●ミステリー・ツアー in ナスカ
Hiroshi Hayashi+++++++Aug. 2012++++++はやし浩司・林浩司
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2012年 8月 13日
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★★みなさんのご意見をお聞かせください。★★
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【掲示板への相談より】
●音信不通になってしまった長女
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
掲示板に、こんな相談が届いた。
親子断絶についてのもの。
名前をAさんとしておく。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【Aさんより、はやし浩司へ】
●失敗してしまった子育て
はじめまして。
子供の事で悩んでおり、いろんなサイトで解決策を見つけていたらここにたどり着きました。
うまく伝わるかどうかわかりませんが、ご意見を頂けたら幸いです。
現在私50歳、長女23歳、二女21歳です。
14年ほど前に離婚し、遠方に引っ越し母子家庭として生活してきました。
幸い(今のところ)職に困らない資格を持っており、裕福ではありませんが、離婚後も生活には不自由していません。
長女の事で悩んでいます。
二人の子供は、生まれた時から自分より幸せになってほしいと必死でした。
乳児期の日光浴から始まり、習い事や行楽、躾や勉強にも一生懸命になってしまい、まさに、ずっと昔の中日新聞に掲載されていた母親と酷似しています。
長女は、国立大学の附属中学に入学し、親子とも大学は地元の国立大学に進学希望でしたが、高校の担任の先生からせっかくなのでもっとランクの上をと勧められ、寮があるから経済的にも可能かと思い遠方の勧める大学に合格し入学しました。
その時までは、私も娘も明るい未来に期待し大喜びしました。
ところが、家をでたとたん疎遠になり凶暴になってしまいました。
メールをしても電話をしても応答なし。
かろうじで来た返事は「邪魔!」とか、「死ね」と。
仕送りはやめて家で手渡しにしたところ、1年に1度程度帰って来る程度でした。
それでもお金や物をあげたときだけは、満足して優しい面を見せるときもありました。
4年間で親から離れ、時間やお金の使い方や人生を学んでくれたらと、好きにさせていました。
そして卒業後の進路の話になった時、法科大学院に行きたい(法学部でした)と言い出しました。
御存じなように簡単な世界ではないため、受験料や日程、入学後の費用や生活、その後の道など専門外の私にもわかるように説明を求めましたが、返答はありませんでした。
受験費用の要求だけでした。
とりあえず、4年間の生活が酷かったので、(細かく説明すると長くなるので省略します)、距離的な面や将来性や経済的な面から、私が納得できる所なら協力するが、それ以外は協力できないことを伝えました。
結果、私も応援し本人も志望したところは不合格で、協力できないよと話していたことろに合格しました。
そこは本人も最初は乗り気ではなかったのですが、4年の後半ということもあり今から就職も難しいから、行きたいと言い出しましたが、協力できないという約束を貫いてしまいました。
その後、自分の給料では生活できないため地元で仕事を探し、なんとか卒業間際に就職が決まり、新卒で入社することが出来ました。
当然いやいや実家に戻り、家から通っていましたが帰ってきたくないとの理由で、毎日終電で帰宅。
職場が通うには遠いのでお金がたまったら、1人暮らしをする予定ではいましたが、数ヵ月後家出同然で出ていきました。
もうちょうど1年になります。
「死んでくれ」「ほっといてくれ」「二度と関わってくるな」等のメールが来て、今は音信不通です。
住所も言わず着の身着のままで出ていきました。
私は今は二女と二人で住んでおり、二女を頼りに、なんとか長女との消息はわかりましたが、二女も長女の身勝手ぶりに愛想を尽かし関わりたくないと言い、姉妹も疎遠です。
恥ずかしながら、過去の記事やサイトにあるとおり、今振り返ると“自己中心的な親”でした。
誉めるのも上手ではありませんでした。
厳しすぎました。
熱心なだけで優しい母親ではありませんでした。
でも、実は私自身も同じように育ちました。
そこでやっと質問です。
(1)法科大学院の反対は間違っていたのでしょうか?
私の目からは、家に帰ってきたくない手段にしか思えませんでした。
合格率や本人の意思や成績をみていると、黙って何百万も出すほど勇気はありません。
もちろんお互いの納得のもとなら借金をしてでも応援するつもりでした。
25歳過ぎて再出発するのも不安でした。
(2)長女とどうしたら和解できますか?
おそらく“無理”との回答かと思われますが、やはり仲直りとまではいかなくても、消息くらいは伝えてくれる程には改善したい。
下手に接触を求めると、もっと遠くに行ってしまいそうなので、家を出てからは連絡していません。
どう接触したらよいでしょうか。
自分の人生だけを生きなさいとの意見も拝見しましたが、日々の生活は趣味も仕事も充実しています。
昼間は仕事をし、夜は趣味のテニスに熱中し、寝る前は生活の一部でもある読書をし1日フル回転です。
土日は、試合に出て学生さながらに没頭しています。
それでも疲れた時は、たまに旅行にも出かけたりもしています。
そんな忙しい毎日でも、やはり子供のことは頭から離れるものではありません。
忘れられるものではありません。
お忙しいこととは思いますが、ご意見聞かせていただければ幸いです。
【はやし浩司より、Aさんへ】
●時代は、変わりました
簡単に言えば、時代が変わったということです。
そうであってはいけないと私も思いますが、これも時代の(流れ)ですね。
いろいろ抵抗はしてみますが、川の中に立てる竿程度の効果しかありません。
子どもたちは、子どもたちで、大きな川の流れの中に身を置き、その流れに身を任せていきます。
たとえば今、若い人たちに、「孝行論」を説こうものなら、それを「束縛」「拘束」と捕えます。
私が「あなたの親のめんどうは、だれがみるのか?」と質問すると、こう答えます。
「親が、子どもを束縛するものではない」とか、「拘束するものではない」とです。
中には、こう答えた若者もいました(私のBLOGへの反論)。
30歳くらいの男性で、最近父親になったようです。
「私は子どもを自由に育てる。親のめんどうをみろと私は自分の子どもには言わない。子どもをそういうふうに束縛したくない。そういう子育てを目指します」と。
さらに「あなたも自分の老後が心配なら、息子さんに頼めばよい」とも。
まだ子育てが何であるかも知らないような、また親の介護もしたことがないような若者がそう言うから、おかしい。
老親の親のめんどうをみるのは、民法上も、子どもの義務なのです。
悪しき西洋文化の影響と、私は考えています。
●皮肉
もちろんそうでない子どもも多いです。
心がやさしく、ほっとするような温もりを感ずる子どもです。
が、皮肉なことに、いわゆる受験勉強とは無縁だった子どもほど、親子関係も、うまくいっています。
つまり親が、「金をかけ」「苦労をした子ども」ほど、その分だけ、それなりのエリートにはなりますが、その一方で、人間らしさを失っていきます。
(本人が、それに気づくことはありません。
これは脳のCPUの問題だからです。
自分の子どもにやさしいことをもって、私は「やさしい父親(母親)」と、思い込んでいる人は多いですが……。)
で、いつこうしたキレツが始まるかということですが、幼児期にさかのぼります。
親は、子どものためと思い、「勉強しなさい」と言いますが、子どものとっては、それが「虐待」なのですね。
が、親はそれに気づかない。
気づかないまま、無理をしてしまう。
苦労をし、それこそ爪に灯をともすようにして、学費や生活費を工面する。
が、子どもにしてみれば、まさにありがた迷惑。
そのキレツが、徐々に大きくなり、最終的には、断絶となるわけです。
Aさんのケースもそうですが、親は、「大学まで、苦労して出してやった」と考えがちですが、子どもの方は、そうは思っていません。
中には「親がうるさいから、大学へ行ってやる」と言う子どもさえいます。
つまり親の願いどおり大学へ行ってやったのだから、学費+生活費を出すのは当たり前と考えるわけです。
今、ほとんどの大学生が、そう考えています。
つまり親に感謝など、していない。
親の苦労など、どこ吹く風で、遊んでいる。
「大学、遊園地論」が出るようになって、もう30年近くになりますよ。
もう一度、最近、あるニュースサイトに載っていた記事を、読んでみてください。
時代がどう変わったかわかりますよ。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【資料の整理】(Yahoo・News 2012年6月より)
R25が首都圏・愛知・大阪に住む25歳から34歳の男性300人に実施したアンケートでは、「社会人になって(就職した後)、親からお小遣いをもらったことはありますか?」の問いに対し、
「今も継続的にもらっている」が3%、
「今もたまにもらっている」が11.3%、
「以前にもらったことはあるが、今はもらっていない」が30%、
「もらったことはない」が55.7%となっている。
「今も継続的にもらっている」「今もたまにもらっている」と回答した人に「どれくらいの頻度で、お小遣いをもらっていますか?」と聞いたところ、
最も多かったのは「月に1回程度」(27.9%)。
以下、「4~6カ月に1回程度」(23.3%)、
「2~3カ月に1回程度」(18.6%)、
「7~12カ月に1回程度」(18.6%)となっており、わずか1名ながら「毎週もらう」との回答もあった。
「1回にもらう金額」については、
「1万円以上~2万円未満」が最も多く44.2%。
以下、「1万円未満」(27.9%)、
「2万円以上~3万円未満」(18.6%)と、
3万円未満との回答が合計90.7%を占めているが、なかには「7万円以上~10万円未満」(4.7%)、10万円以上(2.3%)とかなり親に依存している人も。
ちなみに、親から援助してもらったお金をどのように使っているのかというと、
「食費」(48.8%)
「交際費」(44.2%)
「レジャー費」(37.2%)といった回答が多かった。
例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75.8%。
援助額の平均は196.9万円(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)。
また、新居を建てる際には54%の人が親・親族からの資金援助を受けており、そのうち1500万円以上の援助を受けた割合は11.4%(SUUMO「住居に関するアンケート2011」より)。
これに対して、子ども側の言い分は、つぎのようになっている。
●「時々もらうものに対しては、親が子どもに威厳を保ちたいような感情があるので、喜んでもらっている感じです」(34歳男性)
●「社会人たるもの、必要な資金は自分で調達するべきだが、親の好意に甘えるのも時には必要。親もそれで喜んでくれるのであればなおさら」(28歳男性)
●「こちらから欲しいと言って貰う訳ではないし、これはこれでいいかと」(26歳男性)
●「極力避けたいが、キャッシングとか利用するよりはいいかなと思う」(34歳男性)
●「家族によって違うとは思うが、援助したりされたりすることで繋がりを持っていたいと思う」(26歳男性)
●「ちゃんと働いていて、さらに親から貰えるならいいと思う。使われなかったものは多くの場合、遺産として自分のところに最終的に入ってくるので、いつもらうのかという話」(29歳男性)
特に多かったのは金銭の授受によって、別々に暮らす親子のつながりが生まれるという意見。
実際、援助することに喜びを感じる親は少なくないため、仕送りを受け取ることが親孝行になるとの考えもあるようだ。
また、仕送りではなく、別の形で親から資金援助を受ける人も少なくない。
例えば人生の節目である結婚に際し、費用を親・親族から援助してもらった人は75.8%。
援助額の平均は196.9万円となっている(ゼクシィ「結婚トレンド調査2011」より)。
また、新居を建てる際には54%の人が親・親族からの資金援助を受けており、そのうち1500万円以上の援助を受けた割合は11.4%にも上る(SUUMO「住居に関するアンケート2011」より)。
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Hiroshi Hayashi+++++++June. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
休みます。
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
はやし浩司・「眠り損なう」(2012ー06-09 はやし浩司 土曜日の夜)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
ただ今、時刻は午後11時50分。
11時ごろ床に就いた。
が、電気を消し、しばらくすると、頭の中が興奮状態になってしまった。
あれこれ考えているうちに、そうなってしまった。
夕方、書斎で、うたた寝をしたのが悪かった?
運動も、今日は、30分だけ。
ウォーキングマシンの上で、軽く汗をかいた。
それだけ。
ほかに……。
夕食後、畑で、分葱(わけぎ)の収穫をした。
それに味噌をつけ、10~15個ほど食べた。
食べたときは、「辛いな」と思った。
興奮状態になったのは、そのためかもしれない?
ともあれ、こういうときは、自然体。
眠くなったら、眠ればよい。
……ということで、今は、書斎。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●不安の時代
友人のBT氏から、何通かメールが届いていた。
「何やら、たいへんなことが起こりそうですね」と。
たしかに私も感ずる。
ザワザワとした、つかみどころのない不安感。
先が見えない閉塞感。
何だろう……?
●お米
今日の午後、近くの和食レストランへ行った。
ワイフが、「どこのお米を使っているか、心配だわ」と言った。
私は躊躇(ちゅうちょ)することなく、店員さんに聞いた。
「ここではどこのお米を使っていますか?」と。
しばらくして店員が戻ってきた。
「鳥取のお米です」と。
それを聞いて、安心した。
ワイフも安心した。
心配なら、聞けばよい。
不安なら、聞けばよい。
●おかしい?
が、それにしても、おかしい。
お米の動き方が、おかしい。
まず、福島県産のお米は、すべて出荷停止にすべき。
安全と確認されたものだけを、出荷すべき。
が、論理が逆。
こんな例で考えてみよう。
ここに10個のピル(薬剤)がある。
1個は毒薬。
そういうとき、あなたは、そのピルをのむだろうか。
答は「NO!」。
が、日本人(=日本政府)は、こう考える。
サンプル検査をし、基準値以下なら、問題なしとして出荷を許可する。
基準値を超えていても、他の米とブレンドすれば、放射線量は半減する。
だから問題ない、と。
少し前だが、「福島産の米は、老人ホームなどで、使ってもらえばいい」と発言した政治家もいた。
とんでもない意見だが、こういうふうにして、汚染米は、全国へと広がっていく。
もしブレンドすることによって、安全になるなら、汚染土は、すべて海へ棄てればよい。
海へ棄てれば、海水と混ざって、濃度は数千万分の1になる。
数億分の1になる。
が、言うまでもなく、この論理は、まちがっている。
●バカ
この静岡県産の茶葉から、基準値をかなり超えたものが見つかったことがある。
そのとき県の責任者は、こう説明した。
実際に飲むときは、お湯で溶かすから、濃度は、10分の1程度になる。
だから心配ない、と。
私はこの意見を聞いたとき、心底、その責任者の脳みそを疑った。
放射性物質と毒薬の区別もつかない。
外部被爆と内部被爆の区別もつかない。
つまりバカ。
10分の1になっても、放射性物質は、体内へ取り込まれる。
染色体やDNAを破壊しつづける。
こと放射性物質に関しては、「これ以下なら安全」という、閾値(しきいち)は存在しない。
仮にお湯で溶かし、濃度が10分の1になっても、10倍の量になったお茶を飲めば、同じこと。
結局は、同じ量の放射性物質が、体内へ取り込まれる。
お米も、また同じ。
●東北産のお米
不安の種は、いくらでもある。
相変わらず、景気はどん底。
とくにひどいのが、飲食店。
どこも閑古鳥が鳴いている。
理由のひとつが、産地偽装。
私たちは弁当を買っても、「食材はどこから?」とすぐ考える。
が、弁当には、その表示はない。
飲食店でも、それを表示している店は、ほとんど、ない。
が、これでは客が減って、当然。
数日前、私も、近くのホテルに電話をかけた。
どこのお米を使っているか、問いただした。
が、4つのホテルのうち、4つが、東北産のお米を使っていた。
「福島県産のものではありませんよね」と聞き返すと、口ごもってしまったホテルもある。
そこでネットで、調べてみた。
ほかの客は、どう考えているか、知りたかった。
が、知らなかったのは、私だけ。
無頓着だったのは、私だけ。
中には、ホテルでの会食(忘年会)をキャンセルした人さえいた。
「ホテルで出される料理は、こわくて食べられない」と。
スーパーなどでは、どれもしっかりと産地表示をしている。
が、ホテルや旅館では、それをしない。
????
ホテルや旅館も、そうすべきではないか。
●疑心暗鬼
もちろんこんなことを書くと、福島県の人たちは心を痛めるにちがいない。
しかしこればかりは、同情で、どうこうなるような問題ではない。
こわいものは、こわい。
しかも今日になっても、東京都の葛飾区で、11万ベクレルもの放射線が測定されている※。
だから最初の話に戻る。
まず、すべての農産物の出荷を停止する。
安全と確認されたものだけを出荷する。
手間はかかるが、信頼を取り戻すには、この方法しかない。
今のように、産地偽装がつづくと、どうしても疑心暗鬼になってしまう。
回りくどい書き方をしたが、飲食店がどん底なのは、こんなところにも理由があるのではないか?
(注※)『東京・葛飾区の都立公園の土から、廃棄物管理の基準を大きく上回る、1キロ当たり11万ベクレル以上の放射性物質が検出されたことがわかりました』(TBSーi・News)
●地震&富士山の爆発
このあたりでも、地震の心配をする人がふえてきた。
ホテルの話に戻るが、海沿いのホテルは、最近まで、どこもガラガラだった。
この浜松市でも、平地から、高台へ引っ越す人がふえてきた。
自動車会社のS社は、工場を、浜岡の原子炉の近くから、浜松市へ移すという。
我が身は自分で守る。
加えて、富士山の噴火、爆発。
風向きによっては、このあたりも大被害を被る。
その前に、日本経済そのものが、叩きのめされる。
何を考えても、暗い話ばかり。
BTさんでなくても、不安になって当然。
●すぐ逃げる
では、どうするか?
……というか、私はずっと一匹狼で生きてきた。
そういう意味での野生臭は、人一倍、強い。
危険を感じたら、サッと逃げる。
「国が……」「国が……」などと言っていると、手遅れになる。
つまり国など、もとから相手にしていない。
この浜松市について言えば、こう。
大きな地震が起きたら、第一に風向きを調べる。
(あの3・11大震災のときも、私はそうした。
毎日、24時間、風向きを調べていた。)
もし東風なら、すぐ逃げる。
浜岡にある原子炉が安全と確認されたら、また戻ってくればよい。
が、まず、逃げる。
早ければ早いほど、よい。
車の渋滞が始まってからでは、遅い。
命はそれほど惜しくないが、愚かな人たち(=電力会社の社員)と心中するのだけは、ごめん。
あんな連中に、命まで預けた覚えはないぞ!
●不景気
不景気の話にもどる。
今、どこもかしこも、不景気。
お金の流れが、止まってしまった。
今日も、和食レストランへ行く途中、佐鳴湖の東の大通りを車で走ってみた。
が、何軒もの飲食店が、店をたたんでいるのがわかった。
組織力のある業種のことは知らない。
しかし個人の商店は、どこも青息吐息。
家人は飲まず食わずで、店だけは開いている。
が、この先、よくなるということは、ありえない。
UEの金融危機は、何も片づいていない。
日本の経済は、アメリカ次第。
アメリカの株価がさがったとき、日本経済の命運は尽きる。
EUでも、中国でもない。
そういう意味で、今は、アメリカの株価だけを注視していればよい。
アメリカの株価がさがれば、国債は大暴落(=国債の金利は大上昇)。
同時に、円キャリートレードで外国へ流れた円の、大逆流が始まる。
が、アメリカが何とかもちこたえれば、日本も、何とか。もちこたえる。
今は、アメリカ様々。
神様、仏様、アメリカ様。
日本よ、だから、EUのことは、放っておけ。
深入りすると、やけどするぞ。
ついでに韓国のことも、放っておけ。
あんな国、助けても、何にもならないぞ。
1967年、日韓交換学生として渡韓して以来、ずっと韓国を隣で見つめてきた、これが私の結論。
日本は日本の国益だけを考えて行動すればよい。
冷たいようだが、この難局を乗り越えるには、それしかない。
●今夜は、ここまで
今夜の私の精神状態は、よくない。
よくないことは、このエッセーを読み返してみると、よくわかる。
トゲトゲしい。
苛(いら)立っている。
あの分葱が悪い。
今もまだ、のどの奥に、その味が残っている。
においも、残っている。
本当は、みなと仲よくしたい。
福島のお米も食べてやりたい。
韓国の人たちとも、仲よくしたい。
喧嘩は、もういや。
人を恨むのも、もういや。
悪口を言ったり、ねたんだりするのも、いや。
今夜は、このまま安らかに眠りたい。
……というか、少し目がしょぼしょぼしてきた。
そろそろ床に就いた方がよさそう。
では、おやすみなさい!
2012/06/10記
Hiroshi Hayashi+++++++June. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【人間の子どもとvs.ぼたんインコ】(成長段階と、その変化)byはやし浩司
●ぼたんインコのPippi
ぼたんインコが私たちの家族になって、ちょうど1か月になる。
買ったとき、店の女主人が、「生後3週間目です」と言った。
それで計算すると、生まれたのは、4月中旬か、やや少し前。
4月10日ごろということになる。
我が家へやってきたとき、その直後、撮った写真がある。
この写真のとき、生後3週間ということだった(5月5日ごろ撮影)。
以後、ちょうど1か月になる。
ぼたんインコは、それが正確かどうかは別として、人間の子どもと同じような成長過程を経るという。
幼鳥期があり、やがて成鳥期へと入っていく。
で、この1か月をみるかぎり、ぼたんインコ(以後、Pippi)は、人間の子どもの成長過程の1~2年分を過ごしたような印象を受ける。
●飛ぶ(巣立ち)
たとえば人間の子どもが歩き出す時期と、Pippiが飛び始めた時期とを、同じとする。
人間の子どもは、満1歳前後から歩き始める。
Pippiは、10日ほど前から少しずつ飛ぶようになった。
これで計算すると、ぼたんインコの5週目は、人間の子どもの満1歳に相当することになる。
(必ずしも、これは正確ではない。)
で、さらにこれに基づいて計算すると、ぼたんインコは、人間の約10倍の早さで成長することになる。
(だからといって、知的能力の進歩も10倍ということではない。誤解のないように。)
●穴を好む時期
Pippiは、飛ぶ前と飛べるようになった後とでは、行動パターンが大きくちがう。
飛ぶ前は、好んで、穴を求めた。
ふとんの中や、タオルの中など。
小さな隙間があると、すぐそこへ潜り込もうとした。
そこで私は、立体迷路のようなものを作ってやった。
これがそのときの写真である。
Pippiは、立体迷路の中を、自由に行き来し、遊んでいた。
●飛ぶ
が、飛ぶようになってからは、一変した。
穴に入らなくなると同時に、穴へ入れてやろうとしても、それを拒否するようになった。
ただ寒いときは、私のシャツのエリ口のところから、服の中へ入ってくる。
おとといは、水遊びをしたあと、寒かったのか、一目散に、私のシャツの中に飛び込んできた。
こうした変化を、フロイト風に表現すると、こうなる。
(1)穴ぐら期(穴を好み、活発に地表を歩き回る時期)
(2)飛び立ち期
(3)解放期(大きく移動するときは、空を飛ぶ)
●基本的信頼関係
私たち人間に馴(な)らすという目的もあったが、最初の1週間は、毎晩、私はPippiを手の中に抱いて寝た。
これは私の特技のようなもの。
高校生のときから文鳥を飼っていた。
文鳥は、いつも私の手の中で寝ていた。
それでそういうことができるようになった。
それが今でもできる。
(ただし、小鳥を抱いていては、熟睡はできない。
そこで数日後からは、寝る前と、起きる前の、1~2時間だけにした。)
またこの時期は、(しつけ)はしない。
やりたいようにやらせる。
何をしても、許し、受け入れる。
人間の子どももそうだが、この時期は、穏やかに、やさしく、かつ静かに育てる。
大切なのは、たがいの間に、信頼関係を築くこと。
この信頼関係のあるなしで、その後の子育ての仕方は大きく変わる。
Pippiのばあいも、私はそれを強く意識した。
たとえば糞(便)の始末。
相手は鳥だから、あたり構わず、する。
が、鳥というのは、そういうもの。
叱っても、まったく意味はない。
●1か月
こうして無事、1か月が過ぎた。
なお飛ぶようになってからは、人間の私たちといっしょにいる時間を、できるだけ長くした。
実際には、私が家にいる間は、ほとんどの時間をいっしょに過ごした。
人間の子どもでも、このころの体験が、原体験となり、たとえば日本で生まれ育った子どもは日本人らしさを身につける。
アメリカで生まれ育った子どもは、アメリカ人らしさを身につける。
外からはわからないが、メルツォフ(ワシントン大学)によれば、この時期、怒濤のごとく記憶が蓄積される。
その記憶が集合し、やがてここでいう(らしさ)をつくる。
●好奇心
好奇心と生活力は、密接に関連している。
その点、Pippiというよりは、ぼたんインコのもつ好奇心には、驚かされる。
手当たり次第というか、目につくもの、すべてに興味をもつ。
まさに手当たり次第。
数日前までは、メガネに強い関心をもっていた。
私の予備のメガネをみつけては、それをかじったりしていた。
で、今は、台所の水場のあたりに、強い関心をもっている。
そのあたりにある食器類を、片っ端からかじって、遊んでいる。
●学習能力
学習能力については、飛躍的に進歩している。
たとえば新しいものを見つけ、それが何であるかを知ったとする。
最初は、数回、試行錯誤を繰り返す。
が、つぎに同じようなものだと、1~2回のうちには、それが何であるかを学習してしまう。
たとえば昨日(6月9日)には、こんなことがあった。
しばらく私の書斎(2階の8畳間)で、遊んでいた。
が、そのうち姿が見えなくなった。
心配してあちこちをさがすと、Pippiは1階の台所のテーブルの上にいた。
そこには餌が置いてある。
それをひとりで食べていた。
そこへワイフが来た。
ワイフにバトンタッチすると、私は再び書斎へ戻った。
が、しばらくすると、Pippiが、書斎まで、迷わず飛んできた。
Pippiは、2、3回の試行錯誤のあと、書斎までの道筋を覚えたことになる。
(1階にある居間から階段を経て、2階の私の部屋に来た。
階段は、一度、途中で90度に曲がっている。)
で、今度は、別棟の和室までの道筋を、同じように教えた。
が、今度は試行錯誤らしい錯誤をすることもなく、道筋を、一度で学習してしまった。
(文鳥のばあいは、こうはいかない。
ここまでの知的能力はない。)
●刺激
この時期の「刺激」には、たいへん重要な意味がある。
けっして鳥かごに閉じこめたままにしておいてはいけない。
いろいろな経験をさせる。
経験そのものが、刺激となり、知的能力を向上させる。
これには人間の子どもも、ぼたんインコもない。
「臨界期」というほど大げさなものではないにしても、この時期をのがすと、努力の割には効果が薄いということになる。
『鉄は熱いうちに、叩け』。
昨日は、人間の幼児用のおもちゃをもってきて、遊ばせてみた。
Pippiにすれば、小さなジャングルジムに見えるはず。
●トラウマ
で、そのインコ。
育て方を誤ると、心に傷をつけることもあるそうだ。
それについて、もう一度、ここに書く。
『コザクラ・ボタンインコ』(誠文堂・新光社)に、こんな興味ある話が載っている。
Pippiを飼うようになってから、書店で買い求めた本である。
++++++++++以下、「コザクラ・ボタンインコ」より+++++++++++
……ショップで販売されていたヒナは、親から引き離され不安の中で輸送されます。
そのときに大きな音や衝撃を受けたり、慣れない環境で、身体を知らない人に握られるなどの恐怖体験で、トラウマになることがあります。
自家繁殖のばあいも、ふご(=飼育かごのこと)に入れたヒナたちを転んだ拍子に落としてしまい、そのときの目の前にいた人を見ていたヒナ1羽だけが、成長になっても、転んでヒナを落とした人にはよく慣れたのに、落とされたとき、目の前にいた人だけを怖がり、慣れなかったという話もります。
このことから、幼鳥期の恐怖体験はトラウマになることがわかります。(以上、P27)
++++++++++以上、「コザクラ・ボタンインコ」より+++++++++++
●敏感期
卵からかえってすぐ歩くようになる鳥には、「刷り込み(インプリンティング)」と呼ばれる現象が見られる。
で、最近(ここ10年)の研究によれば、人間の子どもにも、それに似た現象が起こることがわかってきた。
生後0~7か月までの間と、言われている。
期間は長い。
その長い期間を通して、同じように刷り込まれるという。
この時期を「敏感期」という。
つまり親子の意識が、本能に近い部分にまで刷り込まれる。
ぼたんインコにも、同じような現象があると考えてよい。
その逆の現象が、先に紹介した、『コザクラ・ボタンインコ』(誠文堂・新光社)の中に書いてあった話ということになる。
●3歳児の知的能力
ぼたんインコには、人間でいう3歳児程度の知的能力があるという。
だれが、どういう部分を見て、そのように判断したのかはわからない。
しかしかなり利口なのは、事実。
3歳児といえば、かなりの能力である。
今はPippiをペットとして飼っているが、私はこの部分に、たいへん興味がある。
もしそれが本当なら、かなりの道理も理解できるはず。
先の本の中には、「いつも決まった場所で糞をするのもいる」とある。
ぼたんインコ自身が、人間の心を理解し、自分をコントロールしていることになる。
●注意
が、鳥は鳥。
好奇心が旺盛なのはよいとしても、まず何でもかじってみる。
人間の子どもでも、何でもものを口に入れる時期がある。
唇の感触で、そのものの性質を知る。
フロイトは、その時期を「口唇期」と呼んだ。
ぼたんインコのばあいは、とにかく手当たり次第。
が、これがかなり危険。
毒性のあるものまで、くちばしでかんだりする。
ときには、そのままのみ込んでしまう。
……実は先ほど、キーボードの横で、ホッチキスの芯を口の中でころがしていた。
「あぶない!」と思ったつぎの瞬間には、それをのみ込んでいた。
今は、「たぶん大丈夫だろう」と思いながら、自分を慰めている。
ワイフに相談すると、「そのうち、ウンチといっしょになって出てくるわよ」と。
うかつだった。
Pippiのまわりから、危険なものは、すべて取り除いたつもりだったのだが……。
そういうこともあるから、ぼたんインコを飼ってみようと思っている人は、注意をしたらよい。
●人間の子どもvsぼたんインコ
要するに、たかがペットと、安易に考えてはいけない。
たかが鳥と、安易に考えてはいけない。
情愛の深さでは、人間以上と言ってもよい。
その分だけ、育て方を誤ると、人間の子どものように、グレることもある。
人間を信じなくなる。
人間に対して、攻撃的になる。
くちばしの力が強いだけに、そうなると、やっかい。
耳たぶくらいなら、食いちぎってしまうそうだ。
そうなれば、それこそ本当に、手に負えなくなる。
……今、そのPippiは、私のシャツの下で眠っている。
安心しきったその寝顔を見ていると、心が安まる。
どうやらこの私を親と思っているらしい。
どうかこのまま、やさしいインコで育ってくれればと願っている。
2012/06/10記
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 Pippi 2012-06-10 インコと人間 敏感期)
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2012年8月10日金曜日
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