2010年2月17日水曜日

*Magazine Feb. 17th

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 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      2月   17日号
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■H・Martineau
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★What office is there which involves more responsibility, which requires more
qualifications,
and which ought, therefore, to be more honourable, than that of teaching? Harriet
Martineau
「教育の仕事以上に、責任があり、資格を必要とし、それゆえに、名誉ある仕事が、ほか
のどこにあるだろうか」(H・Martineau)

■ユダヤの格言
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★A child's wisdom is also wisdom Jewish Proverb
「子どもの智慧も、これまた智慧である」(ユダヤの格言)

■K・ギブラン
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★The teacher, if indeed wise, does not bid you to enter the house of their wisdom,
but leads you to the threshold of your own mind. Kahlil Gibran
「本当に賢い教師というのは、あなたを決して彼らの智慧の家に入れとは命令しないもの。
しかし本当に賢い教師というのは、彼ら自身の心の入り口にあなたを導く」(K・ギブラ
ン)

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■K・Vonnegut
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★We have to continually be jumping off cliffs and developing our wings on the way
down. Kurt Vonnegut
「私たちはいつも、崖(がけ)から飛び降りる。飛び降りながら、その途中で、翼を開発
する」
(K・Vonnegut)

■L・ダビンチ
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★Just as iron rusts from disuse, even so does inaction spoil the intellect. Leonardo
Da Vinci
「鉄がさびて使い物にならなくなるように、何もしなければ、才能をつぶす」(L・ダビ
ンチ)

■M・L'Engle
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★Truth is eternal. Knowledge is changeable. It is disastrous to confuse them.
Madeleine L'Engle
「真実は永遠である。知識は、変化しうるもの。それらを混同するのは、たいへん危険な
ことである」(M・L'Engle)

■M・トウェイン
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★Never let school interfere with your education. Mark Twain
「学校を、決して、あなたの教育に介在させてはならない」(M・トウェイン

■O・ワイルド
________________________________________

★Education is an admirable thing, but it is well to remember from time to time that
nothing
that is worth knowing can be taught. Oscar Wilde
「教育は、賞賛されるべきものだが、しかしときには、価値ある知識は教えられないとい
うこと
も、よく覚えておくべきである」(O・ワイルド)

■プラト
________________________________________

★You must train the children to their studies in a playful manner, and without any
air of constraint, with the further object of discerning more readily the natural
bent of their respective characters. Plato
「あなたは子どもを、遊びを中心とした方法で指導しなければならない。強制的な雰囲気
ではな
く、彼らの好ましい性格の自然な適正を、さらに認める目的をもって、そうしなければな
らない」
(プラト)

■R・W・エマーソン
________________________________________

★In every man there is something wherein I may learn of him, and in that I am his
pupil. Ralph Waldo Emerson
「どんな人にも、彼らの中に、私が学ぶべき何かがある。そういう点では、私は生徒であ
る」
(R・W・エマーソン)

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■R・W・エマーソン
________________________________________

「読書することによって、私たちは、ギリシア人にも、ローマ人にも、トルコ人にも、王
にも、殉教者にも、死刑執行人にも、なることができる。つまり読書によって、こうした
人たちのイメージを、私たちの密かな経験として、現実味をもたせることができる。読書
をしなけば、何も見ることはないだろうし、何も学ぶことはないだろうし、何も保持する
ことはないだろう」(R・W・エマーソン)

■T・ブラシェ
________________________________________

★Education is a sexual disease, IT makes you unsuitable for a lot of jobs and then
you have the urge to pass it on. Terry Pratchett
「教育は、性病だ。つまり教育によって、ジョークがわからなくなり、そのためそれをつ
ぎつぎと、人にうつしてしまう」(T・プラシェ)

■V・V・ゴッフォ
________________________________________

★I am always doing what I cannot do yet, in order to learn how to do it Vincent Van
Gogh
「私はいつも、まだ私ができないことをする。それをいかにすべきかを学ぶために」(V・
V・ゴッフォ)
(030720)


【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●自由 

みんな、(私も)、いつも何かにじっと耐えている。
耐えながら、生きている。
家族、地域、組織、国、そして仕事。
それから生まれる(糸)で、私たちの体はがんじがらめにされている。
自由に動き回ることさえ、できない。

出世、名誉、地位、権力、財産・・・。
これら、世俗の泥沼の中で、自分を見失っている人も多い。
が、ここからが、今日のテーマ。

(1) 自分がそうであると気がついている人は、少ない。
(2) 真の自由人であるためには、どうすればよいのか。

 「人間は社会的動物」とは、よく言われる。
しかしこの場合、「社会」とは、「社会的束縛」を意味する。
その「束縛」には、2種類、ある。

 ひとつは、外的束縛。
法律、規則、資格、認可、許可などなど。
社会的常識というのも、その中に含まれる。
作法、礼儀、しきたり、因習、慣習などなど。
その人を、外部から、束縛する。

 もうひとつは、内的束縛。
たいていは自分の欲望と結びついている。
「名誉がほしい」「地位がほしい」「お金がほしい」と。
その人自らを、内部から、束縛する。

●自由 

 人は、自由を失って、それまでの自分が自由であったことを知る。
同じように、人は、自由を得て、それまでの自分が、自由でなかったことを知る。
それまでは、わからない。
自由な人も、自由でない人も、自由とは、そこにある空気のようなもの。
自由な人にとっても、そうでない人にとっても、「自由」が、そこにあることに気づくこと
はない。

 たとえば日本でいう「会社人間」。
会社という組織に入り、その組織の一員として、その会社のために働く。
その会社人間のばあい、会社の肩書きはもちろんのこと、会社名を出して、ものを書くこ
とは許されない。
名前を出すことさえ、むずかしい。
写真ならよいと考える人もいる。
しかし写真から、その会社とわかってしまうこともある。

 だから現実には、会社人間と呼ばれる人たちは、このネット時代にあっても、実名で、
自分のBLOGさえ立ち上げることさえ、むずかしい。
実際には、できない。

 が、中には、私のように、(ものを書くこと)に生きがいを感じている人もいるはず。
仮に私なら、・・・つまり、私が会社人間で、会社という組織から、ものを書いて発表する
ことを禁じられたら、私なら、どうするか。
仮に私なら、私はその会社をやめてしまうにちがいない。
「自由か、仕事か」ということになれば、私は「自由」を選ぶ。
仕事は、そのつぎ。
自由を確保した上で、その自由を侵害されない仕事をさがす。

●内的束縛

 外的束縛は、それによって防げる。
しかしもっと大きな問題は、内的束縛。
内的であるがゆえに、自発的、能動的にその人に作用していく。
そのためさらにそれに気がつくのが、むずかしい。
むずかしいばかりか、それがその人の、人生の目標、あるいは生きがいになっていること
が多い。

 ある男性は、今年75歳前後になるが、今でも、定年前の地位(キャリア)を自慢にし
ている。
何10年も前の学歴を自慢にして生きている人となると、ゴマンといる。
若いときならまだしも、定年退職を過ぎてから、内的束縛に気がつくのは、恐ろしい。
ばあいによってはそれはそのまま、自己否定へとつながっていく。
「オレの人生は、何だったのか!」と。
自己否定による絶望感を味わうくらいなら、過去の甘い幻想にしがみついたほうが、楽。
だからますます懸命にしがみつく。

●会社という組織

 ためしに銀行のフロアをのぞいてみればよい。
みな、会社という限られた組織の中で、束縛されていることにも気づかず、せっこらせっ
こらと働いている。
していることは、(お金の管理)。
真理の探究でもなければ、哲学の追求でもない。
ただの(お金の管理)。
男たちはそれでよいとしても、私はあるとき、そういった姿を見ながら、こう思った。
「幼稚園の先生たちのほうが、よっぽど生き生きしている」と。
建物や服装にだまされてはいけない。
大切なのは、中身。
中身の追求。
それが「自由」ということになる。

●平均寿命まで15年
 
 もちろんだからといって、銀行の仕事が無意味とか、つまらないとか、言っているので
はない。
人間が(社会)を形成する以上、それぞれの人がそれぞれの分野を負担する。
銀行でのお金の管理も、そのひとつ。
しかしそれがどんな仕事であれ、(心の自由)を見失ってはいけない。
あるいは私がここに書いたことを知っているだけでも、生き様は、変わってくるはず。
他人の評価の仕方も、変わってくるはず。
あるいはこのドロドロとした俗世間を、一歩、退いて見ることができるはず。

 ・・・かく言う私も、60歳を過ぎて、やっとそれに気づいた。
私自身も、外的束縛、内的束縛にがんじがらめになっていた。
つまらないものに対して、「つまらない」と反発する勇気さえなかった。
『長いものには巻かれろ』式に、いつも、どこかで、だれかに妥協しながら生きてきた。
それが今、深い悔恨の念となって、私を襲う・・・。

・・・が、まだ私の人生が、終わったわけではない。
平均寿命まで、まだ15年ある。
がんばろう!
がんばります!

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 自由 自由論 真の自由 外的束縛 内的束縛)

+++++++++++++++++++++

ついでに世界の賢人たちが、「自由」について
どのように考えているか、それを拾ってみた。

+++++++++++++++++++++

The Shepherd drives the wolf from the sheep's throat, for which the sheep thanks the
shephard as a liberator, while the wolf denounces him for the same act as a destroyer of
liberty"
Abraham Lincoln
羊飼いは、羊がオオカミに喉をかみ切られないように、オオカミを追い払う。それについ
て羊は、解放者として、羊飼いに感謝する。一方、オオカミは、その同じ行為を、自由(解
放)の破壊者として、羊飼いを非難する。(エイブラハム・リンカーン)


A society of sheep must in time beget a government of wolves.
Bertrand de Jouvenel
民が羊になったそのとき、オオカミの政府が生まれる。(Bertrand de Jouvenel)


To educate a man is to unfit him to be a slave
Fredrick Douglass
人を教育するということは、その人を奴隷にふさわしくない人にすることである。(フレド
リック・ダグラス)


If liberty means anything at all, it means the right to tell people what they do not want
to hear
- George Orwell
自由が何を意味するかと言えば、それはほかの人たちに、何を聞きたくないかを告げる権
利ということになる。


Freedom is just another word for nothing left to lose.
Janis Joplin,"Me and Bobby McGee"
自由という言葉を言い換えると、失うものが何も残っていない状態、ということになる。(ジ
ャニス・ジョプリン)


Whoever controls the media, controls the mind.
Jim Morrison
マスメディアを支配するものが、心を支配する。(ジム・モリソン)


Those who make peaceful revolution impossible will make violent revolution inevitable.
John F. Kennedy
平和的な革命を不可能にする者は、暴力的な革命を避けられないものにする。(J・F・ケネ
ディ)


And this I believe: that the free, exploring mind of the individual human is the most
valuable thing in all the world. And this I would fight for: the freedom of the mind to
take any direction it wishes, undirected. And this I must fight against: any idea, religion,
or government which limits or destroys the individual.
John Steinbeck, "East of Eden"
私はつぎのことを信ずる。つまり、個々の人間の心を探究するという自由は、世界でもっ
とも尊いものである。だれにも干渉されない、自由な思索。その自由のために、私は闘う
だろう。私は個人を制限したり、破壊したりするどんな思想、宗教、政府とも戦わなけれ
ばならない。(ジョン・スタインベック)


Censorship is telling a man he can't have a steak just because a baby can't chew it.
Mark Twain
検閲などというものは、赤ん坊がそれを飲み込むことができないからといって、人はステ
ーキを食べられないというようなものだ。(マーク・ツエイン)


Give me Liberty, or give me death.
Patrick Henry
自由か、さもなければ、死を与えたまえ。(パトリック・ヘンリー)


Wherever a man comes, there comes revolution. The old is for slaves.
Ralph Waldo Emerson
人が来て、革命が起きる。そのとき老人たちは、奴隷になる。(R・W・エマーソン)


Most people do not really want freedom, because freedom involves responsibility, and
most people are frightened of responsibility.
Sigmund Freud
ほとんどの人は、自由を望まない。なぜなら、自由は責任を伴う。そしてほとんどんの人
は、その責任をを恐れる。(Sigmund Freud)


Man is free at the moment he wishes to be.
Voltaire
人は、そう願ったときだけ、自由である。(ボルテール)


Freedom is not worth having if it does not include the freedom to make mistakes.
Mahatma Gandhi, In Struggle/Mistakes
自由といっても、それがまちがいを犯すという自由も含まないなら、自由としての価値は
ない。


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●パソコン恐怖

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昨夜遅く、こんなトラブルがあった。
そろそろ寝るか・・・と思いながら、
何気なくエクスプローラーを開いてみた。
ギョッ!
何と、私のパソコンが・・・!
どこかのだれかのパソコンと、
ネットワークで接続されているでは
ないか!

ギョギョギョッ!

しかもネットワークとCドライブの
内容が、ミラー(相互連動)になっている。
Cドライブの内容が、そっくりそのまま、
どこかのパソコンとつながっている(?)!

あわてて原因さがし。

ヒタヒタとした恐怖感。
ツンとした緊張感。
高まる動悸。
ドキドキ、ハラハラ・・・。

メーカーに相談しても、「OSの
故障ではないですか?」
「リカバリーしてみてください」と。

ゾーッ!

で、真夜中過ぎになって、やっと原因がわかった。

最近買ったプリンターである。
エプソンの902A。
最新型。
このプリンターが無線LANを通して、
勝手に、私のパソコンに接続していた。

・・・ということで、今は、パソコンも快調。
静か。
「もういじらないぞ!」と心に誓う。

そう、パソコンという機械は、それなりに
順調に動いているときは、へたにいじってはいけない。
素人の知ったかぶりが、いちばん、恐ろしい。
私のような素人がへたにいじると、たいていおかしくなる。

が、寝るとき、ワイフがこう言った。
「どうして、そんなことが楽しいの?」と。
で、私はこう答えた。

「サッカーの試合と同じだよ。
ハラハラするところが、楽しい」と。

+++++++++++++++++

●ご注意

 こんなメールが、届いた。
送信者として、「YOUTUBE」の名前。
件名には、「あなたが制作したxxxxの、広告料をお受け取りください」とある。

xxxxは、私が作ったビデオの中でも、アクセス数が15万件近くになっている。
ふと「15万件近くにもなると、広告料が入るのか?」と思った。
が、YOUTUBEが、広告料を支払ってくれるなどという話は、聞いたことがない。
(YOUTUBE社は現在、赤字だそうだ。
そのため2010年の3月ごろから、本格的に広告料収入を始めるという。
そういう話なら、雑誌で読んで知っていた。)
で、そのまま削除。

 インターネットをしていると、こうしたメールが、つぎつぎと飛び込んでくる。
言い換えると、それなりの知識がないと、この世界は、たいへん、危険!
おいしい話は、100%、疑ってかかるべし。

みなさんも、どうかくれごれもご注意ください。


Hiroshi Hayashi++++++++Jan.2010+++++++++はやし浩司

●老後の不安

 おととい、「介護と若者たちの意識」というテーマで、原稿を書いた。
それについて、愛知県の読者の方より、「うちも同じような問題をかかえています」という
内容の、コメントが寄せられた。

『私も子離れできていないようです。
子供達は私からすっかり離れていると言うのに。
子供のためと言いながら、実は、私の見栄や、メンツ自己満足に過ぎないことを、私もた

家のローンもまだ残っており、この先二人分の学費を考えると、私たちの老後の資金など
あるはずがありません。

子供をあてにするわけにはいきませんので、老後を考えるとぞっとします。
今を生きるのに精一杯です。

私も同じ問題をかかえています。
が、先生の文を読み、気持ちも幾分軽くなり、併せて先生のアドバイスを参考に、私自身
の生き方について、老後も見据えながら、よく考えてみようと思っています。

今日は、中学校時代のクラス会があります。
以前、同じメンバーでクラス会があった時は、長女の高校受験の時で、「夕方から塾で、車
で送ってもらいたいから、5時までに帰ってきてね!」と、威圧的に長女に言われ、何十
年ぶりかで会った旧友と二次会にも行けず、急いで家に帰りました。それが当たり前かの
ような態度の娘に愕然としたのを覚えております。

そして、今回は長男の大学受験です。「私の夕飯はどうするの?!」と不機嫌な顔で聞いて
きます。普段なら「あるもので済ますからいいよ」と言う長男ですが、私が、昨日は職場
の新年会、今日はクラス会と出歩いているのが、気に入らない様子です。

とんだドラ娘、ドラ息子たちに育ててしまいました。
子供のためによかれと思い、不自由のないようにと育てたつもりですが、結果、子供のた
めにはなっていなかったようです。
やはり、私の自己満足に過ぎなかったのですね。

私も、ここまで来ないと気づかないおろかな母で、悲しいです。
それに気がつきました』と。

【はやし浩司より、読者の方へ】

 あなただけではない。
みな、そうです。
が、子育ての最中というのは、それがわからない。
「私だけは、だいじょうぶ」
「私だけは、ちがう」と。
中には、「私は、私の親とはちがう」
「私は私の親のような親にはならない」と思っている人もいます。
みな幻想をもち、その幻想にしがみついている。
で、結局は、同じ道を歩む・・・。

 おもしろいですね。
そしていつか、それが幻想だったことに気づく。
自分も同じ道を歩んでいることを知る。
子育てというのは、そういうものです。

 で、大切なことは、できるだけ早い時期に、それに気づくということです。
そして親は親で、ひとりの人間として、自分の生きる道をさがす。
生きがいを求める。

 率直に言います。
子育てなど、人生の目標にしてはだめですよ。
生きがいにしてもだめですよ。
そんなことをしても、子どもにはかえって負担になるだけです。
子どもに嫌われるだけです。

 だからやるべきことはやる。
親としての責任は、果たす。
しかしそこまで。
あとは、自分の人生を、人類みなのために、還元していく。
(この「還元」という言葉は、恩師のIK先生(藤沢市在住)が、よく使っている言葉で
す。)

 子どもに嫌われても、バカにされても、気にしない。
私たちは私たちで、自分の道を進めばよいのです。

 でも、あなたは今、それに気がついた。
よかったですね。
私もうれしいです。

 でもね、不思議なもので、その殻(から)を脱いだとき、つまりそれに気づいたとき、
それが(子育ての結論)ではないということです。
よく「失敗しました」と言う人がいます。
しかし子育てに失敗は、ありません。
そこがいつも、スタートラインです。
そこからいつも、新しい人間関係が始まります。
つまりあなたは失敗など、していない。
これから新しい世界が、始まるのです。
上下意識のある古い親子関係から、一対一の、対等の人間関係へ、とです。

 子どものほうから顔をそらし、あなたはあなたで、前に向かって進めばよいのです。
いっしょに、がんばりましょう!


Hiroshi Hayashi++++++++Jan.2010+++++++++はやし浩司

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height="250" alt="●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司" />



【最後にババを引く人】

●不気味な上昇

 中国の経済指標は、上海B株をみて判断する。
その上海B株。
一本調子に上昇しつづけている。
すでに2年(2008)前のリーマンショック以前の水準に、戻りつつある。
今年(2010)、中国の経済成長率も、10%前後と予想されている。
バブルである。
完全なバブルである。

 つまりその分だけ、アメリカや日本から資金が逃避しつつある。
逃避したお金は、・・・というより危険を察知した投資家たちが、その矛先を「金」に向け
始めている。
そのため金価格が、ジワジワと上昇しつづけている。
現在、グラム3600円前後。

その様相は、リーマンショック以前の経済状況と、たいへんよく似ている。
あのときも、まず金価格が、じわじわと上昇し始めた。
半年くらいをかけて、グラム2000円前後から2600円前後にまで上昇した。
「アメリカがあぶない」と感じた投資家たちが、金を買い始めた。
またあのときはアメリカだったが、今度は、中国。
まるで洪水のように、世界中の資金が、中国市場になだれ込みつつある。

 中国経済があぶない・・・というよりは、中国のバブル経済がはじけたとき、世界は、
リーマンショックをはるかにしのぐ衝撃に襲われる。
ドバイショック(2009)の比ではない。
規模がちがう。
一説によれば、ドバイショックの1000倍の威力があるという(韓国経済誌)。

●同じ失敗

 リーマンショックで、財産を失った人は多い。
私の知人の中には、1億円あった資産(株)を、100万円にしてしまった人もいる。
100分の1である。

加えて円高。
とくに外国債券に手を出した人の被害が、大きかった。
平均して、30~40%前後の損失を出したと言われている。
が、それからちょうど1年。
今度は、ドバイショック!
外国債券の損失額をみるかぎり、ドバイショックは、リーマンショックの10分の1程度
とみてよい。

 これらの数字を並べてみると、仮に今度、中国でバブル経済が崩壊すれば、リーマンシ
ョックの約100倍の衝撃が、世界中を襲うことになる。
(100倍だぞ!)
名づけて「上海ショック」。

 そのとき日本経済も崩壊する。
が、何よりも恐ろしいのは、こうしたバブル経済の崩壊というのは、まったく予告なく、
突然、始まるということ。
リーマンショックのときもそうだった、ドバイショックのときもそうだった。
日本のバブル経済崩壊のときも、そうだった。
「あぶないな?」と思っていた人は多かった。
しかしいつも突然だった。

●上海ショック

 リーマンショック、あるいはドバイショックで、財産を減らした人も多い。
しかしこの2~3か月、再び世界の株価は上昇しつづけている。
外国債券価格も、持ちなおしてきている。
だから中には、「何とか、損した部分だけも、取り返したい」と考えている人も多いはず。
「あとxか月持ちこたえてくれれば、何とかなる・・・」と。

 しかし(そのとき)があぶない。
というのも、そのとき、世界中の人たちが、(投資家ではなく、一般庶民が)、いっせいに、外国債券を売って、資金の回収に向かう。
そういう意味で、人間の心理には、共通性がある。
「同時行動性」といってもよい。
だから昔から、こう言う。
『そこらのオジちゃん、オバちゃんが、証券会社のロビーに並ぶようになったら、証券取
引から手を引け』と。

 今がそのときかもしれない。
私もそのオジちゃんの1人だが、私が動くとき、世界中のオジちゃん、オバちゃんも動く。
何しろ数が多い。
そういう人たちが、いっせいに動く。
それがこわい。
・・・といっても、その前に、プロの投資家たちは逃げるから、最後にババを引くのは、
結局は、オジちゃん、オバちゃんということになる。

●何が安全か?

 では、手持ちの資金は、どこへ逃避させたらよいのか?
もっとも好ましいのは、現物投資ということになる。
そのひとつが、金投資。
が、すでに金価格は上昇しきっている。
円安が進めば、グラム4000円台をねらうかもしれないが、そこまで円安に向かうかど
うか、わからない。
 
 つぎにタンス預金がある。
インフレ、円安になった分だけ、目減りするが、(現金)には、それなりの力がある。
大切なことは、最後に、ババだけは引かないこと。
その一歩手前で、損切りも覚悟して、売り逃げること。
「あと少し」「まだいける」と欲を出したとたん、プロの投資家たちの餌食(えじき)にな
る。

●その(時)

 2010年は、何とも不安定な状況から始まった。
明日、上海ショックが起きてもおかしくない。
あるいはドバイショックがそうだったように、まったく予想外のところから、火の手があ
がるかもしれない。
たとえば日本のJALの法的整理。
そういったものが上海ショックの引き金を引く。
ドカーンと爆発する。

 ・・・以上、はやし浩司というド素人の意見。
あまり本気にしないでほしい。
無責任に思う人もいるかもしれないが、そのときは、こう考えたらよい。

 まじめにコツコツと働く人よりも、マネーゲームをしている人のほうが、儲かるという
しくみそのものが、おかしい。
それが進んで、「まじめに働くのが、バカ臭い」と、みなが思うようになったら、おしまい。
そのとき、世界経済は、本当に崩壊する。
その(時)は、刻一刻と、しかし確実に近づきつつある。
(2010年1月11日夜記)


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