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子育て最前線の育児論byはやし浩司 4月 11日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●おかしな外来語、「マニフェスト」
++++++++++++++++++
「マニフェスト」とは、何か?
その意味を知っている人は少ない。
この日本では「選挙公約」のことを、
「マニフェスト」と言う。
だったら、「選挙公約」と言えばよい。
どうしてわざわざ「マニフェスト」と言うのか?
で、ウィキペディア百科事典で調べてみたら、
こうあった。
マニフェスト(manifesto) とは、宣言書・
声明文の意味、と。
だったら、「選挙宣言書」と言えばよい。
「選挙声明文」でもよい。
「選挙宣誓書」なら、さらによい。
「選挙公約」と言うよりは、重みがぐんとます。
「マニフェスト」と「選挙公約」。
「選挙公約」と「マニフェスト」。
どう考えても、「マニフェスト」のほうが、軽い。
横文字であるだけに、意味がわからない。
わからない分だけ、ピンとこない。
やはり「選挙宣誓書」という言葉を使った
ほうがよい。
そのほうが、わかりやすい。
そうでなくても日本人は、ウソに甘い。
「ウソも方便」という言葉もある。
平気でウソをつく。
ウソをつかれても、怒らない。
公約など、腸から出るガスのようなもの。
私たちもそう考えているし、政治家たちも
そう考えている。
+++++++++++++++++
●飛騨の昼茶漬け
またまた経験した。
が、だからといって、その知人の妻を批判しているのではない。
久しぶりに、あの言い方を聞いた。
こんな言い方……。
先日、知人が亡くなった。
通夜には行けなかったので、その前日、知人宅を訪れた。
そのときのこと。
知人の妻は、知人の横に座っていた。
私が知人に別れを告げているとき、その妻が、こう言った。
「林さん、昼ご飯を食べていってください」と。
が、その地方では、それがあいさつ言葉になっている。
朝、遅く起きても、「おはよう(=早いですね)」と言うのと同じ。
ウソではないが、ウソ。
そんなとき、「じゃあ、いただきます」などと言おうものなら、さあ、たいへん。
家中、大騒ぎになる。
昼ご飯など、どこにも、用意されていない。
もう10年も前に、こんな原稿を書いた。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【表と裏】
++++++++++++++++++
みながみなというわけではないが、
私が生まれ育った郷里のM町では、
ときどき、何が本当で、何がウソ
かわからなくなる。
ウソをウソと意識しないまま、平気
でウソをつく。それがその地方の
習慣にもなっている。その場、その場で、
適当なことを言って、とりつくろう。
が、何よりも不思議なのは、そういう
ウソをつかれながらも、つかれた
ほうも平気、ということ。
それなりに、みな、うまく、やっている。
その郷里を離れて、40年。
以前、「飛騨の昼茶漬け」について
書いたことがある。4年前の原稿
である。(2007年6月記)
++++++++++++++++++
●飛騨の昼茶漬け
日本人は、本当にウソがうまい。日常的にウソをつく。たとえば岐阜県の飛騨地方には、
『飛騨の昼茶漬け』という言葉がある。あのあたりでは、昼食を軽くすますという風習が
ある。しかし道でだれかと行きかうと、こんなあいさつをする。
「こんにちは! うちで昼飯(ひるめし)でも食べていきませんか?」
「いえ、結構です。今、食べてきたところですから」
「ああ、そうですか。では、失礼します」と。
このとき昼飯に誘ったほうは、本気で誘ったのではない。相手が断るのを承知の上で、
誘う。
そして断るほうも、これまたウソを言う。おなかがすいていても、「食べてきたところです」
と答える。
この段階で、「そうですか、では、昼飯をごちそうになりましょうか」などと言おうものな
ら、さあ、大変! 何といっても、茶漬けしか食べない地方である。まさか昼飯に茶漬け
を出すわけにもいかない。
こうした会話は、いろいろな場面に残っている。ひょっとしたら、あなたも日常的に使
っているかもしれない。日本では、正直に自分を表現するよりも、その場、その場を、う
まくごまかして先へ逃げるほうが、美徳とされる。ことを荒だてたり、角をたてるのを嫌
う。何といっても、聖徳太子の時代から、『和を以(も)って、貴(とうと)しと為(な)
す』というお国がらである。
こうした傾向は、子どもの世界にもしっかりと入りこんでいる。そしてそれが日本人の
国民性をつくりあげている。私にも、こんな苦い経験がある。
ある日、大学で、一人の友人が私を昼食に誘ってくれた。オーストラリアのメルボルン
大学にいたときのことである。私はそのときとっさに、相手の気分を悪くしてはいけない
と思い、断るつもりで、「先ほど、食べたばかりだ」と言ってしまった。で、そのあと、別
の友人たちといっしょに、昼食を食べた。そこを、先の友人に見つかってしまった。
日本でも、そういう場面はよくあるが、そのときその友人は、日本人の私には考えられ
ないほど、激怒した。「どうして、君は、ぼくにウソをついたのか!」と。私はそう怒鳴ら
れながら、ウソについて、日本人とオーストラリア人とでは、ウソに対する寛容度がまっ
たく違うということを思い知らされた。
本来なら、どんな場面でも、不正を見たら、「それはダメだ」と言わなければならない。
しかし日本人は、それをしない。しないばかりか、先にも書いたように、「あわよくば自分
も」と考える。そしてこういうズルさが、積もりに積もって、日本人の国民性をつくる。
それがよいことなのか、悪いことなのかと言えば、悪いに決まっている。
●私はウソつきだった
実のところ、私は子どものころ、ウソつきだった。ほかの子どもたちよりもウソつきだ
ったかもしれない。とにかく、ウソがうまかった。ペラペラとその場を、ごまかして、逃
げてばかりいた。私の頭の中には、「正直」という言葉はなかったと思う。
その理由のひとつは、大阪商人の流れをくんだ、自転車屋の息子ということもあった。商
売では、ウソが当たり前。このウソを、いかにじょうずつくかで、商売のじょうずへたが
決まる。私は毎日、そういうウソを見て育った。
だからあるときから、私はウソをつくのをやめた。自分を偽るのをやめた。だからとい
って、それですぐ、正直な人間になったわけではない。今でもふと油断をすると、私は平
気でウソを言う。とくにものの売買では、ウソを言う。自分の体にしみこんだ性質という
のは、そうは簡単には変えられない。
そこであなたはどうかということを考えてみてほしい。あなたは自分の子どもに、どの
ように接しているかを考えてみてほしい。あるいはあなたは日ごろ、あなたの子どもに何
と言っているかを考えてみてほしい。
もしあなたが「正直に生きなさい」「誠実に生きなさい」「ウソはついてはいけません」と、
日常的に言っているなら、あなたはすばらしい親だ。人間は、そうでなくてはいけない。
……とまあ、大上段に構えたようなことを書いてしまったが、実のところ、それがまた、
日本人の子育てで、一番欠けている部分でもある。そこでテスト。
もしあなたが中央官僚で、地方のある大きな都市へ、出張か何かで出かけた。そして帰
りぎわ、10万円のタクシー券を渡されたとする。そのとき、あなたはそれを断る勇気は
あるだろうか。
さらに渡した相手に、「こういうことをしてはいけないです」と、諭(さと)す勇気はある
だろうか。私のばあい、何度頭の中でシミュレーションしても、それをもらってしまうだ
ろうと思う。正直に言えば、そういうことになる。
つまり私は、子どもときから、そういう教育しか受けていない。つまりそれは私自身の欠
陥というより、私が受けた教育の欠陥といってもよい。さてさて、あなたは、子どものこ
ろ、学校で、そして家庭で、どのような教育を受けただろうか。
【補記】
日本人のこうした国民性は、話せば長くなるが、長くつづいた封建制度の結果と考えてよ
い。今のK国のような時代が、300年以上もつづいたのだから、当然といえば当然。「自
分に正直に生きる」ということそのものが、不可能だった。
それについては、もう何度も書いてきたので、ここでは省略する。ただここで言えること
は、決して、あの封建時代を美化してはいけないということ。もちろん歴史は歴史だから、
それなりの評価はしなくてはいけない。しかし美化すればするほど、日本人の精神構造は、
後退する。
(はやし浩司 日本人の精神構造 封建時代の遺物 はやし浩司 家庭教育 育児 教育
評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 飛騨の昼茶漬け
ウソも方便 嘘も方便)
++++++++++++++++
●表と裏
私の知人の中にも、こんな人がいる。裏で、私の悪口を言いながら、表では、平気でつ
きあってくる人である。私はそういう人を見ながら、「この人の精神構造は、いったいどう
なっているのだろう?」と思う。
が、私は私で、そういう人とはつきあわない。一度でも、そういう事実を知ったら、つ
きあわない。交際をやめる。年賀状の交換もやめる。が、そういう人にかぎって、騒ぎた
てる。
「あの林は、年賀状の返事もよこさない」とか、何とか。
あるいは私の動向をさぐってくる。何だかんだと口実をつくっては、近づいてくる。よ
ほど私のことが気になるらしい。もちろん、私に好意的だから、そうするのではない。私
が失敗したり、不幸になったりするのが、楽しみだから、そうする。それが私にもよくわ
かる。
どうせそのレベルの人たちだから、そういう人は、無視する。相手にしない。
……ということで、私は若いころ、こんな鉄則を自分につくった。『つきあうなら悪口を
言わない。悪口を言ったら、つきあわない』と。
ついでに同じころ、こんな原稿を書いたこともある。
Hiroshi Hayashi+++++++++++はやし浩司
●電話の口
++++++++++++++++++
あなたは受話器の話し口を手で押さえて、
近くの人と、話をすることはありませんか?
しかし、それはたいへん、危険なこと。
一度でも、それをすると、それが理由で、
相手との人間関係を破壊することになるかも?
++++++++++++++++++
あなたは今、電話で、だれかと話をしている。だれでもいい。だれかだ。そのとき、あ
なたは、近くにいる、子どもか、夫か、あるいは妻と、何か相談しなければならないこと
ができた。受話器はもったまま、だ。
そのとき、あなたなら、どうするだろうか。
一番、安全な方法は、電話機の「保留ボタン」を押すことだ。それを押せば、何らかの
音楽が流れ、会話は、それで完全に、途切れる。
しかしそこまでは、したくない。その必要は、ない。そういうとき、あなたならどうす
るだろうか。……あなたは、多分、電話の話し口(聞き口ではなく、話し口)の方を、手
で押さえる。そして小さな声で、近くにいる人に、顔をしかめながら、こう言うにちがい
ない。
「この電話、あの林からよ。いやねエ~。どうるす?」と。
あなたは話し口を手でしっかりと押さえている。だから小声で話したことは、相手には、
聞こえないと思っている。
だからそう言い終わると、また手を離して、「そうですねえ、わかりました、林さん」と、
明るい声で話す。
しかし……だ。最近の電話機は、性能がよい。話し口を手で押さえたくらいでは、会話
をさえぎることはできない。あなたの話した言葉は、実は、耳にあてた聞き口からも、相
手に伝わる。話し口も、聞き口も、原理的には、構造は、同じ!
だから、電話機の口を手で押さえたくらいで、安心してはいけない。最近だが、こんな
ことがあった。
私は、B氏に電話をした。少しこみいった話なので、内容は、省略する。しかしB氏は、
留守だった。(実際には、居留守を使っていた。)かわりにB氏の妻が電話に出た。
私「……では、いつお帰りですか?」
妻「もうすぐ帰ってくると思いますが……」と。
そのとき、B氏の妻は、受話器の話し口を手で押さえた。その感触というか、手で押さ
えた感じが音でわかった。ポンと耳がつまったような感じがした。B氏の妻は、近くにい
るB氏に、小声で、こう言った。「あの林からよ。いやねエ……。この電話、どうする?」
と。
それに答えて、そばにいたB氏は、多分、首を横に振ったのだろう。B氏の妻は、夫の
様子を見て、再び、明るい声で、「ごめんなさいねエ。また帰ってきましたら、林さんから
電話があったことを、主人に伝えておきますから……」と。
……という、この話は、実は、フィクションである。最近、別のところで経験したこと
を、私の話にからめて、作ってみた。
しかし、現実に、こんなことが私に起きたとしたら、私なら、そのB氏とは、絶交する。
つきあう必要は、ない。つきあいたくもない。
……ということで、今日は、電話の話。今でも、受話器の話し口を手で押さえて内密な
話をする人は、少なくない。しかし、それはたいへん危険なこと。あまりにも無防備なこ
と。それをみなさんにお伝えしたくて、このエッセーを書いた。
……この話が、ウソだと思うなら、だれかに協力してもらって、自分で確かめてみたら
よい。私の言っていることがウソでないことが、わかってもらえるはず。どうか、くれぐ
れも、ご用心!
++++++++++++++
この中で、私は、「この話は、フィクションである」と書いた。しかし詳しくは書けない
が、似たような経験をしたから、私は、この話を書いた。
ここでいうB氏も、表と裏のある人ということになる。それまではかなり親しくつきあ
っていた人だったが、私は、この電話のあと、B氏とは、縁を切った。ワイフは、「適当に
つきあっておけばいいのよ」と言ったが、私には、そういう芸当ができない。若いころな
らできたかもしれないが、今は、もうできない。めんどうというか、そういう人が近くに
いるだけで、神経がすり減ってしまう。
が、B氏にはそれがわからない。わからないというか、私がなぜ怒っているかさえ、わ
かっていない。だからそのあとも、何ごともなかったかのように、何度も電話をかけてき
たりした。
適当にものを言って、その場をやりすごす。そういう人は、少なくない。好きか嫌いか
ということになれば、私は、そういう人が、大嫌い! そういう人と、愚劣な交際をつづ
けて、無駄にする時間は、私には、もうない!
【補記】
私は、そういう意味でも、この浜松が、大好き! 私のワイフの兄弟にしても、みな、
正直。本当に正直。表も、裏もない。そのわかりやすさが、たがい人間関係を、さわやか
なものにしている。
たとえばこの浜松では、ものの売買をするときでも、(掛け値)ということをしない。(値
切る)ということもしない。そういうやりとりをしているところを、見たことさえない。
人間関係もそうで、少なくとも私のワイフの兄弟たちは、ありのままの姿で、ありのま
まに生きている。飾ることもない。虚栄を張ることもない。見栄や世間体とは、みな、無
縁の世界で生きている。すばらしいことだと思う。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 日本人の嘘 はやし浩司 日本人のウソ ウソも方便論)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●再び、マニフェスト
ウソをつくのが商売。
それが政治家。
そんな政治家に、誠実さを求めても、意味はない。
悲しいことだが、この日本では、だれもが、そう思っている。
私もそう思っているし、あなたもそう思っている。
私もごく最近まで、「公約」などというものは、選挙に勝つための「方便」と思っていた。
言うなれば、「選挙目標」。
だから公約が破られたからといって、それほど腹を立てなかった。
が、しだいにウソに対して、国民の目がきびしくなってきた。
日本人の意識が、少しずつだが、変化してきた。
「公約違反」という言葉も、よく聞かれるようになった。
そこで登場したのが、「マニフェスト」?
「軍隊」を「自衛隊」と言い換えたようなもの。
つまり国民をだますための煙幕?
私には、そう思われてならない。
だったら、やはり「選挙宣誓書」と言えばよい。
どうしてそういう言葉を使わないのか?
そのほうがわかりやすいし、国民も、注視する。
もちろん重みも、ぐんとます。
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司
BW はやし浩司 マニフェスト 選挙宣誓書 選挙声明文 公約論)
Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●今日の反省(2-21)
●チラシ
帰宅後、こたつに入って、チラシを見る。
東名浜松西インターの近くに、「NG」というパソコンショップがある。
私はいつも、その店を利用させてもらっている。
その店のチラシ。
A3大のチラシに、製品と価格が、ぎっしりと書きこんである。
私のばあい、(私のような人間も多いと思うが)、それを見ているだけで楽しい。
が、今、ほしいのは、とくにない。
パソコンも、つぎのつぎ待ち。
現在デスクトップに、MCJ社のを使っている。
昨年、買ったばかり。
買い換えるとしても、来年。
だからつぎ(今年の年末)の、つぎ(2012寝年の夏ごろ)。
ノートパソコンは、4~5台、すべて現役中。
あえて言うなら、TOSHIBAのMX/34M。
それがほしい。
価格は、現在、5万9800円(価格ドットコム)。
あとはカシオのカメラかな?
●日本相撲協会
……こんな意味のない文章を書かねばならないほど、私の脳みそは休眠状態。
どうも冴えない。
このところ何を読んでも、また何を考えても、「どうでもいい」と思いが先に立って
しまう。
つまり熱くならない。
今日も仕事に行く途中、書店に立ち寄った。
何冊か、週刊誌を立ち読みした。
いつもなら、それだけで頭の中がバチバチとショートする。
書きたいことが、頭の中に充満する。
爆発しそうなほど、充満する。
それが今日は、なかった。
たとえば「週刊現代」。
相撲の八百長問題を大きく、取り上げていた。
当然だろう。
週刊現代は、過去、何回か日本相撲協会に逆告訴されている。
そのたびに証人が証言を翻し、いつも週刊現在側の敗訴。
多額の賠償金まで支払わされている。
が、八百長は、犯罪ではない。
犯罪ではないから、刑事訴追はできない。
週刊現代も、観客が集団提訴するようなばあいをのぞき、法的な責任を取らせるのは
無理というようなことを書いていた。
私もそう思う。
が、ここでまたまた別の「ウミ」が出てきた。
今度は、相撲賭博。
「賭博」なら刑事犯として、訴追できる。
警察が介入することができる。
日本相撲協会を、叩きのめすことができる。
あの団体は、何からなにまで、ウサン臭い。
悪臭がプンプンと臭う。
相撲賭博、おおいに追及してもらいたい!
それにしても日本相撲協会の理事たちの人相はよくない。
顔で人を判断してはいけないとは、よく言う。
しかしそれにしても、「よくない」。
私は一片の知性も理性も感じない。
●中東、激変中
エジプトにつづいて、今度はリビアがおかしくなってきた。
今日の夕刊には、こうある。
「リビア首都にデモ拡大」(中日新聞)と。
やがてこの日本にも、さまざまな形で影響が波及してくるだろう。
原油価格の上昇程度では、すまない。
そうでなくてもEUには、いくつか、あぶない国がある。
そういうあぶない国の、足下(あしもと)がこける。
それが日本にも、影響する。
へたをすれば、日本の国家破綻(デフォルト)の引き金を引いてしまうかもしれない。
世界の食糧価格(大豆、小麦、トウモロコシ)は、この3年間で、3倍近くにまで
あがっている(2008年比)。
世界的な大インフレが始まっていると見るべき。
理由は言わずと知れた、アメリカのドルの垂れ流し。
日本も同罪。
先進国はこれくらいの値上げなら、何とか吸収できる。
が、中進国以下は、そうはいかない。
猛烈な物価高と、それにともなう貧困層の増大。
そのエネルギーが、今、中東で爆発した。
●話題
本来ならここで、話題を変えなければならない。
視野を広くし、別の分野に挑戦しなければならない。
いつも同じテーマで書いていると、脳みそが、固くなる。
視野が狭くなる。
「何かないかな?」ということで、浜松のおいしい店を、頭に思い浮かべる。
……といっても、私が住んでいるこの町内周辺のレストラン。
イチ押しは、「かっぱ寿司」。
今夜もそこで食べてかえってきたが、寿司ネタがいつもの倍以上もあったのには、驚いた。
値段も、3月末まで、1皿90円。
おまけに、おいしい。
寿司専門店の寿司もおいしいが、ときどき、生臭い寿司が出てくるときがある。
一度でもそういう寿司が出されると、私のばあい、「つぎ」がない。
そのまま足が遠のいてしまう。
つぎに、「鐘庵(しょうあん)」。
こじんまりとした日本そば屋だが、おいしい。
桜えびの搔き揚げが、おいしい。
先週は、毎日、3日もつづけて、その鐘庵に通った。
そばもおいしいが、入り口付近にある、静岡おでんも、おいしい。
静岡おでんは、煮込みつゆの色が、独特。
濃い黒色
おでんには、魚粉(さかなこ)と海苔粉(のりこ)をかけて食べる。
そういう店がつぎつぎと私の家の近辺にできた。
●折伏(しゃくぶく)
そう言えば数日前、ある宗教団体の信者が、私の家にやってきた。
さかんに私に入信を勧めた。
その宗教団体では、そうした行為を「折伏(しゃくぶく)」と呼んでいる。
「相手を折り伏せる」という意味である。
しかしもともと信者が信者を折伏するということは、なかったはず。
少なくとも鎌倉時代の昔にはなかったはず。
「折伏」というのは、本来、寺が寺を、乗っ取ることを意味した。
たとえば鎌倉時代になると、鎌倉幕府は、それまでの寺をつぎつぎと、
臨済宗に改宗させていった。
それが「折伏」である。
これに対して、穏便に説得するという方法もあった。
それを「摂受(しょうじゅ)」と言う。
どちらであるにせよ、それにつづく戦国時代もそうであったが、「民」など、
もとから数に入っていなかった。
「民」、つまり「民の意思」など、問題外。
民、つまり信徒にしても、僧侶の読む経典が変わったところで、
それに対して文句など言えなかった。
が、今では、信者(民)が、一般の人(民)を折伏する時代になった?
「林さん(=私)も、一度、私たちの座談会に出てみませんか」と、
さかんに言われた。
私は時間がないことを理由に、それを断わった。
ある賢人いわく、『凡人は宗教を信じ、知識人は宗教を疑う。しかし為政者は
宗教を利用する』と。
●振り込め詐欺
もうひとつ、事件があった。
これも数日前のこと。
あやしげな電話が息子のところへかかってきた。
「グランの木村です」と、その男は名乗った。
が、その瞬間、「振り込め詐欺」とわかった。
(そういう電話が、私のところへ、よくかかってくる。)
のらりくらりと会話をかわしていると、相手の男もそれに気づいたのか、
突然、「では、いいです。息子さんの携帯電話に電話しますから」と言って、
電話を切ってしまった。
その少しあと、息子に、「そんな会社の、そんな人を知っているか?」と確かめると、
「知らないよ」と。
で、私はそのまま110番に通報。
私の家の電話機は、ナンバーディスプレイになっている。
相手の番号も、伝えた。
……そのあとその電話番号に、何度か電話をしてみた。
が、何度かけても、通話中。
相手は、そういう設定にしているらしい。
で、私はときどきこう思う。
もし、今の仕事をしていなかったら、私は私立探偵社を経営しているだろうな、と。
やたらと正義感が強く、こういう方面でのカンが働く。
ワイフもそう言う。
「あなたにピッタリの仕事ね」と。
●花粉症
今日は朝から目がかゆく、クシャミもときどき、つづけざまに出た。
花粉症独特のクシャミである。
「いよいよ始まったか」と。
毎年、最初の1週間ほどだけ、花粉症の症状が出る。
そのあと、症状は急速に収まる。
今が、がまんのとき。
医院で「花粉注射」というのを、打ってもらう。
あとはシソの葉エキスというのを、のむ。
毎年、それで症状は消える。
それにしても今年の飛散量は、昨年の10倍とか。
ゾーッ。
そう言えば、昨日も山荘へ行ってみたが、どの杉の木も、赤茶色の実を、
ぎっしりとつけていた。
不気味な感じがした。
●新製品
やはり新しいパソコンを買おう。
ノートパソコン。
気分転換には、必要。
ボケ防止のためと思えば、安い。
このままでは、脳みそが腐ってしまう。
i-Podにしようか?
i-Padにしようか?
いろいろ迷ったが、やはりノートパソコンが無難。
いや、カメラのほうがよいかもしれない。
カシオのEX-ZR100。
このカメラはすごい!
値段は現在、3万33790円(価格ドットコム)。
この1月に出たばかりの新製品。
もう少し待てば、値段もさがるはず。
●就眠
さてさて、床につく時刻になった。
ワイフがいつもの就眠儀式を始めた。
化粧を落とし、血圧を測る。
そのあとパジャマに着替える。
子どもの世界にも、就眠儀式というのがある。
子どもは、毎晩、同じことを繰り返し、やがて眠りの世界に入る。
英語では、「ベッド・タイム・ゲーム」という。
それと同じ。
ワイフは今、それをしている。
今夜の私はとくにやることもなし。
頭の中は、ぼんやりしたまま。
私はこのままボケていくのだろうか。
ふと、今、そんな心配が頭の中を横切った。
では、みなさん、おやすみなさい!
2011年2月21日、夜記。
今日はとくに新しい発見はなし。
体調は、よくなかった。
気分も、よくなかった。
仕事も、まあまあ。
運動も、散歩が1時間だけ。
総合点をつけるなら、10点満点中、3点くらい。
明日はがんばろう。
はやし浩司 2011-02-21夜記
Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司
●2月23日
●30年前の私
++++++++++++++++++
昨日、BW教室の説明会を開いた。
5~6人ずつに分けてしている。
その会でのこと。
こんなことがあった。
私は会が終わるとき、母親の許可を得、
その女の子(年中児)を抱き上げた。
女の子を抱き上げるのは、数年ぶりのこと。
名前をSさんといった。
知るも知らぬもない。
教え子のR君の、(いつも私は、そう呼んでいた)、
娘だった。
R君は、11年近く教えた。
R君の弟も、11年近く、教えた。
R君の妹も、11年近く、教えた。
そういう思いが、どっとその瞬間、私を襲った。
母親が、「Rの妻です」と言ったときの
ことだった。
私「えっ、あのR君?」
母「そうです……」と。
うれしかったというより、心の底から
なつかしさがこみあげてきた。
涙がこぼれそうだった。
そこで言葉が止まってしまった。
私は女の子を抱き上げながら、
「あのR君の子どもかあ!」と。
とたん、30年前にタイムスリップ。
あのころの私がそのまま戻ってきた。
一世代という時の流れが、凝縮して、
目の前を通り過ぎた。
私がもっとも輝いていたころのこと。
R君の母親も、もっとも輝いていた。
私を助けてくれた。
恩もある。
女の子の顔には、R君の母親の面影が色濃く
残っていた。
「お母さん、そっくりだ」と。
そのとき私は、子どものようだった。
自分でも、それがよくわかった。
年甲斐もなく……。
ただただ、なつかしかった。
ただただ、うれしかった。
+++++++++++++++++
●タイムスリップ
ときどきこんなことを考える。
私はタイムスリップする。
50年前の過去にもどる。
50年前の過去にもどって、50年前の自分に会う。
父に会う。
母に会う。
祖父や祖母に会う。
が、相手は私だと気づかないだろう。
当時は、タイムスリップという言葉すらなかった。
私はあの町を歩き、自分の実家に行く。
小さな自転車店である。
そこで私は、店に並んだ自転車をすべて買う。
1台3万円としても、50万円もあれば、すべて買える。
当時の自転車は、それくらいの値段だった。
そう、あのころの私は学校から帰ってくると、いつも
母にこう聞いていたという。
「今日、自転車、売れた?」と。
で、当時の「私」に会ったら、私は何と言うか。
●小学6年生の私
私は小学6年生か中学1年生。
小学6年生ということにしておこう。
つまりここで私は、2人の自分を想像する。
小学6年生の私と現在の私。
現在の私が、こう語りかける。
「私は、君の50年後の私だよ」と。
そのとき小学6年生の私は、どう反応するだろうか。
今度は自分の過去をさぐる。
あのころの私は毎日、外で遊んでばかりいた。
腕白だった。
だからたぶん、こう返事するだろう。
「おじさん、あんた、頭がおかしいんじゃない?」と。
現在の私にそう言われても、それを理解するだけの知識もない。
冷静に考える能力もない。
あなた自身のこととして考えてみたらよい。
ある日、どこか顔は似ているが、しかし見知らぬ老人がやってきた。
やってきて、「私はあなたの未来に私だよ」と。
あなたはどう思うだろうか。
そのときのあなたを想像してみればよい。
たぶんあなたも、そう言うだろう。
「あんた、頭がおかしいんじゃない?」と。
●過去の未来
が、現在の私だって、それで引き下がらない。
私は小学6年生の私に、こう言う。
「君は少し前まで、ゼロ戦のパイロットにあこがれていただろ?」
「君が好きな人は、あのAMさんだろ?」
「君はバイオリンを習っていたけど、いやだっただろ?」
「それに君は、小学3年生のとき、大阪のオバサンが作ってくれた人形を
抱いて寝ていただろ?」と。
小学6年生の私は、それを聞いて仰天するにちがいない。
私しか知らない秘密ばかり……。
しかし私がいちばん伝えたいのは、そのことではない。
つまり私が、未来から来た「私」ということではない。
ものの考え方、その道筋を伝えたい。
過去の「私」に、その未来を伝えたい。
「いいか、世の中にはまだ君の知らないことが山のようにある。
君が高校生になるころには、電子計算機というのが世に出てくる。
その電子計算機には、注目した方がいい。
遺伝子工学とか、光合成とか、それに触媒という言葉も出てくる。
やがてすぐ、人間はロケットで月まで行くだろう」と。
しかしあのころの私なら、きっとこう答えるだろう。
「おじさん、ぼく、そんなことなら、みんな知っているよ」と。
生意気な子どもだった。
自分でも、それがよくわかっている。
●R君の娘
私はR君の娘を床におろし、「よろしくね」と言ったとき、そこに30年前の
「私」がいることを知った。
そう、あれから30年。
今の仕事を通して、いろいろなことを学んだ。
現在の「私」は、30年前の「私」ではない。
が、そこにいるのは、まぎれもなく、あのR君の娘だ。
顔は、R君の妹、そっくり。
R君の母親、そっくり。
私は何度も、「あなたのお父さんのことをよく知っているよ」と言いかけた。
しかしそれは言わなかった。
これからゆっくりと、機会を見つけて、それを言えばよい。
時間はたっぷりある。
が、ふと、こうも思った。
「この子が最後だろうな」と。
R君は、娘の指導を、私に任せてくれた。
しかしその娘がおとなになり、結婚し、子どもをもつころには、「私」は、もう
この世にはいない。
いても、使い物にならない。
そのとき私は92歳。
生きているはずがない。
つんとしたさみしさが、心を貫いた。
「君のお父さんとはね、このビルの屋上で、石蹴りをして遊んだんだよ。
それに君のおじさんや、おばさんとも、ね」と。
別れるとき、そう言った。
「またおいでよ!」と声をかけると、うれしそうに笑った。
私の心の中で、ポーッと何かが燃えた。
●時の流れ
私は過去の「私」に出会った。
過去の「私」に話しかけた。
が、そんなことは、その女の子には、わからない。
わかるはずもない。
まだ4歳か5歳。
何という、はがゆさ。
が、そのはがゆさは、現在の「私」が、12歳の「私」に会ったときに
感ずるはがゆさかもしれない。
時の流れは、世代を繰り返す。
しかしつぎの世代は、まったく白紙。
いくら「君のお父さんのことは、よく知っているよ」と叫んでも、女の子には、
通じない。
その女の子は女の子で、今、自分の人生を始めたばかり。
私のことなど、まったく知らない。
何という、はがゆさ。
何という、切なさ。
かわいいというより、すでにその向こうに、あの気品と美しさをたたえていた。
入会書を受け取りながら、母親にこう言った。
「R君のお母さんは、美しい方でした。
今も美しいですが、若いころのお母さんは、息をのむほど美しい方でしたよ」と。
どういうわけか、矢印型の金とプラチナが交互に並んだ、あのネックレスが印象に
残っている。
私がタイムスリップしたのは、30年前ではなく、ひょっとしたら60年前だった
かもしれない。
R君、元気ですか。
長いつきあいになりますが、よろしく!
はやし浩司記
Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司
●午後8時8分(はやし浩司 2011-02-23)
午後8時過ぎ。
雨の中、雷鳴がとどろく。
外は雨。
今日は、水曜日。
仕事は休みだった。
が、朝から、気分がどうもすっきりしない。
モヤモヤしている。
このところ睡眠不足。
朝、5時ごろ目が覚める。
……覚めてしまう。
そのまま1~2時間、ふとんの中で過ごす。
が、これではいけない。
……ということで、体にムチを打つようにして、起きる。
ウォーキングマシンに乗る。
30分、歩く。
全身から、ジワーッと汗がにじみ出る。
そのまま書斎へ。
生徒の親たちに、手紙を書く。
4月からの予定と、時間帯の変更など。
それに新入会の人たちへの連絡。
おかげで4月から、今年も無事仕事ができそう。
私の仕事は、そういう仕事。
言うなれば、1年契約の労働者。
社会保障は、まったくなし。
何もない。
今年はよくても、来年(4月から)のことは、
わからない。
午後になって、あちこちへ買い物。
帰ってきてから、1時間ほど、仮眠。
そのあと夕食。
……ということで、午後8時になってしまった。
●絶望的な革命
世界が激動している。
エジプトにつづいて、リビア、そしてバーレーン。
そこへ今度は、ニュージーランドの大地震が重なった。
あまりにも目まぐるしく、ついていけない。
「日本はだいじょうぶか?」
「私はだいじょうぶか?」と、自分のことを考えるだけで、精一杯。
脳みそは、相変わらず、休眠状態。
書きたいことはあるはずなのに、以前のように、
バチバチと火花が飛ばない。
何かの脳の病気なのだろうか。
それとも、ただ疲れているだけなのだろうか。
それともボケてきた?
このところ書くテーマは、いつも同じ。
過去に書いたことの、繰り返し。
●身勝手
先ほどもニュージーランド地震のニュースを見ていた。
1人の白人女性が、がれきの下から救助される映像が出てきた。
そのときも、「よかった!」と思う前に、心の傷(トラウマ)
のことを考えてしまった。
「この女性も、この先、一生、心の傷に苦しむだろうな」と。
私も30歳になる少し前、飛行機事故を経験している。
今でも、それが心の傷となって、心の奥に深く残っている。
飛行機に乗れない。
乗っても、旅先で不眠症に苦しむ。
その女性もそうだろう。
救出されたときは、「ああよかった」と思ってすむ。
……すんでしまう。
心の傷が、「傷」として姿を現すのは、しばらくたってから。
私もそのあと、2週間ほどだったが、イタリアと
ブラジルへ行く仕事を引き受けていた。
が、その日が近づくにつれて、体が固まり始めた。
夜、体がほてり、眠れなくなってしまった。
それでこの2つの仕事を、ドタキャン。
つまり心の傷は、ふだんは、心のどこかにもぐっている。
姿を現さない。
が、同じような状況になったとき、心の奥から出てくる。
姿を現す。
……本来なら、がれきの下の人たちの心配を
しなければならないのだが……。
●絶望的な革命
そのリビア。
先ほどのニュースでも、「民衆革命」というような
言葉を使っていた。
革命?
たしかに革命だが、それで民衆の生活がよくなる
わけではない。
それが約束されているわけではない。
むしろ、政治的な混乱は、経済の低迷をもたらすかもしれない。
この3年間で、世界の食糧(小麦、大豆、とうもろこし)は、
3倍近くも値上がりしている。
日本でも、この4月から、小麦の価格が、13%引き上げられるという。
NHKのニュースでは、世界的な天候不順と、中進国での
需要の増大を、理由にあげた。
しかしそれだけではない。
世界は、今、インフレの渦の、まっただ中。
これだけ先進国がお金(マネー)をばらまけば、
インフレが起きないわけがない。
現に今、中国では、さらに住宅価格が、あがりつづけている。
日経新聞は、つぎのように伝えている(2月18日)。
++++++++++++++++++++
中国国家統計局が18日発表した1月の新築住宅の
価格指数によると、主要70都市のうち10都市で
前年同月比の上昇率が10%を超えた。
カネ余りを背景にバブルの懸念は治まっておらず、
中国人民銀行(中央銀行)は預金準備率の引き上げ
など金融引き締めを続けている。
++++++++++++++++++++
こちらのほうは、「金余り」と、すなおに
金余り(=インフレ)を認めている。
どうして食糧も、「金余り」と認めないのだろう。
金余りが先にあって、食糧の価格があがっている。
結局は日本も含めて、先進国の身勝手が、
こうした弱小の国々を直撃している。
それがエジプトであり、リビアであり、他の
中東諸国ということになる。
が、これで収まるとはだれも思っていない。
仮にあなたの生活で、食費がこの3年間で、
3倍になったとする。
仕事もなく、収入もない。
そのとき、あなたなら、どうするだろうか。
黙って静かに、貧乏生活に耐えるだろうか。
「革命」という勇ましい言葉に、だまされてはいけない。
その中身は、「絶望的なあがき」。
だからといって、独裁政治を肯定しているわけではない。
ただ、だれが政治の主導者になっても、この「あがき」を
消すことはできない。
民主化されたからといって、明日から生活が安定するわけではない。
(たった今、近くに落雷!
ものすごい音がした!)
どこに落ちたかということよりも、パソコンのほうを
先に心配する。
この身勝手さ。
……本来なら、被害にあった人たちのことを心配を
しなければならないのだが……。
で、今すべきこと。
パソコンをシャットダウンしたあと、
コンセントを全部抜く。
どうしよう……?
が、このまま続行!
データをUSBメモリーに移し、
このまま続行!
……だから「絶望的な革命」。
指導者もいない。
目標もない。
ただそこに見える「敵」を、倒しただけ。
わかりやすく言えば、つぎの家を建てるための
資金も、設計図もないまま、今の家を取り壊しただけ。
●カダフィ大佐と小沢一郎氏
カダフィ大佐(リビアの大統領)の映像を見ていたとき、
ふと民主党の小沢一郎氏を思い浮かべた。
どうしてだろう?
どこでどうつながっているのだろう?
脳の表層部分では、その接点がよくわからない。
しかし脳の深層部分では、その接点をとらえている。
つまり「カン(勘)」。
私のカンによれば、この2人には、大きな共通点がある。
そこで私は脳の奥深くへと、切り込んでいく。
これが「書く」という作業になる。
で、まっ先に思いついたのは、「権力」という言葉。
この2人は、まるで自分のことがわかっていない。
「正義」という言葉を盾に取って、自分の利益にそれをつなげている。
往生際が悪いというか、見苦しいというか……。
権力の座というのは、それほどまでにおいしいものなのか?
そう言えば、先ほども小沢一郎氏のニュースを見ながら、こう思った。
「この人も、この先、それほど長くはないだろうに」と。
不健康な体つき。
顔色も悪い。
加えてこのストレス。
が、私たち庶民が想像もつかないような富も手に入れた。
「私なら……」といろいろ考えたが、それは
ここには書かない。
人それぞれ。
私の人生、あなたの人生。
人、それぞれ。
ただ政治家のばあいは、私たちの生活に大きな影響を与える。
愚行をだまって、見過ごすわけにはいかない。
小沢一郎氏に言いたい。
あなたは静かに、政界を去りなさい。
そのほうが私たちにとっても、よいことだし、
あなたにとっても、よいこと。
●雨が止んだ
雨が止んだようだ。
急に静かになった。
と、同時に、キーボードを叩く指が、軽くなってきた。
少し、調子が戻ってきた?
が、頭の中は、相変わらず休眠状態。
……ということもあって、今日も、近くのパソコンショップへ行ってきた。
メモリーの増設を考えている。
が、それが結構、高額。
デスクトップ用のメモリーのばあい、4GBのメモリーが1枚5000円前後。
それが4枚で、2万円。
どうしてだろう?
現在、USBメモリーにしても、SDカードにしても、4GBなら、
安い店では、1000円前後で買える。
だったら、SDカードをそのまま使えるようにすればよい。
4枚買っても、4000円。
それですむはず。
……とまあ、素人の私は、そう考える。
ところで、夕食のとき、08年に買った、H社のパソコンを
取り出した。
ほとんど使っていなかったが、使い出したとたん、故障。
ちょうど1年の保証期間が過ぎたころのことだった。
で、製品をH社に送り、修理代を見積もってもらった。
マザーボードの交換(2万円)+技術料(1万5000円)+消費税
とのこと。
バカバカしいので、そのままにしておいた。
そこでネットで調べると、そのパソコンは、大変な失敗作=欠陥商品
とわかった。
同じようなマザーボードの故障事例が、ズラズラと並んだ。
「二度と、H社のパソコンは買わないぞ」という書き込みも目立った。
……買ってから、2年半。
今になって、怒りがこみあげてきた。
●怒り
その「怒り」という言葉で思い出した。
(ものを書く)というのは、(怒ること)。
怒りなくして、ものは書けない。
悲しみでも、苦しみでもよい。
しかし源(みなもと)は同じ。
「怒り」。
怒りがあって、はじめて頭が熱くなる。
バチバチと火花が飛ぶ。
そのときはじめて文が書ける。
エネルギーがつづく。
集中力がつづく。
言い換えると、平穏な生活からは、文は生まれない。
またそういうとき書いた文には、意味はない。
考えてみれば、ガン検診でシロ判定が出たあと、私に心はずっと、
穏やかだった。
気が抜けてしまった。
だから脳みそが、休眠状態になってしまった。
しかし明日、また別の検診を受けなければならない。
もろもろの血液検査。
どうなることやら?
●明日から……
明日から、またがんばろう。
……と、考えてはいけない。
今、ふとそう思ったが、「明日から、またがんばろう」と
考えてはいけない。
がんばるなら、今夜から。
今という、この瞬間から。
「明日から……」と思ったとたん、それが明後日(あさって)になる。
すべてが後回しになる。
これはまずい。
たいへんまずい。
しかし何をがんばるのか?
そのテーマがない。
子育て論については、書き尽くしたように感ずる。
それとも、まだその先があるというのか。
あるとするなら、どこからどう切り込んでいけばよいのか。
●ニュース
おととい友人の活動が、中日新聞で紹介されていた。
名古屋市で、売れ残った野菜などを、それを必要としている施設などに
無料で配達している。
名前を本岡君という。
UNESCOの交換学生時代からの友人である。
その前夜、「明日、新聞に載るから見て」という伝言が、留守番電話に
入っていた。
で、見ると、あの紙面の半分を使って、それが紹介されていた。
オールカラーの全国版。
うれしかった。
で、もうひとつのニュースは、オーストラリアの友人が、今度
新しい趣味を始めたということ。
「娘に、誕生日プレゼントに、ミシンを買ってもらった」と。
そのミシンで、いろいろなものを作っているのだそうだ。
こういう話を聞くと、私はすぐ、「男がミシン?」と思ってしまう。
団塊の世代の悪いクセ。
いまだに古い性差別意識(ジェンダー)が、心の中に巣くっている。
亡霊のように、生き残っている。
「これではいけない」と、自分に言い聞かせる。
それを心の中で、叩きつぶす。
それにして友人は、よい娘をもったものだ。
私など、人生、63年を生きてきたが、いまだかって、息子たちから、
誕生日プレゼントなど、一度ももらったことがない。
育て方が悪かったのか、それとも私自身の精神的な欠陥に
よるものなのか?
どうであるにせよ、この先も、もらうことはないだろう。
●隣人会
先月の終わりに、隣人会を始めた。
もうすぐ2回目の会合がある。
会員を1人、2人とふやしていく。
少しずつ。
こんなことを地方の農村に住んでいる人に話しても理解されないだろう。
しかしこのあたりでは、隣人どうしでも、ほとんど交流がない。
あっても通りでする、簡単なあいさつ程度。
「これではいけない」と、一念発起。
それで隣人会を始めた。
が、第1回目の会合を待たずして、すでに1組、抜けた。
残念!
しかしこれも、人、それぞれ。
それぞれの人には、それぞれの思いがある。
考え方がある。
そのうち会が軌道に乗ってきたら、また誘ってみる。
●Eマガ
現在、無料マガジンを2誌、発行している。
3月2日で、1487号になる。
そのうちのひとつ、Eマガの配送が、最近、よく乱れる。
発行する私の方も、無料で出してもらっているから、文句は言えない。
しかし予約どおり配送されないというのは、困る。
たいへん困る。
今日もそうだった。
しかたないので、同じマガジンを、再送信する。
が、たいてい2度目もうまくいかない。
そこで3度目。
だいたい3度目くらいで、うまく配信される。
たびたび(お願い)という形で、Eマガ社にメールを
出している。
「きちんと配信してほしい」と。
しかし一度も、返事はない。
私としては、それが残念でならない。
1487号という号数からもわかるように、私はマガジンを出すことに、
生きがいを感じている。
……感じてきた。
その生きがいが、不安定になる。
「たいへん困る」というのは、そういう意味。
で、読者の方にお願い。
現在、Eマガを購読してくださっている方は、どうかメルマガの
ほうへ、購読先を変更してほしい。
私のHPのトップページ(右下)で、それができるようになっている。
メールアドレスを書き込み、(送信)をクリックするだけ。
●9時半
時計を見たら、もう9時半。
まだ床に就く時刻ではないが、ここで一休み。
目が疲れてきた。
タイプミスも多くなってきた。
つまらない文ばかりで、ごめん。
プラス、おやすみ!!
明日は検診だから、このあとはお湯しか飲めない。
睡眠薬もだめ。
パソコン雑誌でも読みながら、再び眠くなるのを待つ。
2011年2月23日、午後9時29分、書斎にて
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はやし浩司のホームページ http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/
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このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか?
よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に
話していただけませんか?
よろしくお願いします。 はやし浩司
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http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page141.html
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