2009年11月30日月曜日

*Too Early for retirement

●今朝は風邪

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朝、頭痛で目が覚めた。
時計を見ると、午前6時。

しばらく目を閉じていたが、
思い切って起き上った。

台所へ行き、コーンスープを温める。
それをザーッと飲んだあと、
鎮痛剤と、ビタミンC(アスコルビン酸)を
のむ。
ふとんに入ってから、睡眠導入剤と、
精神安定剤。
それと葛根湯。
ついでに頭に湿布薬を張る。

幸い、風邪のようだ。
昨夜風呂から出て、1時間半あまり、
こたつに入っていたのが、まずかった。

つぎに目を覚ましたのが、午前10時過ぎ。
頭痛が消えていた。
悪寒も消えていた。

で、今のところ風邪の症状はなし。
インフルエンザでなくて、よかった!
というのも、インフルエンザだったら、
こんなに簡単には、治らない。

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●満62歳

満62歳。
私の年齢。
その年齢で、隠居生活に入った人が多いのには、驚いた。
ワイフが属するクラブ仲間(全員女性)には、現在、満62歳の夫をもつ人が、
4人いる。
それに私の近辺にいる満62歳の知人(やはり満62歳の男性)を含めると、計6人。
その中で、現在、仕事をしている人は、たったの1人!
私を含めると、7人中、たったの2人!

残りの5人は、「オサンドン」とか。
「おさんどん」というのは、昔の言葉で、「女中」「下女」をいう。
それが転じて、「台所仕事」という意味になった(以上、広辞苑)。
「お三どん」と書く人もいる。
「みんな、何してるの?」と聞くと、「みんな、家でブラブラしているだけみたいよ」と。
しかし、待ったア!

62歳という年齢は、まだ隠居する年齢ではない。
隠居してはいけない。
隠居したとたん、脳も体もサビつく。
使い物にならなくなる。
私の年齢になると、「1年くらい休んで、来年からまた仕事」ということができなくなる。
理由がある。

50歳を過ぎると、適応能力が、極端に低下する。
新しい環境に適応できなくなる。
新し仕事を始めても、ストレスばかりを感じて、それに適応できなくなる。
慣れ親しんだ仕事ならともかくも、そうでないなら、手続きを記憶するだけでも、
たいへん。
それ以上に、バケツの底に穴があいたような状態になる。
自分では気がつかない間に、知識や知恵、経験が、容赦なく、下へ流れ落ちて行く。

東洋医学では、『流水は腐らず』という。
健康法を説いたものだが、精神面でも、同じことが言える。
隠居したとたん、心がよどむ。
腐る。
そういう人も少なくない。

健康に問題があるならともかくも、そうでないなら、仕事を分担する。
働く。
私たち団塊の世代が、満75歳まで働けば、日本の少子化問題は解決できる。
が、それは同時に、私たちのためでもある。
寿命まで20年あるとする。
20年と言えば、赤ん坊が成人するまでの年数ということになる。
その気になれば、何かができる。

こんな状態では、私たち団塊の世代は、やがて若い人たちから、粗大ゴミと
言われるようになる。
すでに「老害」という言葉が、あちこちでささやかれ始めるようになてきた。
そうなったら、私たちの居場所そのものが、なくなる。

現に、医療の世界では、「75歳」に、一本の線を引きつつある。
「75歳以上は、がん治療でも、手術はしない」と。
暗黙の了解のようなものだが、それがやがて70歳に引き下げられても、私たちは、
文句を言えない。
生きていても、どうせ何の役にも立たない老人なのだから!

……という状態にしてはいけない。

7人のうち、5人が働いているというのはわかる。
しかし7人のうち、5人が、「オサンドン」というのは、尋常ではない!
個人的には、「遊んでいるのは、私だけ」と思っているかもしれないが、そういう世界から
一歩外に出て、私たち団塊の世代を、今一度、客観的に見てほしい。

けっして穴の中に身を潜め、小さな世界に閉じこもってはいけない。

あなたにも、(私にも)、何かやるべきことがあるはず。
この世に生を受けた以上、やるべきことがあるはず。
そのやるべきことをやりながら、自分の(命)を、若い人たちに還元していく。
「還元」という言葉は、F市に住む、I先生が教えてくれた言葉だが、
その一言に、私たちの世代の生きざまが、集約されている。
つまり自分の命を、若い人たちに、感謝の念をこめて、返していく。
けっして自分だけで、食いつぶしてはいけない!


Hiroshi Hayashi++++++++Nov. 09+++++++++はやし浩司

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