●日本のアメリカ国債購入費(アメリカへの上納金)は、毎年48兆円!
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毎年日本は、アメリカ国債を6000億ドル、
日本円に換算して、約48兆円分も
購入しつづけている。
つまりは貸し金。
もちろん返してくれるアテはない。
だから貸し金というよりは、上納金。
「脱原発」についての原稿を書いているうち、
途中から、その上納金の話になってしまった。
が、今、そのアメリカが限界に近づきつつある。
8月3日に、オバマ大統領がどのような
決断を下すか。
それによってアメリカのみならず、日本の
命運も決まる。
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●それでも私は、管直人首相を支持する(途中から、アメリカの債務問題)
原子力発電所が、いかに恐ろしいものであるかは、今回の福島第一原発事故でわかったはず。
わかったはずだが、まったくわかっていない(?)。
そんな人が、あまりにも多すぎる。
事故だけではない。
仮にどこかの国が、原子力発電所に向けてミサイルを発射したら、どうなるか?
原子炉に直接当たらなくても、その周辺設備に当たったばあいでもよい。
発電機に当たっただけでも、今回の福島第一原発と同じ状況になる。
管直人首相が、「脱原発」という言葉を使った。
これに対し、野党(自民党)からはもとより、与党内部(民主党)からも、非難ごうごう。
「首相の勝手な判断だ」「個人的意見だ」「党の見解ではない」「希望的意見だ」と。
さらに野党からは「独裁者の発言」という意見まで飛び出した。
ふつうの常識のある人なら、「脱原発」を唱えて当然。
いくら便利でも、ひとたび事故が起きたら最後。
へたをすれば、日本列島の半分以上に、それ以後人は住めなくなる。
そのふつうの常識のない人が、この日本には、あまりにも多すぎる。
福島第一原発事故は、まだ収束していない。
応急措置がやや軌道に乗ったかなというレベル。
「被害」ということになれば、その被害が現れてくるのは、これから。
その被害の規模もまだわからないうちから、原発再開は、ない。
●代替エネルギー
恩師に田丸謙二先生という人がいる。
1970年に知り合って、もう41年になる。
その田丸謙二先生率いる研究チームは、触媒による水の分解の研究に取り組んでいる。
理化学研究所で、2けたを超える人数の研究者たちが、懸命にその研究に取り組んでいる。
先月も先生に連絡を取ったら、先生は、こう言っていた。
「もうすぐ(研究の)成果が出てきますよ」と。
水を触媒により分解できれば、空気中の窒素と化合させ、アンモニアを作ることができる。
そうすれば人類は、無尽蔵かつ、まったくのクリーンエネルギーを手にすることができるようになる。
石油だけが燃料ではない。
原子力発電だけが、発電方法ではない。
この4月に書いた原稿を再掲載する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【水を触媒を使って、酸素と水素に分解する】
●希望
++++++++++++++++++++++
遠い昔……といっても、41年前。
1970年のこと。
田丸謙二先生は、自身のチュータールームで、
先生の夢を話してくれた。
「いつか水を、触媒を使って酸素と水素に分解
することができれば、人類は、無尽蔵のクリーン
エネルギーを手にすることができる」と。
夢のような話である。
当時の私は、そう感じた。
が、それから41年。
昨日(2011年4月18日)、日本人研究者の
書いた論文が、世界中を駆け抜けた。
時が時だけに、この論文は、一抹の涼風となって
世界中を駆け抜けた。
同時に、私たちに人類に、未来に向かった夢を希望を
与えてくれた。
『……水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、
太陽光の電気エネルギーへの効率的な変換が期待できるという』
(北海道新聞)と。
専門的な話で、わかりにくいが、平たく言えば、こうだ。
水は、水素と酸素で構成されている。
きわめて安定した分子構造で、水を水素と酸素に
分離するのは、容易なことではない。
よく知られた方法に、水の電気分解がある。
しかしこの方法だと、多量の電力を必要とする。
そこで目をつけられたのが、「触媒」。
触媒を使えば、少量のエネルギーでも、化学反応は
一気に加速する。
水を酸素と水素に簡単に分解できる。
もしそれが可能になれば、先にも書いたように、
人類は無尽蔵のクリーンエネルギーを手にする
ことができる。
田丸謙二先生は、その触媒の研究に没頭していた。
私はそのニュースを読んだあと、すかさず田丸謙二
先生に、電話した。
東京大学だけでも、先生の弟子が10~11人も
教授職に就いている。
先生に論文の概略を伝えると、「それは堂免君(東大教授)
のことだよ。今度日本化学賞を取り、おとといその
祝賀会をうちでしたばかりです」
「中にはゲロを吐いた者もいましてね」と。
私は北海道新聞に載った記事を、そのまま
田丸謙二先生に転送した。
北海道……つまり北海道大学と田丸謙二先生との
縁は深い。
田丸謙二先生は、北海道大学の何かの記念会に、
記念講演をしている。
加えて杉野目晴貞先生(北海道大学前学長)を介して、
私と田丸謙二先生はともに、縁があった。
田丸謙二先生の恩師でもあり、私がUNESCO
の交換学生として韓国に渡ったとき、杉野目晴貞
先生が、いっしょに渡韓してくれた。
韓国のあちことをいっしょに旅をしたこともある。
いろいろなサイトでその記事は紹介されていた。
私はあえて北海道新聞に載った記事を選んだ。
北海道の北海道新聞である。
電話でそれを伝えると、田丸謙二先生は、「読みたいから、
すぐ送ってほしい」と言った。
私はその場でパソコンを開き、田丸謙二先生に、
北海道新聞の記事を送った。
+++++++++++++以下、北海道新聞より+++++++++++++++
光合成の最初に起こる反応で、太陽光で水が分解されて電子や水素イオンが作られる際の
触媒となる「膜タンパク質複合体」の詳細な構造を、岡山大の沈建仁教授と大阪市立大の
神谷信夫教授のグループが解明した。成果は17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載
された。
水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、太陽光の電気エネルギーへの効
率的な変換が期待できるという。
膜タンパク質複合体は、光合成をする藻類や植物の葉の中に含まれる。これまで19種
類のタンパク質が水分子と複雑に結合している全体構造は明らかになっていたが、原子レ
ベルでの詳細な構造は不明だった。
光合成の最初に起こる反応で、太陽光で水が分解されて電子や水素イオンが作られる際
の触媒となる「膜タンパク質複合体」の詳細な構造を、岡山大の沈建仁教授と大阪市立大
の神谷信夫教授のグループが解明した。成果は17日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲
載された。
水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、太陽光の電気エネルギーへの効
率的な変換が期待できるという。
膜タンパク質複合体は、光合成をする藻類や植物の葉の中に含まれる。これまで19種
類のタンパク質が水分子と複雑に結合している全体構造は明らかになっていたが、原子レ
ベルでの詳細な構造は不明だった。
+++++++++++++以上、北海道新聞より+++++++++++++++
●田丸先生からの返事
その夜(18日の夜)、家に帰ると、田丸謙二先生から、
メールが届いていた。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
林様:メール有難うございました。
このメールの話は私がお話した東大教授の堂免一成君の話とは異なります。
堂免君のは水から太陽エネルギーで水素と酸素とを直接作る光触媒作用で、先月、日本化
学会賞を受けた研究です。
勿論太陽電池も一方にあり、水を電気分解すると水素と酸素が得られますが、現在では堂
免君の直接の光触媒作用の方が優れています。
この分野は日本が世界でもトップの国ですが、世界中で多くの人が取り組み始めています。
沢山の人が各種の工夫をしていますので、人類の将来のエネルギー問題の重要な研究分野
になっています。
長い目で見ると矢張り人類は将来太陽エネルギーに頼ることになります。化石燃料も限ら
れた量ですので。
お電話でお伝えしたのは、空気と水と太陽エネルギーに頼って人類はエネルギー問題に取
り組むという話です。
空気から窒素を、水から太陽光を使って水素を、そして水素と窒素からアンモニアを作っ
てそれを燃料として自動車も走るという可能性が言われています。
くれぐれもお元気で。田丸謙二
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●ノーベル賞
もし水を酸素と水素に分解できるようなことが簡単にできれば……。
それはまさにノーベル賞級の研究ということになる。
すでに実際、3年ほど前、田丸謙二先生の研究を発展させたドイツの研究者が、
ノーベル賞を受賞している。
言い忘れたが、田丸謙二先生は、日本化学会会長、日本触媒学会会長、国際
触媒学会会長職を歴任している。
東京大学の元副総長(総長特別補佐)も経験している。
肩書きを並べたら、一枚の紙にはとても収まらない。
昨日の電話で、「ノーベル賞級の話ですね」と言うと、田丸謙二先生は、
うれしそうに笑った。
最近、田丸謙二先生は、『出藍の誉れ』という言葉をよく使う。
先日もらったメールには、孔子の言葉を引用しながら、「よき弟子をもつことが、
最高の道楽」と書いてあった。
堂免一成氏がノーベル賞を受賞するのは、時間の問題……私はそう感じた。
●歴史の生き証人
「歴史の生き証人」というと、少し大げさに感ずる人もいるかもしれない。
しかしいつかすぐ人類は、「水」という無尽蔵のクリーンエネルギーを手にする
ときがやってくる。
田丸謙二先生は、昨日も、41年前と同じように、自分の夢を語ってくれた。
「水から水素を取り出し、空気から窒素を取り出す。
水素と窒素で、アンモニアを合成し、それをエネルギー源にする」と。
水素燃料もあるが、扱い方が難しい。
アンモニアなら、ガソリンのように持ち運べる。
「化石燃料(ガソリン)は、やがて枯渇します。
原子力が危険なものであることは、今回の原発事故でもよくわかったでしょう。
だからアンモニアなのです」と。
私は41年間、田丸謙二先生の「夢」を聞く立場にあった。
その夢が、今、まさに着実に、一歩、一歩、前進している。
昨年(2010年)に会ったときも、田丸謙二先生はこう言った。
「理研(日本理化学研究所)でも、10数名の化学者がチームを作って、研究
していますから、そにうちすぐ成果が出てきますよ」と。
私が「いつ、成果が出てくるのですか?」と聞いたときのことだった。
いつかそのクリーンエネルギーが当たり前のものとなったとき、
それがいつだれによって、またどのようにして生まれたか。
この41年間を通して、私はそれを直接的に、知る立場にあった。
それを今、こうして書きとめることができることを、心から光栄に思う。
●希望
大震災、大津波、そして原発事故……。
しかしその一方で、この日本は、大きな希望が前に向かって進み始めている。
田丸謙二先生が書いているように、この分野では、日本がトップを走っている。
もちろんその原点を作ったのは、田丸謙二先生である。
1970年。
話は脱線するが、そのころに書いた原稿を、ここに添付する。
記事は、中日新聞に連載されたものである。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 アンモニア燃料 堂免 光合成 光触媒)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●チリが積もって……
話はそれるが、こんなことがある。
携帯電話からインターネット時代になり、通信費は右肩あがりに、どんどんとふえつづけている。
それぞれの額は、小さい。
年額にして、2000円とか3000円。
しかし『チリも積もれば、何とか……』で、その額も、月にして10万円近くになりつつある。
放射能汚染もそれに似ている。
今朝のニュースによれば、基準値の10倍前後※も汚染された牛肉が、すでに42頭分集荷されていたという。
7月8日の段階では、「汚染牛はない」ということになっていた。
(注※)『……(7月)12日、大阪府に持ち込まれた牛肉。
13日夜になって、1キロ当たり4350ベクレルの放射性セシウムが検出されたことがわかりました。
暫定規制値の8.7倍にあたり、これまでで最大の値です。
福島県南相馬市の農家から出荷された肉牛6頭から、次々と基準を超える放射性セシウムが検出されている問題。
その波紋は、13日も広がりをみせました』(TBS-iニュース)。
それに応じて、あのいつもの会見。
『……1回食べたからといって健康影響を心配する必要はないと考えている。
(Q.流通先はほぼ特定された?)それで結構です」(東京都の会見)(同ニュース)と。
しかしこういうことが積もりに積もって、やがて大惨事へとつながっていく。
子どもの尿から、セシウムが検出された。
静岡茶から、放射能が検出された。
飲料水から、放射能が検出された……と。
牛肉にしても、食料品の一部。
さらに付け加えれば、内臓については、流通経路が把握できていないという。
内臓のほうが、より危険ではないのか?
●管直人首相
現場の最高責任者として、管直人首相は、その深刻さを、日々に肌で感じているにちがいない。
その上での、「脱原発」発言である。
それを「希望的意見」とか「個人的発言」と片づけてよいものか。
この日本では、財界(ゼネコン)と官僚に背を向けたら、生きていけない。
総理大臣の椅子とて例外ではない。
そういう構造が、完ぺきに近いほどまでに、できあがってしまっている。
「言論の自由」という言葉があるが、それはバラエティ番組のような場で、チャラチャラしたことをしゃべるようなことをいう。
が、そのワクを超えたら、とたん、猛攻撃にさらされる。
金と権力によって、押しつぶされる。
現に今、管直人首相の発言は、それによって押しつぶされようとしている。
2010年度においてですら、「報道の自由世界ランキング」で、日本は第11位(国境なき記者団)。
私にも人を見る目は、多少、ある。
この40年間、私の仕事は、その(人)を見る仕事だった。
が、いくら否定的な見方をしても、管直人首相が、「権力の座にしがみつく独裁者」には、私には見えない。
むしろ逆で、その信念のほうにこそ、私は感服する。
もし管直人首相がずるい人間であったら、自分が生き残る道を模索しながら、財界や官僚に適当に迎合していただろう。
が、管直人首相は、政治生命のすべてをそこにかけている。
私には、そう見える。
●日本人の「甘さ」
日本人というのは、最悪の事態を考えて行動しない。
希望的観測だけで、行動する(「超大恐慌」)。
「明日があるさ」「何とかなるさ」と。
つまりものの考え方が、甘い。
わかりやすく言えば、目先の利益だけに目を奪われ、思考力を働かせない。
たとえば今回の福島第一原発事故に関しても、管直人首相は、当初アメリカの支援を断ったと報道された。
それも管直人首相が非難される理由のひとつになっている。
しかし今度は日米関係に目を向けるなら、日本のバブル経済をしかけたのもアメリカなら、崩壊させたのアメリカ。
その後、失われた20年を創出したのも、アメリカということになる。
その間も、そして今も、日本は毎年30兆円前後(日本の国家税収の約75%!)もの上納金(アメリカ国債の購入費)を、アメリカに納めている。
それだけではない。
ないが、いったい、いくらの上納金を納めているか、それすら定かではない。
「日本からは絞れ取れるものは、みんな取ってやれ!」というのが、アメリカ政府の本音ではないのか。
(注:ここから話が脱線し、反米的な原稿になる。許してほしい!)
その上での、「支援」である。
いくら大震災とはいえ、それに飛びつく宰相はいない。
慎重になって、当然。
アメリカの動きには、かならず、「裏」がある。
百歩譲って、あのときアメリカに支援を求めていたとしても、その後の状況は変わらなかっただろう。
軍事的に見れば、日米関係は、日本の安保の要。
しかしその要も揺らいでいる。
韓国がなぜああまで日本に強気で出られるのかといえば、その裏にこの「揺らぎ」がある。
韓国政府は、こう読んでいる。
「もし日韓戦争ということになれば、アメリカは韓国側につく」と。
「Rescue Force SOG」(Plala)HPには、つぎのようにある。
「……日本の国債発行の抑制にこだわりを見せながら、一方では大きな借金をして、毎年50兆円前後のアメリカの国債を購入し続けるのはなぜなのか。アメリカ国債は赤字であり、我々国民が「泣き寝入り」することは決まっている。未来に生まれる日本国民も含めて、その借金を無理矢理背負わせているこの大きな不条理。
(中略)
現在までの国の借金は、そのほとんどがアメリカ国債購入と、国際連合国への不当に高額な献上金、そして癒着構造で私腹を肥やすための身勝手な血税流用の3本立てである。
日本が持っているアメリカ国債は、民間と合わせると430~500兆円と言われる。
それは、アメリカ国債の約40パーセントが、日本からの購入で支えられていることを指し示す』(2008年)と。
この記事の中では、「30兆円」ではなく、「50兆円」になっている(2008年)。
(私は知らなかった! あなたは知っていたか?)
では、実際にはどうなのか。
ネットを使って調べてみる。
(注:ここからさらに話が脱線し、反米的な原稿になる。許してほしい!)
●日本のアメリカ国際購入費
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/06/post_3592.html
このサイト(公式)によれば、日本は、2003~2008年において、7000億ドルから6000億ドルものアメリカ国債を購入していることになる。
つまり金を貸している。
が、この貸し金は、二度と戻らぬ貸し金である。
その上で、6000億ドルを現在のレートで換算してみると、1ドル80円として、48兆円。
やはり30兆円ではなく、50兆円というのが正しい。
やはり、バカげている。
50兆円(1年分)もあれば、3・11大震災の復興費など、何でもない。
もちろん管直人首相なら、それをよく知っている。
つまりそういうことを全体に考えながら、「政治」というのは動く。
「支援を断った管直人首相はバカだ」と言い切るほうこそ、問題。
首相には首相の、言いたくても言えない事情がある?
●話を戻す
原発はいらない……とまでは言い切れないが、しかし「脱原発」の方向はまちがっていない。
少なくとも「推進」しなければならないような、代物ではない。
そういうことが、今回の一連の事故で、私たちも、よくわかったはず。
今は、国家存亡をかけた、危急のとき。
言うなれば戦争状態。
支持率がどうのこうのと騒いでいる場合ではない。
国民が一致団結して、管直人首相に協力する。
責任問題の追及は、その戦争が終結したときでよい。
仮にここで首相が交代しても、事態が悪化することはあっても、好転することはない。
事故は今の今もつづいている。
現場では、最大限の事故処理がつづいている。
それがわからなければ、こう想像してみたらよい。
あなたが先週食べた牛肉は、汚染牛の肉だった、と。
それでもあなたは、平静でいられるだろうか。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 アメリカ国債購入費 50兆円 日本の上納金)
(補記)
それにしても、年額50兆円とは!
アメリカの人口は、2010年度で、3億人と少し。
50兆円をその3億人で割ると、約17万円。
つまり日本人は、アメリカ人1人ひとりに、年額17万円のお金を貸していることになる。
「貸す」といっても、返してくれるアテのない、貸し金である。
つまりプレゼント。
もちろんアメリカにお金を貸しているのは、日本だけではない。
つづいて中国、EUもいる。
そういう国々から、アメリカはお金を借りつづけている。
アメリカの総債務の対GDP比は、軽く350%を超え、400%に近づきつつある。
わかりやすく言えば、「アメリカ人は、収入の4倍の借金をしながら生活している」。
さらにわかりやすく言えば、アメリカ人というのは、「ロクに働きもせず、世界中からお金を借り、遊びまくっている」。
それが近く破綻する。
こんなバカな経済が、長続きするはずがない。
今は、第二次ITバブルに浮かれているが、それがつづいてはじける。
管直人首相の「脱原発」を支持するつもりで、この原稿を書き始めたが、途中から、反米感情がムラムラと湧いてきた。
50兆円!
その10分の1で、よい。
5分の1でよい。
「今年は、上納金を減らしてほしい」と、どうして日本はアメリカに言えないのか?
「その分を、東北地方の復興費にあてる」と、どうしてアメリカに言えないのか?
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2011++++++はやし浩司・林浩司
2011年7月15日金曜日
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