2011年2月18日金曜日

*%-yer-old children learn Multiplication

●BLOGタイトル最前線の子育て論byはやし浩司




【年中児に、かけ算を教えてみる】(BW実験教室byはやし浩司)

●年中児(4,5歳児)にかけ算を教えてみました。
 結果は、どうかご自身でご覧ください。
 同時に、幼児のもつ可能性を、どうか再認識してください。
 「幼児だから、脳の構造も幼稚」と考えるのは、明らかにまちがっています。


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Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●勉強嫌いな子ども

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勉強嫌いな子どもには、大きく分けて
2つのタイプがある。

(1)意識的に「嫌う」子ども
(2)無意識のまま、「嫌う」子ども。

意識的に嫌う子どものばあいには、まだ
指導ができる。
その(意識)をつかむことができる。
ああでもない、こうでもないと声に出して
抵抗する。
このタイプの子どもは、まだ指導が可能。

しかし無意識の世界から、原発的に
嫌う子どももいる。
このタイプの子どものばあいには、指導は
たいへんむずかしい。
子ども自身の意思の力でも、どうにも
ならない。
自覚を促すのは、不可能とさえ言ってよい。
もっと奥深いところから、子どもを操る。
「嫌い」という思いが、心の奥で固まって
しまっている。
それを溶かすのは、容易ではない。
……というより、不可能。

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●SE君(小3)のケース

 SE君(小3男児)は、幼児期から多動性があった。
静かな落ち着きがなく、騒々しかった。
少し油断すると、周囲を巻き込んでは騒ぎ、時にはレッスンそのものを破壊した。
瞬時に気分が変化し、ものの考え方も、直情的、直感的。
SE君が、AD・HD児であったかはどうかということはさておき、そのSE君は、
学年を追うごとに、ますます勉強嫌いになっていった。

 そのSE君が、大きく変化したのは、小学3年生になったときのことだった。
学校で、担任の先生が替わった。
神経質できびしい先生だった(母親談)。
明らかに無理な学習、強制的なしつけ、あるいは強圧的な叱り方が、日常化していた。
母親はこう言った。
「学校では、うちの子には居場所がないみたいです」と。
つまりみなから、邪魔者扱いをされている、と。
SE君が、勉強から逃げるようになったのは、そのころからである。

 ただ嫌いというのではない。
「さあ、この問題を考えてみよう」と言っただけで、表情が暗くなってしまう。
体中から骨が抜けたように、姿勢が崩れてしまう。
マンツーマンで教えても、まったく効果はない。
いたずら繰り返し、時間をつぶす。
きつく指示しても、そのつどぐずぐず言い、勉強にとりかからない。

 その様子を見ていると、自分の意思で拒否しているというよりは、SE君自身が、
自分をもてあましているといったふう。
そんな印象をもつ。
つまりSE君は、心のもっと奥深いところで、勉強に対して拒絶反応を示している。
こういうとき「原発的」という言葉が正しいかどうかはわからないが、心の奥深く
で反応しているという点で「原発的」という言葉を使う。
SE君自身の意思が感じられない。
俗な言い方をすれば、同じ勉強嫌いでも、「根が深い」。

●症状をこじらせる

 一般論として、AD・HD児の指導が困難なのは、その子どもがAD・HD児だから
ではない。
それまでの無理なしつけが、症状をこじらせてしまう。
それが指導を困難にする。
本来なら、小学3年生くらいを境に、自己評価力、自己管理力、自己認識力が育って
くる。
そのころになると、自分で自分をコントロールする力が育ってくる。
見た目には、生活態度全体が落ち着いてくる。

 が、中には、症状をこじらせてしまうケースがある。
とくにSE君のように、境界線上にいる子どもは、そうである。
先生も親も、「何とかなる」と考え、無理をする。
はげしく叱ったり、きびしく指導したりする。
その無理が、症状をこじらせる。

●あきらめは悟りの境地

 小学3、4年生までに、こうしたこじれた症状がでてくると、それ以後、
勉強が好きになるということは、まずない。
(おくれる)→(逃げる)→(ますます嫌いになる)の悪循環の中で、あとは行き着く
ところまで行く。
では、どうするか。

 今は時代も変わった。
(学歴)よりも(一芸)。
おとなになる道はひとつではない。
そう考えて、別の道を用意する。
勉強で追いつめれば追いつめるほど、ますます症状をこじらせてしまう。
さらに言えば、『あきらめは、悟りの境地』。
あきらめるべきものは、あきらめる。
子どもの心というのは、不思議なもの。
親ががんばればれば、がんばるほど、逆効果。
「まだ、何とかなる」「こんなはずはない」と、思えば思うほど、逆効果。
が、あきらめ、子どもを受け入れてしまうと、子どもも気が楽になるのか、そのときから、
伸び始める。

 ただし表面的な「あきらめ」ではいけない。
心底、あきらめる。
「うちの子は、こんなもの」と。
それが子どもの心に風穴をあける。

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Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

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