【天国論】
●ガーデンパーク
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今日の午後、ワイフと2人で、近くの
ガーデンパークへ行ってきた。
浜名湖の北にある、入場無料の公園である。
そこで弁当を食べた。
マガジン用の写真を撮った。
モニターを見ると、空には水色の空が、
広がっていた。
それを見て、私は何度もワイフに
こう言った。
「ここは天国みたいだね」と。
そう、天国のようだった。
何組かの親子連れが通り過ぎた。
犬を連れた人もいた。
車いすに乗った老人も、何組か見た。
のどかで、心温まる光景だった。
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●映画『フィールド・オブ・ドリームズ』
ケビン・コスナー主演の映画に、『フィールド・オブ・ドリームズ』というのがあった。名作中の名作である。
その中で、主人公のレイ・キンセラ(ケビン・コスナー)が、父親とキャッチ・ボールをするシーンがある。
レイ・キンセラは、若いころ父親と口論し、家を飛び出している。
以後、一度も、父親とは会っていない。
そのレイ・キンセラが、父親とキャッチ・ボールをする。
(映画を観ていない人は、ぜひ、そちらのほうで内容を知ってほしい。)
そのとき、父親がボールを返しながら、レイ・キンセラにこう聞く。
「ここは天国か?」と。
するとレイ・キンセラが、ふと我が家のほうを振り返り、こう答える。
ベランダには妻がいて、子どもがいる。
「Almost Yes(ほとんどそうだ)」と。
見事なほどまでに、感動的なシーンである。
もし天国というものがあるなら、私はこの世にあると思う。
今日見た、ガーデンパークも、そのひとつかもしれない。
のどかで、平和な光景だった。
どこを歩いても、ほのかな花の香りがした。
●帰りに……
ガーデンパークからの帰り道、ショッピングセンターで、芝生を買ってきた。
一束、400円弱。
それを5束、買った。
それにネギの苗。
ガーデンパークで、芝の上を歩いているとき、私も、それがほしくなった。
「今年は、芝生に挑戦しよう」と言うと、ワイフはあっさりと同意してくれた。
ガーデンパークのような「天国」というわけにはいかないが、気分だけは、味わえる。
そう思いながら、芝生を買った。
で、家へ帰って、さっそく作業。
地面を三角鋤(すき)でならし、芝生を並べる。
間を土で埋め、最後に水をたっぷりとかける。
1時間ほどで、作業はすんだ。
天国……私のような人間は、天国に入れるはずがない。
だいたい、私は、無神論者。
極楽も、無理。
葬儀も戒名も不要と、いつも言っている。
しかし「今」が、「Almost Heaven(ほとんど天国)」なら、私には「今」で、じゅうぶん。
ぜいたくは言わない。
天国がどんなすばらしいところかは知らないが、知らないなら、知らないでよい。
私は、「今」に満足している。
……ほんのりとした充実感を覚えながら、書斎に入った。
入って、この原稿を書き始めた。
時刻は午後5時、少し前。
Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司
●雑感
この1週間、いろいろあった。
少し前、ある玩具メーカーから、仕事の依頼があった。
「玩具に、推薦文を書いてほしい」と。
ついでに新しい企画も、申し込まれた。
が、話が少し進んだところで、先方から、キャンセルしてきた。
私の思想に、問題があるということらしい。
「この世界も、微妙ですから」と、先方の担当者は言った。
そうかもしれない。
私は一応、幼児教育評論家となっている。
しかし幼児教育の評論だけをしているわけではない。
ご存知のように、宗教評論から、政治評論までしている。
要するに、毎日、書きたいことを、自由に書いている。
それがまずい、らしい。
「どうぞ、ご勝手に」と思いつつ、そのメールを削除した。
●「色」
この日本では、政治的な「色」をもった教師は、嫌われる。
左翼系であろうが、右翼系であろうが、事情は同じ。
無色透明であればよいということらしいが、そんな芸当は、私にはできない。
もしそういうことで私から去っていくというのなら、一向に、構わない。
それに私も、もうすぐ63歳。
平均寿命まで、あと15年。
何に遠慮しなければならないのか。
私は私。
その「私」で貫いてやる。
このまま生きてやる。
しかしその一方で、私のHPやBLOGへのアクセス数が、ぐんぐんとふえている。
現在、2か所の有料HPサービスと、18か所の無料HPサービスを利用している。
平均して、どこも毎日、500~1000件近い、アクセスがある。
ほかにBLOGもある。
現在、8か所から、BLOGを発行している。
こちらも毎日、300~1000件近い、アクセスがある。
HPとBLOGだけでも、合計すれば、1日、2万件。
ほかに定期発行の電子マガジンがある。
読者数こそ頭打ちだが、それでも毎週、延べ、1万2000人の人が、読んでくれている。
月になおせば、延べ、4万8000人。
「色」など気にしていたら、何も書けなくなる。
だから「どうぞ、ご勝手に」と思った。
(注:アクセス数が2万件といっても、2万人ということではない。
1人の人が、複数回アクセスしてくることもある。
が、その一方で、ハイパーリンクといって、カウンターの設置していないページへ直接アクセスしてくる人もいる。
そういう人は、カウント数に入らない。
だから実際には、2万人より、はるかに多いとみるのが常識。)
●私の世界
そんなわけで……。
私は自分の書斎に入り、パソコンを立ち上げたとたん、言いようのない開放感を覚える。
「解放感」でもよい。
「ここは私の世界」と思うことも、多い。
が、何よりもうれしいのは、朝目を覚ましたとたんから、(やりたいこと)があること。
時刻に関係ない。
どこかうつ病気質だから、早朝に目を覚ますこともある。
ときに午前4時ごろ、目を覚ますこともある。
が、そういうときは、思い切って起きてしまう。
「1日や2日、人間は眠らなくても死なない」と、自分に、そう言って聞かせる。
一応、毎朝、ウォーキングマシンの上で、10~20分間、運動することにしている。
しかしその運動も、もどかしい。
早く書斎に入りたいという衝動が、繰り返し私を襲う。
もっともそのころになると、頭の中がモヤモヤとしてくる。
書きたいことが、脳みその奥から、煙のように出てくる。
が、もしその(やりたいこと)がなくなったら、それこそ私は、生きる屍(しかばね)。
自分でもそれがよくわかっている。
あとは、そのモヤモヤを文章にするだけ。
それが楽しい。
私の生きがい。
そう、そのモヤモヤをはき出したときの爽快感は、なにものにも、代えがたい。
……というような話は前にも書いたので、ここまで。
夕食後は、ワイフとDVDを見ることになっている。
DVDの選択は、ワイフに任せている。
楽しみ!
Hiroshi Hayashi+教育評論++March.2010++幼児教育+はやし浩司※
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