2011年4月18日月曜日

*Can Japan cintinue to exist?

●【今は、国家、危急存亡のとき】4月18日(月曜日)

国家の非常事態vs街頭の募金活動

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今朝は、午前8時起き。
睡眠時間帯が、やっと平常に戻った。

起きてから、すぐ運動。
ウォーキングマシンにスイッチを入れる。
歩く。
走る。
20分も運動をしていると、もう朝食。
パンができあがった。

香ばしいにおい。
それにつられて、運動は中止。
パンをつまむ。
食べる。

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●街頭の募金活動

 昨日(4月17日)、駅前を歩くと、いくつかの団体が募金活動をしていた。
小学生や中学生たちが、甲高い声を張り上げていた。
それぞれのグループがひとつの集団をつくり、それがズラリと並んでいた。
が、私はあえてそれを避けて、そうした人たちの背側を歩いた。
もちろん募金は、しなかった。
いつもなら、何も考えず、小銭を入れている私だが、今回はしなかった。
……できなかった。
どうしてだろう?
どうして募金をしなかったのだろう?
……できなかったのだろう?
 
 私の心がゆがんでいるため……?
私が偏屈なため……?

最初、私は、そう考えた。
しかし本音を言えば、自分の心の重さを、そういう形で、ごまかしたくなかった。
「そんな問題でもないのだがなあ」と。

気持ちはよく理解できる。
わかる。
が、今回は規模がちがう。
言うなれば、今は、国家の非常事態。
緊急事態。
今は、日本という「国」の、危急存亡のとき。

災害の規模も大きいが、その分だけ苦しみの規模も大きい。
募金程度のお金で、どうこうなるような問題ではない。
それに向かうべき、方向がちがう。
あえて言うなら、国家予算を組み直す。
地方交付税を、抜本的な部分から見直す。
そういう話なら、わかる。

 たとえば公務員給料の2割削減は当然。
それに並行して、公務員年金も2割削減。
無駄な道路工事を繰り返すお金があったら、それを削減する。
たとえば東北地方以外の公共事業を、すべて停止する。
それくらいの覚悟をもつ。

つまりそうところから出てきたお金を、東北地方の復旧資金に充てる。
そういう運動なら、私も迷わず署名しただろう。
募金が必要なら、募金もしただろう。

 事情も知らず、中学生や高校生が、(そう言えば、小学生もいた)、声を張り上げて、
「お願いします!」と。
それに明日は我が身。
原子炉が爆発……ということにでもなれば、この浜松市だってあぶない。

 ……が、今でも、自分がよく理解できない。
どうして募金しなかったのだろう?
かばんの中には、小銭があった。
1000円札もあった。
しかし、しなかった。

 そう言えば、あの「ありがとうございま~す」という言葉が、癇(かん)に障った(?)。
だれかが募金すると、同じように甲高い声で、「ありがとうございま~す」と。
が、どうして「ありがとうございま~す」なのか。
だれがだれに対して、「ありがとう」なのか?
その声が大きければ大きいほど、募金をしない私が責められているようにも感じた。
だからよけいに意地になって……。

 私は募金しなかった。

 ……募金活動をする人たちの気持ちもよく理解できる。
いたたまれない気持ちで、それをしているのだろう。
私とて、今何か、自分の心をまぎらわす方法があれば、それをしたい。
この重苦しい心から解放されたい。
が、その方法が見つからないから、苦しんでいる。

 ……つまり私はまだ、あのショック状態から抜け出ていない。
心がゆがんでいる。
どうも、そういうことらしい。

(付記)

●日本は貧しくなる?

 民主党の岡田幹事長は、消費税の5%上乗せのほか、国債の増発、法人税の引き上げ
などを模索しているという(4月17日)。

 しかし今ここで、こんな増税をしたら、日本経済はさらに萎縮してしまう。
へたをすれば、国家経済が、破綻(債務超過)してしまう。
もし国債の買い手がみつからなかったら、そのとき政府はどうするつもりなのか。
そこに待っているのは、デフォルトだぞ!
国家破綻だぞ!

今回の震災がなくても、(あるいはその直前でも)、日本は薄氷を踏むような経済運営を
強いられていた。
いくら非常事態でも、これでは向かうべき方向性がちがう。
まず無駄な予算を削り、それで浮いた予算を、復旧資金に充てる。
大ナタを振るうべきところでは、思い切って大ナタを振るう。

 繰り返すが、今は、国家の非常事態。
産経新聞「日曜経済講座」も、こう書いている。

『……東日本大震災は1次的には自然災害で、2次的には無能なリーダーによる人的災害
なのだが、第3次も起きかけている。
政策災害である。

起因は福島原発対応と同じく、「非常事態」という認識の欠如である。
菅直人首相、谷垣禎一自民党総裁、日本経団連の首脳は、平時の感覚でしか復興政策を考
えないように思える。

産経新聞3月31日付朝刊によれば、L・サマーズ前米国家経済会議委員長は「日本は貧
しくなるでしょう」と言い放ったが、長年対日経済交渉に携わった同氏は日本迷走を見抜
いているのだろう』(以上、産経新聞より)と。

2011/04/18


Hiroshi Hayashi+++++++April. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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