2010年11月2日火曜日

*Japan and Korea Economic Wars

●今日から11月(2010-11-01)

●読者のみなさん、ありがとう!

BLOGを丸2日、さぼった。
沖縄へ行ってきた。
ホテルでもネットは使えたが、天気予報を見たり、メールを読んだだけ。
で、帰ってきて、昨日の朝、BLOG再開。
それを見て、胸が熱くなった。
つまりBLOGへのアクセス数を見て、胸が熱くなった。

アクセス数が、ほとんど減っていなかった!

これは私の勝手な解釈かもしれない。
しかし読者のみなさんが、毎日、習慣的に私のBLOGへアクセスしてくれて
いる。
私はそう思った。

ありがとう!

・・・ということで、旅の疲れもなんのその。
今朝から再びBLOG再開!

Hiroshi Hayashi+++++Nov.2010+++++はやし浩司

【日韓経済戦争】作られる反日感情(はやし浩司 2010-11-01)

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今度日本が、ベトナムの原子力発電所建設
プロジェクト(第2期事業)で、その
パートナーに内定した。

そのニュースもさることながら、韓国の中央
N報(11月1日)は、つぎのように国内で
報道している。

『…… 日本メディアは「新興国の原発建設に
政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に
対応するため、日本が構成した‘官民合同体’
が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じ
た』(中央N報、11月1日、原文のまま)と。

この中で、「韓国に対応するため」という文言に
注目してほしい。
そこで日本では、どのように報道されているか、
調べてみた。
本当に「韓国」を名指しで、「快挙」と報道して
いる報道機関があったのか。
私もこのニュースは、新聞、ネットで知っていた。
韓国の連合体と競っているいる話は聞いていた。
しかし……?

ともあれ、あちこちのサイトで、このニュース
を調べてみたが、「韓国に対応するため」と書いた
報道機関は、見あたらなかった。

以下、事実だけを並べてみる。
誤解、偏見をなくすため、削除することなく、
全文を転載、並べて比較してみる。

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●韓国中央N報はつぎのように伝えた(11月1日)

*************以下、韓国・中央Nより***************

韓国・フランス・日本が競合するベトナムの原子力発電所建設プロジェクト第2期事業で、日本がパートナーに内定した。

ベトナムのグエン・タン・ズン首相と日本の菅直人首相は31日、ベトナム・ハノイで首脳会談を開き、このように明らかにしたと、日本経済新聞が報じた。同紙は「これは日本が新興国の原発建設を受注した事実上初めてのケースであり、規模は1兆円にのぼる」と伝えた。

ベトナムは2020年代初期までに4基の原発建設を終える予定で、4基の原発のうち第1期事業の2基はすでに年初にロシアが受注している。今回の第2期事業の2基はベトナム南部地域での建設事業で、その間、韓国・フランスのコンソーシアムと日本が激しく競合していた。

日本は原発建設を受注する代わりにベトナム側の港などのインフラ建設に790億円の借款を供与し、原発関連技術の移転を提供することにした。また両国首脳は戦略物資であるレアアース(希土類)の研究および開発も共同で協力することにした。

菅首相は「原発とレアアースの二つの問題について両国がパートナーになったのは真のパートナーシップが始まったという象徴的な意味を持つ」と強調した。

今回のベトナム原発建設プロジェクト第2期事業は、先月22日に官民合同出資で発足した「日本国際原子力開発」を中心に進行された。東芝・三菱重工業・日立製作所が参加している。

日本メディアは「新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応するため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた。

*************以上、韓国・中央Nより***************

***************以下、J-Castより*************

●J-Cast(11-2)

菅直人首相は2010年10月31日、ベトナム・ハノイ市内でグエン・ダン・ズン首相と会談、原子力発電所2基の建設を日本側が受注することが決まった。

ベトナム北西部にあるレアアース(希土類)の開発を共同で進めることにも合意した。菅首相は、港湾建設などに総額790億円の円借款を新たに供与する意向を表明した。

*************以上、J-Castより***************

*************以下、読売新聞より*****************

●読売新聞(10-31)

【ハノイ=宮井寿光、永田毅】菅首相は31日、ベトナムのグエン・タン・ズン首相とハノイ市内の首相府で会談し、両国関係に関する共同声明に署名した。

 ベトナム政府が予定している原子力発電所建設計画について、日本を「協力パートナー」とすることで合意し、日本勢の受注が事実上決まった。日本が新興国で原発建設を受注するのは初めて。

 日本はこれまで、新興国で激化する原発建設の受注競争で相次いで敗北してきたが、今回は官民一体で集中的に受注活動を展開したことが奏功した。

 対象となるのは、南部のニントゥアン省に予定されている第2期工事の原発2基分。ベトナム側は条件として、低金利での優遇貸し付け、最先端技術の利用、廃棄物処理協力などを示し、日本側も応じた。ズン首相は会談で、日本の受注について「政治的、戦略的決断だ」と語った。

 両首相は省エネ家電などの部品に不可欠なレアアース(希土類)についても共同開発で合意した。レアアースの生産量は中国が世界の9割以上を占めるが、輸出制限が世界的に問題となっており、「中国依存」からの脱却を図る狙いがある。

*************以上、読売新聞より*****************

*************以下、NHKサイトより***************

●NHKニュース(10月31日)

ハノイを訪れている菅総理大臣は、31日にベトナムのズン首相と会談し、現地で計画されている原子力発電所の建設を日本の企業に受注させるよう求めるのに対し、ズン首相は日本側の要請に応じることを表明する方向で調整を進めています。

ASEAN=東南アジア諸国連合などとの一連の首脳会議に出席するため、ハノイを訪れている菅総理大臣は、ベトナム訪問の最終日の31日、ズン首相と会談する予定です。この中で菅総理大臣は、ベトナムで計画されている原子力発電所2基の建設事業で、日本企業に受注させるよう要請する方針です。

ベトナムの電力公社は、高い技術力などを評価して日本に発注する方針を固めていましたが、関係者によりますと、ズン首相は菅総理大臣に対し、ベトナム政府として日本側の要請に応じることを表明する方向で調整を進めているということです。

日本政府は、アジアでのインフラビジネスを成長戦略に掲げており、外国企業との競争が激しい原発事業で、今回ベトナムから受注を得る方向となったことで、今後の海外展開の弾みとしたい考えです。

また、菅総理大臣は希少資源の「レアアース」について、中国への過度な依存から脱却するため、日本企業と現地企業が合弁で手がけることが決まっているベトナム北部の鉱山開発について、できるだけ早く生産が始められるよう、協力を求めることにしています。

*************以上、NHKサイトより***************

*************以下、朝日新聞サイトより***************

 【ハノイ=高野弦】ベトナムの最高意思決定機関である共産党の指導部は、同国南東部に建設を予定している原子力発電所について、日本企業に発注する方針を決めた。複数の関係者が明らかにした。正式決定すれば、原発を新たに設置する新興国で、日本が受注する初のケースとなる。

 31日の日越首脳会談で、ズン首相から菅直人首相に発注の意向が伝えられる見通し。
 日本企業への発注方針を決めたのは、南東部ニントアン省の原発2基(出力計200万キロワット)で、2021年の運転開始を目指している。

 ベトナムは2030年までに14基の原発の建設・稼働を計画。このうち具体化しているのはニントアン省の4基で、最初の2基は昨年12月にロシアが受注した。

 インフラ輸出を成長戦略の軸にすえる日本は、残る2基の受注を目指し、今年に入って受注活動を展開。経済産業相らが8月、経済界とともにベトナム入りし、人材育成や資金援助などを提案していた。また、10月には新興国での受注を目指した官民共同出資の「国際原子力開発」を立ち上げていた。

*************以上、朝日新聞サイトより***************

●一事が万事

 中央N報を読んだ韓国の人たちは、どう思うだろうか。
日本があたかも韓国を叩くために、ベトナムでの原子力発電所建設工事を受注したと
解釈するだろう。
「快挙」、つまり「日本人は、韓国に勝ったと喜んでいる」と。

 受注競争の過程では、たびたび韓国の名前が出てきたのは事実。
中央N報にもあるように、韓国は政府と民間が一丸となって受注合戦を繰り広げていた。
で、日本もそれに対抗して、(あくまでも対抗して)、政府が受注合戦に乗り出した。
その結果、日本が受注に成功した。

 が、成功したあとは、どの報道機関も、「韓国」の「カ」の字も書いていない。
が、韓国では、『新興国の原発建設に政府と民間が合同で全力を傾けている韓国に対応するため、日本が構成した‘官民合同体’が成し遂げた初めての快挙」と一斉に報じた』と。

 こうした報道操作は、日常茶飯事。
ことあるごとに国内の反日感情をかきたてている。
しかしこれは天下の報道機関として、あるべき報道姿勢ではない。
中央N報は、日本の報道機関のどれをさして、「一斉に報じた」としているのか。

 一事が万事というか、韓国の新聞を読んでいると、この種の情報操作があまりにも多い。
少し前は、自前で気象衛星をあげたことについて、「これで日本の世話にならなくてすむ」
と。

 今までさんざん日本の世話になっておきながら、この言いぐさはない。
せめて「今まで、ありがとう」の一言くらいは、あって当たり前。

それではいけないということで、あえて今回のニュースを取りあげてみた。

●追記

 対する日本は、どうか?

たまたま同日(11-2)TBS-iニュースは、こんなニュースを報道している。
こちらは、重要なニュースではないので、一部、省略させてもらう。

***********以下、TBSーiニュースより*************

●第二次韓流ブーム

 最近、日本で新たな「韓流ブーム」が社会現象になりつつあります。次々とデビューしてチャート入りを果たす韓国のガールズ・グループ。その背景には、ブームを作り出す、ある壮大な「戦略」がありました。

(中略)
 
 4か国語が飛び交う会見場。1日、韓国・ソウルの外国特派員協会に姿を現したのは、人気ガールズ・グループ「少女時代」です。19歳から21歳までの9人からなる「少女時代」。3年前にデビューし、韓国でトップに登りつめた後、台湾やタイなどのヒットチャートでも1位を獲得。中国でもツアーを行うなど、アジア全域で活躍中です。そして9月、満を持して日本デビュー。第2弾シングルが先週、日本を除くアジアの女性グループとして史上初のチャート1位を記録しました。

 日本の韓流ブームといえば、これまで比較的高い年齢層の女性たちに支えられてきました。この新たな韓流ブームの特徴は、日本の若い女性の心を捉えていることです。美脚が売りの少女時代だけでなく、大人の魅力を強調するグループ「BROWN EYED GIRLS」、ヒップダンスを得意とするグループ「KARA」などが、今年に入って次々と日本デビューを果たしています。

 1日の会見のテーマは彼女たちの世界戦略でした。

(中略)

 周到な準備の下、続々と上陸する韓国のガールズ・グループ。しかしその目は、すでに日本のはるか先を見据えているのかもしれません。(01日22:48)

***********以上、TBSーiニュースより*************

 日本人のノー天気ぶりには、あきれるばかり。
緊張感がまるでない!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 韓国の報道機関による情報操作 反日感情 作られる反日感情)


Hiroshi Hayashi++++Nov. 2010++++++はやし浩司・林浩司

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