2012年8月1日水曜日

(3) Mysteries of Easter Island by Hiroshi Hayashi

【謎のイースター島】

●V3までのダイジェスト版(ガイド版)です。
まず、このビデオをご覧ください。
内容をより深く理解していただけます。



●形状の秘密

 この図は、UFO」ではない。
グーグルアースの写真を、そのまま転載したもの。
が、このタイプのUFOは、世界各地で目撃されている。

P1000553
(UFOに見えるイースター島)

 で、これが、イースター島。
ほぼ左右対称の形をしている。
そこでそれを確かめるため、つぎの作業をしてみた。
まずつぎの地図(ウィキペディア百科事典)をコピーする。

img624
(イースター島の地図、印刷の関係で、左へ90度回転してある。)

 左下(写真では、真下の赤部分)の円形の火山を、A火山とする。
右下の円形の火山を、B火山とする。
これらA火山の左端、B火山の右端を、そろえて、そこで2つに折ってみる。
それをわかりやすくするため、図の中の両端の先端部に、赤いシールを張っておいた。

 すると不思議なことに、イースター島は、きれいに2つに分けらることがわかった。
しかも折り目の先端部(青いシール)は、同時にイースター島の最先端部の位置と、一致する。
2辺の斜辺の長さを測るまでもなく、イースター島は、「正確な二等辺三角形」になっている!(はやし浩司説)

img625
(2つに折り、折り目にラインを入れてみた)

 そこで寸法を正確に測定してみる。
その測定した結果が、つぎの図である。
実際の距離は、グーグルアースを使えば、センチ単位まで正確に測定することができる。
が、ここでは簡単に、プリントアウトした図の上で、測定してみる。

img626
(測定結果を入れた、イースター島)

●直角二等辺三角形

 が、これに驚いていてはいけない。

 イースター島は、左右に対称な島である。
A火山(火山と言っても、この10万年近くは活動していない)と、B火山の端をよく見てほしい。
ちょうど、子どものへそのように、小さく飛び出た部分がある。
今回は、この(飛び出た部分)を測定の基準とした。

 その(へそ部)と頂点にあたる(北端部)をつないでみた。
そしてできた形は、直角二等辺三角形。
(地図上では、92~3度になっている。)

イースター島とピラミッド
(これを直角二等辺三角形と言わずして、何という?)

 今まで、こうした視点で、イースター島を見た学者がひとりもいないというのも、驚くべきことと言ってよい。
言うまでもなく、この(事実)を発見したのは、私、はやし浩司である。
(オホン!)

●実測値

 グールルアースの機能を使い、長さを実測してみた。

北端→西端……15927メートル(1)
西端→東端……23565メートル(2)
東端→北端……16574メートル(3)

 (1)と(3)の値は同じはずだが、ここでは、北端部を三角形の頂点とした。
そのため、値が少しずれている。

 これで計算してみると……
(手元に、タンジェントを計算する計算機がないので……。)

(1)15927の2乗=253669329
(2)23565の2乗=555309225
(3)16574の2乗=274697476

 ここで(1)+(2)=(3)になれば、三平方の定理により、頂点は直角ということになる。
(もちろん有効数字の問題もあるので、こまかい数字には意味はないが……。)

(1)+(2)=528366805

 正確に直角ではないが、やはり「ほぼ直角」という数値が出てきた。
「イースター島は、直角二等辺三角形の島である」と、断言してよい数値である。

●ダメ押し

 ここまで書いても、まだ懐疑的な人がいるかもしれない。
「はやしの言っていることは、こじつけに過ぎない!」と。

が、つぎの事実を知ったら、あなたも、驚愕せずには、おれないだろう。
百聞は一見に如かずともいう。
2枚の写真を見比べてみてほしい。

イースター島とピラミッド
(イースター島の地図)

5
(エジプトのピラミッド)

ピラミッドとの比較
(イースター島とピラミッドの比較)

 そこでラフな計算だが、イースター島の(高さ)を(底辺の長さ)で割ってみる。
(1)0・4685という数字が出てきた(注:もともとの数字が、不正確)。
(13・4÷28・6=0・4685)

 エジプトのピラミッドのうち、最大のものであるクフ王のピラミッドは、『ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を誇る。現在高さ138.74m(もとの高さ146.59m)、底辺:230.37m』(ウィキペディア百科事典)と。

 このクフ王のピラミッドの(もとの高さ)を(底辺の長さ)で割ってみる。
(2)0・6363という数字が出てきた(146・59÷230・37にて計算)。

 「0・47」と「0・63」。
最初に測ったイースター島の寸法が、この図でもわかるように、大ざっぱなものである。
それを考慮に入れても、値がちがいすぎる。
しかし見た感じ、イースター島の形とピラミッドの形は似ている。
なぜか。

 理由は簡単。
 ピラミッドは、真正面からではなく、斜め方向から見ている。
そのため坂がなだらかに見える。

 私たちはピラミッドというと、真正面から見た三角形のピラミッドを想像する。
が、真正面ではなく、45度、ななめの方向から見たら、どうなるか。
ピラミッドの縦線が一本入るため、そのほうが、縦線が垂直であることから、ピラミッドの大きさを正確に見ることができる。

img629
(ピラミッドを斜め45度の角度から見ると、どうなるか? それを示したのがこの図。この図でもわかるように、イースター島と、ピラミッドは、形の上において、区別がつかないほど、よく似ている。)

 この角度で遠方から見ると、底辺の長さは、325・79(146・56x1/4142=325・79)メートルとなる。

 この数字で、高さ146・56メートルを割ると、
146・56÷325・79=0・44990……という数字が出てくる。

「0・47」(イースター島)と、「0・45」(ピラミッド)!

(念には念を入れ、イースター島の実測値で計算してみる。
グーグルアースを使い、高さ(11198メートル)を、底辺(23551メートル)で割ってみる。
その値は、11198÷23551=0・4754=0・48。)

 つまりイースター島の形は、エジプトのピラミッドを45度、斜め方向から見た形と、同じということになる!(はやし浩司説)

●イースター島は人工島?

 こうしたイースター島ができた理由として、2つのことが考えられる。

(1)きわめて偶然に、このような形の島ができた。
(2)もとはある程度三角形の島だったが、整地(削ったり)したりして、現在の形になった。
(当然、その後、波によって浸食され、形は多少、変わった。)

 あなたはどちらを信ずるか?
多くの人は、こう言うだろう。
「バカな! 偶然に決まっている!」と。
もしあなたが、懐疑派なら、もう少し先まで読んでみてほしい。

●モアイの謎

 ナスカ(大十字架の交点)からイースター島(トロバカ山の山頂)まで、一本の直線を引いてみた。
この直線は、その先で、エジプトの3大ピラミッド(以下、ギザと表示)につながっている。
つまりイースター島とナスカ、それにギザは、一本の真直線でつながっている。

 それはさておき、イースター島の中にその直線を走らせてみた。
ところが、である。
その直線とぴったりと重なるモアイ像があることがわかった。
しかもトロバカ山の山頂から見て、まさにナスカの方向に、である。

Catete Anakona(カテテ・アナコナ)湾の波打ち際にある、「Nau Nau(ナウナウ)」というモアイ像が、それである。

(なおこの直線は、ナスカの大十字架と、イースター島のトロバカ山(507メートル)の頂上を結んだ直線である。
日本人の私たちには、「トロ・バカ」とは、きわめて辛らつな名前に聞こえる。
これは余談だが、それだけに一度聞いたら、この名前は忘れない。)

P1000625
(黄色の線は、イースター島のトロバカ山の山頂と、ナスカの大十字架を結んだ線)

P1000627
(白い部分は、砂浜。黄色の線の下に、点々とモアイが見えるのがわかる。これがナウナウ・モアイである。)

P1000629

P1000628
(グーグル・アース上で、ナウナウ・モアイをさがしてみた。)

4513748
(モアイ、「ナウ・ナウ」の写真。従来、モアイの顔が、方向を示していると考えられていたが、顔の方向ではなく、「並び方」である。並び方が、方向を示している。またそう考えると、モアイ像の謎が解ける。はやし浩司説)

●重大な発見

 かねてから、モアイ像は、「どこかの方向を示している」と考えられている。
しかしその謎を解いた人はいない。

 それもそのはず、モアイ像そのものが「方向」を示しているのではなく、その並び方が、方向を示している。(はやし浩司説)
このことは、空港の誘導灯を思い出してみれば、容易に理解できるはず。
まただからこそ、モアイ像は、何体も、並んで立っているということになる。
(はやし浩司説)

 この一例だけで、そういう仮説を立てることは危険なことである。
それはわかっているが、解けない謎なら、思い切って発想を変えてみる。
ときには、そういう冒険も必要である。

 ただとても残念なことに、前にも書いたように、日本のどこかの建設会社が、倒れていたモアイ像を、重機を使い、立てなおしてしまった。
日本の、だぞ!
お馬鹿というか、お節介というか!
専門の考古学者が、その場で立ち会ったのか?
どうしてナスカ平原を、ユンボで整地するような愚かなことをしてしまったのか?
イースター島の山の名前は、「トロ・バカ山」。
今となっては、仮に正確に立てられたとしても、学問的な信頼性は、ゼロということになる。

 が、あきらめてはいけない。
ほかにも台座が残っているところがある。

●台座

 そこでグーグルアースを使い、台座を探してみる。
わかりやすくするため、イースター島の北端にある付近の台座を探してみる。
台座なら、こうした上空からでも、探しやすい。

P1000630
(イースター島の北端、やや東よりのあたり。)

P1000631
(方向がわかりやすい台座。現在は、遺跡としてでしか、残っていないようだ。)

P1000632
(その台座の示す方向を、右方向(東方向)に延長してみる。方向は、機首角を見ながら決めるので、きわめて正確に知ることができる。)

P1000633
(直線を延長し、やってきたのが、このあたり。)

P1000634
(今度は、別の台座を探し、左方向(西方向)に延長してみることにする。方向がしっかりと把握できる台座を選んだ。この台座も廃墟となっているよう。)

P1000635

P1000637

P1000638

 これらの方向の先に、何があるのか、今の時点ではよくわからない。
古代文明といっても、各地に散らばっている。
廃墟となり、さらに形すらも残っていないところもある。
あえて言えば、中国の長江方面を指しているのが、わかる。

●イースター島の謎

 このようにイースター島の謎は、底なしに深い。
が、その「謎」も、視点を地上ではなく、空中に置いてみると、氷解する。
空中を自由に飛び回る人の視点で見ると、よくわかる。
イースター島は、遠く、宇宙の果てからやってきた人たちが、最初に降り立った島である?
つまり標識?
自分たちの乗り物の形に合わせて作った標識?

 その標識には、さらにそれぞれの位置を示す標識を並べた?
それがモアイ像?

 ならば現代の人間が使うようなナビゲート・システムを使わなかったかと、疑問に思う人もいるかもしれない。
しかし彼らは、もっと手っ取り早い方法を選んだ。
ちょうど登山家が、自分たちの歩いた道に石を積むように、あちこちに石を積んだ?
どういう人たちで、どういう技術をもった人たちかは、わからない。
しかしこと、土木工事に関しては、きわめて高度な技術をもった人たちである?
そこらの衛星をくりぬいて、自分たちの住居とすることくらいなら、朝飯前?
そんな人たちである?

 もちろんここに書いたことは、SF小説レベルの話。
しかし「謎だ」「謎だ」と、無理な説明をこじつけるのも、そろそろ限界に来ているのではないか。

 でないというのなら、なぜ(イースター島)と(ナスカの地上絵)、さらに(エジプトの三大ピラミッド)が、真一直線に並んでいるのか。
(その先では、アンコールワットにもつながっている、。)

さらにナスカの大十字架(地上からは、何も見えない、幅200メートルの線)が、北は、テオティワカンの遺跡(メキシコ)を示し、南はアンコールワットの遺跡を示しているのか。
つまり(テオティワカンの遺跡)と(ナスカの大十字架)、さらには(アンコールワットの遺跡)は、真一直線に並んでいるのか。

 「偶然の一致」という言葉を使うのも、ふつうの学者なら、もうそろそろ疲れるはず。
どうだろう。
このあたりで一度、発想を変えてみたら?
……ということで、今回「イースター島の謎」について、書いてみた。


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Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司


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