2012年10月29日月曜日

日々、あれこれ(2012-10-28)byはやし浩司

【10月28日~29日・雑感】勝手な空想 ○昼食  今日は、みなで食事をした。 D君とB君(オーストラリア人)、それにワイフと私。 メニューは、カレーライス。 それに先日、従弟が送ってくれた、特大のアユ。 3時間ほどかけ、昼食を終えた。 ○罪の意識  私はこう言った。 「遊んでいると、おかしなことに、ぼくらは罪の意識を覚える」と。 それについてD君は、こう言った。 「ぼくは、仕事ばかりしていると、罪の意識を感ずる」と。  意識の方向が正反対なのには、驚いた。 貧しい国から這い上がった、日本。 戦後、ラッキーカントリーと呼ばれた、オーストラリア。 私たちの意識は、180度、ちがう。 ……というか、ちがった意識を作られた。 (ただしこうした意識は、1940~50年代生まれの世代についてのもの。 日本でも、若い世代は、別の意識をもっている。)   ○RegClean Pro(詐欺サイト)  おととい、RegClean Proという、インド発の、マルウエア(悪意をもったソフトウエア)の侵入を許してしまった。 「いやに動きが遅くなったな」と感じていたところへ、「あなたのパソコンを無料で診断します」と。 (ウィルスが、わざと動きを遅くした可能性がある。) マイクロソフト社のロゴと並んで、「パートナー」というようなことが書いてあった。 そのロゴと、「無料」という言葉に、だまされた。  以後、どんなことをしても、しつこく、しつこく、画面に表示される。 通常の削除方法では、削除できない。 そのつど「検査中」とかなど。 で、ネットで検索してみると、いくつかのサイトにヒットした。 が、ここでもつぎの落とし穴。  そのサイトから、さらにつぎの落とし穴に落とすサイトもある(英語版)。 うっかり「削除ツール」なるものをダウンロードすると、さらに恐ろしいソフトをインストールしてしまうことになる。 この世界、油断もスキもあったものではない。 で、日本語版サイトで、親切なサイトを見つけ、無事、削除成功。  ちょうどパソコンを買い替えようと思っていたところだった。 ウィルスの話をワイフにすると、「買い替えたら、どう?」と。 半分、その気になっていた。 つまりそろそろ買い替えどき。 が、買い替えは、しばらく延期。 うまく処理できたので、しばらく延期。 ○iPad  ということで、誕生日のプレゼントは、iPad。 が、それはそのまま息子に。  ……といっても、私には、あまり使い道はないよう。 パソコンにしても、文章を書くのが目的。 iPadというのは、いわばキーボードのないパソコンのようなもの。 もっていても、どうしようもない。 一方、今度、WINDOW8が、発売になった。 こちらはキーボード付のiPad。 そう考えると、わかりやすい。 買うなら、WINDOW8……ということにした。 ……というように自分を慰め、iPadは、あきらめた。 ○バス  (この間、ほとんど文章を書かなかった。 で、日は替わって、今日は10月29日、月曜日。)  ……今、浜松西インター発のバスの中にいる。 友人を送りながら、セントレア(中部国際空港)まで。 前回、オーストラリアで会ったときには、家族で空港まで見送ってくれた。 その返礼。 ○ナンバー・スリー  いきさつはともかくも、大便、小便の話になった。 で、日本では「大」「小」と言う。 それについて、「どうしてだ?」と。 オーストラリアの友人が、そう聞いた。  で、オーストラリアでは、「ナンバー・ワン(小便のこと)」「ナンバー・ツー(大便のこと)」と言う。 「じゃあ、どうしてオーストラリアでは、小便がナンバー・ワンなのか」と私。 たがいに答はなし。 どうして「大」なのか。 どうして「ナンバー・ワン」なのか。 いつも使っている言葉。 私たちはほとんど意味を考えない。 私「日本には、ナンバー・スリーがある」 オ「ナンバー・スリー?」 私「そうだ」 オ「女性のことか?」 私「ちがう。男はトイレで、マスターBションをする」と。  みなが笑った。 私も笑った。  のどかな朝。 のどかな会話。 ○R631  友人は、じっと窓の外の景色を見ている。 ワイフは、横で眠っている。 私は、キーボードの軽やかな感触を楽しんでいる。 このR631(Toshiba Dynabook Ultrabook)も使い始めて、もうすぐ1年。 先日、別のダイナブックを買ったが、同じキーボードのはじなのに、微妙に感触が異なる。 「慣れ」というのは、そういうもの。 今は、このパソコンが、もっとも打ちやすい。 指がすべるように、キーボードの上を走る。 それが心地よい。 ○悪夢  今朝は悪夢で目が覚めた。 偏頭痛があるときは、いつもそうだ。 いやな夢だった。  ……自分の足を見ると、小さな穴があいていた。 そこから小さなヘビが出てきた。 見ると、マムシの子ども。 私は即座に、そのマムシの子どもを足で踏みつけた……。 床から起きて、お茶を飲む。 そのあと10分ほど、ウォーキングマシンの上で、運動。 が、偏頭痛は、消えなかった。 しかたないので、「Z」という薬を半分に割ってのむ。 血管収縮剤。 偏頭痛はそれで消えた。  それにしても……不気味な夢だった。 マムシが夢に出てきたのは、友人たちを案内するとき、どこかの店でマムシ酒を見たこと。 小さなマムシが焼酎漬けになっていた。 そのマムシが、強烈な印象となって脳の中に残った。 またマムシだけは、見つけたら、即座に殺すようにしている。 生殺しは、かえって危険。 つぎに人間を見たとき、マムシのほうが人間を襲うようになる。 殺すなら、徹底的に殺す。 バラバラにする。 小さいのだったら、足で踏みつぶす。 それがそのまま夢になった。  ……偏頭痛による頭痛のばあい、眠っていても痛い。 同時に、怪奇な夢をつづけて見る。 これは脳の、どういう作用によるものなのか? ○前向きに生きる  老人組は、少しちがった考え方をする。 「前向きに生きる」といっても、夢や希望があるわけではない。 目標も、あいまい。 老人組にとって「前向き」というのは、「過去にしばられない」を意味する。 去る者を追わない。 失ったものを嘆かない。 楽しい思い出にひたるのはよいことだが、その世界とは一線を引く。 回顧の世界に溺れない。  加えて、私は私。 万事、自然体。 過去を取りつくろったり、修復しようとしない。 あるがまま。 みなによい顔はできない。 どうせ私は嫌われ者。 やっかい者。 過去のしがらみは、切る。 腐れ縁は、切る。 あとは居直って生きる。 それが前向きに生きるということ。 ○老後の光  が、だからといって、若い人が自分の老後を悲観するのは、待ってほしい。 老後……といっても、老人組の話だが、老後は老後で、まさに第二の人生。 けっして若い人をなぐさめているのではない。 事実だから、話す。  本当の人生は、老後にある。 その老後の入り口に立ってみて、私ははじめてそれを知った。 ちょうどたそがれ時の夕日が、金色に輝くように、老後は老後で、黄金色に包まれる。 欲望からの解放。 名誉欲、出世欲、所有欲、物欲、それに性欲からの解放。 その解放感が、これまたすばらしい。 すがすがしい。 まさに私が私になれるのは、老後をおいてほかにない。  ただしそれには大きな条件がある。 「老後の統合性」(エリクソン)というのが、それ。 無私、無欲。 その状態で、真・善・美を追求する。 その目的が明確になっていること。 それがないと、老後も、老後であるだけにみじめで、さみしいものになる。  そのためにも、ある時期から、欲望とは決別する。 闘う。 年齢的には、人生の正午と言われる40歳前後。 それでも遅すぎるかもしれない。 そのころから準備を始め、基盤を作る。 「60歳になりました。明日からゴビの沙漠でヤナギの木でも植えてきます」といっても、 そうはいかない。 長つづきしない。 統合性というのは、(やるべきこと)と、(現実にしていること)を一致させることをいう。 その(やるべきこと)を見つける。 育てる。 それが60歳前後に、花となって咲く。  それができるかできないか……。 老後はそれで決まるが、それができれば、若いときとは比較にならないほど、すばらしく、充実した老後を送ることができる。  けっして悲観し、老後を暗くとらえてはいけない。 ○限界状況  もう少しわかりやすく説明しよう。  たとえば3~4か月の旅をしたとする。 大型客船による世界一周の旅でもよい。 毎日、毎晩、おいしい料理を食べ、音楽を聞き、デッキで日向(ひなた)ぼっこをする。  が、そんな旅からは、何も生まれない。 たいてい、「ああ、楽しかった」で終わってしまう。 が、それだけでは終わらない。 そのあとがこわい。 「時間を無駄にした」という虚しさが、どっと襲ってくる。  若いときは、まだよい。 未来はずっとつづく。 時間も、永遠にあるように感ずる。 しかし老人組は、そうでない。 そこに限界を感ずる。 哲学の世界では、「限界状況」という。 「それがどうしたの?」と自問したとき、ふと我に返る。 もとに戻るだけ。 つまりそこには、何もない。 ナッシング。 ナッシングの恐怖。  アハハハ、オホホホだけでは、老後は送れない。 ○別れ  先ほど、友は、国際線出発ロビーの中へと、消えていった。 ワイフと私は、椅子に座って時を待つ。 午後3時発の、浜松行の高速バス。 先ほど、2人で分けて、ういろうを食べた。 名古屋名物。  ちょうど目の前が、「駐車場事前精算機」になっている。 ひっきりなしに人がやってきて、またどこかへと消えていく。 その印象。 若い女性が、大きくなったこと。 高い靴をはいていること。 ファッショナブルになったこと。 もうひとつ。 それにつづく親たちが、みな、小さくなったこと。 息子や娘が、親の前を堂々と歩く。 殿様か王様のよう。 そのあとを、親たちが体を丸め、とことことついていく。  スネかじりのほうが、威張っている。 おかしな、おかしな国。 それが、この日本。 ○帰りのバスの中  左側に管制塔を見ながら、セントレアを離れる。 しばらく行くと荒れた海が見え、その向こうに、淡くかすんだ山々が連なっている。 近代的な道路、近代的な建物。 貨物船も見える。  セントレアでは、飛騨高山のラーメンを、みなで食べた。 おいしかった。 ○虫説  ここ数日、『謎の点と線』については、何も書いてない。 いくつか書きたいテーマはあるが、どれもスケールが小さい。 今ではどこかとどこかが線でつながっても、私はもう驚かない。 当たり前というか、ジグソーパズルのように、点がビシッ、ビシッと決まっていく。 で、考える。  異星人たちは、どこに住んでいるのか、と。 UFOの目撃例は多いが、UFOが着陸したところを目撃した人は、少ない。 YOUTUBEで検索をかけても、ほんの数例しかない。 何か理由があるのだろう。 が、それがわからない。 ただ、私のワイフが言うには、「虫」。 称して、「虫説」。 「虫が入り込むのがいやだから、着陸しないのよ」と。 突飛な説に思う人もいるかもしれないが、一理ある。 この地球は、あまり知られていないが、「虫の世界」。 人間ではない。 虫。  ……が、私は「火山説」を唱える。 異星人たちは、地球上では、火山の中に住んでいる。 「火山」と聞いて、驚く人も多いかと思う。 しかし異星人にしてみれば、2000~3000度の温度など、地球の気温と同じ。 何でも太陽の中へ、自由に出入りしているUFOもあるとか。 大きさもハンパではない。 この地球と同じくらいの大きさがあるという。 人間の常識と尺度で、ものを考えてはいけない。 ○フクシマの女性  YOUTUBEに、こんな女性が紹介されていた。 外国の報道番組が、それを伝えていた。 年齢は、45~50歳くらい。 髪の毛は抜け落ち、歯も半分くらい、抜けていた。 ふだんは大きなヘアーピースをつけているという。 その女性の体も紹介されていた。 大腿部だけだったが、そこには、蜘蛛の巣様の紫色の模様が不気味に広がっていた。  放射線による障害と考えてよい。 43%の子どもの甲状腺に異常が見つかっているという報告もある(2012年8月)。 が、これまたおかしなことに、そういった報道は、この日本では、ほとんどなされていない。 だからというわけでもないが、ほとんどの子どもたちは、こう思っている(浜松周辺)。 「原発事故は、片づいた」と。  が、現実には何も終わっていない。 終わっていないばかりか、今の今も、水蒸気に混ざって、放射性物質はもうもうと空中に飛び散っている。 そういった状態が、この先何十年もつづく。  どうしようもないということは、私にもよくわかる。 不安をあおったところで、しかたない。 それもよくわかる。 しかし先の女性のような人にしてみれば、こう思うにちがいない。 「私たちは見捨てられた」と。 私なら、そう思う。  ……たった今、ワイフとそんな話をした。 しながら外を見た。 近代的な道路。 地上、30~40メートルの高さ。 縦線と横線だけの、灰色の世界。 殺伐とした風景。  こんな世界のどこに、人間的な心があるというのか。 ……というような批判はやめよう。 ○異星人  ワイフがこう聞いた。 「どうして異星人は、助けに来てくれないのかしら?」と。 が、私はこう答えた。 「何度も来た。しかしそのつど、人間は彼らを裏切った。『もうこりごり』というのが、彼らの本音ではないのかな」と。  つまり私が異星人なら、そう思う。 もうこりごり!  助けても助けても、人間は異星人を裏切る。……裏切ってきた。 自分がもてる最高の知識を、そのまま欲望の追求のために使ってしまう。……しまった。 利口にはなったかもしれないが、賢くはならなかった。 中身は、バカ。 私「ぼくが異星人なら、こう言うよ。『どうぞ、ご勝手に!』とね」 ワ「それじゃ、助けを求めても無理ね」 私「期待しても、無駄」 ワ「じゃあ、なぜ地球に現れるの?」 私「どこかで利害を共有しているからではないかな?」 ワ「利害って?」 私「たとえば食物とか、ね」と。  勝手な空想がつづく。 言うなれば、ロマン。 しかしこんな会話が楽しい。  見ると、ワイフは眠っていた。 私もここでひと眠り。 バスは、岡崎を過ぎた。 あと40分ほどで、浜松。 では、おやすみ。 2012年10月29日記 Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。