2012年11月24日土曜日

Mystery of Iwafune-ishi & Mystery of Koyasan


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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 11月 30日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに

選ばれました!

 

【1】(謎の点と線・岩船石)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

【105 岡寺・岩船石遺跡の謎】

 


 

http://youtu.be/5ThTaFUfGU4

 

105+ In Nara, Japan, there is a giant rock, called "Iwafune-ishi" or "Iwafune Rock".

This is a short story about the mystery of the rock, since it has got two strange holes on the top.

Who made this?

And how did THEY make this?

and what for?

My wife and I have been there to examine the rock by ourselves in order to know which direction the Rock shows.

And I found some more mysteries about the Rock.

The rock was carved on the bottom of the rock.

There are not any bits of rocks when the rock had been carved.

Where are they?

Anyway it is a very strange rock in Japan.

See this video and enjoy the mystery of Japan with me.

 

And please remember that all copyrights and ideas belongs solely to Hiroshi Hayashi, Hamamatsu-city Japan.

Search "Hiroshi Hayashi" and write to me for permission to use my ideas, for which I thank you very much.

Nov.,24th 2012

This is the report about it.

 

(105)2012年11月24

 

11月22日、私とワイフは、奈良県岡寺にある、岩船石遺跡を見てきました。

その岩船石がどちらの方角を示しているか、知りたかったからです。

が、あいにくと周囲は深い竹藪に囲まれていて、それはできませんでした。

かわりにいくつかの謎も発見しました。

岩船石は、矢田寺の王石と同じように、底の部分まで削り込んでありました。

また削ったら出るはずの、岩がありませんでした。

案内板には、この岩はもとからここにあったというようなことが書いてありました。

であるとするなら、削ったときにできる、削りカス(小岩)のようなものが周囲に散らばっていてもおかしくないですね。

が、そんなものは見あたりませんでした。

 

また岩は花崗岩ですが、周囲には花崗岩らしきものは、この岩船をのぞいてありませんでした。

人間が造ったとするから、話がおかしくなるのです。

またこの岩を中心に、奈良盆地全体が、方向指示板であることもわかりました。

奈良盆地……そこはまさに奈良文明と呼ぶにふさわしい地域です。

古代文明をつなぐ謎の点と線、今回は奈良盆地です。

謎の酒船石(謎、解決版)と併せて見てくださると、おもしろいかと思います。

詳しくは、「はやし浩司」で検索。

トップページから、「謎の古代文明」へとおいでください。

なお盗作、流用は、厳禁です。

リンクは、自由です。

どうかご協力ください。

はやし浩司

 

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【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

【高野山・金剛峯寺(こんごうぶじ)へ】(後篇)

 

○南海高野

 

 紅葉、真っ盛り!

車窓から見える深い山々の景色は、まさに絶景。

色とりどりのじゅうたんを、山一面にかぶせたよう。

その間から、いく筋もの白いモヤが立ちのぼる。

霧のような小雨。

そこはまさしく天界の世界。

シルクスクリーンを通して見る、天界の世界。 

 

○高野山・奥の院

 

 高野山金剛峰寺に着くと、宿坊に行き、荷物を預けた。

一乗院。

今夜の宿。

その足で、奥の院へ。

霧雨。

ささなくともよいと思いながら、傘を開いて歩く。

司馬遼太郎が、「不思議なほど平ら」という意味が、そこでわかった。

 

 確かに平らだった。

不思議と言えば、不思議。

山奥にこれだけの平地は、珍しい。

……というより、私は見たことがない。

最近の造成地ではない。

少なくとも1200年も昔の話。

その中央を割って、清流が流れていた。

こうした山間部では、水が命。

水がなければ、生活できない。

 

 ワイフと私は、奥の院をぐるりと一周し、再びバス停に戻った。

午後3時ごろだった。

で、そこから一度、金剛峰寺に戻り、そのまま一乗院へ。

 

○一乗院

 

 寺である。

坊舎である。

総本山を構える寺は、参道に坊舎を並べる。

その坊舎が、宿泊施設になっている。

「宿坊」という。

参拝客が望むなら、写経体験もできるという。

宿坊の案内書によれば、こうある。

 

『弘仁年間(840年~)に、善化上人によって開かれて以来、約一千以上もの長きに渡り、法灯を受け継ぎ守り続けてきた一乗院……』と。

 

 一千年!

 

○緊張感

 

 今夜は、その宿坊に泊まる。

というか、今までに経験したことのない懐かしさを覚える。

久しぶりに実家へ帰ったような懐かしさ。

祖父母が、隣りの部屋で、眠っているような懐かしさ。

 

祖父はいつも、祭りの夜は、私の手を握って歩いた。

私も寒い夜は、祖父母のふとんの中に潜りこんで寝た。

中学生になってからも、ときどき、そうした。

そんな思い出が、つぎつぎと現れては消える。

 

……古い木の香り。

湿った森の香り。

時折、道路を走る車の音。

ふと目を閉じると、そのまま60年前の私に、そのまま戻ってしまう。

 

 ……先ほど、食事を終えた。

何もかも、ただ珍しく、それにおいしかった。

それに楽しかった。

ワイフが何かと知ったかぶりをしながら、料理の説明をしてくれる。

「これは柿を焼いたものよ……」とか、など。

それを聞きながら、ひとつひとつ、味をかみしめる。

 

 静かな、今までに経験したことがないほど、静かな食事だった。

 

 じゃらんでも、口コミ人気度(満足度)、1位。

雑誌でも、この一乗院がイチバンに紹介される。

それに、異論はない。

 

 部屋は「栗」。

18畳の大広間。

 

○削ってできる破片

 

 この8月から、『古代文明をつなぐ謎の点と線』について書いてきた。

今も書いている。

1日1作が、ノルマ。

そういうノルマを課さないと、すぐだらけてしまう。

だから1日1作。

 

 仲間はいない。

ライバルもいない。

前人未踏の世界。

が、謎は途切れない。

ひとつの謎が解けると、その向こうに、もうひとつの謎が待っている。

 

 たとえば今日、私は、益田の岩船を見てきた。

いろいろな説がある。

あるが、どれも人間がその場で削ったという説が、柱になっている。

ならば、どうしてその岩船のまわりの地質調査をしないのか。

人間が削ったのなら、削ってできる岩の破片が残っているはず。

 

 が、私が見たところ、削ってできた破片はなかった。

赤茶色の地面が、岩船に、そのままつづいていた。

もっともこうした地面は、1000年もすれば、腐葉土などが重なり、地層を作る。

が、同時に、山の斜面だから、土も流れる。

削った岩の破片が、そのあたりにころがっていても、おかしくない。

が、ここに書いたように、私が見たところ、破片はなかった。

岩船の下をのぞいてみたが、やはり破片はなかった。

 

 破片はあるのか、ないのか。

 

 あれば、人間が(=「人間が」)その場で、大きな岩を削ったという可能性もある。

が、なければ、やはりその岩は、別のどこかから、運ばれてきたことになる。

 

(あるいは削った破片を、どこかで処分したということも考えられる。

が、そんなことを、当時の人たちが、わざわざするだろうか?

最近でこそ、「ゴミはお持ち帰りください」という注意書きをよく見る。

が、それとて、この20~25年前に始まったこと。

私が子どものころには、そんな注意書きなど、どこにもなかった。)

 

○学者の怠慢

 

 益田の岩船にしても、明日香村の酒船石にしても、学者のすべきことは、その周囲の発掘調査。

人間が削ったというのなら、その破片を探すべき。

その上で、「人間製作説」を説くべき。

が、そういうことはいっさい、しない。

しないまま、「人間が作った」ということを、当たり前ように考えている。

それを前提としている。

これを学者の怠慢と言わずして、何という。

 

○百歩譲っても……

 

 百歩譲っても、こんな疑問も残る。

 

 ではなぜ、酒船石にせよ岩船にせよ、底部が奥へ丸く削ってあるのかということ。

矢田寺の王石にしてもそうだ。

上部や側面が削ってあるのは、私にも納得できる。

が、どうして底部まで削ってあるのか。

底部の一部が外からでも見える。

やかんの底のように丸くなっている。

 

岩船についても、すでにだれかが掘って調べた形跡がある。

その部分だけを見ても、底部が丸くなっているのがわかる。

もし人間が彫ったのなら、(あなたならあなたでもよいが)、底部まで丸くは彫らない。

彫っても意味がない。

無駄。

 

 ……削ってできる破片など、見つかるわけがない。

なぜなら、これら2つの岩は、人間がその場で削ったものではないからだ。

だいたいそれらの岩の周囲に、その岩以外に、花崗岩など、どこにもないのは、どういうわけか?

 

 考古学者の悪いところ……。

自分たちにとって都合の悪い事実は、できるだけ隠そうとする。

聞かれたら答えるが、それまでは黙っている。

まさに、お役人根性。

自分たちにとって都合のよい事実だけを並べて、自説を展開する。

もしそうでないというのなら、「底部は丸いです」とでも、公表すればよい。

「削った破片は、見つかっていません」でもよい。

仮にそれが何であるにせよ、底部まで丸く削る必要はない。

もし人間製作説を説くなら、どうして丸く削ってあるのか。

まず、それを説明すべき。

 

○鳥人間(鳥頭人間)

 

 で、新たな謎。

それについては、先に書いた。

鳥の頭をもった人間。

今夜はできないが、明日、家に帰ったら、すぐ調べなおしてみる。

が、だからといって、日本に鳥人間がいたと言うのではない。

解説書によれば、インドにいたという鳥人間を伝え聞き、仏像にしたということらしい。

 

この鳥人間は別として、しかしこの日本にも、長頭人間は、いた。

あのエボシ(烏帽子)が、その証拠。

……ということになる。

 

○エボシ(烏帽子)

 

 またまた、とんでもない意見。

自分でもよくわかっている。

ほんの少し前の私なら、そう思っただろう。

長頭人間と、エボシ(烏帽子)を結びつけるのは、あまりにも強引。

飛躍のし過ぎ。

が、逆に、なぜエボシ(烏帽子)なのか?

あなたはそれを考えたことがあるだろうか。

帽子であるにせよ、あれほど、非合理的な帽子はない。

しかもエボシ(烏帽子)に似た帽子(?)をかぶった人が、世界中の遺跡で見つかっている。

シュメール、エジプト、ヨーロッパ……。

そしてこの日本。

 

 私は当初、日本は、調べる必要はないと考えていた。

古代文明というときは、黄河、長江を中心とする中国文明、エジプト文明、メソポタミア文明、それに少し遅れて、インダス文明をいう。

中南米のマヤ文明、インカ文明も、それに並ぶ。

が、これはとんでもないまちがいだった。

嘘だと思うなら、つぎのようにしてみるとよい。

 

(1)  高野山金剛峰寺とプレア・ビヒア(カンボジア)を線でつなぐ。

(2)  敦煌と、クロスポイント(EAST)を線でつなぐ。

 

 クロスポイント(East)というのは、ギザ→モヘンジョダロ→プレア・ビヒアをつないだ線の延長線と、赤道との交点をいう。

最重要のクロスポイントである。

 

(1)と(2)の2本の直線は、たがいに90度の角度を守り、きれいな十字架を作る。

しかも左右対称。

高野山金剛峰寺を頂点にしてみると、さらによくわかる。

これはほんの一例だが、ほかにもいろいろある。

 

 だいたいおかしなことは、あれほどまでに天照大神を信じていなかった私が、信ずるようになったこと。

それまでの私は、……ごく最近まで、天照大神の話を、おとぎ話か何かのように考えていた。

が、それはとんでもないまちがいだった。

『謎の点と線』をつないでいくうちに、伊勢神宮はもちろん、あちこちの由緒ある地点が、線でつながってしまった。

とくに驚いたのは、敦煌と雲崗の石仏を線でつないだときのこと。

その線は、真直線で、伊勢神宮の内宮へつながった!

 

 偶然とは、とても言えない。

つまりそういうことが重なり、私は、天照大神を信ずるようになった。

正確には、その存在を信ずるようになった。

確かに天照大神は、存在した!

 

 同時に、世界の文明に、「奈良文明」を加えるべき。

その価値はじゅうぶん、ある。

 

○夜中の1時

 

 一乗院では、午後9時ごろ、就寝した。

今朝の早朝勤行に出てほしいと、食事の世話をしてくれた若い僧が言った。

そのため午後9時。

が、これが裏目に出た。

体が、昼寝と誤解したらしい。

夜中の0時(12時)ごろ、目がさめてしまった。

時計が手元になく、もう朝だろうと思って起きた。

が、午前1時。

 

○1日20枚

 

 やることもないので、こうしてパソコンに向かう。

今日のノルマは、残り、14枚。

1日、20枚の原稿を書くことにしている。

現在、26枚だから、残り14枚。

計40枚、……つまり2日分。

 

 人間は、1日や2日、眠らなくても、どうということはない。

万事、自然体。

そう自分に言い聞かせ、今、この文章を叩いている。

 

○ユートピア

 

 私もときどき、空想にふけることがある。

今日も、電車の中で空想にふけった。

空想を楽しんだ。

こんな空想だった。

 

 どこかの国。

そこでは国民はすべて、真・善・美の探究者。

希望すれば、だれでも入国できる。

が、週に2日の労働が、義務付けられている。

老若男女の区別は、ない。

 

2日は義務だが、3日以上の労働は、だめ。

職種は、自由に選べる。

職種によって、働いた分だけ、その国のポイント(通貨)が与えられる。

腕に巻いた記憶装置に、その通貨が記憶される。

 

 たとえば農作、清掃、料理、介護、教育など。

運転手業もあれば、接待業、建設業、もある。

みなが敬遠する仕事ほど、ポイントがたくさんもらえる。

楽な仕事ほど、ポイントが少ない。

得意分野を生かし、みなに喜ばれれば、ポイントがたくさんもらえる。

そうでなければ、そうでない。

そのポイントで、買い物ができる。

食事もできる。

医療も受けられる。

 

 が、その国を出るときには、ポイントは、ゼロになる。

ポイントの譲渡は、できない。

貯金もできない……イコール、私有財産は、保有できない。

また入国したときに、一定のポイントが与えられるが、ポイントがゼロになったら、その国からの退去が求められる。  

 

 その国の住人たちは、ただひたすら、信(研究)、善(哲学、宗教)、美(芸術)を追求する。

週2日の労働さえ満足にこなせば、食事、医療など、生活に関することは、ほとんど無料。

つまり理想郷(ユートピア)。

 

○長髪の男性

 

 ここ、宿坊では、住職以下、僧たちはみな、頭を丸めている。

その頭を見ていたとき、京都市内のホテルで見た若い男のことを思い出した。

 

最上階に、大浴場があった。

そこでのこと。

こんな男性がいた。

年齢は30歳前後。

体はだらしなく、太っていた。

 

 その男性は、私が脱衣所に入るときから、長い髪の毛をドライヤーで乾かしていた。

2つのドライヤーを、両手にもち、両側から乾かしていた。

……というか、脱衣所全体に、不潔臭がただよっているのが、気になった。

髪の毛は、背中半分ほどまで、下へ垂れ下がっていた。

 

 私は2度目の入浴ということで、湯につかり、そのまま時間を過ごした。

不潔臭は、浴場内にも漂っていた。

よほど長い間、風呂に入っていなかったらしい。

 

 で、驚いたのは、私が風呂からあがるときも、まだ髪の毛を乾かしていたこと。

最初は、「あんなにドライヤーを当てたら、いつかハゲてしまうのに」と思った。

が、やがて、こう思った。

 

「時間がもったいない」と。

 

 女性のことは知らない。

長い髪の毛の人はいくらでもいる。

しかし髪の毛の手入れというのは、結構、たいへん。

長ければ長いほど、そうらしい。

が、その分だけ、時間を無駄にしている。

 

 人生もその分だけ、永遠に長ければ、それでよい。

そうでなければ、そうでない。

が、髪の毛の手入れだけで、20~30分も浪費するというのは、バカげている。

1週間につき3回洗髪するとして、計1時間半。

1年で、計75時間!

だから床に就いてから、私はワイフにこう言った。

 

「進化論的に考えると、女性は、ますますバカになっていくよ」と。

 

 ある女性(日本でも有名な教育者?)などは、テレビの出演の前に、2~3時間もかけ、化粧をしているという。

テレビ局のディレクターが、そんな話をしてくれた。

 

私など、もちろん、化粧などしたことがない。

テレビの出演のときも、そうだ。

ありのまま。

髪の毛を整えるときも、一度、水か湯で髪の毛を濡らし、あとはクシでとき、それでおしまい。

ものの数分もあれば、それですむ。

 

 一方で、不潔臭。

一方で、長髪。

その男性は、私が浴衣を着終わるころ、脱衣所へやってきた。

相変わらず、臭かった。

いつもなら、私は声をかける。

が、その声も出なかった。

 

 が、ここは宿坊。

住職をはじめ、僧たちは、みな頭を丸めている。

長髪の人はいない。

それを見ながら、私はこう思った。

「だから頭を丸めるのか」と。

 

○『10年かけてなった病気は、10年かけて治せ』

 

 ワイフが先ほど、トイレに起きた。

「寝ないの?」と声をかけてくれた。

「うん」とだけ、私は答えた。

 

 静かな夜。

音もない……というより、耳鳴りがひどい。

先週、風邪をひいた。

喉の痛みが消えなかった。

内科へ行くと、抗生物質の薬を処方してくれた。

が、翌日、今度は耳鼻科へ行くと、反対に「抗生物質はやめたほうがいい」と。

 

 どうであるにせよ、薬の服用で、のどの痛みは消えた。

が、いつもそうだが、消炎鎮痛剤をのむと、しばらくの間、難聴になる。

今が、そのとき。

耳鳴りとともに、音がよく聞こえない。

こういう状態が、数日間つづく。

 

薬の服用は、できるだけやめたほうがよい。

東洋医学では、こう教える。

 

『1日かけてなった病気は、1日かけて、治せ。

1年かけてなった病気は、1年かけて、治せ。

10年かけてなった病気は、10年かけて、治せ』と。

 

 早く病気を治そうとするから、無理が生まれる。

その無理が、いろいろな副作用を引き起こす。

 

○寝なおし

 

 少し眠くなってきた。

寝なおす。

ワイフは頭を向こうにし、軽いいびきをかいている。

が、それにしても広い部屋だ。

10畳間が、2つ。

昨日、18畳間と書いたが、数えなおしてみたら、20畳間。

いや、10畳間と8畳間。

計、18畳間。

やはり18畳間だった。

私の家の居間は、20畳間。

が、その部屋よりも広く感ずる。

和室というのは、そういうもの。

視点が低い分だけ、部屋が広く見える。

 

 部屋は広ければ広いほどよい。

気分が安らぐ。

反対に狭い部屋は、落ち着かない。

圧迫感を感じたとたん、抑うつ感から、憂うつ感へと変化していく。

今夜は、いつまでもこうしていたい。

しかし明日は、通常通りの仕事がある。

朝、一番で浜松へ帰らなければならない。

……ということで、再就寝。

 

○11月23日

 

 窓ガラスを叩きつけるような大雨。

その音で、夜中に、2度、3度、目をさました。

で、今は、午前5時30分。

早朝勤行の支度もできた。

こたつに入り、その時刻を待つ。

本堂で、住職が早朝勤行をする。

その早朝勤行に参列する。

(「参列」というのも、おかしい。

「参加」、あるいは「出席」と書くべきか。)

 

 それが終わったら、朝食。

そのままチェックアウト。

(こうした寺でも、「チェックアウト」という言葉を使っている。)

 

○南海電鉄

 

 今は、帰りの電車の中。

山あいの崖の上を、ゆっくりと電車は走る。

深い森の中。

今は、こうして電車で行き来できる。

が、平安時代の昔は、そうではなかっただろう。

京の町(=京都)から高野山へ。

空海が歩いたであろう道筋を、ふと頭の中で想像する。

 

○人間業(にんげん・わざ)

 

 岩船を見た瞬間、私はこう思った。

「これは人間業(わざ)ではない」と。

そして同じ私が、今、こう思っている。

「空海は、人間ではない」と。

 

 こんな人里離れた山奥に、道場を開いた。

信者が参詣するといっても、普通の参詣ではない。

普通の参詣でないことは、この山々を見ればわかる。

大阪からでも、歩いて行けば、1週間はかかる。

そんな話を、寺の僧に話すと、こう言った。

「昔は、もっとかかったのではないですか」と。

 

 歩くだけでもたいへん。

その上、標高860メートル。

空海は、京の町で出会った不思議な男に、現在の高野山に招かれたという。

その男と、この高野山にやってきたという。

で、そこに「不思議なほど平らな」(司馬遼太郎)土地があることを知り、空海は、現在の真言宗高野山を創建する。

 

 が、ここがおかしい。

その第一。

空海は、どうやってこの高野山へやってきたのか。

なぜその男の招かれたのか。

いくら招かれたといっても、立地条件が、あまりにも悪すぎる。

「道場」といっても、いわば学校。

一方、それを支える檀那(だんな=パトロン)や、信者がいなければ、学校は成り立たない。

信者にしても、命がけ。

が、そんな高野山に、一時は1000を超える寺院が建ち並ぶ、一大都市が形成された。

不思議と言えば、不思議。

人間業とは、とても思えない。

不可能ではないだろうが、人間業とは、とても思えない。

つまり現在に至るまで、高野山金剛峰寺がそこにあること自体、私には人間業とは、とても思えない。

 

 当然、何か別の力が働いたとみるべき。

少なくとも、私はそうみる。

それがデタラメと思うなら、あなたも一度、高野山に登ってみることだ。

私がここに書いたことを思い出しながら、登ってみることだ。

「どうしてこんなところに……」と思ったところで、あなたも思考が停止してしまうはず。

 

○操られる人間

 

 人間は、たしかに操られている。

どういう力によるものかは、知らない。

しかし操られている。

 

 突飛もない話に聞こえるかもしれない。

しかし高野山は、空海が金剛峰寺を創建する前から、そこにあった。

位置関係を調べると、高野山は、敦煌やプレア・ビヒアができると同時に、その(位置)が決まっていた。

言い換えると、空海は、そこにそのあと、案内されたにすぎない。

が、この話はここまで。

あまりにも突飛もない話。

 

 が、つぎのことを話したら、あなたも、私の意見に納得するだろう。

 

○不思議な因縁

 

 何度も取りあげた。

で、もう一度。

 

 比叡山延暦寺の本堂と、高野山金剛峰寺を線でつなぐ。

この線を、直線(A)とする。

その真中間に、矢田寺がある。

 

その矢田寺へ、空海が、23、4歳のとき訪れている。

矢田寺に残る縁起には、そんな話が載っている。

 

 つまりこのときまだ、高野山金剛峰寺は、なかったことになる。

矢田寺は、金剛峰寺よりずっと古い。

「矢田寺は、法隆寺が建立されたと同時期に、建てられました」と。

矢田寺の住職は、そんな話もしてくれた。

 

 で、その矢田寺の参道は、まっすぐ西安、つまり唐の長安を指している。

「矢田寺を創建したのは、三蔵法師の2番弟子です」と。

唐の長安とのつながりは、深い。

 

 で、その直線(A)と、90度の線を、矢田寺からまっすぐに引くと、その線は、伊勢神宮を直撃する。

簡単に表現すると、つぎのようになる。

 

(金剛峰寺)―――――――――――(矢田寺)――――――――――(延暦寺)

                   |

                                     

                   |

                 (伊勢神宮)

 

 が、この図を見て、あなたはおかしいと思わないだろうか。

この図によれば、矢田寺は、金剛峰寺と延暦寺の、ちょうど中間にある。

1~2キロの誤差は出るが、誤差ではない。

昨日、この高野山へ来てみて、はじめて知った。

金剛峰寺から奥の院の間だけでも、4キロもの距離がある。

どこを点に取るかによって、距離も、当然、ちがってくる。

 

 で、話を戻す。

 

 この図を見たら、少なくとも金剛峰寺と延暦寺のあとに、矢田寺ができたことになる。

が、実際には、矢田寺のほうが先。

空海が、20数歳のときに、矢田寺を訪問していることでも、それがわかる。

つまり高野山は、空海がそこを道場と決める前から、高野山になることが決まっていた。

そうでなければ、これら4点の位置関係が、説明できない。

できるとすれば、「偶然」という言葉を使うことだが、私は、もう聞き飽きた。

 

 ちなみに矢田寺の参道をまっすぐ西へ進めば、先にも書いたように、西安へ行く。

西安……唐の長安である。

これも偶然か?

 

○新幹線

 

 10時40分発のひかりに乗った。

浜松で停車する。

久しぶりの2泊3日の探訪旅行。

成果はあまりなかった?

それともあった?

 

 ただひとつ言えることは、自分の足と目を使って確かめること。

今回、私は、空海の気持ちになり、高野山をながめた。

それはとてもよいことだ。

空海の熱い思いが、そのまま理解できた。

空海は空海で、この日本のことのみならず、世界のことを真剣に心配していた。

それがよくわかった。

 

 さらに一乗院の住職は、今朝、勤行が終わったあと、こう説法した。

「大切なことは、今を輝かせて生きることです。

それが大師様(空海)の教えです」と。

 

 その生き様は、釈迦が法句経の中で説いた、実存主義そのもの。

私の生き様、そのもの。

仏教のすばらしい点は、この1点に集約される。

 

○空海

 

 が、それだけではない。

空海がしたことは、人間業ではない。

そのことも、よくわかった。

 

 ……それでも私を疑うなら、自分で調べてみたらよい。

繰り返しになるが、こうする。

 

(1)大和郡山にある矢田寺を探してみる。

(2)その矢田寺の本堂の前につづく参道を、まっすぐ西方向に延ばしてみる。

この作業は、正確であればあるほど、よい。

その参道は、真直線で、中国の西安につながる。

空海が学んだ、唐の長安である。

 

 また矢田寺の山号は、「金剛山」。

「金剛山矢田寺」。

名前からもわかるように、高野山金剛峰寺とは深い縁でつながっている。

これを「偶然」と言うのなら、すべての事実が偶然ということになってしまう。

 

 さらに驚くべきことに、(3)金剛峰寺と延暦寺の中間に、王石という、巨大な球形の岩がある。

ワイフと私が、「何かあるはず」と思って調べ、偶然、その岩を発見した。

が、それだけではない。

それと同じ岩が、(4)山添村にもある、などなど。

これらすべてが偶然ということになってしまう。

 

 が、偶然ではない。

すべてが計画されていた。

今の私は、そう思う。

でないと言うのなら、謎は原点に戻る。

 

 ワイフと私が、あの夜見た、あのUFOは、何だったのか、と。

事実は事実。

だれにも消すことはできない。

つまりその事実がある以上、ワイフと私は、この先も謎を解くための旅をやめない。

 

○豊橋

 

 新幹線は、もうすぐ豊橋。

目を閉じれば、そのまま眠ってしまうだろう。

そんな眠気を横に感じながら、パソコンを叩きつづける。

叩きつづけなければ、眠ってしまう。

家に帰ってから、もう一度、眠りなおそう。

そう思いながら、叩きつづける。

(はやし浩司 2012-11-23)

 

 

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Hiroshi Hayashi+++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

 
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