【今週のBW教室】
●年中児に「昨日・今日・明日」を教える
●小学2年生と、ツルカメ算
●小学3年生と、ツルカメ算
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 ツルカメ算 鶴亀算)
Hiroshi Hayashi+++++++July. 2012++++++はやし浩司・林浩司
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毎月、月初めの1号で、アドレスを紹介します。
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2012年 7月 23日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【BW5歳児クラス・言葉】
●言葉
今回は、前回の「文字遊び」につづいて、「言葉」の学習をした。
みな、たいへん伸びやかで、教えていても、楽しい。
そんな雰囲気が、この動画を通して、みなさんに伝われば、うれしい。
なお幼児に接していると、心が洗われる。
つまり清純になる。
だから幼稚園の先生に、悪い人はいない。
(政治家のように、金と権力に接していると、小沢一郎のようになる。
これは余談。)
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【BW教室】
●年長児(言葉の学習)
言葉から、お話作り。
それを目的に、指導してみました。
●小1&2児(対称図形)
「対称」という言葉を使って、指導してみました。
まったく問題、ありませんでした。
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
●3歳児の知能
ぼたんインコなどには、人間の3歳児程度の知能(知的能力)があるという。
どういう基準で、またどういう方法でそれがわかったかは、不明。
しかしあちこちのサイトには、そう書いてある。
3歳児!
「頭がいい」という意味で、そう言うのだろう。
が、それにしても、すごい。
3歳児の知能があるということよりも、あんな小さな頭で、それだけのことを考えられるところが、すごい。
たとえばあるサイトには、こんな話が紹介されている。
その家の人が、台所で、ある料理を始めた。
そのインコは、その家の中で放し飼いになっていた。
で、その人が、つぎに使う食材を知っていた。
冷蔵庫の前で待ちかまえていた。
で、その家の人がその食材を、冷蔵庫から取り出そうとしたその瞬間、サッと横取り。
その食材をもって逃げていったという。
つまりその家の人の行動を、先読みしていた、と。
●たったの1グラム
人間のばあい、「成人で体重の2%ほどにあたる1・2~1・6キログラムの質量がある」(ウィキペディア百科事典)という。
1・4キロと考えて、1400グラム。
一方、ぼたんインコのばあい、同じく2%と考えても、1グラム。
(現在、私のぼたんインコは、生後4~5週間目で、体重は50グラム前後。
50x0・02=1グラム。)
たったの1グラム。
その1グラムで、3歳児程度の知能があるという。
人間の脳よりも、はるかに緻密な構造になっていると考えてよいのか。
大小ではない。
緻密度。
驚くのは、あのハチの能力。
ハチのもつ知能にも、驚かされる。
それについては、たびたび書いてきたので、ここでは省略する。
「あんな小さな頭で……!」と。
●神経細胞
生涯にわたって、神経細胞の数は、減ることはあっても、ふえることはない。
その数は、300億個ともいわれている(ウィキペディア百科事典)。
日々に、一方的に死滅するのみ。
つまり幼児のほうが、おとなのもつ神経細胞の数は多いということになる。
が、知能(知的能力)の優劣は、神経細胞の数だけでは、決まらない。
神経細胞から伸びる、樹状突起の数と、からみあいで決まる。
(「からみあい」というのは、私の個人的な印象による表現。)
だから幼児のほうが、おとなより、知能が高いということには、ならない。
(ただしおとなより、知的回転速度が速く、柔軟性に富んでいるのは、事実。)
(神経細胞の模式図、ウィキペディア百科事典より)
この図のような神経細胞が、300億個もあるという。
驚きである。
●俗説
「脳」というより、「脳みそ」。
これから書くことは、脳科学の分野で証明された事実ではないので、あえて「脳みそ」と書く。
つまり俗説。
俗説的に考えれば、知能のよし、あしは、要するに「使い方の問題」と考えてよい。
そのことは、幼児というより、老人を見れば、よくわかる。
肉体の健康と同じで、日ごろからよく訓練している人は、それなりに頭がよい。
そうでなければ、そうでない。
つまり習慣の問題。
その差が、50歳を過ぎると、ぐんと出てくる。
さらに60歳を過ぎると、決定的になる(?)。
が、ここでパラドックス。
皮肉なことに、知的能力の低い人ほど、自分では「高い」と思っている(?)。
自分を基準にして、ものを考えるから、そうなる。
同時に、知的能力の低い人からは、高い人が理解できない。
反対に知的能力の高い人ほど、自分を客観的に判断できるから、自分では「低い」と思っている?
で、こんな例がある。
ある認知症の女性(当時67歳くらい、後にアルツハイマー病と診断された)は、こう叫んだ。
私が「……私は、そんなにバカではありません……」と言ったときのこと。
「私だって、バカではありません!」と。
ものすごい剣幕だった。
あまりにもくどくどと、同じことを何度も言ったので、私は、そう言った。
それに対して、「私だって、バカではありません!」と。
●人間のほうがバカ
……で、インコの話に戻る。
また別のサイトには、こうあった。
インコによっては、人間を、主人とは思っていないそうだ。
自分が主人と思っているそうだ。
「人間は、自分の世話をする、僕(しもべ)である」と。
もっともこれは育て方の問題かもしれない。
人間の子どもでも、育て方をまちがえると、主従関係が逆転する。
子どものほうが威張る。
親のほうが小さくなる。
が、インコに人間の知能の高さが、理解できないのは事実。
今も、私の胸の中で眠っている。
が、その態度がデカイ。
手で出そうとすると、それをいやがり、ガリガリと鳴く。
恐らくインコのほうから見れば、人間のほうがバカに見えるにちがいない。
●ミニチュアの人間
で、今、私はこんなことを考えている。
「これは、やっかいなことになるぞ」と。
ペットとして買ってきたインコ(ぼたんインコ)だが、育て方をまちがえると、やっかいなことになるぞ、と。
たとえばインコには、「かみ癖」というのがある。
くちばしが大きいだけに、一度、かみ癖がつくと、人間の耳たぶくらいなら、食いちぎってしまうそうだ。
そうなると、人間のほうがこわがり、逃げてしまう。
ペットとして、抱くこともできなくなる。
頭がいいだけでに、余計にたいへん。
で、今のところ幸いなことに、私のインコ(まだ名前が決まらない)は、おだやかで、やさしい。
甘えん坊。
私の胸の中で、ときどきピヨピヨと寝言を言っている。
どうかこのまま育ってくれればよいと願っている。
で、結論。
●人間vsインコ
ペットと言えば、イヌやネコが定番。
ほかにウサギやハムスターもいる。
しかし、ことインコに関して言うなら、体は小さいが、ただのペットではない。
ミニチュアの人間と考えた方がよい。
この10日間だけでも、日々に成長している。
昨日あたりから、縄張り意識が急に強くなったように思う。
また昨日、小さな犬のぬいぐるみを買ってきてやった。
それを見せたが、こわがって近づこうともしない、などなど。
そのうち人間の私たちのほうが、このインコに振り回されるようになるかもしれない。
楽しみというより、どこか心配になってきた。2012/05/23朝記
(はやし浩司 ぼたんインコ ボタンインコ ぼたんいんこ はやし浩司インコの知的能力 知能 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司)
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【宇宙人のシッポ】
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
とうとうというか、ついに、私たちは
宇宙人(以下、ET)のシッポを捕(とら)まえた。
それは12年来の友人である、BT氏から
もたらされた、1枚の写真から始まった。
BT氏自身が、撮影した写真である。
「何か、へんなものが写っている」と。
こういうばあい、まずその人物を疑う。
疑って当然。
しかしことBT氏に関しては、疑う余地はない。
この12年間、ずっと誠実だった。
「まじめ」という言葉を使うなら、BT氏ほど、
まじめな人はいない。
またBT氏でなかったら、その写真を信用しなかっただろう。
そのあと3度、現場に足を運んだ。
もしBT氏でなかったら、3度も足を運ぶようなことはしなかっただろう。
私にとって、BT氏というのは、そういう人物である。
そういう人柄を知っているから、私はその写真に
釘付けになった。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●前回の報告
今回が、その写真について原稿を書くのは2回目ということになる。
前回の原稿を、もう一度、ここに載せておく。
日付は、5月19日になっている。
【浜松市・雄踏町に現れたUFOを検証する】はやし浩司 2012-05-19
●信頼できるBT氏
12年来の友人でもあり、信頼できるできるBT氏が、昨夜(5月18日)、1枚の写真を届けてくれた。
「何かが写っている」と、BT氏は言った。
まず、その写真をここに紹介する。
(1)元の写真(矢印部に注目)
なお矢印は2か所につけたが、左の矢印のやや右側にも、もう1個、白い物体が写っているのがわかる。
(2)元の写真の明度をあげてみた。
白い物体を、より鮮明にしてみた。
(3)左の矢印部を拡大してみた。
(4)右の矢印部を拡大してみた。
昨夜(18日)と、今日(19日)、2度、現場へ行って検証してみた。
左側の物体は、屋根の上にあるように見える。
右側の物体は、道路から、10~13メートル高いところに浮かんでいたことがわかった。
詳しくは、後述する。
●現場へ
昨夜(5月18日)、午後11時ごろ、現場へ行ってみた。
場所は、BT氏より詳しく聞いていたこともあり、すぐわかった。
フラッシュなしで、撮影してみた。
●再び現場へ
今日(5月19日)、午前11時30分ごろ、オーストラリアの友人とワイフ、それに私の3人で、現場へ行ってみた。
この写真の写っている家の家人(女性)から話を聞くことができた。
(1)50歳くらいの女性だったが、写真を見て、たいへん気味悪がった。
(2)枕などではないかと聞いたが、裏の屋根(北側の屋根)では、ものを干さないと答えた。
(3)白い物体に、思い当たるものはないかと何度も念を押し聞いたが、「ない」と答えた。
(4)写真を撮った位置に立ち、私たちも現場を検証してみたが、右側の白い物体は、道路から高さ10メートル以上の位置にあることがわかった。
(目測では、10~13メートル前後だった。
少なくとも、工事用のバルーン型照明器具ではないことは確認できた。)
ほぼ同じ位置から撮影してみた。
道路(浜松市内から雄踏町へ抜ける道路がある。その道路に向かって、20メートルほど、先に進んでみた。この写真の、山の大きさから、右側の物体が、かなり高いところに浮いていたことがわかる。)
●考察
このタイプのUFOは、各地で頻繁に目撃されている。
集団で現れることが多いよう。
結論は、まさにUFOということになった。
未確認飛行物体ということになる。
あとの判断は、読者諸氏に任せる。
2012/05/19記
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 UFO 雄踏町に現れたUFO はやし浩司 浜松市 雄踏町 UFO)
(次号へつづく)
【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【今朝・あれこれ】はやし浩司 2012-05-22
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
ぼたんインコを飼うようになって、もう10日。
毎日、体重を測定している。
私の家に来たときには40グラム前後。
今は50グラムを超えている。
このぼたんインコの生育ぶりを見ていると、
人間の子どもと、そっくりそのまま。
人間の生育過程と、よく似ている。
というか、同じ。
そっくりそのまま、あてはまる。
おもしろい!
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●愛情(アタッチメント)
私とワイフ、それに息子。
この3人が、交互に、それぞれの時間帯にあわせ、めんどうをみている。
といっても、やりたいように、やらせている。
たった今現在は、インコは、私の肩にもぐって眠っている。
その場所が気に入っているよう。
私がこうして書斎で原稿を書く間は、いつも、そうしている。
幼児……幼鳥に重要なのは、「安心感」。
「どんなことをしても、守られている」という安心感。
人間で言えば、基本的信頼関係ということになる。
その安心感が、幼鳥の心をやさしくする。
●甘える
うちへ来て、2~3日後くらいから、私たちに甘えるようになった。
たとえば今、インコは、肩の中に潜っている。
そこで私の指を入れると、ピ~ピ~と、甘ったるい声で鳴く。
「外へ出るのはいや」という意味らしい。
そこで強引に外へ出そうとすると、今度は、「ビーピク、ビーピク」と鳴く。
怒っている声である。
甘える……心を全幅に開いていることを意味する。
●知的能力
幼児でもそうだが、この時期は、けっして狭いカゴの中に閉じこめるようなことはしてはいけない。
いろいろな経験をさせる。
私のインコにしても、「肌」と「布」の区別ができるようになった。
人間の肌には、爪を立てたり、くちばしでつついたりは、しない。
しかし布は、おもちゃがわりになっている。
ヒマさえあれば、それをかんで遊んでいる。
で、爪楊枝(つまようじ)を、折って渡してやった。
今度は、その爪楊枝をかんで、遊んでいる。
……こうしてインコは、自分の住んでいる世界を広くしていく。
同時に、知的能力を高めていく。
●恐怖と闘争心
人間の子どもでもそうだが、恐怖と闘争心は、タブー。
嫉妬もタブー。
おだやかに、やさしく育てるのがよい。
この時期に、恐怖を与えたり、闘争心を植えつけるようなことをすると、性格が荒くなる。
先日、あるペットショップで見かけたインコが、そうだった。
人間の子どもをみかけると、カゴの中から、その子どもを攻撃していた。
それがかなわぬとわかると、水入れをくちばしでつかみ、バンバンとゆすっていた。
その様子が、ギャングみたいだった。
方法は簡単。
先にも書いたように、やりたいように、やらせる。
●しつけ
まだ幼鳥だから、しつけらしいしつけはしていない。
しかしインコといっても、恐竜時代からの本能が宿っている。
たとえば肩の中では、めったにフンをしない。
(「肩の中」というのは、シャツと衣服の間の空間をいう。)
また朝方は、私の手の中で眠っているが、私が起きあがるまで、じっとそこで待っている。
私が体を動かし、起きあがると、とたん、いろいろな声で鳴く。
昨日はたまたま音楽を聴かせてやったら、それに合わせて、いろいろな声を出した。
そう、インコというのは、いろいろな声で鳴く。
その声が、それぞれ意味をもっている。
ここ数日になって、その意味が、やっとわかるようになった。
つまり鳴き方そのものが、言葉になっている。
おおまかな判断だが、今のところ、6~8種類ほどの鳴き方をする。
さらに詳しく分析すれば、もっと多くなるかもしれない。
同じ「ピ~」でも、長さがちがう。
繰り返す回数もちがう。
頭のよい鳥とは聞いていたが、ここまで頭がよいとは思ってもいなかった。
そうそう昨日はこんなことがあった。
そっと箱の中をのぞいてみたら、(まだ箱が巣箱になっている)、何と、インコという鳥が、横向きになって眠っていた。
(横向きだぞ!)
右の羽を下にし、体を丸め、横向きになって眠っていた。
いろいろな鳥を見てきたが、そういう寝方をする鳥は、見たことがない。
私とワイフは、それを見て、ゲラゲラと笑った。
●名前
……ということで、まだ名前は、ない。
私、ワイフ、息子……、みな、呼び方がちがう。
私も、「ピッピ」「ジジ」「ハナ」「ボタン」「チビ」など、いろいろな呼び方をする。
もうそろそろ名前を決めなければいけないが、それが決まらない。
……たった今、「ピヨピヨ」と鳴いた。
その前は寝言(ねごと)でも言うかのように、「ピッ」とひと鳴きした。
また最近は、ときどき親鳥のように、グワグワと鳴くこともなる。
この声は、かなり大きい。
そのうち、「グアグア」という名前になるかもしれない。
●鳥類
動物実験という言葉がある。
動物を実験台に、いろいろな薬や治療方法の開発をする。
が、そういうとき使う動物といえば、ネズミやモルモットが多い。
イヌやサルを使うこともある。
しかし鳥は少ない(?)。
ほ乳類と鳥類は、それだけ大きくちがうということになるが、こと「感情」ということになると、鳥類のほうが、より人間に近いのでは?
種類にもよるのだろうが、知的能力も高い。
愛情も、こまやか。
ときどき肩の中から出てきては、私の顔の掃除までしてくれる。
●インコ様々
こうして今や我が家は、インコ様々。
インコを中心に、生活が動いている。
おととい(日曜日)も、近くのペットショップを3軒も回った。
鳥かごをどれにするかで、迷っている。
今、そのインコは、肩の外に出てきて、さかんに毛づくろいをしている。
その音が耳元で、ガサガサ、ゴソゴソと聞こえてくる。
それにしても、こうしたペットには、人の心を癒す力がある。
安心しきって、スヤスヤと眠っている姿を見ると、それだけで癒される。
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
2012年5月20日(+金環食)
【サイエンス誌を読む】
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
「日経サイエンス」(日本経済新聞出版社)を買う。
久しぶり。
日本で、トップクラスの雑誌。
売価が高いのが、残念。
1400円。
今日はとくに予定もない。
人に会う約束もない。
日曜日。
精読と決め込む。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●盲腸(P26)
パラパラとめくって、まず目についたのが「盲腸(虫垂)」。
「盲腸には、盲腸の役目がある」という。
「盲腸はそれ自体が、細菌を養っている。
その細菌が、別の細菌から人体を守っている」(要旨)と。
わかりやすく言えば、盲腸にはある種の細菌が住んでいる。
盲腸はその細菌を養っている。
腸がさらに致命的な最近に襲われたとき、盲腸の中の細菌が出動し、その致命的な細菌を攻撃する。
……ということらしい。
ナルホド!
人体に、無駄な臓器は何もない。
もし無駄なものなら、進化の過程で、とっくの昔に消えていたはず。
盲腸も、そのひとつ。
だからサイエンス誌は、こう結んでいる、
「……切除された虫垂は、人間と他の生物種との複雑な関係の象徴であり、人間の知識の乏しさの象徴でもある」と。
つまり無知が理由で、人間は、いまだに盲腸の切除手術をしている、と。
どこか回りくどい日本語なのは、英文からの翻訳によるものである。
が、それにしても、絶妙な関係ではないか。
わかるかな?
人体は、マフィア(致命的な細菌)から身を守るため、自ら用心棒(扱いやすい細菌)を養っている。
平たく言えば、そういうこと。
●超弦理論
巻頭は、「超弦理論」。
「万物のすべての力のおおもとは、9次元空間の中で振動する超微小のゴムひものようなもの」(P10)ということらしい。
話せば長くなるが、「ヒモ理論」というのは、知っている。
宇宙の始まりは、ヒモだった、と。
それをさらに発展させ、今まで説明できなかった部分を説明するのが、「超弦理論」ということになる。
名前が、すごい!
「超弦理論」!
こういうことまでわかる人間の知性に、感動。
驚く。
が、2度ほど読みなおしてみたが、まったく理解できなかった。
今夜、眠る前に、もう一度、読みなおしてみる。
ここで引き下がったら、1400円が、無駄になる。
●重力波の測定
「重力波は、ブラックホールのような大質量の物体がはげしく運動するときなどに、時空のゆがみが並みとなって四方八方に光の速さで伝わる現象」(P17)とある。
今度、巨大な装置を作り、この日本で、重力波の測定をすることになったという。
「Kagra」という。
「カルガ計画」?
「神岡鉱山の地下に、長さ3キロメートルのトンネルを直角に2本掘り、先端に鏡を取りつけたパイプ2本を組み合わせて干渉計を作る……」とある。
何やらすごいことが始まるらしい。
重力波の正体がわかれば、それを操ることができるようになるかもしれない。
そうなれば人間は、最終的には、光の速さで、宇宙を自由に飛び回ることができるようになるかもしれない。
●ララミディアの恐竜
ララミディアの恐竜(P54)もおもしろかった。
ただし私はちがった視点で、その記事を読んだ。
……先週、ぼたんインコのヒナを買ってきた。
生まれて3週間目のヒナだった。
そのヒナを見たとき、「恐竜のティラノザウルスみたい」と思った。
「ジュラシックパーク」という映画の中で、車に乗った人間を追いかけた、あの恐竜である。
が、サイエンスの中で紹介されていた、ララミディアの恐竜は、さらに似ていた。
どこからどう見ても、ぼたんインコのヒナ。
で、私の仮説。
「恐竜には、みな、羽毛が生えていた」と。
(サイエンス誌の中の恐竜は、みな、あかむけの丸裸。)
またそういうふうに考える方が、自然。
つまり羽毛があったと考える方が、自然。
なぜなら、恐竜の子孫である鳥類には、みな、羽毛がある!
羽毛といっても、哺乳類の毛のような味気ない毛ではない。
カラフルで美しい。
ぼたんインコのような羽毛。
恐竜であるなら、なおさら。
身を隠す必要がない。
また鳴き声にしても、もっと多彩であったはず。
そのつど、いろいろな鳴き方をしたはず。
知的能力も、もっと高かったはず。
●インコの知的能力
今日、たまたま行ったペットショップで、こんな光景を見かけた。
ぼたんインコの鳥かごを、手で触った子ども(小3くらい)がいた。
そのときのこと。
鳥かごの奥の方で、身動きもせず身を構えていたインコが、突然、ラッシュ。
子どものほうに向かって走った。
子どもは手を引いた。
その瞬間、何と、ぼたんインコが、何と水入れを上下にくちばしでゆすりながら、人間の子どもを威嚇した。
ものすごい音がした。
ガチャ、ガチャ、ガチャ、と。
「鳥があんなことをする」と思った直後、それを見て、私とワイフは、笑った。
で、驚いたのは、さらにつぎのこと。
今度は、私がその鳥かごに手で触れてみた。
が、私にはしなかった。
そのぼたんインコは、子どもと、おとなの私を、ちゃんと見分けていた。
見ると、ぼたんインコの鳥かごには、みな、ドアが開かないように、鍵がついていた。
小さいが、ちゃんとした鍵である。
それを見て、私とワイフは、さらに笑った。
何といっても、進化の歴史がちがう。
恐竜……そのララミディアは、白亜紀後期に生存していたという。
今から9000万年前から7000万年前。
……人間の親指の先ほどしかない脳みそで、あそこまで考えられる。
感情も、一人前。
考えてみれば、これはすごいことではないか。
「失われた大陸、ララミディアの恐竜」を読んだとき、そんなことを考えた。
●ほかに……
「脳を育む胎盤」(P73)は、さらにおもしろかった。
何と、あの胎盤にも、胎盤の役割があるというのだ。
今はまだ、未解明な部分も多いということらしいが、胎盤の働きを軽視してはいけない。
それが科学として、納得できた。
すばらしい!
……つまり、人間の臓器には、無駄なものは、何一つ、ない。
もともとは無駄だったかもしれない臓器でも、長い進化の過程で、意味をもつようになった。
「脳を育む胎盤」は、それを人間に教えている。
●人間の英知
こうした人間の英知に接すると、世の中のできごとが、みな、小さく、つまらなく見えてくる。
残念ながら私はそういう世界とは無縁の世界に生きている。
結果、私は、ちっぽけで、つまらない人間。
日々の些細事に振り回され、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、恨んだり……。
相手とする人間も、これまた小さい。
くだらない。
今日は、断続的ではあったが、サイエンス誌を読んで、1日を過ごした。
いつもながら、たいへんな内容の重い雑誌だった。
楽しかった。
Hiroshi Hayashi+++++++May. 2012++++++はやし浩司・林浩司
●5月21日、朝、山荘にて(はやし浩司 2012-05-21 金環食の朝)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
今、時刻は、午前5時21分。
もうすぐ金環食ショーが始まる。
天気予報によれば、ラッキーなことに、その時間帯だけ、この浜松市周辺は晴れるそうだ。
昨夜この山荘へ来てから、それを知った。
それまでは、「曇りだから見られない」と、あきらめていた。
さっそく、ガラス板とローソクを探し、観測用の遮光ガラスを作る。
中学生のとき、よく作った。
ローソクの炎を、ガラス板に当てると、煤(すす)で、ガラス板が黒くなる。
それで太陽を見る。
私は中学生のとき、天文部にいた。
毎日、黒点観測をしていた。
が、私は別のことを考えている。
車でそのとき、町の中を走る。
車からそのときの町の様子を、ビデオカメラに収める。
金環食そのものではなく、町の様子。
たぶん多くの人たちが通りに出て、金環食を見るだろう。
だから金環食そのものは、そうした人たちに任せておけばよい。
私は町の様子。
それを、ビデオカメラに収める。
山の中の動物たちの様子でもよい。
いろいろな動物が、あわてふためき、走り回るかもしれない……ということはないにしても、それに近い現象が起きるかもしれない。
それを、ビデオカメラに収める。
●昨日
昨日(5月20日)は、怠惰な1日だった。
朝から、調子が悪かった。
床から起きたとたん、こむら返り。
その痛さが、夕方までつづいた。
おまけに偏頭痛。
ひどい偏頭痛だった。
(偏頭痛は、薬でやがて収まったが……。)
……ということで、午前中は、家の中で寝たり、起きたり……。
原稿も、ほとんど書かなかった。
書きたいという意欲そのものが、わいてこなかった。
ときどき頭がボケたのではないかと、心配になった。
こんなことがあった。
●記銘力(脳に記憶を刻む力)
ボケると、物忘れがひどくなるという。
が、この説は正しくない。
物忘れがひどくなるのではない。
記銘力が弱くなる。
注意力が散漫になる。
つまりもとから、しっかりと、ものごとが記憶されない。
だから結果として、物忘れがひどくなったように見える。
その証拠に、ものごとを脳に記銘するとき、それをしっかりとしておけば、忘れるということはない。
大切なことは、2、3度、頭の中で反復する。
そうすれば、忘れない。
が、もうひとつ、数日前、こんなことを発見した。
●こだわり
先週、ちょうど7日前のこと。
私はショッピングセンターで、5~6個のものを、買った。
どれも家庭で使う、必需品である。
その中に、壁の補修材があった。
それを使い、割れた壁を補修するつもりだった。
が、その補修材が、どこかへ行ってしまった。
紙袋に入っていたはず。
小さなものだから、ワイフがゴミとして捨ててしまったかもしれない。
で、ワイフに聞くと、「教室へもっていったんじゃない?」と。
しかし私には、その記憶がない。
で、何度も部屋のあちこちを探した。
引き出しの中も探した。
が、なかった。
……ということで、この1週間、心のどこかでその補修材のことばかりを考えていた。
脳の内側に、ペタリと張りついたような状態になっていた。
で、1週間が過ぎた。
おもしろい現象が起きた。
私は補修材のことばかり気にしていた。
その反作用と言うべきか、その分だけ、ほかに何を買ったか、今、思い出せない。
補修材のほかに、あと4~5個、何かを買ったはず。
それが思い出せない。
つまり私は補修材にこだわることによって、ほかの記憶が消えてしまった。
ほかに何を買ったか、忘れてしまった。
●穴のあいたバケツ
こういった現象は、老人を観察していると、よくわかる。
中に、こだわりの強い老人がいる。
ある特定のことだけは、しっかりと覚えている。
しかしそのほかのことは、そうでない。
どんどんと忘れていく。
全体として、ボケていく。
そういう老人は、多い。
言い換えると、ものごとにこだわるのは、よくない。
こだわっている部分については、記憶に強く残る。
しかし、そのほかのことは忘れていく。
忘れながら、忘れていくこと自体に、気がつかない。
たとえばわかりやすい例として、新しい知識がある。
冒頭で、「日経サイエンス」の中の記事について、書いた。
盲腸や、超弦理論について書いた。
このときもし、私がある特定のことがらについて、強いこだわりをもっていたとすると、そればかりに気を取られるはず。
新しい知識をせっかく吸収しても、その(こだわり)のため、脳に刻まれなくなる。
つまり忘れていく。
そうでなくても、50歳を過ぎると、脳みそ全体が、穴のあいたバケツのようになる。
知識や知恵、身についた技術ですら、どんどんとどこかへ流れ消えていく。
英語の単語を例にあげるまでもない。
50歳を過ぎると、新しい英語の単語を覚えるのに、苦労する。
若いころの何倍もの努力とエネルギーが必要となる。
●人とのこだわり
知識や知恵、技術だけではない。
心も、そうだ。
たとえばある特定の人にこだわっていたりすると、心の流れが、よどんでくる。
ばあいによっては、腐ってくる。
だからそういう人は、心の中に、置かないほうがよい。
わかりやすく言えば、忘れる。
私も少し前のある時期、ある人に、強いこだわりをもっていた。
実に狡猾(こうかつ)な人だった。
慇懃無礼(いんぎんぶれい)というか、常識に欠ける人だった。
若いころなら、その家に乗り込んでいって、ぶん殴っていただろう。
で、心に決めた。
「義絶する」と。
「義絶」というのは、古い言葉。
「断絶する」という意味。
一切の関係を切ることをいう。
で、義絶した。
メールが来ても、即、削除。
そのあと、フィルターをかけた。
年賀状も、文面を読む前に、ゴミ箱へ。
電話は、受信拒否に設定。
とたん、心の流れが、よくなった。
サラサラと流れるようになった。
……今の私には、余分な時間は、もうない。
くだらない人とつきあう時間はない。
くだらない過去を引きずる時間はない。
(こだわり)というときには、そういう意味も含まれる。
●ゲーム脳
このことは、脳科学の世界でも証明されつつある。
たとえば「ゲーム脳」。
ゲームばかりしていると、脳のある特定の部分は、活発に働く。
が、それ以外の部分は、休止状態になる。
これを長い間つづけていると、脳みそ全体が変調してくる。
最近の研究では、感情の動きが鈍磨し、平坦化するということまでわかっている。
つまり脳みそというのは、全体を、まんべんなく、平均的に使うのがよい。
……という意味で、(こだわり)は、脳みその健康の大敵ということになる。
そうでなくても、(こだわり)は、うつ病の主症状にもなっている。
うつ病イコール、こだわり。
こだわりイコール、うつ病。
気をつけよう。
●時刻は午前6時半
今、時刻は午前6時半。
あたりが、何となく暗くなってきた。
「食」は、すでに始まっているらしい。
まだ外に出ていないのでよくわからないが、報道によれば、午前6時ごろから始まっているという。
午前7時半に、金環食。
そろそろ帰り支度をし、ビデオ撮影の準備をしなければならない。
町の様子をビデオに収めながら、帰宅。
……ということで、今朝の日記は、ここまで。
2012/05/21
(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 幼児教室 育児 教育論 Japan はやし浩司 金環食 2012ー05-21)
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