2010年7月23日金曜日

*The Disease comes from behind of you

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   10年 7月 23日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●病気は、うしろからやってくる

++++++++++++++++++

病気は、前からやってこない。
うしろからやってくる。
うしろから、ある日突然やってきて、
あなたの肩を叩く。

先日、Oさん(60歳、現在
血液のがんで闘病中)が、そう
教えてくれた。

++++++++++++++++++

●無理

 昨日は、忙しかった。
目が回るほど、忙しかった。
で、そのままの状態で、K町まで。
K町で講演をした。

調子はよくなかった。
ときどき自分で話していることが、宙を舞った。
口だけが勝手に動くという状態になった。

で、そのまま浜松へ戻ってきた。
2つの教室をこなした。
が、2つとも、親たちが参観に来ていた。

●参観

 慣れたとはいえ、参観レッスンは、疲れる。
親の視線を感ずるから、疲れるのではない。
子どもたちの、(でき・ふでき)を隠すために、神経をすり減らす。
小さな教室である。
子どもたちの、(でき・ふでき)が、そのまま親たちにわかってしまう。
つまりプライバシーが、筒抜けになってしまう。
それが神経をすり減らす。

 中には、参観レッスンがいやで、教室への入会を断わってきたり、
またやめていく親もいる。
ふつうは、こうした学習性の強い教室では、親の参観を許可していない。
とくに幼児教室はそうで、参観を許している教室は、私が知るかぎり、ない。
ここにも書いたように、子どものプライバシーが守れない。
親たちは、いつも他人の子どもと比較しながら、自分の子どもを見る。
「あの子はできる」「この子はできない」と。

●夕食

 遅い夕食を、ワイフと食べた。
レストランで食べた。
本来なら、そのころ、睡魔が襲ってくるはず。
事実、講演からの帰りの電車の中では、眠っていた。
が、そのレストランで、濃いお茶を、2杯飲んだのがよくなかった。
睡魔を押し殺し、脳みそが覚醒状態になってしまった。

 その状態は、夜10時ごろまでつづいた。
私は、日本対デンマーク戦の録画放送を観ていた。
W杯で、日本は、そのデンマーク戦に、3対1で勝った。
やや興奮した。

 で、そのとき古い印刷機が気になった。
重さが30~40キロもある大型のものである。
その印刷機を現在、解体している。

●虚血性難聴

 ワイフに、「解体しようか?」と声をかけた。
ワイフは、さっそくドライバーをさがし始めた。
そのときのこと。
今の座卓から立ち上がったとたん、軽いめまいがした。
同時に、耳がポンと塞がったような感じになった。
自分でもそれがわかったとたん、耳が聞こえなくなった。

 ぞっとするような恐怖感と不安感。
その2つが同時に、私を襲った。
「耳が聞こえない……」と言うと、ワイフの顔からも血の気が引いていくのが、
わかった。
私は左耳の聴力を失っている。
突発性難聴というのになって、もう20年以上になる。
もし右耳が……。
その右耳が、聞こえなかった。

●薬

 印刷機の解体は、ネジを10本ほど抜いたところで、やめた。
やめて居間へ行き、耳鼻科で以前くれた薬をのんだ。
血流促進剤と神経増進剤。
風邪かもしれないということで、葛根湯とビタミンC(アスコルビン酸の粉末)も、
たてつづけにのんだ。

 そのまますぐ布団の中に。
扇風機の風が、かえって不愉快。
扇風機を止めた。
止めて、枕元にあった、精神安定剤と睡眠促進剤をのんだ。
不安感と動悸
眠れそうになかった。

 ワイフは、私をやさしく抱いてくれた。
こう言った。
「私があなたの代わりに耳になってあげるから……」と。
私はワイフの胸に顔を埋めた。
うれしかった。
涙が一筋、流れた。

●音

 このところ、講演つづきで、あちこちを回っている。
つづく翌日、つまり今日も、愛知県のC市で、講演をすることになっている。
朝、起きたとき、まず自分の声を出してみた。
つづいて掛け時計の音に、耳を澄ましてみた。

 聞こえた!
 うれしかった!

 そう言えば、義兄もこのところ、ときどき視野が消えてしまうことがあるという。
突然、目が見えなくなるという。
義兄は、今年77歳。
軽い脳梗塞も経験している。
「一過性……」とか、「虚血性……」とか言っていた。
目と耳のちがい。
症状からすると、よく似ている。
私のも、一過性の虚血性難聴だったかもしれない。
そんな病名があるのかあと考えているうちに、眠ってしまった。

 そう、昨日は、忙しかった。
忙しいだけならともかくも、神経をつかった。
ストレスも重なった。
それが災いした(?)。

●病気はうしろから

 「病気は、前からやってこない。
うしろからやってくる。
うしろからある日突然やってきて、あなたの肩を叩く」と。

先日、Oさん(60歳、現在血液のがんで闘病中)が、そう教えてくれた。
そう、まさにそのとおり。

 前からやってくれば、それを避けることもできる。
が、うしろから襲われたら、避けようがない。
つまりこの問題は、「油断」の問題。
これからは、その油断ができない。
無茶ができない。

 よい経験をしたとは思わない。
しかしこれからは、そういう「敵」にも、注意しなければならない。

 「こうして人は、少しずつ、死に向かって行くんだね」とワイフに話した。
ワイフは、黙ったまま、私を胸に抱いてくれた。
その温もりが、今も私の体を包んでいる。

 今日は、注意しよう。
無理をしないでおこう。

 ……これからC市まで行ってくる。
時刻は、朝、6時半。
幸い、冷気を感ずるほど、今朝は涼しい。
これなら何とか、今日は、やりこなせそう……。

 みなさん、おはようございます。
どうか、お体を大切に!

2010年6月26日

(父母の方へ)

 これからは、待合い的な参観は、できるだけ、お断りすることにしました。
お子さんに何か問題があって、その問題を解決するための参観は、よいのですが、
そうでない参観……つまりここでいう「待合い的な参観」については、お断り
することにしました。

 レッスンの様子は、YOUTUBEで公開しています。
どうかそちらのほうで、ご覧になってください。
とうとうというか、ついに、私も、無理ができない年齢になってしまいました。
よろしくご理解ください。

はやし浩司

Hiroshi Hayashi+教育評論++June.2010++幼児教育+はやし浩司

●腐る心(Rotten Mind)

++++++++++++++

平凡は美徳だが、平凡が
よどむと、心が腐る。
腐って、平常心や常識を見失う。
偏(かたよ)った、ものの考え方を
するようになる。
ひどいばあいには、何かの
精神病を病むこともある。 

それを防ぐには、社会や人との
かかわりを切らないこと。
生活に緊張感をもちこみ、
適度なストレスを楽しむこと。

++++++++++++++

●環境と心

 若いころ、オーストラリアの大牧場に住んでいるような知人が、
うつ病になったと聞いた。
私はそれを知って、心底、驚いた。
「ああした大平原に住んでいるような人が、どうして?」と。

 最近でも、オーストラリアの友人がこう話してくれた。
「今、牧場主の自殺がふえている」と。
これについても、「どうして?」と考えたところで、思考が停止して
しまう。

 都会の雑踏の中に住んでいる人が、心を病んだり、自殺に追い込まれる
という話なら、まだ理解できる。
常識的に考えても、そのほうが、筋道が立つ。
しかし実際には、……というより、環境とその人の心の問題とは、
関係ない。

●内発的ストレス

 ストレスにも、2種類ある。
外圧的ストレスと、内発的ストレスである。
(ふつうは、善玉ストレスと、悪玉ストレスに分ける。
私は、外圧的ストレスと、内発的ストレスに分ける。)

 外圧的ストレスというのは、たとえば仕事などに追われる
ことによって、外の世界から自分に加えられるストレスをいう。
これに対して内発的ストレスというのは、心に何か問題があって、
心の内部から発せられるストレスをいう。
たとえば「こだわり」。

 こだわりが強くなると、ささいな問題を気にして、悶々とそれについて
悩んだりする。
それがストレッサーとなって、その人を内側から、苦しめる。
取り越し苦労や、ヌカ喜び。
それを繰り返しながら、徐々に、心が腐っていく。

要は心の持ち方しだいということになる。
が、それをうまく処理できれば、それでよし。
そうでなければ、いくらすばらしい環境に身を置いていても、うつ病に
なる。
なる人は、なる。

●老後

 たいへんよく誤解されるが、年金生活は、けっして理想の生活ではない。
「悠々自適の年金生活」という言葉も、よく聞く。
「老後は、孫のめんどうと、庭いじり」と。
しかし「遊べ」「遊べ」と言われても、そう遊べるものではない。
私の年齢になると、遊べば遊ぶほど、そのあとに空しさが残る。
「だからそれがどうしたの?」と。

 そこで適度な緊張感ということになる。
そういう意味では、善玉ストレスは、生活に緊張感を与える。
が、その緊張感こそが、重要。
人間の心は、ゴムのようなもの。
一度緩(ゆる)んでしまうと、元に戻すのは、たいへん難しい。
若いころなら、気力で、元に戻すことができるが、歳を取ると、
それがむずかしい。
元に戻そうとする気力そのものが、弱る。

 実際、定年退職後、ほんの半年~1年、ブランクができただけで、
仕事に復帰できないまま、一生を終える少なくない。

●非常識

 で、心が腐ると、~~病という病名こそつかなくても、とんでもない
ことをし始める。
そういう人は、少なくない。
ある男性(75歳)くらいは、隣の家に放火するようなことまでしている。
もっとも本気で放火したというよりは、放火したところで、あわてて火を
消した。

 あるいはパチンコを買ってきて、近所の家の窓ガラスに穴をあけた
男性(80歳くらい)もいた。
で、その男性のばあい、自分が疑われるのを避けるため、自分の家の
窓ガラスにも、穴をあけた。

 さらに陰湿なことをする男性(75歳くらい)もいた。
その男性は、自宅の裏で、マムシを飼っていた。
古いバスタブをどこかでもらってきて、その中で飼っていた。
餌は生きたカエル。
そのため、その近所では、ときどきマムシが出る。
開けた団地で、水気のほとんどないところである。
その近所の人たちは、その男性がマムシをばらまいているらしいと
うわさしている。

 そういうことが平気でできる人のことを、「心の腐った人」という。

●粗大ゴミ

 退職というのは、読んで字のごとく、「仕事から退く」ことをいう。
が、仕事というより、中身。
つまり「生きがい」。
その「生きがい」から遠ざかる。

しかしその時点で、退職の仕方をまちがえると、そのまま心を腐らせて
しまう。
本人はそれでよいとしても、それによって、周囲の人たちが、迷惑する。
ある妻は、こう言った。

「夫が退職してからというもの、私は毎日、家を出ています」と。
夫とは、いっしょに暮らせないということらしい。
「夫は、毎日、家の中でゴロゴロしています。
そんな夫を見ていると、息が詰まります」と。

 粗大ごみとなるか。
粗大ごみとなって、家族に疎(うと)んじられるか。
それでもよければ、話は別。
しかしそれによって本当につらい思いをするのは、本人。

●私のばあい

 私のばあいも、正月など、10日間も休みがつづいたりすると、
心が腐っていくのが、自分でもよくわかる。
あるいは休みが終わって、仕事に復帰するとき、心を調整するのに、
かなり苦労する。
もちろん体も鈍(なま)る。
いつもなら自転車でスイスイと登れる坂も、登れなくなったりする。
文章にしても、1週間も書かないでいたりすると、勘が鈍ってしまう。
だからいつもこう思う。
「休みは、2日でじゅうぶん」と。

 それに一日中、ワイフと顔をつきあわせていると、ささいなことで
口論になったりする。
ワイフにしても、そういう私を、疎ましく思うかもしれない。

●流水は腐らず

 心は、言うなれば、流れる水のようなもの。
東洋医学でも、『流水は腐らず』という。
これは肉体の健康法を言ったものだが、心の健康法としても、正しい。
(東洋医学では、肉体の健康と心の健康を区別しない。
両者は一体したものと、とらえる。)

 そこで重要なことは、どう生活の中で、その「流水」を作るかという
こと。
それが冒頭に書いた、社会や人とのかかわりを切らないこと、
生活に緊張感をもちこみ、適度なストレスを楽しむことということになる。

●幼児との接触

 実は、心を腐らせないための、もうひとつの方法がある。
たぶんに手前味噌的で申し訳ないが、幼児と接すること。
幼児のもつ、あの純粋なエネルギーに接すること。
このことは、自分の心が腐り始めたとき、幼児に接してみると、
よくわかる。
幼児に接したとたん、不純物がそのままきれいに洗い流されてしまう。
私はそういう経験を、毎日のようにしている。
(だからといって、私が純粋というわけではないが……。)

 一方、おとなの世界にはおとなの世界独特の腐臭が漂っている。
その世界だけにいる人には、それがわからないかもしれない。
「腐臭」である。

 もう10年ほど前のことだが、山荘の隣に住んでいる女性(当時
50歳くらい)が、こう言った。
そのとき何かの用事で、浜松市内のホテルに泊まったらしい。
それについて、「臭くて、眠れませんでした」と。

 町には町の独特の「臭い」があるらしい。
それが臭くて、眠れなかった、と。
つまり私には、その「腐臭」がわかる。
が、わからない人には、それがわからない。

●今日も始まった(2010年6月27日)

 心も腐る。
野菜や果物のように、腐る。
腐って、腐臭を放つようになる。
心というのは、そういうもの。
またそういう前提で、心を考える。

 それを防ぐためには、キリスト教徒や仏教徒の人たちがしているように、
教会や勤行に通うという方法もある。
しかしそれ以上に大切なことは、やはり「日々の精進」あるのみ。
いつも前向きに、チャレンジしていく。
つまり自分自身を、「流れ」の中に置く。
健康法と同じで、立ち止まったとたん、そこを頂点に、あとは下り坂に向かう。

 ……ということで、今日も始まった。
で、とりあえず、すべきこと。

(1)マガジン7月号の発行(13回分)。
(2)総原稿集の編集。
(3)インターネットストーレッジへのUPLOAD。
(4)7月号のマガジンを、同じく、インターネットストーレッジにUPLOAD。

 午後からは、山荘周辺の草刈り。
が、これは天気しだい。

 みなさん、おはようございます。
昨夜は、午後8時ごろ就寝。
11時間、たっぷりと睡眠時間をとった。
おかげで、今朝は、気分爽快!


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●明日もがんばろう!

●ウォーキング・マシン

 今朝は8時ごろまで眠った。
よく眠った。
夢を見ていたが、目を覚ますと同時に、忘れた。
どんな夢だったか?
……どうしても思い出せない……。

 で、このところ起き上がった直後、足がもたつくようになった。
自分の意思どおりに、動かない。
足腰が、しばらくかたまったような状態になる。
足の裏が痛いときもある。

 居間へ入ると、そのままウォーキング・マシンへ。
電源を入れて、マシンを回す。
血圧が低いこともあって、脳みそはまだ半分眠ったまま。
ハンドルを握りながら、モタモタと足を動かす。

●眠気

 今週は、雨つづき。
運動不足。
昨日、近くの温泉で体重を量ったら、63キロ。
2キロ、オーバー。
ウォーキング・マシンの上で歩く程度では、有酸素運動にはならない。
20分ほど歩いて、やっと眠気が取れるかなという程度。
その前に足の裏が熱くなる。
熱くなって、やめる。

 で、今朝も20分。
そのあと今度は、乗馬マシン。
その上でユラユラと揺られていると、また眠気が襲ってくる。
よく眠った朝ほど、眠気が残る。
これはどうしたことか。

●ホームページ 

 先週は、突然、HPのアップロードができなくなってしまった。
少なからず、あわてた。
サーバーが、突然、「これからはFTP送信を暗号化する」と言い出した。
が、その方法がわからない。
「ディレクトリーの作成」とか、「キューの処理」とか、意味不明の言葉が並ぶ。
「html」と「htm」のちがいすら、私にはわからない。
わからないまま、悪戦苦闘。

現在、ガンブラーという名前のコンピューター・ウィルスが、猛威を振るっている。
このウィルスは、他人のHPの中に侵入し、そのHPを見ただけで、
見た人のパソコンの中に侵入する。
見た人のパソコンの中から、パスワードや個人情報を盗む。
きわめて悪質なウィルスである。

●ウィルス対策

 ……ということで、現在、1つずつ、サーバーを乗り換えている。
新しいサーバーをさがし、そこへ移動している。
この作業は今のところ順調に進んでいる。

 つまりこういうこともあるという前提で、パソコンとはつきあう。
ウィルスだけではない。
HPサービスはもちろん、BLOGにしても、いつなんどき、閉鎖される
か、わからない。
電子マガジンにしても、そうだ。
ある日突然、「つごうにより……」という理由だけで、閉鎖される。
で、私のばあい、つぎのように対処している。

(1)ウィルス対策は当然だが、パソコンそのものを使い分けている。
HP用のパソコン、メール用のパソコン、と。
とくにHP用のパソコンは、3重、4重のガードを施している。
もちろんあやしげなHPは、のぞかない。
だからといって、「私のHPは、だいじょうぶ」とは、断言できない。
断言できないが、この10年間、事故は一度も起きていない。

(2)HPはもちろん、BLOGや電子マガジンにしても、単数ではなく、
いつも複数か所から発行している。
「閉鎖します」という連絡が入ったら、即、別のBLOGや電子マガジンに
切り替える。
そういう準備だけは、いつもしておく。

●印刷機

 今度、教室用の印刷機を買い換えることにした。
今までは、R社の輪転機型の印刷機を使っていた。
この印刷機は、大量印刷には向いているが、10~30枚程度の印刷には
向いていない。
かえってコスト高になってしまう。
それに印刷機そのものの価格が高い。
1台、60~80万円もする。

 その印刷機について、R社の社員がこう言った。
「もう6年も使っていますね。もうすぐ部品の製造がなくなります。
買い換えませんか?」と。

 それでR社の印刷機とは、決別することにした。
R社は、いつもこうしてユーザーを脅し、買い替えを求めてくる。
が、今回は、やめた。
今では、カラーのレザープリンターでさえ、6~8万円も出せば買える。
印刷速度も、格段に速くなった。

 「あと何年もできる仕事ではないから、古い機械を使えばいい」という
思いもないわけではない。
しかしそれは、私の生き方ではない。

●生きがい

 仕事が大切か、収入が大切か。
今、そう問われたら、私は、迷わず、「仕事」と答える。
つまり赤字になっても、仕事はつづける。
赤字になれば、貯金を取り崩せばよい。
しかし仕事がなくなったら、私の人生そのものが、終わる。
そうなれば、お金など、いくらあっても、しかたない。
(お金がないのも、困るが……。)

 亡くなる1年前、私の母は、こう言った。
「お金では、命は買えん(=買えない)」と。
私が、「今でも、お金がほしいか?」と聞いたときのことだった。
あれほどまでお金に執着していた母でさえ、晩年は、そう言うようになった。
今の私の心境は、それに近い。
「お金で、生きがいは買えない」。

 だから新しい印刷機を買う。
あと何年できるかわからない仕事だが、最後の最後まで、現役のまま、仕事を
つづける。
HPにしても、そうだ。
今、ここであきらめるわけにはいかない。
「更新ができなくなりました。だからHPを閉鎖します」というわけには
いかない。
負けを認めるのは、死ぬときだけでよい。

●不景気

 ここまで書いて思い出したが、今、旅館業はどこも青息吐息。
不景気にあわせて、旅行する人の数そのものが、減っている。
そのためかバブル経済のころ(20年近くも前)には、1泊4~5万円
もしたような旅館が、今は、1万2000~5000円前後で泊まれる。
ばあいによっては、税サ込みで、1万円以下というところも珍しくない。

 私たち利用者にはありがたいが、しかしその料金で泊まると、
どうも居心地がよくない。
泊まっていても、申し訳ない気持ちになる。

 その旅館業と、私の心境は、よく似ている。
従業員を遊ばせておくよりは、利益がなくても、客を入れたほうがよい。
旅館にとって何よりも大切なのは、「活気」。
活気が呼び水となって、ほかの客もつられて泊まるようになる。
反対に、そうでなければ、そうでない。

●不景気

 不景気といえば、自転車屋。
「自転車業界」と「自転車屋業界」は、別。
エコブームの中で、自転車全体の販売数はふえている。
電動アシスト車の販売も好調。
が、全体としての売上高は、それほど、ふえていない。
自転車の価格が、さがりつづけている(自転車産業振興協会調べ)。

 そういう中で、自転車屋、とくに街の自転車屋も、これまた青息吐息。
日々のパンク修理だけで、食いつないでいる店も少なくない。
業況DI((景気が好転すると回答した販売店)ー(景気が後退すると回答した
販売店の%))も、ここ1、2年、マイナス30%前後を推移している(同協会)。

数日前も、S町にあった自転車店が、1店、閉店した。
間口が、8~10間もある大きな自転車店だった。
2階も、全面ガラスで、以前はぎっしりと自転車が並べられていた。
が、今は、ガラスウィンドウの前に、どこかの不動産屋の看板がかけてある。
そういうのを見ると、ギューッと胸がしめつけられる。
私が生まれ育った実家は、その自転車店だった。

 最近では、大型ショッピングセンターでも、自転車を売る。
修理もする。
年中無休で、夜も9時前後まで、営業している。
個人の自転車屋に、勝ち目はない。

●緊張感
 
 客は来なくても、また赤字でも、店を閉めるわけにはいかない。
旅館も、自転車屋も、そしてこの私も、心境は同じ。
大切なのは、「生きがい」。
「日々の緊張感」。
この緊張感がなくなったら、どうやって生きていけばよいのか。
よく「悠々自適の年金生活」という言葉を使う人がいる。
しかしそんな生活をつづけても、心の隙間は、かえって大きくなるだけ。
空しくなるだけ。
心だって、腐る。

 「今日中に、これをしなくては……」「来週中に、あれをしなくては……」
という思いが、自分を奮い立たせる。

●どう死ぬか?
 
 少し暗い話になる。
「老後」について、誤解を招くかもしれないが、しかしこれは本音だから、
そのまま書く。

 若いころは、みな、「どう生きるか」を考える。
しかし老後になると、みな、「どう死ぬか」を考えるようになる。
今、病気と闘っている人には、たいへん失礼な言い方になるかもしれない。
しかし本音を言えば、「生きるのもたいへん。しかし死ぬのも、これまた
たいへん」。

 私のばあい、今日でも明日でもよいが、ポックリと死ねるなら、
それはそれでよいことではないかと、思い始めている。
だからその準備だけは、しておく。
つまりいつ死んでもよいように、その準備だけは、しっかりとしておく。
それが私流の「死に方」ということになる。

 だから……というわけでもないが、結論は、ひとつ。

「仕事が大切か、収入が大切か。
今、そう問われたら、私は、迷わず、『仕事』と答える」と。

●体力

 この週末には、2か所で講演をすることになっている。
愛知県のC市と、静岡県のK市。
だらけた体では、講演はできない。
眠った脳みそでは、講演はできない。
それにヨタヨタと壇上にあがるのは、つらい。
スタスタと歩き、テキパキと話をしたい。

明日は、朝、ランニングをする。
天気もよさそう。
4キロは走ってみたい。

 がんばろう。
とにかく、がんばろう。
がんばるしかない。
どこまでできるかはわからないが、その私ももうすぐ63歳。
(6月23日夜、記)

(付記)
 昨夜心に決めたように、今朝は、約50分、距離にすれば、8~9キロ
を走った。
途中でワイフに車で拾ってもらったときには、全身、汗でびっしょり。
午後にもう一度、サイクリングを、もう1単位(=40分)するつもり。
(6月24日朝、記)


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