批判
されたりすると、あたかも自分という個人が批判されたかのように、それに猛烈に反発し
たりする。教団イコール、自分という一体感が、きわめて強い。

 あのポケモン全盛期のときも、こんなことがあった。私が、子どもたちの前で、ふと一
言、「ピカチューのどこがかわいいの?」ともらしたときのこと。子どもたちは、その一
言で、ヒステリー状態になってしまった。ギャーと、悲鳴とも怒号ともわからないような
声をあげる子どもさえいた。

 そういう意味でも、ゲーム脳となった脳ミソをもった人たちと、カルト教団の信者たち
との間には、共通点が多い。たとえばゲームにハマっている子どもを見ていると、どこか
狂信的。現実と空想の世界の区別すら、できなくなる子どもさえいる。たまごっちの中の
生き物(?)が死んだだけで、ワーワーと大泣きした子ども(小1女児)もいた。

これから先、ゲーム脳の問題は、さらに大きく、マスコミなどでも、とりあげられるよ
うになるだろう。これからも注意深く、監視していきたい。

 ところで、今日の(韓国)の新聞によれば、テレビゲームを50時間もしていて、死ん
でしまった若者がいるそうだ。たかがゲームと、軽くみることはできない。

注※……K教授は、ポジトロンCT(陽電子放射断層撮影)と、ファンクショナルMRI
(機能的磁気共鳴映像)いう脳の活性度を映像化する装置で、実際にゲームを使い、数十
人を測定した。そして、2001年に世界に先駆けて、「テレビゲームは前頭前野をまっ
たく発達させることはなく、長時間のテレビゲームをすることによって、脳に悪影響を及

す」という実験結果をイギリスで発表した。

この実験結果が発表された後に、ある海外のゲーム・ソフトウェア団体は「非常に狭い
見識に基づいたもの」というコメントを発表し、教授の元には多くの嫌がらせも殺到し
たという(NEWS WEB JAPANの記事より)。
(はやし浩司 ゲーム ゲームの功罪 ゲーム脳 ゲームの危険性)

++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●ゲーム脳(2)

【M君、小3のケース】

 M君の姉(小5)が、ある日、こう言った。「うちの弟、夜中でも、起きて、ゲームをしている!」と。

 M君の姉とM君(小3)は、同じ部屋で寝ている。二段ベッドになっていて、上が、姉。
下が、M君。そのM君が、「真夜中に、ガバッと起きて、ゲームを始める。そのまま朝ま
で、していることもある」(姉の言葉)と。

 M君には、特異な症状が見られた。

 祖父が、その少し前、なくなった。その通夜の席でのこと。M君は、たくさん集まった
親類の人たちの間で、ギャーギャーと笑い声で、はしゃいでいたという。「まるで、パー
ティでもしているかのようだった」(姉の言葉)と。

 祖父は、人一倍、M君をかわいがっていた。その祖父がなくなったのだから、M君は、
さみしがっても、よいはず。しかし、「はしゃいでいた」と。

 私はその話を聞いて、M君はM君なりに、悲しさをごまかしていたのだろうと思った。
しかし別の事件が、そのすぐあとに起きた。

 M君が、近くの家の庭に勝手に入り込み、その家で飼っていた犬に、腕をかまれて、大
けがをしたというのだ。その家の人の話では、「庭には人が入れないように、柵がしてあ

たのですが、M君は、その柵の下から、庭へもぐりこんだようです」とのこと。

 こうした一連の行為の原因が、すべてゲームにあるとは思わないが、しかしないとも、
言い切れない。こんなことがあった。

 M君の姉から、真夜中にゲームをしているという話を聞いた母親が、M君から、ゲーム
を取りあげてしまった。その直後のこと。M君は狂ったように、家の中で暴れ、最後は、
自分の頭をガラス戸にぶつけ、そのガラス戸を割ってしまったという。

 もちろんM君も、額と頬を切り、病院で、10針前後も、縫ってもらうほどのけがをし
たという。そのあまりの異常さに気づいて、しばらくしてから、M君の母親が、私のとこ
ろに相談にやってきた。

 私は、日曜日にときどき、M君を教えるという形で、M君を観察させてもらうことにし
た。そのときもまだ、腕や顔に、生々しい、傷のあとが、のこっていた。

 そのM君には、いくつかの特徴が見られた。

(1)まるで脳の中の情報が、乱舞しているかのように、話している話題が、めまぐるし
く変化した。時計の話をしていたかと思うと、突然、カレンダーの話になるなど。

(2)感情の起伏がはげしく、突然、落ちこんだかと思うと、パッと元気になって、ギャ
ーと騒ぐ。イスをゴトゴト動かしたり、机を意味もなく、バタンとたたいて見せたりする。

(3)頭の回転ははやい。しばらくぼんやりとしていたかと思うと、あっという間に、計
算問題(割り算)をすませてしまう。そして「終わったから、帰る」などと言って、あと
片づけを始める。

(4)もちろんゲームの話になると、目の色が変わる。彼がそのとき夢中になっていたの
は、N社のGボーイというゲームである。そのゲーム機器を手にしたとたん、顔つきが能
面のように無表情になる。ゲームをしている間は、目がトロンとし、死んだ、魚の目のよ
うになる。

 M君の姉の話では、ひとたびゲームを始めると、そのままの状態で、2~3時間はつづ
けるそうである。長いときは、5時間とか、6時間もしているという。(同じころ、12時間もゲームをしていたという中学生の話を聞いたことがある。)

 以前、「脳が乱舞する子ども」という原稿を書いた(中日新聞発表済み)。それをここ

紹介する。もう4、5年前に書いた原稿だが、状況は改善されるどころか、悪化している。

++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

子どもの脳が乱舞するとき

●収拾がつかなくなる子ども

 「先生は、サダコかな? それともサカナ! サカナは臭い。それにコワイ、コワイ…
…、ああ、水だ、水。冷たいぞ。おいしい焼肉だ。鉛筆で刺して、焼いて食べる……」と、
話がポンポンと飛ぶ。頭の回転だけは、やたらと速い。まるで頭の中で、イメージが乱舞
しているかのよう。動作も一貫性がない。騒々しい。

ひょうきん。鉛筆を口にくわえて歩き回ったかと思うと、突然神妙な顔をして、直立!
 そしてそのままの姿勢で、バタリと倒れる。ゲラゲラと大声で笑う。その間に感情も
激しく変化する。目が回るなんていうものではない。まともに接していると、こちらの
頭のほうがヘンになる。

 多動性はあるものの、強く制止すれば、一応の「抑え」はきく。小学2、3年になると、
症状が急速に収まってくる。集中力もないわけではない。気が向くと、黙々と作業をする。
30年前にはこのタイプの子どもは、まだ少なかった。が、ここ10年、急速にふえた。
小1児で、10人に2人はいる。今、学級崩壊が問題になっているが、実際このタイプの
子どもが、一クラスに数人もいると、それだけで学級運営は難しくなる。あちらを抑えれ
ばこちらが騒ぐ。こちらを抑えればあちらが騒ぐ。そんな感じになる。

●崩壊する学級

 「学級指導の困難に直面した経験があるか」との質問に対して、「よくあった」「あっ
た」と答えた先生が、66%もいる(98年、大阪教育大学秋葉英則氏調査)。

「指導の疲れから、病欠、休職している同僚がいるか」という質問については、15%
が、「1名以上いる」と回答している。そして「授業が始まっても、すぐにノートや教科
書を出さない」子どもについては、90%以上の先生が、経験している。ほかに「弱い
ものをいじめる」(75%)、「友だちをたたく」(66%)などの友だちへの攻撃、「授
業中、立ち歩く」(66%)、「配布物を破ったり捨てたりする」(52%)などの授業
その
ものに対する反発もみられるという(同、調査)。

●「荒れ」から「新しい荒れ」へ

 昔は「荒れ」というと、中学生や高校生の不良生徒たちの攻撃的な行動をいったが、そ
れが最近では、低年齢化すると同時に、様子が変わってきた。

「新しい荒れ」とい言葉を使う人もいる。ごくふつうの、それまで何ともなかった子ど
もが、突然、キレ、攻撃行為に出るなど。多くの教師はこうした子どもたちの変化にと
まどい、「子どもがわからなくなった」とこぼす。

日教組が98年に調査したところによると、「子どもたちが理解しにくい。常識や価値観
の差を感ずる」というのが、20%近くもあり、以下、「家庭環境や社会の変化により指
導が難しい」(14%)、「子どもたちが自己中心的、耐性がない、自制できない」(1
0%)と続く。そしてその結果として、「教職でのストレスを非常に感ずる先生が、8%、
「かなり感ずる」「やや感ずる」という先生が、60%(同調査)もいるそうだ。

●原因の一つはイメージ文化?

 こうした学級が崩壊する原因の一つとして、(あくまでも、一つだが……)、私はテレ
ビやゲームをあげる。「荒れる」というだけでは、どうも説明がつかない。家庭にしても、
昔のような崩壊家庭は少なくなった。

むしろここにあげたように、ごくふつうの、そこそこに恵まれた家庭の子どもが、意味
もなく突発的に騒いだり暴れたりする。そして同じような現象が、日本だけではなく、
アメリカでも起きている。実際、このタイプの子どもを調べてみると、ほぼ例外なく、
乳幼児期に、ごく日常的にテレビやゲームづけになっていたのがわかる。ある母親はこ
う言った。

「テレビを見ているときだけ、静かでした」と。「ゲームをしているときは、話しかけて
も返事もしませんでした」と言った母親もいた。たとえば最近のアニメは、幼児向けに
せよ、動きが速い。速すぎる。しかもその間に、ひっきりなしにコマーシャルが入る。
ゲームもそうだ。動きが速い。速すぎる。

●ゲームは右脳ばかり刺激する

 こうした刺激を日常的に与えて、子どもの脳が影響を受けないはずがない。もう少しわ
かりやすく言えば、子どもはイメージの世界ばかりが刺激され、静かにものを考えられな
くなる。その証拠(?)に、このタイプの子どもは、ゆっくりとした調子の紙芝居などを、
静かに聞くことができない。

浦島太郎の紙芝居をしてみせても、「カメの顔に花が咲いている!」とか、「竜宮城に魚
が、おしっこをしている」などと、そのつど勝手なことをしゃべる。一見、発想はおも
しろいが、直感的で論理性がない。ちなみにイメージや創造力をつかさどるのは、右脳。
分析や論理をつかさどるのは、左脳である(R・W・スペリー)。

テレビやゲームは、その右脳ばかりを刺激する。こうした今まで人間が経験したことが
ない新しい刺激が、子どもの脳に大きな影響を与えていることはじゅうぶん考えられる。
その一つが、ここにあげた「脳が乱舞する子ども」ということになる。

 学級崩壊についていろいろ言われているが、一つの仮説として、私はイメージ文化の悪
弊をあげる。

(付記)
●ふえる学級崩壊

 学級崩壊については減るどころか、近年、ふえる傾向にある。99年1月になされた日
教組と全日本教職員組合の教育研究全国大会では、学級崩壊の深刻な実情が数多く報告さ
れている。「変ぼうする子どもたちを前に、神経をすり減らす教師たちの生々しい告白は、
北海道や東北など各地から寄せられ、学級崩壊が大都市だけの問題ではないことが浮き彫
りにされた」(中日新聞)と。「もはや教師が一人で抱え込めないほどすそ野は広がって
いる」とも。

 北海道のある地方都市で、小学一年生70名について調査したところ、
 授業中おしゃべりをして教師の話が聞けない……19人
 教師の指示を行動に移せない       ……17人
 何も言わず教室の外に出て行く       ……9人、など(同大会)。

●心を病む教師たち

 こうした現状の中で、心を病む教師も少なくない。東京都の調べによると、東京都に在
籍する約6万人の教職員のうち、新規に病気休職した人は、93年度から4年間は毎年2
10人から220人程度で推移していたが、97年度は、261人。さらに98年度は3
55人にふえていることがわかった(東京都教育委員会調べ・99年)。

この病気休職者のうち、精神系疾患者は。93年度から増加傾向にあることがわかり、9
6年度に一時減ったものの、97年度は急増し、135人になったという。

この数字は全休職者の約五二%にあたる。(全国データでは、97年度は休職者が417
1人で、精神系疾患者は、1619人。)さらにその精神系疾患者の内訳を調べてみると、
うつ病、うつ状態が約半数をしめていたという。原因としては、「同僚や生徒、その保護
者などの対人関係のストレスによるものが大きい」(東京都教育委員会)ということであ
る。

●その対策

 現在全国の21自治体では、学級崩壊が問題化している小学1年クラスについて、クラ
スを1クラス30人程度まで少人数化したり、担任以外にも補助教員を置くなどの対策を
とっている(共同通信社まとめ)。

また小学6年で、教科担任制を試行する自治体もある。具体的には、小学1、2年につ
いて、新潟県と秋田県がいずれも1クラスを30人に、香川県では40人いるクラスを、
2人担任制にし、今後5年間でこの上限を36人まで引きさげる予定だという。

福島、群馬、静岡、島根の各県などでは、小1でクラスが30~36人のばあいでも、
もう1人教員を配置している。さらに山口県は、「中学への円滑な接続を図る」として、
一部の小学校では、6年に、国語、算数、理科、社会の四教科に、教科担任制を試験的
に導入している。大分県では、中学1年と3年の英語の授業を、1クラス20人程度で
実施している(01年度調べ)。
(はやし浩司 キレる子供 子ども 新しい荒れ 学級崩壊 心を病む教師)


++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●失行

 近年、「失行」という言葉が、よく聞かれるようになった。96年に、ドイツのシュル
ツという医師が使い始めた言葉だという。

 失行というのは、本人が、わかっているのに、できない状態をいう。たとえば風呂から
出たとき、パジャマに着がえなさいと、だれかが言ったとする。本人も、「風呂から出た
ら、パジャマに着がえなければならない」と、理解している。しかし風呂から出ると、手
当た
り次第に、そこらにある衣服を身につけてしまう。

 原因は、脳のどこかに何らかのダメージがあるためとされる。

 それはさておき、人間が何かの行動をするとき、脳から、同時に別々の信号が発せられ
るという。行動命令と抑制命令である。

 たとえば腕を上下させるときも、腕を上下させろという命令と、その動きを抑制する命
令の二つが、同時に発せられる。

 だから人間は、(あらゆる動物も)、スムーズな行動(=運動行為)ができる。行動命
令だけだと、まるでカミソリでスパスパとものを切るような動きになる。抑制命令が強す

ると、行動そのものが、鈍くなり、動作も緩慢になる。

 精神状態も、同じように考えられないだろうか。

 たとえば何かのことで、カッと頭に血がのぼるようなときがある。激怒した状態を思い
浮かべればよい。

 そのとき、同時に、「怒るな」という命令も、働く。激怒するのを、精神の行動命令と
するなら、「怒るな」と命令するのは、精神の抑制命令ということになる。

 この「失行」についても、精神の行動命令と、抑制命令という考え方を当てはめると、
それなりに、よく理解できる。

 たとえば母親が、子どもに向かって、「テーブルの上のお菓子は、食べてはだめ」「そ
れは、これから来る、お客さんのためのもの」と話したとする。

 そのとき子どもは、「わかった」と言って、その場を去る。が、母親の姿が見えなくな
ったとたん、子どもは、テーブルのところへもどってきて、その菓子を食べてしまう。

 それを知って、母親は、子どもを、こう叱る。「どうして、食べたの! 食べてはだめ
と言ったでしょ!」と。

 このとき、子どもは、頭の中では「食べてはだめ」ということを理解していた。しかし
精神の抑制命令が弱く、精神の行動命令を、抑制することができなかった。だから子ども
は、菓子を食べてしまった。

 ……実は、こうした精神のコントロールをしているのが、前頭連合野と言われている。
そしてこの前頭連合野の働きが、何らかの損傷を受けると、その人は、自分で自分を管理
できなくなってしまう。いわゆるここでいう「失行」という現象が、起きる。

 前述のWEB NEWSの記事によれば、「(前頭連合野は)記憶、感情、集団でのコ
ミュニケーション、創造性、学習、そして感情の制御や、犯罪の抑制をも司る部分」とあ
る。

 どれ一つをとっても、良好な人間関係を維持するためには、不可欠な働きばかりである。
一説によれば、ゲーム脳の子どもの脳は、この前頭連合野が、「スカスカの状態」になっ
ているそうである。

 言うまでもなく、脳には、そのときどきの発達の段階で、「適齢期」というものがある。
その適齢期に、それ相当の、それにふさわしい発達をしておかないと、あとで補充したり、
修正したりするということができなくなる。

 ここにあげた、感情のコントロール、集団におけるコミュニケーション、創造性な学習
能力といったものも、ある時期、適切な指導があってはじめて、子どもは、身につけるこ
とができる。その時期に、ゲーム脳に示されるように、脳の中でもある特異な部分だけが、
異常に刺激されることによって、脳のほかの部分の発達が阻害されるであろうことは、門
外漢の私にさえ、容易に推察できる。

 それが「スカスカの脳」ということになる。

 これから先も、この「ゲーム脳」については、注目していきたい。

(補記)大脳生理学の研究に先行して、教育の世界では、現象として、子どもの問題を、
先にとらえることは、よくある。

 たとえば現在よく話題になる、AD・HD児についても、そういった症状をもつ子ども
は、すでに40~50年前から、指摘されていた。私も、幼児に接するようになって36
年になるが、36年前の私でさえ、そういった症状をもった子どもを、ほかの子どもたち
と区別することができた。

 当時は、もちろん、AD・HD児という言葉はなかった。診断基準もなかった。だから、
「活発型の遅進児」とか、「多動性のある子ども」とか、そう呼んでいた。「多動児」と
いう言葉が、雑誌などに現れるようになったのは、私が30歳前後のことだから、今から、
約30年前ということになる。

 ゲーム脳についても、最近は、ポジトロンCT(陽電子放射断層撮影)や、ファンクシ
ョナルMRI(機能的磁気共鳴映像)いう脳の活性度を映像化する装置などの進歩により、
脳の活動そのものを知ることによって、その正体が、明らかにされつつある。

 しかし現象としては、今に始まったことではない。私が書いた、「脳が乱舞する子ども」
というのは、そういう特異な現象をとりあげた記事である。

(はやし浩司 脳が乱舞する子ども 子供 ゲーム脳 前頭連合野 管理能力 脳に損傷
のある子ども 子供 失行 ドイツ シュルツ 医師 行動命令 抑制命令 はやし浩
司)


++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●シシリー宣言

1995年11月、イタリアのシシリー島のエリゼに集まった18名の学者が、緊急宣
言を行った。これがシシリー宣言である。その内容は「衝撃的なもの」(グリーンピー
ス・JAPAN)なものであった。

いわく、「これら(環境の中に日常的に存在する)化学物質による影響は、生殖系だけ
ではなく、行動的、および身体的異常、さらには精神にも及ぶ。これは、知的能力およ
び社会的適応性の低下、環境の要求に対する反応性の障害となってあらわれる可能性が
ある」と。

つまり環境ホルモンが、人間の行動にまで影響を与えるというのだ。が、これで驚いて
いてはいけない。

シシリー宣言は、さらにこう続ける。「環境ホルモンは、脳の発達を阻害する。神経行
動に異常を起こす。衝動的な暴力・自殺を引き起こす。奇妙な行動を引き起こす。多動
症を引き起こす。IQが低下する。人類は50年間の間に5ポイントIQが低下した。
人類の生殖能力と脳が侵されたら滅ぶしかない」と。ここでいう「社会性適応性の低下」
というのは、具体的には、「不登校やいじめ、校内暴力、非行、犯罪のことをさす」(「シ
シリー宣言」・グリーンピース・JAPAN)のだそうだ。

 この事実を裏づけるかのように、マウスによる実験だが、ビスワエノールAのように、
環境ホルモンの中には、母親の胎盤、さらに胎児の脳関門という二重の防御を突破して、
胎児の脳に侵入するものもあるという。つまりこれらの環境ホルモンが、「脳そのもの
の発達を損傷する」(船瀬俊介氏「環境ドラッグ」より)という。


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【近ごろ・あれこれ】

●HP・N社様へ

 現在、HP・N2003を使用しています。
 〒432-xxx浜松市xxxxxx
 Tel&Fax 053-xxx-xxxxです。

 正規の会員登録はしています。

 で、つぎの4点について、どうか、お教えください。

(1)編集が終わり、FTP送信をするとき、「変更されたファイルのみを転送する」
をクリックしても、それを無視して、「すべてのファイルを転送」してしまいます。
そのため、
不必要な時間がかかってしまいます。どこかの調整がおかしいと思うのですが、どうすれ
ばよいのか、お教えください。

(2)現在、47MBという大きなHPを編集しています。そのため、ファイルの読みこ
みに20~30分ほどかかります。で、FTP送信をしたあと、保存をかけると、今度は、
4時間近くもかかってしまいます。

 パソコンのOSは、XP、PEN4の3・0GHz、メモリーは、1024MBで、最
新のものを使っています。

 多分、ハードディスクと、勝手にスワップしているため、無駄な時間がかかるのではな
いかと思っています。これだけの性能のパソコンなのですから、もっとはやく保存する方
法があると思うのですが、その方法は、ありませんか。

(3)先日、編集画面で、あるページに、リンク先を、20~30個、張りつけていたら、
突然、プログラムごと画面が消えてしまいました。もちろんそれまで、編集していた部分
も、すべてです。

 で、パソコンを再起動し、プログラムをたちあげ、再度、作業をしなおしました。

 念のため、そのあと、HP・Nを、再インストールして使っています。

 こうしたトラブルは、なぜ起きるのでしょうか? パソコンをかえてから初めてのこと
なので、たいへん不安です。(今のパソコンは、2か月前に購入。)

(4)仮想メモリーは、最大でいくらほどに、また最小で、いくらほどに調整しておけば
よいのでしょうか。メモリーが、1024MBもあるのだから、仮想メモリーをゼロにし
てもよいのではないかと、自分では思っていますが、ゼロにして、よろしいでしょうか?

 どうか、お教えください。よろしくお願いします。

はやし浩司です。

+++++++++++++++++++++++

どなたか、HP・NINJAに詳しい方は
いらっしゃいませんか?

+++++++++++++++++++++++

【N社からの返事】

 1時間ほどすると、N社から返事が届いた。

(1)の設定については、具体的な方法が書いてあった。
(2)の「時間がかかる」という質問については、「47MBというのは、大きすぎるだ
からどうしようもない」とのこと。
(3)の突然、プログラムが消えてしまったのは、メモリー不足になったのが、原因だろ
うということ。
(4)の仮想メモリーをゼロにするのは、「おすすめしません」とのこと(以上、要約)。

 こういう親切なところが、IF社のよいところ。

 IF社様へ、これからもずっと、HP・NINJAを愛用します。


++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●アフターサービス

 パソコンソフトにせよ、パソコン本体にせよ、あるいは周辺機器にせよ、アフターサー
ビスのよしあしで、その会社の評価が決まる。(少なくとも、私は、それで決めている。)

 たとえばパソコンも、いろいろ使ってみたが、親切なところと、そうでないところがあ
る。ここでは、どこがどうとは書けない。「たまたま私のばあいは……」というような意
見なら書けるが、そんな意見には、意味がない。

 しかし概して言えば、中堅の周辺機器メーカーは、親切。電話でも、あれこれとていね
いに教えてくれる。で、そういう会社に出会うと、ショップに行っても、その会社の製品
しか見なくなる。

 で、私が使っている、HP・NINJAというホームページ用のソフトは、東京にある
IF社という会社の製品だが、この会社は、FAXなどで相談すると、数日のうちに、必
ず、返事をくれる。その親切さが気にいって、もう6年も、NINJAを愛用している。
ほかにも、IF社の製品を、いくつか使っている。

 不親切だったのは、ウィルス対策ソフトを出している、X社。マニュアルには、電話番
号すら、載せてない。つぎに、住所録ソフトを出している、Y社。電話がやっとつながっ
たと思っても、ぞんざいな態度。専門用語をペラペラと言うだけ言って、それでおしまい。

 パソコンという電気製品が、ほかの電気製品とちがうところは、ここにある。しばらく
使っていると、そのつど問題が起きる。しかも問題が起きるたびに、内容が複雑になる。
どうしてもHELPが、必要になる。

 で、今も、こんな問題が起きている。

 5年前から愛用しているパソコンの、CD・DVドライブが、おかしくなってしまった。
ときどきウンとも、スンとも動かなくなる。しかたないので、外づけのDVDドライブを
買ってきて、つけた。

 しかしせっかく取りつけてはみたものの、パソコン本体のほうは、相変わらず、自分の
CD・DVドライブで仕事をしようとする。だから、外づけのドライブでできるのは、デ
ータの保存だけ。

 デバイスマネージャーのどこかをいじれば、問題は解決するだろうということまでは、
私でもわかる。しかしその先が、こわくて、できない。

 つまり私のパソコンの知識は、この程度。しかし、のぞいてみるだけ、のぞいてみるか
……。と、考えながらも、一方で、「あとで、外づけDVDを出しているB社に、電話を
かけてみよう」と思っている。

 B社は、いつも親切。以前も、ルーターをうまく設置できなかったときも、1時間あま
りも、私の相手になってくれた。私の応対だけで、その製品でもうけた利益など、消えて
しまったはず。そのときは、何かしら申しわけない気持ちになった。

 だから、それからは、周辺機器は、B社のものと決めている。B社さん、ありがとう!

(付記)

 今、この文章を読みかえしてみたが、内容は、浅く、タダの駄文。私という人間は、結
構、単純な人間らしい。よろしく!


++++++++++++++++++++++++++はやし浩司

●阪神タイガースの優勝

 「時間」というのは、おもしろいものだ。一方で、毎日、「時間がない」とこぼしなが
ら、寸陰を惜しんで、ものごとに熱中している人がいる。が、その一方で、その「時間」
をもてあまし、食い散らしている人もいる。

 「時間」は、どの人にも、平等に与えられる。その与えられた時間は、その人のもの。
だから、その人が、自分の時間を、どう使おうが、それはその人の勝手。他人の私が、と
やかく言うべき問題ではない。それこそ、内政干渉。いらぬ節介というもの。

 しかし……、というようなことを、今夜、考えさせられた。阪神タイガースファンの人
は、どうか、怒らないで、聞いてほしい。(怒るだろうが……。)

 今夜(9・29)、プロ野球、セントラルリーグで、阪神タイガースが、2年ぶり、5
度目の優勝を果たした。甲子園球場で、巨人を、5-1で破り、優勝が決まった。

 で、阪神タイガースファンの熱狂ぶりは、たいへんなもの。前回優勝のときは、道頓堀
の橋の上から川の中に飛びこんで、死者まで出たという。

 私とワイフは、その模様というか、実は、その試合がちょうど始まるころ、町中のレス
トランで、食事をしながら、その模様を見ていた。甲子園球場のまわりでは、興奮したフ
ァンたちが、口々に、阪神タイガースの優勝を叫んでいた。中には、踊り狂っている若者
たちもいた。

 「……?」というのが、私の第一印象。「どうしてああまで、うれしいのか?」と。

 底抜けに明るいファンたち。もう少し辛らつな言い方をすれば、頭の底が抜けてしまっ
たかのようなファンたち。テレビのレポーターまでが、そうでなければいけないというよ
うな口調で、興奮した様子で、ファンたちの様子を伝えていた。

 「本当に、そんな重大事なのか?」とも思った。「スポーツはスポーツ、試合は試合で
はないか」と。しかしつぎの瞬間、こうも思った。「あの人は、幸せな人たちだなあ」「あ

まで夢中になれるものを、もっている」と。

 残念ながら、私は、ああまで夢中になれるものをもっていない。あるとすれば、サッカ
ーの国際試合だが、それとて、せいぜい家の中で、大声を出して応援する程度。試合が終
わり、テレビのスイッチを切ったとたん、試合のことは、ほとんど、忘れる。

 まあ、野球の試合といっても、いわば大阪では、祭りのようなものだから、どうこう書
いても、あまり意味はない。大阪の人たちは、ああして大騒ぎをしながら、日ごろたまっ
た、大きなうっぷんを晴らしているのかもしれない。ワーワーと騒ぐだけでも、ストレス
の解消にはなる。

 が、しかしまたふと、私の心は、もとにもどってしまう。「たかが、野球の試合ではな
いか」と。ファンの様子を見ていると、何かしら、そこに人生のすべてをかけているかの

うな雰囲気すら感じる。「どうして、ああまで熱狂するのか?」「できるのか?」と。

 私の知人の中には、趣味といえば、プロ野球の実況中継を見るだけ。たまの休みには、
パチンコか釣り。あとは家の中で、スポーツ新聞を読んでいるだけ、という男がいる。若
いときには、それでもよかったのかもしれないが、50歳をすぎてからも、そうであると
いうのも、どうかと思う?

 私はその知人に会うたびに、いつも、こう思う。「こういう人たちは、自分の時間をム
ダにしたとは、思わないのだろうか」と。実際、その知人には、何もない。頭の中は、カ
ラッポ。いろいろな話題をもちかけるのだが、「ハハハ、ヘヘヘ……」と、笑うだけ。本
など、この20年近く、読んだこともないらしい。

 そうそう、その知人は、熱狂的な中日ドラゴンズのファン。試合のチケットが手に入っ
たりすると、仕事を早めに終えて、名古屋球場にかけつける。家に帰ってくるのは、その
ため、夜中の2時、3時になるという。

 その知人にしてみれば、野球なしの人生は、考えられないのだろう。

 そういうのを心理学では、どう判断するのだろう。依存症の一つと考えてよいのだろう
か。パチンコ依存症、マラソン依存症、薬物依存症、そしてプロ野球依存症。

 もちろんみなが、みな、そうというわけではないだろう。大半のファンは、騒ぐとして
も、その瞬間だけ。興奮するのも、その瞬間だけ。が、中には、私の知人のような人もい
るかもしれないし、プロ野球依存症と呼んでさしつかえのない人たちである。そういう人
が、100人に1人いるとしても、大阪市全体では、2・6万人の人ということになる。
500人に1人としても、5000人いるということになる。(大阪市の人口は、約26
0万人。)

 しかし私には、どう考えても、ただのバカ騒ぎにしか見えない。(ああ、これで本当に、
大阪市の人たちを怒らせてしまった……!)どう考えても、だ。そうして騒ぐことに、ど
ういう意味があるのだろうか。また意味など、なくてもいいのだろうか。

 プロ野球といっても、その中身は、興行。金もうけ。ファンの人たちは、自分の意思で、
球団を応援していると思っているかもしれないが、その意思のうちの何割かは、ひょっと
したら、巧みな商魂によって、操られてできたものではないのか。つまり、そういうふう
に、ものを考えることはないのだろうか。

 本当に勝ち負けを決めるだけの試合なら、高校野球のようなやり方だってある。しかし
金もうけだから、試合に試合を重ね、「マジック」だの、「ナンバー」だのと、言って、
ファンを球場へ、うまく誘導する。

 で、最初の話にもどる。

 かぎりある「時間」を感じたとき、一方で、毎日、その刻々とすぎていく時間と戦って
いる人がいる。が、その一方で、その「時間」を忘れ、その「時間」を楽しんでいる人も
いる。

 50歳前後では、まだわからないかもしれないが、60歳近くになると、「いよいよ……」
という感じが強くなる。時間に、限界を感ずるようになる。

 私が正しいとか、あなたがまちがっているとか、そんなことを言っているのではない。
多分、相手の人たちから見れば、私のほうこそ、ただのバカに見えるだろう。朝早く起き
て、意味のない文章ばかり書いている。夜遅くまで、これまた意味のない文章ばかり書い
ている。ときどき、自分でも、自分がバカに見えるときさえある。

 ただ、私には、ああいうことをしているヒマはない。つまりは、それだけのことかもし
れない。テレビの報道を見ながら、そう感じた。大阪の人たち、ゴメン!

【付記】

 少し前、あなたが市長になったつもりで、市の行政を運営するというパソコンゲームが、
あった。(今でも、バージョンアップして、販売されていると思うが……。)

 あなたは最初、かぎられた予算で、市の建設を始める。道路をつくり、工場を誘致し、
住宅を建設する。やがて町は少しずつ大きくなる。人口もふえる。

 が、その一方で、住民の不満指数のようなものの表示される。それがある一定以上にな
ると、市長の人気が、下降する。下降すれば、つぎの選挙で落選するかもしれない。

 そこであなたという市長は、市民の不満をさげるために、公園を造成したり、娯楽施設
を拡充したりする。

 ゲームといえば、ゲームだが、ゲームをしているうちに、行政側の立場で、市の行政の
あり方を考えられるようになる。私はそのゲームをしながら、「こういうゲームを、教育
の世界に取り入れたら、それなりにおもしろい教育ができるのではないか」と思った。

 で、その娯楽施設だが、遊園地であったり、競技場であったりする。野球球場も、その
一つ。ただ働かせるだけでは、市民は、ついてこない。働かない。そこで行政側の視点で
考えると、市民を野球の試合に熱狂させるのも、行政の一つということになるのかもしれ
ない。

「娯楽は娯楽なんだから、もっと気軽に楽しめばいい」という意見もある。私のワイフ
も、そう言っている。しかし私は、どうしても考えてしまう。「あれでいいのだろうか?」
と。「ああいうバカ騒ぎをしている間に、もっと大切なものを、見落としてしまうのでは
ないのだろうか」と。でないというのなら、なぜ、そんなにうれしいのか? なぜ、そ
んなに騒がなければならないのか? ファンの人には、ファンの人の理由があるのだろ
うが、私には、どうしても、それが理解できない。大阪の人たち、再び、ゴメン!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
***********************************

このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか?
よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に
話していただけませんか?

よろしくお願いします。              はやし浩司
***********************************
                     
.   *※※
.※※  ***※
.*※※…※}※**   
. **++ ※))
. {※}※※ /
. ※*… /mQQQm
.**/| |Q ⌒ ⌒ Q  Bye!
.  = | QQ ∩ ∩ QQ   
.       m\ ▽ /m~= ○
.       ○ ~~~\\//
.=================================
.みなさん、次号で、またお会いしましょう!
.=================================

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■

【BW生・募集中!】

 (案内書の請求)

   http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page228.html

 (教室の案内)

    http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page025.html

●小学生以上の方も、どうか、一度、お問い合わせください。

■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■

***********************************

このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか?
よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に
話していただけませんか?

よろしくお願いします。              はやし浩司
***********************************
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  
まぐまぐプレミア版(有料版)のお申し込みは……
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page141.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■                      
.   *※※
.※※  ***※
.*※※…※}※**   
. **++ ※))
. {※}※※ /
. ※*… /mQQQm
.**/| |Q ⌒ ⌒ Q  Bye!
.  = | QQ ∩ ∩ QQ   
.       m\ ▽ /m~= ○
.       ○ ~~~\\//
.=================================
.みなさん、次号で、またお会いしましょう!
.=================================

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。