2010年7月17日土曜日

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 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      8月   4日号
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【韓国から見た、7・11選挙】(民主党の小沢一郎氏に関して)

++++++++++++++++++

時として、日本の姿は、外国から見た方が
よくわかる。
またそのほうが、正確(?)。

韓国の東亜N報は、つぎのように伝える。

「……9月の党代表選挙で菅首相を失脚させたい小沢氏が、執行部叩きに本格的に乗り出
したのではないか、という分析も出ている。小沢氏が参議院選挙の敗北を望んでいるよう
だという観測もある」と。

つまり小沢一郎氏が、(1)管首相の失脚を
望んでいる(?)。
(2)執行部叩きを本格化させている(?)。
(3)小沢一郎氏が、参議院選挙の敗北を
望んでいる(?)。

あの小沢一郎氏なら、やりかねない……というのが、
私たち日本人の共通した認識ではないだろうか。
ともあれ、この記事を読むと、韓国の人たちが、日本の現状を、
どのように見ているか、それがわかって興味深い。

+++++++++以下、韓国東亜N報(7月3日付)+++++++++++

日本の民主党政権の前権力と現権力間の対立が、佳境に入っている。参議院選挙を目前に
控え、ライバルの自民党を攻撃するよりも、内部の主導権争いが激しくなる様相だ。

争いは、小沢一郎前幹事長が先に仕掛けた。小沢氏は先月28日、地方選挙の遊説で、昨
年の総選挙の代表的な公約だった子ども手当ての満額支給を見送った菅直人内閣に対し、
「政権を握ると金がなく、約束を守れないというのは、国民に対して嘘をつくことだ。約
束してきたことは、きちんと実行しないと駄目だ」と批判した。小沢氏は、菅首相の消費
税10%検討の発言に対しても、「任期中に最善を尽くし、予算の無駄づかいの要因を減ら
す努力をし、それでも到底だめなら、消費税引き上げを検討することができるだろうが、
昨年の総選挙で引き上げをしないと約束した以上、守らなければならない。約束を守らな
ければ、社会がうまく回らない」と強調した。

これに対し、現権力が反論した。小沢氏の後任者の枝野幸男幹事長は翌日の29日、「(子
ども手当ての満額支給の見送りは)税収が落ち込み、やむを得ず国民の理解を求めたもの
だ。経済状況が変わったのにも関わらず、硬直的な考えで公約を無条件に守らなければな
らないということこそ、無責任な大衆迎合であり、結果的に国民に迷惑をかける」と反撃
した。枝野幹事長は小沢氏に、「菅首相が、しばらく静かにしていただいた方がいいと言わ
なかったか」と非難した。

これに対し、小沢氏は先月30日、街頭演説で、「党指導部は私に静かにしろと言うが、正しいことを言うことが政治家の責務だ。約束を守らなければならない」と再反論した。

選挙政局で突然、政権内部の対立が激しくなると、政界とメディアでは、9月の党代表選
挙で菅首相を失脚させたい小沢氏が、執行部叩きに本格的に乗り出したのではないか、と
いう分析も出ている。小沢氏が参議院選挙の敗北を望んでいるようだという観測もある。

+++++++++以上、韓国東亜N報(7月3日付)+++++++++++

●静岡県のばあい

 静岡県(2人区)でも、民主党から2人が立候補している。
そのうち1人は、小沢一郎氏が「チルドレン」として(?)、中央から送りこんできた
候補者。
小沢一郎氏と上下、仲よく並んで写っているポスターが、あちこちに張ってある。

 が、民主党2人の当選はむずかしいのでは?
ほかに、自民党、幸福党、みんなの党、共産党から1名ずつ、計6人が立候補している。
私の予想では、民主党1人、みんなの党1人が、当選というところか。
あるいは民主党1人、自民党1人(?)。
どうであれ中央の政治家が、自分の権勢を拡大するために、地方に立候補者を送り込んで
くる。
こうした前近代的な政治手法は、地方をあまりにもバカにしているという点で、許せない。
そこに至る地道な努力なり、道筋があったのならまだしも、ある日突然、中央からやって
きて、「当選させてください」は、ない。

 今回の選挙の勝敗は、私たち浮動票層(無党派層)が決める。
今は、じっくりとその思案の時。
今日も6枚のポスターをながめながら、ワイフとあれこれ言い合った。
(7月3日記)


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2010++++++はやし浩司

●7月4日

+++++++++++++++++++

昨夜(7月3日)遅く、映画『????』を観てきた。
題名は、「~~~とファラオの秘薬」?
そこまでは、思い出せたが、忘れた。
フランス映画だった。
これもボケの始まりか?

で、こういうときすぐインターネットに
頼るクセが、身についてしまった。
何かわからないことがあると、迷わず検索をかけて
しまう。
が、これではいけない。
記銘力がますます弱ってしまう。
もっともヒマつぶしに観に行った映画だから、
題名を忘れたところで、しかたない。
(これは言い訳。)

何か、思い出す方法は、ないものか。
「何とかとファラオの秘薬……」
何だったかな……?

いちばん簡単な方法は、映画館の上映情報を
見ること。
やはり調べてみよう。

……今、調べた。
題名は、「アデル/ファラオ復活の秘薬」だった。

まじめな映画なのか、ふまじめな映画なのか、
それがよくわからない。
みながおおまじめで、ふまじめな演技をしていた。
フランス流ユーモアたっぷりの映画だった。
おもしろかった。
じゅうぶん、楽しめた。
星は3つから4つの、★★★。

帰り道、ワイフにこう言った。
「フランスもすごい映画を作るようになったね」と。

書き忘れたが、先週は、『アイアンマン2』を観てきた。
『アイアンマン」(前作)が、けっこうおもしろかった。
その(つづき)ということで、観てきた。

しかしこうした映画は、続作が出るたびに、より技巧的に
なってしまう。
そのためかえって、おもしろさが半減する。
『アイアンマン2』もそうだった。
こちらは星は2つか3つの、★★。

で、7月中旬から、新作が続々と公開される。
楽しみ!

++++++++++++++++++

●バカ話

 昨日ワイフが、「浣腸のことを英語で何て言うの?」と聞いた。
「ichizikuじゃ、なかったかな?」と答えると、「イチジクは、
会社の名前じゃないの」と。

 浣腸がイチジクの形をしているから、「イチジク浣腸」と言うらしい。
完全な日本語!
ということは、外国には浣腸はないことになる(?)。

私「外人は、そういうとき何を使っているんだろう?」
ワ「腸内洗浄という方法もあるそうよ」
私「ぼくなんか、シャワートイレで、いつも腸内洗浄をしているよ」
ワ「だいじょうぶかしら、そんなことして?」
私「まあねエ……」と。

 和英辞書で「浣腸」を調べてみたら、「浣腸器」とか「浣腸薬」というのはあった。
浣腸器も浣腸薬も、「enema」。
ということは、やはりイチジク浣腸というのは、外国にはないということになる。

私「英語人だったら、『ピン・浣腸』っていう名前をつけるかもよ」
ワ「何よ、そのピン・浣腸って?」
私「ほら、ボーリングのピンに似ているだろ。だからピン・浣腸」
ワ「外国にも、イチジクの木はあるはずよ」
私「fig treeだったかな?」
ワ「だったら、『Fig 浣腸』にすれば?」と。

 夫婦生活も40年になると、たがいにこういう話が平気でできるようになる。


●TOYOTAのプリウス

 今月の中旬に、TOYOTAのプリウスが届く。
昨日、その手続きに、販売会社へ行ってきた。
リッター38キロというから、すごい!
2リットル入りのペットボトル1本分で、76キロ!
76キロも走る。
目の前にあるペットボトルをながめながら、「これで38キロねえ……」と、
思わずため息を漏らす。

 で、韓国でもハイブリッドカーの研究が進んでいる。
数年後に完成するというが、それでもリッター19キロ前後。
それをみても、「38キロ」という数字が、いかにすごいかが、わかる。
アメリカが嫉妬する理由も、よくわかる。


●ゲーム脳

 韓国や中国では、若者たちのゲーム中毒が問題になっている。
問題にならない日がない。
そのための矯正施設や、矯正プログラムさえ用意されている。
が、この日本では、「ゲーム」を批判しただけで、猛烈な抗議の嵐にさらされる。
「ゲーム脳」という言葉を使ったM教授自身も、それを経験している。
日本人だけ、脳みその構造がちがうのだろうか?

 今朝も東亜N報(韓国)にこんな記事が載っていた。

++++++++++++以下、東亜N報より+++++++++++++

【母親殺しに、懲役20年】

 ……議政府地裁刑事11部(イム・ドンギュ裁判長)は2日、オンラインゲームに没頭し
ているのを叱った母親を殺害したとして起訴されたO被告(22)に対し、懲役20年の判
決を言い渡した。

 地裁は判決理由について、「被告人は説明のしようがないほど反道徳的な行為をした。無
期懲役以上の刑に処するべきところだが、心神耗弱(こうじゃく)状態にあることを考慮
し、刑を減軽した」と説明した。

 O被告は今年2月7日午後1時ごろ、京畿道楊州市の自宅で、マスクや帽子を着用し、
昼寝していた母親(53)を鈍器で数回殴打し、殺害したとして逮捕・起訴された。

 O被告は、オンラインゲームに没頭しているのを叱る母親に対し、不満を抱いて殺害を
決意したという。さらに犯行後、母親のクレジットカードでゲーム機を購入し、インター
ネットカフェでゲームに興じていたことも分かった。起訴された後、2カ月にわたって精神
科の治療を受けたが、検察はO被告に対し死刑を求刑していた。

++++++++++++以上、東亜N報より+++++++++++++

●ゲーム脳

 ゲーム、つまりバーチャルな世界にハマることにより、社会との接触が遮断される。
そのため社会性が喪失する。
他者との良好な関わりができなくなる。
その結果として、ものの考え方が極端化する。
同じ仲間同士が集まれば、そこでカルト化することもある。

 が、当の本人たちは、それがわからない。
脳のCPU(中央演算装置)が狂うため、自分を客観的に見ることができなくなる。
現実検証能力が衰退する。
自分が何をしているかが、わからなくなる。

 「やっつけろ!」「殺せ!」と声を張り上げてゲームをしている子どもは、まだよい。
症状も軽い。
重くなると、無表情のまま、手先だけを動かしてゲームをするようになる。
不気味なほど、無表情のまま、だ。
感情の発露そのものが封殺される。

 この先3Dゲームがさらに一般化し、さらにそれが進んで、ゲーマーがゲームの世界
そのものの中に入りこむような機器も開発されるようになる。
視覚器官、聴覚器官を通さず、情報が直接脳に信号として伝達される。
そうなれば、(現実)と(バーチャルな世界)の区別そのものが、できなくなる。
つまりそういう時代は、すぐそこまできている。

 ゲーム中毒も、メカニズム的には、ニコチン中毒やアルコール中毒と同じに考えてよい。
もう少しわかりやすい例としては、買い物依存症、パチンコ依存症などがある。

が、この日本では、その一方で、「ゲームは無害です」「ゲーム脳などというものは、
ありません」などということを主張する学者もいたりして、訳がわからない。
またそういう学者ほど、この世界では「神様」のように、あがめられている。
本来なら、心理学者と呼ばれている人が、この問題に真正面からぶつからねばならない。
が、そういう人たちも、その筋の若者たちからの反撃を恐れて、この問題には触れた
がらないようにも見える。
私にはそう見える。

 改めて、「このままでいいのか?」という疑問だけを繰り返す。
「このままでいいのか?」。
 
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
 BW はやし浩司 ゲーム脳 ゲーム中毒 ゲーム依存症)


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2010++++++はやし浩司

●盗作・盗用

+++++++++++++++++++++

昨夜は、午前0時ごろまで、眠られなかった。
怒りで、体がほてった。
一度、精神安定剤をいつもの2倍、のんだ。
そのあと、睡眠導入剤を、やはりいつもの2倍、のんだ。

今朝は、そのせいか、午前8時過ぎまで、眠った。
が、目を覚ますと同時に、また体がほてり始めた。

++++++++++++++++++++++

●自分の原稿

 自分の書いた文章かどうかは、一読すれば、わかる。
何千枚書いていようが、何万枚書いていようが、すぐわかる。
原稿というのはそういうもの。
盗作する側は、「そんなにたくさん書いているなら、わからないだろう」と
思うかもしれない。
しかしそれは誤解。
一読すれば、すぐわかる。

●盗作の証明

 しかしそれを盗作と証明するのは、たいへんむずかしい。
むずかしいというより、めんどう。
まずその元原稿を、さがさなければならない。
書庫をひっくり返すような、大作業。
が、元原稿が見つけるだけでは、すまない。
書いた日付のはっきりしたものでなければならない。
相手が、「私のほうが先に書いた」と主張すれば、こちらとしては
打つ手がない。
しかもその相手というのが、巨大な組織であればなおさら。
日付がはっきりしなければ、盗作疑惑が、逆に私のほうに向けられる。

●証拠能力

 今回、元原稿をさがすにあたって、ひとつのことに気づいた。
ネットで発表した原稿には、証拠能力がないということ。
日付の特定が、むずかしい。
特定するのは、不可能ではないが、たいへんむずかしい。
仮に見つかったとしても、日付など簡単に上書きができる。
元原稿の証拠とするには、さらにいくつものステップを踏まなければ
ならない。

 ただ電子マガジンのばあいは、削除はできるが、改作できないものが
多い。
が、それでも日時が特定されたことには、ならない。
電子化された文字の弱みは、ここにある。

 が、さらに問題はつづく。

●盗作

 たとえば10年前に『許して、忘れる』というテーマについて書いたとする。
新聞にも発表し、そのあと本にもした。
が、そこでそれについての原稿が完成したわけでない。
そのあと、同じテーマで何度も書いたとする。
当然、内容も、そのつど少しずつ変化する。

 で、そういう「変化した」原稿がそのまま盗作されたとする。
こういうとき、証拠として出した元原稿と、内容が大きくとは言わないが、
同じであっても、「同じ」とは言いにくい。

 相手が、「同じではない」と主張すれば、どうやってそれに反論すれば
よいのか。

●不快感

 盗作されるのは、不愉快。
本当に不愉快。
どう不愉快かは、盗作されたものでないとわからないだろう。
何も悪いことをしたのではないのだが、神経をすり減らす。
昨夜は、客人が3人来た。
いっしょに食事をした。
が、私は、ほとんど何も食べられなかった。

 一方、盗作する側はどうなのか。
最初電話に出た担当者(N県警察本部の役人)は、かなり高姿勢だった。
「証拠が明確でない」
「原稿を書いたライターの責任」というようなことを言った。

 しかしこういう言い方は、私を怒らせる。
だから私は、2つの原稿を、電話口で読み合わせてやった。
「こちらが、あなたがたのHPに載っている原稿です」
「これから読むのが、私が本に書いた原稿です」と。

 こうしたやりとりが、1時間近くもつづいた。

●弁護士

 弁護士をしている友人のK君に、連絡を取った。
すぐ会ってくれた。
で、こう言った。
「弁護士を入れるかどうか、50、50だな」と言った。
「相手が高飛車なら、入れろ。徹底的に闘え。しかし穏便に話し合いが
つくようなら、必要ないな」と。

 まずは、様子見というところか。
弁護士が入れば、当然費用という点で、慰謝料の請求、損害賠償の請求とつづく。
弁護士も、ただでは仕事をしない。

 が、私とて、こうしたトラブルは、避けたい。
その一方で、盗作、盗用が、あまりにも多い。
「個人」の世界では、日常茶飯事と言ってもよい。
ネットの世界では、とくにそうだ。
(コピー)(張り付け)が簡単にできる。
その分だけ、罪の意識が薄い。

●著作権

が、このままでよいとは、だれも思っていない。
だれかが、どこかで歯止めをかけなければならない。
盗作は、窃盗である。
立派な窃盗である。
つまり、ドロボー。
「すみません」ですむような話ではない。
またそれですませてはいけない。

●正義感

 正義感とは、何か。
その前に「正義」とは何か。

 たまたま今回は、元原稿がしっかりしていた。
新聞で発表済みの原稿や、本に書いた原稿が多かった。
(そうでないものも、あったが・・・。)

 もしそうでないなら・・・。
つまり私がただの物書きだったら、どうか?
証拠となるような、元原稿さえないような人間だったら、どうか?
相手は証拠がそろわないことをよいことに、「盗作はしていない」と
言い張るかもしれない。
いろいろ考えているうちに、不快感だけが、頭の中で増幅する。

 正義を貫こうとする私。
「どうでもいいや」と投げやりになる私。
その2人の「私」が、頭の中で交互に現れては消える。
やはり弁護士のK君が言うように、「相手の出方しだい」というところか。

●悪質性
 
 こんどの盗作は、ふつうの盗作ではない。
悪質。
文章を切り張りしながら、前後を入れ替えている。
あちこちから私の原稿を寄せ集めている。
会話文を、わざと関西弁に書きなおしている。
部分によっては、私の原稿を、句読点まで含めて、そっくりそのまま
というところもある。

 それでいて、文末には、「Copyright All Reserved」と。
「すべての著作権は、当HP(警察本部)にある」という意味である。
で、今朝の電話では、当該HPは、すでに10年の歴史があるという。
「10年以上、盗作されたままだった」と考えられなくもない。
その多くは、私が10年ほど前に書いた原稿である。

●空しさ

 私は2000年を過ぎるころから、無料で原稿を公表してきた。
「無私、無欲」。
それが私のモットーだった。
私の生きがいにもなっていた。

 だからそういう公的な機関からの依頼があれば、むしろ積極的に
原稿を提供してきたであろう。
(もちろん「はやし浩司」のクレジットは守ってもらう。
原稿の改変は許さない。)

 そういう私であることをよいことに(?)、私の原稿を盗作する。
そのせいだろうか。
私は今、心から力が抜けてしまったかのような空しさを覚える。

●法の番人

しかも相手は、法を守るべき、その番人。
その番人が、法を破って、弱者である私の原稿を盗作する。
はがゆいのは(?)、私は警察に対して、敵意がないこと。
私は日本の警察を信頼してきたし、今までも、たいへん協力的だった。

 怒りがあるはずなのに、その(怒り)が、警察に向かったとたん、
途中で消えてしまう。
(怒り)がつづかない。
怒っているはずなのに、(怒り)がつづかない。
私の警察への信頼感というより、親しみは、今回の盗作だけでは、
消えない。

●好意

 しかしなぜそうまで露骨な盗作をしたのか?
それを考えているうちに、やがてその向こうに、「好意」のようなものを
私は感ずるようになった。

 ライターは、私の文章が気に入った。
だから、盗作した。
悪意からというよりは、私の文章に惚れてくれた。
言い換えれば、私のファンということになる。

望ましくない人だが、悪人ではない。
それにそのHPは、公的機関が発行する、公的なもの。
どこかのインチキ医師が、ライターを雇って本を書かせるのとは、
基本的な点で、姿勢がちがう。
(そういう医師がいるぞ!)

●さて、どうするか。

 ワイフの結論は、「弁護士を通しましょう」ということらしい。
私は、迷っている。
わずらわしいことは、できるだけ避けたい。
若いときならまだしも、そういう点では、盗作するひとたちの罪は重い。
被害者のほうが、かえって不愉快な思いを強いられる。
で、私は、こう考える。

 もし立場が逆だったら、どうだろうか、と。
相手は許してくれるだろうか、と。
「法の番人」である以上、それはないだろう。
ショッピングセンターの店長が、万引きを見逃すのとは、わけがちがう。

・・・などなど。

●結論

 7月6日。
担当者から、朝、2度も電話がかかってきた。
1度目は無視した。
2度目は出た。
誠意が感じられた。
私の決意はぐらついた。
弁護士との約束の時刻が近づいていた。

 どうしようか?

 何度も私は「まだ覚悟が決まっていませんから」と言った。
そのころになると、(怒り)は消えていた。
相手が警察では、先にも書いたように(怒り)もつづかない。
どこかのカルト教団とか、あのK国とかなら、猛烈な(怒り)を覚えた
だろう。
1時間近くも話しているうちに、相手の誠意に包まれてしまった。
何かのミスでそうなってしまった。
それがよくわかった。
刑法でいう、「犯意の認定」ができない。

 横でワイフが、「(弁護士との)約束の時間よ」とサインを送ってきた。
とたん、「やめた!」となった。

●平穏な生活
 
 こうして私の生活は、再び平穏になった。
ざわついた騒音が消えた。
心のどこかで、「これでいいのかなあ」という思いは残った。
正義を握りつぶしたような不快感は残った。
しかしそれもすぐ消えた。

 やはり心穏やかな生活のほうこそ、重要。
ストレスは体に悪い。
・・・というより、あれほどダイエットに苦労していたが、この
2日で、2キロも体重が減った。
ワイフは、「怪我の巧名ね」と言って、笑った。
「そうだな」と言って、私も笑った。

●盗作する人へ 

 盗作は立派な犯罪。
窃盗罪。
そういう認識を、しっかりともってほしい。
引用するならするで、しっかりと引用先を明記する。
出典先を明記する。
これはものを書くときの常識。

 実のところ、私の原稿も、あちこちで盗作、盗用されている。
巧みに盗用され、本になっているのもある。
10数万部以上も売れているのもある。
しかし優秀な(?)ライターほど、尻尾をつかまれるような文章を書かない。
いろいろな手法を使う。

いちばん簡単な方法は、盗んできた原稿に、さらに専門用語を付け足して、
元の原稿をカモフラージュするというもの。
瓶詰めのワサビダコを、九谷焼の小物に入れて、その上に珍しいトッピング
をかける。
それを会席料理として出す。
そういう手法を使う。

 しかし見抜ける人には、見抜ける。
私にも見抜ける。
一般の人にはわからないかもしれないが、文章というのはそういうもの。

 台所の椅子に座っていたら、心地よい睡魔が襲ってきた。
どこかで空腹感を覚えながら、私はそのままうたた寝をしてしまった。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
 BW はやし浩司 盗作 盗作劇 ある盗作 原稿の盗用)

(補記)

●TWという作家

少し前、TWという作家が死んだ。
私と同年齢だった。
彼はマスコミに発覚しただけでも、2度も、盗作事件を引き起こしている。
2度目のときは、「執筆者に(示談で)許してもらえました」と、テレビ
カメラに向かって、泣きじゃくっていた。

 私の経験からしても、盗作ができる人というのは、相当の悪人と考えて
よい。
とくに(もの書き)と呼ばれる人なら、なおさら。
(もの書き)は、自分の魂を文に織り込む。
盗作するということは、自分の魂を捨てることを意味する。
自己否定そのものと言ってもよい。
それが平気でできる。
魂が腐っている。
つまり他人を裏切るのも、平気。

 また2度も発覚したということは、盗作の常連者と考えてよい。
それがものを書くときの手法として、定着している(?)。
そう疑われてもしかたない。

 この私は・・・と書くのも、はばかれるが、それほどの善人ではない。
しかしこと文章に関しては、そこに魂をこめる。
それゆえに、「盗んだら、おしまい」。
いつも自分にそう言って聞かせている。

 だからもしみなさんが、どこかで私の書いた文章と似たような文章、
あるいは私の哲学と似たような哲学をもった文章に出会ったら、まず、
相手のほうを疑ってほしい。
(同時に、私に知らせてほしい。)
私は無名の、しがない(もの書き)だが、心意気だけは、人一倍高い!


Hiroshi Hayashi+++++++July. 2010++++++はやし浩司

●怒り(1)

++++++++++++++++++++++++++

ものを盗めば、窃盗罪!
原稿を盗めば、これまた窃盗罪!

++++++++++++++++++++++++++

2つの原稿を、読み比べてみてほしい。

【X】は、某防犯協議会のHPに掲載されている、原稿である。
(当該HPに記載されている電話番号に、電話をしたら、
X県の警察本部の担当官が、電話口に出て、応対した。)

【はやし浩司の原稿】は、私がすでに雑誌や新聞、HPなどで
発表した原稿である。

なお、当該HPに対しては、つぎのような質問状を送付した。

++++++++++++++++++++++++++

●2010年7月5日午前9時発信のメールより

「●貴殿のHP(親の役割中の)掲載の原稿について、

(1)「許して忘れる」
(2)「友を責めるな、行為を責めろ」
(3)「子どもの叱り方」
(4)「子育ては本能ではなく、学習である」
(5)「子どもの社会適応性」ほか

などの原稿は、小生がすでに書籍、新聞、自己のHPで紹介した記事に、
内容、文章が、きわめて酷似しています。
まったくそのままという文章、前後を入れ替えた文章、ならびに
簡略化した文章、さらには、わざわざ会話文を、「関西弁」に改変した
文章が見られます。

(1)いかなる経緯で、また(2)だれの許可を得て、このような文章が、
貴殿のHPに掲載されるようになったかについて、
至急、返事と、回答をお願いします。


(貴殿のHPに掲載された文章)と、(私が過去に発表した文章=書籍、
新聞など)は、当方のBLOGに並べて掲載しておきます。

ここに私が書いたことに疑いをもたれるなら、そちらを読み比べていただき、
ご自身で、判断してください。


なおBLOGは、これからUPOLOADしますので、
しばらく後に、再度、貴殿宛に送信します。


はやし浩司」

++++++++++++++++++++++++++

【X掲載の原稿】

和解により削除

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++

●怒り(2)

++++++++++++++++++++++++++

2つの原稿を、読み比べてみてほしい。

【X】は、某防犯協議会のHPに掲載されている、原稿である。
(当該HPに記載されている電話番号に、電話をしたら、
X県の警察本部の担当官が、電話口に出て、応対した。)

【はやし浩司の原稿】は、私がすでに雑誌や新聞、HPなどで
発表した原稿である。

なお、当該HPに対しては、つぎのような質問状を送付した。

++++++++++++++++++++++++++

●2010年7月5日午前9時発信のメールより

「●貴殿のHP(親の役割中の)掲載の原稿について、

(1)「許して忘れる」
(2)「友を責めるな、行為を責めろ」
(3)「子どもの叱り方」
(4)「子育ては本能ではなく、学習である」
(5)「子どもの社会適応性」ほか

などの原稿は、小生がすでに書籍、新聞、自己のHPで紹介した記事に、
内容、文章が、きわめて酷似しています。
まったくそのままという文章、前後を入れ替えた文章、ならびに
簡略化した文章、さらには、わざわざ会話文を、「関西弁」に改変した
文章が見られます。

(1)いかなる経緯で、また(2)だれの許可を得て、このような文章が、
貴殿のHPに掲載されるようになったかについて、
至急、返事と、回答をお願いします。


(貴殿のHPに掲載された文章)と、(私が過去に発表した文章=書籍、
新聞など)は、当方のBLOGに並べて掲載しておきます。

ここに私が書いたことに疑いをもたれるなら、そちらを読み比べていただき、
ご自身で、判断してください。


なおBLOGは、これからUPOLOADしますので、
しばらく後に、再度、貴殿宛に送信します。


はやし浩司」

++++++++++++++++++++++++++

【X掲載の原稿】

和解により、削除


(この原稿中に出てくる「代償的愛」という言葉は、私(はやし浩司)自身による造語で
す。)


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 はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
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