●映画『スターウォーズ』(3D)を見る
(60歳以上は、見るのを避けたほうがよい!)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
1978年に、第1作が公開されてから、34年。
昨夜遅く(8:30~11:00PM)、新作『スターウォーズ』(3D版)を見てきた。
見る前から、疲れていたこともある。
が、さすがに、疲れた!
2時間30分の長編。
これでもか、これでもか……と、動きの速いシーンがつづく。
もちろん3D。
意味のない、戦い。
わけのわからない、ゴタク。
理由付け。
王妃とか、ジェダイとか、……まあ、率直に、こんなくだらない映画とは、知らなかった。
途中で、目が痛くなった。
劇場を出ようかと思った。
少なくとも、老人向けの映画ではない。
2時間半の3D映画は、きつい!
この34年間で、映画の世界は大きく変わった。
同時に、それを楽しむ観客の意識も、大きく変わった。
(私の年齢も、プラス34歳になったこともあるが……。)
1978年当時受けた、あの感動は、もうなかった。
年若い……私の年齢から見ると、まるで子どものような少女が王妃(?)。
その王妃が、一国というか、一惑星の命運を握っている(?)。
一方、レザー光線すらもよけてしまう、ジェダイ(?)。
中世のナイト(騎士)をもじったのだろうが、見ているうちに、バカ臭さを覚えてしまった。
ついでに、スカイウォーカー。
年齢的には、7~8歳前後か?
そんな子どもが、「選ばれし子ども」とか?
戦闘機に乗って、活躍する。
そう言えば、そんなような映画が、以前にもあったぞ。
生まれながらにして、仏陀の生まれ変わりとか、何とか。
水戸黄門の三つ葉葵の紋章よろしく、「王妃」と名乗っただけで、みなが頭をさげる。
まさに権威主義。
アメリカ人にも、そういう志向性があったとは、知らなかった。
(あるいは、もともと東洋向け映画?)
ともかくも、いくらボケ防止のためとはいえ、60歳以上の人は、見に行かないほうがよい。
自分でも眼圧があがるのが、よくわかった。
とにかく動きが速すぎる。
目の毒!
(子どもの目にも、よくないのでは……?)
次回は『Battleship』(3D)と考えていたが、そんなわけで、見るのをとりやめた。
今度また似たような映画を見たら、私は失明するかもしれない。
とくに3D映画は、よくない……というより、危険。
安全性が確認されたわけではないという点で、危険。
で、今朝は午前9時に起きた。
が、起きるとすぐ、目薬をたてつづけに、数回、さした。
気のせいか、乱視がひどくなったよう?
そんなわけで、評価、なし。
評価のくだしようが、ない。
期待していただけに、ガッカリ度も大きかった。
(警告)一度、この種の映画が、目に、どのような影響が与えるのか、調べてみる必要があるのではないか。
もし影響があるとするなら、あらかじめ警告文を表示すべきではないのか。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●小1児に、「直角」と「垂直」を教えてみました。
Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司
●暴力映画
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
つぎの原稿は、『バトルロワイヤル』という映画が
話題になったとき書いたもの。
この映画が公開されたのは、2000年だったから、
そのころ書いたものということになる。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●暴力映画を考えるとき
●まき散らされたゴミ
ある朝、清掃した海辺に一台のトラックがやってきた。そしてそのトラックが、あたり一面にゴミをまき散らした……。
『Bトル・Rワイヤル』という映画が封切られたとき、私はそんな印象をもった。
どこかの島で、生徒どうしが殺しあうという映画である。
これに対して映倫は、「R15指定」、つまり、一五歳未満の子どもの入場を規制した。
が、主演のB氏は、「入り口でチン毛検査でもするのか」(テレビ報道)とかみついた。
監督のF氏も、「戦前の軍部以下だ」「表現の自由への干渉」(週刊誌)と抗議した。
しかし本当にそうか?
アメリカでは暴力性の強い映画や番組、性的描写の露骨な映画や番組については、民間団体による自主規制を行っている。
【G】 一般映画
【PG】 両親の指導で見る映画
【PG13】13歳以下には不適切な映画で、両親の指導で見る映画
【R】 17歳以下は、おとなか保護者が同伴で見る映画
【NC17】17歳以下は、見るのが禁止されている映画、と。
アメリカでは、こうした規制が1968年から始まっている。
が、この日本では野放し。
先日もビデオショップに行ったら、こんな会話をしている親子がいた。
子(小三くらいの男児)「お母さん、これ見てもいい?」
母「お母さんは見ないからね」
子「ううん、ぼく一人でみるから……」
母「……」と。
見ると、殺人をテーマにしたホラー映画だった。
●野放しの暴力ゲーム
映画だけではない。あるパソコンゲームのカタログにはこうあった。
「アメリカで発売禁止のソフトが、いよいよ日本に上陸!」(SF社)と。
銃器を使って、逃げまどう住人を、見境なく撃ち殺すというゲームである。
もちろんこうした審査を、国がすることは許されない。
民間団体がしなければならない。
が、そのため強制力はない。
つまりそれに従うかどうかは、そのまた先にある、一般の人の理性と良識ということになる。
が、この日本では、これがどうもあやしい。映倫の自主規制はことごとく空
洞化している。
言いかえると、日本にはそれを支えるだけの周囲文化が、まだ育っていない。
先のB氏のような人が、外国政府やT都から、日本やT都を代表する「文化人」として、表彰されている!
海辺に散乱するゴミ。
しかしそれも遠くから見ると、砂浜に咲いた花のように見える。
そういうものを見て、今の子どもたちは、「美しい」と言う。
しかし……、果たして……?
(参考)
●テレビづけの子どもたち
雑誌、「ファミリス」の調査によれば、小学3、4年生で45・7%の子どもが、また小学5、6年生で59・3%の子どもが、それぞれ毎日2時間以上もテレビをみているという。
さらに小学3、4年生で71%の子どもが、また小学5、6年生で83・3%の子どもが、それぞれ毎日1時間以上もテレビゲームをしているという(静岡県内100名の児童について調査・02年)。
また2時間以上テレビゲームをしている子どもも、3、4年生で19・3%、5、6年生で41・7%!
これらのデータから、約6~7割前後の子どもが、毎日3時間程度、テレビを見たり、テレビゲームをしていることがわかる。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●こんな事実もある
『2004年6月1日、この映画(R15+)のDVDを借りていた小学6年生の少女が小学校内で同級生を殺すという佐世保小6女児同級生殺害事件があった。
が、この児童は小学3年生からこの小説のファンであり、事件の前にはこの作品の同人小説の創作に夢中であった。
この事件のために、再編集版『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌 REVENGE』の発売が延期となったという』(以上、ウィキペディア百科事典より)と。
ここに書かれた事実は、重い!
●東京の文化人?
B・たけし氏がどうというのではない。
彼は、タレント兼、俳優の1人に過ぎない。
しかしつぎの話は事実。
たまたま先週、勉強の合間に、B・たけし氏の話になった。
きっかけは忘れた。
で、私はこう聞いた。
「B・たけしのこと、どう思う?」と。
するとそれぞれが、こう答えた。
「気味が悪い人」
「何を言っているか、さっぱり理解できない」と。
好意的に評価している中学生は、ひとりもいなかった。
私はそれを聞き、ほっとした。
が、こうした見方は、けっして中学生だけのものではない。
私とB・たけし氏は、たまたま同年齢。
似たような環境で生まれ育っている。
だが、私もあの人物が、どういう思想の持ち主なのか、さっぱり理解できない。
私とは次元のちがった、つまり崇高な(?)次元でものを考えているのかもしれない。
ともかくも、理解できない。
B・たけし氏の特異なキャラクターは、それ自体は魅力的と思う。
しかしこの日本では、テレビへの露出度だけで、その人の評価は決まってしまう。
B・たけし氏は、その露出度では、ナンバーワン。
が、誤解してはいけない。
「Well-known(よく知られた)人物」と、 「Famous(有名)な人物」とは、区別する。
「Famous」は、「Fame(名声)」の形容詞形。
よく知られているから、それだけの人物と考えるのは、まちがい。
B・たけし氏は、よく知られた人物かもしれないが、「フェイマスな人」ではない。
少なくとも私は評価しない。
(相手も、私など、ゴミ程度にしか考えていないだろうが……。)
が、B・たけし氏は、東京都を代表する文化人であり、フランス政府からは、日本を代表する文化人になっている。
が、そういう話を聞くと、「では、文化とは何か?」と。
そこまで考えてしまう
みなさん、文化って、何ですか?
文化人というのは、どういう人を言うのですか?
東京都のみなさん、教えてください!
Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司
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