2011年11月22日火曜日

*Diary (Nov. 22nd 2011)

●寒い! (はやし浩司 2011-11-22)

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時計は見なかった。
午前4時半ごろだった。
顔に肌を刺すような冷気を感じ、そのまままたふとんの中へ。

昨夜遅く、30分ほど、自転車で走った。
そのときも寒かった。
が、今朝は一段と冷えていた。
(現在時刻は5:53AM。
デスクの上の気温は、11・9度。)

枕元にあったパソコンをネットにつなぐ。
欧米の経済動向を探る。
そのままふとんの中で30分ほど、過ごす。

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●無私無欲

 昨日は2つのテーマについて考えた。
ひとつは、「貪欲」について。
もうひとつは、「弱者の論理(貧者の論理)」について。

 楽しかった。

 書いている間、オーストラリアの友人からメールが入った。
「時には休息も必要だから、休息をとれ」と。
「休息は、土への肥料のようなもの」とも。
オーストラリア人らしい言い方である。
つまり休息をとることによって、それが心の肥料になる、と。

 が、どうか誤解しないでほしい。
私はこうしてものを考えているときが、いちばん楽しい。
無私、無欲で書いているから、なお楽しい。
苦しいときもあるが、それを乗り越えたとき、その苦しみが大きな喜びに変わる。

 つまり休息のとり方は、人それぞれ。
問題は、そのあと。
その休息を、そのあと何のために使うか。

●……だから、それがどうしたの?

 イギリスの格言に、『休息を求めて、疲れる』というのがある。
愚かな生き方の代名詞のようにもなっている格言である。
つまり「いつか楽になろう、楽になろうとがんばってきた。
で、やっと楽になったと思ったら、疲れてしまって、何もできない」と。

 が、この格言を反対から読むと、こうなる。

『楽にはなった。しかし気がついてみたら、何もやることがない』と。
これも愚かな生き方ということになる。
だから私はいつも自分にこう問いかける。
「……だから、それがどうしたの?」と。

 たとえば休暇になった。
気分を休めた。
羽を伸ばした。
……だから、それがどうしたの?、と。

 ただ休息のための休息であるなら、意味はない。
時間の無駄という。

●誤解

 オーストラリアの友人は、もうひとつ誤解していることがある。
ものを書くというのは、運動技術に似ている。
たとえば1週間でも、ものを書かないでいると、そのあと調子を戻すのに苦労する。
もしそれが1か月にでもなったら、さらにそうで、考えそのものが、まとまらなくなる。

 毎日書いているから、ものを書くことができる。

 ……と書くと、「何を偉そうに!」と思う人がいるかもしれない。
「いっぱしの作家気取りで、何を言うか!」と。

 もちろん私は作家ではない。
無名。
ベストセラーとなった本は、1冊しかない。
あとはよくて2、3刷で絶版。
ほとんどの本は、初版だけで、絶版。
皮肉なことに、若いころゴーストライターとして書いた本のほうが、今でもよく売れている。
が、支持者がいないわけではない。
HPやBLOGへのアクセス数は、月間、50万件以上を記録している。
もちろんみながみな、好意的というわけではない。
それはわかっているが、しかしその「数」こそが、私を支えていてくれる。
私はそうした人たちの期待を裏切ることができない。

●実験
 
 さらに一言。
私はときどき、こう思う。
「私は今、おもしろい実験をしている」と。

 実験というのは、こうしてものを書くことが、どういう意味をもつのか、それを知ることをいう。
まったく意味のないことをしているのか。
そいれとも意味のあることをしているのか。

 ネットに乗せた原稿だけでも、すでに20万枚を超えている。
(40字x36行を、1枚とする。) 
あるいはそれ以上かもしれない。

 こうして書いた原稿は、10年後にはどうなっているか。
20年後にはどうなっているか。
今年は2011年だから、もし興味のある人は、10年後でもよい。
20年後でもよい。
そのころ気がついた人がいたら、はやし浩司の原稿がどうなっているか、一度、チェックしてみてほしい。
それが今、私がしている実験の結果ということになる。

●田丸謙二先生から

 同じころ、田丸謙二先生からメールが届いた。
先週の月曜日、体の調子を悪くし、先週の土曜日、退院したとか。
田丸謙二先生は、すでに歴史上の人物になっている。
この先、何十万、何百万の人たちが、田丸謙二先生の名を口にすることになる。

●悲観的な見方

 話は変わる。
こういう時期だから、どうしても経済の話になる。

 で、いろいろな見方があるだろう。
悲観論、楽観論……。
しかし現在のEUは、ソ連崩壊のあのときの状況に似ている。
かなり悲観的な見方だが、大きな流れは、まっすぐその方向に向かって進んでいる。

 で、現在、民主党主導による「仕分け作業」がつづいている。
しかし今は、そんなばあいではない。
そんなことをしているばあいではない。
このまま進めば、日本という国家すら危うくなる。
破産するかもしれない。

 たとえて言うなら、原子力発電所が爆発するかもしれないときに、節電を呼びかけているようなもの。
日本が今すべきことは、そこにある巨大な危機を、どう回避するかということ。
そのあと日本をどう再生させるかということ。
「仕分け」などという手ぬるい手法では意味がない。
一刀両断に国家予算を緊縮する。

まず手をつけるべきは、公務員の人件費の削減。
不要な箱物行政の縮減。
そういうこともさておいて、何が年金制度の改革だ!
消費税の税率アップだ!
「危機」を先取りしながら、その準備をする。
今の日本人に欠けるのは、その危機意識。

 今、世界で何が起こりつつあるか。
永田町の政治家たちには、それが見えないらしい。

●基軸通貨

 結局は、アメリカのひとり勝ちになるのか。
すでにユーロからドルへ、再び基軸通貨の動きが、加速し始めている。
つまり再び、ドルが世界の基軸通貨になるということ。
(今でもそうだが……。)

 何だかんだといっても、アメリカは強い。
強大な軍事力を擁している。
資源もある。
農産物もある。

 EU危機を巧みに利用しながら、「肉を切らせ、相手の骨を切る」という戦術に出ている。
したたかなアメリカ。

 『ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのストラテジスト、ブライアン・キム氏(コネティカット州スタンフォード在勤)は、「米国の格付けが再び引き下げられるのかどうか、市場は見極めようとしている」と指摘。
「リスクを回避し、ドルを選好する傾向になっている」と述べた』(Bloomberg)と。

●ドジのドジ、大ドジのバカ

 ドジといえば、この事件。

『……衆参両院のコンピューターシステムがサイバー攻撃を受けた問題で、参議院は21日、一部のサーバーがウイルスに感染し、すべての国会議員のIDやパスワードが流出した可能性があると発表しました』(TBSーi・11/22)と。

 開いた口が塞がらないというか、バカげているというか……?
「すべての国会議員のIDやパスワードが流出した」という部分が恐ろしい。

その深刻さが、国会議員たちには、わかっているのだろうか。
日本の国家機密が、そのままどこかの国へ、筒抜けになっていた。
無知な議員が、どこかのファイルを開いてしまったのだろう。
改めて国会議員の知的レベルの低さに驚く。

●11月22日

 ……ということで、今日も激動の1日になりそう。
私の予想では、今日も300円前後、株価(日経平均)は下がるはず。
証券株と銀行株を注視!

++++++++++++++++++はやし浩司

【BW教室より・カタカナ(年中児)の学習】

満4・5歳(4歳6か月)を境に、幼児は急に文字に興味をもち、自らそれを学ぼうとします。この時期をうまくとらえ、指導もしくは種まきをしておくと、子どもは自然な形で(=無理をしなくても)、文字を覚えてしまいます。「文字は楽しい」という印象作りを大切に! そういう目的をもって、今日のレッスンを進めました。

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Hiroshi Hayashi++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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