2011年9月9日金曜日

●Magazine (12th of Sep)

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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 9月 12日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●8月27日(土曜日)(はやし浩司 2011-08ー27)

++++++++++++++++++

旅の疲れが出たのか?
それとも運動のせいか?
今日も、2時間も昼寝をした。
それなりにぐっすりと眠った。
目覚めも悪くなかった。

が、寝起きに夢を見た。
しばらく、ぼんやりしていた。
その夢について、あれこれと考えていた。
しかし夢は夢。
頭から振り切ると、そのまま起きあがった。
足下がフラフラした。
台所へ行くと、
ワイフが、そこにいた。

「2時間も眠ったみたい」と声をかけると、
「よく寝たわね」と。

++++++++++++++++++

●運動

 昨日は、(今朝も)、朝起きると、ウォーキングマシンの上で、30分、歩いた。
マシンでは、30分が、MAX(=限度)になっている。
が、30分程度がよい。
20分を過ぎるころから呼吸が激しくなり、さわやかな汗が全身を流れ始める。

 ほかに昨日の午後は、サイクリングを2単位。
1単位は、30~40分前後。
ほどよい疲れが、心地よかった。

●Kさん

 40年来の友人に、Kさんという人がいる。
私と同じ、昭和22年(1947)生まれ。

役所を退職したあと、3反(900坪)の畑を買い求め、今は「百姓」(Kさん弁)をしている。
そのKさんは、無農薬農業を心がけている。
「無農薬農業」といっても、実際には、不可能。
数年もかけて、ミカンの木を栽培したが、カミキリムシが入り、全滅。
海水をくんできて、それで消毒していたが、あまり効果はなかったという。
今は、野菜作りに専念している。

 そのKさんに、ニンニクを分けてもらえないかと、昨夜電話をかけた。
東北産も中国産も、安心できない。
そこでKさんに助けを求めた。
が、この暑さ。
できは、よくないとのこと。
そしてこうも言った。

「あと何年かすると、この日本では野菜作りもできなくなるかもしれないね」と。
気候が温暖化すると、野菜もできなくなるという。

 言い忘れたが、Kさんは東京農大を出た、エリート中のエリート。
役所でも、その道、一筋に生きてきた人である。
そのKさんが、そう言った。

●総入れ歯

K「林さん(=私)、私ね、総入れ歯になりましたよ」
私「総入れ歯?」
K「昔から虫歯だらけでね。それで歯周炎に苦しみました。で、歯がみんな抜けてしまって……」
私「……!」
K「明日、その入れ歯を入れてもらうことになっています。話していても、フニャフニャします。聞きづらいでしょう?」と。

 その話を聞いて、ツンとしたさみしさが、私の心を包んだ。
Kさんだけではない。
こうして私たちは、老いていく。
老い方は、人それぞれだが、みな、例外なく老いていく。

私「私も、しばらく同じ姿勢をつづけていると、体が固まって、動けなくなくなります」
K「あら、それはいけないな」
私「正座なんか、もう私にはできません。10分もしただけで、歩けなくなります」
K「ハハ、ぼくもね、腰が弱くて、映画館で映画を観ることができませんよ」
私「どうして?」
K「映画館で映画を観ていると、腰が痛くなります。太りすぎです」
私「それも、いけないですね」と。

 ニンニクの話をするつもりだったが、健康の話になってしまった。
私の年代の人たちは、みな、そうなる。
最後には、結局は健康の話になる。

●夏のレッスン

 今日は土曜日だったが、レッスンをひとつこなしてきた。
「夏期講座」と呼んでいる。
このレッスンを通して、子どもたちに自信をつけさせる。
それを第一のテーマにしている。

 何かを教えるのではなく、自信をもたせる。
そんな目的を、このビデオを通して、理解してもらえれば、うれしい。

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【Summer Lesson @ BW Children's Club Hamamatsu Japan Aug. 27th 2011】

(1)


(2)


(3)


(4)



Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●残暑

 残暑もきびしいが、朝夕は、めっきり涼しくなった。
ときに寒いほど。
このところ風邪をひく人が多くなった。
そんな話をよく耳にする。
 
 実は私も、あぶなかった。
寝る前はそれなりに暑い。
が、夜中に、急に気温がさがる。
それで風邪をひく。
今朝もそうだった。
それに気がつき、ワイフにしがみついていった。
 
●職業観

 1970年のころのこと。
今は、どうか、知らない。
当時のオーストラリアでは、大卒の資格がないと、ユンボやブルドーザーを操作できなかった。
それだけその仕事は、技術職として重要視されていた。

 一方、私たち、団塊の世代にとっては、商社マン、証券マンというのは、それなりの職業だった。
私たちが大学を卒業するころ、日本は高度成長の波に乗った。
すべてがマネー、マネーという時代だった。
が、その時代は、あの山一証券の倒産劇で、終わった。
つまり「それなりの職業」という幻想が、つぶれた。
ほかの世代の人たちには、それがわからないかもしれない。
しかし社長が、テレビカメラに向かって、「私が悪いんです。みんな私が悪いんです」と泣きじゃくって見せたとき、その幻想は、つぶれた。
私たち団塊の世代に与えた衝撃は、大きかった。

 が、一方、オーストラリアでは、日本の商社マンは、「軽蔑」されていた。
軽蔑ということは、軽蔑。
どう軽蔑されていたかについては、すでに何度も書いた。

 つまり私たちがもっている「職業観」というのは、国によってちがう。
たとえば「軍事国家」「独裁国家」と呼ばれている国々では、軍人がエリートということになっている。
現在のフィリッピンがそう。
北朝鮮もそう。
戦時中の日本も、そうだった。
弁護士にしても、アメリカでは、資格をもちながら、失業している人はゴマンといる。
さらに言えば、パイロット。

 日本航空のばあい、ほんの4、5年前までは、機長といえば、年収2400万円以上。
しかしアメリカでは、国際線の機長ですら、月収12万円前後(「超大恐慌の時代」)で飛んでいる。
しかも雇用契約は、一年ごとの更新制。

多くの国では、空軍のパイロットが転職し、民間機のパイロットになるケースが多い。
が、ここにきて、全裸の機長が、女性の下着を盗みに入り、逮捕されるという事件が起きた(2011年8月)。
日本航空の現役の機長だったというから、驚きである。
つまりそういう頭のおかしな人が、飛行機の中で、操縦かんを握っていた!
想像するだけで、ゾッとする。

 地に落ちた・・・というか、こうして私たちがもっている幻想は、つぶれていく。
というか、職業に上下はない。
あるはずもない。
が、日本には、江戸時代の身分制度が、いまだに残っている。
身分制度そのものは崩れたが、その「意識」が残っている。
その意識でもって、職業の上下を判断する。
それが今、音をたてて崩れ始めている。

●学歴制度の崩壊

 もう7、8年前の話だから、現在の実情とは違っているかもしれない。
しかしこんな話を、ある中学校の校長(浜北区H中学校)の校長から聞いた。

「今では、60%の中学生は、受験勉強などしていません。部活でがんばって、推薦で高校へ入ると考えています」と。
それから7、8年。
60%より多くなったのか。
それとも少なくなったのか。
が、一度緩んだバネは、もとには戻らない。

 中学生ですら、意識が変わった。
高校生も、変わった。
大学生も、変わった。

 変わらないのは、40代以上の古い世代。
中には、60歳になっても、70歳になっても、過去の学歴を頭に載せて歩いている人さえいる。
それはそれとして、こうした変化も時代の流れ(?)。
が、これは同時に深刻な問題でもある。
学問の軽視は、そのまま学力の低下につながる。

 先日もこんなことがあった。
事務機器屋の男に、背の高い本箱を据え付けてもらった。
そのとき私が、「地震のとき倒れるから心配だ」と言ったら、その男(40歳くらい)は、こう言った。
「この本箱(スチール製)は、重いから、倒れませんよ」と。
私がいう「学力」というのは、それをいう。
学力のない人は、平気で、そう言ったりする。
こんな国が、これから先、どうやって外国と戦っていくというのか。

●学ぶ力

 繰り返し書く。

(もの知り)と(思考)は、まったく別のもの。

ものをよく知っている=情報量が多いからといって、賢い人ということにはならない。
利口な人かもしれないが、賢い人ではない。
たとえば幼稚園児でも、掛け算の九九を暗記している子どもがいる。
だからといって、そういう子どもをさして、「賢い子ども」とは、言わない。

 昔、宮沢俊義という憲法学者がいた。
私が法学生のころには、神様のような存在だった。
その宮沢俊義が、あるとき、ある小学校で憲法についての講演をした。
その直後のこと。
1人の子どもが手をあげて、宮沢俊義にこう質問した。
「憲法は、いくつ(何条)まであるのですか?」と。

 この質問に宮沢俊義は、即答できなかった。
宮沢俊義は、側近の者に六法全書をもってこさせ、憲法の条文の数を調べて答えたという。
「宮沢先生ともあろう方が・・・」とだれしも思う。
しかしこれは法科の学生ならみな知っている、有名な逸話である。

 つまり情報というのは、そういうもの。
思考というのは、そういうもの。

 このところ学校教育の内容が変わってきた。
(もの知り)から、(賢い子ども)へ。
「遅すぎた」という感はゆがめないが、今後の日本の教育に期待したい。

●身分制度

 若い人たちは、江戸時代と聞くと、遠い昔のことのように思うかもしれない。
しかし人は、加齢とともに、過去に近づいていく。
たとえば20歳の人には、130年前というと、自分の年齢の6倍以上も昔の話ということになる。
しかし65歳の人には、たったの2倍。
(たったの2倍!)
私の祖父母にしても、明治生まれとはいえ、江戸時代をそのまま引きずっていた。

 若いころはそうは思わなかった。
しかしこの年齢になってみると、江戸時代がすぐそこにあるのがわかる。
遠い昔ではない。
そこにある。
だから今、「江戸時代がそのまま残っている」と、だれかに言われても、驚かない。
私自身も、往々にして、それを感ずる。
先に書いた、身分制度もそのひとつ。
私たち日本人は、いまだにその身分制度を、色濃くひきずっている。

●追跡

 いつとは書けないが、最近、こんなことがあった。

 あるビデオショップへ行ったときのこと。
駐車場が空いていなくて、そこに車を止めていると、一台の車がサーッと横を通り過ぎていった。
そのまま見ていると、その車は、身体障害者の人用の駐車場に、迷わず停止した。
見ると、中から、60歳前後の男女が出てきた。
シャキシャキと歩いている。
とても障害のある人には、見えなかった。

 ワイフはその男性の名前を知っていた。
以前、町内会の仕事をいっしょにしたことがあるという。
私はその男性にたいへん興味をもった。

 ・・・というより、以前からもっていた。
「そういうことが平気でできる人というのは、どういう人なのだろう」と。

●電話帳 

 電話帳から、その人の住所はすぐわかった。
私は車のナビに、その人の住所を入力した。
ビデオショップからに帰り道、その人の家を訪ねてみることにした。

 ビデオショップから、5分ほどのところだった。
細い路地を入った、一軒家。
庭先に、4畳ほどの小さな家があり、「xxピアノ教室」と書いてあった。
「娘さんかだれかが、ピアノの先生をしているのか」と、私は思った。
が、先生をしているのは、その妻のほうだった。
たまたま通りがかった女性から、それを聞いた。
また年齢も60歳くらいと思ったが、ともに、50歳前後という。
もちろん身体障害者ではない。

 その家を離れるとき、私はこう思った。
「そういうものかなあ?」と。

●速度制限

 「日本人は交通ルールを守らない」と、オーストラリアの友人は、言った。
そこで私は、「君はどういうところを見て、そう言うのか」と聞くと、こう話してくれた。
「(四つ角などで)、停止線のところできちんと止まらない」と。

 以来、よく車を観察するようになった。
ナルホド!
停止線のところできちんと止まっている車は、ほとんど、ない。
停止線を飛び出す、あるいは反対に数メートル手前で止まる。
日本人には、何でもない光景だが、オーストラリア人には、「信じられない」となる。

 そこで今回(2011年4月)、同じオーストラリア人と、ハイウェイを走ってみた。
そこでのこと。
驚いたことに、友人だけではなく、どの車も、速度表示に従い、ぴったりとその速度で走っている。
これには驚いた!

 たとえば80キロの標識・・・どの車も時速80キロで走る。
60キロの標識・・・速度を、がくんと落とす。(やがて道路わきの木々を切り倒す作業車とすれちがう)。
100キロの標識・・・とたん車は速度をあげ、100キロまで加速!

 ハイウェイを走るとき、みな、このルールを守る。
「まるで列車ゲームのよう」と、私は感じた。
列車ゲームでは、表示された速度を忠実に守らないと、即、減点になる。
実際の列車の運行でも、そうなっているらしいが・・・。

 で、そのときはじめて私は、以前、友人の言った言葉の意味がわかった。
「日本人は交通ルールを守らない」と。

●民主党の党首選挙

 民主党の党首選挙が始まった。
(実際には、まだ始まったわけではないが・・・。)

 しかしそれを見ながら、こう考えた。
もちろん政策論争などというのは、そっちのけ。
「数」。
数だけの勝負。

 それを見ながら、私は「関ヶ原の戦いと同じ」と思った。
関ヶ原の戦い(1600年)でも、「数」だけが、ものを言った。
それを同じことを、400年以上たった、今も、している。

 関ヶ原の戦いでは、西軍の小早川秀秋の裏切りにより、東軍が大勝し、徳川家康が政権の座につく。
今度の選挙でも、同じようなことが起こるかもしれない。
しかし本当の問題は、このことではない。
どうしてこういう愚かなことが繰り返されるかということ。

 政治が「数」で動く。
中身ではなく、「数」。
が、これではいつになっても、日本の民主主義は、完成しない。
つまりは、私たち有権者自身が賢くならないと、民主主義は完成しない。
地方選挙のレベルから、オジチャン、オバチャンたちによる談合選挙。
その頂点に国政選挙があり、党首選挙がある。

 民主主義とはいうものの、「賢さ」をはぶいたら、ただの祭り。
まわりくどい書き方をしたが、今朝の私は、そんなことを考えた。

2011年8月28日


Hiroshi Hayashi++++++++Aug  2011+++++++++はやし浩司

●オーストラリアの友人の論文(モナーシュ大学図書館)

 オーストラリアの友人(モナーシュ大学Librarian)が、論文を送ってくれた。
キャンベラ大学での講演に使ったという。
それを読んで、先週、「これを日本語に翻訳して、日本で紹介していいか」と聞くと、「感謝する」という返事が届いた。

 今日は、土曜日。
このあとワイフと山荘に行くことになっている。
昼寝もした。
今夜は、その翻訳に挑戦してみたい。

オーストラリアにおける中国人の動きがわかって、興味深い。

Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

EAST ASIAN LIBRARY RESOURCES GROUP OF AUSTRALIA
オーストラリアにおける東洋学図書館の資料
Newsletter No. 58 (July 2011)
2011年7月号(No.58)

Special Materials Relating to Chinese Studies at Monash University Library
モナーシュ大学における、中国研究に関する特別資料
Dennis Kishere
デニス・キシア
Chinese Studies Librarian
Monash University
中国研究・ライブラリアン
モナーシュ大学
d1.jpg

省略します。

Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●8月28日夜

+++++++++++++++++++++++++

夕食後、ビスタ・パソコンのOSを、WINDOW7に交換した。
サブ・マシンで使っているパソコンである。

(近く、ビスタのUPDATEサービスが終了する。
現在、ビスタ・マシンを使っている人は、早めにWINDOW7
に乗り換えたほうがよい。)

今、時刻は7時40分だから、2時間あまりもかかった
ことになる。

が、まだ作業が終わったわけではない。
いろいろなUPDATEがつづく。
またOSを変更すると、パソコン全体がリセット(リカバリー)
された状態になる。
プログラムのインストールをはじめ、すべてイチから始めなければ
ならない。

で、このビスタ・マシン、購入してから4年になる。
2・40GHzというから、今ではごくふつうのパソコン。
ノートパソコンでも、10万円台のものなら、みな、
2・40GHz程度のOSを積んでいる。

最新のパソコン(デスクトップ)になると、3・33GHz
程度の速度を誇る。
3・46GHzというのもある。(すごいね!)

目下更新プログラムをDOWNLOAD中。
その間、別画面で、こうして文章を書いている。
この作業が終わったら、ワイフと散歩に行くつもり。

+++++++++++++++++++++++++++

●草刈り

 今日は午前中は、山荘の雑木を切り倒した。
家に帰り、午後は庭の草刈りをした。
が、そこでダウン!
2時間あまりの昼寝。
乾いた風が、気持ちよかった。

 起きたのが、夕方。
ネットに目を通す。
いろいろなコメントが、書き込まれていた。

その中のひとつ。
「子どもの自慰」について、YOUTUBEに、こんなのがあった。

「スケベじじい」と。

 神経症のひとつとしての自慰を、述べたものである。
たぶんその視聴者は、別の何かを期待して、そのYOUTUBEを開いたのだろう。
が、期待したものとはちがった?
そこで腹いせに、「スケベじじい」と書いた。
が、どちらがスケベなのか?

 もうひとつは、「幼児の知能テスト」についてのもの。
今週は、BW教室(=私の教室)では、「知能テスト」をテーマにした。
テストそのものをしたわけではなく、テストの仕方を学習した。
それにはこうあった。
「筋力テスト、腕力テストもしたら?」と。

 イヤミとはわかっていたが、「機会があれば、いたします」という返事を書いておいた。
つまりこういう連中は、軽くあしらってすます。
本気で相手にしてはいけない。
本気で相手にしなければならないような相手でもない。
言うなれば、(つぶやき)のようなもの。
いちいち反応していたら、神経が燃え尽きてしまう。

●何でもイチバン

 母親の中には、自分の息子や娘が、何でもイチバンにできないと気が済まない人がいる。
2番ではいけない。
イチバン!

 勝気な性格の親ということになるが、どうもそれだけではないようだ。
プライドだけは、異常に高い。
高学歴とはかぎらない。
とくに目立ちたがり屋というわけでもない。
が、自分の子どもがイチバンでないと、気が済まない。
そのため自分の子どもに、何か問題を見つけたりすると、子どもを叱る。
「どうしてあんな問題ができなかったの!」と。
同じクラスに自分の子どもよりできのよい子どもがいたりすると、その子どもを徹底的に嫌ったりする。

 過干渉。
プラス過関心。
それに加えて、代償的過保護。
自分の子どもを自分の支配下におき、自分のよいように子どもを操る。
自分のかなわなかった夢や希望を、子どもに託す。
それ自体は、悪いことではない。
が、それを強要する。
それが高じて、代償的過保護となる。

 過保護は過保護だが、過保護特有の温かい愛情が感じられない。
だから過保護もどきの過保護……という意味で、代償的過保護という。

 もちろん子どもに弊害が表れる。
さらにはげしい情緒不安があると、子どもは委縮する。
ナヨナヨし、ハキがなくなる。
いつも親の目を気にし、よい子ぶる。
ときにそれが痛々しいほどになる。

 これが悪循環となり、代償的過保護は、さらにはげしくなる。
が、結果は、……。

 子どもを伸びやかにするためには、「2番でいい」という余裕が大切。
教える側にしても、そうだ。
「何でもイチバン」と構えている親は、話していても、本当に疲れる。
心に余裕がないから、息が詰まる。
レッスン中も、その親の視線が、スターウォーズの中に出てくる光線銃のように、私の神経を貫く。
教えにくい。
やりにくい。

 幼児教室には、そんな問題もある。
あるから、ほとんどの幼児教室では、親の参観を断っている。


Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●守るべきものは……(はやし浩司 2011-08-29)

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仕事、家族、お金、健康、生きがい……。
守るべきものは、多い。
多いが、けっして択一的なものではない。
それぞれに軽重がある。
連動している。

仕事とお金は、連動している。
仕事と生きがいも連動している。
家族が大切なのは、今さら書くまでもない。
またこの先、とくに、どうこうなるものでもない。

健康にしてもそうだ。
生き生きと仕事をする。
健康も、仕事をするからこそ、維持できる。
仕事があるから、がんばる。
それが健康につながる。

が、このところ、少しずつだが、自分の
中に、変化を感ずる。
攻撃から守勢。
積極から消極。
冒険から保身、などなど。
ときに「現状維持」を強く感ずることがある。
「現状を維持できれば、御の字」と。

+++++++++++++++++

●気力の減退

 最近、感ずるのは、(怒り)が弱くなったこと。
本来なら歓迎すべきことかもしれないが、ものを書くには(怒り)が必要。
(怒り)がなければ、それから生まれる文章は、ただの駄文。
ものを書いていても、長つづきしない。

 が、これではいけない。
BLOGにしても、この8月中、3~4日も、さぼった。
「毎日、BLOGを書く」を、自分に課していたが、それが崩れた。
敗北感を味わった。
こんなことを重ねていたら、やがて電子マガジンもさぼるようになるだろう。
サイトの更新もさぼるようになるだろう。
ついでに仕事もさぼり、運動もさぼるようになるだろう。

 だからどこかで自分に、歯止めをかけなければならない。
「これだけは、何があっても……」という緊張感をもたねばならない。
その緊張感が緩んだとき、私も老人の仲間入り。

●仕事

 この大不況下。
仕事があるだけでも、感謝しなければならない。
感謝というより、自分に満足し、現状を受け入れる。
今にして思うことは、「はやし浩司もたいしたことなかったなあ」という、挫折感。
みじめ。
あわれ。

 若いころは、自分でも、もう少し何かができると思っていた。
が、この程度。
私をそばで見ている人は、きっとこう思っているにちがいない。
「ざまーみろ! 偉そうなことを言っていたが、口ほどでもなかったなあ」と。

 が、ここでやめるわけにはいかない。
つづけるしかない。
がんばるしかない。
ふんばるしかない。

●健康

 仕事と健康は、たしかに連動している。
たとえば昼寝をする。
本当なら、1~2時間は寝ていたい。
が、その時刻になると、起き上がり、おぼつかない足取りで、仕事に向かう。
自転車をこぐ。
汗をかく。
だからこそ、健康が維持できる。

 講演にしてもそうだ。
今週は、I市の公立幼稚園の先生たちが全員、集まってくれる。
その場で、講演をする。

 鈍(なま)った頭で講演はできない。
だからその数日前から、運動量をふやす。
2倍、3倍にふやす。
もちろん書く文章量もふやす。

 (書く)ということと、(話す)ということは、そういう点では密接に関連している。
きちんとした文章が書けない人は、講演など、できない。
「ア~ウ~」「エ~ト」が多くなるか、支離滅裂な講演になるだけ。
そう断言してよい。

●お金

 ワイフはいつもこう言っている。
「死ぬまで、何とか生きていかれればいいわよ」と。
ぜいたくはでくいないが、毎週映画館に足を運び、月に数度は旅行に行く。
やがて老人ホームに入居することになるが、それは自宅や土地を処分すれば何とかなる。
「死ぬまでに財産を使い切る」と。

 が、そのときは、そのとき。
それまでは、そういったことは、考えない。

●希望

 大病にしても、くじ引きのようなもの。
つまり、運。
気をつけているから、大病にならないというわけではない。
幸いなことに、本当に幸いなことに、私もワイフも、成人病とは無縁。
残るは「がん」ということになるが、ストレスさえ避ければ、がんになることはない。
ストレスが、免疫機能を低下させる。
それががん細胞を、増殖させる。

 反対に免疫機能を強化すれば、がんは防げる。
そういう点では、私の幼児教室は、役に立っている。
最近はワイフのほうが楽しみにしていて、教室へやってきては、子どもたちといっしょに笑っている。

●笑い(補足)

 ついでに、「笑い」について。
何度も書いてきたので、ネットでさがし、その一部を紹介する。

 私は、幼児を教えるとき、何よりも、「笑い」を大切にしている。
ときには、50分のレッスンの間、ずっと笑いっぱなしにさせることもある。

 最近の研究では、「笑いは、心のジョギング」(小田晋、「イミダス」05年度版)とまで言われるようになった。

 「質問紙法で、ユーモアのセンスを評定すると、ユーモアの感覚があり、よく笑う人は、ストレス状況下でも、抑うつ度の上昇と、免疫力の低下が抑制されることがわかっている。

 たとえば糖尿病患者や大学生に、退屈な講義を聞かせたあとには、血糖値は上昇するが、3時間の漫才を聞かせたあとでは、とくに糖尿病患者では、血糖値の上昇を阻害することがわかってきた」(国際科学研究財団・村上・筑波大学名誉教授)と。

 がん患者についても、笑いのシャワーをあびせると、血液中の免疫機能をつかさどる、NK細胞が、活性化することもわかっている(同)。

 子どももそうで、笑えば、子どもは、伸びる。前向きな学習態度も、そこから生まれる。「なおす」という言葉は、安易には使えないが、軽い情緒障害や精神障害なら、そのままなおってしまう。

 私は、そういう経験を、何度もしている。

 大声で、ゲラゲラ笑う。
たったそれだけのことだが、子どもの心は、まっすぐに伸びていくということ。

●生きがい

 最後に「生きがい」。

 もっともこれについては、「統合性の問題」ということになる。
(やるべきことを見つけ)、それを(実行していく)。
それが統合性ということになる。

 その構築に成功した老人は、生き生きと前向きに生きていくことができる。
そうでなければそうでない。

 が、(やるべきこと)を見つけるのは、容易なことではない。
そこに至るまでの、それこそ10年単位、20年単位の熟成期間が必要である。

「定年退職、しました。明日からゴビの砂漠で、ヤナギの木を植えてきます」というわけにはいかない。
そんな取って付けたようなことをしても、長つづきしない。

 ただしこれにはひとつ、重要な条件がある。
無私、無欲でなければならないということ。
功利、打算が入ったとたん、統合性は霧散する。

 で、今の私にとって、統合性とは何か。
それが最初に書いたことになる。

 日々に、知的原野を歩く。(少し大げさかな?)
何もない原野だが、ときに、キラリと光るものを見つける。
それが楽しい。
それについて書くのが楽しい。

 だから、さらに自分の魂にムチを打つ。
どんなことがあっても、BLOGは欠かさない。
とりあえず、9月は、それを実行する。
気弱になったら、負け。
さぼったら、負け。
とにかくがんばる。

2011年8月29日、早朝記


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●8月23日(水曜日)

+++++++++++++++++++++++++

明日(24日)の朝、山荘のガス検針があるという。
検針には立ち会わなければならない。
そこで午後8時過ぎ、山荘へ出かけようとしていた矢先、
T氏(40歳、友人)から電話。
「久しぶりだから、会いたい」と。

そこでそのままT氏を、山荘へ案内した。
T氏の車が、私たちの車のあとをついてきた。
ゆっくり走った。
途中でガソリンを給油した。
コンビニで、食べ物を調達した。
で、山荘へ着いたのが、9時半ごろ。

+++++++++++++++++++++++++

●8月24日朝

 ということで、昨夜は、午前1時ごろまで、T氏と話した。
好奇心の旺盛な人で、私が話すことに、熱心に耳を傾けてくれた。
そのときのこと。
今まで経験したことのない、「綿密な慎重さ」を私は感じた。
平たく言えば、「いいかげんなことは言えない」とい慎重さ。
気楽には、話せなかった。

 相手は40歳の男性である。
人生の折り返し点に立っている。
この先、T氏は、自分で自分の真・善・美を追求していく。
言うなれば、人生のドアウェイ(入り口)に立った。
そんな人に、一言たりとも、まちがったことを伝えたくない。
私が言っていることが、ひょっとしたらこれからのT氏の方向性を決める。
ずっとあとになって、「あの林(=私)の言ったことは、すべて本当だった」と思ってくれればよい。
またそう思ってくれるときが、やってくるはず。

 私は言葉を慎重に選びながら、科学的に証明されたことだけをていねいに、話した。
「綿密な慎重さ」というのは、それをいう。
つまりまず頭の中で、話すべきことを選び、その中から、「正しい」と断言できることだけを話した。
ずっとそれだけを考えながら、話した。

●人生の岐路

 ただし他人の意見の受け売りでは、意味がない。
「林が言っていたことは、すでに別の人が言っていた」では、許されない。
私は私が発見したこと。
私が自分で知り得たこと。
世界でも、私しか知らないことだけを話した。
「あの本に書いてあった」「テレビで言っていた」などという話をするのは、私のプライドが許さない。

 T氏がこの先、どのような人生を歩むかは、知らない。
しかし大きな岐路に立たされているのは、事実。
もし私の言ったことに触発され、真・善・美の追求を始めれば、それはそれでよし。
そうでなければ、そうでない。
日常の俗世間に埋もれ、「ただの人(das Mann)」(ハイデッガー)になっていく。
40歳という年齢は、そういう年齢である。

私は私で、T氏が、真・善・美の追求を始めてくれることを、心底願った。
私はT氏を、小さな子どものときからよく知っている。

●言論の自由

 話題は多岐に渡った。
UFOの話から、東洋医学、心理学、宗教論など。
宗教論について話しているとき、T氏は、こう言った。
「よく殺されませんでしたね」と。
つまり「相手の宗教団体に、よく殺されないですみましたね」と。

 きわめて危険な状況に置かれたのは事実。
その団体から派遣された6人の男たちは、私の身辺を3か月に渡って、調査していった。
そのことを、日本共産党の宗門部から連絡を受けた。
「今、あなたの周辺で、X宗教団体の連中が動き回っていますから、注意してください」と。

 6人のうち、2人については、すぐわかった。
東京(1人は川口市、もう1人は大和市)からやってきていた。
私の味方と称して、いろいろな情報を提供してくれた。

 同じころ、別の知人から、写真の提供も受けた。
その中に、川口市から来ている男の顔もあった。

で、その電話のあと、ある夜、その中の1人を問い詰めた。
たまたまその男は、京都市内で、京都大学のある教授の周辺を調査していた。
その教授は、その宗教団体の「長」が、国際的な賞を受け取るのを、先頭に立って反対していた。
その教授は、その賞の国内推薦委員の1人だった。

 電話は1時間半もつづいた。
繰り返し押し問答がつづいた。
が、1時間半ほどたったところで、相手が根負けをした。
「実は、そうです」「あなたには負けました」と。
そしてこうも言った。

 「あなたの周辺を調べましたが、女性問題も、金線問題も出てきませんでした」と。
そのとき、3人の別働隊がいることを話してくれた。
そしてその夜を境に、私の調査から手を引くと約束してくれた。

 「日本に言論の自由があるというのは、ウソですよ」と。
私はそんな話をT氏にした。

●30代、40代

 夜1時ごろ、T氏は帰っていった。
生活は楽ではないらしい。
T氏は、こう言った。
「現在の30代、40代が、悲惨です」と。
「今、恵まれた生活を楽しんでいるのは、公務員と年金族だけですよ」とも。

 30代、40代は、給料はそのままで勤務時間が長くなっている。
あるいは給料が減額されている。
が、それでもクビがつながっているほうは、まだよいほう。
リストラ、解雇の嵐が、吹き荒れている。
「ぼくに、10人ほどの仲間がいます。
高校時代からの仲間です。
その中で、公務員になったのは別として、残り8人は今、全員、リストラされたりし、派遣社員をしています」と。

 30代、40代の人については、私はほとんど知らなかった。
それほどまでにひどい状況になっているとは、夢にも思っていなかった。

●仕事開始

 たった今、ガス検針の男が帰っていった。
「問題はありません」「ありがとうございました」と。
額に汗をかいていた。
年齢は60歳くらいだった。
あの男性も、退職し、委託で仕事をしているのかもしれない。

 森の中では、ツクツクボウシが鳴いている。
この山の中では、午前10時というのに、肌寒さを覚える。
1日いたいが、そういうわけにはいかない。
午後から、仕事開始!
仕事があるというだけでも、感謝、感謝、感謝!

 今は、そういう時代。
ただこの1週間で、体重がまたまた1・5キロもふえてしまった。
今日から、またダイエット。
プラス、運動。

 ……今、ワイフが横で私の首をマッサージしてくれている。
昨夜、遅くまで話し込んだのが、よくなかった。
首の付け根が、重い。
幸い、頭痛はないが……。

私「この1週間、楽しかったね」
ワ「そうね」と。

 あわただしい夏休みだった。
3連続の旅行は、私の人生においても、はじめての経験。

ワ「今度、仰韶(ヤンシャオ)へ行こうか?」
私「うん、行こう」と。

 ヤンシャオには、宇宙人最大の謎が隠されている。
謎を解く鍵が隠されている。

私「よく調べてからね。どこにどういう博物館があるか……」
ワ「メソポタミアは……?」
私「イラクは無理だね。破壊されつくされている」と。

 メソポタミア文明について調べるなら、むしろ大英博物館のほうがよい。
しかしすでに無数の研究者たちが、調べつくしている。
私たちのような素人が、ノコノコと出かけていって、何か新しいことを発見できるような状況ではない。
しかしヤンシャオはちがう。
ヤンシャオには、何かが隠されている。
うまくいけば、東洋医学(科学)の原点をさぐることができるかもしれない。

 そう、つぎの目標は、ヤンシャオ!

●新しいモニター

 家へ帰る途中、パソコンショップで、27インチの新しいモニターを購入した。
韓国のS社製。
2万1000円+消費税。

 横にMITUBISHI製やIO製もあった。
価格は、5000~6000円も高かった。
それにデザイン面で、ぐんと見劣りがした。
本気度が感じられなかった。
いかにも事務機器といった、感じ。
が、これでは売れない。

 韓国製を購入しながら、こう思った。
「日本も、もうだめだな」と。
私が韓国製を買うようになったら、おしまい。

 8月24日(水曜日)朝記。


Hiroshi Hayashi+++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●豊かさは、金(マネー)、仕事、家族、健康?(豊かさについてbyはやし浩司)

 インターネット専業証券会社のインヴァスト証券が、たいへん興味深い調査結果を公表した(産経新聞・2011年8月25日、配信)
それをそのまま紹介させてもらう。

+++++++++++++以下、産経新聞より++++++++++++++++

●「家族」?「お金」?世代、男女間で意識に大きな差 
 インターネット専業証券会社のインヴァスト証券が25日発表した「豊かさとお金に関する意識調査」によると、現在の生活について「とても豊かに暮らしている」と「まあ豊かに暮らしている」が合わせて全体の50・8%と半数を超えた。

一方で「まったく豊かに暮らしていない」が10・2%など、豊かに暮らしていないと回答した人も49・2%となり、二極分化している状況が浮き彫りとなった。

 世代や男女間で見ると、「豊かに暮らしている」と回答したのは30代女性が7割、60代男性が62%と高い一方、30代男性は34%、60代女性は42%と低めで、世代によっては男女間で大きな差が出た。

 「豊かさを考える際に思い浮かべたもの」については、全体のトップは「家族」で27%。
以下「お金」(22・6%)、「時間」(10・6%)、「健康」(10・4%)、「趣味・教養」(7・2%)が続いた。

 30代に限ると、女性は半数が「家族」と回答し、「お金」はわずか6%。
これに対し、男性は「お金」が40%で最も多く、「家族」は18%にとどまり、男女間で大きく異なる結果となった。

 「生活を豊かにするために足りないと感じているもの」については、男女とも「お金」が4割超でトップだった。
世代別では20~40代は「お金」が最多だったが、50、60代は「健康」がそれぞれ38%、41%で最も高かった。

 調査は今月3~5日に、インターネットで全国の20~60代男女計500人(各世代100人)に実施した。

+++++++++++++以下、産経新聞より++++++++++++++++

●調査結果のまとめ

 この結果をもとに、鈴木さん(架空の人物)家族を考えてみる。

 鈴木氏は、現在、35歳。
妻も35歳。
子どもは2人。
上が5歳、下が2歳。

奥さんは現在の生活に満足し、「自分は幸福」と実感している。
が、鈴木氏自身は、やや不満。
自分の力に見合った収入を得ていないと考えている。
子どもたちと楽しそうに生活している自分の妻を見ながら、軽い疎外感を覚えている。
小遣いも少ない。
妻や子どもたちは、自分がしている苦労を、理解してくれていないと感じている。

●択一の問題?

 ただこの調査結果をみて、誤解していけないことがある。
たとえば「家族」。
「家族さえしっかりしていれば、時間や健康がなくてもいい」ということにはならない。
欲張りな人であれば、「家族も大切」「お金も大切」「健康であればさらによい」と考えるだろう。
ここに出てきた数字は、あくまでも比率ということになる。
「どれかひとつ」という択一的に考えてはいけない。

 たとえば私はもうすぐ64歳になる。
そういう私にしていれば、健康が第一と考える。
老後の不安もある。
「幸福」についても、幸福と感ずるときもあれば、そうでないときもある。
さらに言えば、「お金」。

 仕事をしている男性にとっては、「お金」というのは、「仕事」をいう。
とくに戦後生まれの、団塊の世代にとっては、そうであろう。
私たちは、何かにつけ、ひもじかった。
(そう言えば、先日、私が子ども時代の写真を見たが、太っている人は、ひとりもいなかった!)

専業主婦には、この感覚は薄い?
だから私のワイフも、ときどきこう言う。
「あなたは、仕事のことばかり考えている」と。
が、私は、「仕事をするから、収入を得られる」と考える。

 この調査結果を見て、いろいろと考えさせられた。
しかし「心」ろいうのは、ここに表されるほど、単純ではない。
そんなことも、別の心で考えた。

 私のばあい、健康で仕事ができること。
生きがいを感ずることができること。
それができれば、私は幸福。
そうでなければ、そうでない。

 何よりも恐いのが、孤独。
だから目標は、ピンコロ。
死ぬのは恐いが、その瞬間は、何でもない。
死を感じたら、さっさと死にたい。

 これは余談だが……。
ついでに一言。

 「とても豊かに暮らしている」と「まあ豊かに暮らしている」が合わせて全体の50・8%と半数を超えたというが、本当か?
私の周囲の人たちを見るにつけ、私には、とてもそうは思えない。


Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●Mというタレント(2011/08/27)

++++++++++++++++++

Mというタレントが、暴力団とのつながりが
バレ、自ら引退を宣言した。
少し前、公の場で、「関係ありません」
「写真などあるわけありません」と断言していた。
が、それはウソだった。
つまり今度の引退宣言も、ウソと考えてよい。

一事が万事。
万事が一事。

タレントという職業の人がみな、そうであると
いうのではない。
しかしあの職業ほど、仮面をかぶった職業はない。
また仮面をかぶらないと、できない。

が、仮面を仮面と意識している間は、まだよい。
そのうち、その仮面が仮面とわからなくなる。

私も、今度の引退会見の様子をテレビで見ていた。
ときどきうっすらと涙をこぼしていた。
M氏ほどのタレントになると、あの程度の演技など、
朝飯前。
平気。
そんな涙を見て、「Mは反省している」などと、
思ってはいけない。

真相はまだヤブの中だが、Mはもっと大きなウソを、
隠している。
私はそう感じた。

やがてほとぼりが冷め、その時期が来たら、
Mは、再びタレントの世界に復帰するはず。
その場、その場で、適当なウソをついて、
その場を逃げる。
復帰するときも、そうだろう。

Mが悪いというのではない。
Mを見る、国民の側に、その一貫性がない。
つまり日本人は、「ウソ」に甘い。
だからウソを見抜くことすら、できない。

+++++++++++++++++++

●権力闘争

 管直人首相が辞職したからといって、民主党は、何も変わらない。
日本の政治は何も変わらない。
もともと政策そっちのけの、権力闘争。
「数」だけがものをいう、権力闘争。
政治の場を、「国盗り物語」の舞台のように考えている輩(やから)は多い。
またそう考えて、みじんも恥じない。

 悲しいことに、日本人は、あの江戸時代という封建時代を、一度も精算していない。
今に、それを引きずっている。
この静岡県では、徳川家康を悪く言うだけで、袋叩きにあう。
豊臣秀吉や織田信長を信奉している人も多い。
その結果が今。

 日本人は日本人独特の「権力志向」をもっている。
いまだに「出世」という言葉が、ハバをきかせている。
「偉い」という言葉も、残っている。

 もう20年ほど前になるだろうか。
M首相(自民党)という人がいた。
その首相がある幼稚園を訪れ、園児の前で、堂々とこう言い放った。

「私、日本でいちばん偉い人。……わかるかな? 日本でいちばん偉い人だよ」と。

 こういうのを、本物のバカという。
が、当の本人には、それがわからない。

 だれが時期首相になっても、なったとたん、再び権力闘争。
日本の政治は、その繰り返し。
しかし政治家が悪いのではない。
それを支える、私たちが悪い。
私たちが、意識を変えないかぎり、こうした政治家はつぎつぎと現れる。

 またまたその茶番劇が始まった!


Hiroshi Hayashi++++++Aug. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi

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