●7月22日・エアベンダー&インセプション(Inception)
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●エアベンダー
おとといの夜、『エアーベンダー』という
映画を観てきた。
言うなればアメリカ版、『ドラゴンンボール』。
途中であくびが出るほど、つまらない映画だった。
(実際、眠りそうになった。)
おかしな屁理屈。
その連続。
かっこつけの演技。
その連続。
矛盾だらけの論理。
その連続。
CG技術はすごかったが、それだけ。
星は1つの、★。
続作があるようだが、私は観ない。
「あんな子ども(=子どもぽい論理)に世界が牛耳られたら、
それこそ世界はメチャメチャになってしまう」と、
別の心で、私はそんなことを考えた。
で、それよりも気になったのが、先週観た、
『インセプション』。
ワイフは、「もう一度、観たい」と言っている。
私もそう思っている。
●解けない謎
あの映画の中で、冒頭と最後の部分で、
ディァプリオが海(川?)の中から、はいあがってくる
シーンが出てくる。
……ということは、ディカプリオはまだ夢の世界に
いることになる。
つまり(第3の夢の世界)(第2の夢の世界)から、
(第1の夢の世界)までは戻ることができたが、
ディカプリオは、(現実世界)にはもどっていない?
(第1の夢の世界)でディカプリオたちは、
車ごと橋から落下する。
そのときディカプリオはシートベルトをしたままだった。
ほかの連中は車の中から外へ逃げたが、ディカプリオは目を
閉じていた。
あのシーンがどうも気になる。
映画の中では、それぞれの夢の世界で死ぬことによって、
その前の夢の世界に戻ることができることになっている。
(第1の夢の世界)で助かったということは、ディカプリオは
(現実世界)には戻っていないということになる。
ディカプリオは現実の世界に戻ったのか?
それとも夢の世界に残ったのか?
その謎を解く鍵が、最後のシーンに出てくるコマという
ことになる。
ディカプリオはコマを回したまま、家の外に出る……。
が、そのシーンは、残念ながら途中で切れる。
近く劇場で再公開されるということだから、もう一度、
観てくる。
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●ボケ検査
60歳以上の人は、一度、映画『インセプション』を観てみるとよい。
その理解度によって、自分のボケ度を知ることができる。
(健常者)映画の内容がスラスラと理解できる。主人公のコブ(ディカプリオ)が最後は、
どの世界にいるかが理解できる。
(ボケ度1)夢の世界から、さらに深い夢の世界に入っていく……という程度には理解で
きるが、そのつながりまでは理解できない。
(ボケ度2)何がなんだか、訳がわからない。頭の中が混乱して、映画を理解できない。最後にコブがどの世界にいるかもわからない。
●映画『インセプション』
念のため、先週書いた原稿の一部を転載する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
映画『インセプション』は、つぎの段階を経て、夢の中の夢の世界、さらにはそのまた
夢の世界へと入っていく。
(1)現実の世界(飛行機747の世界)
その世界から、つぎの第1の夢の世界に入る。
これを第1夢の世界という。
壮絶なカーチェイスを繰り返す。
(2)その第1夢の世界から、つぎの第2の夢の世界に入る。
これを第2夢の世界という。
どこかのホテルで、これまた壮絶な戦闘行為を繰り返す。
(3)さらにそこでの窮地を逃れるため、ディカプリオたちは、第3の夢の世界に入る。
これを第3夢の世界という。
どこかの雪原に建つ要塞で、さらに壮絶な戦闘行為を繰り返す。
映画『インセプション』の中では、そこまで断言していないが、私流に勝手に解釈する
と、第1夢の世界は、「前意識」の世界。
第2夢の世界は、「無意識」の世界。
第3夢の世界は、「深層無意識」の世界ということになる。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
この中で、「前意識」「無意識」「深層無意識」という言葉を使ったが、これは私が勝手に
付け足したもの。
映画の中では、そういう言葉は出てこなかった。
ディカプリオたちが車ごと橋から落下するのは、この中でいう「第1の夢の世界」ということになる。
……となると、もうひとつ謎が出てくる。
海(川)から救い出されたディカプリオは、助けられて大きな和風の家に連れていかれる。
が、そこには、年老いた日本人のサイトー(渡辺謙)がいる。
なぜか?
これらの夢の世界では、それぞれ(時間)の長さがちがう。
記憶によるものなので、数字は正確ではないが、こういうこと。
(現実の世界)での1日は、(第1の夢の世界)では、1年。
(第1の夢の世界)での1日は、(第2の夢の世界)では、1年。
(第2の夢の世界)での1日は、(第3の夢の世界)では、1年。
これによって計算すると、(現実の世界)で1日が過ぎると、(第3の夢の世界)では、
365x365x365=約5000万日=13万年が過ぎることになる。
論理的に(?)考えると、ディカプリオは(第2の夢の世界)でモタモタしている間に、
(第1の夢の世界)にいたサイトー(渡辺謙)は、すっかり老いぼれてしまったことにな
る。
つまりコブ(ディカプリオ)も、サイトー(渡辺謙)も、(第1の夢の世界)に残った
ことになる。
……それとも私は、どこかで重要なシーンを見落としたのかもしれない。
サイトー(渡辺謙)に会ったとき、コブ(ディカプリオ)は死んだのか?
もしそうなら、コブ(ディカプリオ)は、(現実の世界)に戻ったことになる?
よくわからない。
つまり私のボケ度は、(ボケ度1)に近い(ボケ度0・5)ということになる。
(ワイフは、どうやらボケ度2というところか?)
ともかくも、映画『インセプション』は、最近観た映画の中では、『シクスセンス』『MATRIX』『ミラーズ』に並ぶ、おもしろい映画だった。
もう一度観て、しっかりと謎を解いてみたい!
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 インセプション INCEPTION 謎 謎解き)
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2010++++++はやし浩司
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