2012年11月23日金曜日

104 鳥頭人間(Mystery of Bird-Head man+謎解きの旅


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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2012年 11月 26日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに

選ばれました!

 

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

休みます。
 
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 

【高野山・金剛峯寺(こんごうぶじ)へ】(前篇)

104 Bird Man and Long-Head man by Hiroshi Hayashi 迦楼羅像の謎(鳥頭人間).

 

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

 

Mystery of Bird-Head Man.

There is a very strange-shaped statue in Kofukuji-Temple in Nara, Japan.

The Mistery is that what was on the head of this stutue.

The clue to solove this mystery is there in Edfu, Egypt.

 

In this video I'd like to talk about a long-head man, too.

 

鳥頭人間の謎。

奈良の興福寺に残っている、迦楼羅(かるら)像の謎について。

いったいこの像は、頭の上に何を載せていたのでしょうか。

その謎について考えてみます。

 

頭の長い長頭人間についても、考えてみます。

 


 

http://youtu.be/HVcrsTpuuHE

 

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

 

○探訪旅行

 

 たった今、新幹線に飛び乗った。

今夜は奈良のビジネスホテルに一泊。

明日は、予定では、益田の岩船石を見たあと、高野山に登る。

高野山金剛峯寺(こんごうぶじ)を探訪。

 

 ともに、謎のかたまり。

 

 時刻は午後2時57分。

書き忘れたが、今日は、11月21日、水曜日。

 

○水瓶説

 

 もちろん、「船」ではない。

「岩船」といっても、船ではない。

歴史家のだれかが、そういった名前をつけた。

あるいは地元のだれかが、そう呼んでいたのかもしれない。

その岩船……今では、「水瓶(がめ)説」が、一般化している。

水を貯(た)めておくための、「瓶(かめ)」?

 

 が、ものごとは、常識で考えたらよい。

幅は、1.6メートル四方。

深さは、せいぜいあって1メートル。

その穴が2個。

計、2.6立方メートル。

それぽっちの水を貯(たくわ)えておくために、わざわざ岩を掘りぬくバカはいない。

だいたい、その水は、どこから来るのか?

 

○貯水タンク

 

 私も山荘を建築するとき、貯水タンクを設置した。

容量は1000リットル(1立方メートル)。

ポリ製の貯水タンク。

価格は、今でもよく覚えている。

農協で手配してもらった。

3万4000円。

雨水をそこに貯える。

万が一のときは、トイレの水洗などに、その水を使う。

 

が、そのタンクの水は、一度も使うことはなかった。

またそれぽっちの水では、何の役にもたたない。

毎年2~3月は、渇水期に入る。

ひどいときには、12月に入ることから雨量が減る。

その状態が、数か月以上、つづく。

 

 岩船が貯水タンクだったという説を主張する人たちは、恐らく、都会に住んでいるのだろう。

蛇口をひねれば、いつでも水が出る。

そういう生活しか知らないから、自然の中で生きるということが、どういうことか知らない。

 

 たった2.6立方メートル。

そんな水、貯えても、どうしようもない。

しかも山の上。

 

○道路標識説

 

 批判はやめよう。

私が今、確かめたいのは、ただひとつ。

岩船が、どちらの方向を向いているかということ。

それによって道路標識説が、実証できる。

 

 が、その写真がない。

インターネットで公開されている写真は、どれも、写真、写真、している。

構図としては、おもしろい。

が、何の役にもたたない。

私が見たいのは、その角度。

それが示している方角を示す写真。

 

○殷墟からイースター島

 

 が、地球規模で見ると、岩船の位置は、はっきりしている。

殷墟(Yinxu)と、遠く離れたイースター島を、直線でつないでみるとよい。

(殷墟そのものは、場所を特定することができない。

が、その一部は、「小屯村」として、残っている。

その小屯村と、イースター島を直線でつないでみるとよい。

その直線は、直撃というわけではないが、益田の岩船の近くを通る。)

 

 岩船というのは、そういう位置にある。

……ということは、つまり私の仮説によれば、岩船は、一方で殷墟の方向を示し、他方で、イースター島の方向を示している。……はず。

 

○益田の岩船

 

 ……ということは、益田の岩船は、かなり古い時代の遺跡ということになる。

殷墟、イースター島……という地名が並ぶことからも、それがわかる。

さらに言い換えれば、奈良盆地に栄えた奈良文明(はやし浩司の命名による)は、殷墟、イースターと並ぶ、古い文明だったということになる。

 

 これに対して、比較的新しい遺跡は、テオティワカンを指し示すことが多い。

さらに比較的新しい遺跡は、近隣の遺跡を指し示すことが多い。

たとえば矢田寺(奈良県の大和郡山)。

由緒ある寺である。

その寺の参道は、まっすぐ西安(唐の長安)につながっている。

正確に直線を取れば取るほど、そうなっている。

その西安(長安)は、比較的新しい文明に属する。

 

○直線

 

 手法としては、こうすればよい。

反対に、長安や殷墟から、その地点に線を引いてみる。

そのとき、もし直線がそちらを向いているなら、その直線はどこかと重なる。

よい例が、ナスカ平原の直線。

 

 ランダムに選んだ近隣の遺跡から、平原に向かって直線を引いてみる。

その遺跡がそれなりに体裁を整えているものであればあるほど、かならずその直線に一致する直線を、平原に見つけることができる。

 

 ナスカ平原に描かれた直線は、方向を示す直線である。

 

 ……と書くと、こう反論する人がいるかもしれない。

「あれだけ無数の直線があるのだから、1本くらい、重なるのがあっても不思議ではない」と。

が、実際に直線を引いてみると、そうでないことがわかる。

平原の直線が長ければ長いほど、それこそ100分1度単位、1000分の1度単位まで、角度が合わなければ、重ならない。

 

 たとえば、ナスカ平原には、「グランド十字架」(私がそう呼んでいるだけだが)という十字架がある。

無数の線の中でも、ひときわ目立つ。

2本の白い直線である。

その縦線は、一分の狂いなく、テオティワカンへとつながる。

横線は、同じく一分の狂いなく、ナイル川沿いのエジプトの古代文明へとつながる。

 

○スケール

 

 このように謎の点と線をつなぐ作業は、スケールが大きい。

ばあいによっては、地球を半周する。

そういうスケールと比べると、奈良盆地は小さい。

全体として見ても、ひとつの点に過ぎない。

そんな小さな点の中で、点を線でつないでも意味がない。

たとえばあの酒船石にしても、それぞれの線の示す方向にある、寺や神社を結びつけて考える学者がいる。

 まちがっているとは断言できないが、異星人は、もう少しスケールが大きい。

地球を、いつも宇宙から見ている。

 

 しかしそのばあいでも、つまり近隣の寺を示す地図であるとしても、わざわざ岩に彫る必要はない。

丘の上にでも立ち、「~~寺が、あちらだ」と言えば、それですむ。

酒船石も、益田の岩船も、山の中腹にある。

 

○支配者

 

 今日、道を歩きながら、ワイフがこう言った。

「地球の支配者は、人間ではないわね」と。

そう、その通り。

 

 ほとんどの人間は、(私もその中の1人だが)、地球の支配者は、人間と思っている。

かりに異星人がいるとしても、異星人が支配者などと思っている人は、少ない。

きわめて少ない。

 

 が、真の支配者は、異星人。

私たちが「神」と呼んでいる、その人たち。

ただ、人口が極端に少ない。

これははやし浩司説だが、平均寿命と人口は、反比例する。

仮に平均寿命が2倍になれば、人口は2分の1になる。

平均寿命が10倍になれば、人口は10分の1になる。

人間を養える「ワク」「食糧」が、一定のときは、そうである。

 

 異星人の寿命がどれくらいかは、知らない。

平均寿命を仮に3000歳とするなら、人口は、現在の50分の1でなければならない。

(平均寿命を60歳で計算する。)

旧約聖書に出てくる神々は、3000~4000歳くらいだったという。

 

 ここで言えることは、数の多少によって、支配者であるかどうかは決まらないということ。

 

○火山

 

 たびたび火山の話を書いたので、一言。

今日、ワイフが、おもしろいことを言った。

 

「異星人たちは、火山がもつ熱エネルギーを、UFOの動力源にしているのでは?」と。

 

たまたま今朝の日経新聞は、EV(電気自動車)に関し、全国に2000か所、電力スタンドをふやすと伝えていた。

どこかの自動車会社が、それを計画しているという。

 

 その記事を読みながら、ワイフがそう言った。

が、ありえない話ではない。

火山、とくに溶岩の中に入っていき、その熱を、エネルギーに換える。

それでもって、空を飛ぶ。

かなりSF的な発想だが、おもしろい。

 

(人間も、溶岩の熱を電気的エネルギーに変えることができたら、エネルギー問題も、かなりの部分まで解決できるのでは?)

 

○伊吹山

 

 もうすぐ米原。

長いトンネルに入った。

このトンネルを抜ければ、右に伊吹山が見えるはず。

そんなことを思いながら、ふと気を抜くと、ワイフがこう言った。

 

「だいぶ紅葉してきたわ」と。

 

 窓の外に目を移すと、そこに伊吹山がくっきりと見えた。

同時に、ふもとの山々が、紅葉しているのがわかった。

澄み切った秋の1日。

夕日を遠くに浴びながら、オパールのように輝いていた。

 


 

http://youtu.be/HVcrsTpuuHE

 

○空想

 

 再び、支配者の話。

 

 支配者なら、支配者でよい。

ならばなぜ、私たち人間の前に、姿を現さないのか。

チラチラと、自分たちの乗っているUFOは、見せる。

が、その程度。

 

(そう言えば、このところその見せ方が、大胆になってきたように感ずるが……。

自分たちの存在を隠そうとしなくなってきた。

そんな印象をもち始めている。)

 

UFOから出てきて、握手でもしてくれればよい。

が、そういうことはしない。

 

 それが人口の問題。

つまり「彼ら」は、圧倒的に、少数。

少数派。

恐らく全体でも、1000人単位くらいしか、いないのではないか。

寿命が長い分だけ、人口も少ない。

つまりそれが「彼ら」の、弱点ということになる。

 

 勝手な、誠にもって勝手な空想だが、私はそう思う。

 

○脳細胞

 

 が、ここでまたまた、別の疑問が生まれてくる。

人間なら人間でもよいが、寿命が長くなればなるほど、人間は賢くなるのか。

仮に寿命が3000歳になったとしよう。

人間は、その分だけ、賢くなるのか。

 

 が、答は、「NO!」。

 

 理由のひとつに、脳細胞の数には限りがあるということ。

脳細胞は再生しない。

日々に死滅していく。

その数、1日あたり、20万個前後。

 

 が、それだからこそ、つまり再生しないからこそ、人間は、10年前、20年前の記憶や性格を、そのまま引き継ぐことができる。

もし脳細胞がそのつど再生していたら、いつの間にか、私は私でなくなってしまう。

性格も変わってしまうだろう。

10年ぶりに会ったら、たがいに「あなたはだれ?」となってしまう。

それでは困る。

 

 つまり寿命が50倍になったからといって、利口になるということはない。

賢くはなるが、利口にはならない。

脳細胞というのは、そういうもの。

 

○産道

 

 で、では、脳細胞をふやすためには、どうすればよいか。

頭を大きくすればよいということになる。

が、そうは簡単なことではない。

この問題の前にたちはだかるのが、「産道」の問題である。

 

 頭が大きくなればなるほど、母親の産道をくぐり抜けるのがむずかしくなる。

現に、今、人間のばあい、女性にとっての出産は、苦しみそのもの。

もし人間の子どもの頭が、今以上に大きくなったら、女性は、だれも子どもを産めなくなってしまう。

 

(あるいはまだ頭の小さい、未成熟な段階で、新生児を産むという方法もある。

それについても、人間の子どもがすでにそうであるということになる。

人間は未熟なまま生まれる。

またそうでないと母親の産道をくぐり抜けることができない。)

 

 人間の子どもは、まだ頭が小さく、母親の産道をくぐり抜けられる大きさのときに、生まれる。

馬などは、生まれても、その日のうちに自力で立つことができるという。

それを考えるなら、人間は、生まれるのが、1年半は早いということになる。

 

○長頭人

 

 それでも脳細胞をふやそうとするなら、方法は2つ。

ひとつは、頭を長くする。

事実、そういう骨格をもった人間(?)の遺骨が、世界のあちこちで発見されている。

頭が細長く、とがっている。

ふつうの人間の2倍ほどの長さがある。

そういう頭蓋骨なら、脳細胞がふえても、母親の産道をくぐりぬけることができる。

 

 で、そのことと関係があるのかどうかはわからない。

わからないが、古代文明の中に出てくる異星人、もしくは異星人らしき人たちの中には、頭の長い人がいる。

あるいはそれを隠すため、とんがり帽子のような、長い帽子をかぶっている。

日本のエボシ(烏帽子)も、そのひとつ。

神主たちがかぶっている、あの帽子である。

 

 不思議なことに、長い帽子をかぶった神は、全世界で発見されている。

エジプトの神殿に描かれた絵を、例にあげるまでもない。

 

 もうひとつは、脳細胞を小さく、さらに精密にする。

昆虫などは、あんな小さな脳みそであるにもかかわらず、かなりのことまでできる。

蚊などは、アポロの月着陸船のようなことを、平気でやってのける。

人間も、さらに進化すれば、そうなるかもしれない。

 

○謙虚さ

 

 この地球の支配者は、人間ではない。

人間ではないということは、人間も、もう少し謙虚になったらよいということ。

「ここは日本だ。日本人の国だ」と言うのは、その人の勝手。

しかし異星人にすれば、「何を言っている、バカめ!」となる。

少なくとも、神や仏の目から見ればそうだろう。

たとえて言うなら、山の中で縄張りを争い、喧嘩を繰り返しているサルのようなもの。

「やめろ」と言っても、やめるわけがない。

そのよい例が、人間ということになる。

 

 小さな島の領有権を主張し、争っている。

「オレのものだ」「いや、オレのものだ」と。

その愚かさ。

そのバカ臭さ。

 

○幾何学(きかがく)

 

 異星人を神の中の神と呼ぶことに、私は抵抗を感じない。

というのも、釈迦にせよ、キリストにせよ、はたまたムハンマドにせよ、みな、異星人の指導を受けている。

受けていることは、『古代文明をつなぐ謎の点と線』を見みればわかる。

主だった文明は、幾何学的な秩序を保ち、しっかりと線でつながっている。

 

 が、全知全能かというと、どうも、そうでもなさそうだ。

ここで「幾何学的」というのは、そういう意味。

異星人たちは、とくに60度、120度という数字にこだわっている。

つまり幾何学的であるという点で、全知全能ではない。

全知全能なら、数字や形に、こだわる必要はない。

 

○服従と忠誠

 

 もう少し異星人論をつづける。

 

 カナダのアルバート州に、「インディアン・ヘッド」と呼ばれる、美しい絵がある。

自然の産物ということになっている。

が、あの絵を見て、だれが自然の産物と思うか。

写真をそのまま、大地に彫り刻んだような絵である。

 

 詳しくは、以下の動画を見てほしい。

私の脳みそを疑うのは、あなたの勝手。

しかし自分の脳みそまで、疑ってはいけない。

 


 

 この絵こそ、まさに神の中の神が描いた絵である。

拝んだところで、どうにもなるわけではないが、拝むとしたら、この絵に拝んだらよい。

尊さでいうなら、神社や寺、神殿や教会で拝む「絵」や「像」よりも、はるかに尊い。

その絵というのは、ほかならぬ神の中の神によって、描かれた絵である。

神の中の神によって、直接、描かれた絵である。

 

 ……というような話を、先日、義兄に話したら、興味深そうに私の話を聞いてくれた。

で、その上で、こんな会話をした。

 

義「そのインデァン・ヘッドに拝んだら、何か、ご利益(ごりやく)はあるのかね?」

私「何もないですよ」

義「だったら、寺や神社で拝んでも、無意味ということになってしまう」

私「そうですよ。もともと宗教というのは、教えを求めてするもの。ご利益を求めてするものではない。そうでしょう?」

義「しかし教えのない宗教というのも、あるよ」

私「そうですね。……これは私の印象ですが、神の中の神と呼ばれている人たちは、人間に対して、絶対的な忠誠と服従を求めていますね」

義「ああ、それはぼくも感じている」と。

 

 神の中の神が、マヤやインカの人たちに対して、どのような教えを教えたかは、私は知らない。

が、何も天文学だけを教えたわけでもないだろう。

 

(そう言えば、そういった教えの話は、ほとんど残っていない。

考えてみれば、これはおかしなことだ。

2012年の12月xx日に、地球は滅ぶというような話は出てくるが、それは「教え」ではない。)

 

 一方、若い女性を生け贄(いけにえ)として、神に捧げたというような話はよく耳にする。

ピラミッドの頂上から、穴の底へ落としたという話も聞いたことがある。

神もずいぶんとひどいことをするものだと思いたいが、最近の調査によれば、骨は、ほとんど残っていないという。

ということは、うわさで言われているような、生け贄というのは、なかったことになる。

あるいは、若い女性が穴の底に落ちる前に、異星人たちがその命を救ったのかもしれない。

 

 ともあれこうした話で、共通して一貫性をもっているのは、「服従」と「忠誠」である。

神の中の神は、人間に対して、絶対的な服従と忠誠を求めている。

「教え」よりも先に、絶対的な服従と忠誠を求めている。

が、なぜか?

 

○不完全な生き物

 

 要するに人間に対して、こう言っている。

「お前たちは不完全、きわまりない生き物である。

この宇宙で生き残りたければ、私たちに服従し、忠誠を誓え」と。

 

 が、この言葉を反対に読むと、こうなる。

 

「さもなくば、お前たちを滅ぼすぞ」と。

 

 そういう点では、神の中の神は、私たち人間が考えているほど、甘くない。

やさしくもない。

とくに驕(おご)り高ぶった人間には、容赦しない。

堕落した人間には、容赦しない。

旧約聖書には、そういった話が、ぎっしりと載っている。

 

○11月22日

 

 話がどんどんと飛躍してしまった。

が、最近は、こういう話がおもしろい。

視点が、広い。

自分をいつも、宇宙の一角に置く。

そこからものを考える。

 

 反対にそういう視点でものを考えていると、視点の狭い人がよくわかる。

 

 ……ここから日が変わって、11月22日。

今、奈良の近くの、新大宮(近鉄線)の駅前にある、スーパーホテルというところに泊まっている。

その窓の外の景色を見ながら、この原稿を書いている。

時刻は、午前6時。

周囲は、まだ真っ暗。

遠くを、ゆっくりと電車が走っている。

走っている途中で車内の電気をつけたから、始発か何かなのだろう。

それをしばらく、ぼんやりとながめる。

 

 ……低い山々が、周囲に連なっている。

目を凝らして見ると、それがわかる。

朝が近い。

 

 ……今日の予定。

益田の岩船を見る。

つづいて高野山へ。

 

○ワイフ

 

 こう書くと、「?」と思う人もいるかもしれない。

実は、こうしていつも私を外へ誘い出すのは、ワイフ。

私ではない。

 

 ……私自身は、それほど行動派ではない。

が、ワイフはちがう。

「電車に乗っているだけで、幸せ」などと言ったりする。

 

で、やってきた。

岩船の方角を調べるためだけの目的。

新幹線を乗り継いでくると、2泊3日で、軽く10万円を超える。

が、それについても、ワイフは、こう言っている。

「3万円もあれば、台湾へ行けるんだってエ」と。

そのうち、台湾へも、足を延ばすかもしれない。

 

 高野山については、司馬遼太郎が、「不思議なほど平ら」(記憶)と言った部分を確かめたい。

司馬遼太郎は、どこを見て、そう思ったのか。

またどうして「不思議なのか」。

それを知りたい。

 

○11月22日

 

 今朝は、あまり気分がよくない。

昨夜食べた、韓国料理が、腹の中でまだガポガポしている。

油ぽい料理だった。

消化不良を起こしているらしい。

 

 が、朝食は、6時半から。

したくは、できた。

これから朝食。

そのあと、すぐ出発。

ラッシュアワーは、避けたい。

 

○近鉄・橿原線(かしはら)線

 

 午前7時の電車に乗ったが、すでにラッシュアワー。

一度、大和西大寺で乗り換え。

そこから橿原線に乗る。

「かしはら」と読む。

……やっと読めるようになった。

今月は、この奈良へ、2度もやってきた。

 

 ワイフは、「つぎは葦嶽山(あしたけやま)ね」などと、のんきなことを言っている。

不思議な山で、日本のピラミッドと呼ばれている。

それもそのはず。

中国の西安(長安)と、矢田寺を線でつなぐと、葦嶽山は、その直線下にある。

(法隆寺とつなぐと、直線は、葦嶽山のやや下方を横切る。)

さらにクロスポイント(東)から仁徳陵へ線をつなぐと、葦嶽山は、仁徳陵から、90度、左に曲がった位置にある。

葦嶽山は、どこからどうながめても、あやしい。

 

 が、かなりの高山。

冬場は、遭難の危険すらあるという。

葦嶽山に登るのは、早くても来年の春。

がまんしよう。

 

○益田岩船

 

 たった今、益田岩船から帰ってきた。

そこから歩いて20分ほどのところにある、岡寺駅。

電車を待つ。

この先、フルイチという駅、つぎに河内ナガノという駅で乗り換え、さらに高野山に向かう。

先ほど、駅員さんが、そう教えてくれた。

 

 で、その岩船。

写真で見るのと大ちがい。

巨大。

見た瞬間、ぞっとした。

同時に、ほっとした。

 

 どこからどう見ても、人間業(わざ)ではない。

それがわかった。

だからほっとした。

 

 なお穴の深さは、1メートルもない。

私が考えているように、オベリスクの土台としてはじゅうぶんだが、水瓶ではない。

またオベリスクを立てるには、北のほうに、5~10度、傾いている。

あのままあの穴に、石柱を立てたら、北に傾く。

それにかなり背の高いオベリスクを立てなければ、周囲の木々の間に埋もれてしまう。

立地条件はよいが、立地場所はよくない。

オベリスクを立てるのを、途中で放棄した。

そう考えると、納得できる。

少なくとも、私の頭の中は、すっきりする。

 

 ……しかしそれにしても巨大だった。

最初、下から見上げたので、よけいに大きく見えた。

なおこれは私が以前からもっていた疑問。

 

 なぜ異星人たちは、コンクリートを使わなかったか。

 

 理由の第一。

鉄筋でも入れなければ、コンクリートは、すぐボロボロになる。

それにコンクリートというのは、意外と工事がめんどう。

時間もかかる。

それよりも巨石をもってきて、それをレーザー光線のようなもので、カットしたほうが楽。

強度もじゅうぶん。

 

 岩船を見ながら、私はそんなことを考えた。

 

○案内板

 

 岩船の案内板が、2か所にあった。

ひとつは、小山に登る手前。

もうひとつは、岩船の南下。

しっかりと読んでみたが、どこにも「異星人」の文字はなかった。

 

 考古学者たちは、「異星人」という言葉を使うと、それだけで拒絶反応を示す。

視野が狭い。

小さい。

重箱の隅(すみ)をほじくり返すような研究(?)ばかりしている。

 

 それにもし今、異星人の存在を認めると、自己否定の世界に陥ってしまう。

「今まで、私は何をしてきたのか?」と。

研究者にとって自己否定ほど、恐ろしいものはない。

全人格を否定されるようなもの。

 

 しかしそこにそれがあるなら、それを認めたらよい。

人間業でないものを、人間業とがんばるから、自己矛盾の世界に陥ってしまう。

 

 一方、私は自由。

自由人。

考古学など、もとから興味はない。

学者の世界など、もとから興味はない。

が、どちらが本筋かと言えば、私のほう。

 

 謎の点と線を結んでいけば、やがて年代もわかってくる。

たとえばナスカ平原の直線。

どの線がどの遺跡につながっているかを調べる。

つぎにナスカ平原の直線で、どれがどの直線の上になっているかを調べる。

つまり下の直線ほど古い。

上の直線ほど新しい。

それがわかれば、遺跡の年代が、段階的にわかる。

そういう調べ方もできる。

 

○岡寺駅

 

 ホームはがらんとしている。

ホームの椅子には、私とワイフ、それに若い女性が1人。

景色はすっかり晩秋模様。

空は鉛色に、どんよりと曇っている。

目には見えないような、霧のように細い雨が降っている。

寒い。

こんな日に高野山に登るのもどうかと思うが、ここまで来た以上、登るしかない。

 

 10時01分発の、電車がやってきた。

 

○近鉄線

 

 このあたりの路線は、蜘蛛の巣のようになっている。

路線図が手放せない。

というか、どこをどう電車が走っているのか、さっぱりわからない。

方向感のすぐれた私だが、その私でも、さっぱりわからない。

加えて窓の景色は、どこも同じ。

 

 が、ふとこう思った。

何度も、思った。

「こんなところに住んでみたい」と。

毎日、あちこちを調べて歩いているだけで、楽しい。

 

○迦楼羅像(かるら・ぞう)

 

 古市(駅名)で、電車を待つ。

そのとき1枚のパンフレットが目に留まった。

その表紙に、私はクギ付けになった。

驚いた。

 

 エジプトのEdfu神殿で見た、鳥人間そっくりの像が載っていた。

迦楼羅像(かるら・ぞう)である。

場所は、奈良の興福寺。

 

 体は人間だが、頭は鳥。

だから鳥人間。

(正式には、「鳥頭人間」という。)

アジア人離れした、大きな目。

耳はあるが、最大の特徴は、クチバシ。

やや上向きの、カラスのそれのような大きなクチバシ。

(興福寺の案内書によれば、「クチバシはスズメのようで、猛禽類の鳥ではない」とある。

が、驚くべきことは、先にも書いたように、Edfuの鳥人間にそっくりということ。)

 

 さらにここでもうひとつの謎が解けつつある。

 

 Edfuの壁には、5種類の人間が描かれている。

鳥人間もその1人だが、頭の長い、長頭人間も描かれている。

その長頭人間。

この日本にもいたらしい。

その名残が、あのエボシ(烏帽子)と思えば、納得がいく。

さらに言えば、シュメールの神。

あの神も、長い頭を隠すためか、長い帽子をかぶっている。

 

○迦楼羅像(かるら・ぞう)(2)

 

 謎はまだつづく。

興福寺の迦楼羅像(かるら・ぞう)の頭頂部をよく見てほしい。

その上に何かがあったかのように、出っ張り部はある。

が、その上には何もない。

それについて、案内書は、「立派なトサカのような飾りがあったはず」と書いている。

が、ちょっと待った!

 

 Edfuの鳥人間はみな、頭の上に、卵(あるいは卵らしい物体)、もしくは独特の飾りをもっている。

それを思い出すなら、迦楼羅像(かるら・ぞう)の頭の上には、同じく卵があったとみるべき。

もしかざりなら、髪の毛がじゃまになる。

が、Edfuで見るような卵なら、あの程度の接着部で、じゅうぶん。

 

○南海高野(河内長野)

 

 河内長野(南海電車・駅名)でのこと。

河内長野から、高野山へ向かう。

そのとき周遊券を買うと、いといろな特典がつく。

そこでのこと。

 

 で、周遊券を買った。

往復で、2人分で5000円弱。

ロープウェイの乗車券、バス代も含まれている。

久しぶりに、「安い」と思った。

片道、おとな1名、1200円ということになる。

 

 私たちは、プラットフォームで電車を待った。

そのときのこと。

周遊券を売ってくれた若い駅員(男性)が、追いかけてきた。

こう言った。

 

「帰りは、河内長野でおりるのではなく、新今宮でおりてください。

(浜松へ帰るなら)、そこからJRに乗ってください。

そのほうが料金が安くなります」と。

 

 手には、新しい周遊券をもっていた。

が、さらに驚いたことに、私たちが1000円札で払うことも考え、つり銭ももっていた。

私は過去65年間、いろいろな電車に乗ってきた。

いろいろな駅員に会ってきた。

しかしここまで親切な駅員に会ったのは、はじめて。

 

 私とワイフは、笑いながら、差額を払い、新しい周遊券を手にした。

同時にワイフが1000円出すと、駅員は、手にした釣銭を、ワイフに渡した。

 

 南海電鉄に、この駅員あり!

名前は私と同じ、「林」。

胸のネームプレートには、そうあった。

 

(余計なことだが、南海電鉄の経営者の方へ、

 

 小さな駅の駅員だが、こういう人物を、経営者は大切にしたらよい。

誠実で、感じがよく、しかも機転がきく。

私たちのような見知らぬ者(stranger)にも、ここまで親切にしてくれる。

上司にペコペコ、客には不親切。

そういう若い人が多い中、こういう男性に出会うと、ほっとする。

こういう若い男性が、南海電鉄の未来を支える。

いいか、だれも見ていないところ。

だれにも評価されないところ。

そういうところで、ここまでしてくれる。

私の仕事は、人を見ること。

その私が言うのだから、まちがいない。)

 

 日本は、まだまだすばらしい国だぞ!

 

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Hiroshi Hayashi+++++++Nov. 2011++++++はやし浩司・林浩司

 
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