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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2013年 3月 16日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【笑って伸ばす、子どもの心】
●笑うことには不思議な力があります……というようなことは、40年前には謎でした。
が、今では、脳科学の世界で、その有効性が認められ、常識となっています。
私は40年前から、その不思議な力に気づいていました。
簡単な「障害」であれば、笑うことによって、なおってしまいます。
年少から年中期が、とくに有効です。
が、もちろんそれだけではありません。
笑うことによって、子どもの中に前向きな学習姿勢が生まれ、脳の活動を活発化させます。学習効果もその分だけ、高まります。
『笑えば伸びる』……40年前に、幼稚園で配付したパンフに、私はそう書きました。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●今回は、『体積』を教えました。
小学1年生(一部、幼稚園児)と、小学2年生(一部、1年生)のクラスを紹介します。
(小学1年生)
(小学2年生)
Hiroshi Hayashi+++++++Jan. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●興味ある事実
++++++++++++++
脳の中で、麻薬反応!
はじめて赤ちゃんを産んだ母親が、
自分の子どもの笑顔を見たとき、
麻薬を服用したときと似たような
反応が起きるという。
++++++++++++++
時事通信、2008年7月13日は、つぎのように伝える。
『はじめて赤ちゃんを産んだ母親が、わが子の笑顔を見たときには、麻薬を服用した際と似たような脳の領域が活発に働き、自然に高揚した状態になるとの実験結果を、アメリカ・ベイラー医科大の研究チームが、13日までにアメリカ小児科学会誌の電子版に発表した。母親の子への愛情を脳科学で分析すれば、育児放棄や虐待の背景にあるかもしれない病理の解明に役立つと期待される』と。
これに関して、以前、こんな原稿を書いたのを思い出した。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
●子どものオナニー(自慰)
受験をひかえた受験生が、毎晩(毎日)、オナニーにふけることは、珍しくない。
財団法人、「日本性教育協会」の調査(1999年)によれば、
マスターベーションの経験者 中学生……41・6%
高校生……86・1%
大学生……94・2%(以上、男子)
中学生…… 7・7%
高校生……19・5%
大学生……40・1%(以上、女子)
ということだそうだ。この割合は、近年増加傾向にあるが、とくに若年化が進んでいることが知られている。
たとえば男子中学生のばあい、マスターベーション経験者は、87年には、30・3%だったのが、99年には、41・6%に増加している。性交経験者も、男子高校生だけをみても、11・5%(87年)から、26・5%(99年)へと、増加している。
そのオナニー(自慰、マスターベーション、手淫などとも呼ばれている)について、ある母親から、相談があった。「中学3年生になる息子が、受験をひかえ、オナニーばかりしているようだが……」と。
オナニーをすると、脳内で、麻薬様物質が放出されることがわかっている。現在、数10種類ほど、発見されているが、大きく分けて、エンドロフィン系と、エンケファリン系に大別される。
わかりやすく言えば、性的刺激を加えると、脳内で、勝手にモルヒネ様の物質がつくられ、それが陶酔感を引き起こすということ。この陶酔感が、ときには、痛みをやわらげたり、精神の緊張感をほぐしたりする。
問題は、それが麻薬様の物質であること。習慣性があるか、ないかということになる。
モルヒネには、習慣性があることが知られている。しかしエンドロフィンにしても、エンケファリンにしても、それらは体内でつくられる物質である。そのため習慣性はないと考えられていた。が、動物実験などでは、その習慣性が認められている。つまり、オナニーも繰りかえすと、「中毒」になることもあるということ。
その相談のあった中学生も、受験というプレッシャーから、緊張感を解放するため、オナニーにふけっているものと思われる。そして相談のメールによれば、中毒化(?)しているということになる。
オナニーの害については、「ない」というのが、一般的な意見だが、過度にそれにふけることにより、ここでいう中毒性が生まれることは、当然、考えられる。
男子のばあいは、手淫(しゅいん)ということからもわかるように、好みの女性の裸体を思い浮かべたり、写真やビデオをみながら、手でペニスを刺激して、快感を覚える。
女子のばあいは、好みの男性に抱きつかれる様子を想像しながら、乳首や、クリトリス、膣を刺激しながら、快感を覚える。
男子のばあい、中に、肛門のほうから前立腺を刺激して、快感を得る子どももいる。
さらに病的になると、依存症に似た症状を示すこともある。中学生や、高校生については、知らないが、セックス依存症のおとな(とくに女性に多い)は、珍しくない。「セックスしているときだけ、自分でいられる」と言った女性がいた。
しかしこうした、エンドロフィンにしても、エンケファリンにしても、オナニーだけによってつくられるものではない。
スポーツをしたり、音楽を聞いたりすることでも、脳内でつくられることが知られている。善行を行うと、脳の辺縁系にある扁桃体でも、つくられるこも知られている。スポーツをした人や、ボランティア活動をした人が、そのあと、よく「ああ、気持ちよかった」と言うのは、そのためである。つまり、同じ快感を得る方法は、ほかにもあるということ。
私のばあいも、夜中に、自転車で、30分~1時間走ってきたあとなど、心地よい汗とともに、気分がそう快になる。さらに翌朝、目をさましてみると、体中のこまかい細胞が、それぞれザワザワと、活動しているのを感ずることもある。
こうした方向に、子どもを指導しながら誘導するという方法もないわけではない。しかし中学生ともなると、親の指導にも、限界がある。私の意見としては、子どもに任すしかないのではないかということ。
こと、「性」にまつわる問題だけは、この時期になると、もう、どうしようもない。子ども自身がもつ自己管理能力を信ずるしかない。現在の私やあなたがそうであるように、子どももまた、この問題だけは、だれかに干渉されることを好まないだろう。
(はやし浩司 マスターベーション 自慰 オナニー 子どもの自慰 子供の自慰)
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
もう一作、添付します。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
●やる気
+++++++++++++++++++
このところ、忙しい。
そのせいか、疲労気味。
こうしてパソコの前に座っても、
ものを書く気があまり起きない。
気力の減退。
それについて、記録する。
+++++++++++++++++++
東洋医学(漢方)では、体力と気力は、同一源のものとして考える。天の気(呼吸)と、地の気(飲食物)が、合体して、人精となる。
この人精(じんせい)が、エネルギーの根源というわけである。「精」は、「精力の精」「精神の精」と考えると、わかりやすい。少し前まで、何かのことでがんばっている人を見かけると、「精が出ますねえ」と、声をかけたりした。(最近は、この言い方を、あまり耳にしないが……。)
だから体力や気力が落ちてきたときは、第一義的には、おいしいものを食べて、適度な運動を繰りかえすのがよいということになる。
が、やる気は、それだけで起きてくるというものではない。伊藤氏の「思考システム」によれば、思考は大脳新皮質部の「新・新皮質」というところでなされるが、それには、帯状回(動機づけ)、海馬(記憶)、扁桃体(価値判断)なども総合的に作用するという(伊藤正男)。
さらに最近の研究によれば、脳内のカテコールアミンと呼ばれるホルモンが、やる気に大きく関係していることもわかった(澤口俊之「したたかな脳」)。その中のノルアドレナリンは、集中力、ドーパミンは、思考力に関係しているという(同書)。
つまりこうした作用が総合的に機能して、やる気が決まるということらしい。
で、私の今の状態は、どうか?
何を考えても、「どうでもいいや」という思いが、先に立ってしまう。めんどうというより、むなしさが先に立ってしまう。ラマンチャの男(ドンキホーテ)が、風車を相手に、ひとりで戦っているようなもの。所詮(しょせん)、相手は、風車!
実際、「あなたの書いていることは、学問的には一片の価値もない」と言ってきた、大学の教授がいた。(この話は、本当だぞ!)。「田舎のおばちゃんたちを相手に、講演をして、どういう意味があるのか」とも。(この話も、本当だぞ!)
そのときは、怒り、心頭に達したが、今になって思うと、「そのとおりだな」と納得する。私のしていることは、どうせ、その程度。
そういう思いが、私から、どんどんとやる気を奪っていく。
だから、やる気がないのではなく、書く気がわいてこないということになる。そのほかの面では、やる気はある。気力はある。
今朝も、犬のハナの体を、シャップーで洗ってやった。午後に客人がくるので、居間の掃除もした。腕につけるブレスレットの修理をした。言うなれば、書くのを、後まわしにしただけ。しかしこうしてパソコンに向かって座っていると、「ああ、これが私の時間だ」という思いは、強くもつ。それにおかしなことだが、こうしてサクサクと動くパソコンを相手にしていると、気持ちよい。
……ということで、昼まで、まだ3時間弱もある。今日から、マガジンの6月号の原稿を書くことにした。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 やる気 気力 帯状回 カテコールアミン 動機づけ)
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
最近の大脳生理学の進歩には、めざましいものがある。
ポジトロンCT(陽電子放射断層撮影)とか、ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴映像)いう、脳の活性度を映像化する装置を使うと、脳の働きが、リアルタイムで観察できるという。
今回の、アメリカ・ベイラー医科大の研究チームによる発見も、そうした機器を用いてわかったものだろう。
それにしても、すごいことがわかるようになってきたものだ。
わかりやすく言えば、「心」の状態が、科学的かつ計数的に把握できるようになった。
(はやし浩司 家庭教育 育児 育児評論 教育評論 幼児教育 子育て はやし浩司 Hiroshi Hayashi education essayist writer Japanese essayist 赤ちゃんの笑顔 母親の反応 脳科学)
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【ALWAYS、3丁目の夕日 ’64】
++++++++++++++++++++
私たちの世代には、冒頭からググーッとくる映画だった。
だから私たちの世代は、ググーッと楽しめばよい。
何も考えず、ググーッと楽しめばよい。
「ALWAYS 3丁目の夕日 ’64」は、そういう映画。
私が17歳(高校2年生)のときの映画ということになる。
(もともとそういう意図でもって作られた映画。
素直にその意図に乗って、楽しめばよい。)
星は、4つの★★★★。
身を切るような深夜の冷気を、ものともせず、市内の劇場まで足を運んだ。
笑った、泣いた……。
よかった。
が、ほめてばかりいてはいけない。
気になった点は、いくつかある。
その第一。
完ぺきに近いほど、「マザコン映画」。
登場する男性は、みな、3枚目。
バカ丸出し。
その一方で、女性は、みな、マドンナ(聖母)。
人格の完成度が、きわめて高い。
それが不自然すぎるほど、極端。
プラス、権威主義。
合計で3人の医師が登場するが、3人とも神がかったほど、崇高な精神の持ち主ばかり。
人道主義者(ヒューマニスト)。
それが監督(作者)がもっている「医師観」なのだろうが、本当にそうかな?
そう考えてよいのかな?
これも極端すぎる。
さらに言えば、茶川竜之介の父親が登場するが、「こんな父親はいるのかなあ?」と。
森進一が歌う『♪おふくろさん』そのままのような、父親。
息子をあえて崖っぷちに立たせるため、演技で(?)、息子を勘当(=絶縁)したという。
勘当しながら、息子の活躍を、陰で喜んでいたという。
つまりお涙頂戴映画。
『送り人』もそうだったが、このところ、この種のお涙頂戴映画が、日本映画の流行にもなっている。
++++++++++++++++++++++++
●マドンナ(聖母)
この映画の監督(作者)がそうというのではない。
(私自身は、コミック版の原作を、ほとんど読んでいない。)
一般論として、マザコン男性ほど、マドンナを求め、女性の間を渡り歩く。
が、マドンナと言えるような女性は、今どき、存在しない。
(存在するわけがない!)
だから、これも一般論だが、マザコン男性ほど、浮気しやすく、離婚しやすいと言われている。
マドンナ……どんなわがままを言ったりしたりしても、いつも自分を暖かく包んでくれる、聖母のような女性をいう。
慈愛に満ちた母親のように、自分を理解し、深く愛してくれる、聖母のような女性をいう。
それについては、いくつかの原稿を書いたことがある。
あとで紹介することにして、もう一点。
●恋愛至上主義vs恩義
映画の中で、自動車工場に勤める若い女性が、医師に求婚される。
そのとき、若い女性(堀北真希演ずる六子)が、結婚すべきかどうかで悩み、迷う。
世話になった店の主人や妻への「恩義」のはざ間で、悩み、迷う。
……というか、私が若いころは、みな、そうだった。
私人も、学生時代、恋愛を経験した。
しかし収入がないこと、親や家の問題、未来が不確定であったこと、相手の女性の家の格式などなどを考え、別れた。
もちろん親への恩義も、無視することができなかった。
そういうことを考え、結婚には至らなかった。
が、現在はちがう。
恋愛したとたん、ノーベル賞か何かでも取ったかのように、それを第一に考え、そのまま結婚へ、突っ走ってしまう。
またそうであることを、「理想」であるかのように錯覚している。
映画『タイタニック』のジャックとローズを思い浮かべればよい。
これを称して「恋愛至上主義」(はやし浩司)という。
映画を観ながら、「今の若い人に、そういう心理は理解できないだろうな」と、そんなことを考えた。
「そういう心理」というのは、「恩義という心理」である。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
今までに書いた原稿をいくつか紹介します。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●理想の女性
「Y」という、雑誌を購入。
私たちの年代層をねらった雑誌。
それを読みながら、ワイフが、こう言った。
「男って、死ぬまで、理想の女性を追い求めるって、ホント?」と。
雑誌を横取りしてみると、それには、こうあった。
ある舞台監督と女優との対談だった。
K(監督)「男っていうのはね、死ぬまで、理想のマドンナ(聖母)を、追い求めるものなんですよね。
女性には、それがありませんか?」
S(女優)「女性には、ないと思います」と。
私は、それを読んで、すかさずワイフにこう言った。
「理想の女性を追い求めるという姿勢は、マザコンの特徴の一つだよ」と。
つまりマザコン性の強い男性ほど、頭の中で、理想の女性を夢想する。
つまり究極まで自分を愛してくれる女性を、だ。
わかりやすく言えば、自分の母親の代用してくれる女性を追い求める。
言うまでもなく、このタイプの男性は、無意識のうちにも、「母親」から、自分を切り離すことができない。
だから一般論として、つまり心理学の常識として、マザコン性の強い男性ほど、現実の女性を愛することができない。
そのため、浮気率が高くなる。
女性から女性へと、渡り歩く傾向が強くなる。
当然のことながら、離婚率も高くなる。
実際、このタイプの男性と、結婚生活をつづける妻は、たいへん! ……と思う。
このことは、反対の立場で考えてみると、わかる。
もしあなたの妻が、何かにつけて、あなたに、理想の「男」を、求めたとしたら、あなたはどうするだろうか。
たくましくて、包容力があって、生活力もある。
おまけにハンサムで、かっこいい。
どんなことをしても、許してくれる。さいごのさいごまで、あなたのめんどうをみてくれる……と。
多分、あなたは、こう言うだろう。
「やめてくれ! オレは、ふつうの人間だ!」と。
対談した女優が、「女性には、ないと思います」と答えたのは、しごく当然のことである。
私「この監督は、自分が、マザコンであることに気づいていないね」
ワイフ「でも、何かと、話題作を発表しているわよ」
私「だから、こういう雑誌で、対談しているんだろ」
ワ「そうね」と
理想の女性などというのは、いない。
いるはずもない。だから追い求めるだけ、ムダ。
追い求められる女性のほうだって、疲れる。
その監督は、若くして、母親をなくしている。
だからよけいに、母親の代用をしてくれる女性を、心の中で追い求めているのかもしれない。
私「ある男性はね、会社で昇進したりするとね、奥さんに電話をする前に、実家の母親に電話をしていたそうだよ」
ワイフ「マザコンね」
私「そうだよ。しかしね、本人は、そうは思っていない。自分は、親思いの、孝行息子と思いこんでいた」
ワ「奥さんも、たいへんね」
私「そこでこのタイプの男ほど、自分の母親を美化する。『ぼくの母は、ぼくが、そうするにふさわしい人だ』とね」
ワ「自分の母親が、理想の女性というわけね」
私「そう。究極の愛で自分を包んでくれる、理想の女性というわけだよ」
ワ「でも、そうして、男は、マザコンになるの?」
私「女性にも、マザコン性の強い人はいるよ。でも、やはり男性に多い。理由は、結論を先に言えば、父親不在だからだよ」
ワ「父親の存在感がないということ?」
私「そう。子どもは、だれしも、母親との絶対的な関係の中で、生まれ育つ。それが悪いというのではない。それは人間の成長には、必要不可欠なものだ」
ワ「が、そのままになってしまったというわけ」
私「そうなんだよ。そこで、その絶対的な関係を、是正するのが、父親の役目ということになる。が、その父親の存在感がない。だから、濃密な母子関係のまま、おとなになってしまう」
ワ「でもね、もし、その父親が、マザコンだったら、どうするの」
私「ハハハ、それは問題だア。どうするんだろ。困った問題だね」と。
しかし、こうまで堂々と、自分のマザコン性を主張する人がいるとは! もちろん本人は、それに気づいていない。対談の内容は、要するに、その監督は、舞台芸術をとおして、理想の女性を追い求めているということだそうだが……。
しかし……?
(マザーコンプレックス)いわゆるマザコン。
成人した男性が、母親との間に、依存関係を保ち続け、そのことに疑問や葛藤を感じていない状態。
このような男性は、「母親からの過剰な愛情によって、青年期に達成されるべき、同年代の異性との交友関係をもつために必要な人格の確立ができなかったと考えられる」(深堀元文「心理学のすべて」)と。
(教訓)
母親は、子育てをする。
それは当然だが、子どもがある年齢に達したら、子どものほうが、親離れするように、仕向けなければならない。
あるいは父親が、母子関係に割って入り、その関係を是正しなければならない。
「ある年齢」というのは、多少個人差はあるが、年齢的には、満8歳前後をいう。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 マザコンの心理 マザコン心理学 なぜ男はマザコンになるか はやし浩司 マザーコンプレックス 永遠のマドンナ はやし浩司 マドンナ像 永遠のマドンナ)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【女性のマザーコンプレックス】
+++++++++++++++++++++
マザコンというと、男性だけの問題と
考えている人は多い。
しかし女性のマザコンも、それと
同じくらい、多い。
+++++++++++++++++++++
●依存と愛情(Mother Complex)
+++++++++++++++++
「マザコン」というと、男性だけにある
特異な現象と思っている人は多い。
しかし女性にも、マザコンの人は
いくらでもいる。
同性というだけで、目立たない。
これについては、何度も書いてきた。
ここでは、さらにもう一歩、話を進めて
みたい。
これには男性も女性も関係ないが、
母親にベタベタと甘えているからといって、
それだけ、母親への愛情が深いかという
と、そういうことはない。
マザコン性というのは、母親への依存性を
いう。
依存性イコール、愛情の深さではない。
よくあるケースは、それまではマザコンで
あった女性が、母親が認知症になったとたん、
母親への虐待し始めるというもの。
依存できなくなったときが、縁の切れ目(?)
ということか。
もちろん、中には、そのままの状態で、見た目には
良好な(?)人間関係をつづける親子もいる。
しかしそういうケースは、少ない。
つまりマザコンタイプの人は、常に「理想の
女性像(マドンナ)」を、母親に求める。
母親は、常に、その理想の女性でなければ
ならない。
が、母親がその期待(?)に応えられなく
なったとき、マザコンタイプの人は、それを
すなおに受け入れることができない。
あるいはそれを許すことができない。
たいてい、その段階で、はげしく葛藤する。
ある女性(60歳くらい)は、自分の母親が
認知症になりつつある段階で、そのつど、
パニック状態になってしまった。
母親が、就寝中に尿を漏らしただけで、親戚中に
電話をかけたりした。
「お母さんが、オシッコを漏らしたア~!」と。
が、先にも書いたように、依存性イコール、愛情の
深さではない。
たとえば夫婦についても、そうで、配偶者に
強い依存性があるからといって、つまり見た目には
ベタベタに仲のよい夫婦に見えたとしても、
たがいに深い愛情があるとはかぎらない。
言うまでもなく、「愛」というのは、どこまで
相手を「許して忘れるか」、その度量の深さで決まる。
つまりその分だけ、愛には、常に孤独と苦しみが
ともなう。
さらに言えば、愛には熟成期間が必要。
たがいに困苦を乗り越え、その結果として、
人は「愛」を自覚することができるようになる。
一方、依存性は、その人自身の情緒的欠陥、精神的
未熟性に起因する。
情緒的欠陥、精神的未熟性をカバーするために、
相手、つまり母親(父親、配偶者)に依存する。
「母親に依存する」ということと、「母親を愛する」
ということは、まったく異質なものである。
このことは子どもの世界を見れば、よくわかる。
親に依存している子どもは多いが、親を愛している
子どもというのは、皆無とみてよい。
あっても、「思いやり」程度。
たとえば病気になった親を、看病するとか、など。
年少の子どもであれば、なおさらである。
子どもが「愛」を自覚するのは、思春期前夜から
思春期にかけてである。
また話は少しそれるが、よく「マザコン男性ほど、
離婚率が高い」と、言われる。
それもそのはずで、つまりその分だけ、マザコン男性は、
配偶者に、理想の女性(マドンナ)像を求めすぎる。
あるいは押しつけすぎる。
それが夫婦の間に、キレツを入れる。
さらにマザコンタイプの人ほど、自分がマザコン的で
あることを正当化したり、ごまかすため、
母親を、ことさら美化する傾向が強い。
(ファザコンも同じように考えてよい。)
「私の親を批判したり、悪口言ったりするヤツは、
たとえ女房、子どもでも許せない」と息巻くのは、
たいていこのタイプの男性と考えてよい。
(男性にかぎらない。女性でもよい。)
話をもどす。
人間関係、とくに親子関係、夫婦関係を見るときは、
この(依存)と(愛情)に焦点をあてて考えて
みるとよい。
また別の人間関係が見えてくるはず。
+++++++++++++++++++
以前書いた原稿を添付します。
+++++++++++++++++++
●マザコンの果てにあるもの
++++++++++++++++
マザコンについて、補記します。
++++++++++++++++
子どもをでき愛する親は、少なくない。
しかしでき愛は、(愛)ではない。
自分の心のすき間を埋めるために、親は、子どもをでき愛する。
自分の情緒的不安定さや、精神的欠陥を補うために、子どもを利用する。
つまりは、でき愛の愛は、愛もどきの、愛。
代償的愛ともいう。
これについては、何度も書いてきたので、ここでは、省略する。
でき愛する親というのは、そもそも、依存性の強い親とみる。
つまりそれだけ自立心が弱い。
で、その結果として、自分の子どもがもつ依存性に、どうしても、甘くなる。
このタイプの親は、自分にベタベタ甘えてくれる子どもイコール、かわいい子イコール、いい子と考えやすい。
そのため自分にベタベタ甘えるように、子どもを、しむける。
無意識のまま、そうする。こうしてたがいに、ベタベタの人間関係をつくる。
いわゆるマザコンと呼ばれる人は、こういう親子関係の中で生まれる。
いくつかの特徴がある。
子どもをでき愛する親というのは、でき愛をもって、親の深い愛と誤解しやすい。
でき愛ぶりを、堂々と、人の前で、誇示する親さえいる。
つぎにでき愛する親というのは、親子の間に、カベがない。
ベタベタというか、ドロドロしている。
自分イコール、子ども、子どもイコール、自分という、強い意識をもつ。
ある母親は、私にこう言った。
「息子(年中児)が、友だちとけんかをしていると、その中に割りこんでいって、相手の子どもをなぐりつけたくなります。
その衝動をおさえるのに、苦労します」と。
本来なら、こうした母子間のでき愛を防ぐのは、父親の役目ということになる。
しかし概して言えば、でき愛する母親の家庭では、その父親の存在感が薄い。
父親がいるかいないかわからないといった、状態。
で、さらに、マザコンというと、母親と息子の関係を想像しがちだが、実は、娘でも、マザコンになるケースは少なくない。
むしろ、息子より多いと考えてよい。しかも、息子がマザコンになるよりも、さらに深刻なマザコンになるケースが多い。
ただ、目だたないだけである。たとえば40歳の息子が、実家へ帰って、70歳の母親といっしょに、風呂に入ったりすると、それだけで大事件(?)になる。
が、それが40歳の娘であったりすると、むしろほほえましい光景と、とらえられる。こうした誤解と偏見が、娘のマザコン性を見逃してしまう。
……というようなことも、何度も書いてきたので、ここでは、もう少し、先まで考えてみたい。
冒頭にも書いたように、でき愛は(愛)ではない。
したがって、それから生まれるマザコン性もまた、愛ではない。
子どもをでき愛する親というのは、無私の愛で子どもを愛するのではない。
いつも、心のどこかで、その見返りを求める。
ある母親は、自分の息子が、結婚して横浜に住むようになったことについて、「嫁に息子を取られた」と、みなに訴えた。
そしてあちこちへ電話をかけて、「悔しい、悔しい」と、泣きながら、自分の胸の内を訴えた。
で、今度は、その反対。
親にでき愛された子どもは、息子にせよ、娘にせよ、親に対して、ベタベタの依存性をもつ。その依存性が、その子どもの自立をはばむ。
よく誤解されるが、一人前の生活をしているから、自立心があるということにはならない。
マザコンであるかどうかというのは、もっと言えば、親に依存性がもっているかどうかというのは、心の奥の内側の問題である。
外からは、わからない。
一流会社のバリバリ社員でも、またいかめしい顔をした暴力団の親分でも、マザコンの人はいくらでもいる。
で、このマザコン性は、いわば脳のCPU(中央演算装置)の問題だから、本人自身が、それに気づくことは少ない。
……というより、まず、ない。だれかが、その人のマザコン性を指摘したりすると、こう答えたりする。
「私の母は、それほどまでにすばらしい人だからです」「私の母は、世の人のためのカサになれと教えてくれました」と。
つまりマザコンの人は、息子であるにせよ、娘であるにせよ、親に幻想をいだき、親を絶対視しやすい。
美化する。親絶対教の信者になることも少なくない。つまり、自分のマザコン性を、正当化するために、そうする。
で、その分だけ、親を愛しているかというと、そうでもない。でき愛で愛された子どももまた、同じような代償的愛をもって、それを(親への深い愛)と、誤解しやすい。
本来なら、子どもは、小学3、4年生ごろ(満10歳前後)で、親離れをする。
また親は親で、子どもが中学生くらいになったら、子離れをする。
こうしてともに、自立の道を歩み始める。
が、何らかの理由や原因で、(多くは、親側の情緒的、精神的問題)、その分離がままならなくなることがある。
そのため、ここでいうベタベタの人間関係を、そのまま、つづけてしまう。
で、たいていは、その結末は、悲劇的なものとなりやすい。
80歳をすぎて、やや頭のボケた母親に向って、「しっかりしろ」と、怒りつづけていた息子(50歳くらい)がいた。
マザコンの息子や娘にしてみれば、母親は絶対的な存在である。
宗教にたとえるなら、本尊のようなもの。
その本尊に疑いをいだくということは、それまでの自分の生きザマを否定することに等しい。
だからマザコンであった人ほど、母親が晩年を迎えるころになると、はげしく葛藤する。
マザコンの息子にせよ、娘にせよ、親は、ボケてはならないのである。
親は、悪人であってはならないのである。
また自分の母親が見苦しい姿をさらけ出すことを、マザコンタイプの人は、許すことができない。
そして母親が死んだとする。
依存性が強ければ強いほど、その衝撃もまた、大きい。それこそ、毎晩、空をみあげながら、「おふくろさんよ、おふくろさ~ん」と、泣き叫ぶようになる。
さらにマザコンタイプの男性ほど、結婚相手として、自分の母親の代用としての妻を求めるようになる。
そのため、離婚率も高くなる。浮気率も高くなるという調査結果もある。
ある男性(映画監督)は、雑誌の中で、臆面もなく、こう書いている。
「私は、永遠のマドンナを求めて、女性から女性へと、渡り歩いています」「男というのは、そういうものです」と。
(自分がそうだからといって、そう、勝手に決めてもらっては、困るが……。)
自ら、「私は、マザコンです」ということを、告白しているようなものである。
子育ての目的は、子どもをよき家庭人として自立させること。
子どもをマザコンにして、よいことは、何もない。
(はやし浩司 マザコン 息子のマザコン 娘のマザコン 代償的愛 親の美化 偶像化 はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 マドンナ 映画監督 マザコン マザコン映画)
【補記】
【マザコンの問題点】
(親側の問題)
(1)情緒的未熟性、精神的欠陥があることが多い。
(2)その時期に、子離れができず、子どもへの依存性を強める。
(3)生活の困苦、夫婦関係の崩壊などが引き金となり、でき愛に走りやすい。
(4)子どもを、自分の心のすき間を埋めるための所有物のように考える。
(5)親自身が自立できない。子育てをしながら、つねに、その見返りを求める。
(6)父親不在家庭。父親がいても、父親の影が薄い。
(7)でき愛をもって、親の深い愛と誤解しやすい。
(8)親子の間にカベがない。子どもがバカにされたりすると、自分がバカにされたかのように、それに猛烈に反発したり、怒ったりする。
(9)息子の嫁との間が、険悪になりやすい。このタイプの親にとっては、嫁は、息子を奪った極悪人ということになる。
(息子側の問題)
(1)親に強度の依存性をもつ。50歳をすぎても、「母ちゃん、母ちゃん」と親中心の生活環境をつくる。
(2)親絶対教の信者となり、親を絶対視する。親を美化し、親に幻想をもちやすい。
(3)結婚しても、妻よりも、母親を優先する。妻に、「私とお母さんと、どちらが大切なのよ」と聞かれると、「母親だ」と答えたりする。
(4)妻に、いつも、母親代わりとしての、偶像(マドンナ性)を求める。
(5)そのため、マザコン男性は離婚しやすく、浮気しやすい。
(6)妻と結婚するに際して、「親孝行」を条件にすることが多い。つまり妻ですらも、親のめんどうをみる、家政婦のように考える傾向が強い。
(娘側の問題)
(1)異常なマザコン性があっても、周囲のものでさえ、それに気づくことが少ない。
(2)母親を絶対視し、母親への批判、中傷などを許さない。
(3)親絶対教の信者であり、とくに、母親を、仏様か、神様のように、崇拝する。
(4)母親への犠牲心を、いとわない。夫よりも、自分の生活よりも、母親の生活を大切にする。
(5)母親のまちがった行為を、許さない。人間的な寛容度が低い。母親を自分と同じ人間(女性)と見ることができない。
(6)全体として、ブレーキが働かないため、マザコンになる息子より、症状が、深刻で重い。
(はやし浩司 マザコン マザコンの問題点 娘のマザコン マザコン息子 マザコン娘 はやし浩司 マザーコンプレックス マドンナ 女性のマドンナ化 偶像化 理想の女性形)
Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司
To the people of USA:(アメリカの人たちへ)v.2
*Exaggerated nationalism of South Koreans(韓国人の過激な民族主義)
Why is Sea of Japan (Japan Sea) “East Sea? (どうして日本海が、「東海」なのか?)
●韓国の人たちよ、どうして「日本海」では、いけないのか?
私の意見に賛成の人は、下記(A)~(B)までを、コピーし、あなたのBLOGに貼りつけてほしい。
訳文は、この原稿の終わりにつけておく。
(A)
*Why is Sea of Japan (Japan Sea) “East Sea”?
Exaggerated Nationalism of South Korea
We, the Japanese, know that South Korean people dislike “Japan” and now they have been trying to alter the name of “Sea of Japan (Japan Sea)” into “Tonghae” or “East Sea”.
Sea of Japan (Japan Sea) is situated in the east of Korea Peninsula and that is the reason why they insist so.
But if so, there would be hundreds of “East Sea” in the world, since each country has “East”.
In Japan we have a well-known proverb, saying, “If you dislike a priest, you hate his robe too”.
Once A. Einstein wrote in his letter to Prof. T. Kenzi like this: “The exaggerated nationalism is very dangerous”.
Sea of Japan (Japan Sea) has been “Sea of Japan (Japan Sea)” for more than 120 years and used as a common word internationally.
Even according to the map dated in 1855, used by Commodore M.C. Perry, who came to Japan in 1853, Sea of Japan is “Japan Sea”.
http://seaofjapan-noeastsea.blogspot.com/
Or why is Gulf of Mexico (Mexico Gulf) “Gulf of Mexico”?
Why doesn’t USA try to alter the name into “South Gulf”?
Because American people know that this type of nationalism seems to be so stupid.
So please you don’t have to listen to South Korea’s meaningless opinion.
In the website of “Sea of Japan, No East sea” someone writes as follows:
“Refute distorted Korean government and Korean nationalist distorted claims who got brainwashed propaganda in their school and mass media who they cannot master Chinese character and documents.
Those offensive brainwash propaganda spoiled Korean naughty young school kids having hostility toward Japan and Japanese.
I am protesting those stupid Korean's Structural Violence and expansionism, new fascism.”
I agree to this opinion.
Hiroshi Hayashi, Hamamatsu-city, Japan
(B)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【読者のみなさんへ】
●私たちも声をあげよう!
韓国の東亜日報は、つぎのような記事をかかげている。
「『東海・日本海』併記について、バージニア州上院は、1票差で否決した※」(2012年01月28日)と。
つまり「いろいろ働きかけてはみたが、教科書に、『東海・日本海』と併記させることについて、バージニア州では、失敗した」と。
韓国はノ大統領の時代から、世界各国に専門の特使まで派遣し、「日本海」を「東海(トンヘ)」に改名する運動を重ねている。
「日本海」という呼称が、どうにもこうにも気に入らないらしい。
その気持ちはよくわかる。
が、どうして日本海が「東海」なのか?
韓国から見れば、確かに「東の海」。
が、日本から見れば、「北西の海」。
ロシアから見れば、「東南の海」。
これほどまでに自己中心性丸出しの呼び方は、そうはない。
もし世界中の国々が、自分の国を中心に、東西南北の海の名前を決めたら、それこそ「東海」という名前は、国の数だけ生まれることになる。
そこで韓国はバランスをとるため、黄海を、独自に、「西海」と呼んでいる。
が、こちらのほうは、目立った運動は、まったくしていない。
つまり「おまけ」。
韓国は、要するに、「日本」という文字がよほど気に入らないらしい。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●「日本海」問題
日本海の呼称問題については、たびたび書いてきた。
ここでは、もう一歩、さらに話の内容を進めてみたい。
その第一。
日本人は、あまりにも、おとなし過ぎる!
どうして日本はもっと積極的に発言し、行動しないのか。
韓国が特使を派遣したら、日本も派遣すればよい。
韓国が騒いだら、日本も同じだけ、騒げばよい。
昨年(2011年5月)書いた原稿を、もう一度掲載する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●「東海(トンヘ)」問題 (동해 vs. 일본해)
『坊主憎ければ……』とかいうが、韓国は、「日本海」という名称が、よほど、気に入らないらしい。
で、韓国政府は、全世界の各国に「特使」まで送って、「日本海」を「東海」へ変更しようと努力している。
(「特使」だぞ! わかるか!)
が、どうして「東海」なのか。
これほどまでに自己中心的な発想はない。
もしロシアが、「太平洋を『東方洋』にせよ」と主張したら、世界はロシアをどう思うだろうか。
ついでに韓国は、黄海を、「西海」にしようとしている。
そうでも言わないと、バランス(=整合性)が取れないからだ。
が、無理は無理。
韓国政府も、やっとそれに気づき始めた。
中央日報(韓国)は、つぎのように伝える。
『韓国政府は国際社会の東海(トンヘ、日本名・日本海)表記と関連し、「東海」と「日本海」を併記すべきだという意見を国際水路機関(IHO)に提出したと、政府当局者が1日明らかにした。
当局者は「IHO側が2日までに東海表記に関する公式意見を伝えてほしいと要求してきた」とし、「東海単独表記主張は成功する可能性がないと判断した」と説明した』(5月4日)と。
繰り返すが、どこの国に対して、「東」なのか?
日本にとっては、日本海は、「北海」。
あるいは、「北西海」。
もしこんなメチャメチャな改名が許されるとしたら、それこそ世界は、大混乱。
「東海」だけでも、世界中に、何千も生まれる。
ついでに……
対馬海峡→(韓国の)南海
東シナ海→(台湾の)北海
台湾海峡→中国海峡
南シナ海→北フィリッピン海
フィリッピン海→グアム海、などなどとしたら、どうか?
そのうちベンガル湾も、インドの東にあるということで、「東海」になるかもしれない。
アラビア海は、パキスタンの南にあるから、「南海」になるかもしれない。
特使まで送って改名させようとしているところが、すごい。
……というか、バカげている。
原稿をさがしてみたら、2007年の5月に、同じ原稿を書いているのがわかった。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●またまた「東海(トンヘ)」?(2007年5月記)
Why should the Japan Sea (Sea of Japan) be the Eastern Sea?
The Japan Sea (Sea of Japan) is situated to the east of Korea,
but is situated to the north to Japan.
++++++++++++++++++
韓国にとっては、東海(トンヘ)かも
しれないが、日本にとっては、「北西海」。
あるいは「北海」。
どうして韓国は、こうまで「東海」に
こだわるのか?
++++++++++++++++++
『坊主憎ければ、袈裟まで憎い』という諺(ことわざ)を、地で行くような事例が、これ。
今も、つづいている。
韓国は、数年前から世界各国に特使まで送り、「日本海」を、「東海(トンヘ)」に改称しようと運動を重ねている。
韓国にとっては、たしかに「東海」だが、日本にとっては、「北西海」。
あるいは「北海」。
韓国は、よほど、「日本」という名前が嫌いらしい。
「日本海」ではなく、「日本」という名称が嫌いらしい。
しかし日本の周辺を見ただけでも、その地域や固有の名前がついた海というのは、いくらでもある。
北から、東シベリア海、ベーリング海、オホーツク海、東シナ海、台湾海峡、フィリッピン海、南シナ海などなど。
しかし「東海」などという、自己中心性丸出しの名前は、どこにもない。
英語で言えば、「the Eastern Sea(東海)」。
「トンヘの意味は?」と聞かれたら、韓国の人たちは、何と答えるのか。
こんな改名がまかり通るなら、まず日本とフィリッピンの間にある「フィリッピン海」を、「南海」としたらどうか。
が、韓国にとっては、それはおもしろくないらしい。
こんな記事が、今朝の朝鮮N報に載っていた。
『5月7日からモナコで開かれる、国際水路機構(IHO)総会に参加する、加盟国78カ国のうち、大多数が「日本海」の単独表記を支持していることが判明し、韓国政府に緊張が走っている。
韓国政府当局者は30日、IHO総会に関するブリーフィングを開き、「現在の状況では大多数のIHO加盟国が日本海単独表記を支持しているが、どのような状況であれ、日本海が単独表記されることを絶対に容認することはできないというの、われわれの基本的な立場」と述べた』(07年5月1日)と。
どうして容認することができないのか?
韓国側は、その理由も述べたらよい。と、同時に、どうして日本海ではいけないのか。
その理由も述べたらよい。
さらに、どうして「東海」なのか、その理由も述べたらよい。
仮に「東海」ということになれば、今度は、日本が猛反対するだろう。
「どうして東海なのか」と。
さすがの韓国政府も、自分たちの愚かさに気づいたのだろう。
今度は、「平和の海」という代案を出してきた。
「平和」という名前は、K国が好んで使う名称でもある。今の今も、あの38度線をはさんで、韓国側にある村を、「自由の村」と呼び、K国側にある村を、「平和の村」と呼んでいる。
が、その「平和の海」論も、どこかへ消えた。
そこで再び、「東海」。
「併記問題」。
今度は、「日本海と東海を併記せよ」と。
こうした韓国側の動きを見ていると、反日運動の原点を見ているようで、興味深い。
つまり韓国にとってみれば、日本の存在そのものが、おもしろくないのだ。
理由など、ない。
まさに感情論。
彼らが主張するところの歴史認識問題にしても、そのうちの何割か以上は、その感情論と考えてよい。
しかし一言。
韓国政府も、いちいちそんな(名称)の問題にこだわらないで、もっと大きな問題に取り組んでみたらどうか?
たとえば国連への分担金を一人前にふやすとか、そういうことを考えてみたらどうか? あるいは政府開発援助金を、人口比に応じて、せめて日本の3分の1くらいにまで、ふやすとか……。
そういうことはまったくせず、主張することだけは、一人前。
あるいはそれ以上!
どちらにせよ、「東海」などという呼称そのものが、私たち日本人にとっては、言語道断。
どうして日本の北にある日本海が、東海なのか。
日本としては、絶対に容認できない呼称である。
ちなみに国際水路機構(IHO)総会では、大多数が、「日本海」の単独表記を支持しているという。
当然のことである。
(付記)今まで、直接的な批判を避け、あえて東海を「西海」などとまぶして、批判記事を書いてきましたが、今日から、正面から、「東海」とすることにしました。
(以上、2007年5月に書いた原稿より)
●グーグル翻訳でも……
グーグル翻訳サービスを使って、「日本海」を韓国語に翻訳すると、韓国語で「東海」と翻訳される。
韓国政府は、すでにグーグルにまで、こうした手を伸ばしている。
日本よ、油断するな!
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 韓国 東海(トンヘ) 日本海名称問題 日本海と東海 韓国の反日感情 反日運動 はやし浩司 日本海 東海呼称問題)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●日本人よ、もっと声をあげよう!
日本人よ、もっと声をあげよう。
方法は、簡単。
もしみなさんがBLOG(Twitter)を書いているなら、以下の文面をコピーし、あなたのBLOGに貼りつけてほしい。
ネットの世界では、同じ意見でも、数が多ければ多いほど、検索時に上位に表示される。
アメリカをはじめ、世界の人たちの目に留まる。
それが重要。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
(A~Bまでの訳文)
●どうして日本海が、「東海」なのか?
私たち日本人は、韓国人(朝鮮人)が、日本を嫌っていることを知っている。
そして今、日本海という名前を、「トンヘ」つまり、「東海」と改名しようとしていることを知っている。
日本海は、朝鮮半島の東側に位置する。
それが彼らの主張の根拠になっている。
が、もしそうなら、世界中に、何百という「東海」が生まれるだろう。
というのも、それぞれの国に、「東」があるからである。
日本には、『坊主憎ければ、袈裟まで憎い』という諺がある。
あのA・アインシュタインは、田丸謙二先生への手紙の中で、こう書いている。
「過激な民族主義は危険である」と。
「日本海」という名前は、100年以上も、世界の常識として使われている。
1853年に日本に来航した、マシュー・ペリー提督が使った地図でも、日本海は「日本海」になっている。
でないというのなら、どうしてメキシコ湾が「メキシコ湾」なのか。
アメリカは、どうしてメキシコ湾を、「南湾」と改名しようとしないのか。
なぜなら、この種のナショナリズムが、馬鹿げていることをアメリカ人は、知っているからである。
どうか韓国の、馬鹿げた意見に耳を貸さないでほしい。
『日本海であって、東海ではない』(Sea of Japan, No East Sea)サイトの中には、次のような意見が載っている。
『……韓国政府および韓国の国粋主義者たちは、漢字や漢字で書かれた書類を読めない子どもやマスメディアの世界において、洗脳プロパガンダ(=政治的情宣活動)を繰り広げている。
これらの攻撃的なプロパガンダは、無邪気な子どもたちをたきつけ、日本や日本人に対する敵意を煽(あお)り立てている。
私はこれらの愚かな、構造的暴力、さらには拡張主義、つまり新しいタイプのファシズムに、抗議する』(以上、同サイトより)と。
私は、この意見に同意する。
浜松市 はやし浩司
++++++++以下、コピーし、あなたのBLOGに貼りつけてほしい++++++
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
(A)
*Why is Sea of Japan (Japan Sea) “East Sea”?
Exaggerated Nationalism of South Korea
We, the Japanese, know that South Korean people dislike “Japan” and now they have been trying to alter the name of “Sea of Japan (Japan Sea)” into “Tonghae” or “East Sea”.
Sea of Japan (Japan Sea) is situated in the east of Korea Peninsula and that is the reason why they insist so.
But if so, there would be hundreds of “East Sea” in the world, since each country has “East”.
In Japan we have a well-known proverb, saying, “If you dislike a priest, you hate his robe too”.
Once A. Einstein wrote in his letter to Prof. T. Kenzi like this: “The exaggerated nationalism is very dangerous”.
Sea of Japan (Japan Sea) has been “Sea of Japan (Japan Sea)” for more than 120 years and used as a common word internationally.
Even according to the map dated in 1855, used by Commodore M.C. Perry, who came to Japan in 1853, Sea of Japan is “Japan Sea”.
http://seaofjapan-noeastsea.blogspot.com/
Or why is Gulf of Mexico (Mexico Gulf) “Gulf of Mexico”?
Why doesn’t USA try to alter the name into “South Gulf”?
Because American people know that this type of nationalism seems to be so stupid.
So please you don’t have to listen to South Korea’s meaningless opinion.
In the website of “Sea of Japan, No East sea”, someone writes as follows:
“Refute distorted Korean government and Korean nationalist distorted claims who got brainwashed propaganda in their school and mass media who they cannot master Chinese character and documents.
Those offensive brainwash propaganda spoiled Korean naughty young school kids having hostility toward Japan and Japanese.
I am protesting those stupid Korean's Structural Violence and expansionism, new fascism.”
I agree to this opinion.
Hiroshi Hayashi, Hamamatsu-city, Japan
(B)
++++以上 (A)~(B)をコピーし、あなたのBLOGに貼りつけてほしい++++++
●「教科書」
ついでに一言。
東亜日報紙は、この記事※の中で、「教科書」という言葉に、こだわっているのがわかる。
が、アメリカの学校には、「教科書」と呼ばれる教科書は、ない。
「テキスト」はある。
が、教科書はない。
民間の出版社が発刊する、テキストである。
それぞれの学校が、自由に、それぞれのテキストを使っている。
そもそも、日本のような検定制度そのものが、アメリカには、ない。
だから、州議会に働きかけても、意味がない。
州議会で仮に併記を議決したとしても、法的拘束力はない。
それを知ってか知らずか、「教科書」という言葉を使っているところが、恐ろしい。
日本政府は、教科書について、検定済み教科書であって、国定教科書ではないと主張している。
が、これはウソ。
「検定(authorized)」も「国定(authorised)」も、英語に翻訳すれば、同じ。
なおついでながら、オーストラリアにも検定制度はある。
民間団体が、自主的にそれを行っている。
行っているが、検定するのは、暴力と性描写のみ。
むしろ逆で、州政府は、「政治的な表現については、検定してはならない」と、釘をさしている(南オーストラリア州)。
小学低学年時には、テキストすら使っていないところもある。
繰り返す。
アメリカには検定制度そのものがない。
ないから、「教科書」という言い方そのものが、適切ではない。
「テキスト」は「テキスト」。
どうか誤解のないように!
日本も、教科書検定制度なるものを廃止したらよい。
戦時中の日本ならいざ知らず、2012年の今、国定教科書とは!
今どき「教科書」を使い、国民の思想統一しているのは、そこらの独裁国家くらいなもの。
日本よ、日本人よ、いいかげんに、目を覚ませ!
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
(注※……東亜日報紙の記事・全文)
『米教科書の「東海・日本海」併記、バージニア州上院1票差で否決
米バージニア州議会で推進された「東海(トンヘ)と日本海の教科書併記法案(SB200)」(東海併記法案)が否決された。
15人で構成された州議会上院の教育保健委員会は26日、全体会議を開き、東海併記法案に対する採決を実施し、賛成7票、反対8票で否決した。
同日の採決では、賛成7票と反対7票で拮抗したが、キャスティングボートを握るスティーブン・マーティン委員長(共和)が反対票を投じ、否決された。
デヴィッド・マースデン議員(民主)が11日に提出した同法案は、バージニア州内の公立学校で使用される1年生から12年生用の教科書に東海と日本海を併記することを義務づける内容を含んでおり、16日に教育委小委員会を通過した。
小委員会を通過した時は、全体会議の通過が有力視されたが、共和党議員を中心に親日ムードが生まれ、否決されたという』(以上「東亜日報」より)と。
なお日本のMSN・産経ニュースは、つぎのように伝えている。
『……米ワシントン近郊のバージニア州議会で、州内の公立学校の教科書に日本海を「東海」と併記することを求める州法案の採決が行われ、1票差で否決されたことが分かった。
歴史的事実を知らない地方議員が韓国系団体のロビー活動を受けて法案を提出していた。
米国では最近、韓国系米国人らが日本の教科書の使用中止を求める動きもあり、日本政府は官民を挙げた対策が求められている』(MSNニュース・2012年1月29日)と。
(はやし浩司 教育 林 浩司 林浩司 Hiroshi Hayashi 幼児教育 教育評論 幼児教育評論 はやし浩司 東海 日本海 呼称問題 行き過ぎたナショナリズム 過激な民族主義 韓国のはやし浩司 東海呼称問題 Tong Hae Tonghae 東海 はやし浩司 Eggerrated Nationalism of South Korea 韓国のファシズム はやし浩司 民族主義 はやし浩司 メキシコ湾を南海に ペリー提督の地図)
はやし浩司 2012-01-29朝記
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はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
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