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子育て最前線の育児論byはやし浩司 4月 14日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【天国論】
●ガーデンパーク
++++++++++++++++++
今日の午後、ワイフと2人で、近くの
ガーデンパークへ行ってきた。
浜名湖の北にある、入場無料の公園である。
そこで弁当を食べた。
マガジン用の写真を撮った。
モニターを見ると、空には水色の空が、
広がっていた。
それを見て、私は何度もワイフに
こう言った。
「ここは天国みたいだね」と。
そう、天国のようだった。
何組かの親子連れが通り過ぎた。
犬を連れた人もいた。
車いすに乗った老人も、何組か見た。
のどかで、心温まる光景だった。
++++++++++++++++++
●映画『フィールド・オブ・ドリームズ』
ケビン・コスナー主演の映画に、『フィールド・オブ・ドリームズ』というのがあった。
名作中の名作である。
その中で、主人公のレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)が、父親とキャッチ・ボールを
するシーンがある。
レイ・キンセラは、若いころ父親と口論し、家を飛び出している。
以後、一度も、父親とは会っていない。
そのレイ・キンセラが、父親とキャッチ・ボールをする。
(映画を観ていない人は、ぜひ、そちらのほうで内容を知ってほしい。)
そのとき、父親がボールを返しながら、レイ・キンセラにこう聞く。
「ここは天国か?」と。
するとレイ・キンセラが、ふと我が家のほうを振り返り、こう答える。
ベランダには妻がいて、子どもがいる。
「Almost Yes(ほとんどそうだ)」と。
見事なほどまでに、感動的なシーンである。
もし天国というものがあるなら、私はこの世にあると思う。
今日見た、ガーデンパークも、そのひとつかもしれない。
のどかで、平和な光景だった。
どこを歩いても、ほのかな花の香りがした。
●帰りに……
ガーデンパークからの帰り道、ショッピングセンターで、芝生を買ってきた。
一束、400円弱。
それを5束、買った。
それにネギの苗。
ガーデンパークで、芝の上を歩いているとき、私も、それがほしくなった。
「今年は、芝生に挑戦しよう」と言うと、ワイフはあっさりと同意してくれた。
ガーデンパークのような「天国」というわけにはいかないが、気分だけは、味わえる。
そう思いながら、芝生を買った。
で、家へ帰って、さっそく作業。
地面を三角鋤(すき)でならし、芝生を並べる。
間を土で埋め、最後に水をたっぷりとかける。
1時間ほどで、作業はすんだ。
天国……私のような人間は、天国に入れるはずがない。
だいたい、私は、無神論者。
極楽も、無理。
葬儀も戒名も不要と、いつも言っている。
しかし「今」が、「Almost Heaven(ほとんど天国)」なら、私には「今」で、
じゅうぶん。
ぜいたくは言わない。
天国がどんなすばらしいところかは知らないが、知らないなら、知らないでよい。
私は、「今」に満足している。
……ほんのりとした充実感を覚えながら、書斎に入った。
入って、この原稿を書き始めた。
時刻は午後5時、少し前。
Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司
●雑感
この1週間、いろいろあった。
少し前、ある玩具メーカーから、仕事の依頼があった。
「玩具に、推薦文を書いてほしい」と。
ついでに新しい企画も、申し込まれた。
が、話が少し進んだところで、先方から、キャンセルしてきた。
私の思想に、問題があるということらしい。
「この世界も、微妙ですから」と、先方の担当者は言った。
そうかもしれない。
私は一応、幼児教育評論家となっている。
しかし幼児教育の評論だけをしているわけではない。
ご存知のように、宗教評論から、政治評論までしている。
要するに、毎日、書きたいことを、自由に書いている。
それがまずい、らしい。
「どうぞ、ご勝手に」と思いつつ、そのメールを削除した。
●「色」
この日本では、政治的な「色」をもった教師は、嫌われる。
左翼系であろうが、右翼系であろうが、事情は同じ。
無色透明であればよいということらしいが、そんな芸当は、私にはできない。
もしそういうことで私から去っていくというのなら、一向に、構わない。
それに私も、もうすぐ63歳。
平均寿命まで、あと15年。
何に遠慮しなければならないのか。
私は私。
その「私」で貫いてやる。
このまま生きてやる。
しかしその一方で、私のHPやBLOGへのアクセス数が、ぐんぐんとふえている。
現在、2か所の有料HPサービスと、18か所の無料HPサービスを利用している。
平均して、どこも毎日、500~1000件近い、アクセスがある。
ほかにBLOGもある。
現在、8か所から、BLOGを発行している。
こちらも毎日、300~1000件近い、アクセスがある。
HPとBLOGだけでも、合計すれば、1日、2万件。
ほかに定期発行の電子マガジンがある。
読者数こそ頭打ちだが、それでも毎週、延べ、1万2000人の人が、読んでくれている。
月になおせば、延べ、4万8000人。
「色」など気にしていたら、何も書けなくなる。
だから「どうぞ、ご勝手に」と思った。
(注:アクセス数が2万件といっても、2万人ということではない。
1人の人が、複数回アクセスしてくることもある。
が、その一方で、ハイパーリンクといって、カウンターの設置していないページへ直接ア
クセスしてくる人もいる。
そういう人は、カウント数に入らない。
だから実際には、2万人より、はるかに多いとみるのが常識。)
●私の世界
そんなわけで……。
私は自分の書斎に入り、パソコンを立ち上げたとたん、言いようのない開放感を覚える。
「解放感」でもよい。
「ここは私の世界」と思うことも、多い。
が、何よりもうれしいのは、朝目を覚ましたとたんから、(やりたいこと)があること。
時刻に関係ない。
どこかうつ病気質だから、早朝に目を覚ますこともある。
ときに午前4時ごろ、目を覚ますこともある。
が、そういうときは、思い切って起きてしまう。
「1日や2日、人間は眠らなくても死なない」と、自分に、そう言って聞かせる。
一応、毎朝、ウォーキングマシンの上で、10~20分間、運動することにしている。
しかしその運動も、もどかしい。
早く書斎に入りたいという衝動が、繰り返し私を襲う。
もっともそのころになると、頭の中がモヤモヤとしてくる。
書きたいことが、脳みその奥から、煙のように出てくる。
が、もしその(やりたいこと)がなくなったら、それこそ私は、生きる屍(しかばね)。
自分でもそれがよくわかっている。
あとは、そのモヤモヤを文章にするだけ。
それが楽しい。
私の生きがい。
そう、そのモヤモヤをはき出したときの爽快感は、なにものにも、代えがたい。
……というような話は前にも書いたので、ここまで。
夕食後は、ワイフとDVDを見ることになっている。
DVDの選択は、ワイフに任せている。
楽しみ!
Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●映画『シャーロック・ホームズ』(Sherlock Holmes)
++++++++++++++++++
数日前、ディズニー映画の『プリンセスと魔法のキス』
を観た。
「観てきた」ではなく、「観た」。
が、ワイフも私も、途中でギブアップ。
私は居眠り。
ふと目を覚まして横を見ると、ワイフも居眠り。
「帰ろうか」と声をかけると、「帰ろう」と。
観客は私たち2人を含めて、3人だけ。
ディズニー作品にしては、星のつけようもないほど、
超ダ作。
観たのは、最初の30分くらいまで。
いまどき王子だの、何だのと、バカげている。
で、その仇討ちというわけでもないが、昨夜、
ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ主演の、
『シャーロックホームズ』を観てきた。
こちらは星3つの、★★★。
が、私は最初の10~20分で、トリックを見破って
しまった。
そのため、おもしろさは、半減。
見終わったあと、ワイフに聞くと、ワイフは、
最後までトリックを見破れなかったとのこと。
ハハハと笑って、優越感を覚えた。
+++++++++++++++++++
●皮膚ガン(Skin Cancer)
映画『シャーロックホームズ』を観ていて、ひとつ気になったことがある。
ホームズの意中の恋人役として、レイチェル・マクアダムスが出演していた。
小柄の、細身の身体の女優である。
映画を観ていて、その女優の左頬上の、シミが気になった。
かなり大きなシミで、10円玉ほどの大きさがあった。
最初、「女優にも、こんな大きなシミがあるのかな?」と思った。
で、そのシミが、映画の終わりごろには、イボのように、飛び出ていた。
厚い化粧をしていたが、それ以上に、大画面。
レイチェル・マクアダムスが画面に大写しになるたびに、私はそこを見た。
(映画の後半部では、右から写すシーンばかりになったのも、?)
たまたまオーストラリアの友人が、皮膚ガンになったという話を聞いたばかりだったので、
私はそのシミやイボが、たいへん気になった。
もちろんだからといって、レイチェル・マクアダムスが、そうだと言うのではない。
ただ、気になったというだけの話。
●オーストラリア人の皮膚ガン
友人に何度かメールを送ったが、返事では、いつも「だいじょうぶ」と。
「平気」という印象を受けた。
「オーストラリア人には多い病気」とか、「これからは日光を避け、つばの大きな帽子をか
ぶる」とか。
が、皮膚ガンといっても、軽く考えてはいけない。
「切れば治る」という病気でもないらしい。
古い原稿だが、オーストラリア人の皮膚ガンにからんで、こんな原稿を書いたことがあ
る(中日新聞掲載済み)。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●疑わしきは罰する
今、子どもたちの間で珍現象が起きている。
四歳を過ぎても、オムツがはずせない。幼稚園や保育園で、排尿、排便ができず、紙オム
ツをあててあげると、排尿、排便ができる。
六歳になっても、大便のあとお尻がふけない。
あるいは幼稚園や保育園では、大便をがまんしてしまう。
反対に、その意識がないまま、あたりかまわず排尿してしまう。
原因は、紙オムツ。
最近の紙オムツは、性能がよすぎる(?)ため、使用しても不快感がない。
子どもというのは、排尿後の不快感を体で覚えて、排尿、排便の習慣を身につける。
このことをある雑誌で発表しようとしたら、その部分だけ削除されてしまった(M誌8
8年)。
「根拠があいまい」というのが表向きの理由だったが、実はスポンサーに遠慮したためだ。
根拠があるもないもない。
こんなことは幼稚園や保育園では常識で、それを疑う人はいない。
紙オムツをあててあげると排尿できるというのが、その証拠である。
……というような問題は、現場にはゴロゴロしている。
疑わしいが、はっきりとは言えないというようなことである。その一つが住環境。
高層住宅に住んでいる子どもは、情緒が不安定になりやすい…? 実際、高層住宅が人間
の心理に与える影響は無視できない。こんな調査結果がある。
たとえば妊婦の流産率は、6階以上では24%、10階以上では39%(1~5階は5~
7%)。流・死産率でも6階以上では21%(全体8%)(東海大学医学部逢坂氏)。
マンションなど集合住宅に住む妊婦で、マタニティーブルー(うつ病)になる妊婦は、一
戸建ての居住者の四倍(国立精神神経センター北村俊則氏)など。
母親ですら、これだけの影響を受ける。いわんや子どもをや。
さらに深刻な話もある。
今どき野外活動か何かで、真っ黒に日焼けするなどということは、自殺的行為と言って
もよい。
私の周辺でも、何らかの対策を講じている学校は、1校もない。
無頓(とん)着といえば無頓着。無頓着過ぎる。
オゾン層のオゾンが1%減少すると、有害な紫外線が2%増加し、皮膚がんの発生率は4
~6%も増加するという(岐阜県保健環境研究所)。
実際、オーストラリアでは,1992年までの7年間だけをみても、皮膚がんによる死亡
件数が、毎年10%ずつふえている。日光性角皮症や白内障も急増している。
そこでオーストラリアでは、その季節になると、紫外線情報を流し、子どもたちに紫外線
防止用の帽子とサングラスの着用を義務づけている。が、この日本では野放し。
オーストラリアの友人は、こう言った。
「何も対策をとっていない? 信じられない」と。
ちなみにこの北半球でも、オゾン層は、すでに10~40%(日本上空で10%)も減少
している(NHK「地球法廷」)。
法律の世界では「疑わしきは罰せず」という。
しかし教育の世界では「疑わしきは罰する」。
子どもの世界は、先手先手で守ってこそ、はじめて、守れる。
害が具体的に出るようになってからでは、手遅れ。
たとえば紫外線の問題にしても、過度な日焼けはさせない。紫外線防止用の帽子を着用さ
せる、など。あなたが親としてすべきことは多い。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●紫外線対策
白人は、皮膚ガンになりやすいという話は、よく聞く。
またオーストラリアでは、南極に近いこともあって、オゾンホールが深刻な問題になって
いる。
日本とはやや事情がちがうようだが、私たち日本人も、警戒するにこしたことはない。
たまたま今日(日曜日)も、私とワイフは、近くの公園へ、ハイキングに行くことにな
っている。
紫外線の予防対策だけは、しっかりとして行きたい。
話を戻す。
●映画の予想
今回、私は『シャーロック・ホームズ』を観て、先にも書いたように、かなり最初の段
階で、トリックを見破ってしまった。
学生のころ、アーサー・コナン・ドイルの作品は、ほとんど読んだ。
それもあるかもしれない。
ほかの映画とちがって、シャーロック・ホームズの映画に、超自然現象的な事件(映画の
中では、黒魔術)が登場するわけがない。
つまりそういう冷めた目があったからこそ、トリックを見破ることができた。
もちろんここでそのトリックの内容を書くことはできない。
これから映画を観る人に、申し訳ない。
が、まだ公開されていない映画について、トリックを予想するのは許される。
それを予想するのは、楽しい。
●レオナルド・ディカプリオ主演『シャッター・アイランド』
最初に断っておく。
この映画は、2010年の4月に、劇場で公開される。
この原稿を書いている今は、2010年3月14日。
ここに書くことは、あくまでも、私の推理。
トリックの予想。
というのも、劇場でもらってきた、映画案内には、こうある。
「謎解きに参加せよ」
「巧妙に仕組まれた映像全てがヒント」
「全ての謎が解けた時、衝撃の事実に誰もが言葉を失うだろう」と。
そこであえてその謎解きに、映画を観る前に、挑戦してみることにした。
映画『マトリックス』、『シクス・センス』、『ミラーズ』……。
どれもおもしろかった。
どれも私の予想の範囲を超えていた。
で、今回は、『シャッター・アイランド」。
●私の推理
映画『シャッター・アイランド』の映画案内を読んでみよう。
こうある。
「精神を病んだ犯罪者だけを収容する島から、1人の女が消えた……」
「四方を海に囲まれた厳戒な監視体制の閉ざされた島から、1人の女が煙のように消えた。
そこには暗号が残されていた。
解けば解くほど、謎は深まっていく。
この島は、いったい、何をたくらんでいるのか」(以上、映画案内より)と。
この映画の予告編は、何度か見た。
断片的な映像だが、どこかオカルト的なシーンもいくつかあった。
以上のことを総合すると、私の推理は、こうだ。
(もし私の推理が的中していても、どうか怒らないでほしい。)
トリックは、簡単。
正常な捜査官(?)のディカプリオが、その島に乗り込む。
出だしは、ごくふつうの映画。
が、そこは精神を病んだ犯罪者だけを収容している島。
が、捜査が進むうちに、ディカプリオ自身が、少しずつだが、精神を病んでいく。
同時に、精神を病んでいたと思われた囚人たちが、反比例的に正常になっていく。
一方、ディカプリオが島に乗り込んだとき、正常だったはずの(?)看守たちが、最後の
場面では、精神を病んだ人間に見えてくる……。
つまり精神を病んだ1人の囚人が消えたのではなく、異常な看守たちによって、正常な
1人の囚人が消された、と。
正常であるかないかということは、相対的な見方でしかない。
正常な人たちの世界から見れば異常な人たちでも、異常な人たちの世界から見れば、正常
に見える。
反対に、異常な人たちの世界から見れば、正常な世界の人たちが、異常に見える。
正常・異常というのは、あくまでも相対的な見方でしかない。
似たような映画に、(といっても、ここに書いた私の推理が正しいというわけではないが)、
古い映画だが、若いころ、こんな映画を観たことがある。
●兵隊と精神病院
映画の題名は忘れた。
こんな映画だった。
ある村に、ドイツ軍が進駐してくる。
が、村は、精神病院に入院していた患者たちをのぞいて、からっぽ。
ほかの村人たちは、みな、逃亡していた。
で、若い兵隊が、精神病院の患者たちとしばらく、いっしょに過ごす。
最初は、兵隊たちのほうが正常に見え、精神病院の患者たちのほうが、異常に見える。
いかめしい顔つきの兵隊。
一方、どこか間が抜けた患者たち。
兵隊たちが何をしても、ニコニコと笑っているだけ。
が、そのうち、つまり映画が進むうちに、人を殺し合う兵隊たちのほうが、異常に見えて
くる。
反対に精神病院の患者たちのほうが、正常に見えてくるようになる。
最後には、その兵隊が、「頭がおかしくなった」という理由で、その精神病院に、患者と
して残る。
ほかの兵隊たちは、村へ進駐してきたときと同じように、今度は別の村に向かって去って
いく。
そういう映画だった。
記憶によるものなので、内容は不正確。
しかし印象に残る、たいへんおもしろい映画だった。
今度の『シャッター・アイランド』も、基本的には、この映画と同じではないか。
私の勝手な推理によるものなので、まちがっているかもしれない。
しかし映画を観る前に、こうして推理を立てるというのも、映画の楽しみ方のひとつ。
私はいつも、そうしている。
さあ、どうか?
このつづきは、『シャッター・アイランド』を観てから、書いてみたい。
(2010年3月14日、日曜日朝、記)
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 シャッターアイランド シャッター・アイランド ディカプリオ シャ
ーロックホームズ シャーロック・ホームズ Sherlock Holmes 映画の予想)
(付記)
あくまでも結果論だが、私の人生においても、同じようなことが起きた。
私がM物産という商社をやめ、幼稚園の講師になったときのこと。
私の周囲にいた知人たちは、「あの林(=私)は、頭がおかしくなった」と言った。
母ですら、「あんたは、道を誤ったア!」と、電話口の向こうで泣き崩れてしまった。
私が、M物産をやめて、幼稚園の講師になったことを、告げたときのことだった。
しかし当時、すでに私には、企業戦士とか何とかおだてられて、一社懸命でがんばってい
る知人たちのほうが、おかしく見えた。
つまり一方の側から見れば、私は、異常ということになる。
しかしその私は、私のことを異常とは思っていなかった。
いなかったばかりか、会社のためと称して、早朝から深夜まで働いている会社人間(失礼!)
のほうが、異常に見えた。
どちらがどうというのではない。
そんな失礼なことを書いているのではない。
私が書きたいのは、正常・異常というのは、あくまでも相対的な見方でしかないというこ
と。
言い替えると、「正常」の定義など、ないということになる。
また「正常」の定義など、してはいけない。
……というようなことを、映画『シャッター・アイランド』の映画案内を読みながら、
考えた。
さて、どんな映画だろう。
公開日に、かならず観に行くぞ!
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●暴走する民主党・小沢一郎独裁政党
+++++++++++++++++
民主党が、暴走し始めた。
検察への報復?
読売新聞(3・13)は、つぎのように伝える。
++++++++++以下、読売新聞より++++++++++++
枝野行政刷新相は13日、神戸市で講演し、民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐ
る政治資金規正法違反事件に関し、「検察の捜査手法には、最近問題がある」と述べた。
また、郵便不正事件に絡み、厚生労働省元局長が、虚偽有印公文書作成などの罪で起訴
された事件について、「検察の間違いではないかという疑いが濃厚になっている」と指摘。
「捜査のあり方をきちっと検証し、刑事訴訟法をはじめ、間違いがない制度にしなければ
ならない」と語った。
++++++++++以上、読売新聞より++++++++++++
●枝野発言
報道の要点をまとめてみる。
枝野行政刷新相は13日、神戸市で講演し、民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐ
る政治資金規正法違反事件に関し、
(1)「検察の捜査手法には、最近問題がある」
(2)「検察の間違いではないかという疑いが濃厚になっている」
(3)「捜査のあり方をきちっと検証しなければならない」と。
この発言自体が、日本の三権分立制度を、その根底から否定している。
●三権分立制度
立法、行政、司法権の3つを、独立させ、分類した機能をもたせることを、三権分立制
度という。
相互に監視しあう機能も、併せもつ。
「ならば平等ではないか」と考える人も多いかもしれない。
が、法の立法権をもつ立法府、つまり政府による、他の行政、司法権への介入には、とく
に警戒しなければならない。
行政権が拡大すれば、行政国家となり、同時に、民主主義制度は、その根底からくつがえ
されることになる。
つまり三権分立とは言いながら、実際には、行政、司法権を、法の立法権をもつ政府から、
守るということを、「三権分立」という。
●司法への圧力
で、自分たちの親分が、不愉快な思いをしたからといって、内閣を司る一大臣が、この
ような発言をすること自体、許されない。
というより、信じられない。
明らかに枝野行政刷新相は、大臣という立場を利用し、「司法」に圧力を加えている。
のみならず、「刑事訴訟法をはじめ・・・」と、法制度のあり方にまで言及している。
まさに越権行為。
「大臣にして、脳みそはこの程度?」と言いたくなるほど、お粗末。
いうなれば、枝野行政刷新相の発言は、小沢一郎氏への捜査に対する、報復攻撃という
ことになる。
あるいは、つぎなる捜査への、布石的な妨害工作とも考えられる。
そう疑われてもしかたのない状況にある。
現在の今、検察審議会※における審議結果を待ちながら、東京地検は、小沢一郎氏を、贈
収賄罪で立件、起訴をするための、その準備段階に入っている。
●民主主義の崩壊
こんな発言を容認したら、日本の民主主義制度は、その根底において総崩れとなってし
まう。
ぜったいに許してはならない。
そんなことは、ぜったいにあってはならない。
もし「検察の捜査手法には、最近問題がある」というなら、小沢一郎氏への捜査が、腰砕
けに終わってしまったこと。
裏で何があったのか。
腰砕けになったのには、何か、理由があるのか。
むしろ、そちらのほうに重大な関心を寄せるべき。
さらに言えば、捜査権もない一大臣が、憶測だけで、「検察の間違いではないかという疑
いが濃厚になっている」と。
「疑う」のは司法の仕事。
行政刷新相の仕事ではない。
だいたい、「疑いが濃厚になっている」というのは、どういうことか。
どういう根拠に基づいて、どういう責任ある立場の人物が、そう言っているのか。
まさか仲間の法務大臣が、そう言っているのではあるまい?
枝野行政刷新相は、「検証する」と言っているが、大臣にはその権限もないし、検証能力も
ない。
時代錯誤の、とんでもない発言と断言してよい。
●おごれる民主党
政権の座についてからというもの、民主党周辺から、信じられないような事件や発言が
つづく。
「民主党」とは名ばかり。
「小沢党」と言われても仕方ないほど、やることなすこと、独裁的。
が、それ以上におかしいことは、民主党内部から、批判の声があがってこないこと。
自浄作用そのものが、機能していない。
皮肉なことに、派閥政治と言われた、自民党前政権時代のほうが、まだ自浄作用が機能し
ていた。
派閥同士が、たがいをけん制しあっていた。
(だからといって、派閥政治を容認しているわけではない。誤解のないように!)
小沢一郎氏に議員にしてもらった(恩義)はわかる。
若手の議員たちほど、そうだろう。
へたに親分にたてつけば、つぎの選挙のときに、候補者として、立たせてもらえなくなる。
しかしそれこそまさに、平成の忠臣蔵。
正義より、忠義が、優先される。
●封建主義時代の亡霊
今さら悔やんでも仕方ないが、江戸時代というあの封建主義時代を、しっかりと清算し
てこなかったから、こういうことが起こる。
日本人は、いまだかって一度たりとも、封建主義時代を、精算どころか、反省したことが
ない。
ないばかりか、いまだに美化してやまない。
あの江戸時代という時代が、世界でも類を見ないほど、暗黒かつ、恐怖政治の時代であっ
たことを、忘れてはいけない。
その責任は、もちろんこの私たち自身にある。
いまだに武士道だの、大河ドラマだのと言っているから、こういうことが許されてしまう。
最後に・・・。
枝野行政刷新相は、親分への忠誠心を示したかったのかもしれない。
あるいはリップサービスをしたかったのかもしれない。
どうであれ、この発言は、日本の民主主義へのあからさまな挑戦ということになる。
けっして容認してはいけない。
けっしてこのまますませてはいけない。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 民主主義への挑戦 枝野発言 検察批判 三権分立 小沢一郎 民主
党)
(注※)検察審議会(Weblioより転載)
●検察官の不起訴処分の妥当性をチェックする機関
検察官が不起訴処分をして刑事裁判にかけられなかった事件について、国民の目線から
検察官の判断を検討するために全国各地に設置されている。
検察審査会制度は、民意を反映させることによって、起訴・不起訴に関する検察官の
判断がひとりよがりに陥ることを防ぐ役目がある。そのため、地方裁判所の管轄地域ごと
に設けられた検察審議会につき、司法の専門家ではない一般の国民の中から11人の
審査員をくじで選び出すことになっている。
事件の被害者やその遺族が検察審査会に申し立てることによって、審査が開始される。
不起訴処分にされた事件について、検察官の捜査が不十分だと考えられ、もっと捜査する
よう求めるとき、検察審査会は「不起訴不当」の議決をする。さらに強く踏み込んで、こ
の事件は起訴すべきだと判断したときは「起訴相当」となる。逆に、検察官の
不起訴処分が妥当だと思えば、「不起訴相当」の議決をすることになっている。
ただし、検察審査会の議決には法的拘束力がなく、検察官がそれでも不起訴のほうがよい
と思えば議決を無視することができる。ところが、ひき逃げ事件を起こし、いったんは
不起訴処分とされた容疑者について、「不起訴不当」の議決を受けた結果、改めて起訴
に踏み切り、有罪の実刑判決となった例もある(以上、『Weblio』より転載)。
Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司
●東京大学教授、姜尚中氏
+++++++++++++++++++++
東京大学に、姜尚中氏という教授がいる。
その教授が、韓国で、好き勝手な発言を
繰り返している。
以前から、「?」な発言がつづいている。
日本に住み、日本の最高学府の教授をしながら、
まことにもって、反日的。
朝鮮N報の記事を、まず読んでほしい。
++++++++++++++++++++
●日本は韓国を恐れている?
++++++以下、朝鮮N報(2010年3月10日)++++++
(写真提供=国際交流財団)
在日韓国人2世の姜尚中(カン・サンジュン)東京大学教授(59)は9日、ソウル・プ
ラザ・ホテル(ソウル市中区)で、「新韓日関係」をテーマに講演した。
韓国国際交流財団の招きで講演を行った姜教授は、「今、日本ではキム・ヨナ・シンドロ
ームがものすごい。日本は韓国に追い越されるのではないかという話も盛んに出ているほ
どだ」と述べた。バンクーバー冬季五輪以降、韓国に対する認識が確実に変わったという
ことだ。
そして、「日本の家電メーカーすべてを合わせた売り上げよりも、サムスン電子の売り上げ
の方が高く、韓国製自動車に対する評価も急速によくなっていることから、危機感が高ま
っている」と語った。
姜教授は、中国と日本に挟まれている韓国の存在を「イルカ」に例え、「イルカはとても
活発に動きながら関係を形成していく」と語った。独島(日本名:竹島)問題については、
韓国に冷静な対応を求めた。「一部の(日本の)政治家が妄言を発しても、韓国が感情的に
反応する必要はない。独島はすでに韓国が実効支配しており、これを覆すことは不可能だ
からだ」と述べた。
日本のメディアに「東京大学のヨン様」とも呼ばれている姜教授は、「(日本)国籍を取
得し、東京都知事選挙に出てみろ、とも言われた。わたしは日本のオバマ(米大統領)に
なれるかも知れないと思う」と笑いながら、「そうした話が出てくること自体、日本が変わ
ってきているという証拠」と評した。
姜教授は、日本の新聞・放送・出版界で「クールな論客」と評価されている。学問の垣
根を超えた斬新な文体と共に、「言葉巧みでハンサムな東大教授」というイメージも人気に
一役買っている。
++++++以上、朝鮮N報(2010年3月10日)++++++
記事の中から、気になる部分を書き出してみた。
●今、日本ではキム・ヨナ・シンドロームがものすごい。
●日本は韓国に追い越されるのではないかという話も盛んに出ている。
●日本の家電メーカーすべてを合わせた売り上げよりも、サムスン電子の売り上げの方が
高い。
●独島(日本名:竹島)問題については、韓国に冷静な対応を求めた。「一部の(日本の)
政治家が妄言を発しても、韓国が感情的に反応する必要はない。独島はすでに韓国が実効
支配しており、これを覆すことは不可能だからだ」。
●日本のメディアに「東京大学のヨン様」とも呼ばれている。
●「(日本)国籍を取得し、東京都知事選挙に出てみろ」とも言われた。
●「わたしは日本のオバマ(米大統領)になれるかも知れないと思う」。
●姜教授は、日本の新聞・放送・出版界で「クールな論客」と評価されている。
●「言葉巧みでハンサムな東大教授」というイメージも人気に一役買っている。
日本人にとって、いちばんカチンと来るのが、「……独島はすでに韓国が実効支配してお
り、これを覆すことは不可能だからだ」と発言している部分。
実効支配すれば、それでよいのか。
これこそまさに植民地主義者の論理。
また「一部の政治家の妄言」とは、何だ。
どうしてこんな人物が、東京大学の教授なのか。
またこんな人物を、どうして日本のマスコミは、もてはやすのか。
「(日本)国籍を取得し、東京都知事選挙に出てみろとも言われた」という部分については、
いくら母国での自慢話とはいえ、言語道断。
その上で、「わたしは日本のオバマ(米大統領)になれるかも知れないと思う」と。
つまり日本の総理大臣になる可能性もある、と。
こうした発言を、東京大学の教授理事会は、把握しているのか。
どう考えているのか。
●日韓経済戦争
私は数年前まで、日韓経済戦争というタイトルで、ずっと記事を書いてきた。
しかし2009年のはじめごろ、それもやめた。
やめた理由には、いくつかある。
その第一、日本人の私が、日本人のノー天気ぶりに、あきれた。
「ヨン様、ヨン様」と、いい歳をした女性が、韓国詣でを繰り返していた。
正直言って、「もう、どうにでもなれ」という心境になった。
その結果が、今である。
が、日韓経済戦争は終わったわけではない。
韓国側からの熾烈な攻撃は、今の今も、つづいている。
つい先日も、朝鮮N報は、こう書いていた。
トヨタのリコール問題に関し、「トヨタ危機がいつまでもつづくと考えるのは、危険である」
と。
わかるか?
この記事の裏に見え隠れする、燃えるような反日感情!
韓国という国は、1960年当時も、そして今も、ほとんど変わっていない。
日本は間近に、そういう国と対峙している。
今の今も、経済戦争はつづいている。
が、何が「ヨン様」だ!
「東京大学のヨン様」だ!
男性の「顔」のことはよくわからないが、あの顔を見て好感を抱く日本人は、本当にいる
のだろうか。
それにしても、好き勝手なことを言っている。
日本というより、日本が完全に、ナメられている。
反対に、ソウル大学に籍を置いている日本人教授が、日本へ戻ってきて、「竹島は、日本の
領土」と発言したら、韓国人は、どのように反応するだろうか。
そういうことも少しは考えながら、「東京大学教授、姜尚中氏」の発言を、もう一度、読み
返してみてほしい。
私のような割とリベラルな(?)男でも、久々にカチンときた。
何が、東京都知事だ。
バカも休み休み、言え!
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2010年4月14日水曜日
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