●「まだ言い張る? 日韓基本条約、協定第二条1」
●まだ言い張る? 日本古地図にも鮮明に「朝鮮海」(中央日報紙・韓国)
(2012-05-24)
●反日記事
韓国中央日報紙は、「(日本よ)、まだ言い張るのか」と題して、つぎのような記事を掲載した。
日本海の呼称問題に関して、である。
記事の最後部分(結論)を紹介する。
『西洋の古地図も同じだ。1794年に英国で制作された日本全図(THE EMPIRE OF JAPAN)は東海を「韓国海(COREAN SEA)」と、鬱陵島と独島を韓国の領土と表記している。18世紀後半にフランスで制作されたアジア地図(L’ ASIE)も東海を「韓国海(MER DE COREE)」としている。
1735年にフランス地図学者のダンビル(D’ Anville)が制作した西洋最初の朝鮮全図「朝鮮王国全図」も展示されている。この地図も鬱陵島と独島を朝鮮の領土として紹介している。
ハン・サンホ国土地理情報院学芸研究士は「韓国がIHOに要求する東海・日本海の併記が妥当だということを対内外に広報するため、今回の企画展を開催した」と説明した』(以上、中央日報紙)と。
●一方的記事
当然のことながら、韓国は、自分たちの都合の悪い記事は載せない。
載せないばかりか、こうした記事を載せ、「日本海は、日本海ではなく、東海である」と主張する。
しかしこの古地図を見ても、どこにも「東海」とは書いてない。
「朝鮮海」と書いてある。
だったら、なぜ「朝鮮海」と主張しないのか?
朝鮮海と書いてあるからといって、「東海」というわけではない。
また地図をよく見ればわかるように、「朝鮮海」というのは、日本海全体をさしたものではなく、朝鮮半島の沿岸部をさしたものである。
そういう例は、当時も、今も、世界中である。
たとえばこの遠州地方(浜松→静岡)では、太平洋の沿岸を、「遠州灘」と呼ぶ。
日本人が太平洋を「太平洋」と呼ぶようになったのは、「Pacific Ocean(平和、泰平な海)」という英語が輸入されてからのことである。
●「東海」は地名ではない
朝鮮半島の人たちが、朝鮮半島に住み、東にある海を「東海」と呼んだとしても、それは至極当然なこと。
自然なこと。
「東」というのは、方向を示す言葉にほかならない。
「東にある海」ということで、「東の海」→「東海」と呼んだ。
そこで韓国は、それではバランスが取れないということで(?)、黄海を「西海」と呼び、「黄海(西海)」と、併記している。
が、こちらのほうは、静か。
世界各国に特使まで派遣してまで改名しようとする動きまでは、出ていない。
古地図をつぎつぎと持ち出して……ということまでは、していない。
なぜか?
理由は簡単。
「日本海」の「日本」という名前が気に入らないのだ。
まさに『坊主憎ければ……』レベルの話。
が、韓国の人たちよ、これでは整合性がない!
合理性がない。
どうして黄海は黄海のままでよいのか。
繰り返す。
「まだ言い張る?」というくらいなら、「東海」と書いた古地図を出したらよい。
「朝鮮海」では、話にならない。
どうして「朝鮮海」が、「東海」なのか。
どこでどうつながるのか。
本当のことを言えば、私たち日本人は、うんざりしている。
慰安婦問題にしても、韓国の人たちの(こだわり)には、ふつうでない異常性を覚える(※)。
日本人は、いくらアメリカ人に原爆を落とされたからといって、アメリカ中に、原爆慰霊碑を建てるようなことはしない。
日本人の私たちは、抗議と(いやがらせ)の間に、明確な一線を引くことができる。
抗議は抗議。
(いやがらせ)は(いやがらせ)。
日本海の呼称問題も、その延長線上というより、その枠(ワク)の中にある。
なお、中央日報紙は、先の古地図の下に、こう書いている。
『1810年に日本江戸幕府が制作した世界地図「新訂万国全図」の韓半島の部分。
当時、日本も東海(トンヘ、日本名・日本海)を「朝鮮海」と表記していたことが分かる(写真=国土地理情報院)』(中央日報紙)と。
が、だからといって、それがどうしたの?
(注※)日韓基本条約について(「アジアの真実」サイトより)
『……つまり、日本は韓国に対して戦前資産53億ドル、戦後賠償8億ドルもの巨額の賠償を行っている。
そして日韓基本条約には、以下の言葉が記されている。「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」(協定第二条1)
しかし条約締結の後、韓国は日本からの清算金を個人の賠償対象者に支払うことなく、国家発展のために活用した。
「漢江の奇跡」と言われた韓国の経済成長が韓国人の努力とともに、この南北朝鮮を対象として支払われた清算金を原動力としてなされたことは疑うべくもない。
そして韓国政府は驚くべきことにこの条約のことを国民に知らせていない。
個人に支払わず国家発展に流用したことを隠す為であろうか。
それとも反日感情をいつまでも煽る為であろうか。
もしくはその両方か。
その為韓国人は未だに日本が賠償責任を果たしていないと思いこみ、憤慨し、日本で終わった賠償問題について訴訟を起こしているのであり、日本と韓国の間の大きな溝の一つはそこにある。
このことを韓国国民はもちろん、日本人も良く知る必要があると思う』と。
私もこの話は、よく知っている。
当時、(日韓基本条約は、1965年、締結。私は1967年、日韓UNESCO交換学生として渡韓。)、この話は、日本の政府関係者から、直接聞いている。
その額、『無償で3億ドル、有償で2億ドル、民間借款で3億ドル』(同サイト)。
『この金額は当時のものであるので、貨幣価値を今の時代に換算してみる。また、8億ドルのうち3億の無償分のみに絞って考えてみる。
(円換算)3億ドル×360円(当時1ドル=360円)=1080億ドル
(物価換算)1080億円×10(当時の大卒初任給が約2万円)=1兆800億円』(同サイト)と。
このお金を、当時の韓国政府は、国民には渡さず、すべて、「国」のために使用した。
「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を遂げたのは、そのあとのことである。
「戦後処理は完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」(協定第二条1)という条文を、今一度、読み返してみてほしい。
中央日報紙よ、まず、この事実を国民に知らせたらどうだろうか。
最後に一言。
「韓国よ、まだ言い張るのか?」
2012/05/25記
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
2012年5月25日金曜日
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