2012年10月21日日曜日
今週のBW教室byはやし浩司より(2012年10月3週目)
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子育て最前線の育児論byはやし浩司 2012年 10月 22日
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メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに
選ばれました!
【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(おわび)
しばらく特集「古代文明をつなぐ謎の点と線」がつづきます。
現在、この問題について燃えています。
興味のある方は……
(Page1)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page027.html#謎の古代文明
(Page2)
http://bwaiueo4.ninja-web.net/page028.html
へおいでください。
ロマンの世界を楽しんでいただけます。
Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【BW教室byはやし浩司】(10月3週目)
○年長児クラス(幼児と笑おう!)
○年中児クラス
○小学2年生クラス」(B)お金儲けごっこ(=経済学入門)
○小学3年生クラス(テスト風景)
Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
○想像以上の被害(2012/10/20記)
36%と聞いていたが、直近の調査(2012年8月)によれば、その数字は、43%にはねあがった。
福島県下の子どもたちの甲状腺異常は、現在、深刻な状況にある。
原発との因果関係は否定されているが、すでに甲状腺ガン、白血病を発症した子どももいるという。
この先、この数字があがることはあっても、さがることはない。
が、もちろんこの問題は福島県の子どもたちだけの問題ではない。
周辺の各県はもちろん、やがては、東京に住む子どもたちにも影響が出始めると言われている。
この浜松とて、あぶない。
外食産業を中心に、放射能に汚染された食品が、どんどんと流れ込んでいる。
これは風評でもなんでもない。
ウソだと思うなら、ホテルでも旅館でもよい。
近くのファーストフードの店でもよい。
こう聞いてみたらよい。
「ここではどこのお米を使っていますか」と。
たいてい東北地方の米を使っている。
が、産地を言う業者は、まだ良心的なほう。
中には、「国産米です」と言って、逃げてしまう業者も多い。
あのね、みなさん、役人の検査を信用してはいけない。
「ブレンド米」といって、汚染米とそうでない米を混ぜ、放射線量を低く見せかける方法が横行している。
去年、汚染シイタケについて、「(調理するとき)、水で薄めて食べるから、問題ない」(I市役人)と答えていた、どこかのアホ(失礼!)がいた。
いくら水で薄めても、その水ごと食べるのだから、体内に取り込まれる放射性物質の量は同じ。
こういうニュースを聞くたびに、言いようのない無力感に襲われる。
今年(2012)の3月に書いた原稿を、そのまま紹介する。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
【日本の危機】(はやし浩司 2012ー03-20)
●日本人のモラル
【福島原発事故】(日本人のモラル)
●大江健三郎氏の「40年」
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
大江健三郎氏は、こう述べた(フランス、「サロン・ド・リーブル」での講演)。
『……私は原爆は、すでに終わった歴史だと思っていたが、被爆の問題は終わっていなかった。
今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』(中日新聞・2012年3月19日)と。
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
●チェルノブイリと福島
「40年」という数字はともかくも、私も、大江健三郎氏の意見に、まったく同感。
そのことは、チェルノブイリの現状を見れば、わかる。
放射性物質にさらされることにより、急性症状が発症する。
が、それよりも恐ろしいのは、「長い潜伏期間中にじわじわと体がむしばまれる、晩発性影響である」(「原発事故」宝島社)。
その症状は、「被爆後数か月か、数年後か、あるいは数十年後かに障害が出る」(同書)と。
遺伝的影響も無視できない。
遺伝的影響は、(1)遺伝子突然変異と、(2)染色体突然変位に、分類される。
そのチェルノブイリで、症状が顕在化し始めたのは、2年後から5年後。
10年後にピークを迎えたという(同書)。
30年近くたった今も、その被害は進行中。
そのとき子どもだった人たちが影響を受け、その被害が、そのまた子どもたちに現れている。
2012年3月20日現在、あの3・11大震災、それにつづく原発事故から、まだ1年しかたっていない。
にもかかわらず、原発事故汚染地帯では、あちこちで早々と安全宣言がなされ、観光客の誘致運動も始まっている。
ノー天気というか、バカげている!
たとえば、南相馬市。
「……南相馬市は、原発から20キロ圏内の(警戒区域)と被爆放射線量が年間20ミリシーベルトに達する恐れのある(計画的避難区域)の、計1万3200人が、強制的に避難させられた。
中心部の20~30キロ圏内は、年間3ミリシーベルトと低く、住んでも問題ないとされ、いずれの区域にも指定されていない。
それでも市の中心部の住民1万3000人あまりは、市外で自主避難をつづけている。
市の人口は、福島事故前の7万1000人から、4万3000人と、3万人近く減った」(中日新聞、3月20日)と。
同日の中日新聞は、市内に店を構える、ある玩具商を紹介している。
その玩具商は、こうこぼしたという。
「商売になんねえ」と。
「子どもたちがいないから、玩具を買ってくれる子どももいない」と。
あのチェルノブイリでは、「本州の(日本の)6割分が汚染された」(同書、P54)という。
半径にして、600キロ。
(福島第一原発から、東京までが約200キロ、浜松市までが420キロ。)
南相馬市では、20~30キロが、基準になっている(?)。
たったの20~30キロ!
●「ウッソー」
先日も、ある中学生がこう言った。
「福島第一原発事故は、まだ何も片づいていないよ」と、私が言うと、「ウッソー(浜松市の方言)」と。
その中学生は、福島第一原発事故は、すでに片づいたものと思い込んでいた。
私「被害が出てくるのは、これからだよ」
中「被害者は、だれもいないわよ」
私「あのね、100万キロワットの原発1機で、年間、広島型原発の約2800発分もの放射性物質を作りだすというよ(瀬尾試算)」
中「……」
私「それが4機……とくに警戒しなければならないのが、4号機。4号機は、プルトニウムを使っていた。それに4号機のプールの中には、4機分全部を集めた分に匹敵する、燃料棒が貯蔵されている。もし4号機のプールが破損したり、倒壊するようなことにでもなれば、この浜松市あたりまで、人は住めなくなるんだよ」と。
この先、何が起こるかわからない。
あれほどの津波は、しばらくはないとしても、福島第一原発の地下には、活断層が何本も走っている。
それが地震を引き起こせば、さらに被害が拡大する。
4号機のプールが破損し、水が抜けただけでも、大惨事を招く。
人が近づくことすら、できなくなる。
半径、100キロとか200キロにも、人が近づけなくなる。
そうなったとき、近くにある福島第二原発や、女川原発、さらには、東海村にある原子炉はどうなるのか。
想像するだけでも、背筋が凍る。
●『今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』
大江健三郎氏は、こう言っている。
『今、福島で起こっていることは、40年後に顕在化する』と。
つまり被爆被害は、40年後に顕在化する、と。
だったら、少なくとも、ここ10年は、様子を見るべきではないのか。
10年後に、被爆による影響がないとわかった段階で、各地にある原子炉の再開を始めればよい。
が、まだその最中の、これから先、どうなるかわからないような状況の中で、各地の原子炉を再開するなどということは、どう考えても常識をはずれている。
なお、大江健三郎氏は、こうも述べている。
『日本人は、危機を認め、根本的なモラルを持たなければならない』(中日新聞)と。
(1)危機を認める
(2)根本的なモラルを持つ、と。
●危機とモラル
ある友人は、こう言った。
浜松市内で、外科医をしている。
私の教え子でもある。
いわく、「私はね、(福島原発の)あの爆発を見たとき、ああ、これで日本は終わったと思いましたよ」と。
大江健三郎氏がいう、「危機を認める」というのは、それを言う。
が、今のようなモラルでは、その危機を乗り越えることはできない。
ただ、あがくだけ。
もがくだけ。
政府はウソにウソを塗り重ね、一方、国民は、耳障りのよい意見だけを鵜呑みにする。
その相互姿勢は、現在の北朝鮮と、どこもちがわない。
だから大江健三郎氏は、「根本的なモラルをもて」と。
が、新聞では、これ以上の報道はしていない。
これ以上のことは、わからない。
大江健三郎氏が言う、「根本的なモラル」とは、何か。
私流に解釈すれば、資本主義的な物欲文明から決別し、別の価値観を見出すということになる。
大きなテーマだけを与えられたようで、では、どうすればよいのか、今の私にはわからない。
近く大江健三郎氏の意見が、雑誌などに載るだろうから、それを読んだあと、また私なりに考えてみたい。
なおここに書いた友人の外科医は、現在、浜松市と沖縄の間を、頻繁に行き来している。
「沖縄には仕事がある」と言っている。
この春休みも、沖縄で過ごしている。
家族ともども、近く、移住を考えているようだ。
なお、最後に一言。
数日前、こんな記事が報道された。
「福島産の米は、老人ホームなどで、使ってもらう」と。
若い人たちにすれば、老人ホームにいる老人は、そういう人たちに見えるかもしれない。
しかしその老人に近い、私は、この記事を読んで、ゾッとした。
なぜゾッとしたかについては、あえて説明しない。
私は、こういうことを平気で言う日本人、あるいは日本という国に、心底、失望した。
大江健三郎氏が言うところの、根本的なモラルそのものが、狂っている。
(以上、2012年3月記)
Hiroshi Hayashi+++++++March. 2012++++++はやし浩司・林浩司
○『謎の点と線』
話題を変えよう。
……と書いても、明るい話はあまりない。
(楽しい話は、いくつかあるが……。)
最近は、もっぱら、『古代文明をつなぐ謎の点と線』に没頭している。
昨日は、エジプトのEdfu(イードフ、エドフ、Edfou)について調べた。
広場に描かれた模様(実際には歩道)に、興味をもった。
が、結局、謎は解けなかった。
理由がある。
約3分の1が、土でおおわれていること。
さらにEdfu神殿の周囲には、もっと多くの遺跡が残っているはずだが、それが都市化で埋もれてしまっていること。
つまり謎を解くには、あまりにも情報が少ない。
(多分に弁解がましいが……。)
ここにその模様(図形)を載せておく。
興味のある人は、どうか謎解きに挑戦してみてほしい。
「この模様は何か?」と、考えてみてほしい。
私は昨日制作したビデオの中で、こう書いた。
「これは古代文明のパイロットたちが使った空港ではないか」と。
ヘリポートに似ているから、そう書いた。
が、それだけでは説明できない、不思議な部分もある。
その第一、合理的にできていない。
3組の平行線と曲線が複雑にからみあっている。
ところどころに、理解しがたい標識のようなものが置いてある、など。
で、ビデオは1日1作と決めている。
かなり荒っぽいやり方だが、そういう形で自分にノルマを課している。
この世界で、こんなことを書いているのは私だけ。
仲間もいない。
発表する場もない。
まったくの天涯孤独。
だから1日1作。
○異星人との共存
で、今朝(10月20日)は、その続編を書いてみたい。
題して『異星人との共存』。
Edfuの壁には、人間と異星人との交流の様が、描かれている。
頭の長い異星人、鳥の顔をした異星人、それにライオンの頭をもつ異星人など。
もちろん人間もいる。
そうした人たちが、楽しそうに、仲よく手をつないで踊っている。
言うまでもなく、こうした絵は、空想だけで描けるものではない。
また空想だけでは、「岩の壁に彫ってまで……」というエネルギーはわいてこない。
現実に、そういう異星人がいた。
強烈な印象を、人間に残した。
だから当時の人たちは、彫刻にして残した。
が、これらの写真を見ていると、どうもそれだけではないようだ。
つまりこれらの絵には、もっと別の意味が隠されている。
人間社会を参考に、考えてみればよい。
……たとえばどこかの国の王が、別の国の王を迎えたとする。
そのとき迎えるほうの王は、友好のシンボルとして、様々な趣向をこらすにちがいない。
相手の国の王が喜ぶように、だ。
つまりこうした絵(彫刻)は、その趣向のひとつ。
異星人を喜ばすため、あるいは安心させるために描かれた。
「私たちは、あなたの敵ではありませんよ」と。
常識的に考えれば、そうなる。
○新たなる謎
で、またここで新たなる謎にぶつかる。
Edfuには、ここにも書いたように、頭だけが鳥の、鳥人間の絵が描かれている。
体や手足は、人間である。
一方、Edfuのあちこちには、鳥の彫像が置いてある。
こちらのほうは、羽のはえた鳥そのもの。
足のようはよくわからないが、手はない。
羽である。
カラスの顔にも似ている。
で、問題はその彫像。
だれが何のために置いたか。
Edfuの王か?
答は「No!」。
いくら人間がサルから進化したとしても、自分の城の前に、サルの銅像は置かない。
いくらここは人間の城ということを強調したくても、置かない。
では、客人のためか?
答は「No!」。
反対の立場で考えてみれば、それがわかる。
あなたは鳥人間。
そのあなたが人間の城に招かれた。
そのときその城の前に、ゴリラの銅像が置かれていたら……。
あなたはそれを喜ぶ前に、怒り出すだろう。
「バカにするな!」と。
鳥の彫像というのは、どう考えても、矛盾する。
なぜそんな銅像を造ったか。
またそれをEdfu神殿の前に置いたか。
考えれば考えるほど、謎は深まる。
解釈の仕方はいろいろあるだろう。
中には「はやし浩司の常識は、おかしい」と思っている人もいるはず。
が、今回でビデオも74号を超えた(実際にはすでに、90作以上)。
視点を少し変え、『謎の点と線』に迫ってみたい。
Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
【10月20日・雑感】日記(75 Mystery of Edfu エドフ神殿の謎)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
○Who was the king of Edfu Temple and who was the man in the middle of people. There are 5 kinds of people on the walls in Edfu, Bird Men, Long-Head Men, Anmal men, humans and Big Head men. The Big Head Man seems to be an alien.
エドフ神殿の壁画には、5種類の人が描かれている。鳥人間、長頭人間、ふつうの人間、獣人間、それに頭が大きい異星人らしき人。だれが王なのか。また頭の大きな人は、だれなのか。エドフの謎について、私なりの方法でアプローチしてみる。
http://youtu.be/xBsFBFT1PUo
(Edfu Edfou エドフ エドフ神殿 謎のエドフ Mystery of Edfu Bird Man Long-head man animal man mystery of aliens Mysteries of ancient civilizations 古代文明の謎 謎の古代文明 はやし浩司 Hiroshi Hayashi Hamamatsu Japan 謎の点と線 古代文明をつなぐ謎の点と線 The Temple of Edfu Edfu Temple 異星人の顔 異星人の姿 Mystery of Egypt エジプト文明の謎 はやし浩司 Hiroshi Hayashi 謎のエドフ神殿)
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
○風評被害
風評被害とは言うが、風評がいちばん正しかった。
今にして思うとそうなる。
というか、むしろ、現実は、それ以上にきびしい。
風評以上の被害が広がりつつある。
この浜松市。
福島第一原発から、420キロ離れている。
で、おととい小雨降ったので、そのあと久しぶりに放射線測定をしてみた。
場所は自宅の庭先。
浜松市内から10キロほど、西(名古屋より)のところ。
そんなところでも、1時間当たり、0・25~0・21μシーベルトを観測した。
(約1メートルの高さで、0・12~0・15。
地面すれすれで、上記の値。)
通常……というか、数か月前の、0・05~0・06μシーベルトの、約4倍以上。
これには驚いた。
で、ついでに散歩もかね、測定器で道路沿いのあちこちを測定してみた。
数値は、ほぼ同じだった。
つまり今、全国で放射能汚染は、確実に進行している。
●Edfu寺院
今日は、土曜日。
何かと忙しかった。
で、夕方になってやっと時間ができた。
昨日につづいて、Edfuについて調べた。
……そのEdfuの壁画には、3種類の「人」が描かれている。
鳥人間、長頭人間、それに私たち人間と同じ、人間。
(獣人間、異星人らしき大きな頭の人間を含めると、5種類。)
で、その壁画を調べてみると、上下関係があるのがわかる。
(長い話を省略。)
結果、鳥人間が最上位、つまり「王」とわかった。
Edfuの各所に、鳥(カラス?)の銅像が飾ってあるのは、そのためか。
「鳥」がEdfuのシンボルになっている。
で、そこへある日、異星人がやってきた(?)。
それを思わせる壁画も残っている。
興味のある人は、つぎの動画を見てほしい。
○鳥人間
しかし鳥人間が王というのは、おもしろい。
頭が鳥、体が人間。
遺伝子操作か何かで、人工的に作られた人間らしい。
が、矛盾だらけ。
鳥のクチバシでは、人間が食べるような食物を食べることはできない。
鳥の頭では、声帯がちがうから、人間の言葉を話すことができない。
また頭だけに羽が生えているというのもどうか。
夏の暑い日でも、すっぽりと帽子をかぶったような状態になる。
さぞかし蒸し暑いことだろう。
目にしても、左右、両側についているから、人間と同じように行動するというのも、むずかしいのでは。
その銅像を見ながら、いろいろ考える。
考えながら、空想の世界を楽しむ。
○3位
つぎに上位なのは、長頭人間。
頭が2倍ほど長く、上に伸びている。
鼻は低く、耳が人間より、高い位置にある(?)。
いつも長い帽子で、頭を隠している(?)。
ともかくも頭が細長い。
で、人間は、順位からすれば第3位。
あちこちで人間の男女が、鳥人間に仕えている
ほかに獣の顔をした人間もいるが、比較できるほど多くない。
ともかくも古代文明の世界では、人間の地位は何かにつけ、低かったようだ。
異星人の奴隷だったという説もある。
○DVD
夕方になって、山荘へやってきた。
来る途中、ワイフは、DVDを2本借りた。
いつもの行動、いつものパターン。
「明日の朝は、1時間ほど歩くよ」と私。
「フ~ン」とワイフ。
山荘から帰るとき、私の方が先に出る。
たいてい30~40分ほど。
あとからワイフが車で追いかけてくる。
途中で、拾ってもらう。
「1時間」というのは、それをいう。
……若い人は健康のために、歩く。
老人組は、自分の命のために、歩く。
悲壮感が、そこに漂う。
その悲壮感を振り払いながら、歩く。
○山荘
山荘につくと、秋の落ち葉が一面に散らかっていた。
「燃やそうか」と思ったが、やめた。
空気が乾燥していた。
で、そのまま家の中に。
食品を並べ、DVDをセットする。
……書き忘れたが、数日前、岐阜の従弟(いとこ)が、アユを10匹、送ってくれた。
昼食に3匹、焼いて食べた。
で、そのあと雄踏町のうなぎ屋へ。
このあたりでは「白焼き」という。
うなぎを一度蒸し、そのあと半焼きにする。
一方、岐阜のほうでは、蒸さないでそのまま焼く。
好き好きだが、私は岐阜の焼き方のほうが、好き。
固くて、歯ごたえがある。
従弟に、特大ジャンボというのを何匹か、送る。
「いつも食べているだろうな」という不安が、ふと脳裏を横切る。
従弟は、そのあたりでも名を知られた釣り師。
川うなぎも食べているにちがいない。
だから店を出るとき、オホーツク海で採れた甘海老を1箱、つけ足した。
ウナギと甘海老。
それを見て、ワイフがこう言った。
「豪華な取り合わせね」と。
○福島の子どもたち
実のところ「36%」という数字を知ってから、どうも気分が晴れない。
それが直近の8月の調査では、「43%」になった。
この数か月、ネットでは、ほとんどニュースを読んでいない。
新聞とテレビだけ。
新聞やテレビでは、こうしたニュースを流さない。
毎日、反原発のデモが起きていることすら、流さない。
以前の私なら、先頭に立ってものを書いていた。
その私が、この数か月、黙ったまま。
福島県の子どもたちが、そんな状態になっているとは、夢にも思わなかった。
……どこかのアホ教授は、こう言っている。
「放射線による障害は、チェルノブイリでは、2年たってから出た。
まだ2年以内だから、原発事故とは関係ない」、
「検査機器の進歩により、従来は発見できなかった障害も見つかるようになった。
だから数値が高くなっただけ」と。
さらに「ほかの(放射能とは無縁の)地域との比較ができないから、放射線によるものとは断定できない」とも。
あのね、子どもの世界では、『疑わしきは罰する』が、大原則なの。
先手、先手で守って、はじめて子どもの世界を守ることができるの。
「証拠がないから無罪」という論理は、子どもの世界では通用しない。
○自殺した新聞社
本来ならこうしたニュースは、新聞社が率先して報道しなければならない。
しかし新聞社のしていることは、まさに大本営発表を、そのまま記事にしているだけ。
たとえば先日も、福島県での米の検査について書かれていた(C新聞)。
談話として、検査員の言葉が紹介されていた。
いわく、「全国のみなさんに、安心して食べてもらえるよう、全量すべてを検査しています」と。
しかし本当に検査をしているのか。
検査をすり抜けている米はないのか。
福島県はそれでよいとしても、茨城県産の米はどうなのか。
そのあたりまで踏み込んで取材して、はじめて報道。
毎日載っている記事は、当たり障りのない、ホンワカ記事。
どうでもよいようなホンワカ記事。
これでは(事実)は伝わってこない。
私もごく最近まで、「36%」という数字を知らなかった。
「43%」という数字については、さらに知らなかった。
今、福島県の子どもたちの間では、たいへんなことが起きている。
そう、日本の新聞社は、自殺した。
○午後10時
ところで冒頭の話。
風評被害。
このあたりで、「どこのお米を使っていますか」と聞くと、たいていみな、いやな顔をする。
ホテルや旅館では、一応、にこやか雰囲気で応対してくれる。
しかし小さな飲食店ではそうはいかない。
露骨にいやな顔をして見せる。
しかしそんな(いやな顔)も、長くはつづかない。
被害がやがて浜松にも及ぶようになったとき、彼らはきっとこう言うにちがいない。
「私がまちがっていた」と。
……こんな話も、どこかのBLOGに載っていた。
あの福島県のS市で、事故後イチ早く避難した人たちがいた。
そういう人たちを指して、周辺の人たちの中には、避難した人たちを非難する人がいたという。
「卑怯者」と。
「被災地の人たちを見捨て、逃げた」と言われたという。
中には「裏切り者」と言われた人もいたという。
が、今、その空気は一変した。
自分の子どもに甲状腺異常が見つかり、「自分たちも早く、逃げるべきだった」と。
みながそう言いだした。
……わかるかな?
この虚しさ。
やるせなさ。
それがやがてこの浜松にまで、押し寄せてくる。
今の今も、福島第一原発の放射能は、たれ流されたまま。
冒頭にあげた数値が、それを示している。
……米の産地を聞かれ、いやな顔をする飲食店の人たち。
今回の事故も、また「43%」という数字も、こうした人たちによって作られた。
みなが、どこかで小ずるく手を抜く。
ごまかす。
それが積もり積もって、事故を起こし、「43%」という数字を引き出す。
○40年後
大江健三郎氏が言っているように、この結果は、40年後に出る。
40年後だぞ!
現に今、事故から30年近くもたったチェルノブイリでは、症状は次世代の子どもたちにも現れている。
報道を垣間見ただけなので、詳しくはわからないが、その病院では10代の子どもたちが、ズラリとベッドを並べて寝ていた。
なおあるBLOGでは、福島第一原発から放たれた放射能は、チェルノブイリの2000倍と書いてあった。
どこかの大学教授のBLOGである。
大半が海側(太平洋側)に流れたからよかった。
しかしあのとき、風向きが南を向いていたら……。
西を向いていたら……。
東京はもちろん、名古屋だって、危なかった。
そういう事実を知ったら、いつかあの店員たちも反省するだろう。
「私たちはあまりにも無知だった」と。
○無責任
公務員世界というのは、組織と情報だけで成り立っている。
中身は、何もない。
だからこういう事態になっても、だれも責任を取らない。
その前に、だれも責任を感じない。
あの東京電力にしても、当初はこう言っていた。
「私たちは経産省の指導どおりしているだけです」と。
「だから私たちには、責任はない」と。
公務員という種族は、いかに責任を回避するか。
常にそれだけを考えている。
管轄外のことは何もしない。
そのくせ、自分たちの権益が侵されそうになると、猛烈に反発する。
こうした公務員世界の特殊性を、「悪魔性」と表現した人もいる。
今回の原発事故を見ていると、それがよくわかる。
連日、文科省前では、抗議のデモがつづいている。
しかしだれも責任を取らない。
責任があると感じている人もいない。
あのね、戦時中、先頭に立ち軍国主義を推し進めたのが、当時の文部省。
その日本は敗戦。
しかしあの文部省について言えば、戦後、責任を取った人はだれもいない。
クビになった人もいない。
アジアだけで、300万人の日本人が死んだ。
その日本人は、300万人の外国人を殺している。
これを「悪魔性」と言わずして、何と言う?
○寝損なう
11時ごろ風呂に入った。
そのあとお茶を一杯飲んで、床に入った。
が、そこでいつもの寝損ない。
しばらく暗闇の中で、あれこれ考えていたら、頭が冴えてしまった。
そこで起きあがる。
となりの和室へ入る。
電気をつける。
パソコンを開く。
立ち上げる。
で、こうして文章を書き始める。
……かすかな眠気は覚える。
しかしこうしてキーボードを叩いているほうが、楽しい。
私は眠くなったら、眠る。
無理して、眠ることはない。
万事、自然体。
それが私の生き様のモットーにも、なっている。
○携帯端末機
居間でパソコンを開いているときのこと。
パソコンに接続してあった、携帯端末機が見当たらない。
で、あちこちを探す。
が、それでもない。
車の中もさがした。
庭から駐車場も探した。
が、ない!
がさがさと動き回っていたら、ワイフが起きてきて、「どうしたの?」と。
「携帯端末がない」と答えると、すぐ私のカバンの中を探した。
それはそこにあった。
カバンの中に別の小さなポケットがあり、そこに入っていた。
私「なんだ、こんなところに!」
ワ「ここをちゃんと探したの?」
私「いちばん最初に探した。たしかにそこへ入れた記憶がある」と。
あるべきところにそれがない。
パソコンからはずすと、まっ先にそのカバンに入れたはず。
そのカバンの中にない。
私はその瞬間、軽いパニック状態になった。
自分の脳みそが信じられないというのは、まさに恐怖。
落ち着いてものを探す、心の余裕を失ってしまった。
が、携帯端末機は、そこにあった。
よかった。
と、同時に、自分の記憶力が信じられなくなった。
いよいよ私もボケ始めた。
そんな印象をもった。
○パソコン
寝る前までは、ダイナブック(TOSHIBA)のR631を使っていた。
今は、R542。
ともにウルトラブック。
こうして私は平等に、パソコンをかわいがっている。
名前もつけている。
R631は、「ウル子」(ウルトラブックだから「ウル子」)。
R542は、「長子」(横にワイドだから、「長子」)。
そんな話を先ほどワイフにすると、ワイフは、こう言った。
「ビョーキ(病気)ね」と。
自分でもそれがよくわかっている。
私は、ビョーキ。
近くWINDOW8搭載機が発売になる。
楽しみ。
私の新しい恋人。
わくわくしている。
○風邪
実のところ、この数日間、どこか風邪ぽい。
熱があるわけではない。
症状もひどくない。
多少、のどが痛い。
胃も荒れている。
その程度。
が、どこか風邪ぽい。
昨日は一日中、軽い頭痛を覚えた。
こういうときは葛根湯と決めている。
あとはビタミンC(アスコルビン酸)を、大さじ2~3杯、飲む。
それでたいてい、治る。
が、今夜はその葛根湯も、アスコルビン酸もない。
体力が落ちているから、気をつけよう。
○ジャズ・フェスティバル
オーストラリアの友人が、今月末、別々のルートで、浜松へ来る。
私の誕生日に、浜松で合流する。
それについて、1人の友人が、チケットを買っておいてほしい、と。
どこでどう調べたのか、その日、浜松市内で、ジャズコンサート(浜松ジャズ・フェスティバル)があるという。
私でも知らないようなことを、オーストラリア人が知っている。
それに驚いた。
で、いつものチケットセンターへ行くと、「こちらでは取り扱っていません」とのこと。
しかたないので、明日、直接会場(アクト・シティ)まで行き、問い合わせてみる。
○日本論
静かな夜だ。
虫の声も消えた。
ワイフは「フクロウの声を聞いた」と言ったが、私には聞こえなかった。
風邪気味のときは、聴力がぐんと落ちる。
耳がふさがったような状態になる。
で、日本論。
先日、こんな記事を読んで、心底、さみしくなった。
なんでも日本を代表するP社が、液晶テレビの自社生産をあきらめたという。
その代わり、韓国から液晶テレビを輸入し、それにP社のブランド名をつけて売る、と。
ついにと言うべきか。
とうとうと言うべきか。
日本のモノづくりは、ここまで落ちている。
で、それを心配して、ワイフがこう聞いた。
「日本はどうなるの?」と。
で、現在日本は、言うなればサラ金国家として、世界に君臨している。
この日本がかろうじて元気なのは、利息が入ってくるから。
貿易収支が赤字でも、資本収支は黒字。
それが今の日本を支えている。
私「今、しばらくはだいじょうぶだろうね」
ワ「……」
私「が、この先は、わからない。
日本の国債の金利が少しでもあがったら、万事休す。
金利がたった1%でもあがったら、日本の地方銀行は、総崩れになる」と。
今、それが危惧され始めている。
日本の銀行、とくに地方銀行は、本来なら投資に向けるべきお金で、長期国債を買っている。
その分だけ、金利が上昇したら、損失額も大きくなる。
いっぱしの経済学者のようなことを書いて、ごめん。
しかしこの程度のことは、常識。
○10月21日
少し前、日にちは変わって、10月21日になった。
日曜日。
とくに予定は、なし。
本当は昨日(10月20日)、恵那山へ行くつもりで予定を立てていた。
天照大神の生まれ故郷を、調べてみようと思った。
が、あいにくと、よい旅館がとれなかった。
秋の行楽シーズンに入った。
『謎の点と線』で書いたように、恵那山と仁徳陵(大仙陵)、それに九州の高千穂(岩戸)を、真一直線でつながっている。
「偶然」と思う人もいるかもしれない。
しかしほかにも理由がある。
(長い話になるので、省略。)
ともかくも、それで一度、恵那山を調べてみたいという気持ちになった。
あの山には、何かがある。
○就寝
先ほどから、眠気が急に増してきた。
そろそろ就寝タイム。
山荘へ来る途中、「人気マジックのタネ、ぜんぶバラします」という本を買った。
2、3、タネ明かしを読んでみた。
おもしろそう。
今度、生徒たちに手品をしてみせてやろう。
おもしろそう。
プラス、楽しみ。
世の中、いろいろあるが、とにかく私たちは生きていくしかない。
『明日のないことを嘆くな。今日まで生きてきたことを感謝せよ』(法句経)と。
釈迦の言葉をかみしめながら、このまま就寝。
おやすみ!
Hiroshi Hayashi+++++++Oct. 2012++++++はやし浩司・林浩司
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