【バカ親狂騒曲】(子どもをスポイルしながら、それに気づかない親たち)
【BW子どもクラブbyはやし浩司】(はやし浩司 BW教室 2012-06-07)
●年中児のみなさんのレッスンも、やっと軌道に乗ってきました。
この先は、子どもたちのもつリズムを、少しずつ修正するような形で、指導していきます。
●また小学1~3年生の子どもたちには、「植木算ほか」を教えてみました。
子どもたちはみな、大きなストレスをかかえています。
それを発散させてあげるのも、私の仕事かと思っています。
生意気ざかりの子どもたちですが、たがいに楽しむ。
それが子どもを伸します。
BWの子どもたちは、迫力がちがいますよ!
Hiroshi Hayashi+++++++June. 2012++++++はやし浩司・林浩司
●『インコを飼ったことのない人は、人生の半分を損している』
今日は6月8日(金曜日)。
「えっ、もう8日!」と、驚く。
あっという間に、8日も過ぎた。
もっともこの5月は、ぼたんインコのPippiとの1か月だった。
Pippiとともに、明け暮れた。
6月に入ってからも、毎日が驚きの連続。
昨夜は、1階の居間から2階の、この書斎まで、ひとりで飛んでやってきた。
Pippiには、たいへんな冒険だったらしい。
書斎まで来ると、私の手の中で、グワーッ、グワーッと鳴いた。
赤ちゃんの「オギャー、オギャー」に似た声だが、意味もそれに近いのでは?
唇でPippiの頬を撫でてやると、同じように私の頬をくちばしで撫でてくれた。
ぼたんインコのことを、別名、「Love Bird(ラブ・バード)」という。
その意味を、改めて実感した。
……このぼたんインコにも、それぞれ性格というものがあるそうだ。
(私ははじめて飼ってみたので、ほかのインコについては知らない。)
しかし幼鳥のころは、静かに、やさしく育てるのがよい。
穏やかに、愛情深く育てるのがよい。
今も、私の肩の上で、体を私の首にこすりつけて眠っている。
そこが暖かいからではないか。
生まれたのは、4月の中ごろ。
今日でちょうど2か月ということになる。
人間で言えば、まさに乳幼児。
「育て方も、人間と同じだな」と、よく思う。
基本的信頼関係が、何よりも重要。
たがいに信頼しているので、Pippiは、私がすることについて、何ら警戒心をもたない。
私も、安心して、自分の顔を近づけることができる。
というのも、インコのくちばしは、耳たぶくらいなら平気でかみ切る力をもっている。
育て方をまちがえると、人間に対してかみつくようになる。
こうなると危険。
(インコから遠ざかる)→(ますます荒れる)の悪循環の中で、信頼関係は崩壊する。
今は、その基本的信頼関係の構築期。
何をしても、Pippiを叱ってはいけない。
(叱るようなことは、Pippiもしないが……。)
『インコを飼ったことのない人は、人生の半分を損している』と言った人がいる。
それぞれの人は、それぞれの立場で、そう言う。
『山登りをしたことがない人は……』でもよい。
『ローマを見たことがない人は……』でもよい。
私は高校1年生の終わりごろから、いつも何かの鳥を飼ってきた。
文鳥、白鳩、鶏、うこっけい、インコ……。
鳥が好きで、若いころは、鶏肉を食べることさえ、できなかった。
が、ぼたんインコは、そうした鳥と、一線を画す。
人間の子どもとそっくりというか、同じ。
それだけに育て方もたいへんだが、(つまり乱暴な育て方はできないが)、生きがいも与えてくれる。
毎晩仕事から帰ってくると、まっさきに、Pippiにあいさつをする。
最近では、「ただいま!」と声をかけただけで、巣箱から飛び出してくる。
手に乗せると、あの声で鳴く。
「グワーッ、グワーッ」と。
ときどきシャックリのようなものをするときがある。
それも人間の子ども、そっくり。
「グワーッ、グワーッ」と鳴きながら、しゃっくりをする。
「悪かった、悪かった」と言いながら、私はPippiの頭をさすってやる。
とたん、それまでの疲れが吹き飛んでしまう。
だから今は、こう思う。
『インコを飼ったことのない人は、人生の半分を損している』と。
(注)「インコ」といっても、いろいろな種類がある。
「おかめインコはもっとかわいいよ」と言う人もいる。
ぼたんインコより、さらに頭がよいらしい。
言葉も覚える。
ぼたんインコは、あまり言葉を覚えないという。
今、一生懸命、言葉を教えてはいるが……。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●意識のズレ
おとといの夜、映画『君への誓い(The Vow)』を見てきた。
お涙頂戴の、2流映画だった。
星は2つもきびしい、★★。
1人、レイチェル・マクアダムス(主人公の女性)の演技だけが、光った。
美しい女優だが、ちょっと歳を取りすぎたかな……という感じ。
髪の毛を長くし、若くは見せていたが……。
その中で、こんなシーンがあった。
主人公のページ(レイチェル・マクアダムス)は、進学の問題がこじれ、両親と3年近く、音信を切る。
ページのほうが、家を飛び出したらしい。
(今では、息子や娘のほうが、親と縁を切る時代になったが……。)
で、それについて、ページの夫、レオ(筋肉ムキムキのハンク)が、ページの両親にこう詰め寄る。
「親なら、(3年間も娘を放っておかず)、修復を試みるべきだった」と。
つまり家を飛び出した娘が悪いのではない。
修復を試みなかった親の方が悪い、と。
この発想は、まさにアメリカのハリウッド映画そのもの。
もっと正確には、アメリカ西部の、親子意識をそのまま表象している。
で、現在の日本は、その影響をまともに受けている。
よい例が、あの映画『タイタニック』。
ローズは、母親を棄て、名前を聞かれたとき、「ローズ・ドーソン」と答える。
「ドーソン」というのは、ジャックの名前。
観客は、ローズの立場で、つまり母親を悪者ととらえることで、ローズの行動に納得する。
しかし本当に、そうか?
そう考えてよいのか?
聞くところによると、そのあとローズの母親は、生涯、ローズを捜しつづけたという……というのは、ウソだが、親には親の気持ちがある。
(あなたが親として、子どもにもつ愛情を振り返ってみれば、それがわかるはず。)
ジャックにしても、そうだ。
ジャックにも両親がいた。
両親の気持ちは、どうなのか?
言い換えると、現代の若い人たちは、あまりにも勝手すぎる。
それがあの映画『タイタニック』ということになる。
称して、「タイタニック・シンドローム(症候群)』。
それを象徴するかのような記事が、昨日、ネットに紹介された(2012年6月5日)。
私はこれを読んだとき、ドキッとするほど、強い衝撃を受けた。
同時に、納得した。
「私たちの世代がもっている意識と、こうまでちがうのか」と。
そのまま紹介させてもらう。
タイトルは、『大人になっても親からの小遣いの是非』。
これを読めば、これからの親は、どうあるべきか、それがよくわかるはず。
+++++++++以下、Yahoo・Newsより+++++++++++
●大人になっても親から小遣いの是非
「就職し、自立してからも親から“生活費の援助”を受けている人の割合は25.9%」。
マーケティング・リサーチの「リサーチ・アンド・ディベロプメント」がこんな調査データを発表した。
同調査によれば、じつに4人に1人が親から生活費の援助を受けていることになるが、いったいどれくらいの金額を、どれくらいの頻度で受け取っているのだろうか。
R25が首都圏・愛知・大阪に住む25歳から34歳の男性300人に実施したアンケートでは、「社会人になって(就職した後)、親からお小遣いをもらったことはありますか?」の問いに対し「今も継続的にもらっている」が3%、「今もたまにもらっている」が11.3%、「以前にもらったことはあるが、今はもらっていない」が30%、「もらったことはない」が55.7%となっている。
「今も継続的にもらっている」「今もたまにもらっている」と回答した人に「どれくらいの頻度で、お小遣いをもらっていますか?」と聞いたところ、最も多かったのは「月に1回程度」(27.9%)。以下、「4~6カ月に1回程度」(23.3%)、「2~3カ月に1回程度」(18.6%)、「7~12カ月に1回程度」(18.6%)となっており、わずか1名ながら「毎週もらう」との回答もあった。
「1回にもらう金額」については「1万円以上~2万円未満」が最も多く44.2%。
以下、「1万円未満」(27.9%)、「2万円以上~3万円未満」(18.6%)と、3万円未満との回答が合計90.7%を占めているが、なかには「7万円以上~10万円未満」(4.7%)、10万円以上(2.3%)とかなり親に依存している人も。
ちなみに、親から援助してもらったお金をどのように使っているのかというと「食費」(48.8%)や「交際費」(44.2%)「レジャー費」(37.2%)といった回答が多かった。
このように、社会人になっても親の財布をアテにして生計を維持している若者は少なからず存在する模様。
なんだか情けないような気もするが、彼らにも彼らなりの言い分があるようだ。
●「時々もらうものに対しては、親が子どもに威厳を保ちたいような感情があるので、喜んでもらっている感じです」(34歳男性)
●「社会人たるもの、必要な資金は自分で調達するべきだが、親の好意に甘えるのも時には必要。親もそれで喜んでくれるのであればなおさら」(28歳男性)
●「こちらから欲しいと言って貰う訳ではないし、これはこれでいいかと」(26歳男性)
●「極力避けたいが、キャッシングとか利用するよりはいいかなと思う」(34歳男性)
●「家族によって違うとは思うが、援助したりされたりすることで繋がりを持っていたいと思う」(26歳男性)
●「ちゃんと働いていて、さらに親から貰えるならいいと思う。使われなかったものは多くの場合、遺産として自分のところに最終的に入ってくるので、いつもらうのかという話」(29歳男性)
特に多かったのは金銭の授受によって、別々に暮らす親子のつながりが生まれるという意見。
実際、援助することに喜びを感じる親は少なくないため、仕送りを受け取ることが親孝行になるとの考えもあるようだ。
また、仕送りではなく、別の形で親から資金援助を受ける人も少なくない。
例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75.8%。
援助額の平均は196.9万円となっている(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)。
また、新居を建てる際には54%の人が親・親族からの資金援助を受けており、そのうち1500万円以上の援助を受けた割合は11.4%にも上る(SUUMO「住居に関するアンケート2011」より)。
なかなか給料が上がらないこのご時世、ある程度は親の好意に甘えてしまうのも致し方ないのかもしれない。
(榎並紀行)
+++++++++以上、Yahoo・Newsより+++++++++++
●「仕送りを受け取ることが親孝行」?
こういうとき息子や娘は、おおかた、こう言う。
「就職したら、返す」「給料があがったら、返す」と。
しかし実際には、返さない。
結婚したら、ハイ、さようなら!
が、それにしても、4人に1人が、社会人になってからも、親の援助を受けているとは!
驚くと同時に、あきれる。
私たちの世代とは、まったく、逆。
意識も行動も、逆。
私たちの世代は、親にお金を届けた。
私のばあいは、毎月、収入の約半分を送った。
レポートによれば、こんなことも。
『例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75.8%。
援助額の平均は196.9万円となっている』(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」)と。
また最後に、ライターは、こう結んでいる。
『なかなか給料が上がらないこのご時世、ある程度は親の好意に甘えてしまうのも致し方ないのかもしれない』と。
つまり「給料が少ないから、しかたない」と。
これを読んだとき、ライターもその中の1人、つまり親から援助を受けている1人と理解した。
私がライターなら、こんな結び方は、ぜったいにしない。
というのも、親の収入にも、限度がある。
打ち出の小槌をもっているわけではない。
リストラされたら、その時点で、収入はゼロ。
(失業保険手当ては別。)
再就職しても、給料は3分の1程度になる。
親が息子や娘に現金を渡すのは、「威厳」や「好意」のためではない。
自分の老後のためである。
自分の最期のためである。
「葬式くらいは出してほしい」という、切ない願いのためである。
私たちの世代にとっては、1万円でもきびしい。
なけなしのお金。
それを言うも言ったり。
「……使われなかったものは多くの場合、遺産として自分のところに最終的に入ってくるので、いつもらうのかという話」とは!
さらに「実際、援助することに喜びを感じる親は少なくないため、仕送りを受け取ることが親孝行になるとの考えもあるようだ」とも。
ドラ息子(娘)、この一言に極まれり!
「どうせ遺産でもらうのだから、先にもらって何が悪い」「仕送りを受け取ることが親孝行」と。
しかもそのお金を、「……交際費(44.2%)、レジャー費(37.2%)」にだと!
50代のあなた。
60代のあなた。
70代のあなた。
この一文を、しっかりと読んでみたらよい。
繰り返し読んでみたらよい。
読んだら、あなたの意識も、180度、変わるはず。
どう変わるかは、あなた自身で、あなたの心の中を探ってみればわかるはず。
意識のズレというよりは、現代の若者たちの意識は、ここまで狂っている。
腐っている。
飽食とぜいたくの中で、自分を見失ってしまっている。
私ならこの調査結果を、そう結ぶ。
●終わりに一言
ドラ息子、ドラ娘というより、バカ親と書くべきか。
今、そのバカ親がふえている!
なお別のところで書いたが、最近の若い人たちは、親孝行を「束縛」ととらえる。
へたに親子孝行論を唱えようものなら、「あなたは子どもを束縛するのか」とやり返される。
そういうことも心のどこかに置いて、この調査結果をながめてみるとよい。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 親の援助 親からの仕送り 親のすねかじり 親孝行 はやし浩司 現在の若者の親孝行観 はやし浩司 ドラ息子 ドラ娘 親から小遣いをもらう 親の援助 はやし浩司 結婚式の費用 はやし浩司 バカ親 馬鹿親 馬鹿親狂騒曲 はやし浩司 親孝行論 束縛論 親孝行は束縛 拘束)
【資料の整理】
R25が首都圏・愛知・大阪に住む25歳から34歳の男性300人に実施したアンケートでは、「社会人になって(就職した後)、親からお小遣いをもらったことはありますか?」の問いに対し、
「今も継続的にもらっている」が3%、
「今もたまにもらっている」が11.3%、
「以前にもらったことはあるが、今はもらっていない」が30%、
「もらったことはない」が55.7%となっている。
「今も継続的にもらっている」「今もたまにもらっている」と回答した人に「どれくらいの頻度で、お小遣いをもらっていますか?」と聞いたところ、
最も多かったのは「月に1回程度」(27.9%)。
以下、「4~6カ月に1回程度」(23.3%)、
「2~3カ月に1回程度」(18.6%)、
「7~12カ月に1回程度」(18.6%)となっており、わずか1名ながら「毎週もらう」との回答もあった。
「1回にもらう金額」については、
「1万円以上~2万円未満」が最も多く44.2%。
以下、「1万円未満」(27.9%)、
「2万円以上~3万円未満」(18.6%)と、
3万円未満との回答が合計90.7%を占めているが、なかには「7万円以上~10万円未満」(4.7%)、10万円以上(2.3%)とかなり親に依存している人も。
ちなみに、親から援助してもらったお金をどのように使っているのかというと、
「食費」(48.8%)
「交際費」(44.2%)
「レジャー費」(37.2%)といった回答が多かった。
例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75.8%。
援助額の平均は196.9万円(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)。
また、新居を建てる際には54%の人が親・親族からの資金援助を受けており、そのうち1500万円以上の援助を受けた割合は11.4%(SUUMO「住居に関するアンケート2011」より)。
Hiroshi Hayashi+++++++June. 2012++++++はやし浩司・林浩司
2012年6月8日金曜日
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