2010年2月8日月曜日

*Feb. 8th Diary

(2010年2月8日、朝)

●不良老人

++++++++++++++++++++

昨夜は、映画『Dr.パルナサスの鏡』を観てきた。
家に帰ったのは、午前0時過ぎ。
寝るとき枕元の時計を見たら、午前1時だった。

星は4つの★★★★。

奇想天外というか、よくもまあここまで空想力、想像力
が働くものだと、そういうことに感心しながら観た。
おもしろかった。

数日前には、『オーシャンズ』を観たが、こちらは
説教ぽい映画で、星は2つの★★。
海洋生物の多様性には改めて驚いたが、もちろん
ストーリー性はない。
頭から「お前ら、バカか!」と言われているような
気がして、あまり楽しめなかった。

夜の道を歩きながら、ワイフとこう言い合った。
「ぼくら、不良老人だね」と。

世間では、「老人は規則正しい生活をするもの」とか、
「早寝、早起きが理想」とか、言う。
が、私たちは、不規則を旨として生きている。
若いときから、そうしている。
昨日も、映画を観るため、夕方1~2時間ほど、
仮眠した。

今週をのがしたら、『Dr.パルナサスの鏡』は、
打ち切りになる。
それでそうした。

つぎに観たいのは、『インビクタス』と『トイ・ストーリー・
3D版』。
何とか時間を作って、今週中に2本とも観る。
来週になると、また新作がいくつか公開される。

+++++++++++++++++++

●買い物

 買ってよかったと思うものに、2つある。
ひとつは、布団乾燥機。
もうひとつは、ウォーキング・マシン。

 布団乾燥機は、布団の暖房用として使っている。
羽布団の下、毛布との間に、サンドイッチにして使っている。
おかげで寝るときはいつも、温泉につかっているような気分。

 いくつかコツがある。

 布団は、軽い羽毛布団にすること。
重い布団だと、暖気がふとんをもちあげることができない。
タイマーが切れたら、それ自体は、ふとんの外に出すとよい。
切れたとたん、布団の通気性を悪くする。

 昨夜のように、寒い夜は、ありがたい。
どうありがたいかは、一度使ってみるとわかる。
(M社から、同じようなしくみの暖房機器が売りに出されて
いるとか。
生徒の母親から、そんな話を聞いた。
ただし価格は20万円以上とか。)

 もうひとつは、ウォーキングマシン。
朝起きると、すぐそれを使って運動する。
10分もすれば、体が温まる。
20分もすれば、ジワーッと汗が出てくる。
頭の働きもよくなる。
もちろん健康にもよい。
食事の前とか後、ちょっとした時間を利用して
運動できるのがよい。
ときどきビデオを観ながら、使うこともある。
こういうのを一石二鳥という。

ハハハ!


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●TOYOTA車

 TOYOTA車のリコール問題について。
今では車といっても、電子機器のかたまり。
大きなパソコンのようなもの。

 パソコンを仕事で使っている人なら、みな知っている。
パソコンに、トラブルはつきもの。
私も昨年の12月(今月で3か月目)に、最先端の
パソコンを購入した。
あれこれとオプションをつけたら、軽く20万円を超えた。
(モニターは別。)

 そのパソコン、最初からトラブルつづき。
原因がわからないまま、毎日のようにメーカーに
相談した。
で、最終的に、原因がハードディスクそのものに
あることがわかった。
修復不能の不良セクターが、84Kか所もあった。

(ふつうは修復をかければ、不良セクターはゼロになる。
が、数回、修復をかけてみたが、それでも84Kか所も
残った。)

全体では、1000GBのハードディスクだから、
84K(=84000)程度など、微々たるものかも
しれない。
その84Kの部分で、いろいろな症状が出た。
突然、パソコンがフリーズするなど。
ハードディスクの丸コピーもできなかった。

 そういうことを知っているから、TOYOTAも
たいへんだなあと思う。
何しろ車である。
乗る人の乗り方によっても、影響を受ける。
たとえばオーストラリア人のばあい、日本人の私たちには
想像もつかないような、乱暴な乗り方をする。
荒れ地(アウトバック)で、大きな石を蹴散らしながら
走る。
アメリカ人も、そうだ。
しかも今年あたり、オーストラリアでは、
連日45度を超える日々がつづいた(南オーストラリア州)。

 そういうところで、それがパソコンだったら、
故障しないほうが、おかしい。

 それにしても頭にくるのが韓国。
自国のメーカーでもない。
自国では、数えるほどしか走っていない。
にもかかわらず、連日、TOYOTA車の欠陥問題を、
新聞の一面で報じている。
日本の失敗が、よほど、うれしいと見える。
本当に、イヤ~~~ナ国!

●電子ブック

 その韓国。
近く、子どもたちが学校で使う教科書を、すべて電子ブック化するそうだ。
韓国政府が、そう発表した。
いいか、日本!
どうして日本は、そういうことをしないのか!

 文科省と教科書会社との癒着構造は、以前から問題になっている。
裏ではいろいろあるらしい。
だから今、日本の文科省が、「日本も電子ブック化します」などと言おうものなら、
天下り先になっている各種団体から、猛烈な抵抗を受けるだろう。
しかしこうした癒着構造が、日本の教育を、硬直化させている。
こんなことがあった。

 もう25年以上も前のこと。
「学校でパソコン教育」という声が高まったとき、それに真っ先に反対したのが、
あろうことか当時の文部省。
通産省はかなり本気で、パソコン教育を推進しようとしていた。
が、文部省は、「教師がいない」だの、「教員免許はどうする」だの、
「学部で教授を育てるまでに、20年はかかる」だのとか言って、
結局、パソコン教育を、クラブ活動程度に、抑え込んでしまった。
(今でも、その状態はつづいているが・・・。)

 教師などは、工学部の学生をあてればよい。
教員免許など、学士号があれば、じゅうぶん。
現に欧米では、そうしている。
教育学部で、電子学科を新設し、そこで教授を育てようとする発想そのものが、古い。

 こうして日本は、電子立国の地位を、韓国に明け渡してしまった。
で、さらに今度は、電子ブック。
こういう分野でこそ、日本は、率先して改革を進めるべきではないのか。
「2012年度から、子どもたちの教科書をすべて、電子ブック化します」と。

 こうしたダイナミズムが、日本の電子産業を活性化させる。
が、なぜか、日本の教育は、何かにつけて後手後手。
たとえばいまだに携帯電話の是非論が、問題になっている。
「子どもに携帯電話は是か非か」と。

 だったら、あの携帯電話を利用して、大型の電子ブックを作ればよい。
アナログ放送も受信できるようにして、教科書の内容をそのまま配信すればよい。
もちろん電話、端末機としての機能ももつ。
パソコン機能もつければ、もっと視覚的な指導も可能になる。
方法は、頭を使えば、いくらでもある。

 さらに言えば、あの黒板だって、電子モニター化できるはず。
パソコンとつなげれば、もっと視覚的な授業が展開できるはず。

 が、なぜか、日本は、それをしない。
日本の文科省は、それをしない。
どうしてか?
ひとつだけはっきりしていることがある。

またまた日本は、韓国に10年は後れる。
悔しいが、そうなる。


Hiroshi Hayashi++++++++Feb.2010+++++++++はやし浩司

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。