2010年4月23日金曜日

*Transformed Mind

彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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凸/Σ▽乃q ・ ・ p ̄Σ▽乃 ̄` /
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      4月   23日号
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選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●船頭は1人(三角関係)

子どもを指導するときの鉄則のひとつが、これ。
『船頭は、1人』。

たとえば子どもを相手にして、父親と母親が
意見の対立を見せるのは、たいへんまずい。
発達心理学の世界にも、「三角関係」という
言葉がある。
これは(父親)、(母親)、(子ども)を
頂点として、三角の関係ができることをいう。

一度、この三角関係ができると、子ども自身が
混乱する。
そのため、子どもはどちらの指示に従ってよいか、
わからなくなる。
そればかりか、その時点で、家庭教育は崩壊する。

子どもが小さいうちはまだしも、やがて大きくなると、
父親の指示にも、また母親の指示にも、従わなくなる。
まずいのは、悪口、批判。
子どもの前では、あなたが母親なら、父親の批判は
してはいけない。
あなたが父親なら、母親の批判はしてはいけない。

ともかくも、家庭教育の場においては、『船頭は、1人』と
決めておく。
たとえば父親と母親が、教育的な問題で対立
したようなときは、子どものいないところで
先に調整しておく。
「あなたはこう言ったけど、私はこう思う」と。

そして子どもの前では、「お父さんの意見に
従いなさい」と指示する。
(反対に、父親であれば、「お母さんの指示に
従いなさい」と指示する。)

が、それだけではない。

父親と母親が対立すると、そこに「二重拘束」
(宮崎圭子氏)が生まれる。
二重拘束(ダブル・バインド)が生まれると、
子どもは、どちらの指示に従ってよいか、
わからなくなる。

父親は、「親は絶対」と子どもに迫る。
母親は、「親子は平等」と、子どもに教える、など。
子どもは父親の前では、親の権威に同調する。
しかし母親の前では、親の権威を否定する。

そのため「子どもは、ものごとを論理的に判断する
能力を麻痺させてしまう」(宮崎圭子)。

わかりやすく言えば、自分で考えることができなく
なってしまう。
そのため、優柔不断になったり、相手に対して
いつもシッポを振るような行動に出たりするようになる。

私も、「塾」という立場で、子どもたちと接している。
そのため学校の教師の教え方と、私の教え方が
異なる場面に、ときどき出会う。
そういうときは、すかさずこう言うようにしている。

「学校の先生に合わせなさい」と。

教育面においても、船頭は1人。
これは家庭教育のみならず、子どもを指導する
ときの鉄則のひとつということになる。

●付記

 私は子どものころ、優柔不断なところがあった。
Aのグループへ入れば、Aのグループに合わせて、自分の意見を作った。
Bのグループへ入れば、Bのグループに合わせて、自分の意見を作った。
また相手から何かを申し込まれると、「いや」と言うことができなかった。
相手の機嫌を損ねるのを、何よりも恐れていた。

 原因のひとつとして、私の父と母が、いつも対立状態にあったことが考えられる。
実際には、母はわがままな人で、父の意見には耳を傾けなかった。
そういう家庭環境の中で、私は「私」を定めることができなかった。
もう少し掘り下げて言えば、私は自分の考えていることに、自信がもてなかった。
その結果として、だれにでもシッポを振るような、優柔不断な人間になった(?)。

 もしあなたが今、優柔不断で、ものごとを論理的に考えることができないというのであ
れば、あなた自身が生まれ育った家庭環境を、一度、思い起こしてみるとよい。
まず「環境」を知る。
そのあと「私」の姿が、少しずつ、浮かびあがってくる。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 三角関係 ダブルバインド ダブル・バインド 二重拘束)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●感情転移

+++++++++++++++++

その相手に、別の人に抱いている
感情を転移する。
そしてその相手を嫌ったり、反対に、
慕ったりする。
これを「感情転移」という。

+++++++++++++++++

●揺り戻し現象

教師と生徒。
ときどき私は教師にとって、「知識ある先輩」なのか、
それとも「親代わり」なのか、わからなくなるときがある。
生徒のほうが、私に(感情転移)をしてくる。

こうした現象が顕著に現われてくるのが、小学3~4年生。
思春期前夜の反抗期にさしかかるときである。
この時期子どもは、(幼児)と(おとな)の間を
行ったり来たりしながら、少しずつ、幼児性を自分の中から
削り落としていく。
私はこれを「揺り戻し現象」と呼んでいる。
「振り子現象」でもよい。

●D君

そのころ、子どもの中には、ちょうど父親に対するのと
同じような反抗的態度を示す子どもがいる。
さらに自分自身の父親に対する不満や不平を、私に
ぶつけてくる子どももいる。
5、6年前に、D君(当時小4)という子どもがいた。
そのときD君の両親は、別居状態にあった。
母親はこの浜松市に残り、祖父母と同居していた。
父親は、「行方不明」ということだった。

そのD君は、あからさまに私を嫌い、ときに暴力的な
態度で臨んできた。
私と、自分自身の父親とを、明らかに同一視していた。
それがよくわかったから、私は、D君が殴りかかって
きても、(たいした暴力ではなかったこともあるが)、
だまってそれを受け止めていた。

●奇妙な現象

そのD君だが、ある日、奇妙な現象が起きた。
レッスンが終わって、さあ帰るという時間になったとき
のこと。
あたかも私の寛容度を試すかのように、教室の備品を
壊し始めたのである。
鋭い目つきをしていた。
が、これは黙って見過ごすわけにはいかない。
私はD君をうしろから、抱きかかえた。
前から抱きかかえると、足蹴りをされる。
いくら小学4年生でも、前から足蹴りをされたら、たまらない。

D君は、それでも何とか私を足蹴りにしようともがいた。
しばらく格闘がつづいた。
が、こういうケースのばあい、ある時点で、きっちりと、
けじめを見せる必要がある。
教師というよりは、人間としてのけじめといってもよい。

しばらくはげしい足蹴りがつづいたのを見計らって、
今度は、私が反撃に出た。
うしろからD君を抱きかかえながら、私はD君の足を、
バシッ、バシッと、思いっきり蹴った。
本人も痛かったと思う。
私も痛かった。
が、D君は、私がまさかそういう行動に出るとは思って
いなかったらしい。
とたん、ウェーンと、子どもらしい泣き声をあげた。
見ると顔中を涙で濡らしながら、「痛いじゃないかア」と。

D君は私の腕の中で暴れるのをやめた。
おとなしくなった。
先に書いた「奇妙な現象」というのは、そのあと起きた。
私はそのままD君が、私の教室を去っていくものと
ばかり思っていた。
が、D君は、それまで見せたことのない、親愛の目で
私を見るようになった。

●陰性転移から陽性転移へ

それ以後、みなより早く教室へやってきては、学校での
できごとや、友だちとのやりとりを話してくれるようになった。
テストの話や、点数の話もしてくれるようになった。
「今度は(点数が)悪かったけど、つぎではがんばるから」とも。

それが望ましいことなのかどうかは、いまだによくわからない。
が、D君は、私に感情転移し、私を自分の父親と見立てていた。
それが私にもよくわかった。
この状態は、D君が教室を去る、小学6年の終わりまでつづいた。

あとで母親から聞いた話では、D君は、どんなときでも、
私の教室だけは休みたがらなかったという。
また学校では乱暴者と嫌われていたこともあり、私の教室だけが、
自分の居場所と考えていた、とも。

心理学的に説明すれば、最初D君は、私に対して、「陰性転移」
を繰り返していた。
憎悪、嫌悪、軽蔑、忌避、嫉妬、恨み、否定など。
自分自身の父親に対する感情を、そのまま私にぶつけていた。
が、足蹴り事件を境に、それが「陽性転移」へと変化した。
親愛、情愛、尊敬、親近、信頼、感謝、敬愛など。

わかりやすく言えば、それまでは私を「父親」と見立て、
自分や家族を棄てた父親を嫌っていた。
が、足蹴り事件のあとは、逆に、私を父親と見立て、
親愛の情をもつようになった。

似たような経験はいくつかしているが、……というより、
日常茶飯事的に起こるが、D君のケースのような顕著な
例は少ない。

これも教師と生徒ととの、ひとつの関係ということになる。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 教師と生徒 感情転移 陽性転移 陰性転移 足蹴り事件)


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●ブッシュ・ソング(Bush Songs in Australia)


++++++++++++++++++


南オーストラリア州からビクトリア州に
かけて、大きく蛇行しながら流れる川がある。
マレー川である。


私がはじめてマレー川を見たのは、ある村に
立ち寄ったときのこと。
バロッサ・バリーという名前の村だった。
昔からワインの産地として、よく知られている。
そのバロッサ・バリーの丘の上に展望台があって、
眼下にマレー川がよく見えた。


よく晴れた寒い朝だったが、川の色は、大地と
同じ、赤茶けた色をしていた。
「何だ、こんな川か」と思った。
うわさには聞いていたが、そこからは、私には
ただの細い川にしか見えなかった。
が、そのあたりを起点に、川下りの船が運航して
いるという。
その話は、ずっとあとになってから聞いた。


船といってもホテルのような船で、1週間から
10日間ほどをかけて、川をくだる。
実にオーストラリア的な、ゆったりとした旅である。


で、そのあとも、何度かマレー川を見たことがある。
ときどきそれらしい船を見かけたこともある。
そのこともあって、私はいつしか、こう思うように
なった。
「いつか、その船に乗って、旅をしてみよう」と。
そう心に決めた。
で、そのことを、友人のB君に話した。
……と思う。


今でもそのことをB君は覚えていて、「ヒロシ、
いっしょに夢を実現しよう」と、メールをくれる。
「そのためには、最低でも3か月の休暇が必要」と。


しかし今の私には、3か月の休暇など、夢のまた夢。
(現実)に、体をがんじがらめに縛られている。
そのB君から、今朝も、メールが届いていた。


++++++++++++++++++++++


【Bより、ヒロシへ】


Hi Hiroshi,


The equinox has come & gone. The weather is glorious.
The drought affected outback areas in Queensland & New South Wales are
having lots of rain & floods.
That means at least 2 good years for farming.
There is lots of water coming down the Darling river, which is expected
to flow strongly into the Murray river in June.
Maybe the South Australian section of the Murray will get some water at
last, in July/ August


So everybody in the bush is feeling much happier.


春分も終わり、すばらしい季節だ。
クィーンズランドやNSWのアウトバック(荒野)の影響を受けた干ばつ地帯も、
今は、雨と洪水。
この先2年間は、農業にはよい影響をもたらすだろう。
ダーウィン川をたくさんの水が流れ、6月には、マレー川にも強い水流が戻って
くるだろう。
南オーストラリアのマレー川側にも、7月から8月にかけて、いくらかの水が
やってくるはず。
こちらでは、みな、それを喜んでいる。


+++++++++++++++++++++


あのオーストラリア大陸を、「水」が流れている。
(クィーンズランド州の北部の大洪水)→(ダーウィン川)→(マレー川)と。
日本の20倍以上もある国土を、水が、何か月もかけて、ゆっくりと流れている。
想像するだけでも、気が遠くなる。


さっそくYOUTUBEで、オーストラリアのブッシュ・ソングをさがして聞く。
(はやし浩司のHPの「音楽と私」にも収録。)


あの大波がうねるようにつづく、オーストラリアの大地が、まぶたに浮かぶ。
行けども、行けども、農地、また農地。
私の心の原点は、いつもそこにある。
1日だって、あのころの私を忘れたことはない。


しばらくブッシュ・ソングを聞く。
それが私の青春時代。


【オーストラリアのFOLK SONGs】
(注:オーストラリアでは、フォークソングのことを「ブッシュ・ソング」といいます。)


"Pub with no beer"
http://www.youtube.com/watch?v=hxpxU6H2WYA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=GJW19nlzb3Q


"Australian Bush Songs "
http://www.youtube.com/watch?v=0eXQHi_BGf8


"Botany Bay"
http://www.youtube.com/watch?v=cmpW3rHLewQ


"Waltzing Matilda"
http://www.youtube.com/watch?v=CwvazMc5EfE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=iY4RhyD1ReY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=RqRCwG1pp1I&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=c1VLUgTvqc4&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=CwvazMc5EfE&feature=related


"Australia Home"
http://www.youtube.com/watch?v=hbGuqmaDgLA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=pS7oJNozQZM&feature=related


"I am Australian"
http://www.youtube.com/watch?v=jD3SkTyXzcE&feature=related


"Journey to Australia"
http://www.youtube.com/watch?v=-eD4Zi1ENiU&feature=related


"Australian Bush Fire Song"
http://www.youtube.com/watch?v=_UvcJUFnN9Y&feature=PlayList&p=4ED8E6483C4
82FF3&playnext=1&playnext_from=PL&index=9


"Whiskey in the Jar"
http://www.youtube.com/watch?v=46EXY4oP1Do&feature=related


"Bound for South Australia"
http://www.youtube.com/watch?v=84kMnkUqimM&feature=related


"It's my Home"
http://www.youtube.com/watch?v=fX1vfJny1rk&feature=related


"Sprit of Australia"
http://www.youtube.com/watch?v=W9Bhv2Jo4jI&feature=related


●オーストラリア・ブッシュ・ソング集
http://folkstream.com/songs.html
(Midiでメロディを聞くことができます。)


●マレー川(船の旅)
http://www.youtube.com/watch?v=2Tz7F6yDJv0&feature=related


【ヒロシからBへ】

やあ、ボブ、
君が何と思うとも、またどう思おうとも、
ぼくは本物のオーストラリア人より、オーストラリアが好きだ。
これは本当だ。
オーストラリアは、ぼくにとっては、ずっと灯台だった。
ぼくが人生を歩くとき、いつもぼくの足下を照らしつづけてくれた。
オーストラリアが懐かしい。
カレッジ時代のぼくが、懐かしい。


ときどき、しかしいつも、ぼくはすべての仕事をやめ、お金をすべてもって
オーストラリアへ渡ることを考える。
しかしぼくには、その勇気がない。


オーストラリアの大きな話をしてくれてありがとう。


ヒロシ


Hi  Bob


Whatever and however you may think,
I love Australia more than the real Australians do.
This is true.
Australia has been my light house which has shone my feet when I walk my life in the
past.
And I have always miss Australia and the life there at IH.


Sometimes often I try to abandon all my jobs and go to Australia with whole money
with
me.
But I am coward every time and then I come back to the routine.


Thank you for telling me about a big story about Australia.


Hiroshi


Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司

【幼児教室・数のまとめ(年少・年中児クラス)byはやし浩司(BW子どもクラブ)

src="http://farm5.static.flickr.com/4006/4255532084_4e04cf5858_o.jpg" width="500"
height="250" alt="●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司" />


【1】

value="http://www.youtube.com/v/WneQYr_SIDc&hl=ja&fs=1">name="allowFullScreen" value="true">value="always">allowfullscreen="true" width="425" height="344">

【2】

value="http://www.youtube.com/v/O8SctmZmJhk&hl=ja&fs=1">name="allowFullScreen" value="true">value="always">allowfullscreen="true" width="425" height="344">

【3】

value="http://www.youtube.com/v/pCpYl6NlfcA&hl=ja&fs=1">value="always">allowfullscreen="true" width="425" height="344">

【4】

value="http://www.youtube.com/v/ODA3t6OqGxk&hl=ja&fs=1">name="allowFullScreen" value="true">value="always">allowfullscreen="true" width="425" height="344">

【5】

value="http://www.youtube.com/v/0maASzUDtfQ&hl=ja&fs=1">name="allowFullScreen" value="true">value="always">allowfullscreen="true" width="425" height="344">


Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司


●K国・人権事情

+++++++++++++++++++++++

脱北者たちが語る、K国の恐るべき内情。
あまりにもおぞましく、あまりにも悲惨。
朝鮮N報(2010年3月23日)は、
つぎのように伝える。
(一部を抜粋。)

++++++++++以下、朝鮮N報より++++++++++++

 ……キムさんは、監獄に到着した初日から、ブタも食べないような水っぽい大根葉の粥
を与えられ、1日12時間の労役を強いられた。キムさんは「体重が50キロから30キ
ロに落ちて、これ以上は動けないという限界まで至ったとき、幸いにも大赦令を受けて釈
放された」と語った。

 数百人の脱北女性のうち70%が栄養失調になり、毎日2~3人ずつ死んでいったが、
遺体を納める棺はなく、ビニールで包み、共同埋葬地に埋めたという。04年に甑山へ連
行されたある脱北女性は、そのときのショックで今も苦しんでいる。

 その女性は、「埋葬地に到着すると、犬が集まり遺体を掘り返して食べている姿に驚愕し
た」と語った。人の手足があちこちに散らばっていたほか、人骨が積み上げられた光景に、
一度埋葬地に行った囚人は、精神異常の症状を呈するという。

 人民保安省出身の脱北者は、「甑山が全国的にうわさになったのは、囚人に課される短期
的な過度の労働と栄養欠乏によって、政治犯収容所より死亡者が急増したからだ」と主張
した。

 政治犯収容所より軽い刑を受けて甑山に連行されるのなら、むしろ耀徳に3年間収容さ
れる方がましだ-と言われるほどに、人々は甑山教化所を恐れているという。甑山教化所
は10課に分かれており、一つの課は7から10の班で構成されている。

 1班は通常40~50人程度で、囚人の中から丈夫そうな者を選んで班長に選出し、班
長が保安員の指揮を受けて囚人を管理、監督している。

 逃走者や監獄内で罪を犯した者に対しては、政治犯収容所とは異なり公開処刑は行わず、
内部で処刑、あるいは監獄内の別の拘禁施設で特別な拷問を加え、死に至るまで加重な苦
痛を与えるという方法で処罰するのが特徴だ。
(以上、「朝鮮N報・2010年3月23日」より)

++++++++++以上、朝鮮N報より++++++++++++

 末尾にある「内部で処刑、あるいは監獄内の別の拘禁施設で特別な拷問を加え、死に至
るまで加重な苦痛を与えるという方法で処罰するのが特徴」。

 何が「教化所」だ。
日本から拉致された人たちが、最初に監禁された場所も、「招待所」だった。
何が「招待所」だ。

 こんな折も折、アメリカのジミー・カーター元大統領が韓国へやってきて、講演を行っ
た※。
「K国のほしがるものは、何でも与えたらよい。……私が金日成に会ったとき、K国との
最高の絆(きずな)ができた。話し合いで失うものは、何もない」(要旨)と。
ジミー・カーターは、10年1律のごとく、同じことをしか言わない。
K国の現実が、まるでわかっていない。

●現実離れ

 もう一つ、記事を紹介する。
これは中国ニュース通信社が、3月22日に配信したもの。
中国人のK国ツアーに対する注意書きである。

+++++++++++以下、中国ニュース通信社+++++++++++++

2008年9月17日、「中国新聞周刊」は、来春解禁予定の中国からの北朝鮮ツアーにつ
いて、ツアー客が守らなければならない数々の禁止事項を紹介。

今年9月、国家旅遊局は中国政府が朝鮮民主主義人民共和国を中国人団体の観光旅行目的
地に指定したと発表。09年は中朝国交成立60周年にあたり「中朝友好年」とされた。
これを機に両国の観光事業を発展させる計画が進められている。

国内旅行業界の関係者は、北朝鮮ツアーに関する詳しい取り決めについて話し合いが続い
ている状況下で、両国間で正式な文書はいまだ交わされていないと話す。だが、遼寧省瀋
陽市で北朝鮮国際旅行社が事務所の開設に向けて動き出したとの報道も今月10日にあり、
早ければ来年春にも北朝鮮ツアーは解禁になるとのこと。

各旅行社では北朝鮮ツアー参加希望者に向けて、北朝鮮におけるさまざまな禁止事項を紹
介している。その例として、北朝鮮入国の際には観光客のデジタルカメラは抜き打ちでチ
ェックされ、保存されている画像の中にわいせつな画像などいかがわしいものがあれば、
その場で削除され罰金が科せられるほか、携帯電話の持ち込みは禁止。軍事施設の撮影も
禁止。韓国や米国の国旗がついた品物の持ち込み禁止などがあげられる。

最も重要なのは以下に掲げる「3つの軍規」である。
国家指導者の物まねをしてはならず、座って国家指導者の像を撮影してはならない。国家
指導者や北朝鮮の経済状況などを批判してはならない。必ず北朝鮮が手配した随行員と行
動しなければならない。この3つは絶対に守らなければならないと警告している。

中国ニュース通信社(3-22)

+++++++++++以上、中国ニュース通信社+++++++++++++

 とくに注目してほしいのは、やはり末尾の4か条。

(1)国家指導者の物まねをしてはならない。
(2)座って国家指導者の像を撮影してはならない。
(3)国家指導者や北朝鮮の経済状況などを批判してはならない。
(4)必ず北朝鮮が手配した随行員と行動しなければならない。

 日本人も、三つ葉葵の紋章を見せつけられると、ハハア~と言って頭をさげる。
(実際には、江戸時代においては、町民は武士と目を合わせることは許されなかった。)
似たようなものだが、しかしK国という国は、そういう国。

 ジミー・カーター元大統領は、「K国がいちばん恐れているのは、アメリカによる先制攻
撃。
が、アメリカにはその意思はない。
それを伝えることが大切」(同)と述べている。

 平和主義者ということはよくわかる。
わかるが、どこかピントがズレている。
金xxが恐れているのは、アメリカではない。
自国民である。
どうしてそんな簡単なことがわからないのか。
もしそうでないというのなら、なぜ金xxが、ごく最近、「脱北者は射殺しろ」という命令
を、出したのかということになる。

つまりアメリカの脅威は、独裁制維持のための口実にすぎない。
そのための最大の権威付けが、核兵器ということになる。
金xxが、核兵器を手放すわけがない。
「本尊」という観念は、アメリカ人には理解できないかもしれない。
アジア人は、「モノ」に魂をこめることによって、信仰する。
核兵器は、その本尊。
「力の象徴」。

●6か国協議

 「K国は(崩壊に向けての)秒読み段階に入った」という文字が並ぶ(韓国各紙)。
中国はそれを恐れている。
表向きは、難民の大量流入。
しかし本音は、利権の喪失。

 そんな中、近々、6か国協議が開かれるという。
韓国政府は、「これ以上時間稼ぎをさせてはいけない」と焦っている。
そのため「一時、拉致問題を棚にあげろ」と日本に迫っている。

 しかし日本にとって最善の道は、K国が内部から自然崩壊すること。
K国の人たちにとっても、それがいちばんよい。
よいことは、冒頭に転載した記事を読めばわかるはず。

 今、K国内部では、人類の歴史上においても、想像を絶するような恐ろしいことが、起
きている!

(補記)

 このところ私のウェブサイトやBLOGに、あやしげな団体がさかんに検索をかけてい
る。
「金xx」という表記が、何度も繰り返し検索されている。
そのため私のワイフは、「あなたも拉致されるんじゃない……」と心配している。
で、もし私がある日突然、いなくなったら、まずそのあたりを疑ってみてほしい。
ひょっとしたら、ワイフともども、この世から消されるかもしれない。

(注※)(ヤフー・ニュースより)

『……ーター氏「韓米が先に北朝鮮に手を差し出すべき」
2010年3月23日(聯合ニュース)

【ソウル23日聯合ニュース】韓国を訪問中のカーター米元大統領は23日、高麗大学で「核
保有の北朝鮮と朝鮮半島の平和」をテーマに講演を行い、韓国と米国は実践が難しくても
北朝鮮との直接的な対話を行う必要があるとの考えを示した。

 カーター元大統領は、北朝鮮側が示す最後の答えを誰も予測することはできないが、直
接的な対話を含む多くの努力を注ぐことは何の害にもならないため、朝鮮半島の緊張を緩
和するためには米国と韓国が先に手を差し伸べ、北朝鮮に対し関係正常化の努力を提案す
べきだと強調した。

 韓米が制限のない対話を先に行ってこそ北朝鮮が反応を示すとし、北朝鮮と疎遠な関係
を維持し続けることはできないだけに、政治的勇気が必要だとの点も力説した。

 カーター元大統領は、北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)を脱退した1994年に北朝鮮を
訪れ、故金日成(キム・イルソン)主席と会談し、南北首脳会談開催の約束などを取り付
けた状況を紹介しながら「朝鮮半島との縁は深いが、このとき最も深い縁を結んだ」と振
り返った。

 当時、金主席は朝鮮半島全体が核から自由でなければならないというカーター元大統領
の考えに同意し、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領が南北首脳会談を提案したことをう
れしく思い、会談は無条件で即刻実現されなければならないと話していたと伝えた。

 カーター元大統領は、「実際に北朝鮮を訪問してみると、北朝鮮は過去に対する根強い反
感と先制攻撃に対する不安感を感じていた。今の状況では北朝鮮が後退する可能性は低い」
との見通しを示した。

 その上で、「金主席が提案したことを守らなければ、(状況改善は)難しくなる。米国は
北朝鮮に敵対の意志がないことを明示し、北朝鮮は周辺国との関係をうまく維持するため、
核視察を受けてこそ米国との外交正常化が可能だ」と提案した』と。


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