2012年3月22日木曜日

*TITANIC SYNDROME

【3月21日、終わって】

●養命酒

 寝る前に、養命酒をお湯に溶かして飲む。
それがこのところ、私の日課になっている。
で、今が、そのとき。

 ペットボトルに、下から数センチ程度、養命酒を入れる。
その上から、ペットボトルの半分程度まで、お湯を足す。
かなり薄くなっているはずだが、味としては、ちょうどよい。
アルコール度数が14%としても、4%前後にまで下がっているはず。
(養命酒のアルコール度数は、日本酒の16%と、それほど、ちがわないそうだ。)

 チビリ、チビリと飲んでいると、そのうち顔が上気してくる。
心臓の鼓動が速くなってくる。
ほどよく酔ったところで、寝床に入れば、そのまま安眠。

●3月21日

 今日、21日は、さえない日だった。
とくに収穫なし。
何をやっても、空回り。
時刻的には、もう床に入るころだが、そこで最後の(あがき)。
「このまま寝てなるものか!」と。

 で、あちこちのニュースサイトに目を通す。
が、その前に、あくびが出てしまう。
集中力は、ほぼカラッポ。
「カラッポ」というのも、おかしな言い方だが、(エネルギー=ガソリン)にたとえると、そうなる。
ガス欠状態。
カラッポ。

 そう言えば、昨日、書店で、2冊、単行本を買った。
ともに北朝鮮関係の本。
1冊は、「金正日と金正恩の正体」(文春新書)。
もう1冊は、居間に置いてある。

 その金正恩に権力世襲されたあとも、粛清がつづいているという。
「粛清」というのは、もともとは、「排除」という意味だが、あの北朝鮮では、「殺害」もしくは、「収容所送り」を意味するらしい。

 一度、収容所へ送られたら、ほぼ、生きては帰ってこれない。
そのしくみは、江戸時代の日本のそれと同じ。

●拷問

 江戸時代には、裁判では、自白が、何よりも重要視された。
そのため江戸時代の拷問には、すさまじいものがあった。
一度、自白のための拷問が始まると、本人が自白するか、あるいは死ぬまで拷問がつづく。
自白か、さもなくば、死か、と。
途中でやめるわけには、いかない。
途中でやめると、幕府の沽券(こけん)に傷がつく。
「拷問してみましたが、自白しませんでした」では、すまない。

 同じく北朝鮮の粛清も、これまたすごい。
一度反逆者のレッテルを張られると、裸にされ、冷凍車に吊されて運ばれるという。
P195には、こうある。

「反逆者は、食肉用冷凍車に吊して移送」(同書)と。

 いわく「捕まえられた将校、高級軍人らは、衣服をぜんぶはがされ、手と足をしばられ、冷凍車に食用豚肉のように吊されたまま、移送された」(「朝鮮日報」2009年2月29日)と。

 当人たちだけではない。
家族、ばあいによっては、一族もろとも。
その数は、金正日の時代だけでも、20万人以上。
金正恩の時代になってからも、かなりの数の人たちが粛清されているという。

 あの国は、何かにつけメチャメチャだが、そのメチャメチャにも、メチャメチャという一本の筋(すじ)が通っている。
そのメチャメチャは、今もつづいている。

 中日新聞によれば、「粛清は、大砲を使ってなされる」とか。
つまり大砲の砲弾で、髪の毛すら残さないように、殺される、と。

●「ダイアモンド」「銀行・証券、終わらざる危機」(3月17日)

 机の横には、週刊「ダイアモンド」誌がある。
まだほとんど読んでいない。
今日の午後になって、「抜けられない国債アリ地獄」(P36)を少し読んだ。

 平たく言えば、「裸の王様と化した日本国債」「暴落すれば銀行業界も、一蓮托生」ということ。
サブタイトルの通り。

 が、ここまでわかっていても、日本政府は動こうともしない。
いまだにゴタゴタつづき。
政権内部でさえ、足の引っ張りあい。

 このつづきは、明日、もう一度よく読みなおしてから、書いてみたい。

●「タイタニック」3D版

 近く、映画「タイタニック」3D版が公開されるという。
が、私は見ない。
昨夜、「スターウォーズ」を見て、懲(こ)りた。
目が痛くなった。
老体に、2時間半の3D映画は、きつい。
へたをすれば、失明。
危機感を覚えた。

 乱視がひどくなったようで、老眼鏡をかけても、どうも焦点が合わない。
その心配のある人は、見ないほうが、よい。

 で、あの「タイタニック」。
若い人たちは、あの映画の中のジャックとローズに、生き様の理想型を見たらしい。
称して「恋愛至上主義」。
タイタニック・シンドロームと、名づけてもよい。

 恋愛こそ、すべて。
たった1晩か2晩、ベッドの上で裸でからみあっただけで、それを(生涯の愛)と錯覚する。
またそうした愛にこそ、人生すべての価値が凝縮されていると錯覚する。
が、そんなものは、愛でも何でもない。
脳内ホルモンのなせるワザ。
そんなことなら、そこらのイヌやネコでも、している。

 「恋愛」といっても、要するに、「肉欲の追求」。
同じ「愛」という言葉を使うが、仏教で言う「慈悲」、論語で説く「仁」とは、まったく異質のもの。
キリストが説いた「愛」とも異なる。

 日本人よ、あんな映画を見て、それを人生の理想型と考えるな!
ハリウッド流のフリーセックス論に、騙されるな!

●おやすみ!

 3月21日。
やっと寝る前になって、(らしいこと)が書けた。
ほどよく酔いが回ってきた。

では、おやすみなさい!


Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司

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