2011年2月27日日曜日

*Japanese Sumo Association





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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 3月 21日祭日
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選ばれました!

【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

休みます。

【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●佐久間象山(1811~1864)と皆神山(長野県長野市)

++++++++++++++++++++

こんなロマンがある。
つまりおとぎ話。
その話というのは……。

佐久間象山という幕末の学者がいた。
幕末の志士たちに、大きな影響を与えたとされる。
その中には、吉田松陰、勝海舟、坂本竜馬
などがいた。
とくに勝海舟とは縁が深い。
勝海舟の妹の順が、佐久間象山の妻である。

たいへんな学者で、国家論のみならず、ガラスの
製造法、電話の研究、地震予知機まで研究して
いたという。

その佐久間象山の生まれ故郷が、長野県松代。
現在は、長野県長野市になっている。
その松代。
ワイフに、「一度は行ってみなければいけないね」と
言うと、「どうして?」と。

+++++++++++++++++++

●皆神山

 松代には、不思議な山がある。
ピラミッドのようでもあるが、上部半分が、火山口のようにもなっている。
名前を「皆神山」という。
昔からその山の地下に、3キロx1・6キロの大空間があるとされる。
人工的に造られた山という説もある。
ウソか本当か?

 今では、インターネットを使えば、簡単に調べられる。
YOUTUBEで、「皆神山」を調べると、ズラリと画像が並ぶ。
その皆神山と佐久間象山の関係は、わからない。
ただ佐久間象山が、そのあたりで、生まれ育ったというだけである。
が、ここで私が「不思議な山」というのは、地下の大空間のことを言うのではない。
実は、皆神山というのは、UFO研究者たちの間では、UFOの出没地として
よく知られているということ。
(以上、「UFOエイリアン」(ダイアプレス参考))。

●佐久間象山

 佐久間象山の写真(国会図書館蔵)を見て、まず驚くのが、その日本人離れした顔。
長い顔。
大きく鋭い目。
日本人というよりは、アラブ系もしくはユダヤ系。
耳たぶが頭部にぴったりくっついているのか、写真では、両耳が見えないこと。
佐久間象山は、遺伝子操作によって宇宙人によって作られた人間……。
……と書くと、何となくあやしげなエッセーになってくる?
しかしこれはロマン。

width="247" height="347" alt="39-10.jpg">

ウィキペディア百科事典には、こうある。

「……象山は兵学のみならず、西洋の学問そのものに大きな関心を寄せるようになる。
ガラスの製造や地震予知器の開発に成功し、更には牛痘種の導入も企図していた。
嘉永6年(1853年)にペリーが浦賀に来航した時も、象山は視察として浦賀の地を
訪れている」と。

 SF小説的に考えだすと、思考が止まらなくなる。
おもしろいというより、ワクワクしてくる。
(ただしロマンの範囲で……。)

私「なあ、今度、長野へ行ったら、皆神山まで足を延ばしてみようか」
ワ「春になったら、ね」と。

 現在は雪の中。
それまでに資料集め。
(ただしロマンの範囲で……。)

●旅行(ロマンを求めて……。)

 ……というようなことを書いたが、佐久間象山がどうのとか、皆神山がこうのとか、
いうのではない。
ただ「こういう話は、おもしろい」という範囲での話。
同じ旅行でも、ロマンを描きながらするのと、そうでないのとでは、おもしろみがちがう。
たとえば伊豆の天城峠。
そこに一本のトンネルがある。
何の変哲もないトンネルだが、(どこにでもあるようなトンネルだが)、「踊り子」
(川端康成)が通ったトンネルと思うだけで、楽しさが倍増する。
それと同じ。

 近く大学時代の友人を訪問しながら、長野まで行く。
そのときここに書いたことを思い出しながら、そのあたりを旅をする。
おもしろさが、倍増するにちがいない。
ワイフと議論を重ねるのも、楽しい。
つまりそれがここでいう「ロマン」。

 佐久間象山は、ひょっとしたら、宇宙人だったかもしれない。
皆神山は、UFOの発着場であったかもしれない。
つまりそれがここでいうロマン。
おとぎ話。
もちろん本気で信じているわけではない。
(UFOの存在は、信じているが……。)

 今日は、2月2日。
将棋(PSP)をしながら、ウォーキングマシンの上で、30分、歩いた。
汗をかいた。
みなさん、おはようございます。


Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

【相撲疑獄】(八百長事件)

●国技?

++++++++++++++++++

ときどき、子どもたち聞く。
「相撲を見ている?」と。
が、そのたびにみな、こう言う。
「見ていない」と。

私が知るかぎり、「相撲ファン」の子どもはいない。
ゼロ!

が、そんな相撲中継を、NHKは、毎日午後1時過ぎから、
6時前後まで中継している。
NHKと相撲協会。
何か、あやしい?
何か、臭い?

「国技」とは名ばかり。
ただの「興業」。
金儲けのための興業。
もちろんスポーツではない。

++++++++++++++++++

ちょうど1年前、こんな原稿を書いた。
2010年2月の日付になっている。

++++++++++++++++++

●おかしな投票(日本相撲協会の理事選挙)

+++++++++++++++++

相撲協会が、理事選挙を行った。
その結果を、まずよく見てほしい。

■理事選の各候補得票数

武蔵川 ・・・11票
北の湖 ・・・10票
出羽海 ・・・10票
放駒  ・・・11票
ニ所ノ関・・・11票
大島  ・・・ 8票(落選)
友綱  ・・・10票
陸奥  ・・・10票(新任)
鏡山  ・・・10票(新任)
九重  ・・・10票
貴乃花 ・・・10票(新任)

投票は、111人の評議員
(親方107人、力士2人、立行司2人)によって、
無記名で行われた。

++++++++++++++++

●まちがいさがし

 「まちがいさがし」という遊びがある。
2枚の絵を見比べながら、まちがいをさがす。
で、そのまちがいさがしをするような気持ちで、この投票結果をよく見てほしい。
何か、おかしい?
どこか、おかしい?

 投票は、無記名でなされたはず。
「投票」ということは、「投票」。
選挙である。
しかしこんな選挙があるか?
土建業者の談合でも、ここまではしない。

●インチキ選挙

 落選した大島は、8票。
が、残る1人は、全員、11票か10票!
きれいに、11票か10票!

 今回の選挙で注目されたのは、貴乃花。
当初、貴乃花を支持を表明したのは、親方6人だけと言われていた。
が、フタをあけてみたら、10票!
この票の動きも、どこか不自然。
もっと言えば、うさんくさい。

 あらかじめ支持を集めながら(?)、理事候補者たちが立候補した。
それはわかる。
しかし結果は、先に書いたとおり。

●闇の奥の日本相撲協会

 日本の相撲協会ほど、闇に包まれた協会はない。
巨額のお金が、その闇の奥で、乱舞している(?)。
ときどきその一端がマスコミに流れ、世間を騒がす。
それはそれとして、こういう選挙結果を見ると、相撲協会とは、いったい何なのか?
さらに踏み込んで言えば、国技とは何なのか?
そこまで考えてしまう。

 そこでさっそく、小学生を中心に、50人ほどの子どもたちに聞いてみた。
「相撲を見ている人?」と。
答は、ゼロ!
「相撲が好きな人?」と。
答は、ゼロ!

 にもかかわらず、NHKだけは、BS放送で、午後1時半前後から夕方6時前後まで、
いつも実況中継している。
NHKと相撲協会は、会長職でつながっている。

 「国技」ということは、わかる。
が、もちろんスポーツではない。
何も、ここまで保護しつづけなければならない理由などない。

 日本相撲協会の理事選挙の結果を見ながら、いろいろと考えさせられた。
つぎの選挙は、(今回が4期8年ぶりだったということを考えるなら)、8年後ということ
になる。
そのときは、もう少し自然な(?)、投票結果になるかもしれない。
こんなインチキ臭い選挙は、見たことがない。
聞いたこともない。
私が書いていることがおかしいと思うなら、もう一度、あなた自身の目で、「まちがいさが
し」をしてみてほしい。
もう一度、選挙結果を、よく見てほしい。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 相撲協会 日本相撲協会 理事選挙)

Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司

●八百長事件

 相撲の八百長は、私が学生時代のころからうわさになっていた。
取り組みが終わると、下っ端が、現金を包んで部屋を走り回るというような話もあった。
が、そのたびに相撲協会は、「八百長はない」と。

 しかし今度ばかりは、逃げられない。
物的証拠が出てきた!

 日本経済新聞は、つぎのように伝える。

+++++++++++++以下、日経新聞++++++++++++++

高木義明文部科学相は3日午前の衆院予算委員会で、日本相撲協会の放駒理事長から同日
朝に八百長問題について報告があったと明らかにし「名前があがっている(13人の)力士
のうち、3人が八百長に関与したことを認め、新たに1人の力士の名前があがっている」
と述べた。

 文科相は「相撲協会は弁護士など専門家により徹底した調査を本日から行う。計14人の
力士については6日の理事会までに中間報告を終えて概要を報告する」と説明した。「事の
重大性に鑑み状況を踏まえて厳正に対処していきたい」とも述べた。自民党の斎藤健氏へ
の答弁。

+++++++++++++以上、日経新聞++++++++++++++

●相撲協会

 相撲協会の罪は重い。
またもや、「八百長は今回だけ」などと、うそぶいている。
だいたい「相撲協会からの報告」というのが、おかしい。
今回の八百長は、野球賭博事件を調べていた警察当局筋から明るみになった。
そこで相撲協会。
逃げるに逃げられなくなり、「調査」をした。
その結果が、日経の記事。

 億単位の現金が乱舞する、相撲の世界。
そういうものを「国技」と称して、保護する価値があるのか。
意味があるのか。
毎日実況中継する、意味があるのか。
過去……というより戦後、そのつど八百長疑惑が取りざたされ、そのつど「完全否定」。
逆に、それを追及したライターを逆告発。
裁判で勝ったことを理由に、「無実が証明されました」と。

 八百長などというものは、当事者が口をつぐんでしまえば、だれにもわからない。
こういうことを、繰り返しながら、今に至った。
即刻、「公益認定」を取り消すべきである。
何からなにまで、どんよりと腐った世界。
地元のC新聞は、「氷山の一角」という見出しをかかげた。

+++++++++++++以下、読売新聞++++++++++++++

枝野官房長官は3日午前の記者会見で、大相撲の力士が八百長への関与を認めたことに関
連し、「八百長が蔓延(まんえん)しているような法人であれば、公益認定を得ることは難し
い」と述べた。

 日本相撲協会は新公益法人制度のもとでの公益財団の認定を目指しているが、八百長が
常態化していることが明らかになった場合は認められないとの考えを示したものだ。

 また、枝野長官は日本相撲協会について、「うみをすべて出し、(八百長を行った力士ら
に)厳しい処置をとるよう、(所管する)文部科学省を通じて厳しくやってもらう」と強調
した。

+++++++++++++以上、読売新聞++++++++++++++

Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●2011年2月3日

●街まで歩く

++++++++++++++++++++++

このところ朝食以外は、外食ですますことが多くなった。
ワイフに仕事を手伝ってもらっていることもある。
そのため外食は、できるだけ安く、おしいものをさがす。
美食家といえば、美食家。

……といっても、その一方で、カロリー計算も
しなければならない。
それに「量」。
今、どこでも私たちには、量が多すぎる。
若い人たちを基準にしている。
もっとも量は、食べ残すという方法で対処できる。
しかし私たち団塊の世代には、それができない。
食べ残すということに、罪悪感を覚える。
罪悪感というよりは、損失感か?
だからどうしても一人前、食べてしまう。
つまり食べ過ぎ。

ときどきこう思う。
よくもまあ、この年齢になるまで、糖尿病に
ならなかったな、と。
本来なら、とっくの昔に、糖尿病になって
いてもおかしくない。
美食家の大敵は、糖尿病。

……ということで、このところ運動に気を遣っている。
昨日も、ワイフと2人で、街までの6キロを歩いた。
時間にして、ちょうど1時間。
コースは、自宅→西伊場→根上がり松(地名)まで。
大回りしたのは、途中の雑貨屋に立ち寄るため。
その近くで昼食。

根上がり松近くに、「コンコルド」という、
イタリアン・レストランがある。
Aさんという、私が幼稚園の講師をしていたころからの
友人が、経営している。
雰囲気、味、ともに最高!
ワイフも私も大満足。
で、そこからは、バスに。
Aさんと話し込んでしまった。
それでバスに乗った。
しかし楽しかった。

こうしたレストランでは、それはホテルや旅館にも
通ずることだが、「哲学(=ポリシー)」が大切。
それに本気度。
久々に、哲学と本気度を感じた。
帰り際、「お店の紹介を、HPでしていいですか?」と
聞くと、快く応諾してくれた。

店を出たとき、ぐっと懐かしさがこみあげてきた。
Aさんと知り合って、もう40年になる。
その40年前が、風のように目の前を通り過ぎていった。

コンコルド……浜松市の西、根上がり松から西へ
150メートルほどのところにある。

++++++++++++++++++++++

●暖かい

 今朝は5時ごろ目が覚めた。
肌で気温を感ずる。
「暖かい!」。

 そのまま起きて、ウォーキングマシンへ。
「ウォーキング」といっても、小股で走ることが多い。
いつもは30分と決めているが、今朝は、10分。
早く書斎へ入りたかった。

●花粉症

 目が覚めたとき、鼻の奥がツンツンと痛かった。
花粉症の始まりである。
先週あたりから、様子がおかしかったが、ここにきてはっきりした。
花粉症である。
例年より、1週間程度、早い。

 が、私のばあい、最初の1週間程度で、症状が消えるようになった。
19年ほど前、全身に花粉を浴びるような事件があった。
たまたまその時期に、杉の木の植え替え作業をした。
それ以来、そうなった。
つまりそれまでは、この季節になると、地獄の苦しみを味わった。
こういうのを「減感作療法」というらしい。
GooのHPには、こうある。

「……免疫療法の一種で、今のところ花粉症を根本的に治す唯一の治療法とされています。
アレルギーを起こす花粉の抽出液(エキス)を少しずつ患者さんの体内に注射し、花粉に
対する慣れを体内につくってしまおうという方法です」(Goo HP)と。

 ただし私がしたような方法を、まねしないこと。
へたをすれば、命取りになるという。
専門医師に相談して、「少しずつ、慣れをつくる」(Goo HP)のが安全。

●映画

 この数週間、映画のことは、あまり書かなかった。
しかし劇場へ行かなかったわけではない。

 最近観た映画は、「RED」「ソーシャル・ネットワーク」「グリーン・ホーネット」
「アンストッパブル」。
すべて現在も上映中。
つまりめぼしいものは、すべて観ている。
で、今日から、「ウォール・ストリート」が始まる。
近く、「ヒア・アフター」が始まる。
楽しみ。

 ついでながら、私の星評価。

「RED」……★★★(できすぎ)
「ソーシャル・ネットワーク」……★★(ただのストーリー映画)
「グリーン・ホーネット」……★★(飛びすぎ)
「アンストッパブル」……★★(ハラハラ度が低い)

 ちょっときびしいかな?

 私たち夫婦は、ボケ防止を意識し、週に1、2度は劇場へ足を運んでいる。
「映画を楽しむ」というよりは、「ボケ防止」。
本当にボケ防止になっているかどうかはわからない。
が、映画はたしかに脳みそを刺激する。
つまり肉体の運動と同じ。

●胃カメラ

 来週、胃カメラを飲むことになっている。
軽い逆流性食道炎がつづいている。
医師に相談すると、「一度は飲んでみたほうがいい」と。
それでそうなった。

 散歩のとき、それがワイフと話題になった。

私「なあ、もし胃がんが見つかったら、どうする?」
ワ「切れば、治るわよ」
私「切るのか?」
ワ「まだ早期でしょ」
私「症状が出ているから、もう早期ではないよ」
ワ「今は、がんで死ぬ時代ではないわよ」と。

 ワイフのよいところ。
何ごとも、楽天的。
ワイフのような人間は、うつ病にはならない。
うらやましい。

 で、私のばあい、死ぬのがこわいのではない。
死ぬまでのプロセスがこわい。

「命」というのは、皮肉なもの。
生きるのもたいへん。
しかし死ぬのも、これまたたいへん。
簡単には死なせてくれない。
そのプロセスがこわい。

 独居老人→無縁老人→孤独死。
その「孤独」がこわい。

●ニュースより

(日本の相撲)

 日本の相撲が、揺れている。
激震というより、「やっと……」という感じ。
あの世界は、何からなにまで、うさん臭い。
日本相撲協会は、「八百長は今回だけ」「うみをすべて出す」というようなことを
言っている。

アホ!

だれがそんな話を信ずるか。
うみをすべて出したら、残るのは「皮」だけ。

(エジプト)

 揺れていると言えば、エジプト。
それに民主党。
誤解していけないのは、頂点に立つ権力者というのは、いわば「象徴」。
御輿(みこし)で言えば、御輿。
それを担(かつ)ぐ人間がいるから、御輿が御輿になる。
そういう意味では、頂点に権力者というよりは、それを担ぐ人間のほうが、悪(ワル)。
自分は権力者の陰に隠れて、身の保全を図る。
利益をむさぼる。

 ムバラク大統領にも、小沢一郎氏にも、そういう取り巻きがいる。
そういう取り巻きを崩さないかぎり、政治は変わらない。

(新燃岳)

 それにしてもすごいのが、新燃岳。
爆発。
ワイフに「見に行きたいね」と言うと、叱られてしまった。
「不謹慎よ」と。

 たしかにそうかもしれない。
しかし見たいものは、見たい。
上空2000~3000メートルまで煙があがっているという。
「すごいだろうな」と思ったところで、思考停止。
たしかに不謹慎。

ワ「それにあぶないわよ」
私「そうだな……」
ワ「みんな避難しているというのに、わざわざ見に行くなんて……」
私「そうだな……」と。

 自分の声が、だんだんと小さくなっていくのがわかる。
しかし私には、こんな経験がある。

(伊勢湾台風)

 私は子どものころ、台風が好きだった。
台風が来るのが、楽しみだった。
伊勢湾台風がやってきたときも、私は風向計を作って、遊んでいた。
が、そこへ直撃。
台風の目が、まともに私の住む町を通過した。

 で、そのバチが当たったというか、窓ガラスが割れ、足を大けがするハメに。
今も右足に、そのときの傷跡がはっきりと残っている。
ウィキペディア百科事典には、こうある。

「1959年(昭和34年)9月26日、後に伊勢湾台風と呼ばれる台風15号の接近の為小学
校の運動会は中止となる。
その後、台風は勢力を強め紀伊半島潮岬に上陸、東海地方に甚大な被害をもたらしていた。
伊勢湾は満潮と台風の高波で決壊、木材を押し流し家々を破壊、そして大勢の人々も一緒
に飲み込んでゆく。
ついにはひかり一家も流されるが、ひかりは愛犬の命がけの行動によって翌日神社の大木
にひっかかっているところを発見され無事救出される。
しかし両親や利夫は助からなかった」(映画「伊勢湾台風物語」より)と。

 昭和34年ということだから、私が12歳のとき。
小学6年生ということになる。
しかしこの話は、私だけの秘密だった。
つまり「台風が好き」ということは、その前にもだれにも言わなかった。
伊勢湾台風以後は、さらにだれにも言わなかった。

 しかし、である。
15年ほど前に知り合った、アメリカ人(元高校教師)が、そのときこう言った。
「ヒロシ、ぼくは台風が好きだよ。
台風がやってくると、ベランダに椅子を並べて、それを見ているよ」と。
彼は高層マンションの8階当たりに住んでいた。

 この話を聞いたときには、驚いたというよりは、うれしかった。
「ナーンダ、私だけではなかった!」と。

 で、それ以来、ときどき生徒たち(幼児や小学生)にこう聞く。
「みんなは、台風が好きか?」と。
するとほとんどの子どもたちが、こう答える。
「好き」と。

 理由を聞くと「学校が休みになる」とか、そういうことらしいが、それを聞いて、
私はほっとした。
私は長い間、私の頭はおかしいと思っていた。
「台風が好き」というのは、どう考えても、まともではない。
それに台風といっても、伊勢湾台風のような台風は、例外。
この浜松では、この数十年、台風による被害らしい被害は、ほとんど起きていない。
それもある。

 もっとも私自身は台風の恐ろしさをよく知っている。
伊勢湾台風が、よい経験になった。
だから今でも、台風が近づくたびに、過剰とも言えるほど過剰な防御策を取る。
言い替えると、この浜松の人たちは、無防備過ぎる。
むしろそちらのほうが、心配。

 「台風が好き」と言っても、その範囲での話。
「新燃岳を見たい」と言っても、その範囲での話
つまり「被害が楽しい」と言っているのではない。
どうか誤解のないように!

●おもしろい現象

 現在、私の教室に、ずば抜けて頭の切れる女子(中2)がいる。
鋭いというか、論理的で、少しでも矛盾を覚えると、すかさず私を攻撃してくる。
進学校でも、学年トップクラスの成績を修めている。
その女子の名前を、(尊敬の念をこめて)「Nさん」という。

 そのNさんだが、意外なことに、まじないや占いを信じている。
先日も手相の話をしてやったら、(私自身は、まったく信じていないが)、それを本気に
してしまった。
あらかじめいろいろな情報を別のところから仕入れておいた。
その情報をもとに、「君は……」と。
いろいろと言い当ててやった。

 言うなれば手品のようなものだが、Nさんは、それを信じてしまった。

私、Nさんの手のひらをまじまじと見ながら、「君は……!」
N「何よ、言ってよ!」
私「……言えない」
N「だから、どうなのよ!」
私「言わない方がいい。君も聞かない方がいい……」
「ぼくには君の未来がわかる。だから言わない方がいい……」と。

 Nさんは、それを気にした。
私は遊びのつもりだったが、そのあと、Nさんは勉強どころではなくなってしまった。
そんな感じだった。
ときおり私の方を見て、「どうだったの。教えて。私はどうなるの?」と。
今にも泣きべそをかきそうな雰囲気だった。

 私には、Nさんが、どんな反応を示すか、そちらのほうに興味があった。
ふだんは知性と理性のかたまりのような女子である。
活動的で行動的。
そんなNさんが、手相を信じる?

(脳のエアー・ポケット)

 脳には、エアー・ポケットのような部分がある。
言うなれば「盲点」。
そのことを知ったのは、あるカルト教団の信者と話していたときのこと。
一流大学の理科系の卒業者でも、ある日突然、カルト教団の信者になってしまう。
ほんの少し、常識を働かせれば、「おかしい」と思うようなことでも、わからなく
なってしまう。
それこそ、バチとかタタリとか、そんなことを信じてしまう。
そういうことは珍しくない。

 そういった現象を説明するのが、「エアー・ポケット論」である。
そこへ入ると、知性や理性がそのままどこかへ吹き飛んでしまう。
合理的にものを考えることができなくなってしまう。

(翌朝)

 私は翌朝一番に、Nさんの家に電話を入れた。
父親が出た。
私は事情を話した。
「Nさんが、本気にしてしまうと困るので、早めに説明しておきます。
今夕、Nさんが学校から帰ってきたら、あれは手品だったと、どうか伝えてください」と。

 父親はすぐ納得してくれた。
そしてこんな話をしてくれた。

「Nはね、小学5年生ごろまで、サンタクロースを信じていたんですよ。
それにね、昔の写真……ほら、昔の写真って、白黒でしょ。
それを見てね、昔は白黒の時代だったと信じていたんですよ」と。

 つまり、(頭のよさ)と(脳のエアー・ポケット)とは、別。
頭がよいから、カルトにハマらないということはない。
頭が悪いから、カルトにハマりやすいということもない。
言い替えると、エアー・ポケットはだれにでもある。

 Nさんを見ていて、そんなことを考えた。

●ワイフはテニスに

 朝食後、ワイフはクラブに出かけて行った。
私はひとり、書斎に残された。
軽い睡魔が、私を襲う。
心地よい眠気。

 ひとつだけ困ったことがある。
現在ワードを使って文を書いているが、いつの間にか、上書きモードになってしまった。
以前は(ツール)の(オプション)から、モードを変更できた。
が、今はそれができない。
どうすれば(挿入モード)に戻せるか。

 言語バーを、(IME2007)から(ATOK2007)に変更してみたが、だめ。
一度ワードを閉じ、再び立ち上げてみたが、だめ。
「どうしたらいいのか?」と考えながら、この文を書いている。
パソコン自体を、再起動すればたぶん、再び(挿入モード)に戻るとは思うが、現在、
YOUTUBEに動画をアップ中。

 機能が複雑になった分だけ、ときどきこうしたトラブルが起きる。
かえって簡単なことができなくなってしまう。
ワードだけではない。
カメラにしても、ビデオカメラいしても、さらに携帯電話にしても、そうだ。
 
 ……少し眠ってきます。


Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●世界経済(2011年という年)

 まずアメリカ!
それにつづいて、日本、EUが、札(=マネー)を大増刷した。
世界中にバラまいた。
その総額、100兆円とも、それ以上とも言われている。
(アメリカだけで100兆円という説もある。)

 おかげで世界は、ダブダブのお金漬け。
ジャブジャブというより、ダブダブ。
(どちらも同じようなものだが……。)

 で、困ったのは、中進国以下。
中進国以下の国々。
「我も、我も……」と自国通貨を印刷し始めた。
が、悲しいかな自国以外では通用しない。
そのため、インフレ。
ハイパーインフレ。
物価は上昇、食糧の輸入もままならなくなった。
わかりやすい例として、北朝鮮がある。
この1年間だけで、米の価格が50倍も、はね上がったという。

 では、なぜアメリカや日本では、インフレが起きないか?
貨幣価値がさがらないか?
つまりその分だけ、ドルや円が強いということになる。
世界中が、ドルや円をほしがっている。

絵画にたとえてみると、それがよくわかる。
「ピカソ」という署名があるだけで、絵は売れる。
「○△xx」という名前では、絵は売れない。
わかりやすく言えば、先進国には、インフレを吸収するだけの余力がある。
食糧価格にしても、少しくらいならあがっても、どうということはない。

●中進国以下が犠牲に

 結局、しわ寄せは、中進国以下に集まる。
中進国以下の「国々」に集まる。
不況と失業、加えて物価高。
とくに食料品の不足と価格の高騰は、影響が大きい。
直接、市民生活に大きな打撃を与える。
今回のエジプトの騒乱は、起こるべくして起きた騒乱ということになる。

が、エジプトだけで収まるとは、だれも思っていない。
端的に言えば、中進国以下の国々が、先進国の犠牲になる。
そういう「構造」になっている。
今後、こうした騒乱は、世界中で起きる。

 で、私たち日本人は、ひょっとしたらこう思うかもしれない。
「日本人でよかった!」と。
日本は今のところ、一応「先進国」として、その地位を保っている。
(いつ、コケるかわからないが……。)
「円」を増刷しても、それをほしがる人がいる間は、安泰。
が、ここで忘れてはいけないことが、2つある。

(1)ここにも書いたように、私たちの今の生活は、中進国以下の国々の犠牲の
上に成り立っているということ。

(2)やがて回り回って、先進国にも、その影響が及んでくるということ。
すでに北海油田の原油価格は、1バレル、100ドルを突破した。
世界情勢が不安定になれば、世界経済も狂い始める。

●2011年

 今は、まだよい。
ここに書いたような「構造」に、まだ気がついていない。
中進国以下の人たちには、まだそれがわかっていない。
エジプトにしても、抗議の矛先は、ムバラク大統領に向かっている。
アメリカや日本にではなく、ムバラク大統領に向かっている。
しかしやがて気がつく。
「なぜ、私たちは貧しいのか?」と、
それを、そのうち考えるようになる。
そしてその先に、アメリカや日本、EUがいることを知る。
そうなったとき、果たして、アメリカや日本、EUは、どうなるか?
アメリカや日本が、無事でいられるとは、私には思えない。

 アメリカは、(日本もその仲間だが)、本当にズルイ国だと思う。
自国さえよければ、それでよい、と。
自国の救済しか考えていない。
つまり自分勝手。
なりふり構わず、ドルを大増刷している。
その結果、世界を犠牲にした。……している。

 1月に入ってから、アルミ、銅などの素材金属の価格が上昇している。
ジリジリとさがりつづけていた金価格も、エジプト騒乱を境に、上昇に転じた。
ガソリンの価格も、それに同調し始めている。
日本の経済破綻についても、「可能性の問題ではなく、時間の問題」と
ささやかれている。
もしそうなったら、円キャリーで流出した「円」が、日本に逆流する。
わかりやすく言えば、円の大洪水。
それが始まる。
某経済誌によれば、そのため円は大暴落。
1ドルが、300~400円になるという。
もちろんハイパーインフレ。
「タクシーの初乗りが、1万円になるだろう」(某経済誌)と説く学者もいる。

 つまり2011年は、日本にとっても、たいへんな年になりそう。
それがこの2月になって、いよいよはっきりしてきた。

(注:私という、ド素人の書く経済論なので、本気にしないでほしい。
そのためこのままボツにしようかと思ったが、このままBLOGに掲載する。)


Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●日本相撲協会(疑惑の理事会選挙)

++++++++++++++++++

数日前、日本相撲協会の批判記事を書いた。
BLOGに載せた。
が、その反響というか、アクセス数に驚いた。
いつもの倍以上。

Goo-Blog、楽天など、いつもなら
合計で3000~4000件(1日)だったのが、
1万件を超えた!

つまりそれだけ反響があったということ。
読者のみなさんの関心が大きいということ。

私は、「日本相撲協会ほど闇に包まれた世界はない」と
書いた。
そのひとつが、あの理事会選挙。
昨年(2010年)の2月に書いた原稿を、
再掲載する。

つまりこの理事会あって、日本相撲協会。
その日本相撲協会あって、今回の八百長事件。
テレビでは、八百長相撲をそのまま紹介していた。
あらかじめ示し合わせた通りの、八百長相撲。
八百長を八百長とも知らず、それを解説してみせた
NHKの解説者が、今回ほど、ピエロに見えたことはない。

+++++++++++++++++++

●疑惑の理事会選挙(2010年2月の原稿より)

++++++++++++++++++

●おかしな投票(日本相撲協会の理事八百長選挙?)(改)

+++++++++++++++++

相撲協会が、理事選挙を行った。
その結果を、まずよく見てほしい。

■理事選の各候補得票数

武蔵川 ・・・11票
北の湖 ・・・10票
出羽海 ・・・10票
放駒  ・・・11票
ニ所ノ関・・・11票
大島  ・・・ 8票(落選)
友綱  ・・・10票
陸奥  ・・・10票(新任)
鏡山  ・・・10票(新任)
九重  ・・・10票
貴乃花 ・・・10票(新任)

投票は、111人の評議員
(親方107人、力士2人、立行司2人)によって、
無記名で行われた。

++++++++++++++++

●まちがいさがし

 「まちがいさがし」という遊びがある。
2枚の絵を見比べながら、まちがいをさがす。
で、そのまちがいさがしをするような気持ちで、この投票結果をよく見てほしい。
何か、おかしい?
どこか、おかしい?

 投票は、無記名でなされたはず。
「投票」ということは、「投票」。
選挙である。
しかしこんな選挙があるか?
土建業者の談合でも、ここまではしない。

●インチキ選挙

 落選した大島は、8票。
が、残る1人は、全員、11票か10票!
きれいに、11票か10票!

 今回の選挙で注目されたのは、貴乃花。
当初、貴乃花を支持を表明したのは、親方6人だけと言われていた。
が、フタをあけてみたら、10票!
この票の動きも、どこか不自然。
もっと言えば、うさんくさい。

 あらかじめ支持を集めながら(?)、理事候補者たちが立候補した。
それはわかる。
しかし結果は、先に書いたとおり。

●闇の奥の日本相撲協会

 日本の相撲協会ほど、闇に包まれた協会はない。
巨額のお金が、その闇の奥で、乱舞している(?)。
「年寄株」が数億円で売買されているという話も、聞いたことがある。
(数億円だぞ!)
ときどきその一端がマスコミに流れ、世間を騒がす。
それはそれとして、こういう選挙結果を見ると、相撲協会とは、いったい何なのか?
さらに踏み込んで言えば、国技とは何なのか?
そこまで考えてしまう。

 そこでさっそく、小学生を中心に、50人ほどの子どもたちに聞いてみた。
「相撲を見ている人?」と。
答は、ゼロ!
「相撲が好きな人?」と。
答は、ゼロ!
(どうしてそういう相撲が、文科省の管轄になっているのか?
それもおかしい?)

 にもかかわらず、NHKだけは、BS放送で、午後1時半前後から夕方6時前後まで、
いつも実況中継している。
NHKと相撲協会は、会長職でつながっている。
(何か、臭いぞ!)

 「国技」ということは、わかる。
が、もちろんスポーツではない。
何も、ここまで保護しつづけなければならない理由などない。

 日本相撲協会の理事選挙の結果を見ながら、いろいろと考えさせられた。
つぎの選挙は、(今回が4期8年ぶりだったということを考えるなら)、8年後ということ
になる。
そのときは、もう少し自然な(?)、投票結果になるかもしれない。
こんなインチキ臭い選挙は、見たことがない。
聞いたこともない。

私が書いていることがおかしいと思うなら、もう一度、あなた自身の目で、「まちがいさが
し」をしてみてほしい。
もう一度、選挙結果を、よく見てほしい。

これこそまさに「八百長選挙」ではないか。
某力士は、メールの中で、こう言っていた。
「私らのやることなど、かわいいもんです」(報道)と。
私には、その意味が、よくわかるのだが……。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 相撲協会 日本相撲協会 理事選挙 疑惑の八百長選挙)

Hiroshi Hayashi+++++++Feb. 2011++++++はやし浩司・林浩司

●八百長

 八百長と相撲との関係は、深い。
「八百長」という言葉は、もともと「相撲の世界」から生まれた。

 広辞苑には、こうある。

「明治初年、通称八百長という八百屋が、相撲の年寄某との碁の手合わせで、
常に一勝一敗になるように、あしらったことに起こるという。

(1)相撲や各種の競技などで、一方が前もって負ける約束をしておいて、うわべだけの
勝負を争うこと。
なれあい試合。
(2)転じて、内々示し合わせておいて、なれあいで事を運ぶこと」と。

 で、それについて日本相撲協会は、「八百長は、今回が初めて」という煙幕を
盛んに張っている。
が、それを信ずる人はいない。
(私も、信じない。)
そればかりか、昨年、八百長相撲を指摘したライターを、逆告発までしている。
厚顔無恥とは、まさに現在の日本相撲協会のような団体をいう。
その罪は重い。

●時代は変わった

 私が子どものころといえば、野球、相撲、プロレス。
この3つが、最大の関心事だった。
しかし今は、時代も変わった。
今では、相撲中継を見ている子どもは、ゼロ。
「相撲が好き」と言う子どもは、さらにゼロ。

 かわってサッカーがある。
もろもろのスポーツがある。
どうしてこういう時代に、「相撲」なのか?

 伝統的国技として、それなりに残す努力は必要かもしれない。
しかしそれにも限度がある。
あえて比較するなら、相撲とプロレスはどこが、どうちがうのか。
興業なら興業でよい。
金儲けのための興業と割り切ればよい。
が、それを「国技」というカバーをかぶせて、金儲けをごまかす。
その結果が、今。
今回の八百長事件は、まさに「氷山の一角」(某新聞)。

 自浄能力は、現在の日本相撲協会には、ない。
そのことは、先にあげた「理事会選挙」の結果を見ればわかるはず。
これを「八百長選挙」と言わずして、何という?

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 BW はやし浩司 日本相撲協会 八百長相撲 八百長選挙)


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