【不安について】(What is the Anxiety?)
●不安の構造
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(こうしたい)(こうでありたい)という欲望や欲求。
その欲望や欲求に対して、障壁(障害)が現われたとき、
欲望や欲求は、不安へと変異する。
つまり障壁(障害)の一方にあるのが、欲望や欲求。
もう一方にあるのが、不安ということになる。
私たちは、日常的に、この不安にさらされている。
欲望や欲求が強ければ強いほど、不安は増大する。
そこで問題は、こうした不安を克服する方法は
あるかということ。
私のばあいを中心に、この問題について考えてみたい。
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●不安の分析
大村政男氏は、不安の(因子)を、つぎの24項目に分けている(心理学、ナツメ社)。
この表は、そのまま、自己診断のひとつの方法として、応用できる(P157)。
〔身体的症候群〕
( )皮膚にできものができることが多い。
( )しばしば尿意をもよおす。
( )食欲不振なことが多い。
( )緊張すると汗が出がちである。
〔集中力欠乏〕
( )興味があれこれと変わりやすい。
( )じっとしておられないほど、落ちつきを失うことがしばしばある。
( )1つのことに気持ちを集中できないほうである。
( )待たされるといらいらしてしまう。
〔自信欠乏〕
( )一度決めたことでも、他人の意見ですぐ変わってしまう。
( )人生にいつも重荷を感じている。
( )自信がないために、ものをあきらめてしまうことがよくある。
( )自分はまったく役に立たない人間と思うことが多い。
〔赤面恐怖〕
( )なにかあると、顔がほてってくる。
( )人に会うのがおっくうなほうである。
( )大勢の人の前に立つと、赤面しがちである。
( )恥ずかしがり屋である。
〔睡眠障害〕
( )睡眠薬をのまないと、眠れないこともある。
( )うなされて目を覚ますことが、ときどきある。
( )よく寝言を言うと、言われる。
( )眠りがいつも浅いうような感じがする。
〔取り越し苦労〕
( )いつも緊張して生活している。
( )なにかにつけて心配しがちである。
( )他の人よりも神経過敏である。
( )不幸なことが起こりはしないかとしばしば心配する。
(以上、大村政男氏による、診断項目。)
●自己診断
大村政男氏の因子論(前述)を使って、自己診断をしてみる。
で、これは私のばあいだが、自分では基底不安型の人間と思っていたが、意外と該当項目が少ないのに、驚いた。
〔身体的症候群〕〔集中力欠乏〕〔自信欠乏〕〔赤面恐怖〕の4項目まで、該当なし。
〔睡眠障害〕については、慢性化しているというか、昼寝が習慣化しているため、さほど気にならない。
が、最後の〔取り越し苦労〕については、4項目中、ほぼ4項目とも、私に当てはまる。
私は日常的に緊張している(?)。
それに心配性(しょう)。
神経過敏なところもあるし、将来についてよく心配する。
大村政男氏の診断方法によれば、典型的な〔取り越し苦労〕型タイプの人間ということになる。
実際、よく取り越し苦労をする。
ひとつのことを心配し始めると、それが勝手にどんどんとふくらんでいってしまう。
が、あとになって、それが取り越し苦労だったことを知る。
そういうことは、よくある。
●では、どうすればよいのか
これは私のばあいだが、私はそういう弱点を、自分でもよく知っている。
そのためそういう状態になり始めたら、つぎのことに心がけるようにしている。
(1)重大な判断はくださない。
(2)ワイフに、自分の状態を聞く。
(3)ものを書いて、不安の中身を文章にして、たたき出す。
もちろん気分転換も重要。
趣味に没頭する。
現在は、畑づくりと、ミニ・ヘリコプター、それに映画。
週に1度は、近くの温泉旅館で、温泉につかるようにしている。
しかし何よりも重要なことをは、「今の私は正常ではない」と、自分に言って聞かせること。
不安が勝手にふくらみ始めたら、「正常ではない」と、何度も心の中で繰り返す。
その場を静かにやり過ごす。
というのも、脳のCPU(中央演算装置)がおかしくなってくるから、正常でないことに気づくのは、たいへんむずかしい。
おかしくなりながら、「これが本当の私」と思ったり、「他人が不安でないほうがおかしい」と思ったりする。
ただ誤解しないでほしいことが、ひとつある。
私はいつもこうしてものを考え、パソコンを相手に文章を書いている。
それについて、「不安だから書いているのでは」と思う人がいるかもしれない。
が、これは楽しいから、そうしている。
不安だからしているのではない。
心の緊張感があるから、しているのでもない。
楽しい。
見知らぬ原野を散歩しているような楽しさである。
そう言えば、ワイフもときどき、こう言う。
「よくもまあ、毎日ものを書いていて、タネ切れにならないわね」とか、「毎日考えてばかりいて、頭がおかしくならない?」とか。
タネ切れになることはない。
今でもそうだが、ひとつのことを書いていると、別のところからつぎつぎと、書きたいことがわいてくる。
それに「頭がおかしくならない?」については、たぶん、そうはならないと思う。
むしろ逆で、頭の中をモヤモヤした状態のままにしておくと、かえってイライラしてくる。
「便秘のときの腹のよう」と、私はワイフによく言うが、それに似たような状態になる。
が、だからといって、私は不安に強いわけではない。
弱い。
だから若いころから、先手主義。
後手に回ったとたん、調子がおかしくなる。
その分だけ、よけいに不安になる。
つまり自分を、不安になるような状況に追い込まないようにしている。
……ということで、みなさんの参考になるかどうかはわからないが、私のことについて書いてみた。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 不安の構造 不安の診断 不安神経症 強迫観念 不安とは)
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不安を考えるとき、同時に思いつくのが、
強迫神経症と不安神経症。
それについて書いた原稿をさがしてみる。
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●強迫性障害
一つのことに執着すると、そのことばかりが気になって、悶々と悩む。悩むだけならまだしも、それが原因となって、日常生活に支障が出るようになることがある。これを「強迫性障害」という。
ある女性(36歳)は、マンションの上の階の足音が気になってしかたなかった。夫は、「聞こえない」「たいしたこない」と言ったが、その女性には、聞こえた(?)。たまたま上の階の部屋と自分の部屋の間取りが同じということもあった。その女性には、音だけではなく、上の階の住人の生活ぶりまでが、すべて手に取るようにわかった。
が、そのうち、その女性は、「(上の階の人が使う)掃除機の出す音がうるさい」と言いだすようになった。「掃除といっても、1日、1回程度なら、がまんできる。しかし1日、5回は多すぎる、と。
その女性は、毎日、上の階の人がどのような騒音(?)を出すか、その内容と回数をノートに記入するようになった。が、それだけではない。自分が買い物などで、家をあけるときには、小学2年生になった息子に、その回数を数えさせた。
息子は、その女性(母親)が帰ってくると、「今夜は、掃除機が1回で、洗濯機が1回……」というように、報告していたという。
そしてある日、その女性はそれらの記録をもって、上の階の住人のところへ怒鳴りこんでいった……。
そのあとどうなったかは、容易に想像がつくことと思う。
●ある学校で
実は、こうした強迫性障害は、教育の世界でも、よく経験する。数年前のことだが、ある小学校へ講演に行ったら、その学校の教師が、こんな話をしてくれた。
その学級で、「よい子は、みんな、仲よし。友だちも、多い」というような内容の、学級通信を出した。
が、1人の母親が、これに猛反発した。たまたまその母親の子ども(小2女児)が、学校でいじめにあい、仲間はずれにされていた。そのことを、その母親は、悩んでいた。
その母親は、校長に、「うちの子は、よい子ではないのか!」と。「よい子とは何だ!」「仲よしって何だ!」「どうしてそれが学級の方針なのか!」と、くいさがった。
拡大解釈と被害妄想。一言で言えば、そういうことになるが、その母親の怒りは、それで収まらなかった。「子どもの人権問題だ」「名誉毀損だ」と。さらには「校長不適格」などとも言い出したという。つまりその母親は、その問題に固執するあまり、自分の姿を見失ってしまった。
こうした強迫性障害の延長に、買い物依存症(女性に多い)や、パチンコ依存症、賭博(とばく)依存症(男性に多い)がある。これらの依存症の人も、一つのことにこだわり始めると、それが頭から離れなくなる。
●満足感を満たすため
たとえば買い物依存症の女性にしても、「それがほしい」と一度思いこむと、あとは、明けても暮れても、考えることは、そのことばかりという状態になる。そして一度、それを買うと、その満足感と同時に、解放感を味わう。あとは、この繰りかえし。
が、こうした強迫性障害の人に、悩みや苦しみがないかといえば、そうではない。
悶々と、そのことに執着している間は、ふつうの人以上に、悩んだり苦しんだりする。「気になってしかたない」というのは、苦しみである。
またその問題が解決したからといって、実は、その苦しみから解放されるというわけではない。たとえば買い物依存症の女性にしても、そのあと、今度は、強い自責の念にかられる。「どうして買ってしまったんだろう」と。
さらに病的になると、借金をしてまで、自分のほしいものを手に入れるようになる。こうなると、あとは、奈落の底! こうして破産していく人は、少なくない。
先の「掃除機の音がうるさい」と怒鳴りこんでいった女性のケースでは、当然のことながら、そのあと、上の階の住人とは、険悪な関係になってしまった。当然である。が、運の悪いことに、上の階の住人は、そのマンションの中でも、指導的な立場にあった。以後、その女性が、マンションの住民たちの間で、どのような扱いを受けたかについても、容易に想像がつくことと思う。
で、そのあとのことだが、その女性と夫は、何度も、上の階の住人に謝罪に行ったが、受けつけてもらえなかったという。
ただ一度、こうした強迫性障害になった人は、そのつど、テーマを変えて、同じ障害になりやすいと言われている。
そのときは、上の階の住人の出す騒音であっても、それが解決すると、今度は、外を走る車の騒音になったり、ここにあげた、学校通信の文面になったりする。さらにそれが子どもの教育におよぶようになると、ことは、深刻になる。
明けても暮れても、考えることは、子どもの成績ばかり……というようであれば、あなたも、その強迫性障害を疑ってみたらよい。
(はやし浩司 強迫性障害 買い物依存症 依存症 育児ノイローゼ 強迫神経症 強迫観念 強迫症)
【あなたの心診断―女性用】
つぎの項目のうち、いくつか当てはまるようなら、強迫性障害を疑い、子育ての場で、子どもの心に影響を与えないように、注意する。
( )かつて、買い物依存症など、何かの依存症になったことがある。
( )ひとつのことが気になると、そのことばかり考えることがよくある。
( )子どもに問題が起きると、先生や、子どもの友人に、原因を求める。
( )かっとなると、見境なく行動してしまうことがあり、あとで後悔しやすい。
( )被害妄想をもちやすく、ものごとを何でも悪いほうに解釈してしまう。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●子どもの神経不安症
●情緒が不安定な子ども
子どもの成長は、次の四つをみる。(1)精神の完成度、(2)情緒の安定度、(3)知育
の発達度、それに(4)運動能力。
このうち情緒の安定度は、子どもが肉体的に疲れていると思われるときをみて、判断す
る。運動会や遠足のあと、など。そういうときでも、ぐずり、ふさぎ込み、不機嫌、無
口(以上、マイナス型)、あるいは、暴言、暴力、イライラ、激怒(以上、プラス型)が
なければ、情緒が安定した子どもとみる。
子どもは、肉体的に疲れたときは、「疲れた」とは言わない。「眠い」と言う。子どもが
「疲れた」というときは、神経的な疲れを疑う。子どもはこの神経的な疲れにたいへん
弱い。それこそ日中、5~10分、神経をつかっただけで、ヘトヘトに疲れてしまう。
●情緒不安とは……?
外部の刺激に左右され、そのたびに精神的に動揺することを情緒不安という。2~4歳
の第一反抗期、思春期の第二反抗期に、とくに子どもは動揺しやすくなる。
その情緒が不安定な子どもは、神経がたえず緊張状態にあることが知られている。気を
許さない、気を抜かない、周囲に気をつかう、他人の目を気にする、よい子ぶるなど。そ
の緊張状態の中に、不安が入り込むと、その不安を解消しようと、一挙に緊張感が高まり、
情緒が不安定になる。
症状が進むと、周囲に溶け込めず、引きこもったり、怠学、不登校を起こしたり(マイ
ナス型)、反対に攻撃的、暴力的になり、突発的に興奮して暴れたりする(プラス型)。
表情にだまされてはいけない。柔和な表情をしながら、不安定な子どもはいくらでもい
る。このタイプの子どもは、ささいなことがきっかけで、激変する。
母親が、「ピアノのレッスンをしようね」と言っただけで、激怒し、母親に包丁を投げつ
けた子ども(年長女児)がいた。また集団的な非行行動をとったり、慢性的な下痢、腹
痛、体の不調を訴えることもある。
●原因の多くは異常な体験
原因としては、乳幼児期の何らかの異常な体験が引き金になることが多い。たとえば親
自身の情緒不安のほか、親の放任的態度、無教養で無責任な子育て、神経質な子育て、家
庭騒動、家庭不和、何らかの恐怖体験など。
ある子ども(五歳男児)は、たった一度だが、祖父にはげしく叱られたのが原因で、自
閉傾向(人と心が通い合わない状態)を示すようになった。また別の子ども(三歳男児)
は、母親が入院している間、祖母に預けられたことが原因で、分離不安(親の姿が見え
ないと混乱状態になる)になってしまった。
ふつう子どもの情緒不安は、神経症による症状をともなうことが多い。ここにあげた体
の不調のほか、たとえば夜驚、夢中遊行、かん黙、自閉、吃音(どもり)、髪いじり、指し
ゃぶり、チック、爪かみ、物かみ、疑惑症(臭いかぎ、手洗いぐせ)、かみつき、歯ぎしり、
強迫傾向、潔癖症、嫌悪症、対人恐怖症、虚言、収集癖、無関心、無感動、緩慢行動、夜
尿症、頻尿症など。
●原因は、家庭に!
子どもの情緒が不安定になると、たいていの親は原因さがしを、外の世界に求める。し
かしまず反省すべきは、家庭である。
強度の過干渉(子どもにガミガミと押しつける)、過関心(子どもの側からみて神経質で、
気が抜けない環境)、家庭不和(不安定な家庭環境、愛情不足、家庭崩壊、暴力、虐待)、
威圧的な家庭環境など。夫婦喧嘩もある一定のワク内でなされているなら、子どもには
それほど大きな影響を与えない。が、そのワクを越えると、大きな影響を与える。子ど
もは愛情の変化には、とくに敏感に反応する。
子どもが小学生になったら、家庭は、「体を休め、疲れた心をいやす、いこいの場」でな
ければならない。アメリカの随筆家のソロー(1817~62)も、『ビロードのクッショ
ンの上より、カボチャの頭』と書いている。
人というのは、高価なビロードのクッションの上に座るよりも、カボチャの頭の上に座
ったほうが気が休まるという意味だが、多くの母親にはそれがわからない。わからない
まま、家庭を「しつけの場」と位置づける。学校という「しごきの場」で、いいかげん
疲れてきた子どもに対して、家の中でも「勉強しなさい」と子どもを追いまくる。「宿題
は終わったの」「テストは何点だったの」「こんなことでは、いい高校へ入れない」と。
これでは子どもの心は休まらない。
●子どもの情緒を安定させるために
子どもの情緒が不安定になったら、スキンシップをより濃厚にし、温かい語りかけを大
切にする。叱ったり、冷たく突き放すのは、かえって情緒を不安定にする。一番よい方法
は、子どもがひとりで誰にも干渉されず、のんびりとくつろげるような時間と場所をもて
るようにすること。親があれこれ気をつかうのは、かえって逆効果。
ほかにカルシウムやマグネシウム分の多い食生活に心がける。とくにカルシウムは天然
の精神安定剤と呼ばれている。戦前までは、日本では精神安定剤として使われていた。錠
剤で与えるという方法もあるが、牛乳や煮干など、食品として与えるほうがよいことは言
うまでもない。
なお情緒というのは一度不安定になると、その症状は数か月から数年単位で推移する。
親があせって何とかしようと思えば思うほど、ふつう子どもの情緒は不安定になる。ま
た一度不安定になった心は、そんなに簡単にはなおらない。今の状態をより悪くしない
ことだけを考えながら、子どものリズムに合わせた生活に心がける。
(参考)
●子どもの神経症について
心理的な要因が原因で、精神的、身体的な面で起こる機能的障害を、神経症という。子ど
もの神経症は、精神面、身体面、行動面の三つの分野に分けて考える。
(1)精神面の神経症……精神面で起こる神経症には、恐怖症(ものごとを恐れる)、強迫
症状(周囲の者には理解できないものに対して、おののく、こわがる)、不安症状(理
由もなく悩む)、抑うつ感(ふさぎ込む)など。混乱してわけのわからないことを言
ってグズグズしたり、反対に大声をあげて、突発的に叫んだり、暴れたりすること
もある。
(2)身体面の神経症……夜驚症(夜中に狂人的な声をはりあげて混乱状態になる)、夜尿
症、頻尿症(頻繁にトイレへ行く)、睡眠障害(寝ない、早朝覚醒、寝言)、嘔吐、
下痢、便秘、発熱、喘息、頭痛、腹痛、チック、遺尿(その意識がないまま漏らす)
など。一般的には精神面での神経症に先立って、身体面での神経症が起こることが
多く、身体面での神経症を黄信号ととらえて警戒する。
(3)行動面の神経症……神経症が慢性化したりすると、さまざまな不適応症状となって
行動面に表れてくる。不登校もその一つということになるが、その前の段階として、
無気力、怠学、無関心、無感動、食欲不振、引きこもり、拒食などが断続的に起こ
るようになる。パンツ一枚で出歩くなど、生活習慣がだらしなくなることもある。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司
子供の情緒 情緒不安定 情緒が不安定な子供 子ども 情緒不安 強迫観念 心配性 不安神経症)
Hiroshi Hayashi+教育評論++April.2010++幼児教育+はやし浩司
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