●舘山寺温泉一泊(ホテル・ウェルシーズン浜名湖、舘山寺温泉)
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5月の連休中は、毎年、家の中で静かにしている。
人ごみは、どうも肌に合わない。
苦手。
けばけばしい色を見ただけでも、疲れる。
それもあって連休中は、穴にこもる。
連休が終わったら、穴から出る。
それがここ10年、我が家のならわし。
で、その連休が終わると、毎年、こうしてどこかへ
旅行に行くことにしている。
で、今日は、舘山寺温泉。
自宅から、車で、20分ほど!
たったの20分!
泊まったホテルは、「ホテル・ウェルシーズン浜名湖」。
この温泉街には、「九重」「花の井」などの豪華なホテルがある。
「ホテル・ウェルシーズン浜名湖」は、それに並ぶ。
ホテルからそのまま、パルパル(遊園地)へ入場することもできる。
星は4つの、★★★★。
(「九重」を5つとするなら……という話。
「九重」は、浜松イチの最高級旅館。
私も、この浜松に住んで40年になるが、
1度しか、泊まったことがない。
宿泊料金は、1泊、4~6万円。)
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●ホテル・ウェルシーズン浜名湖
このホテルの自慢は、温泉。
大浴場。
あちこちの大浴場を利用したが、このホテルほどの大浴場を備えたホテルはない。
広くて、清潔。
それに新しい。
時間帯をうまくねらえば、いつもガラガラ。
外来客として、毎週、利用している。
が、今回は、宿泊客として、やってきた。
ちょっとリッチな気分。
言い忘れたが、3人1部屋。
平日で、料金は、1名分、1万2200円。
3人分で、3万6600円。
夕食、朝食ともに、バイキング。
初夏の今ごろ、秋になりかけたころ、パルパルで遊ぶつもりで宿泊するなら、お勧め。
が、ほめてばかりいては、いけない。
私は、「ウェルシーズン」という名前に、どうしても違和感を覚える。
「ウェル」というのは、「well」という意味。
もしそうだとするなら、「じょうずに」とか、「うまく」とかいう、副詞ということになる。
(形容詞もあるが、めったに使わない。
それに形容詞で使うときは、「健康な」「じゅぶんな」という意味になる。)
だから「ウェル・シーズン」は、英語で考えるとおかしい。
どういう季節(シーズン)を、「ウェル」と言うのか?
これだけ立派なホテルなのだから、それなりの語学力のあるブレーンもいたはず。
どうして「ウェルシーズン」にしたのだろう?
●気分転換
歳をとると、気分転換の大切さが、よくわかるようになる。
つまり「落差」が、よくわかるようになる。
(家の中にいるときの気分)と、(外へ出たときの気分)が、まるでちがう。
その(ちがい)が、よくわかるようになる。
だから歳を取ったら、できるだけ、外の世界へ飛び出したほうがよい。
家の中に閉じこもっていてはいけない。
閉じこもっていると、肉体も精神も、腐ってしまう。
それが自分でも、よくわかる。
それを「落差」という。
で、今、時刻は午後4時48分。
5時になったら、風呂に入る。
夕食は、6時半から。
まず長男が、横になって眠り始めた。
つづいてワイフが眠り始めた。
部屋の中は、初夏の陽気が入り込んできて、暑いくらい。
私は眠いまなこを懸命にあけながら、(どこかぼんやりとした頭を
奮い立たせながら)、この文章を書いている。
使っているパソコンは、TOSHIBAのMX33。
旅行に行くときは、いつもこのパソコンをもって歩く。
よいパソコンだ。
「ウェル・パソコン?」。
●新緑
先ほど、パルパルの中をワイフと2人で、歩いてみた。
客は、全部で、私たちも含めて10人ほど。
(たったの10人!)
のんびりと、園内を散策することができた。
(経営者の方には、申し訳ないが……。)
シーズンオフ(平日)のすばらしいところは、ここにある。
観覧車に乗ったが、あとにも先にも、乗ったのは私たちだけ。
私は子どものように、窓の外の景色を、デジカメに収めた。
楽しかった。
まわりの景色が、夢の中のようだった。
深い緑の山々が、いつもよりずっと、くっきりと見えた。
浜名湖の水が、空の青さをそのまま映していた。
風は強いが、乾いた風。
さわやかな風。
●バイキング料理
たった今、温泉から帰ってきた。
が、ここで大問題!
何と体重が、63・5キロ!
私の基準体重より、3キロもオーバー。
ア~ア!
これからバイキング料理というのに、何たるザマ!
湯船につかりながら、こう考えた。
「食べなければ、損なのか?」、それとも「食べたら、損(そこ)ねるのか?」と。
当然、今の状態で食べたら、「損(そこ)ねる」。
だからこう決意した。
「決意」という言葉を使わなければならないほど、深刻!
「今夜は、食欲と闘う」と。
太らない料理だけを選び、それを少量食べて、おしまいにする。
それができるかどうか、自信はない。
ないが、やるしかない。
今夜こそ、私の「前頭連合野」が試される。
がんばろう。
食べたら、損(そこ)ねる。
それを念じながら、夕食をとる。
意思の弱い私に、できるかな?
ところでこの「ホテル・ウェルシーズン浜名湖」。
先ほど、星は4つと評価したが、料金を勘案すると、5つでもよい。
脱衣所を出たところにも、生け花が飾ってあった。
休息所には、冷たい水も用意してあった。
そうした気配りが、うれしい。
だから、こう言う。
もし浜松へ来るようなことがあれば、「ホテル・ウェルシーズン浜名湖」がよい。
料金を勘案するなら、イチオシのホテル。
満足度、★★★★★。
(予算に余裕のある人は、「九重(ここのえ)」が、お勧め。)
●リラックス
若いころは、旅館と言っても、楽しむところだった。
が、今は、リラックスするところ。
50歳を過ぎるころから、それがわかるようになった。
しかもできれば、同じ温泉に、10回、20回と通ってみるとよい。
体と心が、やがてその温泉になじんでくる。
何も考えないで、温泉の湯の中に、自分の体をひたすことができるようになる。
この温泉にしても、そうだ。
毎週通うようになって、もう1年以上になる。
だから使い勝手というか、どうすればリラックスできるか、それがわかるように
なった。
ポイントは、団体客を避けること。
平日で言えば、~時から~時までの間がよい。
(こんなことを書くと、みなが、その時間帯に集中してやってくる。)
毎週のように通っていると、それがわかるようになる。
だから今もそうだったが、客は、私を含めて、2~3人。
のんびりと窓の外の竹やぶをながめながら、1時間ほどを過ごした。
●夕食
いろいろなバイキング料理を食べたが、このホテルのバイキング料理は、今まで
食べた中でも、最高級クラス。
ステーキも、蒲焼も、テンプラも、その場で料理してくれる。
おいしかった。
……ということで、あえなく私は完敗。
ふつう程度に、食べてしまった。
明日の朝は、体重は65キロに達しているはず。
「食べたら、損(そこ)ねる」。
何度も自分に言い聞かせたが、食欲のほうが、前頭連合野の「理性」よりも、強力
だった。
平たく言えば、そういうこと。
で、部屋ではビデオを見た。
題名は、最初から、忘れた。
お粗末なビデオだった。
眠くなったので、再び、温泉へ。
大浴場には、私、1人だけ。
気持ちよかった。
のんびりできた。
いつもだったら、脱衣場にある体重計で体重を量るが、今夜はやめた。
恐ろしくて、できなかった。
●深夜
長男は寝息をたてて眠っている。
ワイフは、ベランダで外を見ながら、ビールを飲んでいる。
私は、行灯(あんどん)の光の下で、こうしてパソコンと遊んでいる。
私にとっては、至極の時。
この一瞬のために、私の1日がある。
……と書いて、指の動きが止まった。
「そうだなあ……」と、何度も自分にそう言って聞かせる。
つまりなぜ私がこうして今、生きているかといえば、この一瞬のため。
そういうことになる。
安らいだ一瞬。
満足した一瞬。
心穏やかな一瞬。
不安もなければ、心配もない。
平和。
静か。
キーボードに触れる指先の感触が、心地よい。
……そう言えば、脳の奥から、白い雲に包まれたような睡魔が襲ってきた。
床に入る時刻が近づいてきた。
5月12日、水曜日。
こうして私の今日は、終わる。
みなさん、おやすみなさい。
(帰り道の様子を、ビデオに収めた。)
http://www.youtube.com/watch?v=uGm-synJoFs
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2010++++++はやし浩司
●教材作り
このところ毎日、1~2時間は、教材づくりをしている。
たいていワイフが手伝ってくれる。
ときどき長男も手伝ってくれる。
そんなとき、子どものころ、どこかの家で見た、内職仕事を
思い出す。
窓からのぞくと、その一家の人たちが、黙々と仕事をしていた。
たしかキャラメルの粒を、紙でくるんでいた。
神業のようにすばやい作業だった。
私の仕事はそれとはちがうが、似たようなもの。
紙を切り、ノリでくつけ、教材に仕上げていく。
それが楽しい。
・・・というより、子どもたちの反応がその時点で、たいてい
予想がつくので、楽しい。
「こういう出し方をすれば、子どもたちが喜ぶだろうな」と。
●仕事
今の私から「仕事」を取ったら、何も残らない。
自分でもそれがよくわかっている。
もし仕事がなくなったら、毎日、貯金の残高ばかり気にしながら、
悶々とした日々を過ごすようになるだろう。
実際、身近に、そういう女性(70歳くらい)がいる。
何かするたびに、「そんなことをすれば、貯金が減る」が、口癖になっている。
それを最初聞いたときには、意味がよくわからなかった。
が、今は、よくわかる。
生き様(ざま)が、うしろ向きになると、そういうことを気にするようになる。
気をつけよう。
●うつ
この数日、どうも気分が晴れない。
うつ状態。
おまけに今日は、朝から雨。
雨は、心を重くする。
その雨を見ながら、この原稿を書いている。
意味のない、日誌にもならない、原稿。
言うなれば、知的な(遊び)のようなもの。
脳に飛来する雑感を、そのまま文章にしている。
楽しくはないが、退屈しのぎには、よい。
●ギリシャの破綻
うつ状態になったら、もっとも警戒しなければならないのが、「こだわり」。
何かのことにこだわり始めたら、要注意。
そのままどんどんと、深みにはまってしまう。
だからそういうときは、自分にこう言って聞かせる。
「これは本当のぼくではないぞ!」と。
そう言い聞かせながら、気分転換を図る。
要するに、クヨクヨしないこと。
ところで暗い話だが、とうとうギリシャが、事実上、デフォルト(国家破綻)した。
公務員の年金額が、現役時代の95%というから、すごい。
両親が死んでも、娘が独身なら、その娘にも、年金が出ていたというから、すごい。
つまり退職後も、ほぼ同額の年金が手に入る。
日本も似たようなものだが、そのためほかの国々からの支援が受けられなかった。
報道によれば、ドイツが「NO!」と言ったらしい。
この話は、先ごろ経営破たんした、JALの内情と、よく似ている。
JALのOBたちは、企業年金も合わせると、45万円前後の年金をもらっていた。
●債権投資
ユーロが下落した。
一時は、1ユーロが、140円以上もあった(09年)。
が、今は、115円前後。
そのあおりを受けて、世界の株価が大暴落。
この先、世界はどうなるのだろう?
私はたまたま先週、最後までもっていた株価連動型の債権投資から、手を引いた。
いわゆる「損切り」。
損を覚悟で、売却した。
数年前に買ったときと比べて、15%前後の損をした。
が、もし先週、売却しなかったら、今ごろは、半額程度になっていたはず。
(あやうくセーフ!)
為替連動型の債権は、まだ少し残っているが、これはしばらく塩漬け。
円高基調がつづいているから、今は様子を見るしかない。
満期は2017年。
それまでには、何とかなるだろう。
●6か国協議
中国が議長国?
6か国協議の議長国?
言葉はきついが、これでは泥棒の管理を、泥棒に任せるようなもの。
韓国の天安掃海艇事件以来、それがはっきりした。
結局、この10年間、6か国協議に進展はなし。
それもそのはず。
議長国の中国には、その意思はない。
最初から、K国の核開発など、どうでもよかった。
仮にK国が核兵器を保有しても、痛くもかゆくもない。
大切なことは、K国を自国の支配下におくこと。
K国の地下資源を、自分のものにすること。
そのため西側世界が騒げば騒ぐほど、中国にとっては、思う壺。
つまり他の4か国(日本、アメリカ、韓国、ロシア)を、よいように、
もてあそんだだけ。
議長国として、大きな顔をしただけ。
今となってみると、それがよくわかる。
Hiroshi Hayashi+教育評論++May.2010++幼児教育+はやし浩司
2010年5月13日木曜日
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