2010年11月26日金曜日

*Amazing Grace

●北朝鮮問題(As to North Korea)

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以前、オーストラリアの国防省にいた
KD君より、メールが届いた。
現在の極東情勢を、客観的、かつ正確
に見抜いている。
たいへん興味深い。

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Dear Hiroshi,

Thank you for sending me your article.

原稿を送ってくれて、ありがとう。

North Korea has been planning these sorts of incidents for a long time.
However the USA has been thinking about other things. First they got involved in Iraq and forgot about Asia and then they were worrying about the economic crisis. Now suddenly the USA realizes that the problems in Asia are still there.

北朝鮮は、長い間、この種の事件を計画してきた。
しかしUSAは、ほかのことに気を取られていた。
ひとつはイラク問題。
そのためアジアの問題を忘れていた。
もうひとつは経済危機。
やっと今、USAは、アジアの問題がそこにあることに気がついた。

China does not want Korea to be united. China is happy for North Korea to cause a little bit of trouble. It can use this to bargain with the USA.

中国は、南北朝鮮が統一されることを望んでいない。
中国は、このようなトラブルが起きたことを喜んでいる。
これを利用して、USAとバーゲン(取り引き)をすることができる。

There is no easy solution. As you write, North Korea will self-destruct eventually.

簡単な解決方法はない。
君が書いているように、結果的に、北朝鮮は自己崩壊するだろう。

K,D


Hiroshi Hayashi++++++Nov 2010++++++はやし浩司(林浩司)

【2011年の抱負】

2010年を振り返ってみる。
この1年間を、一歩退いて見直してみる。
するとそこに、私という1人の人間が、
浮かびあがってくる。
そういう自分を改めて、ながめてみる。

何となく生き延びてきた。
しぶとく生き延びてきた。
そんな感じがする。
(少し暗いかな?)

現在(2010年11月末)、私は63歳と1か月。
体のあちこちが、ガタガタしてきた。
同じ姿勢でいると、体がこわばる。
後頭部の神経痛がときどき起こる。
足裏の腱しょう炎が治ったと思ったら、
今度は右肩の腱しょう炎。
これが数か月単位で長引いた。

人というのは、急に死ぬのではない。
もちろんそういう病気もある。
心筋梗塞とか脳梗塞。
そういう病気では、急に死ぬ。
そうでなければ人は、少しずつ「死」に向かって
歩いていく。
つまり健康とは、今までは維持するものだった。
それが今は、健康とは、少しずつ失っていくもの。
この1年間で、それが自分でもよくわかった。

2011年は、そんなわけで、健康との闘いが
テーマになりそう。
失われていく健康を、どう食い止めるか。
・・・というより、ふと油断したようなとき、
病気は、後ろから襲ってくる。
友人のOKさんがそう話してくれた。
OKさんは、現在、血液のがんと闘っている。
私より数歳、若い。

つぎに「流れ」。
連続的な緊張感を、「流れ」という。
東洋医学でも、『流水は腐らず』と教える。
精神も肉体も、流れが止まったとたん、腐り始める。
その「流れ」を、どう維持するか。
連続的な緊張感を、どう維持するか。
具体的には、仕事+活動。
収入を考えた仕事と、まったく収入を考えない活動。
この2つを両立させる。

2010年は、それをうまく両立させることができた。
2011年も、それをつづける。
平たく言えば、「現状維持」。
現状維持ができるだけも、御の字。
そう考えて、それ以上のことは、望まない。
冒険しない。
日々に、平穏を旨とする。

・・・ということで、年齢というのは
私の一側面に過ぎない。
残りの大部分は、2010年のまま。
そう考えて、今までどおり、2011年も
現状維持を第一に考えて、何とか
生き延びてやる。
しぶとく生き延びてやる。
それが2011年の抱負ということになる。


Hiroshi Hayashi++++Nov. 2010++++++はやし浩司・林浩司

●限界

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最近、ときどき限界を強く感ずるようになった。
いくらがんばっても、いくらもがいても、
そこにある壁を破ることができない。
どうしてもできない。

「壁」といっても、「心の壁」。
自分で自分を、うまくコントロールできない。
何ごとも悪いほうへ、悪いほうへと考えてしまう。
つまり落ち込む。
それではいけないと、自分に言って聞かせる。
が、別の「私」がそこにいて、勝手に動き回る。
いじけたり、すねたり、ひがんだり・・・。

そういうときふと弱気になる。
神や仏に、すがりたくなる。
数日前も、『♪Amazing Grace』
(アメージング・グレイス)を口ずさんでいたら、
涙がこぼれた。

私は仏教徒というよりは、キリスト教徒。
できるだけ半々くらいにしたいとは
思うが、どうしてもキリスト教のほうに
傾いてしまう。

クリスマスが近いこともある。
このところ毎日、孫へのプレゼントは
何にしようかと悩んでいる。
そのせいか?
私はそういう点では、単細胞。
単純。
それでキリスト教徒?

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●『Amazing Grace』

 英語の「アメージング・グレイス」をどう訳すか。
かなりの英語力のある人でも、むずかしいのではないか。
直訳すれば「驚きの・優雅さ」となる。
が、もちろんそんな意味ではない。
ヒントは、歌詞の最後にある。
「グレイス、終わりなき愛(Unending Love)」とある。
つまり神の包括的な深い愛、それを「グレイス」という。

 これは私の勝手な解釈によるものなので、「?」に思う人も多いだろう。
しかしそういうふうに解釈すると、「アメージング」の意味もわかってくる。
「突然、私は神の深い愛に触れた」と。
だから歌の題名の「Amazing Grace」を訳すとしたら、
「尊き神の深い愛」でよいのではないか。


Hiroshi Hayashi++++++Nov 2010++++++はやし浩司(林浩司)

【理想的な人間とは】

●義兄の夢

 もうひとつ、最近、突飛もないことを考えるようになった。
きっかけは、義兄だった。
義兄がこう言った。
「ぼくね、浩司さん、宇宙人に会ったら、UFOを一隻もらうんだよ。
それに乗ってね、世界中の人たちに平和を説き、世界中から核兵器をなくすんだよ」と。

 ここでいうUFOには、人知をはるかに超えた、能力と技術が備わっている。
たとえば1000台の戦車も、一瞬にして灰にすることができる。

 私も心のどこかで似たようなことを考えたことはある。
しかしそれを打ち消す負の力のほうが強く、それ以上のことは考えなかった。
が、それを義兄が口にした。
驚いた。
「ぼくも同じようなことを考えたことがあります」と。

 しかし宇宙人がいたとしても、私のような人間など、選ばない。
それこそ『気xxx(=mad man)に刃物』ということになりかねない。
世界をメチャメチャにしてしまうかもしれない。

●人選

 宇宙人がいたとする。
その宇宙人が、1人の人間を選ぶとしたら、どんな人間を選ぶだろうか。
当然、神々しい人間ということになるが、狂信的な意味で、神々しい人
というのは、好ましくない。
毎日、朝晩、「神よ」「神よ」と賛美歌だけを歌っているような人では困る。
つまり崇高な哲学観をもった、現実主義的な人でないと困る。

 となると、大学の研究者かということになるが、そういう人でも、これまた困る。
(現実)との接点が弱い。
最近の研究者と言われる人たちは、細分化され、さらに細分化された世界のみ
で、生きようとしている。
専門家としての立場を守ろうとしている。
小さな、そのまた小さな世界のことはよく知っている。
しかしその世界だけのことしか、知らない。
「研究バカ」(失礼!)という言葉も、そんなところから生まれた。

 となると、人間社会の最下層で、苦労をし尽くした人が好ましい。
が、ここでもまた別の問題が生まれてくる。
苦労したといっても、その一方で、その上に熟成された知性と理性がなければならない。
日々の生活に追われ、「ものを考えるヒマもなかった」というような人では困る。

・・・と考えていくと、候補者がいなくなってしまう。

●理想的な人間

 この問題は、実は、きわめて重要な命題を含んでいる。
「どういう人間を、理想的な人間というか」と。
あるいはあなたなら、つまりあなたが宇宙人なら、どんな人間を、人間の
代表として選ぶだろうか。
選んで、こう命令するだろうか。

「君に、UFOを一機あげる。このUFOを思う存分使って、地球を平和な
惑星にしなさい」と。

 もちろん私なら、(私が選ばれることは、ぜったいにないが)、即座に断わる。
私には、独裁者的な性格が潜んでいる。
自分でも、それがよくわかっている。
つまり危険人物。

もし私が好戦的だったら、そのもてる武器によって、人類を破滅に導く
かもしれない。
核兵器どころの話ではない。
小型のブラックホール爆弾や、反重力爆弾によって、惑星どころか、太陽系全体を
消滅させてしまうことも可能。

 となると、1人のリーダーに任すというよりは、国際連合のような組織に、
任せたほうがよい。
世界中から賢人を集めて、その賢人たちに、意思を決定させる。
その決定に従って、忠実な実行者がUFOを操る。
結局は、そういう方法がベストということになる。

●結論

 結論を先に言えば、人間には、まだその資格はないということ。
「その」というのは、宇宙人がもっているような技術をもち、宇宙へ飛び出すような
資格をいう。
むしろ逆。
私が宇宙人なら、人間が宇宙へ飛び出してくるのを、どんな方法を使ってでも、阻止
する。
人間という生物は、実に、危険極まりない。
今の今ですら、そこらのサルが、ライフル銃を撃つようなことを平気でしている。
そんな生物が宇宙へ飛び出してきたら、この宇宙は、どうなるか。
宇宙人だって、それをよく知っている。
(もし、いれば……の話だが。)

 宇宙開発。
それはそれで結構なことだが、同時に2つのことを私たち人間はしなければならない。

(1)個の哲学の確立。
(2)宇宙開発をコントロールする国際機関の確立。

私「ぼくは権力をもったことがないので、よくわからないのですが、権力には、
恐ろしい魔力がありますよ」
兄「魔力ねえ……」
私「それにとりつかれると、ものの考え方が一変します」
兄「なるほど。それはこわいね」
私「そうなんです。いくら高邁(こうまい)な哲学をもっていたとしても、その魔力
の前では、ひとたまりもない」
兄「やっぱり、やめるかなあ」
私「そうですね。やめたほうがいい」と。

 義兄には言わなかったが、ついでに私はこんなことも考えた。

 逆に、あなたが、サルの惑星かどこかに落とされたことを考えてみればよい。
宇宙のどこかに、サルが支配する惑星があったとする。
あなたは、そこへ落とされた。
二度と、地球へは帰れない。

 そこではあなたは神のような存在になる。
あなたは独裁者として君臨する。
何十億匹ものサルの指導者となる。
が、あなたははたしてそんな世界で、満足感を覚えることができるだろうか。

 私は、「できない」と思う。

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今日(11月26日)も始まった。
がんばろう!

みなさん、おはようございます!


Hiroshi Hayashi++++Nov. 2010++++++はやし浩司・林浩司

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