2011年9月24日土曜日

*Black Monday

●9月23日夜記(不況風、いやですね!)

●経済雑誌

仕事の合間に、書店に足を運んだ。
何冊か、経済雑誌に目を通した。
が、どれも恐ろしい記事ばかり。
読めば読むほど、暗い気持ちになってしまった。

ギリシアの経済破綻は、もうどうしようもない。
問題は、スペインとイタリア。
「大きすぎて潰せない」「大きすぎて救えない」(某誌)ということらしい。
このままでは、リーマンショックのときとは比較にならないほど、巨大な嵐がやってくる。
・・・というか、すでに危機は始まっている。
書店を出るとき、そんな印象をもった。

●証券会社

 私は景気の動向を知る、ひとつのバロメーターとして、証券会社の株価に注目している。
(こんなことをしているのは、私だけかと思うが・・・。)
証券会社というのは、言うなれば、資本主義の総本山。
証券会社が健全ということは、資本主義も健全。
そうでなければ、そうでない。

 その証券会社だが、Nホールディングズも、D證券も、この1年と少しで株価が、半値近くにまで、下がっている。
現在ともに、300円前後。
かなりあぶない状況になってきた?
私の勝手な判断だが、私はそう思っている。

●大恐慌

 全体としてみると、リーマンのときは、銀行にまだ余力があった。
その余力で、何とか、危機をしのいだ。
が、今回は、その余力もない。
その上、アメリカ、EU、中国の同時危機。
日本もご存じのように、余裕、ゼロ。
だから「どれも恐ろしい記事」となる。

●韓国の株価、大暴落(9月23日)
 
 たまたま今日は、祭日。
株式市場は休み。
それがよかったのか、悪かったのか?
韓国の株式市場は、5%以上も値をさげている。
ほかの市場にくらべて、下げ幅がきつい。

 日本があの3・11大震災に襲われたとき、韓国では、株価は、大幅に上昇した。
その上昇幅が突出していた。
なぜそうなったかについては、今さら、その理由など、書くまでもない。

●ブラック・マンデー

 ネット上では、すでに「ブラック・マンデー」という言葉が飛び交っている。
今日は9月23日(金曜日)。
9月26日がその月曜日。
その月曜日に、日本の株式市場は、どう反応するか?

 自分のもっている株の価格がさがれば、さらに株を買いつづけ、下支えをする。
これが個人投資家と呼ばれる人たちの、常識的なやり方ということになる。
が、その個人投資家の「力」にも限界がある。
つまりいつか息切れする。

 ここからは私の予想だが、月曜日に、日本の株価も大暴落するはず。
まさにブラック・マンデー。
が、こわいのは、「事実」ではなく、私のようにみなが思い始めること。
恐慌というのは、風説が風説を呼び、その風説が「嵐」になったときに、始まる。
(すでに始まっているが・・・。)

●最後は日本!

 アメリカもあぶない。
EUも中国も、あぶない。
しかし最終的に、いちばんあぶないのは、この日本(?)。

 アメリカもEUも中国も、じゅうぶんな食糧、資源をかかえている。
強力な軍事力も、もっている。
が、この日本には、そのどれも、ない。
結局は、最終的に生き残るのは、アメリカ。
ドル以外に基軸通貨がない。
そのドルの印刷機を、アメリカはもっている。
お金がなくなれば、印刷機を回せばよい。

●ふんばる

 問題は、では、どうすればよいかということ。
その点、私たち団塊の世代は、幾多の修羅場をくぐり抜けてきた。
そのつど、得もしたし、損もした。
が、鉄則は、ただひとつ。
「ふんばる」。
歯を食いしばって、ふんばる。
ふんばった人だけが、修羅場をくぐり抜けることができる。

 たとえば20年前には、浜松の中心部だけでも、10~15前後の幼児教室があった。
が、失われた10年が、失われた20年になった。
結果、生き残った幼児教室は、私の教室だけ。
(そのあと、また1~2の幼児教室が生まれてはいるが……。)
今も、基本的には、この状況は変わっていない。
つまり目下、ふんばり中!
……ふんばるしかない。

●D氏 

 そんなこともあって、このところどこの店に顔を出しても、景気の悪い話ばかり。
たとえば30年来の友人にD氏がいる。
市内で3店舗、レストランを経営している。
そのD氏の口癖は、いつも同じ。
顔を合わせるたび、こう言う。
「林さん(=私)、何か、いい話、ないですかねエ?」と。

 そう言えば、どこも元気がない。
レストランの客が、さらにガクンと減ったように感ずる。
一部のファーストフード店は、低価格とサービスのよさで、見た目にはにぎわっている。
しかし実際は、どうか?
D氏は、いつだったか、こんな話をしてくれた。

 1人の客が、何分で食事をし、いくら落としてくれる(=払ってくれる)かで、勝敗が決まる、と。
「うちは料理では儲からないから、ワインで儲けている」とも。
が、そのワインを注文する客が減っているという。
 
 先日会ったとき、別れ際、D氏は、こう言った。
「林さん、あと3、4年で、失業者がふえますヨ~」と。

 ……とは言っても、台風と同じ。
私のような者がいくら心配しても、どうしようもない。
やってくるものは、やってくる。
それに戦いようがない。
私たちは恐慌という嵐の中で、右往左往するだけ。

 ……今日のレッスンを、UPして、今夜はこのままGOOD NIGHT!


Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【年長6歳児と言葉(文字)遊び】

●今日は予定を変更して、言葉遊びをしました。スケジュールでは、「手作業」になっていましたが、突然の変更をお許し下さい。新入会の生徒がいたからです。で、一言。「勉強」というと、大学生が研究室でするような姿勢を求める親が多いのには、驚かされます。黙々とデスクに向かって、何かの作業をする……。そんな学習態度を、幼児に求めても無理ですね。この時期大切なことは、「勉強は楽しい」「おもしろい」という印象作りをすること。+子どもたちの心を開かせること。まず言いたいことを言わせる。それが原点です。子どもを抑えるのは簡単ですが、伸びやかにするのは、たいへんです。なお、私はよくふざけますが、これは子どもの脳みそを柔軟にするためです。どうか誤解のないように!

(1)



(2)



(3)



Hiroshi Hayashi++++++Sep. 2011++++++はやし浩司・林浩司

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。