2010年2月14日日曜日

*Another shock is coming

●2月14日

●不気味な足音

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あちこちのニュース・サイトをのぞいた。
その中でも、ドキッとしたのが、NIKKEI
(日本経済新聞社)の、つぎのニュース。

新興国から、資金が流出し始めているという。
そのため、BRICS株が、年初より、
6~13%も下落しているという。

NIKKEI・サイトは、つぎのように伝える。

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『・・・ BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の直近の株価は年初来高値と比較した下落率(終値ベース)がそれぞれ6~13%に達した。米調査会社EPFRグローバルによると新興国株式ファンドの投資は、1月下旬から資金流出額が流入額を上回って推移している。主要な新興国通貨も対米ドルで下落に転じている』(NIKKEI・2/14)。

 BRICSの株価が下がったことが問題ではない。
(下がった)のは、あくまでも(結果)。
(資金が流出し始めている)のが、問題。
その結果、株価が下落した。

 現在、これらの国々は、バブル経済で踊っている。
そのバブル経済が、今、少しずつだが、はじけ始めている(?)。
仮に中国のバブル経済がはじけたら、その爆発力は、ドバイショックの比ではない。
「威力は1000倍」と説く、経済学者さえいる。

 外債を買っている人たちは、じゅうぶん、注意+警戒したらよい。
08年のリーマンショックで、50~70%の損失を出した人は多い。
そういう人たちは、何とか元だけは取り戻したいと、売るに売れない外債をかかえ、
じっと塩漬けにしている。
がまんしている。

 しかし今度中国でバブル経済がはじけたら、50~70%の損失ではすまなくなる。
へたをすれば、3分の1、あるいはそれ以下になる。
私の知人の中には、08年のリーマンショックで、約1億円分の外債を、10分の
1以下にしてしまった人がいる。

 ギリシャのデフォルト(国家破綻)問題は、EUが乗り出し、今のところ平静を
取り戻している。
しかしそれで問題が解決したわけではない。
この先、何が起こるか、だれにもわからない。
どの国が、最初にこけるか、だれにもわからない。
しかし不気味な足音だけは、私にも聞こえる。
それがジワジワと近づきつつある。

NIKKEIのニュースを読んで、私は、それを感じた。
(2010年2月14日朝、記)


Hiroshi Hayashi++++++++Feb.2010+++++++++はやし浩司

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