2011年8月1日月曜日

●今日、あれこれbyはやし浩司

●もうすぐ8月1日(山荘であれこれ・雑感集)

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今、時刻は、午後10時19分。
日曜日の夜だが、山荘へやってきた。
その山荘は、薄いモヤに包まれていた。
森の冷気。
車のドアを開けると同時に、その冷気が
スーッと車の中に入ってきた。
瞬間、遠い昔、伊吹山に登ったときのことを
思い出した。
私が中学3年生のときのことだった。
理由はわからないが、その冷気が、脳のどこかで、
伊吹山とつながった。

「来てよかった」と、そのとき、そう思った。

7月31日。
あと2時間足らずで、8月に入る。

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●迷ったら、両方する

 最近は、こんなことに心がけている。
『迷ったら、両方、する』と。
実は、今朝も迷った。
「運動をしようか、それとも芝生を刈ろうか」と。
で、先に運動。
ウォーキングマシンの上で、30分、軽いジョギング。
一汗かいたあと、今度は庭へ。
刈払機で、庭の芝生を刈った。
また一汗かいた。
運動量は2倍。
体も2倍、軽くなった。

 で、夕食をとったあとも、また迷った。
「教材を作ろうか、それとも山荘へ行こうか」と。
で、先に教材作りをすませ、しばらく間をおいたあと、山荘にやってきた。

 明日は昼までに自宅に帰れば、仕事には間に合う。

●はやし浩司式、ダイエット法(2)

 いろいろなダイエット法を考える。
今回は、称して『水・ダイエット法』。

 これは食事をするとき、食事の量を半分程度に減らしながら、そのつど水を飲む。
つまり空腹感を、水で補う。
もっとも空腹感そのものは、脳の中の視床下部で感知している。
血糖値があがれば、空腹感は消える。
だから水を飲んだからといって、空腹感が消えるわけではない。
しかし胃の膨満感は、食欲中枢を満足させる。
つまり空腹感が消える(?)。

 現象的には、ほぼ正しい。
水を飲んでいると、空腹感が消える。
……ということで、このところ私は食事中、水をたくさん飲む。
1食とるごとに、1リットル程度は飲む。
たとえば回転寿司屋へ行く。
1~2個食べるごとに、お茶か水を飲む。
コップ1杯程度、飲む。
それを繰り返していると、やがてすぐ、空腹感が消える。
消えたところで、食事をやめる。

 だからいつもなら、一食で4~5皿食べているのが、こうすることによって、2~3皿ですむ。
だから『水・ダイエット法』。

 もともと私は水をたくさん飲む。
夏場になると、ときには、1日、3~4リットル(ペットボトル2本分)も飲む。
若いころから、そういう胃袋になっている。
そういう人には、このダイエット法が有効。
ただし「水太り」というのも、あるそうだ。
水を飲んだだけで、太る。

 そのせいかどうかはわからないが、昨日1日だけで、1キロも太ってしまった。
理由は、昨夜その回転寿司屋で、プラス、うどんを一杯食べたこと。
明太子と半熟卵が入っていた。
おいしかった。
それを一杯、食べてしまった。
それで1キロも太ってしまった。

●映画『トランスフォーマー』

 昨夜、映画『トランスフォーマー(3D)』を観てきた。
あらかじめあらすじを読んでいたからよかったようなものの、もし読んでいなかったら、何がなんだか、よくわからない映画になっていたはず。
字幕の日本語も、わかりにくかった。
が、それ以上に動きが激しくて、字幕を読んでいる余裕がなかった。
「すごい映画」という点で、星は4つの、★★★★。

 で、批評。
 善玉のロボットと、悪玉のロボットを、もっとわかりやすくしてほしかった。
たとえば善玉は黄系統、悪玉は赤系統、と。
サッカーにたとえるなら、双方のチームが同じユニフォームを着ているような感じ。
それがたがいに目まぐるしく動き回る。
目が離せなかった。
そういう映画だった。

●平和主義

 宇宙人になるための第一の条件。
それが平和主義。
徹底した平和主義。
人間のように50年に一度、世界戦争を繰り返しているような生物は、ぜったいに宇宙人になれない。
宇宙へ飛び出し、宇宙人になる前に、自滅する。
大量破壊兵器を使って、自滅する。

 それこそ右の頬を打たれたら、左の頬を差し出す。
それくらいの平和主義をもたなければならない。
言い換えると、もし宇宙人が(そこに)いるとするなら、人間とは比較にならないほど平和主義であるはず。
宇宙を自由に行きかう生物である。
もっている兵器も、それに比して強力なもの。
地球など、その気になれば一瞬にして消すこともできる。
そんな生物どうしが戦争をしたら、どうなるか。

 映画『トランスフォーマー』の中に出てくる宇宙生物(機械生物)は、その点、きわめて好戦的かつ暴力的。
もしあんな生物が現実にいたら、あっという間に、自滅する。
つまり映画『トランスフォーマー』は、そういう点で、論理的に矛盾している。
まさに人間の発想に基づく映画ということになる。
言い換えると、人間には、宇宙人になる資格なし。
人間のような生物が宇宙へ飛び出したら、それこそ宇宙は、メチャメチャになってしまう。

●図説『東洋医学・基礎編』

 ワイフは今、『聖書の世界』(G社)という本を読んでいる。
冒頭に「図説」と書いてある。
それを見て、私が書いた『図説・東洋医学・基礎編』(G社)という本を思い出した。
本文中の1ページを除いて、すべて私が書いた。
その1ページには、YD氏という当時の東洋医学会の会長の署名を入れた。
YD氏はその1ページ以外、何も書いていない。
私なりの精一杯の抵抗であった。

 当時の編集長がこう言った。
「君の名前では本は売れない」「これは医学書だ。この本で患者が死んだら、君は責任を取れるか」と。
それでその原稿を、G社に売った。
私はその本では、「企画・構成者」になった。
私には屈辱的な出版方法だった。
そこで10年ほど前、学研に「名誉を挽回してほしい」と、出版管理室に手紙を書いた。
「名誉を挽回して、私を著者にして戻してほしい」と。

 が、簡単に却下されてしまった。
契約書が残っていた。
契約書にはさからえない。
「図説」「G社」という文字を見て、そんなことを思い出した。

 しかし、言うなれば、これも今でいう(ヤラセ)。
(インチキ)。
が、30年前の当時は、そういう形で本を出すのが、一般的だった。
無名の著者が、有名な(=権威者)の名前を借りて本を出す。
G社は、私もその1人と誤解した。

●『目で見る漢方診断』(飛鳥新社)
 
 が、元原稿は残っていた。
そこで私は、さらに5年ほどかけ、新しい本を書いた。
それが『目で見る漢方診断』である。
『磯野家の謎』という本で大ヒットを飛ばした、あの飛鳥新社。
あの飛鳥新社で出してもらった。

 が、現実はきびしかった。
やはり私の名前では売れなかった。
当初、数週間は、飛ぶように売れたが、そこでストップ。
そのまま廃刊に。

 が、それから25年。
今でもその本は、中古本の世界で、7000円前後(アマゾンCOMほか)で、売買されている。
現在、その本は、全ページ、HPのほうに収録してある。
興味のある人は、ぜひ見てほしい。
黄帝内経・素問・霊枢に忠実に準拠した。
漢方のバイブルと呼ばれている本である。

 言い忘れたが、『目で見る漢方診断』が廃刊になるのを見届けて、私は東洋医学の世界から足を洗った。
数冊の本を残して、書籍、資料、すべて処分した。

●思い出こそ、真の財産

 処分したといえば、最近、アルバムの整理をしている。
昨夜も2冊、整理した。
これにはひとつ、理由がある。

 私の父は、63歳のとき、他界している。
現在、私もその63歳。
「ああ、親父が死んだ年齢になったんだな」と、思う。
このところ、よくそう思う。
だからというわけでもないが、このところ身辺の整理を始めるようになった。
アルバムの整理もそのひとつ。

 大切な写真は、スキャナーで読み込み、動画化(スライド化)している。
それ以外は、……長男がほしいと言ったので、長男に渡した。
残った写真は、近く二男に送るつもり。
が、これにも私なりの理由がある。

 2年前、実家を売却した。
そのときのこと。
母はモノを大切にした人だった。
戦中派の人間は、共通して、みな、そうだ。
そのほとんどは、姉が持ち去っていたが、それでもかなりのモノが、残っていた。
私はアルバム類をのぞいて、それらをすべて近所の人たちに分け与えた。
道路沿いに並べ、「ご自由にお持ち帰りください」と張り紙をしたら、午前中までに、ほとんどのモノが、消えた。

 モノはモノ。
しかしアルバムは、モノではない。
だから今、私はアルバムの整理をしている。
思い出こそ、真の財産。

●老後準備から死後準備

 老後準備は、自分でする。
今ではそれは常識。
が、さらに一歩進んで、死後準備。
死後の準備も自分でする。
そういう時代になりつつある。

 孤独死、無縁死は当たり前。
葬儀をしないで、直接火葬するケースもふえてきている。
東京都では、約30%が、直葬という。
さらに家族がいても、葬儀費用が負担できず、直葬にするケースも多いという。
家族を責めてはいけない。
それまでの介護がある。
私の住む地域(浜松市)でも、こう言う。
「親の介護も2年つづくと、兄弟姉妹もバラバラ」と。
遺産相続問題がからむと、さらにバラバラ。

 前にも書いたが、今では、本来相続権のない孫が、親をたきつけて、親の実家に対して財産分与を求める裁判もふえている。
まだある。
今は、親が子を勘当する時代ではない。
子の方が、親との縁切りを宣言する。

 つまりこうなってくると、私たちは私たちで、自分の老後を考え、死後を考える。
その準備をする。
……するしかない。
私のいとこの中には、死に装束すら、すでに自分で用意している人がいる!

●居直り

 が、嘆くことはない。
今回の3・11大震災で、2万5000人もの人たちが亡くなった。
それを知ったとき、私は命のはかなさを、改めて思い知らされた。
かくも多くの、しかも罪のない子どもたちまで、一瞬にして、命を落とした。
そういう人たちがいることを知ると、では、「死」とは何かと、そこまで考えてしまう。
孤独死?
無縁死?
中には、家族全体で亡くなってしまった人たちもいる。
葬儀どころか、遺体もない。

 言い換えると、もともと私たちの「命」というのは、そういうもの。
そう考えれば、ずっと気が楽になる。
何を隠そう。
この私だって、孤独死どころか、無縁死するのは、100%、確実。
私の死を悲しんでくれる人すら、いないだろう。
だったら、ここは居直って生きていくしかない。
わかりやすく言えば、今日は今日。
明日は明日。
今日、できることを懸命にしておけば、明日は確実にやってくる。
それ以上、何を望むのか。
望めるのか。
人間だけが特別と思うこと自体、まちがっている。

 ありとあらゆる生物は、人知れず生まれ、人知れず死んでいく。
孤独死、無縁死、当たり前。
そのまま消えていく。
人間も、その一部に過ぎない。
 
●8月1日

 朝はヒグラシの声で目が覚めた。
しばらく耳を澄ましていると、隣でワイフがモゾモゾと動いた。
「ほら!」と声をかけると、「うん」と。

 で、それからまたひと眠り。
が、今度はトンビの声と、リスの声で目が覚めた。
トンビがピーヒョロ、ピーヒョロと鳴きながら、空を飛ぶ。
その間中、カン、カンとリスがなく。
きっとトンビがリスを捕まえたのだろう。
トンビの声は、勝ちどきを祝う、喜びの声。
リスの声は、あわれ、断末魔の叫び声。

 今は、ウグイスが鳴いている。
一見のどかな世界に見えるが、自然界ではきびしい闘いがつづいている。
ウグイスにしても、あれは縄張りを主張するために鳴いている。
けっして人間を楽しませるために鳴いているのではない。

●寒い

 山荘の朝は、寒い。
今朝もふとんをかぶって寝た。
が、それでも寒かった。

 人間というのは勝手な動物だ。
自然をさんざん破壊しておきながら、今度は「暑い」という。
暑いから、エアコンを使う。
エアコンを使うから、電力不足。
それを補うために、つぎに原子力発電所?

 その結果が今。
福島第一原発事故は、「安定している」という。
が、これはとんでもないウソ。
すでにチェルノブイリ事故の約半分程度の放射性物質が飛び散っている。
「被害」が現れてくるのは、これから。
徐々に徐々に、少しずつ。
体をむしばむガン細胞のように、やがて人体に影響が及んでくる。
汚染牛問題など、その序章にすぎない。

 が、森が残っていれば、こんなにも過ごしやすい。
山荘に住んで20年になる。
が、クーラーが必要と感じたことは、一度もない。
どこかで基本的な考え方を改めないと、地球は本当に火星のようになってしまう。

●世界情勢

 ネットでニュースを読む。
まあ、一言で言えば、世界情勢もメチャメチャ。
それもそのはず。
人口だけは、増えつづける。
70億人を突破した。
が、食糧は減ってきている。
穀物価格だけを見ても、この4、5年、2~3倍に高騰している。

 そこでわかりやすく言えば、世界中が自国通貨を、印刷しまくっている。
日本など、まだおとなしいほう。
その結果、世界中が、お金(マネー)でジャブジャブ。
ジャブジャブの大洪水。
通貨そのものが、信認を失ってしまった。

 こんな時代に、世界大恐慌を予想しない経済学者はいない。
いたら、アホかバカ。
その第1波が、アメリカドルの「債務上限問題」。
土壇場の今日、何らかの決着が図られるはず。
しかしそれで問題が解決するわけではない。
先送りになるだけ。

 即、EU(ギリシア、スペイン)が待っている。
そのあとを、この日本が追いかけている。
中国も、あぶない。
中東も、あぶない。

 が、それとてすでに既定事実。
世界中がメチャメチャになったあと、日本はどう立ち上がるか。
立ち上がれるか。
それを日本は、国家戦略のひとつとして考える段階に入っている。

●帰り支度

 時刻は午前7時。
ワイフが帰り支度を始めている。
が、こうなると、落ち着いて文など、書いていられない。
私も支度をしなければならない。

 ……帰る前に、やるべきことがいくつか、ある。
小屋の下に、タヌキかハクビシンが住んでいる。
イタチかもしれない。
何度穴を埋めても、つぎに来ると、大きく掘り返してある。
だからイタチごっこ?

 今、どうしようかと、思案中。
どうしようか?
コンクリートのブロックで、小屋の縁の下を囲んでみよう。

はやし浩司 2011-08-01


Hiroshi Hayashi+++++++August 2011++++++はやし浩司・林浩司





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